JPS6224653Y2 - - Google Patents

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JPS6224653Y2
JPS6224653Y2 JP1978062409U JP6240978U JPS6224653Y2 JP S6224653 Y2 JPS6224653 Y2 JP S6224653Y2 JP 1978062409 U JP1978062409 U JP 1978062409U JP 6240978 U JP6240978 U JP 6240978U JP S6224653 Y2 JPS6224653 Y2 JP S6224653Y2
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JP
Japan
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dowels
mating surfaces
adhesive
longitudinal direction
joining
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Expired
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JP1978062409U
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English (en)
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JPS54163517U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は建築用の柱ないし柱材に関する。
近年は、建築用材としての良好な材木が入手困
難になりつつあり、たとえば、建築用柱などに良
質な単材を得ようとすればいきおい高価につくと
いう事情がある。
一方、集成材のように、単板又は単材を多数積
層し、接着剤によつて貼り合せた加工木材が広く
普及している。木質や習性の異なる単板又は単材
を接着し組み合せることによつて、単板や単材よ
りは歪みが少なくて強度のある用材が得られるこ
とはすでによく知られているとおりである。
また、建具や家具の製造においては、木型を2
又はそれ以上に分割して組み合せる場合、これら
に歪みが生じないように合せ面にいわゆるだぼ又
はほぞと称せられるものを挿入することが知られ
ている。
本考案者はこのような背景のもとに、良質で安
価に提供できる建築用柱を考究した結果、この考
案を完成するに至つた。
この考案に係る柱の構成は次のとおりである。
すなわち、直交する平面で形成された合せ面を介
して4本の単材を接着すると共に、これらの合せ
面を接合して形成された接着面に垂直にだぼ又は
ほぞ等の補強材を挿入して構成する。
図面に示すものはこの考案の実施例であるか
ら、以下これに基いて説明しよう。
まず、各実施例で使用される単材1を揃えるた
めに、異なる4本の丸太から、又は1本の丸太か
ら4本の単材1{1,1,1,1,}を
製材し、各単材1に少なくとも2つの直角に交わ
る合せ面2{2,2′,2,2′,2
2′,2,2′}を形成する。各単材1は、
場合によつては、集成材にて構成してもよい。次
に、2つの直角に交わる合せ面2が互いに接合し
て中心に空隙がないよう密接配置した4本の単材
1の合せ面2で形成された各接着面に接着剤を施
こすと共に、各接着面に垂直な複数のだぼ4を挿
着して、4本の単材1を接着し柱3を作る。
即ち、一実施例においては、第2図及び第3図
に示す如く、4本の単材1,1,1,1
の夫々の合せ面2,2′,2,2′,2
,2′,2,2′を、2と2,2′
と2′,2′と2′,2と2で接合さ
せ、横断面において合せ面2′と2′及び2′
と2′を接合して形成された、同一平面X上
で隣接した接着面に夫々垂直に挿着された並列し
た1組のだぼ4,4と、合せ面2と2
び2と2を接合して形成された、上記平面X
と直交する同一平面Y上で隣接した接着面に夫々
垂直に挿着された、並列しただぼ4,4と向
きの異なる他の1組のだぼ4,4とを、同一
横断面に配設すると共にこれら2組のだぼ4
,4,4を長手方向に所定間隔で複数配
設して、各接着面に接着剤を施こし4本の単材1
,1,1,1を接着固定して柱3を形成
している。
又他の一実施例においては、第4図〜第6図に
示す如く、使用する4本の単材1及び夫々の合せ
面2を接合する方法は、一実施例の場合と同様で
あるが、接着面に挿着するだぼ4の配設の仕方が
異なつているもので、横断面において一実施例の
場合と同様に、同一平面X上で隣接した接着面に
夫々垂直に挿着された並列した1組のだぼ4
と、平面Xに直交する同一平面上で隣接した
接着面に夫々垂直に挿着された、並列しただぼ4
,4と向きの異なる他の1組のだぼ4,4
とを、長手方向に所定間隔で配設すると共に、
さらにこれらの2組のだぼ4,4,4,4
を向きの異なるものが交互になるように所定間
隔で複数配設して、一実施例の場合と同様に柱
3′を形成している。
両実施例とも各単材1の年輪は自然の年輪とは
逆にして新しい年輪が柱の中心に向くようにする
ことが好ましい。こうすると、各単材1の歪みが
互いに他の単材によつて矯正され、柱全体として
狂いが出にくい。
この考案に係る柱3,3′の特徴は、以上のよ
うに接着される4本の単材1の各合せ面2を接合
して形成された直交する平面上の接着面の夫々に
垂直にだぼ4を挿着することである。この柱3,
3′は、経年劣化による狂いや歪みが殆んど発生
しない。
一実施例の場合、同一横断面でだぼ4,4
,4,4が近接しているので、だぼ4
,4,4のある横断面における切断応力
が若干低下する難点があるが、一般に立設させて
使用される柱のように主に圧縮負荷のかかるよう
な場合は全く問題がない。特に大きな切断応力を
要求される箇所に使用するさいは太さなど適当に
選択する必要がある。
他の一実施例の場合、向きの異なる2組のだぼ
,4,と4,4が所定間隔で交互に配
置されているので、だぼ4,4と4,4
のある横断面における切断応力が、一実施例の場
合に比較して著しく向上される。また向きの異な
る2組のだぼ4,4と4,4が所定間隔
で配設されているので、柱3′を製作するさいの
作業能率を向上させることができる。
以上のように仕上げられた柱3,3′に、第7
図に示すように、外側から化粧単板5を貼り付け
れば、室内に面した柱としても充分使用に供せら
れる美麗な柱を提供できる。
本考案者の実験によれば、このように構成され
た柱は、当然予想されたところであるが、湿気や
乾燥という変化する外部条件に対してきわめて歪
みの少ないことが観察され、柱としてすぐれてい
ることが実証された。歪みが小さい理由は、本考
案者の考えるところでは、柱を構成する各単材が
それぞれ異なる習性をもつことにより互いに他の
歪みを矯正し合うこと、また接着面に対して垂直
に挿着され且つ直交する両平面上の各接着面に向
きの異なるものを所定間隔で配設されただぼが単
材間の相対的のび及び曲りを阻止するように作用
することによるものと思われる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例における各単材の配
置を示す斜視図であり、第2図及び第3図はそれ
ぞれこの考案の一実施例を示す横断面図及び縦断
面図である。第4図はこの考案の他の一実施例に
おける縦断面図であり、第5図及び第6図はそれ
ぞれそのAA断面及びBB断面図である。第7図は
化粧単板を貼着した柱の斜視図である。 1,1,1,1,1……単材、2,2
,2′,2,2′,2,2′,2
2′……合せ面、3,3′……柱、4,4,4
……4,4……だぼ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 新しい年輪を中心に向け且つ少なくとも2つの
    直角に交わる合せ面が互いに接合して中心に空隙
    がないように密接配置した4本の単材を、該合せ
    面を接合して形成された長手方向の直交する両平
    面上の接着面を介して接着すると共に、横断面に
    おいて一方の平面上で隣接した接着面に夫々垂直
    に並設された1組のだぼと、直交する他方の平面
    上で隣接した接着面に夫々垂直に並設された向き
    の異なる他の1組のだぼとを、同一横断面上に配
    設してそれを長手方向に所定間隔で複数配設する
    か、または向きの異なるものを長手方向に所定間
    隔で交互に複数配設して連結したことを特徴とす
    る建築用柱。
JP1978062409U 1978-05-09 1978-05-09 Expired JPS6224653Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978062409U JPS6224653Y2 (ja) 1978-05-09 1978-05-09

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JP1978062409U JPS6224653Y2 (ja) 1978-05-09 1978-05-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54163517U JPS54163517U (ja) 1979-11-16
JPS6224653Y2 true JPS6224653Y2 (ja) 1987-06-24

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ID=28964633

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918896U (ja) * 1972-05-20 1974-02-18

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51144920U (ja) * 1975-02-16 1976-11-20

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918896U (ja) * 1972-05-20 1974-02-18

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JPS54163517U (ja) 1979-11-16

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