JPH0574924A - 誘電体分離基板及びその製造方法 - Google Patents
誘電体分離基板及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0574924A JPH0574924A JP23425391A JP23425391A JPH0574924A JP H0574924 A JPH0574924 A JP H0574924A JP 23425391 A JP23425391 A JP 23425391A JP 23425391 A JP23425391 A JP 23425391A JP H0574924 A JPH0574924 A JP H0574924A
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- JP
- Japan
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- substrate
- spin
- glass
- silicon substrate
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Element Separation (AREA)
- Weting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】Si基板と支持基板を接着して誘電体分離基板
を製造する方法において、Si基板の平坦性を高め、製
造リードタイムを短縮し、原価を低減する。 【構成】絶縁膜マスク2をSi基板1上に形成し、アル
カリ系の溶液で異方性エッチングする。エッチング面を
酸化し分離酸化膜3を形成したのち、スピン・オン・グ
ラク4を全面にスピン・コートし平坦化する。スピン・
オン・グラス4を200〜400℃で十分ベークする。
別に準備した支持基板5の一主面とスピン・オン・グラ
ス4をスピン・コートしたSi基板1の面を800〜
1,000℃程度の温度で熱圧着させる。Si基板1側
からA−A′面まで研削研磨しで素子領域を分離し分離
された素子領域1aを形成する。
を製造する方法において、Si基板の平坦性を高め、製
造リードタイムを短縮し、原価を低減する。 【構成】絶縁膜マスク2をSi基板1上に形成し、アル
カリ系の溶液で異方性エッチングする。エッチング面を
酸化し分離酸化膜3を形成したのち、スピン・オン・グ
ラク4を全面にスピン・コートし平坦化する。スピン・
オン・グラス4を200〜400℃で十分ベークする。
別に準備した支持基板5の一主面とスピン・オン・グラ
ス4をスピン・コートしたSi基板1の面を800〜
1,000℃程度の温度で熱圧着させる。Si基板1側
からA−A′面まで研削研磨しで素子領域を分離し分離
された素子領域1aを形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電体分離基板及びその
製造方法に関し、特に単結晶シリコン基板と別に準備さ
れたシリコン基板を接着する工程を含む誘電体分離基板
及びその製造方法に関する。
製造方法に関し、特に単結晶シリコン基板と別に準備さ
れたシリコン基板を接着する工程を含む誘電体分離基板
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘電体分離基板の製造方法では、
まず、図3(a)に示すように、(100)単結晶シリ
コン基板(以下、Si基板と記す)1上に絶縁膜マスク
2を形成し、アルカリ系の溶液で異方性エッチングの溝
を形成する。次に、図3(b)に示すように、素子を分
離するための酸化膜(以下、分離酸化膜と記す)3を形
成した異方性エッチングの溝に、気相成長法によりpo
ly−Si6を100〜200μm程度堆積させ、その
後、図3(c)に示すように、堆積させたpoly−S
i6をB−B′面まで研削研磨により除去して平坦化し
研削研磨後のpoly−Si6bを形成する。さらに、
図3(d)に示すように、別に準備されたSi基板(以
下、支持基板と記す)5と研削研磨によって除去して形
成した研削研磨後のpoly−Si6bの面とを熱圧着
等の方法により接着させる。最後にA−A′面まで研削
研磨し、図3(e)に示すように、分離された素子領域
1aを形成する。
まず、図3(a)に示すように、(100)単結晶シリ
コン基板(以下、Si基板と記す)1上に絶縁膜マスク
2を形成し、アルカリ系の溶液で異方性エッチングの溝
を形成する。次に、図3(b)に示すように、素子を分
離するための酸化膜(以下、分離酸化膜と記す)3を形
成した異方性エッチングの溝に、気相成長法によりpo
ly−Si6を100〜200μm程度堆積させ、その
後、図3(c)に示すように、堆積させたpoly−S
i6をB−B′面まで研削研磨により除去して平坦化し
研削研磨後のpoly−Si6bを形成する。さらに、
図3(d)に示すように、別に準備されたSi基板(以
下、支持基板と記す)5と研削研磨によって除去して形
成した研削研磨後のpoly−Si6bの面とを熱圧着
等の方法により接着させる。最後にA−A′面まで研削
研磨し、図3(e)に示すように、分離された素子領域
1aを形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の誘電体分離
基板の製造方法では、100〜200μmもの厚みのp
oly−Siを堆積しなければならないため、長時間の
処理と高価な材料コストがかかるという問題点があっ
た。
基板の製造方法では、100〜200μmもの厚みのp
oly−Siを堆積しなければならないため、長時間の
処理と高価な材料コストがかかるという問題点があっ
た。
【0004】また、堆積したpoly−Siを機械的に
研削研磨するため、途中でSi基板が割れたり、平行精
度が劣るという問題点があった。
研削研磨するため、途中でSi基板が割れたり、平行精
度が劣るという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、安価でSi基板の割れの
発生がなく高い平行精度が得られる誘電体分離基板及び
その製造方法を提供することにある。
発生がなく高い平行精度が得られる誘電体分離基板及び
その製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、結晶方位(1
00)の単結晶シリコン基板と、該単結晶シリコン基板
を支持するシリコン基板とを有する誘電体分離基板にお
いて、前記単結晶シリコン基板と前記シリコン基板との
間にスピン・オン・グラス層を設ける。
00)の単結晶シリコン基板と、該単結晶シリコン基板
を支持するシリコン基板とを有する誘電体分離基板にお
いて、前記単結晶シリコン基板と前記シリコン基板との
間にスピン・オン・グラス層を設ける。
【0007】本発明の誘電体分離基板の製造方法は、必
要な部分を異方性エッチングし溝を形成する工程と、異
方性エッチングにより形成された前記溝をスピン・オン
・グラス塗布剤で充填させ平坦化する工程と、該スピン
・オン・グラスで平坦化した面と別に準備されたシリコ
ン基板とを接着させる工程とを含む。
要な部分を異方性エッチングし溝を形成する工程と、異
方性エッチングにより形成された前記溝をスピン・オン
・グラス塗布剤で充填させ平坦化する工程と、該スピン
・オン・グラスで平坦化した面と別に準備されたシリコ
ン基板とを接着させる工程とを含む。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0009】図1(a)〜(d)は本発明の第1の実施
例を説明する工程順に示した断面図である。
例を説明する工程順に示した断面図である。
【0010】まず、図1(a)に示すように、Si基板
1の一主面に絶縁膜マスク2を選択的に形成し、アルカ
リ系の溶液中で異方性エッチングを行ない溝を形成す
る。このとき、形成される溝の深さは〜約70μm程度
である。絶縁膜マスク2を除去したのち、少なくとも、
溝を形成した主面を全面酸化し、分離酸化膜3を形成す
る。これは、素子を分離するための酸化膜である。
1の一主面に絶縁膜マスク2を選択的に形成し、アルカ
リ系の溶液中で異方性エッチングを行ない溝を形成す
る。このとき、形成される溝の深さは〜約70μm程度
である。絶縁膜マスク2を除去したのち、少なくとも、
溝を形成した主面を全面酸化し、分離酸化膜3を形成す
る。これは、素子を分離するための酸化膜である。
【0011】次に、図1(b)に示すように、この分離
酸化膜3の上にスピン・オン・グラス剤(以下SOGと
記す)4をスピンコートする。SOG4は液体であるた
め容易に平坦化される。SOG4を200〜400℃程
度の温度で30〜60分ベークを行う。
酸化膜3の上にスピン・オン・グラス剤(以下SOGと
記す)4をスピンコートする。SOG4は液体であるた
め容易に平坦化される。SOG4を200〜400℃程
度の温度で30〜60分ベークを行う。
【0012】次に、図1(c)に示すように、SOG4
のベークが完了したら、別に準備した支持基板5の一主
面とSi基板1のSOG4をスピン・コートした面とを
圧着させ、800〜1,000℃,N2 雰囲気中で1〜
2時間程度熱処理し、接着させる。
のベークが完了したら、別に準備した支持基板5の一主
面とSi基板1のSOG4をスピン・コートした面とを
圧着させ、800〜1,000℃,N2 雰囲気中で1〜
2時間程度熱処理し、接着させる。
【0013】次に、図1(d)に示すように、A−A′
面まで研削研磨することにより、素子領域を分離し、分
離された素子領域1aを形成する。
面まで研削研磨することにより、素子領域を分離し、分
離された素子領域1aを形成する。
【0014】このように、SOG4を用いて異方性エッ
チングの溝を平坦化させ支持基板5との接着を行うこと
により、短時間で低コストの誘電体分離基板を提供する
ことができる。
チングの溝を平坦化させ支持基板5との接着を行うこと
により、短時間で低コストの誘電体分離基板を提供する
ことができる。
【0015】さらに、平坦性を高めるため、SOG4の
スピン・コートからベーク迄の工程を複数回繰返しても
よい。
スピン・コートからベーク迄の工程を複数回繰返しても
よい。
【0016】また、支持基板5の少なくともSi基板1
と接着させる面をあらかじめ酸化してから接着してもよ
い。
と接着させる面をあらかじめ酸化してから接着してもよ
い。
【0017】次に、第2の実施例を説明する。
【0018】図2(a)〜(e)は本発明の第2の実施
例を説明する工程順に示した断面図である。
例を説明する工程順に示した断面図である。
【0019】まず、図2(a)に示すように、図1
(a)と同じく、Si基板1の一主面に絶縁膜マスク2
を選択的に形成し、アルカリ系の溶液中で異方性エッチ
ングを行ない溝を形成する。絶縁膜マスク2を除去した
のち、少なくとも異方性エッチングを行なった面を全面
酸化する。
(a)と同じく、Si基板1の一主面に絶縁膜マスク2
を選択的に形成し、アルカリ系の溶液中で異方性エッチ
ングを行ない溝を形成する。絶縁膜マスク2を除去した
のち、少なくとも異方性エッチングを行なった面を全面
酸化する。
【0020】次に、図2(b)に示すように、全面酸化
した面に気相成長法を用いpoly−Si6を60〜7
0μm成長させる。
した面に気相成長法を用いpoly−Si6を60〜7
0μm成長させる。
【0021】次に、図2(c)に示すように、成長後、
ドライエッチング技術またはウェットエッチング技術に
よりpoly−Si6を10〜50μm程度エッチング
バックする。このことにより、異方性エッチングで形成
された溝の底部にエッチングバック後のpoly−Si
6aが残り次のSOGをスピン・コートした際の平坦度
を高める働きをする。
ドライエッチング技術またはウェットエッチング技術に
よりpoly−Si6を10〜50μm程度エッチング
バックする。このことにより、異方性エッチングで形成
された溝の底部にエッチングバック後のpoly−Si
6aが残り次のSOGをスピン・コートした際の平坦度
を高める働きをする。
【0022】次に、図2(d)に示すように、poly
−Si6をエッチングバックしたのちSOG4をスピン
・コートし平坦化させる。
−Si6をエッチングバックしたのちSOG4をスピン
・コートし平坦化させる。
【0023】以降、図1(a)〜(d)で説明した第1
の実施例と同様SOG4をベークし、別に準備した支持
基板5と接着させ、図2(e)に示すように、分離され
た素子領域1aを形成する。
の実施例と同様SOG4をベークし、別に準備した支持
基板5と接着させ、図2(e)に示すように、分離され
た素子領域1aを形成する。
【0024】このように、SOG4を用いて異方性エッ
チングの溝を平坦化させ支持基板5との接着を行うこと
により、短時間で平坦度の高い低コストの誘電体分離基
板を提供することができる。
チングの溝を平坦化させ支持基板5との接着を行うこと
により、短時間で平坦度の高い低コストの誘電体分離基
板を提供することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、異方性エ
ッチングの溝をSOGで平坦化させ、直接支持基板と接
着するので高精度の平坦性が得られ、製造リードタイム
が短縮でき、原価を低減できるという効果を有する。
ッチングの溝をSOGで平坦化させ、直接支持基板と接
着するので高精度の平坦性が得られ、製造リードタイム
が短縮でき、原価を低減できるという効果を有する。
【図1】本発明の第1の実施例を説明する工程順に示し
た断面図である。
た断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を説明する工程順に示し
た断面図である。
た断面図である。
【図3】従来の誘電体基板の製造方法の一例を説明する
工程順に示した断面図である。
工程順に示した断面図である。
1 Si基板 1a 分離された素子領域 2 絶縁膜マスク 3 分離酸化膜 4 SOG 5 支持基板 6 poly−Si 6a エッチングバック後のpoly−Si 6b 研削研磨後のpoly−Si
Claims (2)
- 【請求項1】 結晶方位(100)の単結晶シリコン基
板と、該単結晶シリコン基板を支持するシリコン基板と
を有する誘電体分離基板において、前記単結晶シリコン
基板と前記シリコン基板との間にスピン・オン・グラス
層を設けたことを特徴とする誘電体分離基板。 - 【請求項2】 結晶方位(100)の単結晶シリコン基
板を用いて誘電体分離基板を製造する誘電体分離基板の
製造方法において、必要な部分を異方性エッチングし溝
を形成する工程と、異方性エッチングにより形成された
前記溝をスピン・オン・グラス塗布剤で充填させ平坦化
する工程と、該スピン・オン・グラスで平坦化した面と
別に準備されたシリコン基板とを接着させる工程とを含
むことを特徴とする誘電体分離基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23425391A JPH0574924A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 誘電体分離基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23425391A JPH0574924A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 誘電体分離基板及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574924A true JPH0574924A (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=16968077
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23425391A Pending JPH0574924A (ja) | 1991-09-13 | 1991-09-13 | 誘電体分離基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0574924A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5407856A (en) * | 1991-05-08 | 1995-04-18 | Fraunhofer Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung | Direct substrate bonding |
JP2011066273A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Konica Minolta Holdings Inc | 微細マスクパターンの形成方法、ナノインプリントリソグラフィ方法および微細構造体の製造方法 |
-
1991
- 1991-09-13 JP JP23425391A patent/JPH0574924A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5407856A (en) * | 1991-05-08 | 1995-04-18 | Fraunhofer Gesellschaft Zur Forderung Der Angewandten Forschung | Direct substrate bonding |
JP2011066273A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Konica Minolta Holdings Inc | 微細マスクパターンの形成方法、ナノインプリントリソグラフィ方法および微細構造体の製造方法 |
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