JPS5936092Y2 - 箱の耐熱性増強カバ− - Google Patents

箱の耐熱性増強カバ−

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Publication number
JPS5936092Y2
JPS5936092Y2 JP16830477U JP16830477U JPS5936092Y2 JP S5936092 Y2 JPS5936092 Y2 JP S5936092Y2 JP 16830477 U JP16830477 U JP 16830477U JP 16830477 U JP16830477 U JP 16830477U JP S5936092 Y2 JPS5936092 Y2 JP S5936092Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
box
door
cabinet
resistant
Prior art date
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Expired
Application number
JP16830477U
Other languages
English (en)
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JPS5493743U (ja
Inventor
勲 小林
Original Assignee
大崎電気工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 大崎電気工業株式会社 filed Critical 大崎電気工業株式会社
Priority to JP16830477U priority Critical patent/JPS5936092Y2/ja
Publication of JPS5493743U publication Critical patent/JPS5493743U/ja
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Publication of JPS5936092Y2 publication Critical patent/JPS5936092Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は分電盤を収めるキャビネット等の壁面等に取り
付けられた箱に用いる耐熱性増強カバーに関するもので
ある。
ビルの分電盤を収める通常のキャビネット、即ち扉付の
箱は、火災に際して外部の熱が容易に内部に到達して、
内蔵する配線用しゃ断器や配線を損傷し、電気供給の安
定を害することが知られている。
現在では、840’Cで30分外部から加熱しても、内
部の温度が280℃を越えないように作られた、いわゆ
る耐熱分電盤の需要が増加している。
しかし新設工事の場合は、この種耐熱分電盤を使用する
ことに何等の困難もないが、既設分電盤については、耐
熱分電盤と取替の工事に多額の費用を要するばかりでな
く、電気供給の中断、また建物の破壊的作業を伴う等の
不利があって、耐熱分電盤との取替を実施することは容
易ではない。
本考案の目的は、既設の箱の前面に装着するのみで、箱
の耐熱性を増強することができる耐熱性増強カバーを提
供することである。
第1〜3図は通常のキャビネット1に収めた埋込要分電
盤を示す。
2は扉、3は扉枠、4は扉開閉用ハンドル、5は蝶番、
6は箱体、7はコンクリート、8は分岐回路保護用の配
線用しゃ断器群、9は電線管である。
なおキャビネット1内に施設する電線やキャビネット1
を構成する若干の部材は省略されている。
第1〜3図に示される埋込形弁電盤用のキャビネット1
、即ち扉付の箱に適用する本考案の一実施列を第4,5
図に示す。
本考案による耐熱性増強カバー10は金属板材製の正面
部11と側面部12を備え、正面部11と側面部12と
によって形成される内側空間13はキャビネット1の前
面全体を覆う大きさになっている。
正面部11には、正面部11の一部を構成する扉14が
開閉自在に設けられる。
扉14も金属板材製である。
正面部11と側面部12との接続部分は隙間なく作られ
、扉14は閉鎖時にその内外の気密を保つように作られ
る。
例えば第5図に示されるように扉14の周辺の正面部1
1に石綿15を入れた溝16が設けられ、扉140周縁
が閉鎖時に石綿15に密接して、気密を保つようになっ
ている。
17は扉開閉用ハンドルである。正面部11、扉14及
び側面部12の内面には、間隙18をへだてて配置され
るじゃ熱板19. 20. 21が適宜手段により固定
される。
しや熱板19.20゜21はパーライトのような断熱材
の板が好ましいが、用途によっては金属板でもよい。
側面部12のキャビネット1の取付面22(第3図及び
第6図)に接触する周縁には、耐火性シール材を保持す
るシール材保持部23が設けられる。
この耐熱性増強カバー10が第6図に示されるようにキ
ャビネット1の前面全体を覆うように取り付けられた時
に、シール材保持部23に耐火性シール材24が詰めら
れ、取付面22と耐熱性増強カバー10との間が気密に
される。
したがって火災の時、火焔や高温の気体が内側空間13
に侵入するのが防止される。
火災による熱は、正面部11.扉14及び側面部12を
加熱するが、これらの部分から内側空間13に放射され
る熱は間隙18及びしや熱板19,20.21によって
妨げられ、キャビネット1に達する熱量が低減される。
また耐熱性増強カバー10とキャビネット1との間には
金属的連結がないから、火災による熱が耐熱性増強カバ
ー10からキャビネット1に直接伝導することがない。
したがってキャビネット1の耐熱性が増強される。
シール材保持部23の構造は第5図及び第6図に示され
るように凹所の形状のものに限らない。
例えば、第7図に示されるように側面部12の全周にわ
たって細長の板材をフィン状に突出して、シール材保持
部23を形成してもよい。
耐熱性増強カバー10の取付面22に対する取付手段は
、取付場所の状況に応じて適当の手段を用いる。
例えば、第8,9図に示されるように、側面部12の4
個所に取付金物25を固定し、そのボルト孔26を利用
して適宜取付面22に装着する。
場合によっては、キャビネット1の扉枠3に取り付ける
ような構造をとることもある。
この場合は取付ねじ又はボルト等の金属体を介して、火
災のため温度過昇した側面部12の熱が、キャビネット
1の方に伝わりにくいように配慮することが必要である
キャビネット1の耐熱性を更に増すために、火災時内側
空間13の温度がある程度高まったら、内側空間13に
水蒸気を放出するようにすることが有効である。
そのためにはしや熱板19,20゜21として結晶水を
保有する断熱材を用いることが有益であるが、第10図
に例示するように内側空間13に水を満した容器27を
置くのも有益である。
第11図は容器27を示し、通常は水蒸気噴出孔28は
栓29によって閉じられ、水蒸気の発散を防ぐ。
火災の時は、容器27内の圧力が増加し、その圧力によ
り栓29が押し出されて、水蒸気噴出孔28は開く。
栓290代りに溶融温度の低い物質で水蒸気噴出孔28
をふさいでおく方法もある。
なお本考案の耐熱性増強カバーは分電盤のキャビネット
のみに限らず、火災の場合に内部温度の過昇を嫌う諸種
の用途に供する箱に適用できるものである。
勿論埋込形の箱に限らず、取付面に単に固定された箱に
も適用することができる。
本考案の耐熱性増強カバーを、箱を覆って箱の取付面に
装着することにより、正面部、扉及び側面部の内面に間
隙をへだでて配置され、固定されたじゃ熱板と間隙とに
よって内側空間の放射熱をしゃ断し、断熱効果を優れた
ものにすることができる。
また耐熱性増強カバーと箱との間に金属的連結がないか
ら、火災の熱の箱への直接伝導をなくすことができる。
また取付面との間に耐火性シール材を介在させるから、
火災の時、入浴や高温の空気が箱に到達するのを妨げる
ことができる。
したがって既設の箱の耐熱性を容易に且つ、経済的に増
強することができ、ビル等の防災上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の分電盤用のキャビネットの正面図、第2
図はその横断面図、第3図はその縦断面図、第4図は本
考案の一実施例の正面図、第5図はその横断面図、第6
図はキャビネットの前面に装着された状態の縦断面図、
第7図はその7一ル材保持部の変形例を示す断面図、第
8図はその取付手段の一例を示す正面図、第9図はその
横断面図、第10図は水を満した容器を備えた本考案の
実施列を示す断面図、第11図はその容器の斜視図であ
る。 1・・・・・・キャビネット、10・・・・・・耐熱性
増強カバ、11・・・・・・正面部、12・・・・・・
側面部、13・・・・・・内側空間、14・・・・・・
扉、18・・・・・・間隙、19,20゜21・・・・
・・しや熱板、22・・・・・・取付面、23・・・・
・・シール材保持部、24・・・・・・耐火性シール材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内側空間が取付面に取り付けられた箱を覆う大きさにな
    るように、正面部及び側面部を金属板材によって形成に
    、正面部に、開閉自在に且つ閉鎖時に内外の気密を保つ
    ように扉を設け、正面部、扉及び側面部の内面に、間隙
    をへだでて配置されるじゃ熱板を固定し、側面部の箱の
    取付面に接触する周縁に、耐火性シール材を保持するシ
    ール材保持部を設け、シール材保持部に、耐火性シール
    材を詰めるようにした箱の耐熱性増強カバー。
JP16830477U 1977-12-16 1977-12-16 箱の耐熱性増強カバ− Expired JPS5936092Y2 (ja)

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JP16830477U JPS5936092Y2 (ja) 1977-12-16 1977-12-16 箱の耐熱性増強カバ−

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JPS5493743U JPS5493743U (ja) 1979-07-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019165163A (ja) * 2018-03-20 2019-09-26 サン電子株式会社 情報分電盤

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