JPH0575365B2

JPH0575365B2 -

Info

Publication number: JPH0575365B2
Application number: JP60014972A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Kimura
Original assignee: Kimura Kenkyusho KK
Current assignee: Kimura Kenkyusho KK
Priority date: 1985-01-29
Filing date: 1985-01-29
Publication date: 1993-10-20
Also published as: JPS61173728A

Description

【発明の詳細な説明】

本発明は、植物栽培用成形床に関する。より詳
細には、本発明は、施肥用凹部及び植栽用凸部を
設けてなることを特徴とする有機または無機物質
で構成されている植物栽培用成形床に関する。最近、デンマークにおいて、玄武岩などの岩石
を主材として熔融繊維化したロツクウールの厚さ
５cm〜10cm、長さ90cm、巾20cm〜30cm程度のスラ
ブと呼ぶ成形体を、植物栽培用の成形床として、
肥料を水に溶解した培養液を施用して野菜や花卉
を養液栽培する所謂ロツクウール耕が開発され、
オランダを中心にEC諸国に急速に普及している。しかしながら、わが国においては、ロツクウー
ルを培地として植物を栽培することは、既に25年
以前に、特公昭41−12642号をもつて提案されて
いる。然るところ、該提案は、わが国ではほとん
ど顧みられないまま今日に至つたが、上述の如
く、最近デンマークやオランダなどで装を新にし
て開発されたロツクウール耕が、わが国にも紹介
され、各大学や農業試験場や一部の農家などにお
いて、ロツクウール製の保温材を利用したスラブ
状の成形床で、野菜や花卉の養液栽培が行はれて
いる。即ち、従来のロツクウール耕は、ロツクウール
を一枚のスラブ即ち厚板状に成形した六面体を成
形床とした養液栽培であつて、栽培に当つては、
該ロツクウール成形床の上面に種子をまくか、別
途に育成した苗を植えつけて、給肥チュブで培養
液を灌注して栽培する方式、更に該培養液をポン
プで循環灌注して栽培する方式、あるいは、培養
液をはつたトレイに該ロツクウールの成形床を置
いて養液栽培を行う方式などが行はれている。また、従来のロツクウール耕では、一般に水耕
栽培用またはそれに近い精製された多量要素およ
び微量要素を調合した培養液が用いられている。
たとえば、オランダを中心としてEC諸国でもつ
とも普及しているグローダン社のキユウリ栽培用
の培養液では、PH5.0〜6.0，EC2.0mmhos，
N150ppm，P35ppm，K190ppm，Ca150ppm，
Mg30ppm，Fe1.0ppm，Mn0.75ppm，B0.2ppm，
Cu0.2ppm，Zn0.2ppm，Mo0.03ppmの処方が行
はれており、わが国においてもこれとほぼ同様の
処方である。上記培養液の処方では、すべて高価な精製され
た肥料および薬品が用いられており、安価な一般
土耕用の粉状ないし粒状の肥料特に基肥用の栽培
上安全で肥効が長期間持続する緩効性およびく溶
性の肥料を用いることはできない。また、養液栽
培用の肥料および薬品はすべて水溶性・速効性で
あるため、日日不断に培養液を注意深く分析測定
して施用しなければならず、そのためには、多量
要素・微量要素の調合、希釈、ECやPHの日日の
養液管理が不可欠である。従つてそのための給肥
設備や養液管理設備等高額の施設が必要であり、
またその管理は極めて煩瑣である。施設園芸が営
利事業であるからには、生産物の原価の切り下げ
が経営上もつとも重要であるが、養液栽培で原価
高の要因の主なものは、肥料費、給肥設備などの
消却費・運転費、養液管理費などである。従つて
これらの切り下げの成否は、施設園芸の成否の鍵
であると言はれている。以上は、ロツクウール耕
ばかりでなく、施設園芸全般に通ずる課題であ
る。本発明者は、有機または無機の成形床を用い
て、上述のような諸欠点を除き、もつとも合理
的、省力的、経済的、運転上故障が起らず、栽培
管理が簡易で、生産物の原価が安く、しかも小規
模施設にも大規模施設にも同様に適用できる栽培
施設および栽培技術について鋭意研さんを重ねた
結果本発明に到達した。本発明は、施肥用凹部及び植栽用凸部を設け
た、有機または無機物質で構成された植物栽培用
成形床である。而して、肥料は施肥用凹部に挿入
されており、植物は植栽用凸部に植えつけられ
る。上記において施肥用凹部とは、肥料なかんづく
粉状・粒状あるいは塊状などの固体肥料を施用す
るためのたとえば穴・壺あるいは溝に類するもの
である。本発明において凹部に施用される肥料
は、すべて固体肥料であるので、以下養液または
培養液などとそれが水溶液の肥料であることを特
に記載されない場合の肥料は、何れも固体肥料を
意味する。また、植栽用凸部とは、植物が植えつ
けられる部所であつて、施肥用凹部より高設され
る。また、有機または無機物質で構成されている
植物栽培用成形床とは、天然または人工の有機ま
たは無機の繊維物質または発泡体などを成形した
植物栽培用成形床すべてを含む。たとえば、ピー
トモスやワラまたはバカスなどの天然有機質の成
形床、ポリウレタンや尿素樹脂などの発泡体のよ
うな合成有機質の成形床、あるいはロツクウール
やガラス繊維などのような無機質の成形床などを
挙げることができる。本発明の植物栽培用成形床は、以上のように構
成されることによつて、従来の成形床に比し、次
のような著しく優れた効果を奏する。従来の成形床は、上面が平坦であるために、一
般土耕用の安価な粉状または粒状あるいは塊状な
どの肥料なかんずく各種緩効性およびく溶性の肥
料を諸成形床の平坦な上面に直に施用して植物を
栽培することは、試みとしては簡単にできること
であるが、これを農業にそのまま適用して効果を
あげることは、以下に述べるような理由によつて
困難である。即ち、たとえそれらを成形床の上面
に施用したとしても、肥効の発現は極めて不良で
ある。とくに、肥効が長期間緩徐に持続し濃度障
害の恐れがなく狭小な成形床に最も適合するく溶
性肥料たとえば、熔成燐肥、焼成燐肥、珪酸加里
などは、平坦な成形床の上面に施用しても、根が
接近する契機がないので全くその効果がない。ま
た、加水分解あるいは細菌分解をする緩効性肥料
たとえば1B窒素・CDU窒素およびそれらを含む
化成肥料を平坦な成形床の上面に施用しても、そ
れらが湿潤しにくいためほとんど効果的に分解し
ないので、その肥効の発現が極めて悪い。また、
被覆肥料たとえば被覆尿素あるいは被覆硝安およ
びそれらを含む被覆複合肥料も同様成形床の平坦
な上面では湿潤しにくいので、それらの肥効の発
現は極めて悪い。一方、粉状または粒状の水溶
性、速効性肥料たとえば硫安・硝安・過燐酸石灰
および硫酸加里あるいはそれらの複合肥料を、成
形床の上面に施すと、成形床は狭小であるため、
多少でも多いと根に濃度障害を与えるので、極く
少量づつを頻繁に分施する外なく、その煩に耐え
うるものでない。以上のような次第で、従来の成
形床による野菜や花卉の栽培においては、たとえ
ば現在EC諸国で脚光をあびわが国でも一部で行
はれているロツクウール耕においても、栽培植物
が日日必要とする薄い培養液を、水耕栽培の手法
に従つて施用する養液栽培が行はれている。然る
ところ、前述の如く、養液栽培は、高額の給肥設
備を設けて、高い運転費で、高価な高純度の肥料
を施用して、煩瑣な施肥管理によつて栽培するの
で、生産物の原価高はまぬがれえない。成形床耕
が営利栽培として成立するためには、現に土耕で
使用されているような粉状・粒状あるいは塊状な
どの肥料なかんずく安全かつ安価な緩効性肥料や
く溶性肥料などを使用できる成形床及び栽培技術
の開発が必要である。本発明の、植物栽培用成形床では、施肥用の凹
部すなわち穴・壺あるいは溝などが設けられてお
り、肥料は該凹部に施用されるので、水溶性肥料
は勿論緩効性やく溶性の肥料においても、それぞ
れ灌水によつて適度に湿潤し、それぞれの無機化
特性あるいは根酸によつて分解無機化して肥効を
発現する。要するに、本発明の成形床において
は、肥料がその効果を発揮するに充分適した環境
におかれ、顕著な肥効を奏することができる。し
たがつて、窒素・燐酸・加里その他の多量要素お
よび微量要素の緩効性やく溶性の安価かつ安全で
肥効が長期間持続する肥料と水溶性・速効性の肥
料とを適宜組み合はせて、本発明の植物栽培用成
形床の凹部に施用し、灌水チユーブを水槽あるい
は水道管に連結して、時間給水あるいはテンシヨ
ンメーターに連結して給水することによつて極め
て効率的、経済的、省力的に、規模の大小を問は
ず施設園芸に適用できる。たとえば、最近EC諸国で普及しわが国にも導
入されているロツクウール耕で使用されている、
最も一般的な成形床は、スラブと呼ばれる厚さ10
cm、長さ90cm、巾30cmのロツクウールの長方体
で、表面が扁平な成形床であるが、本発明におい
ては、一般に、第１図および第２図で示すように
該成形床の上面から該成形床の納に種々の深さの
穴・壺・溝などの凹部が１個または複数個設けら
れる。また、該凹部は、該成形床の側面または裏
面からその系内に設けられることもある。而し
て、該栽培床で植物を栽培するには、該凹部に、
予めまたは栽培時に肥料を挿入施用する。因にこ
の場合、ベントナイト、ゼオライト、バーミキユ
ライトなどの粘土鉱物あるいはピートモスその他
保水性吸水性保肥性などの良好な培地（土）用物
質を肥料と混合して挿入施用すると、灌水による
肥料の湿潤が良くなりまた保肥性が良くなり肥効
の発現に好ましい。挿入施用する肥料は、栽培植
物の要求量と各種肥料の溶解・無機化特性に応じ
て適した分量が決定される。たとえば、被覆燐硝
安加里では、栽培床の容水量と湿度によつて異る
が、70日〜700日間肥効を徐徐に発現する種々の
タイプの被覆複合肥料があり、また、園芸用IB
化成は、栽培床の容水量60％、地温30℃の場合に
16週間以上肥効が持続する。また、熔成燐肥・焼
成燐肥・珪酸加里などのく溶性肥料も、無機化の
条件によつて異なるが、半年から１年以上肥効が
持続する。従つて、これら緩効性・く溶性の肥料
に、初期生育を促進するために10％〜30％程度の
速効性肥料を適宜組み合はせて、本発明の成形床
に設けられた施肥用凹部に基肥として挿入施用す
ると、トマト、キユウリのような定植後の栽培期
間が４ケ月〜10ケ月に及ぶ果菜類も、只灌水をす
るだけで、無追肥ですら栽培することができる。
具体的には実施例で示す通りである。なお、追肥
を必要とするときは、該凹部に適量を挿入施用す
ることもできる。また、１作だけでなく、数作の
連作ないし輪作を行うこともできる。また、１作
または連作・輪作が終つて肥効が切れた場合に
は、前記同様に凹部に所要の基肥を挿入施用する
ことによつて次の作物を栽培することもできる。
この間、水槽または水道管に直接連結したチユー
ブで灌水を行つて栽培でき、従来のロツクウール
耕などのような煩瑣な養液管理は不要である。本発明の成形床の大きさ・形状および該成形床
に設けられる施肥用凹部の形状・大きさ・深さ・
位置またはその数および配列などは、栽培する植
物の種類および施用する肥料の種類などによつて
適宜変更することができる。前述したように、本発明によれば、従来の成形
床における養液栽培のような複雑な、給肥設備と
その煩瑣な運転および養液管理は全く不要であ
り、しかも一般の土耕用に従来から用いられてい
る安全な肥料を用いて、極めて簡易な灌水管理に
よつて、植物栽培上著しい効果がえられる。上述したところを図面によつて説明すると、本
発明の植物栽培用成形床は第１図の斜視図でみる
ように、成形床１の上面に穴形施肥用凹部２およ
び溝形施肥用凹部３が設けられており、また、第
２図の断面図でみるように、該穴形施肥用凹部２
および該溝形施肥用凹部３が成形床１の上面より
系内に設けられており、それぞれの中に肥料４が
挿入されている。また、第３図の断面図でみるよ
うに、植物６が植栽用凸部５に植えつけられる。
そして、該成形床１に灌水されると、該肥料４が
水溶性・速効性の場合は、早めに溶解するが、該
肥料４が緩効性肥料である場合には、灌水された
水によつて湿潤し、加水分解または細菌分解など
該緩効性肥料の分解特性によつて緩徐に無機化
し、またく溶性肥料の場合は、該く溶性肥料の周
辺に伸びた栽培植物の根がだす根酸によつて分解
して緩徐に無機化して、それぞれ栽培植物の根に
吸収される。かようにして、本発明の植物栽培用
成形床では、従来の成形床では効果的に使用でき
なかつた各種の固体肥料なかんずく緩効性および
く溶性肥料を有効に使用することができる。実施例１実施例として、厚さ10cm、長さ90cm、巾30cmに
成形したロツクウールの成形床に、第１図のよう
に施肥用凹部及び植栽用凸部を設け、該施肥用凹
部に、くみあい被覆燐硝安加里140を180g、燐硝
安加里20gおよび総合微量要素肥料FTE5gを全量
基肥として各施肥用凹部に分施し、該植栽用凸部
にキユウリの苗２本を定植し、４連制で栽培し
た。また、比較例として、実施例と同質同形の施
肥用凹部を設けない成形床に、Ａでは実施例と同
じ肥料を全量該成形床の表面に施し、またＢでは
実施例と同じ成分量の肥料を総て水溶性・速効性
の肥料で該成形床の肥料に施し、それぞれ２連制
で、実施例と同じキユウリを栽培した。また、灌水は、何れも三井石油化学工業製のエ
バーフローＡ−100型を水道の蛇口に直結して水
道水を灌水した。なお、上記ロツクウール成形床は、PH９である
ので、定植前に予め過燐酸石灰3gを水１の割
合に溶解した水溶液25を、各成形床に灌注して
PHをほぼ中性に調整した。栽培成績は第１表の通りである。

【表】品種南極１号、実施例８本、比較例各４本第１表に示す通り、比較例Ａでは、収量は、実
施例と比べて、本数は約57％、重量は約40％で、
上物率は０であり、比較例Ｂでは、肥料の濃度障
害で枯死あるいは生育極度に悪く収量は皆無であ
つた。実施例２実施例として、日東紡績株式会社製のFR栽培
用ベツド（厚さ10cm×巾30cm×長さ91cmのロツク
ウール成形培地）９ベツドに、それぞれ12個の壺
形の施肥用凹部（口径2.8cm、深さ５cm）を設け、
その中A3ベツドには、それぞれ全量元肥として
くみあい被覆燐硝安加里180日タイプ（14−12−
14）を150g、BM熔燐を50g、くみあい苦土マン
ガンほう素入燐硝安加里（12−８−10−２−0.4
−0.2）を20g、微量要素FTEを10g及び土壌改良
材ニトロフミン酸を20gを各施肥用凹部にほぼ均
等に分けて挿入施用し、またB3ベツドには、そ
れぞれ全量元肥として園芸用IBS1号（10−10−
10）を200g、BM熔燐を50g、燐硝安加里を20g、
FTEを10gおよびニトロフミン酸を20gを各施肥
用凹部にほぼ均等に分けて挿入施用し、また、
C3ベツドには、それぞれ元肥として上記と同じ
燐硝安加里を80g、BM熔燐を50g、FTEを10gお
よびニトロフミン酸を20gを各施肥用凹部にほぼ
均等に分けて挿入施用し、各ベツドにトマトの苗
２本を定植してそれぞれ３連制で栽培した。但
し、Ｃの３ベツドには、追肥として元肥と同じ燐
硝安加里80gを４回に分けて20〜30日毎に施肥用
凹部に施用した。また、別の実施例Ｄとして、市販のポリウレタ
ンホームを厚さ10cm×巾30cm×長さ91cmに成形
し、切込み状の施肥用凹部を16ケ所設け、上記Ｃ
と同じ肥料を施肥してトマトの苗２本を定植して
３連制で栽培した。以上の実施例では、灌水は、何れも三井石油化
学工業製のエバーフローＡ−100型灌水チユーブ
を水道の蛇口に直結して水道水を灌水した。なお、比較例として、上記日東紡製のFR栽培
用ベツドに上記と同じトマトの苗２本を定植して
３連制で従来法と同じ養液栽培をした。培養液と
しては、大塚ハウス肥料１号と２号を1.5：1.0の
割合に混合して水に溶解し、EC1.5〜2.0の培養液
として灌注した。栽培成績は、第２表の通りである。

【表】品種瑞栄、は種２月10日、育苗ロツクウ
ールポツト、定植５月１日、４段花房、各花房
平均４果、１本当り48果成りとして栽培した。上掲第２表でみる通り、本発明の実施例の収量
は、比較例の成形培地と材質の異るポリウレタン
成形培地では７％劣つたが、材質が同じロツクウ
ール成形培地では３％〜６％勝つた。実施例３実施例として、厚さ10cm、巾30cm、長さ91cmの
ロツクウールマツト（日東紡績製）を用い該マツトの上面（30cm×91cmの面）に深さ５
cm、巾10cm、長さ91cmの溝形施肥用凹部１筋を中
央に縦断して設け、該施肥用凹部にくみあい
CDU複合燐加安S020号 200g、苦土石灰50g、熔
成微量要素複合肥料FTE3号7g及びピートモス４
を挿入し、該施肥用凹部の両脇の２筋の凸部に
レタス（品種ペンレイク）の種子４粒づつを６ケ
所に点まきし、発芽後本葉が５枚になる迄に逐次
まびいて１ケ所に１本として、１マツトに６本、
３連制で計18本を栽培した。収量は、外葉を除き最大620g、最小581g、18
本の合計10900gで該品種の平均的収量であつた。尚上記の外に、イチゴ、ナス、メロン、セロ
リ、チンゲンサイ、バラ、カーネーシヨン、ケン
タツキーブルーグラスなどを栽培して、何れも優
れた成績であつた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施態様の一つである植物
栽培用成形床の斜視図。第２図は、本発明の施肥
用凹部に肥料が挿入されておる態様の一例を示す
植物栽培用成形培地の断面図。第３図は、本発明
の植栽用凸部に植物が植えつけられた態様の一例
を示す植物栽培用成形床の断面図。１……植物栽培用成形床、２……穴形施肥用凹
部、３……溝形施肥用凹部、４……肥料、５……
植栽用凸部、６……植物。

Claims

【特許請求の範囲】

１施肥用凹部及び植栽用凸部が設けられ、該施
肥用凹部に肥料が挿入されており、該植栽用凸部
に植物が植えられることを特徴とする有機または
無機物質で構成されている植物栽培用成形床。