JPH0577127B2 - - Google Patents

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JPH0577127B2
JPH0577127B2 JP21352687A JP21352687A JPH0577127B2 JP H0577127 B2 JPH0577127 B2 JP H0577127B2 JP 21352687 A JP21352687 A JP 21352687A JP 21352687 A JP21352687 A JP 21352687A JP H0577127 B2 JPH0577127 B2 JP H0577127B2
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semi
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JP21352687A
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Akira Horiuchi
Mutsuo Hosoi
Fusatomo Myake
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明はコンタクト・アセンブリ連続製造方法
と該製造方法を実施するために使用される自動イ
ンサート成形装置に関し、詳しくは、2つのコン
タクト部材を重ね合わせて作られるコンタクト・
アセンブリを製造する方法及びその方法を実施す
るために使用される装置に関する。上記製造方法
及び装置は、例えば、自動車に用いられているレ
バーコンビネーシヨンスイツチのスイツチ機構部
のコンタクトを製造する場合に利用できる。
従来技術 従来より、複数の可動コンタクト(可動接触
子)を備えてなるスイツチ機構を内蔵したスイツ
チは数多く提供されている。これらのスイツチ
は、上記可動コンタクトを個別に作動させること
により、複数の回路構成における各回路のオン・
オフ動作をつかさどるスイツチとして利用されて
いる。例えば、第17,18図に示すスイツチが
その一例である。このスイツチは、自動車に装着
されたレバーコンビネーシヨンスイツチ機構に用
いられているデイマ・スイツチである。第17図
はこのスイツチの上カバーを外した状態の平面図
であり、第18図は第17図のY−Y線断面図で
ある。このデイマ・スイツチは、下ケース114
上に、板バネ材を利用した3個の可動コンタクト
111,112,113を2個のスペーサー11
5,116を介して積み重ね、下ケース114を
貫通したリベツト119により上記3個の可動コ
ンタクト111,112,113の端部を支持
し、該リベツト119の端部をかしめることによ
り下ケース114に上記各可動コンタクト11
1,112,113を保持している。そして、上
記各コンタクト111,112,113の先端部
には、夫々、複数個の接点X2,X3,X5,X6が備
えられており、該各接点X2,X3,X5,X6に対応
する固定の各接点X1,X4が下ケース114側に
設けられている。3個の可動コンタクト111,
112,113の内、最も下ケース側に位置する
第3可動コンタクト113は、下ケース114を
外方から貫通した操作棒118と接続されてお
り、該操作棒118の押込み操作により押込み方
向へ下ケース114側に保持された保持端部を支
持点として他方の第1、2コンタクト111,1
12側へ移動する。また、上記操作棒118はス
プリング117により下ケース114のケース外
方へ付勢されている。従つて、操作棒118に荷
重を掛けない状態では、第18図に示された状態
になつており、第2、3接点X2,X3が接触して
いる。そして、上記操作棒118を押込むと、ま
ず第6接点X6が第3接点X3と接触し、さらに該
操作棒118を押込むと、操作棒118の先端が
第1可動コンタクト111を押上げて第2、3接
点X2,X3が開らき、さらに操作棒118を押込
むと、第1コンタクト111の第2接点X2が第
1接点X1に接触し、さらに操作棒118を押込
むと第2コンタクト112が第1コンタクト11
1側へ移動して第5接点X5が第4接点X4と接触
するようになる。
この様に3個の可動コンタクトと、該各コンタ
クトに複数の可動接点を備えてなるスイツチは、
上述した如く、可動コンタクトの移動状況によ
り、各接点の開閉状態が異なり、それらの接点を
利用した電気回路はさまざまな用途に利用でき
る。ところが、このスイツチを製造する場合、該
スイツチは基盤となる下ケース114にスペーサ
ー115,116及び可動コンタクト111,1
12,113を積み重ね、そして、下ケース11
4に各可動コンタクトを保持するためにリベツト
119を用い、上記各部品の積み重ね状態で該リ
ベツト119がカシメられて製造される。
すなわち、多くの部品を積み込んでの組立作業
が必要であり、その組立工数が多大に掛り、生産
性も良くないと言う問題がある。また、各単品部
品の積み重ねによる種々の問題をも包含している
ことも言うまでもない。従つて、スイツチ機構部
をいくつかの部品群にブロツク化すれば、スイツ
チ組立工数の低減につながる。すなわち、上記ス
イツチの構造においては、第1及び第2可動コン
タクト111,112は、2個のスペーサー11
5,116を介してリベツト119により下ケー
ス114に固定されている。それ故、この各部品
が一体部品、つまりコンタクト・アセンブリ、と
して製造することが可能である。また、一体部品
にすることで、部品点数の削減も計れ、コスト低
減にも寄与する。つまり従来技術の内包する問題
は、部品の製造方法を改良することで、効果的に
解決せしめることが可能である。
本発明の技術的課題 従つて、本発明の解決すべき技術的課題は、2
つの可動コンタクトを備えかつ一方の端部、つま
り接点側、が常に接触し、他方の端部が絶縁され
て保持された一対の可動コンタクトを連続的に製
造するコンタクト・アセンブリ連続製造方法と該
製造方法を実施するために使用される自動インサ
ート成形装置を提供することにある。
本発明の要旨 (構成) 上記技術的課題を達成するために、本発明は以
下のごとく構成した。
すなわち、第1の発明のコンタクト・アセンブ
リの連続製造方法は、 a 一対のフープ材を夫々プレス加工して、長手
方向沿いに連続した帯状キヤリヤー部に長手方
向沿い定間隔毎に各コンタクト部材を支持する
半加工フープ材を作出する第1工程と、 b 上記第1工程にて形成された一対の半加工フ
ープ材を対面した状態で自動インサート成形装
置内へ導入し、該成形装置に対してこの一対の
半加工フープ材を相対所定位置に位置決めする
第2工程と、 c 第2工程で位置決めされかつ上記インサート
成形装置に内蔵された成形金型で保持された一
対の半加工フープ材の一方の半加工フープ材の
キヤリヤー部を該キヤリヤー部により支持され
たコンタクト部材と該コンタクト部材に後続す
るコンタクト部材との間で切断する第3工程
と、 d 上記成形金型により上記一対のコンタクト部
材の後続側端部を相互に圧接せしめた状態で該
一対のコンタクト部材の先行側端部を射出成型
して成形樹脂により接合する第4工程と、 e 上記第4工程にて樹脂成形で対に接合成形さ
れたコンタクト・アセンブリをワン・ステツプ
前進せしめる第5工程と、 f 上記第5工程にて前進せしめられたコンタク
ト・アセンブリを、上記一対の半加工フープ材
の他方の半加工フープ材のキヤリヤー部を、該
キヤリヤー部により支持された上記コンタクト
部材と該コンタクト部材に後続するコンタクト
部材との間で切断することにより、切り離す第
6工程とを備えてなる6工程で構成されてい
る。
また、第2の発明の自動インサート成形装置
は、第1の発明の製造方法を実施するための装置
であつて、以下に述べる各手段を備えて構成され
る。
すなわち、上記成形装置は、連続した帯状キア
リヤー部にその長手方向沿い定間隔毎に各コンタ
クト部材が支持された一対の半加工フープ材であ
つてかつ互いに間隔を備えて対面させた状態で上
記成形装置へ間欠的に導入される一対の上記半加
工フープ材を上記成形装置内でその相互所定位置
関係に位置決めする位置決め手段を備え、さら
に、内蔵された成形金型で保持されるとともに、
上記位置決め手段により位置決めされた一対の半
加工フープ材の一方の半加工フープ材のキヤリヤ
ー部を上記成形金型内に位置するコンタクト部材
と該コンタクト部材に後続するコンタクト部材と
の間で切断する切断する切断手段を備えている。
さらに、本装置は、上記相互位置関係を保持しつ
つ、上記成形金型により上記一対のコンタクト部
材の後続側端部を相互に圧接せしめた状態で該一
対のコンタクト部材の先行側端部を射出成型によ
り接合する樹脂成型手段とを備えてなる。そし
て、本自動インサート成形装置は、上記各手段が
一対の半加工フープ材の移送方向沿いに順に所定
位置に配置され、一対の半加工フープ材の各コン
タクト部材を樹脂により対に接合してキヤリヤー
部を介して帯状に連なつたコンタクト・アセンブ
リを製造するように構成されている。
(作用・効果) まず、上記第1〜6工程から構成される上記製
造方法によれば、第1工程にて半加工された別個
の一対のコンタクト部材は、自動インサート成形
装置へ導入され、該装置に内蔵された成形金型内
に送られる。該金型内において、一対のコンタク
ト部材は、該一対のコンタクト部材の上記後続側
端部が相互に圧接せしめられるように保持された
状態でその先行側端部が成形樹脂により接合・固
定されるため、常時後続側端部の接点が接触した
一対の可動コンタクト・アセンブリが半加工フー
プ材の状態で一体的に形成されることになる。し
かも、上述の如く半加工フープ材の状態でコンタ
クト・アセンブリを形成するため、該フープ材を
送ることにより連続して上記コンタクト・アセン
ブリを製造することができる。さらに、上記先行
側端部を射出成型により樹脂で接合する際、一方
のフープ材のキヤリヤー部がすでに切断されてい
るため、一対のコンタクト部材が成形金型により
上記の如く保持される際に、後続する上記一方の
フープ材による上記保持動作に対する悪影響は生
じない。つまり、一対のコンタクト部材は、位置
ずれを生じることなく所定の関係に会合して保持
されることになる。さらに、他方の半加工フープ
材のキヤリヤー部は連続状態を保つているため、
コンタクト・アセンブリをさらに移送することも
可能である。つまり、該他方の半加工フープ材の
キヤリヤー部で連結されたコンタクト・アセンブ
リはワン・ステツプ前進せしめられ、第6工程に
おいて該フープ材から切り離され、コンタクト・
アセンブリたる部品となる。
従つて、この製造方法を用いることで、コンタ
クト・アセンブリを連続的に製造することがで
き、かつ、数部品を一体化することができる。さ
らに該部品を用いてのスイツチ組立工数は、従来
技術に比較すれば、明らかに低減する。さらに、
上記製造方法において、上記一対のコンタクト部
材の上記後続側端部は、上記成形金型により所定
の一定の力で相互に圧接せしめられるように調整
されるため、各製品間において一様かつ安定した
接触力を有する接点部を備えた各コンタクト・ア
センブリを製造できる。つまり、個々の部品を積
み重ねて行う従来技術に比べ、本発明の製造方法
により製造された部品は、一様な品質を備えると
ともに、コスト低減にも寄与する。
次いで、上記製造方法を実施するために使用さ
れる自動インサート成形装置について詳述する。
すなわち、上記構成によれば、別個の連続した
帯状キヤリヤー部に連結された各コンタクト部材
を備えてなる各半加工フープ材は、上記成形装置
の入口部にて、一方の半加工フープ材に対し他方
の半加工フープ材が所定の位置関係を備えた一対
のコンタクト部材となるように位置決めされる。
位置決めすることにより、上記一対の半加工フー
プ材の一方の半加工フープ材のキヤリヤー部が、
上記成形金型内に位置するコンタクト部材と該コ
ンタクト部材に後続するコンタクト部材との間で
切断されても、該後続するコンタクト部材側の上
記一方の半加工フープ材の位置ずれや後退が防止
され、上記一対のコンタクト部材の相互位置関係
は保持されることになる。さらに、上記金型内で
上記一方の半加工フープ材のコンタクト部材を上
記他方の半加工フープ材のコンタクト部材に圧接
して会合させても、上記一方の半加工フープ材の
上記コンタクト部材を連結しているキヤリヤー部
が、すでに後続の半加工フープ材から切り離され
ているため、該一方の後続するコンタクト部材の
位置ずれを生じせしめることはない。後続する上
記一方の半加工フープ材のキヤリヤー部から切り
離されたコンタクト部材は、上記金型内におい
て、上記他方の半加工フープ材のコンタクト部材
に対し相互所定位置関係を保持した状態で、その
後続側端部と、上記他方の半加工フープ材の後続
側端部とが相互に圧接せしめられるように、該一
対の先行側端部が射出成型により樹脂で接合さ
れ、これによつて、一端が樹脂により絶縁されか
つ保持されるとともに他端が離着自在に接触した
コンタクト・アセンブリなる部品が形成される。
さらに、この装置に半加工フープ材送り装置を同
期させて用いることにより、上記コンタクト・ア
センブリを連続的に製造することが可能になる。
また成形金型にて圧接される一対のコンタクト部
材は常に同一の圧接力により圧接されるため、一
対のコンタクト部材の接触力を各製品間で一様な
ものにすることができる。
実施例 以下に、第1〜16図に従つて、本発明の製造
方法及びその方法を実施するために使用される装
置の一実施例を具体的に説明する。
まず、本発明の自動インサート成形装置の一実
施例を開示するとともに、本発明のコンタクト・
アセンブリ連続製造方法をその工程順に説明す
る。
第1〜4図は、本実施例に係る自動インサート
成形装置の要部を構成する上型板及び下型板並び
に該両型板の組込み状態を示す。第1図は下型板
を示す。図中、2は下型板で、該下型板2は図示
されない上記装置のフレームに下型板取付板4を
介して装着されている。該下型板2は、所定の加
工が施こされ、素材たる半加工フープ材が後述す
る上型板1と上記下型板2とにより構成される通
路内を、図中左から右へ図示されないフープ材の
間欠移送装置により送られるとともに、上記下型
板2に夫々組込まれた以下に述べる各種手段によ
り半加工フープ材が加工されていくように構成さ
れている。
すなわち、第4図に示す上型板1が、上記下型
板2の上方に組付けられ、第2図又は第3図に示
される如く、本実施例にて製造されるコンタク
ト・アセンブリ90の成形部を構成する。上型板
1は図示されない駆動装置により下型板2に対し
て上下動するように構成されている。この上下動
は上型板1に固定された4本の可動案内ポスト5
により上型板1が下型板2に対し案内されて行な
われる。なお、上記コンタクト・アセンブリ90
の正面図を第10図として、また、第10図のQ
−Q線断面図を第11図として、夫々、示してい
る。
ところで、下型板2に組込まれている各種手段
を第1図を参照しつつ説明すると、図中左側が半
加工フープ材の入口部となり、右側がコンタク
ト・アセンブリ90に成形された上記フープ材の
出口側となる。上記半加工フープ材は、図中、型
板外の左側に図示されないプレス装置により一対
のフープ材が夫々打抜き加工され、上記フープ材
の間欠移送装置により所定ピツチずつ上記下型板
2の入口部へ送られる。すなわち、製造方法とし
ての第1工程となる。該入口部には、移送されて
きた一対の半加工フープ材、すなわち第1半加工
フープ材Aと第2半加工フープ材B、の一方の半
加工フープ材、本実施例では第2半加工フープ材
B、を位置決めするための手段が備えられてい
る。なお、第1半加工フープ材Aを図12に、ま
た、第2半加工フープ材Bを図13に、夫々、示
している。
この位置決め手段は、上型板1の上下動に伴な
つて出没するパイロツトピン26と、下型板2側
に装着されかつ該ピンを保持する第2カム板28
と、該カム板28を第2半加工フープ材B側へ移
動せしめるために上型板1に装着されたカムピン
25と、上型板1の上昇に伴い上記パイロツトピ
ン26、換言すれば第2カム板28、を上記第2
半加工フープ材Bから図中下側方向へ退避させる
ためのスプリング30とから構成されている。
この位置決め手段は、その詳細構造を第5図に
示しているが、上型板1が下型板2側へ降下する
と、カムピン25が下型板2内へ押し込まれ、該
カムピン25の先端部に案内されて第2カム板2
8が、図中右方向へ、つまり第2半加工フープ材
B方向へ移動する。その結果、第2カム板28に
保持されたパイロツトピン26が第2半加工フー
プ材B方向へ移動し、上記フープ材Bのキヤリヤ
ー部B1に設けられた小孔B3を挿通してパイロツ
ト受け15の逃げ穴に進入する。この様にして移
送されてきた第2半加工フープ材Bは本成形装置
に対して位置決めされる。尚、上記カムピン25
は上型板1に固定されており、上型板1と共に上
下動する。さらに上型板1が下型板2に対して上
昇すると、それに伴いカムピン25が後退し、ス
プリング30により第2カム板28が元の位置へ
復帰するとともにパイロツトピン26が第2半加
工フープ材Bの小孔B3から後退するようになる。
すなわち、製造方法としての第2工程となる。
この入口部は、一対の半加工フープ材A,Bが対
面しつつ所定の角度を伴つて本装置の成形部に導
入されるように構成されている。
上記製造方法としての第2工程は、上記位置決
め手段にて位置決めされた第2半加工フープ材B
と、他方の半加工フープ材たる第1半加工フープ
材Aとの相互位置関係を確認するための相互位置
確認工程を有している。すなわち、該両半加工フ
ープ材A,Bの相互位置関係を確認するための確
認手段が上記位置決め手段よりワン・ステツプ半
加工フープ材の進行方向側に備えられている。該
確認手段は、2個の受発信兼用の光電スイツチ8
2,83で相互位置関係の確認を行なうように構
成されている。すなわち、第6図に示す如く、す
でに上記位置決め手段にて位置決めされ、そして
1ピツチ移送された先行する一対のコンタクト部
材A2,B2の相互位置関係を各半加工フープ材A,
Bのキヤリヤー部A1,B1に設けられた各小孔
A3,B3を利用して確認するようになつている。
上記各光電スイツチ82,83は、上型板1に
固定されており、同じく上型板1に固定された第
4ガイド板21に形成された貫通穴85,86内
をかつ下型板2に固定されたガイド入駒10の貫
通穴内をその光線が通過し、各キヤリヤー部A1
B1の小孔A3,B3を通過した後、後述するダイ9
の表面で反射し、該反射光線を受信するようにな
つている。
このようにして第1、第2半加工フープ材A,
Bの各コンタクト部材A2,B2の相互位置が確認
された後、第2半加工フープ材Bの先行側キヤリ
ヤー部B1が上記位置確認手段に近接して設けら
れた切断手段に送られて切断される。
該切断手段は、第7図に示す如く、下型板2内
で、第2半加工フープ材Bを受けるダイ9と上型
板1の降下により該降下方向に押し込まれる第1
カム板23と該カム板23の移動に伴ない第2半
加工フープ材Bの移送方向と直交する方向へ移動
する切断パンチ22と該パンチ22を復帰せしめ
るためのスプリング31とから構成されている。
すなわち、図に示すごとく、下型板2の上面より
突出した端部を備えかつ他端部がその上下移動方
向に対して傾斜した斜面を備えた第1カム板23
が上下動自在に下型板2に装着されている。そし
て、上記斜面に接する端部を備えかつその他端部
に第2半加工フープ材Bのキヤリヤー部B1を切
断する切断刃を備えるとともに、下型板2内を上
記フープ材Bの進行方向に対し直交する方向に移
動自在に装着された切断パンチ22が備えられて
いる。また、該切断パンチ22は、切断手段の一
方の相手側たるダイ9の案内溝内を移動するよう
に構成されており、かつ、下型板2に一端を支持
されたスプリング31にて反切断方向側へ付勢さ
れている。従つて、上型板1が下型板2に対して
上昇すれば、該スプリング31にて反切断方向つ
まり第2半加工フープ材Bから退避する方向へ移
動せしめられる。その結果、上記第1カム板23
は下型板2の上面よりその端部が突出する元の位
置へ復帰する。尚、該第1カム板23には、該カ
ム板23の移動を案内する案内溝23bと該案内
溝に嵌合する案内ピン23aが備えられている。
すなわち、上記切断手段によるキヤリヤー部B1
の切断工程は、製造方法としての第3工程に対応
する。
さらに、上記切断手段が配置された位置よりも
ワン・ステツプ半加工フープ材A,Bの進行方向
側には、該フープ材A,Bの後続側端部を圧接す
ると共に、該圧接状態で両フープ材A,Bの先行
側端部を樹脂により接合する樹脂成形手段が備え
られている。すなわち製造方法の第4工程は以下
に述べる構成部材からなる樹脂成形手段による樹
脂成形工程である。すなわち、この樹脂成形手段
には、下型板2に半加工フープ材の進行方向に対
して略直交する方向に形成された凹部が備えられ
ており、該凹部に移動可に装着された第1成形可
動金型11と第2成形可動金型12とが下型板2
の半加工フープ材の進行方向沿いの型板中心線を
挟んで該中心線近傍部に互いに対面するように配
置されている。該樹脂成形手段は、該8図によく
示される如く、上記一対の可動金型11,12と
該各可動金型11,12の下端面に接するように
第3成形金型8が配置されている。さらに、第2
図に示すように、上記各可動金型11,12の上
端面は、上型板1が降下した際、上型板1の底面
と接するように構成されている。そして、該上型
板1の底面と上記各金型11,12,8からなる
樹脂成型室に対応した上型板1の対応位置に射出
成型のためのホツトランナー45及びホツトノズ
ル46が備えられている。つまり、図に示す如
く、上型板1の樹脂成形室に対応した位置に上記
ホツトランナー45を装着したスピアゲートブツ
シユが装着されており、該ホツトランナー45
は、その上端部にホツトノズル46を備えホツト
ノズル取付板7で固定されている。ところで、上
記樹脂成形室は、下型板2の上記凹部の側壁面と
上記各金型8,11,12及び上型板1の底面と
に囲まれて形成されている。さらに樹脂成形手段
の構成を詳説すると、上型板1に支持された2本
の傾斜案内ピン17がフープ材の進行方向と平行
な上型板1の側部にそれぞれ型板の外方方向へ傾
けられて配置され上型板1に装着されている。さ
らに該各ピン17の型板外方側に断面大略三角形
状のスライドストツパー16が1個夫々上型板1
に固定されて位置している。上記各傾斜案内ピン
17の周囲には、上型板1の昇降に伴い該各ピン
17に付勢されて上記第1、2成形可動金型1
1,12をフープ材移送方向に対して直交する方
向に移動させるスライド・ブロツク13が配置さ
れている。すなわち、該スライド・ブロツク13
は、傾斜案内ピン17に対応する傾斜貫通穴を備
え、該貫通穴内を上型板1の昇降に伴い上記傾斜
案内ピン17が出入りできるように該ピン17の
周囲に装着されている。上記スライド・ブロツク
13は、上記各スライドストツパー16と成型可
動金型11,12との各間に配置せしめられ、ス
ライドストツパー16側に面する端面はスライド
ストツパー16の傾斜面に対応し、成型可動金型
側に面する端面は各成型可動金型11,12の背
面に装着された各押え板60,61の背面に対応
するように構成されている。さらに各スライド・
ブロツク13は、第1、2成形可動金型11,1
2を互いに型締めする方向へ付勢するスプリング
33,33の一方の端部を支持している。該各ス
プリング33,33は、その他端部が各成形可動
金型11,12に保持されている。また、該各成
形可動金型11,12には、樹脂成形に際し、使
用されるピン部材が複数個備えられている。図
中、39,40,41,42,57,64,65
はそれらのピン部材である。
第16図は、第1、2半加工フープ材A,B
と、第1、2成形可動金型11,12及び第3成
形金型8との配置関係を示す第1図の要部拡大図
である。図に示すように、第1、2半加工フープ
材A,Bの後続側端部が圧接せしめられるよう
に、第1、2半加工フープ材A,Bは、第3成形
金型8を間に介して、両側から第1、2成形金型
11,12により、押圧される。そして、この状
態を保つたまま、第1、2半加工フープ材A,B
の先行側端部は樹脂成形により接合される。
ここで、本樹脂成形手段の動作を以下に説明す
る(第8図参照)。すなわち、第8図は第1、2
成形可動金型11,12が開いている状態を示し
ており、上型板1は各可動金型11,12の上面
から離れた位置にある。そして、上型板1に備え
られた図示されない駆動装置により上型板1を下
型板2側へ降下させると、上型板1の両側の傾斜
案内ピン17もそれに伴なつて降下する。そうす
れば、二つの可動金型11,12はスプリング3
3を介してスライド・ブロツク13により夫々内
側へ押し込まれる。この際、該スプリング33は
金型の移動前の全長を略保つように構成されてお
り、それ故、各スライド・ブロツク13と各押え
板60,61との間隙は金型移動前と略同一に保
たれている。この状態は、二つのスプリング33
の反発力で第1、2成形可動金型が型締めされて
いる状態であり、さらに、上型板1が降下すれ
ば、両側のスライドストツパー16の傾斜面によ
り各スライド・ブロツク13が夫々内側に押し込
まれ、それに伴いスプリング33も撓み、スライ
ドストツパー16によりスライド・ブロツク13
を介して、第1、2成形可動金型11,12が確
実に型締めされるようになる。そして、この状態
で樹脂成形室内へ樹脂が充填される。従つて、上
記傾斜案内ピン17の外径とスライド・ブロツク
13の貫通穴内径とは、スライド・ブロツク13
がスライドストツパー16により型板の内側へ移
動できるよう上記内径が上記外径より大きくなる
ように寸法構成されている。つまり樹脂成形のた
めの型締は2段階、いわゆるダブルクツシヨン
式、になるよう構成されている。一方、型開動作
は、上記型締め動作の逆になる。すなわち、上型
板1が上昇すると、それに伴つてスライドストツ
パー16も上昇し、スライド・ブロツク13の傾
斜面から離れる。さすれば、スライド・ブロツク
13は、スプリング33の反発力で傾斜案内ピン
17の外方側外周に接する位置まで外側へ移動せ
しめられる。そして、さらに上型板1が上昇する
と、該ピン17によりスライド・ブロツク13は
さらに外側へ移動せしめられるとともに、第1、
2成形可動金型11,12もスプリング33を介
して同方向に移動する。この型開動作の工程にお
いて、成形された樹脂成形部91は、第3成形金
型8内を貫通して突出してくる第1、2エジエク
ターピン43,44により上方へ突出される。す
なわち、上記各ピン43,44は、第3図に示さ
れる如く、下型板2の下方に配置されてた第1押
出板55にその一端が保持され、下型板2内を貫
通できるように該各エジエクターピン43,44
に対応する下型板の対応位置に貫通穴が備えられ
ており、該穴内を出没するよう構成されている。
該出没は、上記第1押出板55の背面に装着され
た第2押出板56を、第2押出板56に装着され
た押出ブロツク54を介し、図示されない駆動装
置で下型板2側へ上昇させることにより行なわれ
る。上記第1押出板55は、4本の案内ポスト6
を備え、該ポスト6の周囲にスプリング32を配
置し、上記駆動装置の駆動で上昇し、駆動を停止
すれば上記スプリング32で元の位置に復帰する
ように構成されている。
このようにして、樹脂成形が完了すれば、後続
する一対のコンタクト部材A2,B2を成形金型内
へ配置せしめるために、一対の半加工フープ材
A,Bが1ピツチ分前進せしめられる。すなわ
ち、これは、製造方法としての第5工程に対応す
る。このようにして、第14,15図に示す如
く、樹脂成形部91を備え、一方のキヤリヤー部
A1で連なつたコンタクト・アセンブリ−Cは、
上記樹脂成形手段から1ピツチ分前進せしめら
れ、次の第6工程、すなわち第1半加工フープ材
切断工程に送られる。この切断工程において、第
1半加工フープ材Aのキヤリヤー部A1は、該キ
ヤリヤー部により支持されたコンタクト部材A2
と、該コンタクト部材に後続するコンタクト部材
A2との間で切断され、これによつて、第10,
11図に示す如くユニツトとしてのコンタクト・
アセンブリ90が形成される。
尚、本実施例では、上記樹脂成形工程(第4工
程)において樹脂成形された成形部91には第8
図に示すように、樹脂成形に伴う成形ランナー部
92(つまり湯口から金型までの成形樹脂の導入
路部)が一体で付着しているため、該成形ランナ
ー部92を下型板2の出口部に備えられたシリン
ダー72で切断するようにしている。第9図は上
記成形ランナー部92の切断を示す図である。図
において、72はシリンダーを示し、該シリンダ
ー72はそのピストン部先端に切断刃を備えてい
る。一方、樹脂成形部91は、上型板1に固定さ
れたキヤリヤー受け75で一方の側面が受けられ
ている。そして、型開までの間に成形ランナー部
92が切断されるようになつている。
上記説明の如く、本実施例に係る自動インサー
ト成形装置は、本発明のコンタクト・アセンブリ
を連続して製造するコンタクト・アセンブリ連続
製造方法に則した好適な装置である。上記成形装
置は、前記した各種手段を備えた装置であつて、
しかも、各手段の動作がそれぞれ所定の同期関係
を備えている。そこで、以下に本実施例の自動イ
ンサート成形装置の各手段の同期した動作及び本
装置にて製造される部品等を連続した工程内でと
らえて説明する。
すなわち、本装置に用いる半加工フープ材は、
第12,13図に示した形状を備えたものであ
る。そして、該各フープ材を用い製造されるコン
タクト・アセンブリは第10,11図に示される
部品である。尚本発明のコンタクト・アセンブリ
連続製造方法はフープ材から上記コンタクト・ア
センブリを製造する方法であり、そして本実施例
に係る自動インサート成形装置は、上記製造方法
の一部工程を実施する装置となる。つまり、第1
4,15図に示す如くキヤリヤー部A1で連結さ
れかつ一端が樹脂成形により接合された一対のコ
ンタクト部材A2,B2からなるコンタクト・アセ
ンブリCを製造する装置である。この自動インサ
ート成形装置は、コンタクト・アセンブリを連続
して製造する装置であるため、上記下型板2に
は、第1、第2半加工フープ材A,Bがすでに該
フープ材A,Bの進行方向沿いにセツトされてい
るものとする。すなわち、樹脂成形手段より先行
側に位置する一対のコンタクト部材A2,B2はす
でに樹脂で接合されており、金型内の一対のコン
タクト部材と該コンタクト部材に後続するコンタ
クト部材との間の第2半加工フープ材Bのキヤリ
ヤー部B1は上記切断手段にて切断されているも
のとする。このような準備作業を行つた上で本装
置を稼動させると、まず後続するコンタクト部材
A2,B2を成形金型内へ移送するために図示され
ない移送装置により第1半加工フープ材Aが、一
旦、下型板2から上方へリフトされ、その後1ピ
ツチ分だけ前進せしめられる。これと同時に第2
半加工フープ材Bも図示されない別の移送装置に
より1ピツチ分だけ下型板2の入口部15へ送ら
れる。尚、上型板1は、フープ材Aがリフトされ
て前進する工程では、下型板2の上方に位置して
おり、パイロツトピン26、切断パンチ22、は
夫々復帰位置にある。
そして、リフトされそして前進せしめられた第
1半加工フープ材Aは成形金型内へ降下せしめら
れ成形金型内に新らたな一対のコンタクト部材
A2,B2が位置せしめられるとともに、入口側に
は夫々各一対のコンタクト部材が位置する。この
状態において、前記位置確認手段により第1、2
半加工フープ材A,Bの位置を確認し、正しい位
置に該各フープ材が位置していることが確認され
れば、型締め動作が開始される。すなわち、上型
板1が下型板2側へ降下を開始するとともに、2
個のスライド・ブロツク13が2本の傾斜案内ピ
ン17によりスプリング33を介して第1、2成
形可動金型11,12を型締め方向へ移動する。
そして、上記各成形可動金型11,12に備えら
れた各ピン部材39,40,41,42,57,
64,65により一対のコンタクト部材A2,B2
は、成形金型に対し位置決めされるとともに、第
1、2成形可動金型11,12ではさみ込まれ
る。この動作と略同時に上記入口部15の位置決
め手段たるパイロツトピン26がカムピン25に
より第2カム板28を介して第2半加工フープ材
Bのキヤリヤー部B1の小孔B3を挿通してパイロ
ツト受け15の逃げ穴に侵入する。すなわち、パ
イロツトピン26による第2半加工フープ材Bの
位置決めは、第1、2成形可動金型11,12が
スライドストツパー16にて本締めされる前に位
置決めできるようにカムピン25と第2カム板2
8との寸法関係は構成されている。さらに、第2
半加工フープ材Bの前記切断手段も、上記第1、
2成形可動金型11,12にて一対の半加工フー
プ材A,Bが位置保持された状態でかつ金型の本
締めされる前に切断パンチ22により第2半加工
フープ材Bのキヤリヤー部B1を切断できるよう
に構成されている。すなわち、上型板1により押
し込まれる第1カム板23の下型板2上面からの
突出量と切断に要する切断ストロークとが型締完
了前に切断可能なように勘案して構成されてい
る。尚、上記三つの動作は、その順序として、成
形金型の各ピン部材39〜42,57,64,6
5が一対のコンタクト部材A2,B2を位置決めす
るとともにパイロツトピン26が第2半加工フー
プ材Bを位置決めし、その後、第2半加工フープ
材Bのキヤリヤー部B1を切断するように構成さ
れている。このようにして一対の半加工フープ材
A,Bの位置決め、キヤリヤー部の切断及び成形
可動金型11,12による本型締めが略同時にか
つ同期して行なわれた後、上記金型内へ樹脂が充
填され、一対のコンタクト部材A2,B2が樹脂に
より接合される。
樹脂成形が完了すると、次いで金型の型開動作
に移行する。すなわち、第1、2成形可動金型1
1,12が型開するにつれて、キヤリヤー部で帯
状に連なつたコンタクト・アセンブリCは上記各
金型11,12から離型する。さらに詳述する
と、上型板1が図示されない駆動装置により下型
板2に対して上昇せしめられると、それに伴ない
スライドストツパー16も上昇する。従つて、該
スライドストツパー16にて互いに半加工フープ
材側へ押し込まれていた各スライド・ブロツク1
3,13は、該ブロツク13の傾斜案内ピン17
用貫通穴に備えられている該ピン17に対するガ
タ分だけ、各スプリング33,33により外方へ
移動せしめられる。さらに、上記動作と同時に、
切断手段たる切断パンチ22は、上記板1の上昇
に伴い、スプリング31により元の位置方向への
復帰動作を開始する。そしてさらに、位置決め手
段たるパイロツトピン26も、同様に、カムピン
25が上型板1と共に上昇するにつれ、スプリン
グ30により第2カム板28が元の位置へ復帰す
るにつれて元の位置への復帰動作を開始する。そ
して、第1、2成形可動金型11,12は、上型
板1が所定復帰位置へ移動すれば、傾斜案内ピン
17を介して復帰位置まで移動する。移動完了
後、直ちに、第1、2エジエクターピン43,4
4が、、コンタクト・アセンブリCの樹脂成形部
91の下方から第3成形金型内を貫通して突出せ
しめられ、キヤリヤー部で帯状に連なつたコンタ
クト・アセンブリCを第1半加工フープ材Aのリ
フト方向へ突き出す。尚、この突き出し動作と、
第1半加工フープ材A1の図示されない移送装置
のリフト動作とが同期するように構成されている
ことは言うまでもない。上記突き出し動作を詳述
すると、第3図において、図示されない駆動装置
により下型板取付板4を貫通して第2押出板56
にネジ部材にて固定された押出ブロツク54が図
中上方へ押出される。そうすると、上記第2押出
板56の上面に装着されている第1押出板55が
4本の案内ポスト6に沿つて、該ポスト6の外周
に配置されたスプリング32の付勢力に抗して図
中上方へ移動する。該第1押出板55が上昇すれ
ば、該押出板55に装着されている第1、2エジ
エクターピン43,44も成形金型の内方へ突き
出される。このようにして、成形金型にて一対の
コンタクト部材A2,B2の端部が樹脂成形により
接合され、型開完了後、上記2本のエジエクター
ピン43,44の突き出し動作と上記移送装置の
リフト動作とがあいまつて、第1半加工フープ材
Aは、金型より上方へリフトされる。尚、他方の
第2半加工フープ材Bは、上記樹脂接合された第
2半加工フープ材Bのコンタクト部材B2と該コ
ンタクト部材B2の後続側のコンタクト部材とは
キヤリヤー部B1が切断されているため、第1半
加工フープ材Aがリフトされても、第2半加工フ
ープ材Bはリフトされずにその位置にとどまつて
いる。そして、上記突き出し動作完了後、各エジ
エクターピン43,44は元の位置へスプリング
32の付勢力を介して復帰するとともに、第1半
加工フープ材Aはリフト状態を保ちつつ図示され
ない移送装置で1ピツチ分前進せしめられる。ま
た同時に第2半加工フープ材Bも図示されない移
送装置により1ピツチ分後続するコンタクト部材
B2が前進するように送られる。そして、リフト
状態で前進せしめられた第1半加工フープ材A
は、リフト状態からリフト前の位置まで降下せし
められる。
以上の各動作が、本自動インサート成形装置に
おけるインサート成形工程となる。この動作を連
続的にくり返すことにより自動的に一対のコンタ
クト部材A2,B2の一端部が樹脂により接合され、
該コンタクト部材A2,B2の一方のコンタクト部
材を支持するキヤリヤー部で帯状に連なつたコン
タクト・アセンブリCが成形される。さらに、本
装置のフープ材移送側に、上記帯状の連なつたコ
ンタクト・アセンブリCをキヤリヤー部から切り
離す切り離し手段を備えることにより、第10,
11図に示す如きコンタクト・アセンブリ90を
製造することが可能になる。
上記動作説明にて明らかなように、本発明の製
造方法並びに該方法を実施するために使用される
本発明の上記実施例に係る装置は、一対の板状の
接片部材をその一方の端部、すなわち接点部、を
接触させかつその接触力を保持しつつ、他端部を
樹脂成形により一体的に接合してコンタクト・ア
センブリ90を連続的に製造するための好適な方
法並びに装置と言える。すなわち、一対のフープ
材の内一方のフープ材、この実施例では第1半加
工フープ材A、を素材及び製品のキヤリヤーとし
て兼用することにより、連続生産が可能となり、
生産性の向上が計れる。さらに、従来例では、各
接片部材たるコンタクト部材を夫々プレス加工等
で打ち抜き、その後両部材をスペーサー等を用い
て対に形成し、ピン部材により一体に成形すると
言う工数の掛る作業を経て製造されていたが、本
実施例では、この一連の作業が自動化され、か
つ、複列のフープ材を樹脂成形で固定することに
より、従来例に比べ部品点数を削減することがで
きる。さらに、成形金型内で複列のフープ材を会
合せしめたときに、コンタクト部材の上記後続側
端部は、成形金型により、所定の一定の力で相互
に圧接せしめられるように調整されるため、各製
品間において一様かつ安定した接触力を有する接
点部を備えた各コンタクト・アセンブリを製造で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第9図は、本発明の一実施例に係る自動
インサート成形装置の要部を示し、第1図は下型
板の平面図、第2図は第1図の−屈曲線断面
図、第3図は第1図の−屈曲線断面図、第4
図は上型板1の底面側から見た平面図、第5図は
第1図の−線断面図、第6図は第1図の−
線断面図、第7図は半加工フープ材の位置検出
部要部拡大断面図、第8図は成形金型部の拡大断
面図、第9図は第3図におけるZ部拡大図、第1
0図は上記コンタクト・アセンブリの正面図、第
11図は第10図のQ−Q線断面図、第12,1
3図は本実施例に用いた半加工フープ材の一部を
示した各正面図、第14図は、上記各半加工フー
プ材から本実施例により製造されるコンタクト・
アセンブリの製造工程中の正面図、第15図は第
14図のR−R線断面図、第16図は、第1図の
要部を拡大した詳細平面図、第17,18図はカ
バーケースを取外した状態の従来例に係るスイツ
チのスイツチ機構部を示しており、第17図はそ
の平面図、第18図は第17図のY−Y線断面図
である。 1……上型板、2……下型板、3……上型板取
付板、4……下型板取付板、5……可動案内ポス
ト、6……案内ポスト、7……ホツトノズル取付
板、8……第3成形金型、9……ダイ、10……
ガイド入駒、11……第1成形可動金型、12…
…第2成形可動金型、13……スライド・ブロツ
ク、14……スペーサーブロツク、15……入口
部(パイロツト受け)、16……スライドストツ
パー、17……傾斜案内ピン、18……第1ガイ
ド板、19……第2ガイド板、20……第3ガイ
ド板、21……第4ガイド板、22……切断パン
チ、23……第1カム板、24……スペーサー、
25……カムピン、26……パイロツトピン、2
8……第2カム板、29……位置決めブロツク、
30,31,32,33……スプリング、39…
…第1ピン、40……第2ピン、41……第3ピ
ン、42……コアーピン、43……第1エジエク
ターピン、44……第2エジエクターピン、45
……ホツトランナー、46……ホツトノズル、4
7……スピアゲートブツシユ、54……押出ブロ
ツク、55……第1押出板、56……第2押出
板、57……第4ピン、60……第1押え板、6
1……第2押え板、64……第5ピン、65……
第6ピン、82……第1光電スイツチ、83……
第2光電スイツチ、84……バツクプレート、8
5,86……貫通穴、90……コンタクト・アセ
ンブリ、91……樹脂成形部、92……成形ラン
ナー部、A……第1半加工フープ材、B……第2
半加工フープ材、A1,B1……キヤリヤー部、
A2,B2……コンタクト部材、C……帯状に連な
つたコンタクト・アセンブリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一対のフープ材を夫々プレス加工して、長手
    方向沿いに連続した帯状キヤリヤー部A1,B1
    長手方向沿い定間隔毎に各コンタクト部材A2
    B2を支持する半加工フープ材A,Bを作出する
    第1工程と、 上記第1工程にて形成された一対の半加工フー
    プ材A,Bを対面した状態で自動インサート成形
    装置内に導入し、該成形装置に対してこの一対の
    半加工フープ材A,Bを夫々相対所定位置に位置
    決めする第2工程と、 第2工程で位置決めされかつ上記インサート成
    形装置に内蔵された成形金型8,11,12で保
    持された一対の半加工フープ材A,Bの一方の半
    加工フープ材Bのキヤリヤー部B1を該キヤリヤ
    ー部B1により支持されたコンタクト部材B2と該
    コンタクト部材に後続するコンタクト部材B2
    間で切断する第3工程と、 上記成形金型8,11,12により上記一対の
    コンタクト部材の後続側端部を相互に圧接せしめ
    た状態で該一対のコンタクト部材A2,B2の先行
    側端部を射出成型して成形樹脂により接合する第
    4工程と、 上記第4工程にて樹脂成形で対に接合成形され
    たコンタクト・アセンブリCをワン・ステツプ前
    進せしめる第5工程と、 上記第5工程にて前進せしめられたコンタク
    ト・アセンブリCを、上記一対の半加工フープ材
    A,Bの他方の半加工フープ材Aのキヤリヤー部
    A1を該キヤリヤー部A1により支持された上記コ
    ンタクト部材A2と該コンタクト部材に後続する
    コンタクト部材A2との間で切断することにより、
    切り離す第6工程とを備えてなることを特徴とす
    るコンタクト・アセンブリ連続製造方法。 2 連続した帯状キヤリヤー部A1,B1にその長
    手方向沿い定間隔毎に各コンタクト部材A2,B2
    が支持された一対の半加工フープ材A,Bであつ
    てかつ互いに間隔を備えて対面した状態で間欠的
    に導入される一対の上記半加工フープ材A,Bを
    その相互所定位置関係に位置決めする位置決め手
    段と、 内蔵された成形金型8,11,12で保持され
    るとともに、上記位置決め手段により位置決めさ
    れた一対の半加工フープ材A,Bの一方の半加工
    フープ材Bのキヤリヤー部B1を上記成形金型内
    に位置するコンタクト部材B2と該コンタクト部
    材に後続するコンタクト部材B2との間で切断す
    る切断手段と、 上記相互位置関係を保持しつつ、上記成形金型
    8,11,12により上記一対のコンタクト部材
    A2,B2の後続側端部を相互に圧接せしめた状態
    で該一対のコンタクト部材A2,B2の先行側端部
    を射出成型により接合する樹脂成形手段とを備え
    てなり、 上記各手段が一対の半加工フープ材A,Bの移
    送方向沿いに順に所定位置に配置され、一対の半
    加工フープ材A,Bの各コンタクト部材A2,B2
    を樹脂により対に接合してキヤリヤー部A1を介
    して帯状に連なつたコンタクト・アセンブリCを
    製造することを特徴とする自動インサート成形装
    置。
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