JP2539550Y2 - 工作機械における吸塵注水装置 - Google Patents

工作機械における吸塵注水装置

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JP2539550Y2
JP2539550Y2 JP1561692U JP1561692U JP2539550Y2 JP 2539550 Y2 JP2539550 Y2 JP 2539550Y2 JP 1561692 U JP1561692 U JP 1561692U JP 1561692 U JP1561692 U JP 1561692U JP 2539550 Y2 JP2539550 Y2 JP 2539550Y2
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dust suction
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grinding
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Inventor
剛司 山田
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株式会社アマダワシノ
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば研削機などの
工作機械における吸塵注水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械としての例えば湿式の研
削加工などに使用される吸塵注水装置の吸塵機は、ファ
ンモータ、ファンなどが取付けられた部分の吸塵ケース
と、吸塵口が取付けられ吸塵力により回収したダストお
よびミスト(研削加工により発生したスラッジと研削
水)を吸塵ケースに流さないようにする部分の整流ケー
スで構成されている。
【0003】整流ケースには、フィルターと回収した研
削水とスラッジを排出するためにドレン口が設けられて
いる。このドレン口は、整流ケース内部を負圧状態とす
るためにチェックバルブを使用し、ケース内に溜った研
削水の重みで開き排出する方法が知られている。また
は、ドレン口を液封しケース内の水位を負圧とバランス
させ回収した研削水を排出させる方法が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術のうち、前者のチェックバルブを設けて排出する
方法では、チェックバルブを設けたことによりバルブ部
の研削液の経路が狹くなり、スラッジを含む研削液でバ
ルブにおいて詰まりが発生するという問題があった。
【0005】また、後者の液封式による排出方法では、
ドレン口を液封するのに絶えず研削液を貯めておく中間
タンクが必要である。この中間タンクにスラッジを含む
研削液が流れると、スラッジは沈澱滞積し口元をふさい
でしまう問題があった。
【0006】このような前者並びに後者による排出方法
において問題が発生すると、吸塵ケース内に研削水が流
れファンモータの漏電などが起ると共に、また整流ケー
スに貯まった研削水があふれ工場の床を汚し作業環境を
悪くしている。さらに使用者はこれらの問題を防止する
ために、吸塵装置の保守回数(清掃)を多く行なってい
るのである。
【0007】この考案の目的は、上記問題点を改善する
ために、作業者による保守点検をなくしてメンテナンス
フリーにすると共に、ファンモータの漏電などを防止
し、作業環境を悪くならないようにした工作機械におけ
る吸塵注水装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案は、ファンモータ、ファンなどが取付けら
れる吸塵ケースと、吸塵口が取付けられた整流ケースで
構成される吸塵機であって、前記整流ケースの下部に、
回収した切削液とスラッジを排出するドレンパイプを設
け、このドレンパイプの下方に設けた中間タンクの液面
下に前記ドレンパイプのドレン口を設け、このドレン口
の近傍に切削液を注水するノズルを備えて工作機械にお
ける吸塵注水装置を構成した。
【0009】前記工作機械における吸塵注水装置におい
て、前記ノズルを、工作機械に切削液を注水する切削液
注水用ポンプに連結せしめてなることが望ましいもので
ある。
【0010】
【作用】この考案の工作機械における吸塵注水装置を採
用することにより、工作機械で使用された切削液とスラ
ッジはファンモータを駆動せしめることにより吸塵口か
ら吸入されると共に、粉塵はファンで吸塵される。さら
に整流ケース内に吸入された切削液とスラッジはドレン
パイプを経てドレン口から中間タンクに一旦貯められ
る。
【0011】この中間タンクに一旦貯められた切削液と
スラッジはドレン口の近傍に備えられたノズルから切削
液を注水することにより、中間タンク内の切削液とスラ
ッジが撹拌されて、スラッジが沈澱滞積することなく排
出される。
【0012】而して、ドレン口の詰まりが防止されてメ
ンテナンスフリーとなると共に、ファンモータの漏電な
どが防止され、さらに作業環境が悪くならない。
【0013】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図1を参照するに、工作機械としての例え
ば研削機に使用される吸塵注水装置1としては、タンク
3上に立設された箱形状のフレーム5に吸塵機7が備え
られている。吸塵機7は吸塵ケース9と整流ケース11
などで構成されており、例えば吸塵ケース9を左側に整
流ケース11を右側に設けて一体化されている。しか
も、整流ケース11の上部は上部フタ13でカバーされ
ている。
【0015】前記吸塵ケース9内にはファン15が回転
可能に取付けられていると共に、このファン15にはフ
ァンモータ17が連動連結されている。
【0016】前記整流ケース11は仕切板19で左右に
2分割されており、さらに左側のケース内は上下方向に
仕切板21,23で仕切られている。前記仕切板19の
一部には開口部25を備え、開口部25における仕切板
19にはフィルタ27が取付けられている。
【0017】前記仕切板23の一部には開口部を備え、
仕切板23の上方における整流ケース11の外側ケース
11Lと仕切板19との間には別のフィルタ29が取付
けられている。このフィルタ29の上方における外側ケ
ース11Lには開口部31が備えられている。前記上部
フタ13における図1において右側には吸塵口33が設
けられている。
【0018】上記構成により、フィルタモータ17を駆
動せしめると、ファン15が回転して、吸塵口33から
エアを吸い込むことによって切削液としての研削液とス
ラッジが整流ケース11内に吸い込まれる。整流ケース
11内にエアと共に吸い込まれた粉塵はフィルタ27,
29で除去されて、きれいなエアが開口部31から排出
される。
【0019】前記整流ケース11の下部ケース11Dに
は穴35が形成されていると共に、この穴35には上下
方向に延伸したドレンパイプ37の一端が接続されてい
る。前記フレーム5内には中間タンク39が設けられて
いて、この中間タンク39の底近くに前記ドレンパイプ
37のドレン口41が設けられている。
【0020】前記中間タンク39の図1において右側壁
には排出パイプ43の一端が接続されていると共に、排
出パイプ43の他端は前記フレーム5より外側へ突出し
て設けられている。この排出パイプ43の他端の下方に
はろ過装置45が設けられており、ろ過装置45は前記
タンク3に連通されている。
【0021】前記フレーム5の近傍例えば図1において
左方には切削液注水ポンプとしての研削液注水ポンプ4
7が前記タンク3に連通して設けられており、この研削
液注水ポンプ47に分岐配管49が接続されている。こ
の分岐配管49に注水ホース51,53の一端が連結さ
れている。
【0022】この注水ホース51の他端は研削機の加工
部に設けられている。注水ホース53の他端は前記フレ
ーム5内に突出して設けられていて、ノズル55の一端
に接続されている。このノズル55の他端は例えば前記
中間タンク55内に突出して設けられている。
【0023】上記構成により、整流ケース11内に吸い
込まれた研削液とスラッジはドレンパイプ37を経てド
レン口41から中間タンク39に一旦貯められる。中間
タンク39に一旦貯められた研削液並びにスラッジは排
出パイプ43を経てろ過装置45に排出され、このろ過
装置45でろ過されたきれいな研削液は前記タンク3に
戻される。
【0024】ドレンパイプ37のドレン口41から中間
タンク39に一旦貯められ、ドレン口41の近傍におけ
る中間タンク39内にスラッジが通常沈澱して滞積する
恐れがある。この沈澱滞積を防ぐために、研削液注水ポ
ンプ47を作動させると、タンク3内の研削液が分岐配
管49、注水ホース51を経て研削液が研削機の加工部
に注水されると同時に、分岐配管49、注水ホース53
およびノズル55を経て中間タンク39に注水される。
このノズル55からの注水により、中間タンク39内の
研削液とスラッジが撹拌されて、スラッジが沈澱滞積を
なくして排出パイプ43からろ過装置45へ排出させる
ことができる。
【0025】したがって、作業者による保守点検がなく
なりメンテナンスフリーにすることができ、ファンモー
タの漏電などを防止し、しかも作業環境は悪くならな
い。
【0026】この考案は、前述した実施例に限定される
ことなく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態
様で実施し得るものである。例えば本実施例ではノズル
55を中間タンク39に取付けた例で説明したが、ドレ
ン口41に取付けても対応可能である。また、ノズル5
5は研削液を研削機に注入する研削液注水ポンプ47よ
り分岐配管49を介して接続した一例で説明したが、こ
の例に限定するものでなく、中間タンク39内の研削液
とスラッジを撹拌し、スラッジの沈澱滞積をなくす機構
であればよい。
【0027】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この考案によれば、実用新案登録請求の範囲
に記載されたとおりの構成であるから、中間タンクに排
出されるドレン口ではノズルから切削液を注水すること
により、切削液とスラッジとが撹拌され、スラッジが滞
積せずに排出される。したがって、ドレン口ではスラッ
ジによる目詰りがなくなり、作業者による保守点検をな
くしてメンテナンスフリーになる。また、ファンモータ
の漏電などを防止し、作業環境は悪くならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る一実施例の工作機械における吸
塵注水装置の正面断面概略図である。
【符号の説明】
1 吸塵注水装置 3 タンク 7 吸塵機 9 吸塵ケース 11 整流ケース 15 ファン 17 ファンモータ 27,29 フィルタ 33 吸塵口 37 ドレンパイプ 39 中間タンク 41 ドレン口 43 排出パイプ 45 ろ過装置 47 研削液注水ポンプ 49 分岐配管 51,53 注水ホース 55 ノズル

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンモータ、ファンなどが取付けられ
    た吸塵ケースと、吸塵口が取付けられた整流ケースで構
    成される吸塵機であって、前記整流ケースの下部に、回
    収した切削液とスラッジを排出するドレンパイプを設
    け、このドレンパイプの下方に設けた中間タンクの液面
    下に前記ドレンパイプのドレン口を設け、このドレン口
    の近傍に切削液を注水するノズルを備えてなることを特
    徴とする工作機械における吸塵注水装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルを、工作機械に切削液を注水
    する切削液注水用ポンプに連結せしめてなることを特徴
    とする請求項1記載の工作機械における吸塵注水装置。
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