JP3216212U - 容器入り高効率の植物育成物質 - Google Patents

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Abstract

【課題】植物活力剤、肥料としてミネラル含有微生物培養液である高効率の植物育成物質を提供する【解決手段】穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類を含む植物作物を生育する土壌栽培,並びに水耕栽培により、前記作物を生育すべく、前記植物作物栽培用の育成物質において、育成物質の成分を原水に溶かして得た養水として、真水、海水の溶液分に土壌微生物とミネラルと有機酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔を添加して培養させているミネラル含有微生物培養液である。【選択図】図1

Description

本発明は、植物活力剤、肥料としてミネラル含有微生物培養液である容器入り高効率の植物育成物質に関する。
植物に対して付与することで植物の生育を促進する植物活力剤は、肥料に含まれる窒素、リッ酸、カリだけでは足りない、植物の生育に必要な成分を補うことができるものである。植物活力剤の成分としては、従来、種々の成分が知られており、例えば特許文献1では、フルボ酸を植物活力剤として使用することが開示されている。
しかしながら、従来の植物活力剤と比較してより植物生育促進能力に優れた植物活力剤が求められている。穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類などの作物を生育する方法の一つに、肥料成分を必要な量だけ原水に溶かして得た養水を少量ずつ供給し、土壌を培地として上記作物を生育する施肥潅水栽培がある。この栽培方法は、施肥量及び給水量が少なくて済み、病気の発生が抑制される。この施肥潅水栽培を行う際に養水の供給を機械的に行う装置として、公知の農作物栽培装置がある(特許文献1参照)。
この装置方法では、肥料を溶かす原水を肥料混合機まで移送するためのポンプと、この原水及び肥料を予め設定した割合で混合する混合機と、この混合機に接続されて培地に配設された送水管と、予め設定した時間および量だけ前記送水管を通じて養水を培地へ供給する送水制御装置とを備えている。この装置を用いることにより、各種の設定に基づいて培地へ養水が供給され、施肥潅水栽培を自動的に行うことができる。多量栽培には適していない。
植物生育促進能力が顕著に優れた植物活力剤および肥料を提供するために、アミノ酸類50〜500ppm、フルボ酸1.0〜50ppm、および、コリン50〜1000ppmを含有する水溶液であって、植物活力剤、肥料としての前記水溶液は、さらにミネラルを含有することもできる。また、水で希釈することにより前記植物活力剤または肥料を構成する濃縮液剤で、水に溶かすことにより前記植物活力剤または肥料を構成することが提案されている(特許文献2参照)。
点滴施肥潅水栽培によって穀類、花き類及び蔬菜類を含む作物を生育するために、その生育期間中の潅水量、施肥量、及び最終的な目標収量等に関し、従来に比してより正確な計画を作成し得る作物生育設計装置、プログラム、及び作物生育設計方法も提供されている(特許文献3参照)。
一方農業や園芸の分野での苗生産に有効な育苗培地用VA菌根菌入り緩効性肥料として、育苗培地用VA菌根菌入り緩効性肥料に、VA菌根菌と緩効性肥料の重量割合で、VA菌根菌:緩効性肥料=10〜90:90〜10とするVA菌根菌入り緩効性肥料も提案されている(特許文献4参照)。
また畜産糞尿、特に牛糞を主原料として、早期堆肥化でき、製造工程中の悪臭を低減した、リン高含有率の肥料、かつ連作障害を防ぎ、植物に耐病性を付与し、作物の収穫量増大、大きな花及び果実を栽培することを可能にする有機肥料及びその製造方法として、糞尿に植物質原料を混合し糞尿の硬さを調節する糞尿前処理工程と、前記糞尿前処理工程後の糞尿を山積みし部分分解・発酵させる一次発酵工程と、前記一次発酵工程後の糞尿に米糠及び微生物培養液を添加して発酵を促進させる二次発酵工程と、前記二次発酵工程後の糞尿に微生物分解物を添加して追加発酵させる三次発酵工程と、からなる有機肥料の製造方法の構成とした方法が提案されている(特許文献5参照)。
ポット苗を生産する場合、育苗培地は、造粒した粒状培土や、保水力や保肥力の優れたピートモス、透水性や通気性のよいバーミキュライト(特許文献6参照)、更に、養分源として肥料を配合したもの(特許文献7参照)が、一般的に使用されている。しかしながら、従来の育苗培地に使用される肥料だけでは、植物に養分が均一に与えられず、ポット間の苗の生育速度に不均一性が生じ、苗の地上部の製品規格に適合する時期にタイムラグが発生し、効率良く製品を出荷することができず、生産性が上がらないなどの問題がある。
植物活力剤、肥料としてミネラル含有微生物培養液である高効率の植物育成物質として穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類を含む植物作物を生育する土壌,水耕栽培に対して、植物作物を効率よく生育すべく、前記植物作物栽培用の育成物質は存在していない。
特開2003−171215号公報 特開2013−82640号公報 特開2005−278535号公報 特開2005−139009号公報 特開2010−208893号公報 特開平9−65758号公報 特開2000−265471号公報
本考案は、このような従来の穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類を含む植物作物を生育する土壌,水耕栽培に育苗培地用の肥料などの育成材がもつ欠点を克服するため、植物の生長、作物の品質、味、及び収穫量などを高めることを目的としたものである。前記現状に鑑み、植物生育促進能力に優れた植物活力剤、肥料およびそれらの濃縮液を提供することを目的とする。
植物作物を生育するにあたっては、原水に溶かす肥料の量、培地へ供給する養水の量(潅水量)などを適切に管理する必要があるが、これらは作業者の経験と勘とに頼らざるを得ず、特に栽培経験の乏しい作業者においては、適切な分量を供給できずに作物の生育を阻害してしまう場合がある。従って、優良で均一な品質を多量に確保して、目標通りの収量を正確に得ることは困難である。しかしながら近年では、消費者の要望もあって、均一な品質を有する作物を大量に生産する必要があり、高効率の植物育成物質によって優れた植物作物の生育をより厳密かつ正確に行うことが望まれている。
そこで、潅水施肥栽培によって作物を生育するために、その生育期間中の、植物育成物質の施量、及び最終的な目標収量等に関し、従来に比してより高い収量、品質的に作物生育できる高効率の植物育成物質を提供することを目的とする。
育成成分を原水に溶かして得た養水を供給し、土壌を培地として、穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類、藺草類を含む植物作物を生育する土壌,水耕栽培により、前記作物を生育すべく、前記植物作物栽培用の育成物質において、真水、海水の溶液分に土壌微生物とミネラルと有機酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔を添加して培養しているミネラル含有微生物培養液である高効率の植物育成物質である。
前記微生物培養液が、乳酸菌、脱窒菌、VA菌及びバチルス菌からなる微生物群を、糖類、アミノ酸、ミネラル、無機リン酸を必須とする培地で、培養されて、前記微生物培養液として真水、海水、微生物剤、海苔、糖蜜の比率を真水100に対して海水:10〜15重量%である95〜99%水分含有の溶液に微生物剤1〜1.5重量%、海苔1〜2重量%、糖蜜0.8〜2重量%を添加している液体である。
前記ミネラル含有微生物培養液は、真水、海水、の溶液分に土壌微生物とミネラルと有機酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔に添加した組成物を25〜38℃の温度範囲で、500時間以上(20日以上)培養している。
高濃度微生物剤に含有する有機酸成分、及びミネラル、及びアミノ酸について、有機酸成分は、乳酸、酢酸であって、0.8〜1.5重量%であって、ミネラル分としてはリン酸分、カリ分を、アミノ酸分としてグルタミン酸、アスパラギン酸を主体に必修アミノ酸を含み種々の主要なアミノ酸を含有して、必修アミノ酸のアルギニン、リジンを含んでいる。
植物育成物質に使用される微生物培養の糖蜜と海苔は、糖蜜としてサトウキビから製造されている種々の成分を含み廃糖蜜であって、海苔として一般に栽培された緑藻を乾燥して海苔の製品であり、前記溶液中にそれぞれ分散できるものを使用している。
前記植物育成物質は、穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類、藺草類を含む植物作物を生育する土壌,水耕栽培に使用する場合に、土壌栽培には500〜1000倍に薄めて、水耕栽培には100〜1000倍に希釈して使用する。
前記植物育成物質が、液体としておが屑、籾殻、ワラの内、何れか1種以上に含侵して使用され、前記微生物分解剤を、米糠、籾殻、油カス、ビール絞りかす、オカラ、鶏糞、青刈作物の内、何れか1種以上からなる窒素源として混合した混合有機物を微生物によって分解して得ている。
充填容器として、その容器内に植物育成物質を充填されている容器としては、20mL〜20Lの容積を持つ0.1〜2mmの厚さで、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリエステルの材質の樹脂製容器であって、蓋付き広口型、又は先端細口型、及びチャック状封密型の形状になっている容器に充填されている。また、紙製容器、又はガラス瓶、又は金属容器、又はアルミパウチ容器にも充填できる。
本考案によって、従来の植物活力剤と比較して格段に植物生育促進能力が優れた植物活力剤、および肥料の役目になる植物育成物質を提供することができる。しかも、本考案の植物育成物質を構成する含有成分はいずれも、安全性が高く、植物に対して薬害をもたらす恐れがない。安心して使用ができて育成作物の品質、収量を増大させることができた。また適切な容器いれによって目的に応じてように使用できるようになった。
また、本考案の濃縮液は、単に水で希釈することまたは水に溶かすことにより、簡易に高効率の植物育成物質を与えることができる。施肥によって穀類、果実類、野菜類、花き類又は蔬菜類のあらゆる植物を生育するために、その生育期間中の施肥量、及び最終的な品質、収量等に関し、従来に比してより高い作物生育を提供することができる。
容器入り高効率の植物育成物質の製造フロー図 高効率の植物育成物質の樹脂製容器入り姿図 植物育成物質での植物使用の方法の図 A:稲作への散布方法例 B:野菜への散布方法例 葉物野菜、藺草、穀類育成の状況図 野菜類 藺草類 稲類
本発明の植物育成物質は、育成成分を原水に溶かして得た養水を供給し、土壌を培地として、穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類を含む植物作物を生育する土壌,水耕栽培により、前記作物を生育すべく、前記植物作物栽培用の育成物質において、真水、海水、の溶液分に土壌微生物とミネラルと弱酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔に添加して培養しているミネラル含有微生物培養液である。
前記微生物培養液が、乳酸菌、脱窒素菌、硝化菌、VA菌及びバチルス菌などからなる微生物群を、糖類、アミノ酸、ミネラル、無機リン酸を必須とする培地で、培養された溶液(ベースエイト商品名)を100gと 真水:10L、海水:1.2L、海苔:150g、糖蜜:120gにした。上記ミネラル含有微生物培養液は、33〜35℃の温度範囲で、真水、海水、の溶液分に土壌微生物とミネラルと弱酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔に添加した組成溶液を500時間以上(20日)で培養して得られた。
高濃度微生物剤に含有する弱酸成分、及びミネラル、及びアミノ酸について、弱酸成分は、乳酸であって、1重量%であって、ミネラル分としてはリン酸分、カリ分を、アミノ酸分としてグルタミン酸、アスパラギン酸を主体に必修アミノ酸のアルギニン、リジン等を含んだ。
植物育成物質に使用される微生物培養の糖蜜と海苔は、糖蜜としてサトウキビから製造されている種々の成分を含み廃糖蜜であって、海苔として一般に栽培された緑藻を乾燥して海苔の製品を使用した。前記溶液中に海苔と糖蜜それぞれ分散できるものを使用した。この高効率の植物育成物質は、2Lのポリエチレン樹脂容器に充填して使用した。販売も行った。また20L溶液の樹脂容器にも充填したものも生産した。
前記植物育成物質は、米穀類栽培である水耕栽培で、米の水耕栽培には1000倍に希釈して使用した。高効率の植物育成物質は、稲作栽培には作付けから収穫時までに3回散布して、第一目は 苗が30cm程度の時期で、第二回目稲株が出来上がった時期、第三回目は稲穂が膨らんできた時である。各散布時は、水田の水を抜いて、水田土壌に500倍に薄めた溶液を浸して、一昼夜放置した。その後水を張って稲作の栽培育成を行った。
この植物育成物質を使用して収穫した米穀は、不良米の粒がほとんどなく、収穫収量として、使用しない場合に比べて1割程度増産した。またこの米を精米して、各関係者10名に5kgづつ提供して、味の比較を行ってもらったが、すべての方が、通常栽培している米穀よりも一段と味がよかったとの評価を得た。
乳酸菌、脱窒菌、VA菌及びバチルス菌からなる微生物群を、糖類、アミノ酸、ミネラル、無機リン酸を必須とする培地で、培養された前記微生物培養液は、実施例1と同様に製造した。前記ミネラル含有微生物培養液は、25〜38℃の温度範囲で、真水、海水、の溶液分に土壌微生物とミネラルと弱酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔に添加した組成物を500時間以上培養したものであった。20L溶液の樹脂容器にも充填したものも使用した。
実施例1と同様な植物育成物質は、藺草栽培である水耕栽培で、藺草の水耕栽培には1000倍に希釈して使用した。高効率の植物育成物質は、藺草栽培には11月ごろの作付けから切り取り収穫時までに2回散布して、第一目は 苗が50cm程度の時期で、第二回目藺草の成長が一番旺盛な時期であった。各散布時は、水田の水を抜いて、水田土壌に1000倍に薄めた溶液を浸して、一昼夜放置した。その後水を張って藺草の栽培育成を行った。
この植物育成物質を使用して収穫した藺草は、150cm以上の揃ったものであり、藺草の敷物に使用できる収穫収量として、使用しない場合に比べて2割程度増産した。またこの藺草自身の腰もしっかりして敷物にする場合には不良品は少なくなった。
前記微生物培養液が、乳酸菌、脱窒素菌、硝化菌、VA菌及びバチルス菌などからなる微生物群を、糖類、アミノ酸、ミネラル、無機リン酸を必須とする培地で、培養された溶液(ベースエイト商品名)を1000gと 真水:100L、海水:10L、海苔:2000g、糖蜜:1500gにした。上記ミネラル含有微生物培養液は、実施例1とほぼ同様に30〜35℃の温度範囲で、真水、海水の溶液分に土壌微生物とミネラルと弱酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と微生物培養栄養剤の糖蜜と海苔に添加した組成溶液を500時間以上(20日)で培養して得られた。
高濃度微生物剤に含有する弱酸成分、及びミネラル、及びアミノ酸について、弱酸成分は、乳酸であって、1.5重量%であって、ミネラル分としてはリン酸分、カリ分を、アミノ酸分としてグルタミン酸、アスパラギン酸を主体に必修アミノ酸のアルギニン、リジン等を含んだ。植物育成物質に使用される微生物培養の糖蜜と海苔は、糖蜜としてサトウキビから製造されている種々の成分を含み廃糖蜜であって、海苔として2月ごろ収穫する3番目収穫の海苔を使用して緑藻を乾燥して乾燥海苔の製品を原料として使用した。前記溶液中に海苔と糖蜜それぞれ分散できるものを使用した。この高効率の植物育成物質は、20L溶液の樹脂容器にも充填した。
前記植物育成物質は、米穀類栽培である水耕栽培で、米の水耕栽培には1000倍に希釈して使用した。高効率の植物育成物質は、稲作栽培には作付けから収穫時までに3回散布して、第一目は 苗が30cm程度の時期で、第二回目稲株が出来上がった時期、第三回目は稲穂が膨らんできた時である。各散布時は、水田の水を抜いて、水田土壌に800倍に薄めた溶液を浸して、一昼夜放置した。その後水を張って稲作の栽培育成を行った。
この植物育成物質を使用して収獲した米穀は、不良米の粒がほとんどなく、収穫収量として、使用しない場合に比べて1.5割程度増産した。またこの米を精米して、各関係者10名に20kgづつ提供して、1週間試食して味の比較を行ってもらったが、すべての方が、通常栽培している米穀よりも一段と旨味とコクがでているとの評価であった。
請求項4
前記微生物培養液が、実施例1と同様に乳酸菌、脱窒素菌、硝化菌、VA菌及びバチルス菌などからなる微生物群を、糖類、アミノ酸、ミネラル、無機リン酸を必須とする培地で、培養された溶液(ベースエイト商品名)を100gと真水:10L、海水:1.2L、海苔:150g、糖蜜:120gにした。上記ミネラル含有微生物培養液は、33〜35℃の温度範囲で、真水、海水、の溶液分に土壌微生物とミネラルと弱酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔に添加した組成溶液を500時間以上(20日)で培養して得られた。
高濃度微生物剤に含有する弱酸成分、及びミネラル、及びアミノ酸について、弱酸成分は、乳酸であって、1重量%であって、ミネラル分としてはリン酸分、カリ分を、アミノ酸分としてグルタミン酸、アスパラギン酸を主体に必修アミノ酸のアルギニン、リジン等を含んだ。植物育成物質に使用される微生物培養の糖蜜と海苔は、糖蜜としてサトウキビから製造されている種々の成分を含み廃糖蜜であって、海苔として一般に栽培された緑藻を乾燥して海苔の製品を使用した。前記溶液中に海苔と糖蜜それぞれ分散できるものを使用した。この高効率の植物育成物質は、2Lのポリエチレン樹脂容器に充填して使用した。販売も行った。
この高効率の植物育成物質は、夏野菜のキュウーリ、ナスビ、スイカ、トマトの栽培に使用した。これら夏野菜のキュウーリ、ナスビ、スイカ、トマトは4月ごろ10cm程度の苗を植えて、1月程度経過して、茎の長さ20〜30cm程度に成長した時期に苗の中心から30mmの円周に穴を掘って500倍に薄めた溶液を苗1本あたり、30〜50ccに散布した。
キュウーリ、ナスビ、スイカの8月ごろまでの収穫量は、この植物育成物質を使用しない場合に比べて表のようになった。
表に示すように、植物育成物質を使用することによって、1.5倍の収穫が得られた。採取された作物は、色つやが良く、香りがあって、味が優れ、果形が良いなどよいものであった。
本考案の植物育成物質における海苔、糖蜜、アミノ酸類の配合濃度は、植物に与える際の濃度として有効成分であり、この濃度範囲であると、他の成分との相乗的な作用により、顕著に優れた植物生育促進能力を達成することができる。
本考案の植物育成物質は、植物一般に適用することができる。植物としては、、野菜以外、草花、観葉植物、洋らん、鉢花、花木(バラなど)を挙げることができる。また、サボテン、東洋ラン、盆栽、ハイドロカルチャーなどに与えることもでき、これらの場合には、この濃度を、さらに2倍程度希釈してもよい。
使用間隔および使用量は特に限定されず、適宜調整することが可能である。一例として、使用間隔は1月間に1回程度であり、使用量は、鉢植えの植物には鉢底から流れ出る程度を、野菜・バラなど地植えの植物には1平方メートルあたり約100mL〜3Lを与えればよい。植物が吸収しにくい養分をバランスよく補うことができ、これにより、優れた植物生育促進能力を発揮し、植物の生長を促すことができる。また、植物育成物質は土壌中で不活性化しにくいもので、植物生育促進能力が素早く発揮される。
本考案の植物育成物質は、例えば以下のような時に効果的に使用することができる。(1)野菜が成り疲れで元気がない時。(2)日当たりが悪く植物が弱っている時。(3)夏の暑さや冬の寒さに対する植物の抵抗性を高めたい時。(4)根の張りをよくしたい時。(5)植えつけや植え替えの前後。(6)さし木・さし芽・株分けなどの時にも有効である。
本考案の植物育成物質は、水に溶かすだけでの植物活力剤または肥料を提供することができるものである。水に溶かす時の水の使用量は適宜設定することができ、特に限定されない。例えば、固形剤を100倍量の水に溶かして植物活力剤または肥料とすることができるよう、当該固形剤における各成分の含量をあらかじめ設定すればよい。また、本発明の固形剤の剤型は特に限定されない。例えば粉末状のものであってよい。
1.植物育成物質
2.樹脂製容器
3.野菜類(ナスビ、トマト、スイカ)
4.藺草
5.穀類(稲)
6.撹拌・混合
7.微生物剤
8.容器の蓋
9.ラベル
10.植物育成物質のレベル
11.掘り込み
12.上呂
13.トラック
14.タンク
15.ホース
16.苗
17.田圃
18.水抜き

Claims (8)

  1. 穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類、藺草類を含む植物作物を生育する土壌栽培,並びに水耕栽培により、前記作物を生育すべく、前記植物作物栽培用の育成物質において、育成物質の成分を原水に溶かして得た養水として、真水、海水の溶液分に土壌微生物とミネラルと有機酸成分とアミノ酸と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔を添加して培養させているミネラル含有微生物培養液を容器に充填されていることを特徴とする容器入り高効率の植物育成物質。
  2. 乳酸菌、脱窒菌、VA菌及びバチルス菌を含有する微生物群を、糖類、アミノ酸、ミネラル、無機リン酸を必須とする培地で、培養された高濃度微生物剤に、真水、及び海水、及び海苔、及び糖蜜を添加された前記微生物培養液の高濃度微生物剤の濃度を1〜1.5重量%を含有する溶液であって、真水、海水、海苔、糖蜜のそれぞれの添加における比率は真水100に対して、海水:10〜15重量%、海苔:1〜2重量%、糖蜜:0.8〜2重量%になっていることを特徴とする請求項1に記載の容器入り高効率の植物育成物質。
  3. 前記ミネラル含有微生物培養液は、真水、海水の溶液分に、土壌微生物にミネラル分と有機酸成分とアミノ酸成分と含む高濃度微生物剤と糖蜜と海苔に添加した組成物を25〜40℃の温度範囲で500時間以上(20日)培養して得られた液体組成物であることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の容器入り容器入り高効率の植物育成物質。
  4. 高濃度微生物剤に含有する有機酸成分、及びミネラル、及びアミノ酸について、有機酸成分は、0.8〜1.5重量%の乳酸と酢酸であって、ミネラル分としてはリン酸分、カリ分を、アミノ酸分としてグルタミン酸、アスパラギン酸を主体に含有して、必修アミノ酸のうちアルギニン、リジンを含有していることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の容器入り高効率の植物育成物質。
  5. 植物育成物質に使用される微生物培養の糖蜜と海苔は、糖蜜としてサトウキビから製造されている種々の成分を含み廃糖蜜であって、海苔として一般に栽培された緑藻を乾燥して海苔の製品であり、前記溶液中にそれぞれ分散できるものを使用していることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の容器入り高効率の植物育成物質。
  6. 前記植物育成物質は、穀類、果実類、野菜類、花き類、蔬菜類、藺草類を含む植物作物を生育する土壌,水耕栽培に使用する場合に、土壌栽培には500〜2000倍に薄めて、水耕栽培には100〜2000倍に希釈して使用することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の容器入り高効率の植物育成物質。
  7. 前記植物育成物質が、液体としておが屑、籾殻、ワラの内、何れか1種以上に含侵して使用され、前記微生物分解剤を、米糠、籾殻、油カス、ビール絞りかす、オカラ、鶏糞、青刈作物の内、何れか1種以上からなる窒素源として混合した混合有機物を微生物によって分解して得ていることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の容器入り高効率の植物育成物質。
  8. 充填容器として、その容器内に植物育成物質を充填されている容器としては、20mL〜20Lの容積を持つ、0.1〜2mmの厚さで、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、ポリエステルの材質の樹脂製容器であって、蓋付き広口型、又は先端細口型、及びチャック状封密型の形状になっている容器に充填されていることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の容器入り高効率の植物育成物質。
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