JPH0574754U - 揺動バレル駆動装置 - Google Patents

揺動バレル駆動装置

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JPH0574754U
JPH0574754U JP1575392U JP1575392U JPH0574754U JP H0574754 U JPH0574754 U JP H0574754U JP 1575392 U JP1575392 U JP 1575392U JP 1575392 U JP1575392 U JP 1575392U JP H0574754 U JPH0574754 U JP H0574754U
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barrel
drive
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oscillating
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勝次 堤
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株式会社堤製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で耐久性のある安価な構成にてバレルを
略等速で揺動できるとともにその揺動範囲を任意に設定
できる揺動バレル駆動装置を提供する。 【構成】 回転自在な揺動軸10にてその軸芯回りに揺
動自在に支持されたバレル1を揺動駆動する揺動バレル
駆動装置において、正逆回転可能な高抵抗かご形モータ
から成る駆動モータ16と減速機15から成る駆動手段
と、駆動手段と揺動軸10を連結する回転伝達手段13
と、揺動軸10の往復回転範囲を位置調整可能に設定す
る揺動端設定ドッグ22及びその検出手段20と、検出
手段20の検出信号により検出される往復回転範囲内で
揺動軸10を略等速で往復回転させるように駆動モータ
16を駆動制御する制御手段23とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バレルを揺動させて内部に収容した材料を混合攪拌することにより 研磨、メッキ、洗浄等を行う揺動バレルの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えばバレル研磨装置においては、一般に回転バレルや振動バレルが汎用され ているが、本出願人は先に構成や操作が簡単でかつ効率的に研磨を行えるバレル 研磨装置として上面開放容器から成るバレルを揺動させ、内部に収容した材料を 8の字を描くように流動させて研磨する揺動バレルを提案している。
【0003】 この揺動バレルにおいてバレルを揺動させる駆動装置としては、当初駆動モー タとクランク機構から成るものを例示していたが、その場合には揺動時の速度分 布が正弦カーブとなり、内部の材料を8の字状に流動させ得ない場合があった。
【0004】 これに対して、バレルをその揺動区間を略等速で往復揺動させると内部の材料を 確実に8の字状に流動させることができることが判明し、バレルを略等速で揺動 させる駆動装置として、回転運動を等速運動に変換するハートカムや円筒カムを 用いた機構を採用した駆動装置を先に提案している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記のような等速運動機構を用いた駆動装置は構成が複雑であり、 さらに実際の研磨作業時の要請から揺動範囲や揺動速度を任意に可変できるよう にすると一層構成が複雑になるため、コスト高になるとともに耐久性の上でも問 題があった。
【0006】 本考案は、上記従来の問題点に鑑み、バレルを略等速で揺動できるとともにそ の揺動範囲を任意に設定でき、しかも構成が簡単・安価でかつ耐久性のある揺動 バレル駆動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の揺動バレル駆動装置は、回転自在な揺動軸にてその軸芯回りに揺動自 在に支持されたバレルを揺動駆動する揺動バレル駆動装置であって、正逆回転可 能な高抵抗かご形モータから成る駆動モータと減速機から成る駆動手段と、駆動 手段と揺動軸を連結する回転伝達手段と、揺動軸の往復回転範囲を位置調整可能 に設定する設定手段と、設定手段の検出手段と、検出手段の検出信号により検出 される往復回転範囲内で揺動軸を略等速で往復回転させるように駆動モータを駆 動制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案によれば、駆動モータに高抵抗かご形モータを用いたことにより大きな 始動及び加速トルクが得られ、かつ制御手段にてその駆動モータを設定された往 復回転範囲内で略等速で往復回転するように駆動制御するため、駆動モータを減 速機と回転伝達手段を介して揺動軸に連結するだけで揺動軸を正逆回転駆動して バレルを略等速で揺動駆動することができ、かつその揺動範囲も設定手段を位置 調整することにより簡単に設定・可変することができ、かくして簡単で耐久性の ある安価な構成にてバレルを略等速にて任意の揺動範囲で揺動駆動することがで きる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の一実施例の揺動式バレル研磨装置について図1〜図3を参照しな がら説明する。
【0010】 図1において、1は上面開放の容器から成るバレルで、図3に示すように、軸 芯方向両端の多角形状の端板2と、これら端板2の各辺に対応する幅を有しそれ ぞれの両端が端板2に結合された複数枚の側面板3と、側面板3、3間の継ぎ目 をシールする補強兼シール板4をボルト締結した組立式容器にて構成されている 。なお、バレル1の上面開口は必要に応じて蓋にて閉鎖するようにしてもよいこ とは言うまでもない。このバレル1の底部には適当な補強部材付き取付ブラケッ ト6を介して振動モータ5が取付けられ、バレル1全体を振動させるように構成 されている。
【0011】 バレル1の端板2の上部に支持ブラケット7が取付けられ、防振弾性体8を介 して揺動支持枠9上に支持されている。揺動支持枠9はその両側の揺動軸10が フレーム11にて軸受12a、12b、12cを介して回転自在に支持されてい る。
【0012】 一方の揺動軸10の一端と減速機15の出力軸が回転伝達手段13にて連結さ れている。回転伝達手段13は揺動軸10に取付けられた歯付きプーリ14aと 減速機15の出力軸に取付けられた歯付きプーリ14bと歯付きベルト14cに て構成されている。又、減速機15は高始動・高加速トルク特性を持つ高抵抗か ご形モータから成る駆動モータ16に回転伝達手段17を介して連結されている 。回転伝達手段17は歯付きプーリ18a、18bと歯付きベルト18cにて構 成されている。駆動モータ16は大きな制動力が得られる直流発電制動機能を備 えており、起動・逆転・停止を頻繁に行なってバレル1を揺動させることができ る。
【0013】 20はバレル1の揺動角を検出する近接スイッチ等から成る検出手段であり、 揺動軸10に固定された揺動レバー19の先端に取付けられている。21はフレ ーム11に取付けられた円弧板で、その外周が検出手段20の揺動軌跡に沿うよ うに形成されており、この円弧板21の外周に検出手段20にて検出可能な揺動 端設定ドッグ22が任意の位置に固定可能に装着されている。
【0014】 検出手段20による揺動端設定ドッグ22の検出信号は駆動モータ16を駆動 制御する制御手段23に入力されている。制御手段23はインバータ駆動回路を 内蔵するとともにエンコーダからの信号がフィードバックされており、駆動モー タ16を所定の一定速度で回転させるとともに、駆動モータ16を一方向に回転 させて検出手段20からの検出信号にて一方の揺動端を検出すると制動をかけて 直ちに停止させ、その後逆方向に回転させて検出手段20からの検出信号にて他 方の揺動端を検出すると制動をかけて直ちに停止させ、再び一方向に回転させる という動作を繰り返すことにより、駆動モータ16を略一定速度で正逆回転させ るように構成されている。又、制御手段23はタイマを内蔵していて、揺動端を 検出した後一定時間は逆方向の駆動電流を流さないようにして駆動モータ16の 焼き付きを防止している。
【0015】 バレル1内には研磨用のメディア24と被研磨物25が収容されている。
【0016】 次に、以上の構成によるバレル研磨動作を説明する。バレル1内にメディア2 4と被研磨物25を収容し、振動モータ5にてバレル1の全体を振動させるとと もに駆動モータ16をその高始動・高加速トルク特性を生かして正逆反転駆動し てバレル1を略等速で揺動させると、メディア24と被研磨物25がバレル1内 で振動しながら確実に8の字を描いて攪拌流動し、メディア24が振動しながら 大きく流動して被研磨物25の表面に効率的にかつ均一に接触するため、メディ ア24の研磨作用によって被研磨物25の表面が効率的に研磨される。さらに、 メディア24の上記のような挙動により被研磨物25が凹部を有するような形状 であっても、その凹部内も均一に研磨することができる。
【0017】 また、バレル1の揺動範囲は揺動端設定ドッグ22の位置を円弧板21の外周 に沿って調整することにより簡単に設定・可変することができ、被研磨物25の 質量や形状や数量に応じて最適な揺動範囲に容易に可変することができる。さら に、バレル1の揺動速度も制御手段23の調整により容易に可変することができ る。
【0018】 以上のように、本実施例の揺動バレル駆動装置によれば、複雑な等速機構のな い簡単で耐久性のある安価な構成にてバレル1を略等速にて任意の揺動範囲で揺 動駆動することができる。
【0019】 なお、上記実施例では本考案の駆動装置を揺動バレル研磨装置に適用した例を 示したが、メッキ装置や洗浄装置の揺動バレルの駆動装置にも適用できることは 言うまでもない。
【0020】
【考案の効果】
本考案の揺動バレル駆動装置によれば、駆動モータに高抵抗籠形モータを用い たことにより大きな始動及び加速トルクが得られ、かつ制御手段にてその駆動モ ータを設定された往復回転範囲内で略等速で往復回転するように駆動制御するた め、駆動モータを減速機と回転伝達手段を介して揺動軸に連結するだけでバレル を略等速で揺動駆動することができ、かつその揺動範囲も設定手段を位置調整す ることにより簡単に設定・可変することができ、かくして簡単で耐久性のある安 価な構成にてバレルを略等速にて任意の揺動範囲で揺動駆動することができると いう大なる効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の揺動式バレル研磨装置の概
略構成を示す部分断面正面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】同実施例の容器の側面図である。
【符号の説明】
1 バレル 10 揺動軸 13 回転伝達手段 15 減速機 16 駆動モータ 22 検出手段 22 揺動端設定ドッグ 23 制御手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在な揺動軸にてその軸芯回りに揺
    動自在に支持されたバレルを揺動駆動する揺動バレル駆
    動装置であって、正逆回転可能な高抵抗かご形モータか
    ら成る駆動モータと減速機から成る駆動手段と、駆動手
    段と揺動軸を連結する回転伝達手段と、揺動軸の往復回
    転範囲を位置調整可能に設定する設定手段と、設定手段
    の検出手段と、検出手段の検出信号により検出される往
    復回転範囲内で揺動軸を略等速で往復回転させるように
    駆動モータを駆動制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする揺動バレル駆動装置。
JP1575392U 1992-03-25 1992-03-25 揺動バレル駆動装置 Expired - Lifetime JP2581526Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030042770A (ko) * 2001-11-23 2003-06-02 송오성 자가연마를 이용한 보석의 곡면 가공 방법
CN114434311A (zh) * 2022-01-19 2022-05-06 杨康 一种生产轴承用轴承圈抛光系统及其使用方法

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CN114434311B (zh) * 2022-01-19 2022-12-30 揭阳市恒成粉末冶金有限公司 一种生产轴承用轴承圈抛光系统及其使用方法

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JP2581526Y2 (ja) 1998-09-21

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