JPH0577209A - 木材の接合構造と木材接合方法 - Google Patents

木材の接合構造と木材接合方法

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JPH0577209A
JPH0577209A JP3270421A JP27042191A JPH0577209A JP H0577209 A JPH0577209 A JP H0577209A JP 3270421 A JP3270421 A JP 3270421A JP 27042191 A JP27042191 A JP 27042191A JP H0577209 A JPH0577209 A JP H0577209A
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武 敦 宮
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NORIN SUISANSYO SHINRIN SOGO KENKYUSHO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大型木造建築その他木製部材使用分野におい
て、簡易な構成により強度、美観、施工性に優れた木製
部材の接着接合技術を提供する。 【構成】 一方の木材と他方の木材とを接合するに際
し、接合しようとする木材の端部に、それぞれ複数のス
リットを、前記両端部の突き合わせ時に双方の各対応ス
リットが同一面をなすように形成し、前記スリットが形
成された木材端部相互を所望の接合状態に仮止め手段で
固定して、スリット内面に接着剤を塗布し、一方の木材
端部のスリットとこれに対応する他方の木材端部のスリ
ットとで同一平面に形成された空隙部に、表面に接着剤
を塗布した強化プラスチック材からなる連結板を前記両
スリットに跨るように挿入して接着剤を硬化させ木材端
部相互を接合固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、木材の接着による接
合技術に関し、長尺物の長手方向あるいは多方向への接
合において、あるいは直角方向への接合において特に効
果を発揮する接着法による接合技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】木材は、質感の優しさ、加工
の容易さ、あるいは入手のし易さ、資源としてのリサイ
クルが可能であること等の多くの利点から、建築、家具
等に最適な材料として古来から幅広く利用されてきてい
る。そして、木材を上記のように利用しようとする場
合、古来から今日に至るまで常に問題となってきたの
は、部材間における接合部分を如何に処理するか、換言
すれば接合部分に作用する応力に耐え得る処理の問題で
ある。
【0003】建築を例にとれば、従来の日本建築では、
継手、仕口と呼ばれる接合部分において、接合時に相対
向する部分に凹部、凸部を切り欠き形成してこれらの部
分をはめ合わせるようにしている。しかしながら、この
ような加工には熟練した技術と手間を要するにもかかわ
らず、木材の欠き込み部分が大きくなるためあまり強い
接合強度を得ることができない。例えば、蟻継の接合強
度は欠き込みのない木材の5〜10%となってしまい、
また鎌継では10〜20%に、そして追掛継では30〜
40%に低下してしまうのが実情である。
【0004】これに対して、西洋式建築の場合には、接
合部分にボルトを始めとする金物が用いられ強度は上記
の和式接合より優れている。しかしながら、この場合も
ボルトやピンの穴による強度低下は避けられず、強度は
非接合部分の50%程度に低下してしまうばかりか、ボ
ルト、ピン等による接合部分にズレによる大きな量の変
形が生じ易い。そして、このような不都合を防止するに
は大寸法の金物を多数必要とし、コストの増大のみでな
く美観の追求が重要な建築物において、これが本質的に
損なわれてしまうという問題が生じている。このため、
従来、木材は比較的小規模の建造物に使用されていた。
ところが、近年、木材の有する上述のような資質に着目
して多種多様な大型木造建築が各地で計画・実施される
ようになり、その美しさ、風合いの豊かさ等が改めて評
価される反面、構造安全性、施工性の不備が指摘されて
いる。そして、その不備の多くは、接合部における上記
従来の問題点に起因するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、一方の木材
と他方の木材の接合構造を、一方の木材から他方の木材
にかけて同一面をなすように両木材の端部に形成された
複数のスリットと、これらのスリットに挿入されて前記
両木材を連結するために強化プラスチック材からなる連
結板と、スリットに充填されて連結板とスリット内面と
を固着する接着剤と、から構成することにより、あるい
はまた、一方の木材と他方の木材とを接合するに際し、
接合しようとする木材の端部に、それぞれ複数のスリッ
トを、前記両端部の突き合わせ時に双方の各対応スリッ
トが同一面をなすように形成し、前記スリットが形成さ
れた木材端部相互を所望の接合状態に仮止め手段で固定
して、スリット内面に接着剤を塗布し、一方の木材端部
のスリットとこれに対応する他方の木材端部のスリット
とで同一平面に形成された空隙部に、表面に接着剤を塗
布した強化プラスチック材からなる連結板を前記両スリ
ットに跨るように挿入して接着剤を硬化させ木材端部相
互を接合固定するようにして、例えば大型木造建築にお
いて、簡易な構成により強度、美観、施工性に優れた木
製部材の接合技術を提供し、上記従来の課題を解決しよ
うとするものである。なお、上記において強化プラスチ
ック材には、ガラス繊維または炭素繊維で強化したエポ
キシ樹脂、接着剤にはエポキシ系接着剤、仮止め手段と
しては透明な粘着テープが使用されている。
【0006】
【作用】この発明において、木材相互は、それぞれに形
成され相対向する複数のスリット部分に、強化プラスチ
ック板を挿入架設しこれを接着剤によって固着するよう
にしているため、従来の和式接合とほぼ同様の接合部寸
法を維持しながら、洋式接合をはるかに凌駕し、木材そ
のものの強度に近い強度を実現し、しかも接合部のズレ
変形も生じない接合が可能である。また、和式による継
手、仕口構造では、木材を切り欠くため、通直または直
角の2方向の接合に制限され、洋式接合でも3方向以上
の接合には特殊な金物を要するのに対して、この発明に
よれば、単に木材端部を所定の傾斜角度に切断すること
により、自由な角度に接合することができ、また連結板
の形状を変更することにより3方向の接合が容易になし
得る。そして、連結板は、木材内部に埋め込まれるの
で、美観に優れた意匠・構造が得られ、しかも木材が小
面積で剛節接合されているので構造計算も極めて簡明で
ある。
【0007】
【発明の実施例】図面に基ずいて、この発明の実施例を
説明する。図1ないし図4は、2方向通直継手における
構造と接合方法に係る1実施例を示す図である。まず、
接合しようとする木材1、2の端面に直角方向に丸鋸S
MでそれぞれスリットS1、S2を形成する(図1参
照)。ここで使用した木材は、本願発明者等が先に特許
願平成1年第134286号(特開平3ー205号)で
開示した技術によるスギ集成材(5層、100×75)
であり、各スリットの寸法形状は、S1、S2とも約
2.6mm(厚さ)×横25mm×縦75mm(木材
厚)、2.6mm(厚さ)×横50mm×75mm(木
材厚)、2.6mm(厚さ)×横75mm×75mm
(木材厚)の3種類で実施した。(後述の表1参照)な
お、スリットは、間隔20mmで5列形成したが、スリ
ットの列数は木材の形状、寸法等に応じて適宜決定す
る。
【0008】次いで、図2に示すように、2つの木材
(集成材)1、2を長手方向に突き合わせ、それぞれの
スリットS1(5列)、S2(5列)が各々対向連続し
て同一面を形成するようにし、透明の粘着テープT(仮
止め手段)を木材1、2の突き合わせ部(接合部分)の
上面を除き両側面、下面に固着し木材1、2を接合状態
に固定する。この状態で、図3に示すように前記各5列
のスリット1、2で構成される5列のスリット部S0内
にエポキシ樹脂接着剤(アクリル、ポリウレタン系でも
よい)を塗布するとともに、同様の接着剤を両面に塗布
した連結板CPを前記スリット部S0に挿入し接着剤が
硬化するまで、図4に示すように透明粘着テープTで固
着したうえで静置する。
【0009】粘着テープT(仮止め手段)の使用により
接着剤の漏洩を防止することができ、また透明材の使用
により接着状態を観察することが可能となる。ここで、
連結板CPは、2mm厚のガラス繊維強化エポキシ樹脂
で形成され、その寸法形状はスリット部S0に見合うも
のになっている。なお、連結板CPへの接着剤の塗布に
あたってはメチルエチルケトン等で表面を洗浄してお
き、また、連結板CPをスリット部S0に挿入した際に
接着剤が不足するようであれば、さらに注入しておく。
この実施例では連結板CPをガラス繊維強化エポキシ樹
脂材で形成したが、炭素繊維強化エポキシ樹脂材を使用
することができ、また樹脂材としてはポリエステルを使
用することもできる。
【0010】上述の工程で長手方向に接着接合し1週間
経過した試験体を、図5に示すように、スパン110m
mの中央部に接合部を配置し、この部分を挟んだ2点荷
重方式で曲げ試験を行なったところ、接合強度は、次の
表1に示す通り、スリットの長さを75mmとした場合
に、その曲げ強度は342kg/cm2 〜375kg/
cm2 に達し、スギ集成材(1級)の曲げ強度345k
g/cm2 と同等又はそれ以上の数値を示した。また、
破損状況は、木材の破断と接着剤の剥離、連結板(強化
プラスチック材)の切断がほぼ同時に生じた。以上の結
果から、上記の工程によって適切な寸法の強化プラスチ
ック材連結板をスリット間に介装して木材を長手方向に
接着接合すれば、強度を低下させることなく一体化でき
ることが実証された。
【0011】
【表1】
【0012】次に、図6ないし図8によって直角方向へ
の接合構造の1実施例例を説明する。前述と同様のスギ
集成材(5層、100mm×75mm)1、2の端面に
直角方向に丸鋸で2.6mm厚のスリットS1、S2を
切り込む。各スリットの長さは75mm、幅は集成材
1、2のせいと同じく75mm、間隔は20mm、列数
は5である。このようにスリットS1、S2を形成した
集成材1、2を、図6に示すように直角方向に胴付きし
て、端面の5列の各スリットS1、S2を合わせてスリ
ット部S0を形成し、この状態で接着剤の漏洩防止目的
も兼ねて透明粘着テープTを接合箇所の両側面、下側面
に張着して固定する。
【0013】次いで、2mm厚で75mm×150mm
の寸法の連結板(ガラス繊維強化エポキシ樹脂)CPの
両面をメチルエチルケトン等で洗浄してエポキシ接着剤
を塗布したのち、これを5列のスリット部S0に挿入す
る(図7)。この際スリット部の内面にも接着剤を塗布
しておく。そして、図8にしめすように接合部分を粘着
テープTで巻回して固定し接着剤硬化まで静置する。上
述の工程で直角方向に接着接合した試験体を、1週間後
に、図9に示すように接着接合部を中央に配置し、そこ
から直角2方向に424mm離れた位置にボルトを介し
て引張荷重をかけたところ、その接合強度は次の表2に
示す通り、スギ集成材の曲げ強度と同等の数値を示し
た。また、破損状況は、木材の破断、接着剤の剥離がほ
ぼ同時に生じた。以上の結果から、上記の工程によって
適切な寸法の強化プラスチック連結板をスリット間に介
装して木材を直角方向に接着接合すれば、強度を低下さ
せることなく一体化することが可能であることが判明し
た。
【0014】
【表2】
【0015】なお、上述の両実施例において連結板、ス
リットの寸法を増せば、接合強度はさらに向上するもの
と思われる。図10および図11は、木材1、2を通直
方向に接合する場合の他の実施例を示す図で、図10は
接合前の斜視図、図11は接合後の正面図である。ここ
では、木材1、2の各端面は45度の斜面に形成されて
いる以外は前述の実施例と変わらない。図12、13
は、この発明に係る3方向直角仕口構造の1実施例を示
す図で、図12は、集成材1、2、3の各端面にスリッ
トS1、S2、S3をそれぞれ形成した状態を示し、図
13は、これらの集成材1、2、3の各端面を突き合わ
せてスリット部S0を形成し、ここに上述のような連結
板CPを挿入して3集成材を接合した状態を示す平面図
である。工程の詳細は上述と同様なので省略する。図1
4は、この発明に係る4方向直角仕口構造の1実施例を
示す平面図である。
【0016】この実施例では、4個の集成材1、2、
3、4の突き合わせ端面は相互にはまり合って、対向す
る各集成材は通直となり、隣接する集成材は直交するよ
うに2等辺3角形状に突出形成されている。(図14
(a))各端部に形成されるスリットによりスリット部
S0が構成され、ここに図14の(b)に示すような形
状の連結板が挿入固着され4個の集成材が図14(a)
に示すように接合される。工程の詳細は上述と同様なの
で省略する。図15は、この発明に係る4方向直角仕口
構造の他の実施例を示す平面図である。この例では、各
集成材1、2、3、4の端面は直角に形成されている。
他は上述と同様である。
【0017】図16ないし図18は、この発明に係る6
方向直角仕口構造の1実施例を示す図で、図16は各集
成材1、2、3、4、5、6端部の接合部における係合
関係を示す斜視図であり、図17(a)は図16におい
て、矢符A方向から見た集成材1、2、3の接合状態を
示す正面図、同(b)はこれに使用する連結板をしめす
平面図である。図に示すように、集成材1、2の端面は
切り欠きになっていて両者を突き合わせることにより合
溝7が形成されるようになっている。集成材3の端面は
直角に形成され、これらの各端面にはスリットが切り込
まれており、このスリットによってスリット部S0が構
成され、ここに(b)に示すような形状の連結板CPが
挿入固着される。
【0018】また、図18(a)は、図16において、
矢符B方向から見た集成材4、5、6の接合状態を示す
正面図、同(b)はこれに使用する連結板を示す平面図
である。図に示すように、集成材4、5の端面は切り欠
きになっていて両者を突き合わせることにより前記合溝
7にはまり合う合溝7aが形成されるようになってい
る。そして、スリットが各端面に形成され連結板CPが
挿入されるのは前述と同様である。図19は、この発明
に係る6方向直角仕口構造の他の実施例を示す図であ
り、図19(a)は、集成材1、2、3、4、5、6の
各端部の接合部における係合関係を示す斜視図、同
(b)はこれに使用する連結板CPを示す斜視図であ
る。この実施例においては、各集成材の端面は直角で、
ここに各スリットが形成されて、図19(a)に示すよ
うに突き合わされる。各スリット間には(b)に示す形
状の連結板が挿入介装されて、各集成材を固着する。詳
細は上述と同様なので省略する。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上述べた構成・作用によ
り、木材相互を強度剛度の低下なしに接着接合できるの
で、特に大型木造建造物の構造信頼性を高めるととも
に、その構造計算を極めて明解なものとなし得る。さら
に、接合端面、連結板の寸法形状の適切な選択により、
任意の角度での接合、多方向接合が可能となるので、木
造建築等の意匠・構造面の自由度が増すという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2方向通直継手における構造と接合方法に係る
1実施例においてスリット形成を示す斜視図である。
【図2】同上において、2部材がスリット部分を対向さ
せて仮止めされた状態を示す斜視図である。
【図3】同上において、接合箇所のスリット部分に連結
板を挿入する工程を示す斜視図である。
【図4】同上において、スリット部分に連結板を挿入
後、固定と接着剤の漏洩防止に粘着テ−プを巻回する工
程を示す斜視図である。
【図5】通直方向へ接合した木材の荷重試験を示す斜視
図である。
【図6】木材の直角2方向への接合における仮止め状態
を示す斜視図である。
【図7】同上においてスリット部分に連結板を挿入する
工程を示す斜視図である。
【図8】同上において、連結板挿入後、固定と接着剤の
漏洩防止のため粘着テ−プを巻回する工程を示す斜視図
である。
【図9】直角2方向へ接合した木材の荷重試験を示す斜
視図である。
【図10】木材の直角2方向への接合に係る他の実施例
における木材端部の形状およびスリットの切り込み状態
を示す斜視図である。
【図11】同上において、接合部分を示す正面図であ
る。
【図12】木材の直角3方向への接合に係る実施例にお
いて、各木材端部とスリットの切り込み状態を示す斜視
図である。
【図13】同上において、接合部分を示す正面図であ
る。
【図14】木材の直角4方向への接合に係る実施例にお
いて、各木材端部の接合状態と連結板の形状を示す斜視
図である。
【図15】木材の直角4方向への接合に係る他の実施例
において、各木材端部の接合状態と連結板の相関関係を
示す斜視図である。
【図16】木材の直角6方向への接合に係る実施例にお
いて、各木材端部の接合状態を示す斜視図である。
【図17】同上において、矢符A方向からみた木材1、
2、3の接合状態と連結板の形状を示す正面図である。
【図18】図16において、矢符B方向からみた木材
4、5、6の接合状態と連結板の形状を示す正面図であ
る。
【図19】木材の直角6方向への接合に係る他の実施例
において、各木材端部の接合状態と連結板の形状を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5、6 木材 S1、S2 スリット S0 スリット部 SM 丸鋸 T 粘着テ−プ CP 連結板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の木材と他方の木材の接合部におい
    て、一方の木材から他方の木材にかけて同一面をなすよ
    うに両木材の端部に形成された複数のスリットと、これ
    らのスリットに挿入されて前記両木材を連結する連結板
    と、スリットに充填されて連結板とスリット内面とを固
    着する接着剤とからなる木材の接合構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、連結板は強化プラス
    チック材で構成したことを特徴とする木材の接合構造。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記強化プラスチッ
    ク材は、ガラス繊維で強化したエポキシ樹脂であること
    を特徴とする木材の接合構造。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記強化プラスチッ
    ク材は、炭素繊維で強化したエポキシ樹脂であることを
    特徴とする木材の接合構造。
  5. 【請求項5】 請求項1において、接着剤はエポキシ樹
    脂、ポリエステル、アクリルであることを特徴とする木
    材の接合構造。
  6. 【請求項6】イ.接合しようとする木材の端部に、それ
    ぞれ複数のスリットを、前記両端部の突き合わせ時に双
    方の各対応スリットが同一面をなすように形成する工
    程、 ロ.前記スリットが形成された木材端部相互を所望の接
    合状態に仮止め手段で固定する工程、 ハ.スリット内面に接着剤を塗布する工程、 ニ.一方の木材端部のスリットとこれに対応する他方の
    木材端部のスリットとで同一平面に形成された空隙部
    に、表面に接着剤を塗布した連結板を前記両スリットに
    跨るように挿入して接着剤を硬化させて木材端部相互を
    接合固着する工程、 以上の工程からなる木材接合方法。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記仮止め手段は透
    明な粘着テープの張着によって構成するとともに、前記
    連結板は、強化プラスチック材によって形成したことを
    特徴とする木材接合方法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、強化プラスチック材
    はガラス繊維で強化したエポキシ樹脂であることを特徴
    とする木材接合方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、強化プラスチック材
    は炭素繊維で強化したエポキシ樹脂であることを特徴と
    する木材接合方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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