JPH0577489U - 防火ドア装置並びに該装置に用いる防火ドア、ドア枠および補強プレート - Google Patents

防火ドア装置並びに該装置に用いる防火ドア、ドア枠および補強プレート

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JPH0577489U
JPH0577489U JP2393792U JP2393792U JPH0577489U JP H0577489 U JPH0577489 U JP H0577489U JP 2393792 U JP2393792 U JP 2393792U JP 2393792 U JP2393792 U JP 2393792U JP H0577489 U JPH0577489 U JP H0577489U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観上木質材で形成された防火ドア本体およ
びドア枠に防火性を付与し、ドア枠に回動連結具を介し
て連結固定された防火ドア本体が、火災時においてドア
枠から離脱するのを防止する。 【構成】 ロックウール硬質板製芯材2の前・後面に、
繊維混入珪酸カルシウム板製被覆材3を接合固定し、各
被覆材3の外側面に天然突板合板製化粧材4を接合固定
すると共に、芯材2の上・下・両側端面に硬質木材製端
面材5を接合固定して防火ドア本体1が形成され、且つ
防火ドア本体1の一方側側面部1aと、硬質木材で形成
されたドア枠6の一方側側枠板11の内側面11aとを
回動連結具16で連結固定すると共に、回動連結具16
の一方側片16aは一方側側枠板11の外側面11bに
配設された補強プレート17と一方側側枠板11を貫通
した連結軸18を介して一体に連結固定されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、外観上木製の外観を備え、且つ防火性に優れた防火ドア装置並びに 該装置に用いる防火ドア、ドア枠および補強プレートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の防火ドア装置は、鋼製ドア、または難燃処理を施した合板で内,外側面 を形成した、所謂難燃ドアのいずれも鋼製のドア枠に丁番またはオートヒンジで 開閉自在なるように取付けられていた。
【0003】 この従来の鋼製のドア枠へのドアの取付は、一旦火災が発生した場合、木製の ドア枠であると、これが燃えて丁番またはオートヒンジ部分が木製のドア枠から 離脱して、ドアが倒れ落ちて火災が拡がるので、これを防止するという目的のた めであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の防火ドア装置においては、内,外側面が難燃合板で 形成された難燃ドアであっても、それを開閉自在に装着するドア枠が鋼製である ため、冷たいという印象を与えると共に、加工性が悪いという問題点があった。
【0005】 本考案は、前記従来の問題点を解決することを目的とする防火ドア装置を提供 しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案における防火ドア装置は、ロックウール硬質 板より成る芯材の前・後両面に、繊維混入珪酸カルシウム板より成る被覆材を接 合固定し、且つ該各被覆材の外側面に天然突板合板より成る化粧材を接合固定す ると共に、前記芯材の上・下・両側端面に硬質木材より成る端面材を夫々接合固 定して防火ドア本体を形成する一方、夫々戸当り面を突設した硬質木材より成る 上枠板、両側枠板とを接合固定すると共に、前記各戸当り面に気密材を固着して ドア枠を形成し、更に前記ドア枠の一方側側枠板と防火ドア本体の一方側側面部 とを複数個の回動連結具で連結固定すると共に、該各回動連結具の一方側片が、 前記一方側側枠板の外側面に前記各回動連結具に対応して配設された補強プレー トと、前記一方側側枠板を貫通した複数本の連結軸を介して一体に連結固定され て成るものである。
【0007】 また、前記硬質木材より成るドア枠は、夫々戸当り面を突設した上枠板、両側 枠板および沓摺板とを接合固定し、且つ前記上枠板および両側枠板の各戸当り面 に気密材を固着したものであってもよい。
【0008】
【作用】
上記構成より成る本考案によれば、防火ドア本体を構成する芯材および被覆材 が夫々防火性、耐火性を有する素材で形成されているため、外側面に接合固定さ れた天然突板合板より成る化粧材や、硬質木材より成る端面材が燃えても、前記 芯材および被覆材まで燃え広がることがない。ドア枠も硬質木材で形成されて燃 えにくい。
【0009】 更に、回動連結具が補強プレートにより補強されて、仮に硬質木材より成るド ア枠が燃えても、短時間のうちに回動連結具が前記ドア枠から離脱することがな い。
【0010】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面に基づいて説明するに、防火ドア本体1は、断熱性 、防火性および保温性に富むロックウールを溶融して硬質板状に成型されたロッ クウール硬質板より成る芯材2の前・後両面に、耐火性を有する繊維と珪酸カル シウムとを混合して板状に成型された繊維混入珪酸カルシウム板より成る被覆材 3を一体に接合固定すると共に、各被覆材3の外側面に天然突板合板よりなる化 粧材4を一体に接合固定し、更に前記芯材2の上・下・両側端面に硬質木材であ るメラピーまたはオーク材等より成る端面材5を夫々一体に接合固定して、外表 面にはいずれも木質材が位置するよう形成されている。
【0011】 前記被覆材3として使用する繊維混入珪酸カルシウム板は、無機繊維および可 溶性成分を含まない構成とすることにより、耐火性能の経年劣化はなく、然も高 濃度の煙や有毒ガスが火災時にも発生しないという性質を保有せしめることがで きる。
【0012】 前記防火ドア本体1を、開閉自在なるように取付けるドア枠6は、好ましくは オーク材等のような硬質木材の無垢材により、夫々戸当り面7,8,9を突設さ れた上枠板10,両側枠板11,12とを接合固定して、木質材が外側面に位置 するようにして形成されており、必要に応じて前記両側枠板11,12の下面に 戸当り面13を突設した木材または型鋼材より成る沓摺板14を接合固定しても よい。そして、前記ドア枠6の各戸当り面7,8,9にはシリコンスポンジ等よ り成る気密材15が固着されている。
【0013】 前記防火ドア本体1の一方側側面部1aと、前記ドア枠6の一方側側枠板11 の内側面11aとを丁番またはオートヒンジ等の複数個の回動連結具16で連結 固定すると共に、該各回動連結具16の一方側片16aは、前記一方側側枠板1 1の外側面11bに前記各回動連結具16に対応して配設された平板状の補強プ レート17と、該補強プレート17に穿設された小孔17aを挿通して前記一方 側側枠板11を貫通したビスまたはボルト等の複数本の連結軸18を介して一体 に連結固定されている。なお、図中、19は壁面を構成するプラスターボード等 の壁体である。
【0014】 次に実施例の作用について説明する。 防火ドア本体1が防火性のあるロックウール硬質板よりなる芯材2および耐火 性のある繊維混入珪酸カルシウム板より成る被覆材3で被覆され、且つ該被覆材 3の外側面に天然突板合板よりなる化粧材4を接合固定し、更に前記芯材2の上 ・下・両側端面にメラピーまたはオーク材等の硬質木材より成る端面材5を夫々 接合固定して形成されると共に、前記防火ドア本体1を取付けるドア枠6は硬質 木材より成るため、防火ドア本体1およびドア枠6が燃えにくく、短時間に火が 燃え広がることがない。
【0015】 更に、防火ドア本体1が硬質木材より成るドア枠6の一方側側枠板11の内側 面11aに複数個の回動連結具16で連結されると共に、該各回動連結具16の 一方側片16aは、前記各回動連結具16に対応してドア枠6の一方側側枠板1 1の外側面11bに配設された補強プレート17と、前記一方側側枠板11を貫 通した連結軸18を介して一体に連結固定されているために、仮に火災によりド ア枠6に延焼しても、前記各補強プレート17および連結軸18部分のドア枠6 が焼け落ちない限り、相当な時間経過後まで、防火ドア本体1はドア枠6から離 脱して倒れ落ちることはないのである。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上述のようであるから、防火ドア本体の芯材および被覆材が夫々防火 性、耐火性を有する素材で形成されているため、外側面に接合固定された天然突 板合板より成る化粧材や、硬質木材より成る端面材が燃えても、前記芯材および 被覆材まで燃え広がることがなく、またドア枠も硬質木材で形成されて燃えにく く、短時間に火が燃え広がることがない。然も、連結回動具が側枠板の外側面部 に配設された補強プレートにより補強され、その結果火災時においても硬質木材 のドア枠のうち、補強プレートおよび連結軸の取付部分が焼け落ちない限り、相 当な時間の経過後まで、防火ドア本体はドア枠から離脱せず、火災の拡がりを防 止することができる。また、防火ドア本体の前・後両外側面は天然突板合板より 成る化粧材が接合固定され、且つ芯材の上・下・両側端面には硬質木材より成る 端面材が夫々接合され、更にドア枠も硬質木材で、すべて視認できる外表面部分 はすべて木質材により形成されているため、冷たいという印象を与えず、然も加 工性もよいのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案防火ドア装置の正面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線拡大断面図である。
【図5】本考案防火ドア装置における補強プレートの拡
大側面図である。
【符号の説明】
1 防火ドア本体、 1a 一方側側面部、 2 芯
材、 3 被覆材、 4化粧材、 5 端面材、 6
ドア枠、 7,8,9,13 戸当り面、 10 上枠
板、 11,12 側枠板、 11a 一方側側枠板の
内側面、 11b 一方側側枠板の外側面、 14
沓摺板、 15 気密材、 16 回動連結具、 16
a 回動連結具の一方側片、 17 補強プレート、
18 連結軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 友永 久雄 東京都港区芝浦1丁目2番3号 清水建設 株式会社内 (72)考案者 大原 忠 東京都足立区梅田6丁目4番13号 大原産 和株式会社内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロックウール硬質板より成る芯材の前・
    後両面に、繊維混入珪酸カルシウム板より成る被覆材を
    接合固定し、且つ該各被覆材の外側面に天然突板合板よ
    り成る化粧材を接合固定すると共に、前記芯材の上・下
    ・両側端面に硬質木材より成る端面材を夫々接合固定し
    て防火ドア本体を形成する一方、夫々戸当り面を突設し
    た硬質木材より成る上枠板、両側枠板とを接合固定する
    と共に、前記各戸当り面に気密材を固着してドア枠を形
    成し、更に前記ドア枠の一方側側枠板と防火ドア本体の
    一方側側面部とを複数個の回動連結具で連結固定すると
    共に、該各回動連結具の一方側片が、前記一方側側枠板
    の外側面に前記各回動連結具に対応して配設された補強
    プレートと、前記一方側側枠板を貫通した複数本の連結
    軸を介して一体に連結固定されて成る防火ドア装置。
  2. 【請求項2】 ロックウール硬質板より成る芯材の前・
    後両面に、繊維混入珪酸カルシウム板より成る被覆材を
    接合固定し、且つ該各被覆材の外側面に天然突板合板よ
    り成る化粧材を接合固定すると共に、前記芯材の上・下
    ・両側端面に硬質木材より成る端面材を夫々接合固定し
    て防火ドア本体を形成する一方、夫々戸当り面を突設し
    た硬質木材より成る上枠板、両側枠板および沓摺板とを
    接合固定すると共に、前記上枠板および両側枠板の各戸
    当り面に気密材を固着してドア枠を形成し、更に前記ド
    ア枠の一方側側枠板と防火ドア本体の一方側側面部とを
    複数個の回動連結具で連結固定すると共に、該各回動連
    結具の一方側片が、前記一方側側枠板の外側面に前記各
    回動連結具に対応して配設された補強プレートと、前記
    一方側側枠板を貫通した複数本の連結軸を介して一体に
    連結固定されて成る防火ドア装置。
  3. 【請求項3】 ロックウール硬質板より成る芯材の前・
    後両面に、繊維混入珪酸カルシウム板より成る被覆材を
    接合固定し、且つ該各被覆材の外側面に天然突板合板よ
    り成る化粧材を接合固定すると共に、前記芯材の上・下
    ・両側端面に硬質木材より成る端面材を夫々接合固定し
    て成る防火ドア装置に用いる防火ドア。
  4. 【請求項4】 夫々戸当り面を突設した硬質木材より成
    る上枠板、両側枠板とを接合固定すると共に、前記各戸
    当り面に気密材を固着して成る防火ドア装置に用いるド
    ア枠。
  5. 【請求項5】 夫々戸当り面を突設した硬質木材より成
    る上枠板、両側枠板および沓摺板とを接合固定すると共
    に、前記上枠板および両側枠板の各戸当り面に気密材を
    固着して成る防火ドア装置に用いるドア枠。
  6. 【請求項6】 ドア枠の一方側側枠板と防火ドア本体の
    一方側側面部とを連結固定した複数個の回動連結具の一
    方側片と、前記一方側側枠板を貫通した複数本の連結軸
    を介して連結固定する補強プレートであって、前記一方
    側側枠板の外側面に前記各回動連結具に対応して配設さ
    れた防火ドア装置に用いる補強プレート。
  7. 【請求項7】 沓摺板が型鋼材である請求項2記載の防
    火ドア装置。
JP1992023937U 1992-03-23 1992-03-23 防火ドア装置並びに該装置に用いる補強プレート Expired - Lifetime JP2577610Y2 (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03140587A (ja) * 1989-10-26 1991-06-14 Matsushita Electric Works Ltd 木質防火戸
JPH03180647A (ja) * 1989-12-08 1991-08-06 Kinki Kogyo Kk 木製防火扉
JP3020687U (ja) * 1995-04-28 1996-02-06 山田株式会社 靴用スパイク
JP3125192U (ja) * 2006-03-29 2006-09-14 吉田 光 焼入れされた鋼鉄の板状のピン

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