JPH0590621A - 粉体シートの製造方法 - Google Patents

粉体シートの製造方法

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JPH0590621A
JPH0590621A JP3247900A JP24790091A JPH0590621A JP H0590621 A JPH0590621 A JP H0590621A JP 3247900 A JP3247900 A JP 3247900A JP 24790091 A JP24790091 A JP 24790091A JP H0590621 A JPH0590621 A JP H0590621A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
particle
powder
recess
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP3247900A
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English (en)
Inventor
Osamu Sakamoto
修 坂本
Tadashi Kamimura
正 上村
Keiko Takahashi
慶子 高橋
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0590621A publication Critical patent/JPH0590621A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機能面積の大きい粉体シートを簡易に製造す
る。 【構成】 上下一対のスポット溶接用電極1,2のうち
の下部電極2の上端面3を上方に凸状にして傾斜面4を
形成する。その頂部5に粒子収容用の凹部6を形成す
る。上端面3へ粉体7を散布して凹部6に一個の粒子A
を収容させる。この状態の下部電極2と上部電極1との
間にシート10を挟んで、シート10の下面に粒子Aを
スポット溶接にて接合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽電池等を構成する
ための機能素子となる粉体シートの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近来にあっては、種々の技術分野におい
てシート状の機能素子の開発が求められている。例えば
太陽電池においては、従来はp型及びn型半導体素子と
してシリコンなどのバルク(かたまり)を使用し、これ
を接合させて構成するようになっている。これに対して
シート状の機能素子を積層して太陽電池を構成すれば、
大面積或いは曲面で成る建物外壁等にも設置が容易とな
って、実用的な用途が飛躍的に拡大すると予想される。
この場合の半導体素材としては、エネルギギャップの大
きい金属間化合物半導体であるInP,InSb,Ga
As或いはCdS,CdTeなどが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシート状の機能素子においては、限られた平面を使
用するのであるから、これを有効に利用し得る高い機能
を有したものでなければならない。すなわち素子の単位
面積(単位体積)当りの機能面積を大きくとれるものと
することが、実用化への課題であった。
【0004】この課題に対して、シートの表面に粉体を
適宜接合させ、実質的に機能面積を大きくさせることが
考えられる。しかしながら従来は、所望する機能が得ら
れるように任意の間隔で、しかも簡易な工程でシートに
粉体を接合する方法はなかった。
【0005】そこで本発明は、上記事情に鑑み、シート
状の機能素子としての粉体シートを簡易な工程で製造で
きる方法を提供すべく創案されたものである。
【0006】なお本発明に対比すべき従来技術として
は、「粉体入り積層シートの製造方法及び製造装置」
(特開昭59−70557号公報)及び「帯電防止効果
を増大させた粉体及び粉体塗布物」(特開平2−399
25号公報)があるが、これらはいずれもシートに粉体
を付着させるとしただけであり、所望する性能及び機能
を得るには不充分であると考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下一対のス
ポット溶接用電極のうちの下部電極の上端面を上方に凸
状に傾斜させると共に、その頂部に粒子収容用の凹部を
形成しておき、上端面へ粉体を散布して凹部に粒子を収
容させた後、他方の上部電極との間にシートを挟んで、
このシートの下面に上記粒子をスポット溶接にて接合さ
せるものである。
【0008】
【作用】上記方法によって、任意の間隔で粉体がシート
に接合され、その機能面積が実質的に拡大される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係わる粉体シートの製造方法
の一実施例を、添付図面に従って説明する。
【0010】まず図1に示すように、上下一対のスポッ
ト溶接用電極1,2を用意し、そのうちの下部電極2の
上端面3に、上方が凸状になるように傾斜を形成してお
く。本実施例にあっては左右対象の屋根状の傾斜面4と
し、その上に粒子Aが乗ったときに、自然に転がり落ち
るような1/3 勾配のテーパとしている。さらにその中央
の頂部5に、電子ビーム等により穴を明けて、粒子収容
用の凹部6を形成する。この凹部6は一個の粒子Aを収
容させるだけの大きさとし、その粒子Aの上半分程度が
露出するようにする。本実施例にあっては収容対象の粒
子径aが500 μmのものとし、下部電極2全幅bの3mm
に対して、凹部6の底幅cは700 μm、凹部の高さdを
300 μmとした。
【0011】次に図2に示すように、粉体7を収容した
ホッパ8から、傾斜板9を介して適量の粉体7を下部電
極の上端面3に散布する。この粉体7は、分級によって
500μmの粒径に揃えておく。このように散布された粉
体7のうち、一個の粒子Aのみが凹部6に収まり、他の
余計な粒子は傾斜面4の傾斜に従って自然落下する。或
いはこの下部電極2が、次の工程の位置に移動される過
程で落とされる。
【0012】そして図3に示すように、下部電極2を上
部電極1と対向する所定の位置に移動させ、これらの間
にスポット溶接が可能な程度の導電性を有するシート1
0を水平にセットする。そして電極1,2同士を互いに
近付くように移動させ、図4に示すようにシート10を
挟んで加圧すると共に、電源11からの電流の供給で抵
抗発熱によりシート10と粒子Aとの接点を溶融させ、
シート10の下面に粒子Aを接合させる。一個の粒子A
の接合が終了したら、前記工程を繰り返して別の粒子A
を下部電極2の凹部6に収容すると共に、シート10或
いは電極1,2を所定の距離だけ相対移動させて、次の
位置に粒子Aを接合させる。
【0013】これで図5に示すように、等間隔或いは任
意の間隔で、シート10の下面に粒子Aが接合された粉
体シート12が製造される。すなわち、素子単位面積或
いは単位体積当りの機能面積が大きく、性能及び効率が
大幅に向上されたシート状の機能素子が得られるもので
ある。そして粒子Aの接合手順は簡易であり、例えばX
−Yロボットを使用しての精密接合及び自動化も容易に
図れる。
【0014】また図6に示すように、粒子A間隔を比較
的広くする場合は、上部電極21を板状とし、下部電極
22を複数並設すれば、粒子を複数個づつ同時に接合で
きる。
【0015】なお、粉体が凹部に乗らないでスポット溶
接の工程に入ってしまう可能性もあるが、これを避ける
必要がある場合は、センサ(レーザー光利用等)により
凹部に粒子があるか否かを判定し、なければ前工程を繰
り返すようにすればよい。
【0016】また傾斜面や凹部の形状は本実施例に限る
ものではなく、1個の粒子が収容できるようになってい
ればよい。
【0017】次に本発明の具体的実施例を説明する。
【0018】まず粒子及びシートとして、粒径を500 μ
mに揃えたInP粒子と、InP製シートを使用し、前
記実施例で示したように、InP製シートの片面に、ス
ポット溶接にて等間隔でInP粒子を接合させる。
【0019】このようにして製造した粉体シートを適当
な長さに切断し、図7に示すように、粉体シート31の
下面に、Au−Zn(電極)32を接合させる。そして
図8に示すように、粒子が接合されている側である上面
に、順次CdS及びInの薄膜33,34を公知の成膜
法(CVP,PVDなど)によって積層し、上下面を電
極として負荷35を結線することにより、所望の起電力
を有する太陽電池が得られる。この太陽電池は、太陽光
の広い範囲の入射角に反応し、従来の平板形式の太陽電
池に比べて、大幅に性能・効率が向上されるものであ
る。またシート状であることで、大面積或いは曲面で成
る建物外壁にも容易に設置でき、きわめて汎用性に富
む。
【0020】なおこの具体的実施例では、粒子及びシー
トの素材としてInPを示したが、他の金属間化合物半
導体であるInSb,GaAs或いはCdS,CdTe
を使用してもよく、さらに太陽電池以外の分野では、そ
れぞれの用途に応じた金属,金属化合物及び樹脂材料な
どの物質が選択されるべきものである。またシートと粉
体とは同材質である必要はない。
【0021】またこの他の粉体シートの具体的な用途と
しては、粒子間隔を次第に広くすることによって傾斜機
能素子とすることができ、さらには熱電素子、エネルギ
ー吸収素子等に応用できる。
【0022】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0023】下部電極の上端面を傾斜させて頂部に凹部
を形成し、粉体を散布して凹部に粒子を収容させた後、
上部電極との間にシートを挟んで粒子をスポット溶接に
て接合させるので、任意の間隔で簡易に粉体をシートに
接合でき、素子単位面積或いは単位体積当りの機能面積
が大きく、性能及び効率が大幅に向上された粉体シート
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる粉体シートの製造方法の一実施
例を説明するための電極を示した側断面図である。
【図2】図1の次の工程を示した側断面図である。
【図3】図2の次の工程を示した側断面図である。
【図4】図3の次の工程を示した側断面図である。
【図5】図4の工程で製造された粉体シートを示した側
断面図である。
【図6】本発明の他の実施例を説明するための側断面図
である。
【図7】本発明の具体的実施例を説明するための側断面
図である。
【図8】図7の次の工程を説明するための側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 上部電極(スポット溶接用電極) 2 下部電極(スポット溶接用電極) 3 上端面 5 頂部 6 凹部 7 粉体 A 粒子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対のスポット溶接用電極のうちの
    下部電極の上端面を上方に凸状に傾斜させると共に、そ
    の頂部に粒子収容用の凹部を形成しておき、上記上端面
    へ粉体を散布して上記凹部に粒子を収容させた後、他方
    の上部電極との間にシートを挟んで、該シートの下面に
    上記粒子をスポット溶接にて接合させることを特徴とす
    る粉体シートの製造方法。
JP3247900A 1991-09-26 1991-09-26 粉体シートの製造方法 Pending JPH0590621A (ja)

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