JPH0577272B2 - - Google Patents
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- JPH0577272B2 JPH0577272B2 JP2432487A JP2432487A JPH0577272B2 JP H0577272 B2 JPH0577272 B2 JP H0577272B2 JP 2432487 A JP2432487 A JP 2432487A JP 2432487 A JP2432487 A JP 2432487A JP H0577272 B2 JPH0577272 B2 JP H0577272B2
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- JP
- Japan
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- laser
- temperature
- semiconductor laser
- doppler
- speed
- Prior art date
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 27
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 11
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- -1 ferrous metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、光のドツプラ効果を利用して鉄
鋼、非鉄金属等製造ラインの移動物体の速度を非
接触で測定するレーザドツプラ速度計に関するも
のである。
鋼、非鉄金属等製造ラインの移動物体の速度を非
接触で測定するレーザドツプラ速度計に関するも
のである。
一般に、移動物体の速度を光のドツプラ効果を
利用して測定するには、第2図に示すようなレー
ザドヅプラ速度計が用いられていた。第2図は、
従来のレーザドツプラ速度計の構成図であり、図
において1は移動物体、2は半導体レーザ、3は
半導体レーザ2を駆動するレーザ電源、4は半導
体レーザ2のレーザビームを平行光にするコリメ
ータレンズ、5は上記平行レーザビームを2分割
するビームスプリツタ、6a,6b,6cはビー
ムスプリツタ5で分割されたレーザ光の方向を変
えるためのミラー、7は移動物体1からの散乱光
を集めるための集光レンズ、8は集光レンズ7に
より集光された受信光を電気信号に変換する光検
出器、9は増幅器、10は周波数追跡器、11は
速度演算器である。
利用して測定するには、第2図に示すようなレー
ザドヅプラ速度計が用いられていた。第2図は、
従来のレーザドツプラ速度計の構成図であり、図
において1は移動物体、2は半導体レーザ、3は
半導体レーザ2を駆動するレーザ電源、4は半導
体レーザ2のレーザビームを平行光にするコリメ
ータレンズ、5は上記平行レーザビームを2分割
するビームスプリツタ、6a,6b,6cはビー
ムスプリツタ5で分割されたレーザ光の方向を変
えるためのミラー、7は移動物体1からの散乱光
を集めるための集光レンズ、8は集光レンズ7に
より集光された受信光を電気信号に変換する光検
出器、9は増幅器、10は周波数追跡器、11は
速度演算器である。
第2図に示すごとく、半導体レーザ2から発信
したレーザビームをコリメータレンズ4で平行光
にし、ビームスプリツタ5で2分割し、一方の光
をミラー6aで、他方の光をミラー6b,6cで
それぞれ光の方向を変えて、互いに反対方向から
移動物体1上に交差させて照射すると、各々の照
射ビームに対応した移動物体1の散乱光の波長
は、移動物体1の速度Vに応じて、いわゆる正負
のドツプラシフトを起こす。
したレーザビームをコリメータレンズ4で平行光
にし、ビームスプリツタ5で2分割し、一方の光
をミラー6aで、他方の光をミラー6b,6cで
それぞれ光の方向を変えて、互いに反対方向から
移動物体1上に交差させて照射すると、各々の照
射ビームに対応した移動物体1の散乱光の波長
は、移動物体1の速度Vに応じて、いわゆる正負
のドツプラシフトを起こす。
この2つの正負のドツプラシフトを受けた散乱
光を集光レンズ7で受光し、光検出器8に導びき
電気信号に変換すると、この電気信号の中には、
受信光の強さに比例する直流信号と第(1)式に示す
ドツプラ周波数dの交流信号(以下ドツプラ信
号という)が存在する。
光を集光レンズ7で受光し、光検出器8に導びき
電気信号に変換すると、この電気信号の中には、
受信光の強さに比例する直流信号と第(1)式に示す
ドツプラ周波数dの交流信号(以下ドツプラ信
号という)が存在する。
d=2V/λ・sin/2 ……(1)
ここに
V:移動物体の速度
λ:レーザ光の波長
:2つの照射ビームの交差角
光検出器8で電気信号に変換されたドツプラ信
号は、微弱なため増幅器9で増幅された後、周波
数追跡器10でドツプラ周波数dを検出し、第
(1)式により速度演算器11で速度演算することに
より移動物体1の速度Vを求めることができる。
このことは公知の事実である。
号は、微弱なため増幅器9で増幅された後、周波
数追跡器10でドツプラ周波数dを検出し、第
(1)式により速度演算器11で速度演算することに
より移動物体1の速度Vを求めることができる。
このことは公知の事実である。
上記従来のレーザドツプラ速度計は、半導体レ
ーザ2の波長λが、第3図に示すとおり温度Tに
対して、0.2〜0.3nm/℃の割合(温度匂配g)
で比例的に変化するため、第(1)式に示す移動物体
1の速度Vに対するドツプラ周波数dのスケー
ルフアクタが変動するという問題を有していた。
ーザ2の波長λが、第3図に示すとおり温度Tに
対して、0.2〜0.3nm/℃の割合(温度匂配g)
で比例的に変化するため、第(1)式に示す移動物体
1の速度Vに対するドツプラ周波数dのスケー
ルフアクタが変動するという問題を有していた。
この発明は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、半導体レーザ2の温度変化による
波長ズレに依存する測定精度の低下を抑えたレー
ザドツプラ速度計を得ることを目的とするもので
ある。
されたもので、半導体レーザ2の温度変化による
波長ズレに依存する測定精度の低下を抑えたレー
ザドツプラ速度計を得ることを目的とするもので
ある。
この発明に係わるレーザドツプラ速度計は、半
導体レーザの温度を検出する感熱素子と、上記検
出された半導体レーザ2の温度に対応した温度補
正回路を設けたものである。
導体レーザの温度を検出する感熱素子と、上記検
出された半導体レーザ2の温度に対応した温度補
正回路を設けたものである。
この発明においては、半導体レーザ2の温度を
検出する感温素子と、上記温度信号を受けて、速
度計測値の温度補正を行う温度補正回路を速度演
算器11の後に設けて、半導体レーザ2の温度変
化による波長ズレに伴う速度測定誤差を低減す
る。
検出する感温素子と、上記温度信号を受けて、速
度計測値の温度補正を行う温度補正回路を速度演
算器11の後に設けて、半導体レーザ2の温度変
化による波長ズレに伴う速度測定誤差を低減す
る。
〔実施例〕
第1図は、この発明の一実施例を示すレーザド
ツプラ速度計の構成図であり、以下図面に従い説
明する。
ツプラ速度計の構成図であり、以下図面に従い説
明する。
図中1〜11は上記従来と同じものである。
12は半導体レーザ2の温度を検出する感熱素
子、13は速度演算器11の速度出力値を上記半
導体レーザ2の検出温度を受けて補正する温度補
正回路である。
子、13は速度演算器11の速度出力値を上記半
導体レーザ2の検出温度を受けて補正する温度補
正回路である。
以上の構成のレーザドツプラ速度計において、
半導体レーザ2の波長λと温度Tの関係は第(2)式
で与えられる。
半導体レーザ2の波長λと温度Tの関係は第(2)式
で与えられる。
λ=λ0{1+g(T−T0)} ……(2)
ここに
λ0;温度T0(℃)のとき半導体レーザ波長(n
m) g:波長変化の温度匂配(0.2〜0.3nm/℃) 従つて、移動物体1の速度Vに対して得られる
ドツプラ周波数d(T)は、半導体レーザ2の温度
Tにより変化することになる。この計測されたド
ツプラ周波数d(T)から算出される速度計測値
V′は、第(3)式で与えられる。
m) g:波長変化の温度匂配(0.2〜0.3nm/℃) 従つて、移動物体1の速度Vに対して得られる
ドツプラ周波数d(T)は、半導体レーザ2の温度
Tにより変化することになる。この計測されたド
ツプラ周波数d(T)から算出される速度計測値
V′は、第(3)式で与えられる。
V′=〔λ0/2sin/2〕d(T) ……(3)
ただし第(3)式はドツプラ周波数と速度の関係が
波長λ0すなわち温度T0で校正されている場合で
ある。
波長λ0すなわち温度T0で校正されている場合で
ある。
半導体レーザ2の温度Tの場合、得られるドツ
プラ周波数d(T)は移動物体1の速度Vに対して、
第(1)式、第(2)式から d(T)=2V/λsin/2 =2V/λ0{1+g(T−T0)}sin/2 ……(4) となる。
プラ周波数d(T)は移動物体1の速度Vに対して、
第(1)式、第(2)式から d(T)=2V/λsin/2 =2V/λ0{1+g(T−T0)}sin/2 ……(4) となる。
第(4)式のd(T)を第(3)式に代入すると移動物体
1の速度Vに対して、測定したドツプラ周波数
d(T)から算出された速度計測値V′は、 V′=V/1+g(T−T0) ……(5) となり、速度計測誤差を与える。
1の速度Vに対して、測定したドツプラ周波数
d(T)から算出された速度計測値V′は、 V′=V/1+g(T−T0) ……(5) となり、速度計測誤差を与える。
上記速度計測誤差を補正するため、半導体レー
ザ2の温度Tを感熱素子12で検出し、速度演算
器11の速度計測値に対して、温度補正回路13
で第(6)式に示す補正係数kを掛けることにより k=1+g(T−T0) ……(6) 半導体レーザ2の波長ズレに伴う速度測定誤差
を低減したレーザドツプラ速度計となる。
ザ2の温度Tを感熱素子12で検出し、速度演算
器11の速度計測値に対して、温度補正回路13
で第(6)式に示す補正係数kを掛けることにより k=1+g(T−T0) ……(6) 半導体レーザ2の波長ズレに伴う速度測定誤差
を低減したレーザドツプラ速度計となる。
以上のように、この発明によれば、半導体レー
ザの温度を検出し温度に比例した補正係数を速度
計測値に掛けることにより半導体レーザの温度変
化に伴う波長ズレに依存する速度測定誤差を低減
したレーザドツプラ速度計が提供できる。
ザの温度を検出し温度に比例した補正係数を速度
計測値に掛けることにより半導体レーザの温度変
化に伴う波長ズレに依存する速度測定誤差を低減
したレーザドツプラ速度計が提供できる。
第1図は、この発明の一実施例を示すレーザド
ツプラ速度計の構成図、第2図は従来のレーザド
ツプラ速度計の構成図、第3図は半導体レーザの
特性を示す図である。 図中、12は感熱素子、13は温度補正回路で
ある。なお、図中同一符号は同一または相当部分
を示す。
ツプラ速度計の構成図、第2図は従来のレーザド
ツプラ速度計の構成図、第3図は半導体レーザの
特性を示す図である。 図中、12は感熱素子、13は温度補正回路で
ある。なお、図中同一符号は同一または相当部分
を示す。
Claims (1)
- 1 半導体レーザと、上記半導体レーザを駆動す
るレーザ電源と、上記半導体レーザの出力ビーム
を平行にするコリメータレンズと、上記平行ビー
ムを2分割するビームスプリツタと、上記2分割
したレーザビームを受けて上記レーザビームを移
動物体に互いに交差させて照射する照射手段と、
上記2つの照射ビームの各々について移動物体の
速度に応じてドツプラシフトを起した散乱光を受
信する受信光学系と、上記受信光学系で受信した
ドツプラ信号を含む散乱光を電気変換する光検出
器と、上記光検出器の出力を増幅する増幅器と、
上記増幅器で増幅された信号からドツプラ周波数
を検出する周波数追跡器と、上記周波数追跡器の
出力信号であるドツプラ周波数から移動物体の速
度を演算する速度演算器を備えたレーザドツプラ
速度計において、上記半導体レーザの温度を検出
する温度検出手段と、上記温度検出手段からの温
度信号を受けて、上記速度演算器の速度計測値に
対して上記半導体レーザの温度変化によるλ(温
度T(℃)のときの半導体レーザ波長)とλ0(温度
T0(℃)のときの半導体レーザ波長)の比例定数
である補正係数Kを乗算する温度補正回路とを設
けたことを特徴とするレーザドツプラ速度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2432487A JPS63191988A (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | レ−ザドツプラ速度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2432487A JPS63191988A (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | レ−ザドツプラ速度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63191988A JPS63191988A (ja) | 1988-08-09 |
JPH0577272B2 true JPH0577272B2 (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=12134998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2432487A Granted JPS63191988A (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 | レ−ザドツプラ速度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63191988A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5187538A (en) * | 1990-10-30 | 1993-02-16 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Laser doppler velocimeter |
JPH0610882U (ja) * | 1992-07-08 | 1994-02-10 | 株式会社ニコン | 距離測定装置 |
JPH06109843A (ja) * | 1992-07-17 | 1994-04-22 | Graphtec Corp | ドップラ効果を利用した測定器 |
-
1987
- 1987-02-04 JP JP2432487A patent/JPS63191988A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63191988A (ja) | 1988-08-09 |
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