JPH0577498A - プリンタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 データのアドレス、データ長及び個別データ
であるか共有データであるかを識別する識別子が格納さ
れているテーブルメモリを用いて複数箇所において使用
されている共通データのプリンタ出力に関しては共有デ
ータメモリにアクセスし出力をおこなう。 【効果】 複数箇所にわたって内容の共通する部分につ
いては同一メモリを参照することにより、プリンタ装置
内のバッファメモリを有効的に利用できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はバッファメモリを有する
プリンタ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、バッファメモリを有するプリンタ
装置においては、出力される順に送信手段より送信され
た内容を出力バッファに格納し、格納された内容を順に
読み出し、打ちだしていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記従来技術によるプ
リンタ装置では、同一内容の搭載されたデータメモリの
部分が送信手段より複数回送信され、バッファメモリに
書き込まれることもある。

【０００４】上記のような方法では、同一内容を複数回
送信するというロスが生まれる。そしてバッファメモリ
の内部に同一データが格納されることもあり、特に同一
内容を多数回連続送信する場合には、バッファメモリが
いっぱいになるという問題点を生じていた。

【０００５】本発明は上記問題点に鑑み、複数箇所にわ
たって内容の共通する部分については同一メモリを参照
することにより、プリンタ装置内のバッファメモリを有
効的に利用できるようにしたプリンタ装置に関するもの
である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明のプリンタ装置は、共有データ格納メモリ
と、個別データ格納メモリと、データ管理テーブルメモ
リと、受信した共有データ、個別データ及びデータ管理
情報を、それぞれ前記共有データ格納メモリ、前記個別
データ格納メモリ及び前記データ管理テーブルメモリに
記憶させるデータ書込手段と、前記データ管理テーブル
メモリに書き込まれたデータ管理情報に基づいて共有デ
ータ格納メモリ、個別データ格納メモリからデータを読
み出すデータ読出手段と、読み出されたデータ情報を打
ち出すデータ打出手段とを備えた構成をとっている。

【０００７】

【作用】本発明では上記した構成によって情報内容が複
数箇所において同一である部分は共有データメモリを、
情報内容が異なる部分は個別データメモリを利用するこ
とにより、従来に比べて少ないバッファメモリの容量で
プリンタ出力対応できることとなる。

【０００８】

【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。

【０００９】図１は本発明のプリンタ装置の一実施例を
示す機能ブロック図である。データ送信部１１０におけ
るメモリ領域は、共有データを格納する第一の共有デー
タ格納メモリ１１１と、個別データを格納する第一の個
別データ格納メモリ１１２と、前記データのアドレス、
データ長及び共有データであるか個別データであるかを
識別する識別子よりなるデータ管理情報を格納する第一
のデータ管理テーブルメモリ１１３とで構成されてい
る。第一の共有データ格納メモリ１１１、第一の個別デ
ータ格納メモリ１１２、第一のデータ管理テーブルメモ
リ１１３へのデータ記憶のやり方としては、たとえば、
編集時に複写された部分を共有データとして第一の共有
データ格納メモリ１１１に、それ以外の部分を個別デー
タとして第一の個別データ格納メモリ１１２に記憶させ
るとともに、どのデータが共有データであり、どのデー
タが個別データであるかの情報を、データの格納されて
いるアドレス、データ長とともに第一のデータ管理テー
ブルメモリ１１３に記憶させる。データ送信手段１１４
より、第一の共有データ格納メモリ１１１、第一の個別
データ格納メモリ１１２、そして第一のデータ管理テー
ブルメモリ１１３の内容が送信される。送信されたデー
タは、プリンタ装置１２０のデータ書き込み手段１２１
により、第二の共有データ格納メモリ１２２、第二の個
別データ格納メモリ１２３そして第二のデータ管理テー
ブルメモリ１２４にそれぞれ記憶される。次に、データ
読み出し手段１２５により、第二のデータ管理テーブル
メモリ１２４のデータ管理情報に基づいて第二の共有デ
ータ格納メモリ１２２、第二の個別データ格納メモリ１
２３からデータが読み出される。読み出されたデータ
は、データ打ち出し手段１２６により打ち出される。

【００１０】図２は本発明における第二のデータ管理テ
ーブルメモリ１２４の構成及びデータ読み出し手段の一
実施例を示すブロック図である。管理テーブルメモリ２
００には、第１データ２０１として、プリンタ出力する
データが共有データであるか個別データであるかを識別
する識別子２０２、データアドレス２０３、データ長２
０４そしてつぎに第２データ２０５についての識別子２
０６、データアドレス２０７、データ長２０８というよ
うに、プリンタ出力するデータに付いて、識別子、アド
レス、データ長の順でそれぞれの値が格納されている。
今、メモリのｎ箇所（ｎは任意の正の整数）よりデータ
を参照するとき、第ｎデータ２０９についての識別子２
１０、データアドレス２１１、データ長２１２までの値
がテーブルメモリに格納されている。共有データメモリ
２２０は図１の第二の共有データメモリ１２２に相当
し、複数回のプリンタ出力において参照される共有デー
タが格納されている。また、個別データメモリ２３０は
図１の第二の個別データメモリ１２３に相当し、共有デ
ータメモリ２２０に格納されていない、プリンタ出力デ
ータがすべて格納されている。

【００１１】以上のように構成されたプリンタ出力方式
の一例について、以下図２、図３を用いてその動作を説
明する。図３は本発明におけるメモリアクセスの方法を
説明するためのフローチャート図である。図２における
管理テーブルメモリ２００の先頭に格納されている識別
子２０２により、アクセスするメモリ領域が共有データ
メモリであるか個別データメモリであるかを判断する。
共有データであるときには、共有データメモリのアドレ
ス２０３で示された部分にアクセスし、データ長２０４
だけのデータの読み出しおよび打ち出しを行なう。個別
データであるときには、個別データメモリのアドレス２
０３で示された部分にアクセスし、データ長２０４だけ
のデータの読み出し及び打ち出しを行なう。さらに、次
に出力する第２データ２０５の識別子２０６を参照し、
共有データであるならば共有データメモリのアドレス２
０７にアクセスしてデータ長２０８だけのデータの読み
出し及び打ち出しを行ない、個別データであるならば個
別データメモリのアドレス２０７にアクセスしてデータ
長２０８だけのデータの読み出しおよび打ち出しを行な
う。このようにして必要とされる分だけの情報のプリン
タ出力を行なう。以上のようなプリンタ出力の方式を図
３に記載したフローチャートを用いて説明する。まず、
出力する情報の先頭部に該当する管理テーブルメモリ２
００のアドレスにアクセスする（図２のステップ３０
１）。そして転送したいデータが共有データであるか個
別データであるかを読み取る（同図ステップ３０２）。
共有データであるならば、共有データメモリ２２０の、
管理テーブルメモリ２００により指定されたアドレスに
アクセスし（同図ステップ３１３）、管理テーブルメモ
リ２００において指定されたデータ長だけデータを読み
出し、打ち出しを行なう（同図ステップ３１４）。つぎ
に管理テーブルメモリ２００のアドレスのポインタをす
すめ（同図ステップ３０５）、プリンタ出力すべきデー
タが残っているかどうか調べる（同図ステップ３０
６）。出力すべきデータが残っているときには、次に出
力するデータが共有データであるか、個別データである
かを調べる（同図ステップ３０２）。個別データである
ときには、個別データメモリ２３０の、管理テーブルメ
モリ２００において指定されたアドレスにアクセスし
（同図ステップ３０３）、管理テーブルメモリ２００に
おいて指定されたデータ長分だけデータを読み出し、打
ち出しを行なう（同図ステップ３０４）。さらに管理テ
ーブルメモリ２００のアドレスのポインタをすすめ（同
図ステップ３０６）、プリンタ出力すべきデータが残っ
ているかどうか調べる（同図ステップ３０６）。プリン
タ出力すべきデータが残っているときには、次にプリン
タ出力するデータが共有データであるか、個別データで
あるかを調べ、データの種類に応じた方法によってプリ
ンタ出力を行なう。以上に述べた方式を繰り返し行なう
ことにより、プリンタ出力すべきデータがなくなるまで
プリンタ出力を行なう。

【００１２】なお、この実施例において、管理テーブル
メモリ２００にはアドレス、データ長の順でメモリ上に
記載されているが、この順序は逆であってもかまわな
い。

【００１３】

【発明の効果】以上のように本発明は、第一の共有デー
タ格納メモリと、第一の個別データ格納メモリと、前記
データのアドレス、データ長及び共有データであるか個
別データであるかを識別する識別子を格納する第一のデ
ータ管理テーブルメモリとを保持し、前記メモリの内容
を送信する送信手段により、データ送信量を少なくする
ことができる。また、データ送信部より送信されるデー
タ情報を、第二の共有データ格納メモリ、第二の個別デ
ータ格納メモリそして第二のデータ管理テーブルメモリ
に記憶させるデータ書き込み手段と、第二のデータ管理
テーブルメモリに書き込まれたデータ管理情報に基づい
て第二の共有データ格納メモリ、第二の個別データ格納
メモリからデータを読み出す読みだし手段と、読み出さ
れたデータ情報を打ち出す打ち出し手段とを備えた構成
をとることにより、プリンタ装置のメモリバッファ容量
を節約することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のプリンタ装置の一実施例を示す機能ブ
ロック図

【図２】本発明における管理テーブルの格納されている
メモリ１２４の構成及びデータ読み出し手段の一実施例
を示すブロック図

【図３】同実施例における動作説明のためのフローチャ
ート

【符号の説明】

１１０ データ送信部 １１１ 共有データ格納メモリ １１２ 個別データ格納メモリ １１３ データ管理テーブルメモリ １２０ プリンタ装置 １２１ データ書き込み手段 １２２ 共有データ格納メモリ １２３ 個別データ格納メモリ １２４ データ管理テーブルメモリ １２５ データ読み出し手段 １２６ データ打ち出し手段 ２００ 管理テーブルメモリ ２０１ 第１データ ２０２ 識別子 ２０３ データの格納されているアドレス ２０４ データ長 ２０５ 第２データ ２０６ 識別子 ２０７ データの格納されているアドレス ２０８ データ長 ２０９ 第ｎデータ ２１０ 識別子 ２１１ データの格納されているアドレス ２１２ データ長 ２２０ 共有データの格納されているメモリ ２３０ 個別データの格納されているメモリ ２４０ データ打ち出し手段

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】共有データと、個別データと、前記データ
   のアドレス、データ長及び共有データであるか個別デー
   タであるかを識別する識別子よりなるデータ管理情報と
   を受信するプリンタ装置において、 共有データ格納メモリと、 個別データ格納メモリと、 データ管理テーブルメモリと、 受信した共有データ、個別データ及びデータ管理情報
   を、それぞれ前記共有データ格納メモリ、前記個別デー
   タ格納メモリ及び前記データ管理テーブルメモリに記憶
   させるデータ書込手段と、 前記データ管理テーブルメモリに書き込まれたデータ管
   理情報に基づいて共有データ格納メモリ、個別データ格
   納メモリからデータを読み出すデータ読出手段と、 読み出されたデータ情報を打ち出すデータ打出手段とを
   備えたプリンタ装置。