JPH0575150A - 粉体シートの製造方法 - Google Patents

粉体シートの製造方法

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Publication number
JPH0575150A
JPH0575150A JP3231748A JP23174891A JPH0575150A JP H0575150 A JPH0575150 A JP H0575150A JP 3231748 A JP3231748 A JP 3231748A JP 23174891 A JP23174891 A JP 23174891A JP H0575150 A JPH0575150 A JP H0575150A
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JP
Japan
Prior art keywords
particles
sheet
powder
inp
capsule
Prior art date
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Pending
Application number
JP3231748A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sakamoto
修 坂本
Tadashi Kamimura
正 上村
Keiko Takahashi
慶子 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート状の素子の機能面積を大きくする。 【構成】 InP粒子1を核粒子とし、ろうの粒子2を
被覆粒子としてカプセル粒子5を形成する。このカプセ
ル粒子5の粉体6をInP製のシート7の上面に載置し
た後、これを加圧・加熱してろうの粒子をとばし、In
P粒子1のみをシート5に接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池等を構成する
ための機能素子となる粉体シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、種々の技術分野におい
てシート状の機能素子の開発が求められている。例えば
太陽電池においては、従来はp型及びn型半導体素子と
してシリコンなどのバルク(かたまり)を使用し、これ
を接合させて構成するようになっている。これに対して
シート状の機能素子を積層して太陽電池を構成すれば、
大面積或いは曲面で成る建物外壁等にも設置が容易とな
って、実用的な用途が飛躍的に拡大すると予想される。
この場合の半導体素材としては、エネルギギャップの大
きい金属間化合物半導体であるInP,InSb,Ga
As或いはCdS,CdTeなどが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシート状の機能素子においては、限られた平面を使
用するのであるから、これを有効に利用し得る高い機能
を有したものでなければならない。すなわち素子の単位
面積(単位体積)当りの機能面積を大きくとれるものと
することが、実用化への課題であった。
【0004】そこで本発明は、上記課題を解決すべく、
新規なシート状の機能素子としての粉体シートを製造す
る方法を提供すべく創案されたものである。
【0005】なお本発明に対比すべき従来技術として
は、「粉体入り積層シートの製造方法及び製造装置」
(特開昭59−70557号公報)及び「帯電防止効果
を増大させた粉体及び粉体塗布物」(特開平2−399
25号公報)があるが、これらはいずれもシートに粉体
を付着させるとしただけであり、所望する性能及び機能
を得るには不充分であると考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、機能物質の粒
子を核粒子とし、ろう等の加熱により消失する材質の粒
子を被覆粒子としてカプセル粒子を形成しておき、この
カプセル粒子の粉体を核粒子と同質のまたは異質の機能
物質で成形したシートの上面に載置した後、これを加熱
して機能物質粒子のみをシートに接合させるものであ
る。
【0007】
【作用】上記方法によって、機能シートの上面の表面積
が実質的に拡大される。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係わる粉体シートの製造方法
の一実施例を添付図面に従って説明する。
【0009】まず機能物質の粒子、例えばInP粒子
と、このInP粒子の粒径の1/10程度の粒径を有したろ
う(或いはナフタリン等)の粒子を用意する。そして図
1に示すように、InP粒子1の表面に、ろうの粒子2
を付着させる。この付着する力は、公知のファンデルワ
ールス力によるものである。このようにロー材の粒子2
で囲まれたInP粒子1を、2,000 〜7,000rpmの回転翼
を備えた容器に入れ、1〜5 分間遠心転動させて、粒子
同士の衝突及び粒子の回転翼もしくは容器壁への衝突に
よる衝撃力を与える。この容器は、メカノケミカル反応
による発熱により粒子温度が上がってろうがとけないよ
うに水冷するものとする。この衝撃作用により、付着し
たろうの粒子2は、InP粒子1の表面に強固に密着す
る。これでInP粒子1を核粒子3とし、ろうの粒子2
を被覆粒子4としたカプセル粒子5が得られる。
【0010】次にこのカプセル粒子5の粉体6を、適宜
な散布手段(図示せず)によって、InP製シート7の
上に隙間なく載置する。この際、単粒子層として並べる
ようにし、余った粉体6は、払い落とすものとする。
【0011】そして図3に示すように、この粉体付きシ
ート7をホットプレス機8にかけて、加圧し加熱する。
これでカプセル粒子5の被覆粒子4であるろう粒子2は
消失し(とばされ)、InP粒子1のみがシート7上に
接合されて、所望の粉体シート9が形成される。この接
合が不充分であると認められたときは、さらにプラズマ
焼結法、スポット溶接法、加圧(かしめ)、ロー付け、
超音波接合、拡散接合などにより接合工程を加える。こ
のうちプラズマ焼結法は、短時間の通電加圧でよいた
め、表面酸化が少なく、材料劣化がないという利点があ
る。またスポット溶接はガス雰囲気中或いは大気中で行
うものとし、大気中で行うときは、後から酸洗いが必要
である。さらにロー付けとする場合は、予めシート上に
ロー材をコーティングしておけばよい。
【0012】このようにして製造された粉体シート9
は、素子単位面積或いは単位体積当りの機能面積が大き
くなり、性能及び効率が大幅に向上する。またその性能
向上の度合いは、カプセル粒子5の核粒子3及び被覆粒
子4の径を変えること等により簡単に調節できるもので
ある。そして粉末6を隙間なく並べることで核粒子3同
士の距離は等しくなり、機能が平面的に完全に均質とな
って、信頼性の高い粉体シート9が達成される。又、核
粒子3及び被覆粒子4の径の組み合せを任意に選定する
ことにより、機能を傾斜させることも可能である。
【0013】またこの粉体シート9の具体的適用分野と
しては太陽電池がある。すなわち図4に示すように、製
造した粉体シート9の下面にAu−Zn(電極)10を
接合させてから、図5に示すように、粒子1側である上
面に順次CdS及びInの薄膜11,12を公知の成膜
法(CVP,PVDなど)によって積層し、上下面を電
極として負荷13を結線することにより、所望の起電力
を有する太陽電池14が得られる。
【0014】この太陽電池14は、太陽光の広い範囲の
入射角に反応し、従来の平板形式の太陽電池に比べて、
大幅に性能・効率が向上されるものである。またシート
状であることで、大面積或いは曲面で成る建物外壁にも
容易に設置でき、きわめて汎用性に富む。またこの他の
粉体シート9の具体的な用途としては、核粒子径と被覆
粒子径の組み合せを任意に選定することにより自在に成
形できる傾斜機能素子、さらには熱電素子、エネルギー
吸収素子等がある。
【0015】次に図6によって、上記実施例の粉体シー
ト製造工程をさらに具体的に説明する。
【0016】まずInP製シート21のロール22を回
転自在に保持しておき、シート21の一端側をローラ2
3,24により一定のスピードで水平に送り出すように
する。そしてInP製シート21の上方に、カプセル粒
子5の粉体6を収容するホッパ25と、粉体6を適宜シ
ート21上に散布するための振動フィーダ26とを設け
て、InP製シート21上に層状(数粒子層)に粉体6
をフィードする。また振動フィーダ26の下流側にスク
レーパー27を設けて、単粒子層よりも上の余計な粉体
6を払い出す。すなわちスクレーパー27とシート21
表面とのクリアランスは、カプセル粒子5の外径の2倍
未満とする。この過程で払い出された粉体6は回収し
て、ホッパ25に戻すものとする。そしてスクレーパー
27の下流側にホットプレス機28を設けて、InP製
シート21を上下に挟むようにして加熱し、カプセル粒
子5のうちのろう粒子2をとばすと共に、InP粒子1
とInP製シート21とを接合する。これでシート21
上に等間隔に或いは任意の間隔にInP粒子1が配置さ
れた粉体シート29が得られる。
【0017】なお以上の実施例では機能物質粒子及びシ
ートの素材としてInPを示したが、他の金属間化合物
半導体であるInSb,GaAs或いはCdS,CdT
eを使用してもよく、さらに太陽電池以外の分野では、
それぞれの用途に応じた金属,金属化合物及び樹脂材料
などの物質が選択されるべきものである。
【0018】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0019】機能物質を核粒子とし、ろう等を被覆粒子
としてカプセル粒子を形成しておき、その粉体を機能物
質製のシートに載置した後、これを加圧・加熱して機能
物質粒子を接合させるので、素子の単位面積或いは単位
体積当りの機能面積が大きくなり、性能及び効率が大幅
に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる粉体シートの製造方法の一実施
例を説明するためのカプセル粒子の側断面図である。
【図2】図1の次の工程を示した側断面図である。
【図3】図2の次の工程を示した側断面図である。
【図4】図3の次の工程を示した側断面図である。
【図5】図4の次の工程を示した側断面図である。
【図6】図2及び図3の具体的な実施例を示した側断面
図である。
【符号の説明】
1 InP粒子(機能物質の粒子) 2 ろうの粒子(加熱により消失する材質の粒子) 3 核粒子 4 被覆粒子 5 カプセル粒子 6 粉体 7 InP製シート(機能物質製のシート)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能物質の粒子を核粒子とし、ろう等の
    加熱により消失する材質の粒子を被覆粒子としてカプセ
    ル粒子を形成しておき、該カプセル粒子の粉体を上記核
    粒子と同質の又は異質の機能物質で成形したシートの上
    面に載置した後、これを加熱して上記機能物質粒子のみ
    を上記シートに接合させることを特徴とする粉体シート
    の製造方法。
JP3231748A 1991-09-11 1991-09-11 粉体シートの製造方法 Pending JPH0575150A (ja)

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JP (1) JPH0575150A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006508547A (ja) * 2002-11-19 2006-03-09 ダニエルズ、ジョン 有機及び無機光活性装置及びその製造方法
JP2012064910A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Takashi Matsukubo 光電変換装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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