JPH0576041A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JPH0576041A
JPH0576041A JP3234691A JP23469191A JPH0576041A JP H0576041 A JPH0576041 A JP H0576041A JP 3234691 A JP3234691 A JP 3234691A JP 23469191 A JP23469191 A JP 23469191A JP H0576041 A JPH0576041 A JP H0576041A
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JP
Japan
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signal
color difference
color
clamp
level
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JP3234691A
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English (en)
Inventor
Makoto Ise
誠 伊勢
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ低コストな構成により、ドロップア
ウトの発生やノイズの混入等に影響されずに、色差線順
次信号に対して、色差信号の種類を正確に判別し、画像
信号を劣化させずに復元する事ができる画像信号処理装
置を提供する事を目的とする。 【構成】 色差線順次信号を入力し、2水平走査期間毎
に該色差線順次信号のブランキング期間を第1のタイミ
ングにてクランプし、クランプされた色差線順次信号の
ブランキング期間の直流レベルを前記第1のタイミング
とは相補な第2のタイミングにてサンプルホールドした
信号と、前記第2のタイミングにて前記色線順次信号の
ブランキング期間をクランプし、クランプされた色差線
順次信号のブランキング期間の直流レベルを前記第1の
タイミングにてサンプルホールドした信号との比較結果
に基づき、前記色差線順次信号における色差信号の種類
の判別を行う様に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は色差線順次信号を含む画
像信号を処理する画像信号処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、色差線順次信号を含む画像信
号を処理する画像信号処理装置として、スチルビデオ再
生装置がある。
【0003】上記スチルビデオ再生装置は、同心円状に
形成された複数のトラックの夫々に、輝度信号と色差線
順次信号とにより構成される1フィールド分の画像信号
が記録されている磁気ディスクに対し、任意のトラック
を磁気ヘッドにて繰り返しトレースする事により、カラ
ー静止画像信号を得るものである。
【0004】上述の様に磁気ディスクに記録されている
色差線順次信号は、図4に示す様に、1水平走査期間毎
に色差信号R−Y、色差信号B−Yとが交互に現れる信
号で、更に、色差信号の種類を区別するため、各色差信
号のブランキング期間は、色差信号の種類に応じて直流
レベルが異なる様に電圧△Vだけオフセットされてい
る。
【0005】そして、従来のスチルビデオ再生装置で
は、図5に示す様な構成の色差信号判別回路を設け、磁
気ディスクより再生された色差線順次信号中の色差信号
の種類を判別している。
【0006】図5に示す構成の色差信号判別回路では、
不図示の磁気ディスクより再生された色差線順次信号を
入力端子100より入力し、ローパスフィルタ(LP
F)101においてノイズ成分を除去した後、サンプル
ホールド(S/H)回路102、103に供給される。
【0007】尚、該S/H回路102、103には、入
力端子104、105より図4に示す様なサンプルホー
ルドパルスRs、Bsが供給されており、各S/H回路
102、103では該サンプルホールドパルスRs、B
sがハイレベルの期間に、LPF101より入力される
色差線順次信号のブランキング期間における直流レベル
をサンプルホールドし、S/H回路102にてホールド
された信号はコンパレータ106のマイナス端子に、S
/H回路103にてサンプルホールドされた信号はコン
パレータ106のプラス端子に供給される。
【0008】ところで、色線順次信号は、図4に示す様
に各色差信号のブランキング期間の直流レベルが色差信
号の種類に応じて異なる様に電圧△Vだけオフセットさ
れており、前記S/H回路102においてサンプルホー
ルドパルスBsにより、色差信号B−Yのブランキング
期間における直流レベルがサンプルホールドされ、前記
S/H回路103においてサンプルホールドパルスRs
により、色差信号R−Yのブランキング期間における直
流レベルがサンプルホールドされると、コンパレータ1
06からはローレベルの判別信号が出力され、また、前
記S/H回路102においてサンプルホールドパルスB
sにより色差信号R−Yのブランキング期間における直
流レベルがサンプルホールドされ、前記S/H回路10
3においてサンプルホールドパルスRsにより色差信号
B−Yのブランキング期間における直流レベルがサンプ
ルホールドされると、コンパレータ106からはハイレ
ベルの判別信号が出力され、該判別信号は出力端子10
7より不図示のシステムコントローラに出力される。
【0009】以上の様に、S/H回路102に供給され
るサンプルホールドパルスBsによるサンプルホールド
期間が色差信号B−Yのブランキング期間に対応し、S
/H回路103に供給されるサンプルホールドパルスR
sによるサンプルホールド期間が色差信号R−Yのブラ
ンキング期間に対応する場合には、出力端子107より
出力される判別信号はローレベルになり、S/H回路1
02に供給されるサンプルホールドパルスBsによるサ
ンプルホールド期間が色差信号R−Yのブランキング期
間に対応し、S/H回路103に供給されるサンプルホ
ールドパルスRsによるサンプルホールド期間が色差信
号B−Yのブランキング期間に対応する場合には、出力
端子107より出力される判別信号はハイレベルになる
ため、出力端子107より出力される判別信号がハイレ
ベルかローレベルかを判別する事により、入力端子10
0より入力される色差線順次信号における色差信号の種
類を判別する事ができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スチル
ビデオ再生装置において、上述の様な色差信号判別回路
を常時動作させ、色差線順次信号における色差信号の種
類の判別を行う様にした場合、例えば、再生時に磁気デ
ィスクから再生された信号にドロップアウトが発生し、
再生された色差線順次信号の一部が欠落し、色差信号の
ブランキング期間における直流レベルが変動してしまっ
ても、色差信号の種類の判別は行われる事になり、更に
は誤った判別結果に基づき、再生された色差線順次信号
を同時化処理し、復元されたカラー静止画像をモニタ装
置等によって表示した場合、前記色差信号の種類の判別
結果に誤りが生じている部分の画像に色のチラツキや、
偽色等が発生し、画質を劣化させてしまう事になる。
【0011】また、図5に示す様な従来の色差信号判別
回路においては、入力端子100より入力される色差線
順次信号がLPF101を介してそのままS/H回路1
02、103に供給され、更にコンパレータ106は前
記S/H回路102、103においてサンプルホールド
される信号を比較する様に構成されている為、色差線順
次信号の各ブランキング期間における直流レベルを前記
S/H回路102、103、コンパレータ106が正常
に動作する様に予め入力段階で設定する必要があり、更
に、色差線順次信号のブランキング期間におけるS/
N、外来ノイズの混入、コンパレータ106の比較精度
等を考慮した場合、安定した判別結果を得る為には、色
差信号のオフセット電圧△Vをある程度大きく設定する
事が望ましいが、コンデンサ結合によるAPL変動やサ
グ成分等の影響により、色差信号のダイナミックレンジ
をあまり大きくとる事ができないため、前記オフセット
電圧△Vもあまり大きく設定できず、色差信号の種類の
判別を安定的に行う事は非常に困難であった。
【0012】本発明は上述の問題点を解決し、簡単かつ
低コストな構成により、ドロップアウトの発生やノイズ
の混入等に影響されずに、色差線順次信号に対して、色
差信号の種類を正確に判別し、画像信号を劣化させずに
復元する事ができる画像信号処理装置を提供する事を目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の画像信号処理装
置は、色差線順次信号を含む画像信号を処理する装置で
あって、色差線順次信号を入力し、2水平走査期間毎に
該色差線順次信号のブランキング期間をクランプする第
1クランプ手段と、前記第1クランプ手段におけるクラ
ンプタイミングとは相補な2水平走査期間毎に前記色線
順次信号のブランキング期間をクランプする第2クラン
プ手段と、前記第1クランプ手段においてクランプされ
た色差線順次信号のブランキング期間の直流レベルを前
記第2クランプ手段におけるクランプタイミングにてサ
ンプルホールドする第1サンプルホールド手段と、前記
第2クランプ手段においてクランプされた色差線順次信
号のブランキング期間の直流レベルを前記第1クランプ
手段におけるクランプタイミングにてサンプルホールド
する第2サンプルホールド手段と、前記第1、第2サン
プルホールド手段においてサンプルホールドされた直流
レベルの比較結果に基づき、前記色差線順次信号におけ
る色差信号の種類の判別を行う色差信号判別手段とを備
えたものである。
【0014】また、上記画像信号処理装置において、前
記色差信号判別手段は、更に、第1、第2サンプルホー
ルド手段においてサンプルホールドされた直流レベルを
一水平走査期間毎に比較する比較手段と、該比較手段に
おける比較結果を少なくとも2水平走査期間監視し、該
監視結果に応じて、第1、第2クランプ手段のクランプ
タイミングの位相を相互に切り換える位相切換手段とを
有するものである。
【0015】あるいは、前記画像信号処理装置におい
て、前記色差信号判別手段は、更に、入力される色差線
順次信号にドロップアウトが発生している期間中、及
び、該ドロップアウトの発生が終了した後、少なくとも
2水平走査期間中は、色差信号の種類の判別動作を中止
する様に構成したものである。
【0016】
【作用】上述の構成によれば、ドロップアウトの発生や
ノイズの混入等に影響されずに、色差線順次信号に対し
て、色差信号の種類を正確に判別する事ができる様にな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を本発明の実施例を用いて説明
する。
【0018】図1は本発明の実施例として、本発明を適
用したスチルビデオ再生装置における信号処理回路の一
部の構成を示したブロック図である。
【0019】尚、ここでは説明を簡単にするために、色
信号処理系についてのみ図1に示し、輝度信号処理系に
ついては説明及び構成の開示を省略する。
【0020】図1において、再生時に不図示のディスク
ドライブユニット内の磁気ヘッドにより磁気ディスクか
ら再生された再生FM信号が入力端子1を介して初段増
幅器2へ供給される。
【0021】初段増幅器2では入力される再生FM信号
を増幅した後に、LPF3においてFM変調されている
色差線順次信号を分離し、復調回路4に供給する。
【0022】復調回路4では、FM変調されている色差
線順次信号をFM復調した後、復調された色線順次信号
はクランプ回路7及び8へと供給される。
【0023】クランプ回路7では信号cに従ってクラン
プされたクランプ出力信号aがS/H回路10において
信号dによりサンプルホールドされ、出力eとしてコン
パレータ11のプラス端子へ供給される。
【0024】クランプ回路8では信号dに従ってクラン
プされたクランプ出力信号bがS/H回路9において信
号cによりサンプルホールドされ、出力fとしてコンパ
レータ11のマイナス端子へ供給される。
【0025】コンパレータ11の出力はD−フリップフ
ロップ(FF)13へ入力され、該D−FF13におい
て信号gの立ち上がりのタイミングでラッチされた信号
hがタイミング制御回路6へ入力される。
【0026】尚、D−FF13のクリア端子(CLR)
へは色判別禁止信号kが入力される様に構成されてい
る。
【0027】また、初段増幅器2より出力された再生F
M信号は、LPF3へ供給される一方、ドロップアウト
検出回路5へも供給されており、該ドロップアウト検出
回路5においては入力される再生FM信号のエンベロー
プを検出する事によりドロップアウトの発生を検出し、
ドロップアウト検出信号jをタイミング制御回路6へ供
給する。
【0028】前記クランプ出力信号a及びbはS/H回
路9及び10へ供給される一方、アナログスイッチ12
へ供給され、色差判別信号iによりアナログスイッチ1
2を一水平走査期間毎に切り換える事により、ブランキ
ング期間の直流レベルのオフセットが除去された色差線
順次信号が出力端子14より出力される。
【0029】尚、上述の信号c、d、g、i、kは、信
号j、hに基づき、タイミング制御回路6において、後
述する動作手順により形成される信号である。
【0030】また、出力端子14より出力されるブラン
キング期間の直流レベルのオフセットが除去された色差
線順次信号は、出力端子15より出力される色差判別信
号iに基づき、1H遅延線等を用いた不図示の線同時化
回路へ導かれ、色差線順次信号の線同時化処理を行う事
により形成される色差信号R−Y、B−Yは、不図示の
輝度信号処理回路により処理された輝度信号と共に、不
図示のデコーダにおいて、RGB信号や各種のテレビジ
ョン方式に準拠したカラーコンポジットビデオ信号等に
変換される。
【0031】以下、図1に示した信号処理回路の具体的
な動作について説明する。
【0032】まず、ドロップアウトが発生していない再
生FM信号が入力された場合の動作について、図2に示
したタイミングチャートを用いて説明する。
【0033】尚、図2は復調回路4において復調され、
出力される色差線順次信号に、全く不連続な部分が無
く、タイミング制御回路6より一水平走査期間毎に交互
に出力されるパルス信号cが色差信号R−Yのブランキ
ング期間に、パルス信号dが色差信号B−Yのブランキ
ング期間に対応している場合における各信号のタイミン
グチャートを示した図である。
【0034】図2に示す様に、色差信号の種類の判別に
用いられる色差信号のブランキング期間の直流レベルの
オフセット電圧を△V、クランプ回路7及び8における
クランプ直流電位をVclと表わすと、パルス信号cに
従ってクランプされた色差線順次信号aは色差信号R−
Yのブランキング期間の直流レベルがVcl、色差信号
B−Yのブランキング期間の直流レベルが(Vcl+△
V)となり、この期間の直流レベルをパルス信号dに従
ってS/H回路10によりサンプルホールドする事によ
って、該S/H回路10より出力される信号fは、常に
直流電圧(Vcl+△V)を保ち、また、パルス信号d
に従ってクランプされた色差線順次信号bは色差信号B
−Yのブランキング期間の直流レベルがVcl、色差信
号R−Yのブランキング期間の直流レベルが(Vcl−
△V)となり、この期間の直流レベルをパルス信号cに
従ってS/H回路9によりサンプルホールドする事によ
って、該S/H回路9より出力される信号eは常に直流
電圧(Vcl−△V)を保つ事になるが、実際には、S
/H回路9及び10が持つ、サンプルホールドコンデン
サの放電時定数により、わずかながらリーク電圧が発生
する為、信号e及びfは図2に示す様な波形となる。
【0035】従って、信号e及びfはクランプ電圧Vc
lを中心にオフセット電圧△Vの2倍の電位差を有した
状態にてコンパレータ11へ入力される事になるため、
Vclをコンパレータ11の最適入力動作範囲の中心値
に設定し、オフセット電圧△Vをコンパレータ11の最
小比較電圧よりも大きい値に設定する事により、常に安
定したローレベルのコンパレータ出力を得る事ができ
る。
【0036】そして、上述の様にコンパレータ11より
出力されるローレベルの信号は、信号c、dに先立ち、
各水平走査期間毎に立ち上がる信号gの立ち上がりに同
期してD−FF13によりラッチされる事により、ロー
レベルの信号hとしてタイミング制御回路6へと入力さ
れる。
【0037】そして、タイミング制御回路6では、信号
cの出力に対応する水平走査期間ローレベル、信号dの
出力に対応する水平走査期間ハイレベルを出力する論理
信号、すなわち、色差信号R−Yに対応する期間ローレ
ベル、色差信号B−Yに対応する期間ハイレベルとなる
色差判別信号iを形成し、出力端子15及びアナログス
イッチ12に出力する。
【0038】アナログスイッチ12では色差信号R−Y
の期間は色差判別信号iがローレベルになり、該アナロ
グスイッチ12は図中のA側へ接続され、ブランキング
期間の直流レベルがVclにクランプされた色差信号R
−Yが選択され、色差信号B−Yの期間は色差判別信号
iがハイレベルになり、該アナログスイッチ12は図中
のB側へ接続され、ブランキング期間の直流レベルがV
clにクランプされた色差信号B−Yが選択され、その
結果、アナログスイッチ12からはブランキング期間の
直流レベルのオフセット電圧が除去され、各ブランキン
グ期間がVclにクランプされた色差線順次信号が出力
される事になる。
【0039】次に、ドロップアウトが発生している再生
FM信号が入力された場合の処理動作について説明す
る。
【0040】今、ドロップアウト検出回路5において、
再生FM信号にドロップアウトが発生している事が検出
され、図2の信号jに示す様なハイレベルのドロップア
ウト検出信号が出力された場合、タイミング制御回路6
では、信号gの立ち上がりタイミングにて、該ドロップ
アウト信号jのレベルを調べ、再生FM信号にドロップ
アウトが発生している事(すなわち、ドロップアウト検
出信号jがハイレベルの状態)が検出された場合、ロー
レベルの色判別禁止信号kを発生し、D−FF13より
出力されるオフセット検出信号hをクリアする。
【0041】その後、信号gの各立ち上がり毎に前記ド
ロップアウト検出信号jのレベルがローレベルになるま
で、該ドロップアウト検出信号jのレベルを調べ、発生
したドロップアウトが終了し、ドロップアウト検出信号
jのレベルがローレベルになった事が検出された場合に
は、以後、信号gの3つ目の立ち下がりタイミングにて
色判別禁止信号kをローレベルからハイレベルに切り換
え、該ローレベルの色判別禁止信号kをD−FF13の
クリア端子に供給する事によりオフセット検出信号hを
クリアしている状態を、前記色判別禁止信号kをハイレ
ベルにする事により、オフセット検出信号hのクリア状
態を解除している。
【0042】更に、ドロップアウト検出信号jのレベル
がハイレベルの期間中には、本来タイミング制御回路6
より出力されるべきパルス信号c及びd(図2中のP1
及びP2にて示すパルス)の出力を禁止している。
【0043】以上の処理により、再生FM信号にドロッ
プアウトが発生し、該ドロップアウトにより色差線順次
信号の一部が欠落する事により、該色差線順次信号の欠
落部分をパルス信号c及びdによってクランプし、サン
プルホールドする事により、色差信号の種類を誤判別す
る事を防止し、発生される色判別信号の信頼性を高め事
ができる様になる。
【0044】次に、色差信号R−YとB−Yとが交互に
繰り返し現われる色差線順次信号において、例えば、色
差信号B−Yが2度繰り返して現われるという様な不連
続な部分が生じた場合の処理動作について、図3に示す
タイミングチャートを用いて説明する。
【0045】図3に示す様に、第1及び第2水平走査期
間中は前記図2と同様に、各種タイミング信号a〜kが
色差線順次信号に適切に対応しているが、第3水平走査
期間においては、第2水平走査期間と同様に、色差信号
B−Yが引き続き現われ、第4水平走査期間以降は色差
信号R−YとB−Yとの出現順序が逆になり、パルス信
号c、dと色差信号の種類を示す色差判別信号iとの対
応が入れ換わってしまう事になる。
【0046】そこで、本実施例においては、以下に述べ
る処理動作により、パルス信号c、dと色差信号の種類
を示す色差判別信号iとの対応関係を保つ様にしてい
る。
【0047】パルス信号cに従ってクランプ回路7によ
りクランプされた色差線順次信号aは、パルス信号dに
従ってS/H回路10によりサンプルホールドされ、該
S/H回路10より出力される信号fは図3に示す様に
変化し、パルス信号dに従ってクランプ回路8によりク
ランプされた色差線順次信号bは、パルス信号cに従っ
てS/H回路9によりサンプルホールドされ、該S/H
回路9より出力される信号eは図3に示す様に変化す
る。
【0048】図3に示す様に、信号e、fの電圧値の大
小関係は、入力された色差線順次信号における色差信号
の種類とパルス信号c、dとの対応関係が第3水平走査
期間から変化するのに伴って、第4水平走査期間におけ
る信号gの立ち上がりタイミングにて、オフセット検出
信号hのレベルがローレベルからハイレベルに変化す
る。
【0049】本実施例ではノイズ等の混入による単純な
色差信号の種類の誤判別を防止するために、第5水平走
査期間における信号gの立ち上がりタイミングにおい
て、再びオフセット検出信号hのレベルがハイレベルと
して検出されたら、図3に点線Aで示す第6水平走査期
間以降に発生されるパルス信号c、d及び色差判別信号
iの位相関係をそれまでと逆の対応に変更する事によ
り、第6水平走査期間以降におけるパルス信号c、dと
色差判別信号iの位相関係を前記第2水平走査期間まで
と同じタイミング関係に復帰させる事ができる。
【0050】尚、第6水平走査期間以降、サンプルホー
ルド出力信号e、fが正常に安定するまで、すなわち、
信号eの電位が(Vcl−△V)、信号fの電位が(V
cl+△V)に復帰するまでの期間、オフセット検出信
号hは無効であるため、信号gの立ち上がりタイミング
にて、オフセット検出信号hのレベルがローレベルから
ハイレベルに変化した事を検出し、次の信号gの立ち上
がりタイミングにおいて、再びオフセット検出信号hの
レベルがハイレベルである事が検出された後、該信号g
の立ち下がりタイミングから、第6、第7水平走査期間
における2回の信号gの立ち下がりタイミングまでの期
間、ローレベルの色判別禁止信号kをD−FF13のク
リア端子に供給する事により、この期間、オフセット検
出信号hをクリアしている。
【0051】以上の処理により、色差信号R−YとB−
Yとが交互に繰り返し現われる色差線順次信号におい
て、例えば、色差信号B−Yが2度繰り返して現われる
という様な不連続な部分が生じる事により、該不連続な
色差信号におけるブランキング期間の直流レベルをパル
ス信号c及びdによってクランプし、サンプルホールド
する事により、色差信号の種類を誤判別する事を防止
し、発生される色判別信号の信頼性を高める事ができる
様になる。
【0052】ところで、本実施例においては、ドロップ
アウトの発生が終了した後あるいは色差判別信号の位相
切り換えタイミング後に行う色判別禁止信号kによるオ
フセット検出信号hのクリア期間は、上述の様に2水平
走査期間に規定しているが、この期間に限らず、クラン
プ回路7、8及びS/H回路9、10の応答時間に合わ
せて適宜設定すれば良い。
【0053】以上説明した様に、本実施例のスチルビデ
オ再生装置においては、簡単かつ低コストな構成によ
り、ドロップアウトの発生やノイズの混入等に影響され
ずに、色差線順次信号に対して、色差信号の種類を正確
に判別し、画像信号を劣化させずに復元する事ができる
様になる。
【0054】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、簡
単かつ低コストな構成により、ドロップアウトの発生や
ノイズの混入等に影響されずに、色差線順次信号に対し
て、色差信号の種類を正確に判別し、画像信号を劣化さ
せずに復元する事ができる画像信号処理装置を提供する
事ができる様になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例として、本発明を適用したスチ
ルビデオ再生装置における信号処理回路の一部の構成を
示したブロック図である。
【図2】図1に示した実施例の処理動作を説明するため
の各部の信号波形を示したタイミングチャートである。
【図3】図1に示した実施例の他の処理動作を説明する
ための各部の信号波形を示したタイミングチャートであ
る。
【図4】輝度信号、色差線順次信号、サンプルホールド
パルスの信号波形を示したタイミングチャートである。
【図5】従来の色差信号判別回路の概略構成を示したブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 初段増幅器 3 ローパスフィルタ 4 復調回路 5 ドロップアウト検出回路 6 タイミング制御回路 7 クランプ回路 8 クランプ回路 9 サンプルホールド回路 10 サンプルホールド回路 11 コンパレータ 12 アナログスイッチ 13 D−フリップフロップ 14 出力端子 15 出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色差線順次信号を含む画像信号を処理す
    る装置において、 色差線順次信号を入力し、2水平走査期間毎に該色差線
    順次信号のブランキング期間をクランプする第1クラン
    プ手段と、 前記第1クランプ手段におけるクランプタイミングとは
    相補な2水平走査期間毎に前記色線順次信号のブランキ
    ング期間をクランプする第2クランプ手段と、 前記第1クランプ手段においてクランプされた色差線順
    次信号のブランキング期間の直流レベルを前記第2クラ
    ンプ手段におけるクランプタイミングにてサンプルホー
    ルドする第1サンプルホールド手段と、 前記第2クランプ手段においてクランプされた色差線順
    次信号のブランキング期間の直流レベルを前記第1クラ
    ンプ手段におけるクランプタイミングにてサンプルホー
    ルドする第2サンプルホールド手段と、 前記第1、第2サンプルホールド手段においてサンプル
    ホールドされた直流レベルの比較結果に基づき、前記色
    差線順次信号における色差信号の種類の判別を行う色差
    信号判別手段とを備えた事を特徴とする画像信号処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記色差信号判別手段は、更に、第1、
    第2サンプルホールド手段においてサンプルホールドさ
    れた直流レベルを一水平走査期間毎に比較する比較手段
    と、該比較手段における比較結果を少なくとも2水平走
    査期間監視し、該監視結果に応じて、第1、第2クラン
    プ手段のクランプタイミングの位相を相互に切り換える
    位相切換手段とを有する事を特徴とする請求項1に記載
    の画像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 前記色差信号判別手段は、更に、入力さ
    れる色差線順次信号にドロップアウトが発生している期
    間中、及び、該ドロップアウトの発生が終了した後、少
    なくとも2水平走査期間中は、色差信号の種類の判別動
    作を中止する様に構成した事を特徴とする請求項1に記
    載の画像信号処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006074230A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Sanyo Electric Co Ltd サンプリング回路
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