JPH042573Y2 - - Google Patents

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JPH042573Y2
JPH042573Y2 JP1984090358U JP9035884U JPH042573Y2 JP H042573 Y2 JPH042573 Y2 JP H042573Y2 JP 1984090358 U JP1984090358 U JP 1984090358U JP 9035884 U JP9035884 U JP 9035884U JP H042573 Y2 JPH042573 Y2 JP H042573Y2
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JP
Japan
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fireproof
housing
board
shutter
fire
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JP1984090358U
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JPS615146U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電動回転フアイルに関し、特に耐
火性に優れた電動回転フアイルに関する。
〔従来の技術〕
一般に、重要書類、書籍その他の貴重品類は、
火災その他による熱の影響を受けないように、耐
火性能を有する金庫室等の耐火建造物に収納し保
存するが、このような耐火建造物は、耐火を考慮
して広い場所を用意し、建造に長い日数を必要と
する上に、建造物が嵩むなどの問題がある。そこ
で、本出願人は、先に、書類整理用の電動フアイ
ルの筺体を耐火構造になし、上部に書類取出し用
のスライド式のドアを傾斜して設置した耐火電動
フアイルを提案し(実開昭55−95538号広報参
照)、前記従来の問題を解決した点において、一
応所期の目的を達成した。
〔考案が解決しようとする問題点〕
近時、耐火電動フアイルは、その耐火性能をま
すます向上させるために、ハウジングとシヤツタ
ーとを、耐火ボード及び断熱ボードを重層させた
耐火構造に構成し、また、商品価値を高めるため
に、意匠な独創性が求められ、かつ、外表面を鋼
板等の外皮パネルにより覆い、外観を美麗にして
いる。しかし、このように、外表面を熱伝導性良
好な外皮パネルで覆うことにより、外部からの熱
がハウジングの内部に伝導しやすく、貴重品類が
熱の影響を受ける危険性がある。この傾向は、特
に、耐火ボードと断熱ボードの段違い状の継目部
分や、ハウジングとシヤツターとの係合部分にお
いて著しい。
本考案は、従来技術における上記した問題点を
解決し、耐火性に優れた電動回転フアイルを提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するための具体的手段として
本考案は、電動回転フアイルを内装したハウジン
グと、このハウジングの開口部に開閉動可能に装
備したシヤツターとを、耐火ボード及び断熱ボー
ドを重層させた耐火構造に構成し、耐火ボードの
継目と断熱ボードの継目とを、段違い状に形成し
た耐火電動回転フアイルにおいて、前記耐火ボー
ドと断熱ボードの継目部分及び前記ハウジングと
シヤツターとの係合部分並びに前記耐火ボードの
外表面側を、それぞれ熱伝導性良好な外皮パネル
で覆い、前記耐火ボードと断熱ボードの継目部分
及び前記ハウジングとシヤツターとの係合部分に
おける外皮パネル間に、耐火材を介装し、かつ、
この耐火材の介装部分におけるハウジング内部側
に、外部からの熱を遮断するための繊維質の断熱
材を充填したことを特徴とする耐火電動回転フア
イルを提案するものである。
〔作用〕
耐火ボードと断熱ボードの継目部分及び前記ハ
ウジングとシヤツターとの係合部分における外皮
パネル間に介装した耐火材、及び、耐火材の介装
部分におけるハウジング内部側に充填した断熱材
は、外部からの熱の内部への伝導を効率的に遮断
する。
〔実施例〕
以下に、本考案の実施例を図面について詳細に
説明する。
第1図ないし第4図は、本考案に係る耐火電動
回転フアイルの実施例図である。第1図及び第2
図を参照して、Aは電動回転フアイルであつて、
この電動回転フアイルAは、ハウジング1と、こ
のハウジング1の内部に装備され図示しない駆動
源によつて回動する複数の収納棚2と、前記ハウ
ジング1の正面の開口部11に開閉動可能に装備
したシヤツター3と、前記開口部11の下端部に
設けられたテーブル4とにより構成されている。
第2図及び第3図に示すように、ハウジング1
とシヤツター3とは、2枚の耐火ボード5,6
と、この耐火ボード5,6の間に介装された1枚
の断熱ボード7との重層構造となつている。第2
図に符号Bで示す耐火ボード5,6と断熱ボード
7の継目部分は、第4図イに拡大して示すよう
に、外側の耐火ボード5の端縁部12aと、断熱
ボード7の端縁部12bとに段差を設けた段違い
状に構成されている。
外側の耐火ボード5の外表面から段違い状の上
側の継目部分12にかけては、鋼板等の外皮パネ
ル8により覆われており、また、外側の耐火ボー
ド5の外表面から段違い状の下側の継目部分13
にかけては、同様に外皮パネル8aにより覆われ
ている。外皮パネル8と8aの端部同士は、その
間に石綿テープ等の耐火材9を介在させて、互い
にボルト21とナツト22により結合している。
内側の耐火ボード6は、外皮パネル8と8aの終
端部にそれぞれボルト23,23′等で固着され
ている。前記耐火材9と内側の耐火ボード6との
間には、ナツト22を覆うように、例えばロツク
ウール等の繊維質の断熱材10が充填されてい
て、ボルト21や継目部分12,13から外部の
熱が内部へ伝わるのを防止している。
第2図において、ハウジング1の開口部11の
内方には、シヤツター3がガイド部材15に摺動
可能に嵌合され、この開口部11を開閉動してい
る。符号Cで示すハウジング1とシヤツター3と
の上部側係合部分は、第4図ロに拡大して示すよ
うに、ハウジング1の耐火ボード5,6の下部を
内方に鉤型に立ち上げ、開口部11の上部とした
耐火ボード16と、シヤツター3の耐火ボード
5,6の上部をハウジング1の内壁側に延出させ
た耐火ボード17とを対向させている。
ハウジング1の外表面側から前記鉤型に立ち上
げた耐火ボード16に至る間は、鋼板等の外皮パ
ネル8bにより覆われており、また、シヤツター
3の外表面側からハウジング1との係合部分に至
る間は、同様に外皮パネル8cにより覆われてい
る。前記開口部11の上部と、シヤツター3の上
部とは、シヤツター3の閉時に係合して、内外を
遮断している。このシヤツター3の上部の係合部
分には、繊維質の断熱材10が充填されており、
前記開口部11の上部と当接する部分には、耐火
材9が介装されている。
第2図に符号Dで示すハウジング1とシヤツタ
ー3との下部側係合部分は、第4図ハに拡大して
示すように、シヤツター3の耐火ボード5,6と
断熱材7とを段違い状に形成し、シヤツター3の
外表面から係合部分に至る間を外皮パネル8cに
より覆つている。この外皮パネル8cの端部は、
段違い状の係合部分に沿つて凹状に形成してい
る。
ハウジング1の外表面から係合部分に至る間
は、外皮パネル8dにより覆い、その端部は、凸
状として、シヤツター3の下部とハウジング1の
上部とは、シヤツター3の閉時に係合して、内外
を遮断している。ハウジング1の上部(凸状部)
には、繊維質の断熱材10が充填されており、ま
た、その上端でシヤツター3の下部(凹状部)と
当接する部分には、耐火材9が介装されている。
なお、前記シヤツター3の開口部11の両側部
で内方には、シヤツター3の摺動面と接触するよ
うに、耐火性のフアイアバリア18(第3図)が
開口部11に沿つて固着されている。
第5図は、耐火実験の結果を示すグラフであ
る。炎の中に本考案に係る耐火電動回転フアイル
を投入すると、耐火電動回転フアイルの外部の温
度は、1時間経過するうちに約925度に上昇する
が、内部の温度はJIS規格の耐火試験の規定する
180度以下に保つことができる。したがつて、内
部に保管された重要書類等は、熱の影響を受ける
ことなく、安全である。
〔考案の効果〕
本考案は、上記のように構成したので、断熱材
と耐火材を重層させて形成したハウジング及びシ
ヤツターの外表面を鋼板等の熱伝導性良好な外皮
パネルで覆つても、外部からの熱がハウジングの
内部に伝導することを極力防止でき、火災時でも
貴重品類を安全に保管することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の耐火電動回転フアイルの斜視
図、第2図は第1図の縦断面図、第3図は第2図
の−線断面図、第4図は第2図の部分拡大図
で、イはB部分、ロはC部分、ハはD部分をそれ
ぞれ示す。第5図は耐火実験の結果を示すグラフ
である。 A……電動回転フアイル、1……ハウジング、
3……シヤツター、5,6……耐火ボード、7…
…断熱ボード、8……外皮パネル、9……耐火
材、10……断熱材、11……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電動回転フアイルを内装したハウジングと、こ
    のハウジングの開口部に開閉動可能に装備したシ
    ヤツターとを、耐火ボード及び断熱ボードを重層
    させた耐火構造に構成し、耐火ボードの継目と断
    熱ボードの継目とを、段違い状に形成した耐火電
    動回転フアイルにおいて、前記耐火ボードと断熱
    ボードの継目部分及び前記ハウジングとシヤツタ
    ーとの係合部分並びに前記耐火ボードの外表面側
    を、それぞれ熱伝導性良好な外皮パネルで覆い、
    前記耐火ボードと断熱ボードの継目部分及び前記
    ハウジングとシヤツターとの係合部分における外
    皮パネル間に、耐火材を介装し、かつ、この耐火
    材の介装部分におけるハウジング内部側に、外部
    からの熱を遮断するための繊維質の断熱材を充填
    したことを特徴とする耐火電動回転フアイル。
JP9035884U 1984-06-18 1984-06-18 耐火電動回転フアイル Granted JPS615146U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9035884U JPS615146U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 耐火電動回転フアイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9035884U JPS615146U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 耐火電動回転フアイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS615146U JPS615146U (ja) 1986-01-13
JPH042573Y2 true JPH042573Y2 (ja) 1992-01-29

Family

ID=30645274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9035884U Granted JPS615146U (ja) 1984-06-18 1984-06-18 耐火電動回転フアイル

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JP6297340B2 (ja) * 2014-01-30 2018-03-20 Sus株式会社 パネルとパネル連結構造
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JPS5218246A (en) * 1975-08-01 1977-02-10 Takeda Chem Ind Ltd Fireproof and adiabatic material
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JPS615146U (ja) 1986-01-13

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