JPH0574761U - 工作機械における吸塵注水装置 - Google Patents
工作機械における吸塵注水装置Info
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- JPH0574761U JPH0574761U JP1561692U JP1561692U JPH0574761U JP H0574761 U JPH0574761 U JP H0574761U JP 1561692 U JP1561692 U JP 1561692U JP 1561692 U JP1561692 U JP 1561692U JP H0574761 U JPH0574761 U JP H0574761U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 作業者による保守点検をなくしてメンテナン
スフリーにすると共に、ファンモータの漏電などを防止
し、作業環境を悪くならないようにした工作機械におけ
る吸塵吸水装置を提供する。 【構成】 ファンモータ17、ファン15などが取付け
られた吸塵ケース9と、吸塵口33が取付けられた整流
ケース11で構成される吸塵機7であって、前記整流ケ
ース11の下部に、回収した研削水とスラッジを排出す
るドレンパイプ37を設け、このドレンパイプ37の下
方に設けた中間タンク39の液面下に前記ドレンパイプ
37のドレン口41を設け、このドレン口41の近傍に
切削液を注水するノズル55を備えてなることを特徴と
する。また、前記ノズル55を、工作機械に研削液を注
水する切削液吸水用ポンプ47に連結せしめてなること
が望ましい。
スフリーにすると共に、ファンモータの漏電などを防止
し、作業環境を悪くならないようにした工作機械におけ
る吸塵吸水装置を提供する。 【構成】 ファンモータ17、ファン15などが取付け
られた吸塵ケース9と、吸塵口33が取付けられた整流
ケース11で構成される吸塵機7であって、前記整流ケ
ース11の下部に、回収した研削水とスラッジを排出す
るドレンパイプ37を設け、このドレンパイプ37の下
方に設けた中間タンク39の液面下に前記ドレンパイプ
37のドレン口41を設け、このドレン口41の近傍に
切削液を注水するノズル55を備えてなることを特徴と
する。また、前記ノズル55を、工作機械に研削液を注
水する切削液吸水用ポンプ47に連結せしめてなること
が望ましい。
Description
【0001】
この考案は、例えば研削機などの工作機械における吸塵注水装置に関する。
【0002】
従来、工作機械としての例えば湿式の研削加工などに使用される吸塵注水装置 の吸塵機は、ファンモータ、ファンなどが取付けられた部分の吸塵ケースと、吸 塵口が取付けられ吸塵力により回収したダストおよびミスト(研削加工により発 生したスラッジと研削水)を吸塵ケースに流さないようにする部分の整流ケース で構成されている。
【0003】 整流ケースには、フィルターと回収した研削水とスラッジを排出するためにド レン口が設けられている。このドレン口は、整流ケース内部を負圧状態とするた めにチェックバルブを使用し、ケース内に溜った研削水の重みで開き排出する方 法が知られている。または、ドレン口を液封しケース内の水位を負圧とバランス させ回収した研削水を排出させる方法が知られている。
【0004】
ところで、上述した従来技術のうち、前者のチェックバルブを設けて排出する 方法では、チェックバルブを設けたことによりバルブ部の研削液の経路が狹くな り、スラッジを含む研削液でバルブにおいて詰まりが発生するという問題があっ た。
【0005】 また、後者の液封式による排出方法では、ドレン口を液封するのに絶えず研削 液を貯めておく中間タンクが必要である。この中間タンクにスラッジを含む研削 液が流れると、スラッジは沈澱滞積し口元をふさいでしまう問題があった。
【0006】 このような前者並びに後者による排出方法において問題が発生すると、吸塵ケ ース内に研削水が流れファンモータの漏電などが起ると共に、また整流ケースに 貯まった研削水があふれ工場の床を汚し作業環境を悪くしている。さらに使用者 はこれらの問題を防止するために、吸塵装置の保守回数(清掃)を多く行なって いるのである。
【0007】 この考案の目的は、上記問題点を改善するために、作業者による保守点検をな くしてメンテナンスフリーにすると共に、ファンモータの漏電などを防止し、作 業環境を悪くならないようにした工作機械における吸塵注水装置を提供すること にある。
【0008】
上記目的を達成するために、この考案は、ファンモータ、ファンなどが取付け られる吸塵ケースと、吸塵口が取付けられた整流ケースで構成される吸塵機であ って、前記整流ケースの下部に、回収した切削液とスラッジを排出するドレンパ イプを設け、このドレンパイプの下方に設けた中間タンクの液面下に前記ドレン パイプのドレン口を設け、このドレン口の近傍に切削液を注水するノズルを備え て工作機械における吸塵注水装置を構成した。
【0009】 前記工作機械における吸塵注水装置において、前記ノズルを、工作機械に切削 液を注水する切削液吸水用ポンプに連結せしめてなることが望ましいものである 。
【0010】
この考案の工作機械における吸塵吸水装置を採用することにより、工作機械で 使用された切削液とスラッジはファンモータを駆動せしめることにより吸塵口か ら吸入されると共に、粉塵はファンで吸塵される。さらに整流ケース内に吸入さ れた切削液とスラッジはドレンパイプを経てドレン口から中間タンクに一旦貯め られる。
【0011】 この中間タンクに一旦貯められた切削液とスラッジはドレン口の近傍に備えら れたノズルから切削液を注水することにより、中間タンク内の切削液とスラッジ が撹拌されて、スラッジが沈澱滞積することなく排出される。
【0012】 而して、ドレン口の詰まりが防止されてメンテナンスフリーとなると共に、フ ァンモータの漏電などが防止され、さらに作業環境が悪くならない。
【0013】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】 図1を参照するに、工作機械としての例えば研削機に使用される吸塵注水装置 1としては、タンク3上に立設された箱形状のフレーム5に吸塵機7が備えられ ている。吸塵機7は吸塵ケース9と整流ケース11などで構成されており、例え ば吸塵ケース9を左側に整流ケース11を右側に設けて一体化されている。しか も、整流ケース11の上部は上部フタ13でカバーされている。
【0015】 前記吸塵ケース9内にはファン15が回転可能に取付けられていると共に、こ のファン15にはファンモータ17が連動連結されている。
【0016】 前記整流ケース11は仕切板19で左右に2分割されており、さらに左側のケ ース内は上下方向に仕切板21,23で仕切られている。前記仕切板19の一部 には開口部25を備え、開口部25における仕切板19にはフィルタ27が取付 けられている。
【0017】 前記仕切板23の一部には開口部を備え、仕切板23の上方における整流ケー ス11の外側ケース11Lと仕切板19との間には別のフィルタ29が取付けら れている。このフィルタ29の上方における外側ケース11Lには開口部31が 備えられている。前記上部フタ13における図1において右側には吸塵口33が 設けられている。
【0018】 上記構成により、フィルタモータ17を駆動せしめると、ファン15が回転し て、吸塵口33からエアを吸い込むことによって切削液としての研削液とスラッ ジが整流ケース11内に吸い込まれる。整流ケース11内にエアと共に吸い込ま れた粉塵はフィルタ27,29で除去されて、きれいなエアが開口部31から排 出される。
【0019】 前記整流ケース11の下部ケース11Dには穴35が形成されていると共に、 この穴35には上下方向に延伸したドレンパイプ37の一端が接続されている。 前記フレーム5内には中間タンク39が設けられていて、この中間タンク39の 底近くに前記ドレンパイプ37のドレン口41が設けられている。
【0020】 前記中間タンク39の図1において右側壁には排出パイプ43の一端が接続さ れていると共に、排出パイプ43の他端は前記フレーム5より外側へ突出して設 けられている。この排出パイプ43の他端の下方にはろ過装置45が設けられて おり、ろ過装置45は前記タンク3に連通されている。
【0021】 前記フレーム5の近傍例えば図1において左方には切削液注水ポンプとしての 研削液注水ポンプ47が前記タンク3に連通して設けられており、この研削液注 水ポンプ47に分岐配管49が接続されている。この分岐配管49に注水ホース 51,53の一端が連結されている。
【0022】 この注水ホース51の他端は研削機の加工部に設けられている。注水ホース5 3の他端は前記フレーム5内に突出して設けられていて、ノズル55の一端に接 続されている。このノズル55の他端は例えば前記中間タンク55内に突出して 設けられている。
【0023】 上記構成により、整流ケース11内に吸い込まれた研削液とスラッジはドレン パイプ37を経てドレン口41から中間タンク39に一旦貯められる。中間タン ク39に一旦貯められた研削液並びにスラッジは排出パイプ43を経てろ過装置 45に排出され、このろ過装置45でろ過されたきれいな研削液は前記タンク3 に戻される。
【0024】 ドレンパイプ37のドレン口41から中間タンク39に一旦貯められ、ドレン 口41の近傍における中間タンク39内にスラッジが通常沈澱して滞積する恐れ がある。この沈澱滞積を防ぐために、研削液注水ポンプ47を作動させると、タ ンク3内の研削液が分岐配管49、注水ホース51を経て研削液が研削機の加工 部に注水されると同時に、分岐配管49、注水ホース53およびノズル55を経 て中間タンク39に注水される。このノズル55からの注水により、中間タンク 39内の研削液とスラッジが撹拌されて、スラッジが沈澱滞積をなくして排出パ イプ43からろ過装置45へ排出させることができる。
【0025】 したがって、作業者による保守点検がなくなりメンテナンスフリーにすること ができ、ファンモータの漏電などを防止し、しかも作業環境は悪くならない。
【0026】 この考案は、前述した実施例に限定されることなく、適宜の変更を行なうこと により、その他の態様で実施し得るものである。例えば本実施例ではノズル55 を中間タンク39に取付けた例で説明したが、ドレン口41に取付けても対応可 能である。また、ノズル55は研削液を研削機に注入する研削液注水ポンプ47 より分岐配管49を介して接続した一例で説明したが、この例に限定するもので なく、中間タンク39内の研削液とスラッジを撹拌し、スラッジの沈澱滞積をな くす機構であればよい。
【0027】
以上のごとき実施例の説明より理解されるように、この考案によれば、実用新 案登録請求の範囲に記載されたとおりの構成であるから、中間タンクに排出され るドレン口ではノズルから切削液を注水することにより、切削液とスラッジとが 撹拌され、スラッジが滞積せずに排出される。したがって、ドレン口ではスラッ ジによる目詰りがなくなり、作業者による保守点検をなくしてメンテナンスフリ ーになる。また、ファンモータの漏電などを防止し、作業環境は悪くならない。
【図1】この考案に係る一実施例の工作機械における吸
塵吸水装置の正面断面概略図である。
塵吸水装置の正面断面概略図である。
1 吸塵吸水装置 3 タンク 7 吸塵機 9 吸塵ケース 11 整流ケース 15 ファン 17 ファンモータ 27,29 フィルタ 33 吸塵口 37 ドレンパイプ 39 中間タンク 41 ドレン口 43 排出パイプ 45 ろ過装置 47 研削液注水ポンプ 49 分岐配管 51,53 注水ホース 55 ノズル
Claims (2)
- 【請求項1】 ファンモータ、ファンなどが取付けられ
た吸塵ケースと、吸塵口が取付けられた整流ケースで構
成される吸塵機であって、前記整流ケースの下部に、回
収した切削液とスラッジを排出するドレンパイプを設
け、このドレンパイプの下方に設けた中間タンクの液面
下に前記ドレンパイプのドレン口を設け、このドレン口
の近傍に切削液を注水するノズルを備えてなることを特
徴とする工作機械における吸塵注水装置。 - 【請求項2】 前記ノズルを、工作機械に切削液を注水
する切削液吸水用ポンプに連結せしめてなることを特徴
とする請求項1記載の工作機械における吸塵注水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1561692U JP2539550Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 工作機械における吸塵注水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1561692U JP2539550Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 工作機械における吸塵注水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574761U true JPH0574761U (ja) | 1993-10-12 |
JP2539550Y2 JP2539550Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=11893645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1561692U Expired - Fee Related JP2539550Y2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 工作機械における吸塵注水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539550Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP1561692U patent/JP2539550Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2539550Y2 (ja) | 1997-06-25 |
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