JPH08303133A - 木質系防火戸と戸枠及びこれらを使用した開口部構造 - Google Patents

木質系防火戸と戸枠及びこれらを使用した開口部構造

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JPH08303133A
JPH08303133A JP7135631A JP13563195A JPH08303133A JP H08303133 A JPH08303133 A JP H08303133A JP 7135631 A JP7135631 A JP 7135631A JP 13563195 A JP13563195 A JP 13563195A JP H08303133 A JPH08303133 A JP H08303133A
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JP
Japan
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door frame
door
fire door
wood
fire
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Pending
Application number
JP7135631A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinsuke Kataoka
信補 片岡
Masaaki Nagai
正明 長井
Toyonori Kato
豊徳 加藤
Masashi Suzuki
正史 鈴木
Koji Noma
康二 野間
Yuichiro Nakamura
祐一郎 中村
Masayuki Kano
正行 加納
Yoshihiro Suzuki
義博 鈴木
Mitsuru Takiguchi
充 滝口
Shozo Takiguchi
正三 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KATO MOKKO KK
TAC LIVING KK
UTSUDEI KK
Ube Corp
Mitsukoshi Seisakusho KK
Original Assignee
KATO MOKKO KK
TAC LIVING KK
UTSUDEI KK
Ube Industries Ltd
Mitsukoshi Seisakusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐火時間が長い木質系防火戸、戸枠およびこ
れらを使用した開口部構造を提供すること。 【構成】 防火戸の四周囲厚み面に複数枚の発泡材を間
隔を有して長さ方向に連続し貼着した。また防火戸を取
付ける戸枠には、防火戸の収まり側面に複数枚の発泡材
を長さ方向に連続して貼着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホテル等の建築、マンシ
ョン等の住居等における木質系防火戸と戸枠及びこれら
を使用した開口部構造の木質系防火戸に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ホテル、マンション等の防火戸は
スチール等の金属製のものしか認められなかったが、建
築基準法の改正によって、可燃性のものであっても一定
の条件を満たすものであるならば、甲種または乙種の認
定が得られるようになった。そこで上記事情に鑑み、木
質系防火戸が開発されたが、これらはパーティクルボー
ドと合板を組み合わせたものが大部分を占めるものであ
った。そして、これらの中には、例えば図4に示すよう
に、四周囲に発泡材を貼着してから堅木縁で巻いた防火
戸がみられるが、この防火戸は加熱されると発泡して膨
張し、火災時には堅木縁を戸枠に押し付けて隙間を塞
ぎ、煙や炎の侵入を防止する効果を有するものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記防火戸
では堅木材の燃焼を遅らせるという、いわゆる耐火時間
にまだ満足できない点があった。本発明は上記したよう
な従来の問題点を鑑み開発されたもので、その目的とす
るところはより耐火時間が長い木質系防火戸、戸枠及び
これらを使用した開口部構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、防火戸構造体の表裏両面に表面材として
木材を貼着したものであって、その四周囲厚み面に複数
の発泡材を間隔を有して長さ方向に連続して貼着してな
るものである。
【0005】
【作用】本発明の防火戸および戸枠は、四周囲厚み面に
複数に分割した複数枚の発泡材を間隔を有して貼着して
あるので、出火時におけるそれぞれの発泡材の発泡に時
間差が生じるため、戸枠との隙間を塞ぐ時間が長くな
る。また本発明の防火戸および戸枠は、四周囲厚み面に
発泡材が間隔を有して複数枚貼着してあるので、一体化
した発泡材を貼着した場合のように一挙に発泡するので
はなく、段階的に発泡するので一段目の発泡材で出炎を
塞ぎきれなかった場合でも二段目以降の発泡材の発泡に
より塞ぐことができるのでより確実である。
【0006】以下、図示した実施例に基づいて説明す
る。図1は本発明の防火戸と戸枠の関係を示した一実施
例の正面図であり、図2は図1の横断面図であり、図3
は図1の縦断面図であり、図4は従来例の防火戸の縦断
面図である。なお図1〜図4において、同じ部品は同一
符号で示し、その説明は省略する。
【0007】図1〜図4の防火戸と戸枠の関係におい
て、1はこの発明の防火戸を示すもので、防火戸1の構
造体の本体2は所要厚みの不燃性を有するガラス繊維混
入珪酸カルシウム(比重0.5、熱伝導率0.07 (Kc
al/mh℃)からなり、この防火戸本体2の表裏両面に表
面材として中質繊維板3(MDF,Medium Density Fiber-b
oard)に練付けした天然木単板4(薄くはいだ天然木
材)が貼着してある。防火戸本体2の四周囲厚み面には
二分割した二枚のグラファイト系発泡材5が所要の間隔
を有して長さ方向に連続平行に貼着してある。さらに
左、右側部の木口部分には発泡材5の表面を被覆するよ
うオオテ材6を貼着した構成からなっており、防火戸1
の一端部において丁番7を介して開口部の戸枠8に開閉
自在に取付けられている。また他端部にはレバーハンド
ル9を取付けてある。左、右側部及び上部の三方向から
なる戸枠8の戸枠本体15は、背部(壁側)を難燃性合
板10で形成され、この戸枠本体15における防火戸1
の収まり両側面には、防火戸1の発泡材5部分と対向す
る位置に、二分割した二枚のグラファイト系発泡材5が
所要の間隔を有して連続平行に貼着してある。さらに表
面材として、中質繊維板3に練付けした天然木単板4が
貼着してある。また戸枠本体15の開口両側面の幅方向
中央には、堅木による戸当り11が突設してあり、この
戸当り11の防火戸1側の隅角部には、シリコン系気密
材12が固着してある。さらに戸枠本体15の背部は、
ガラス繊維混入珪酸カルシウムからなる壁体の下地材1
6が配設された構成からなっている。13は床部分を示
すものであり、この床部分13における防火戸1の下端
部と対向する位置には倒立コ字状のステンレス製沓ずり
14が取付けてあり、沓ずり14の下部にはガラス繊維
混入珪酸カルシウムからなる下部材17が配設されてい
る。
【0008】以上、発泡材を二分割して、二枚の発泡材
5を四周囲厚み面に間隔を有して貼着した本発明の防火
戸1と、従来例のごとく一体化された一枚の発泡材5を
四周囲厚み面に貼着した防火戸とを、小型耐火炉による
耐火試験を行った結果を表1に示す。
【0009】
【表1】
【0010】この結果、発泡材は二分割して貼着した方
が一体化して貼着した場合に比較して優れていることが
確認された。
【0011】さらに本発明の防火戸1、戸枠8及び防火
戸1を戸枠8に取付けた状態のものを、それぞれ小型耐
火炉による耐火試験を行った結果を表2に示す。
【0012】
【表2】
【0013】この結果、本発明は防火戸1のみならず、
戸枠8及び防火戸1を戸枠8に取付けた開口部構造の、
いずれも耐火性に優れていることが確認された。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明の防火戸は、四周囲厚み面
に複数に分割した複数枚の発泡材を間隔を有して貼着し
てあるので、出火時におけるそれぞれの発泡材の発泡に
時間差が生じるため、戸枠との隙間を塞ぐ時間が従来の
一体化した発泡材を貼着したものに比較して、より長く
なり優れた耐火性を有する。また戸枠部分にも、防火戸
に対向する位置に複数に分割した複数枚の発泡材を間隔
を有して貼着してあるので、出火時に防火戸と戸枠の両
方から隙間を塞ぐため、より耐火時間が長くかつ確実で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】防火戸の正面図である。
【図2】防火戸の横断面図である。
【図3】防火戸の縦断面図である。
【図4】従来例の防火戸の縦断面図である。
【符号の説明】
1 防火戸 2 防火戸本体 3 中質繊維板(MDF) 4 天然木単板 5 発泡材 6 オオテ材 7 丁番 8 戸枠 9 レバーハンドル 10 難燃性合板 11 戸当り 12 気密材 13 床部分 14 沓ずり 15 戸枠本体 16 下地材 17 下部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595079157 株式会社ウッディ 東京都墨田区石原三丁目18番4号 (72)発明者 片岡 信補 東京都品川区東品川2丁目3番11号 UB Eビル宇部興産株式会社内 (72)発明者 長井 正明 東京都品川区東品川2丁目3番11号 UB Eビル宇部興産株式会社内 (72)発明者 加藤 豊徳 新潟県岩船郡神林村大字上助渕886番地11 株式会社加藤木工内 (72)発明者 鈴木 正史 新潟県岩船郡神林村大字上助渕886番地11 株式会社加藤木工内 (72)発明者 野間 康二 東京都大田区東六郷3−1−19 株式会社 三越製作所内 (72)発明者 中村 祐一郎 東京都大田区東六郷3−1−19 株式会社 三越製作所内 (72)発明者 加納 正行 東京都江東区新砂1丁目1番9号 株式会 社タックリビング内 (72)発明者 鈴木 義博 東京都江東区新砂1丁目1番9号 株式会 社タックリビング内 (72)発明者 滝口 充 東京都墨田区石原三丁目18番4号 株式会 社ウッディ内 (72)発明者 滝口 正三 東京都墨田区石原三丁目18番4号 株式会 社ウッディ内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防火戸構造体の表裏両面に表面材として
    木材を貼着したものであって、その四周囲厚み面に複数
    枚の発泡材を間隔を有して長さ方向に連続し貼着してな
    ることを特徴とする木質系防火戸。
  2. 【請求項2】 発泡材の外表面にさらに木材を貼着して
    なる請求項1記載の木質系防火戸。
  3. 【請求項3】 防火戸構造体は無機質材料からなる請求
    項1又は2記載の木質系防火戸。
  4. 【請求項4】 防火戸構造体の無機質材料はガラス繊維
    混入珪酸カルシウムからなる請求項1又は3記載の木質
    系防火戸。
  5. 【請求項5】 防火戸表面材は中質繊維板に練付けした
    天然木単板からなる請求項1記載の木質系防火戸
  6. 【請求項6】 防火戸を取付けるものであって、本体に
    おける防火戸の収まり側面には、複数枚の発泡材を長さ
    方向に連続して貼着してなる戸枠。
  7. 【請求項7】 戸枠本体は難燃性合板に無機質材料を貼
    着し、さらに表面材として木材を貼着してなる請求項6
    記載の戸枠。
  8. 【請求項8】 戸枠本体の難燃性合板に貼着された無機
    質材料はガラス繊維混入珪酸カルシウムからなる請求項
    6記載の戸枠。
  9. 【請求項9】 戸枠表面材は中質繊維板に練付けしたオ
    オテ材からなる請求項7記載戸枠。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の戸枠の内側に請求項1
    記載の木質系防火戸を取付けてなる開口部構造。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の戸枠の内側に請求項2
    記載の木質系防火戸を取付けてなる開口部構造。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の戸枠の内側に請求項1
    記載の木質系防火戸を取付けてなる開口部構造。
  13. 【請求項13】 請求項7記載の戸枠の内側に請求項2
    記載の木質系防火戸を取付けてなる開口部構造。
JP7135631A 1995-05-11 1995-05-11 木質系防火戸と戸枠及びこれらを使用した開口部構造 Pending JPH08303133A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102733710A (zh) * 2012-06-20 2012-10-17 曾红 一种门扇定位结构
JP2013067996A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sankyotateyama Inc 躯体取付部保護具及び建材
CN104139428A (zh) * 2014-07-22 2014-11-12 哈尔滨盛世华林科技有限公司 一种实木多层板防火门制作方法
JP2016056560A (ja) * 2014-09-08 2016-04-21 Ykk Ap株式会社 建具

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