JPH0574896U - 筆記性表面及び反射防止性を有するシート - Google Patents

筆記性表面及び反射防止性を有するシート

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JPH0574896U JP2302992U JP2302992U JPH0574896U JP H0574896 U JPH0574896 U JP H0574896U JP 2302992 U JP2302992 U JP 2302992U JP 2302992 U JP2302992 U JP 2302992U JP H0574896 U JPH0574896 U JP H0574896U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面の硬化膜層が反射防止性を有し、かつ耐
擦傷性、耐汚染性にすぐれた筆記性表面を有するシート
を提供する。 【構成】 基材の一方の表面に、屈折率が1.3〜1.
5の超微粒子のLiF、MgF2 、3N2 F・Al
3 、AlF3 などのフッ化物を適当なバインダー樹脂
に分散させてなる塗料を塗工及び乾燥硬化させた、耐擦
傷性、耐汚染性を有し、かつマーカー筆記性及び消去性
を有する硬化膜層を有する。このように硬化膜層に反射
防止性を付与することにより、使用者が筆記しづらくな
く、筆記事項を見る者が筆記事項を確認しやすい筆記性
表面を有するシートを提供することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水性マーカーペンなどで筆記し、また消去することができ、かつ反 射防止性のある筆記性表面を有するシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、白墨を筆記具として用いる黒板に代えて、水性マーカーペンなどで筆記 し、かつ布などで拭き消し可能な、いわゆるホワイトボードが広く利用されてい る。 これらのホワイトボードは、基材の一方の面に筆記層としてマーカーペンなど のインキが染み込まない樹脂を塗布したものであり、このような樹脂としては硬 化性樹脂が使用されている。硬化性樹脂を使用することにより、筆記層に更に耐 擦傷性、耐汚染性を付与することができる。更に必要に応じては上記筆記層の表 面又は内部に表面より目視可能に、絵柄などの印刷層を有したものもあり、これ ら絵柄の例としては、例えばスケジュール表などの罫線、ワンポイントの絵柄な どが挙げられる。
【0003】 しかし、上記したホワイトボードは筆記層の反射により、使用者が筆記しづら い、筆記事項を見る者が筆記事項を確認するのが困難であるなどの問題がある。
【0004】 そこで上記筆記層の反射を防止するために、筆記層に表面凹凸などによる艶消 し処理が施されている筆記用シート材料が提供されている。
【0005】 しかし上記のシートにおいては艶消し処理による表面凹凸のため、筆記層にマ ーカーペンなどで筆記する際にペン先がひっかかり、使用しにくいという問題が ある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 本考案の目的は、表面の硬化膜層が平滑でありながら反射防止性を有し、かつ 耐擦傷性、耐汚染性にすぐれた筆記性表面を有するシートを提供するものである 。
【0007】
【課題が解決しようとする手段】
本第1の考案の筆記性表面及び反射防止性を有するシートは、隠蔽性のある基 材の少なくとも一方の面に筆記性表面及び反射防止性を有する硬化膜層を設けて なることを特徴とするものである。
【0008】 本第2の考案の筆記性表面及び反射防止性を有するシートは、透明なプラスチ ックフィルムの少なくとも一方の面に筆記性表面及び反射防止性を有する硬化膜 層を設けてなることを特徴とするものである。
【0009】 本第3の考案の筆記性表面及び反射防止性を有するシートは、本第2の考案の 筆記性表面及び反射防止性を有するシートにおいて、硬化膜層が表面となるよう に接着剤を介して隠蔽性のある基材と貼合されてなることを特徴とするものであ る。
【0010】 本第4の考案の筆記性表面及び反射防止性を有するシートは、本第1、2又は 3の考案の筆記性表面及び反射防止性を有するシートにおいて、硬化膜層の皮膜 形成材が無機バインダー又は硬化性樹脂に、屈折率が1.3〜1.5の超微粒子 を分散させてなることを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】
以下、図面を引用して本考案を説明する。 図1は本考案のシートの断面図の1例であり、隠蔽性基材1の一方の表面に硬 化膜層2が形成されていることを特徴としており、必要に応じては絵柄印刷層3 を形成することができる。
【0012】 隠蔽性基材1としては、プラスチックフィルム、紙、布、パーティクルボード 、木板、鋼板など、あるいは必要に応じて前記基材の硬化膜層形成面に隠蔽ベタ 印刷を施したもの、あるいは顔料を練り込んだプラスチックフィルムが挙げられ る。 隠蔽ベタ印刷に使用するインキに添加されている顔料またはプラスチックフィ ルムに練り込む顔料としては、例えば黒色顔料としてはアニリンブラックなどの 有機顔料、カーボンブラックなどの無機顔料、白色顔料としては二酸化チタン、 三酸化二アンチモンなどの無機顔料など、用途に応じて選択することができる。 基材に固いものを使うと、そのまま例えばホワイトボードとして使用すること ができる。 基材に柔らかいもの、例えばポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、 ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル ムなど通常のプラクチックフィルムを使うと、そのままでも使用することができ るが、基材の裏面に磁石を積層すれば、本考案のシートを鉄製のボードに貼り付 けて使用することができる。また、接着剤層を介し、硬質の基板に本考案のシー トを硬化膜層を表面として貼り付けてホワイトボードとして使用してもよい。 また隠蔽性基材1がプラスチックフィルムの場合、それらの表面の接着性を改 良する目的で、片面あるいは両面にプライマー処理やコロナ放電処理を施したも のを使用することができる。
【0013】 絵柄印刷層3は、図1のように硬化膜層2と隠蔽性基材1との間に施してもよ いし、硬化膜層2の表面に設けてもよい。また硬化膜層2の両面に設けることも 可能である。 絵柄印刷層3の絵柄の例としては、スケジュール表などの罫線、動物、花など のワンポイントの絵柄、音楽の音符を書き込むための五線など種々のものが考え られる。
【0014】 又、硬化膜層2を隠蔽性基材1の両面に形成すると、両面を筆記面として使用 することができるシートを得ることができる。
【0015】 図2は本考案のシートにおける他の態様を示すものであり、透明プラスチック フィルム4の両面に硬化膜層2を設けてなるものである。
【0016】 透明プラスチックフィルム4としてはポリエステルフィルム、ポリエチレンフ ィルム、ポリプロピレンフィルムなどのポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニ ルフィルムなど通常のプラスチックフィルムが使用でき、透明性を有していれば 部分的または全面に着色してもよい。またこれらの表面の接着性を改良する目的 で、片面あるいは両面にプライマー処理やコロナ放電処理を施したものを使用す ることができる。
【0017】 また硬化膜層2は、筆記面として使用する面のみに設けてもよいが、図2のよ うにフィルム4の両面に形成するのが好ましく、一方の面のみに形成したものよ り優れた反射防止効果が得られる。 さらに特に図示はしないが、透明プラスチックフィルム4と硬化膜層2との間 あるいは硬化膜層表面のうち少なくとも一層以上の絵柄印刷層3を設けてもよい 。
【0018】 硬化膜層2は、屈折率が1.3〜1.5の超微粒子のLiF、MgF2 、3N 2 F・AlF3 、AlF3 などのフッ化物を適当なバインダー樹脂に分散させて なる塗料を塗工及び乾燥硬化させて形成することができる。 バインダーとして適当な材料としてはシロキサン系、コロイダルシリカ系など の無機バインダー又は高架橋密度の皮膜形成が可能な熱硬化性樹脂、電離放射線 硬化性樹脂が挙げられる。
【0019】 上記超微粒子のLiF、MgF2 、3N2 F・AlF3 、AlF3 などのフッ 化物を無機バインダーに分散させてなる反射防止塗料は、ARG−401、AR G−801、KSなどの名称で住友セメント(株)から入手して使用することが できる。これらの無機反射防止塗料を使用する場合には、比較的固形分濃度を低 くして塗工及び乾燥させ、必要に応じて基材が変形しない程度の温度で硬化処理 することによって反射防止性のある硬化膜層を形成することができる。
【0020】 熱硬化性樹脂としては、オルガノシラン系樹脂であり、アミノシランエポキシ シランの加水分解物、シランカップリング剤、アルキルアルコキシシラン、テト ラアルコキシシランの部分加水分解物、コロイダルシリカ、アルキルトリアルコ キシシランの加水分解物、熱硬化性シリコーン樹脂などが挙げられ、これらは必 要に応じて希釈して塗工し自然に放置するか、もしくは加熱して硬化させる。
【0021】 一方、電離放射線硬化性樹脂としては、電子線硬化性樹脂と紫外線硬化性樹脂 とがあり、前者と後者とは、後者が光重合開始剤や増感剤を含有することを除い て成分的に同様なものであり、一般的には皮膜形成性成分としてその構造中にラ ジカル重合性の二重結合又はエポキシ基を有するポリマー、オリゴマー、モノマ ーなどを主成分とし、その他必要に応じて非反応性のポリマー、有機溶剤、ワッ クス、その他の添加剤を含有するものである。 本考案の目的に特に好ましいものは、皮膜形成性成分がアクリレート系の官能 基を有するもの、例えば、比較的低分子量のポリエステル樹脂、ポリエーテル樹 脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、スピロアセ タール樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリチオールポリエン樹脂、多価アルコール などの多官能化合物の(メタ)アクリレートなどのオリゴマーまたはプレポリマ ーなどが挙げられる。 これらの電離放射線硬化性樹脂には硬化速度、架橋密度を向上させる目的で反 応希釈剤としてエチル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)アクリレ ート、スチレン、メチルスチレン、N−ビニルピロリドンなどの単官能モノマー 、並びに多官能性モノマー、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク リレート、ヘキサンジオール(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコール ジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ペンタ エリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ タ)アクリレート、1,6ーヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペ ンチルグリコール(メタ)アクリレートなどを比較的多量に混合して用いること ができる。 このような多官能(メタ)アクリレート系の電離放射線硬化性樹脂を使用する ことによって、表面硬度、透明性、耐擦傷性、耐汚染性などにすぐれた筆記層を 形成することができる。 電離放射線硬化性樹脂には、硬化を紫外線で行う場合、光重合開始剤、増感剤 を加える。光重合開始剤としては、アセトフェノン系、ブンゾフェノン、ミヒラ ーケトン、ベンゾイン、ベンジルメチルケタール、ベンゾイルペンゾエート、α −アミロキシムエステル、テトラメチルチウラムモノサルファイド、チオキサン ソンなどがあり、増感剤としては、n−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ −n−ブチルホスフィンなどがある。 以上のような電子線または紫外線硬化性樹脂などの電離放射線硬化性樹脂は種 々のグレードのものが知られ、いずれも市場から容易に入手でき、本考案におい て使用することができる。 上記電離放射線硬化性樹脂からなる層の硬化方法も従来技術がそのまま使用で き、例えば、電子線硬化の場合にはコックロフトワルトン型、バンデグラフ型、 共振変圧型、絶縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各 種電子線加速機から放出される50〜1000kev 、好ましくは100〜300 kev のエネルギーを有する電子線などが使用され、紫外線硬化の場合には超高圧 水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メタルハ ライドランプなどの光源から発する紫外線などが利用される。
【0022】 上記の無機バインダーまたは硬化性樹脂より形成される硬化膜層2の厚みは0 .1μm前後が好ましく、これより薄すぎると均一な塗布が困難であり、一方厚 すぎると光透過性等が低下する。例えば屈折率1.41の超微粒子を使用して塗 工量を0.1μm(乾燥時)とすると、人間の目に最も眩しい波長の光が効率的 にカットされる。
【0023】 また硬化膜層2は、例えばブレードコーティング方法、フローコーティング方 法、グラビアコーティング方法、ロッドコーティング方法、ナイフコーティング 方法、リバースロールコーティング方法、スプレーコーティング方法、オフセッ トグラビアコーティング方法、キスコーティング方法など、任意の塗布方法によ り隠蔽性基材1又は透明プラスチックフィルム4上に塗布されるが、特に塗布厚 の精度、塗布表面の平滑性などにすぐれたグラビアコーティング方法、フローコ ーティング方法、リバースロールコーティング方法、オフセットグラビアコーテ ィング方法などが好ましい。
【0024】 また硬化膜層2は透明性を有していれば全面着色透明、全面未着色透明、部分 着色透明のいずれでもよい。
【0025】 以上のように形成された硬化膜層2は、バインダーが無機バインダーである場 合には、表面硬度が5〜7H程度の硬く耐擦傷性、耐汚染性などの耐久性及び密 着性にすぐれている。一方、バインダーが硬化性樹脂からなる場合には密着性、 可撓性、透明性などにすぐれ、かつ表面硬度が3〜5Hで耐擦傷性にすぐれてい る。
【0026】 図3は図2におけるシートを少なくとも硬化膜層2が表面となるように接着剤 5を介して隠蔽性基材1と貼合してなるものである。隠蔽性基材1としては図1 に示すシートと同様のものが使用でき、各種用途に応じて選択する。また図4に 示すようにこの隠蔽性基材1の内側に絵柄印刷層3を施してもよい。 このような構成とすることにより、図2に示すシートに隠蔽性を付与すること ができ、ホワイトボードなどに使用することができる。
【0026】 接着剤5は通常使用されるウレタン樹脂系接着剤など公知のものでよい。
【0027】 次に実施例により本考案をさらに具体的に説明する。 実施例1 厚さ50μの白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、E− 20)の両面に反射防止性塗料(住友セメント(株)製、KS)を乾燥基準で0 .1μになるようにグラビアコートで塗工し、130℃で15分間乾燥して硬化 膜層を形成し、本考案の筆記性表面及び反射防止性を有するシートを得た。又、 得られた硬化膜層の表面硬度は7H、ヘイズは0.1%以下、屈折率は1.39 〜1.41であった。 得られたシートは優れた反射防止性を有し、かつ筆記面の表面硬度に優れたも のであった。
【0028】 実施例2 厚さ50μの透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、Tタ イプ)の両面に反射防止性塗料(住友セメント(株)製、KS)を乾燥基準で0 .1μになるようにグラビアコートで塗工し、130℃で15分間乾燥して硬化 膜層を形成した。得られた硬化膜層の表面硬度は7H、ヘイズは0.1%以下、 屈折率は1.39〜1.41であった。 一方厚さ75μの白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、 Eタイプ)の片面にグラビア印刷にてスケジュール表の罫線を印刷したものを用 意する。次に前記透明ポリエチレンテレフタレートフィルムの硬化膜層形成面の 一方の面に二液硬化型ウレタン樹脂系接着剤(大日精化工業(株)製、セイカボ ンド)を厚さ5μとなるように塗工し、前記白色ポリエチレンテレフタレートフ ィルムの印刷面と前記接着剤面が接するようにラミネートし、本考案の筆記性表 面及び反射防止性を有するシートを得た。 得られたシートは優れた反射防止性を有し、かつ筆記面の表面硬度に優れたも のであった。
【0029】 実施例3 実施例2の反射防止塗料に代えて、フッ化マグネシウム超微粒子10重量部、 電子線硬化型樹脂(諸星インキ製、HC−C)50重量部及び溶剤(メチルエチ ルケトン/トルエン=1/1)200重量部からなる塗料を使用して厚さ50μ の透明ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)製、Tタイプ)の両面 に実施例2と同様に塗工後、100℃で1分間乾燥した。この塗工フィルムをス キャニング方式の電子線照射機を用い、加速電圧175KV、ビーム電流36m A、照射線量10Mradで電子線を照射して硬化膜層を硬化させた。得られた 硬化膜層の表面硬度は5H、ヘイズは0.1%以下、屈折率は1.39〜1.4 1であった。 以下、実施例2と同様に印刷した白色ポリエチレンテレフタレートフィルムと ラミネートし、本考案の筆記性表面及び反射防止性を有するシートを得た。 得られたシートは優れた反射防止性を有し、かつ筆記面の表面硬度に優れたも のであった。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案によれば基材の表面の筆記面となる硬化膜に反射 防止性を付与することにより、表面の反射により、使用者が筆記しづらい、筆記 事項を見る者が筆記事項を確認するのが困難であるなどの問題を解消した筆記性 表面を有するシートを提供することができる。 また、上記硬化膜層の皮膜形成材として無機バインダー又は硬化性樹脂に、屈 折率が1.3〜1.5の超微粒子を分散させてなるものを使用することにより、 透明性、密着性、表面硬度、耐擦傷性、耐汚染性にすぐれた筆記性表面を有する シートを提供することができ、また、表面に艶消し処理をすることなく反射防止 機能を付与することができるため、硬化膜層表面が平滑で、マーカーペンなどで 硬化膜層表面に筆記してもペン先がひっかかることのないシートが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の反射防止性及び筆記性表面を有するシ
ートの断面図の一例を示すものである。
【図2】本考案の反射防止性及び筆記性表面を有するシ
ートの断面図の他の一例を示すものである。
【図3】本考案の反射防止性及び筆記性表面を有するシ
ートの断面図の他の一例を示すものである。
【図4】本考案の反射防止性及び筆記性表面を有するシ
ートの断面図の他の一例を示すものである。
【符号の説明】
1 隠蔽性基材 2 硬化膜層 3 絵柄印刷層 4 透明プラスチックフィルム 5 接着剤

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隠蔽性のある基材の少なくとも一方の面
    に筆記性表面及び反射防止性を有する硬化膜層を設けて
    なることを特徴とする、筆記性表面及び反射防止性を有
    するシート。
  2. 【請求項2】 透明なプラスチックフィルムの少なくと
    も一方の面に筆記性表面及び反射防止性を有する硬化膜
    層を設けてなることを特徴とする、筆記性表面及び反射
    防止性を有するシート。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の筆記性表面及び反射防止
    性を有するシートにおいて、硬化膜層が表面となるよう
    に接着剤を介して隠蔽性のある基材と貼合されてなるこ
    とを特徴とする、筆記性表面及び反射防止性を有するシ
    ート。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の筆記性表面及
    び反射防止性を有するシートにおいて、硬化膜層の皮膜
    形成材が無機バインダー又は硬化性樹脂に、屈折率が
    1.3〜1.5の超微粒子を分散させてなることを特徴
    とする、筆記性表面及び反射防止性を有するシート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010082820A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Dainippon Printing Co Ltd 鋼板用化粧シート及びこれを用いた化粧鋼板
JP2017035819A (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 シーアイ化成株式会社 化粧シート

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JPS63125584U (ja) * 1987-02-09 1988-08-16

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