JPH05220657A - 揺動式研磨装置 - Google Patents

揺動式研磨装置

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JPH05220657A
JPH05220657A JP2101392A JP2101392A JPH05220657A JP H05220657 A JPH05220657 A JP H05220657A JP 2101392 A JP2101392 A JP 2101392A JP 2101392 A JP2101392 A JP 2101392A JP H05220657 A JPH05220657 A JP H05220657A
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JP
Japan
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tank
oscillating
swing
heart cam
polishing
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Pending
Application number
JP2101392A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuji Tsutsumi
勝次 堤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
TSUTSUMI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 研磨剤と被研磨物等を収容した槽を揺動させ
て研磨する揺動式研磨装置において、研磨効率をより高
める。 【構成】 槽3を往復揺動する揺動駆動手段を、駆動モ
ータ15にて回転駆動されるハートカム16と、一端が
枢支され中間がハートカム16に係合して揺動する駆動
レバー18と、槽3の揺動に連動して往復回転する扇形
ギア10と、この扇形ギア10から延設された揺動腕1
0と、一端が駆動レバー18の他端に連結され他端が揺
動腕11に位置調整可能に連結されたリンク21とから
構成し、ハートカム16を用いて槽3を略等速揺動さ
せ、槽3の内部の材料に対する攪拌、流動作用を顕著に
し、より高い研磨効率を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、槽内で被研磨物を研磨
材と共に攪拌して研磨を行う研磨装置に関し、更に詳し
くは、槽を揺動させることにより高能率で研磨を行う揺
動式研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】槽内で被研磨物を研磨材とともに攪拌し
て研磨を行う研磨装置としては、回転式、振動式、遠心
式等の各種方式の研磨装置が良く知られている。
【0003】各方式における研磨原理を説明すると、回
転式研磨装置は最も一般的で回転式バレルとも呼ばれて
おり、水平軸芯回りに回転自在に支持された円筒状又は
多角形状の槽内に研磨材とともに被研磨物を収容し、槽
を軸芯回りに回転させて槽内の研磨材と被研磨物を攪拌
することにより、被研磨物の研磨を行っている。
【0004】又、振動式研磨装置は上部が開放された槽
を振動させることにより、槽内で被研磨物に研磨材を接
触させて被研磨物の研磨を行っている。
【0005】又、遠心式の研磨装置については、複数の
槽を自転させながら公転させる構成になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、回転式の研
磨装置では槽内の材料の上部流動層のみにて研磨される
ために研磨効率が低いという問題があり、その上密閉し
た槽を用いるので、材料の投入、排出が容易でなく、ま
た材料を目視しながらの運転操作ができない等の問題が
ある。
【0007】一方、振動式の研磨装置では、材料振動と
その振動に伴う材料流動とによって研磨が行われるので
研磨効率は回転方式より高く、また上部が開放された槽
を用いるので槽内への材料投入及び槽からの材料排出が
容易で、かつ槽内の材料を目視しながら運転操作を行う
ことができるが、振動に伴う騒音が大きいという問題が
ある。
【0008】また、遠心式の研磨装置では、振動式の研
磨装置よりもさらに高い研磨効率が得られるが、密閉槽
を使用しなければならないことによる上記問題点を有す
るとともに、装置構造が複雑でコスト高になるという問
題があった。
【0009】このような従来方式の研磨装置の問題点を
解消するものとして、本出願人は先に上部が開放された
槽を揺動させることによって槽内の材料を鉛直面内で8
の字状の軌跡を描いて流動させるようにした揺動方式の
研磨装置を提供した。しかし、槽を揺動させる手段の具
体実施例としてクランク機構を開示したように、揺動式
研磨装置の効果を最もよく発揮させる揺動機構を提案す
るまでには至っていなかった。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、研磨
効率をより高めることができる揺動式研磨装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の揺動式研磨装置
は、上部が開放され、内部に研磨剤とともに被研磨物が
収容される揺動自在な槽と、この槽を往復揺動する揺動
駆動手段とを備えた揺動式研磨装置において、揺動駆動
手段が、駆動手段にて回転駆動されるハートカムと、一
端が枢支され中間がハートカムに係合して揺動する駆動
レバーと、槽の揺動に連動して往復回転する回転体と、
この回転体から延設された揺動腕と、一端が駆動レバー
の他端に連結され他端が揺動腕に位置調整可能に連結さ
れたリンクとを備えたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の揺動式研磨装置によれば、ハートカム
を駆動手段にて回転駆動すると駆動レバーがほぼ等速で
往復揺動し、リンク及び揺動腕を介して回転体がほぼ等
速で往復回転し、この回転体に連動して槽がほぼ等速で
揺動することになり、揺動速度が正弦カーブで変化する
クランク機構等を用いた場合に比して、槽内部の材料に
対する攪拌、流動作用を顕著にし、より高い研磨効率を
得ることができる。又、揺動腕に対するリンクの連結位
置を調整することにより、回転体、即ち槽の揺動角度範
囲を極めて簡単に可変することができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の揺動式研磨装置の一実施例を図
1〜図3を参照して説明する。
【0014】図1、図2において、1は、ベース2上に
設けられた研磨材回収ホッパー兼用の支持フレームであ
る。支持フレーム1内には、上部が開放され、内部に研
磨剤とともに被研磨物が収容される槽3が配置されてい
る。この槽3の両側面の略中央部には揺動軸芯の周囲の
4箇所に防振弾性体4が取付けられ、この防振弾性体4
を介して槽3の両側に揺動枠5が取付けられている。揺
動枠5からは揺動軸芯と同芯の揺動軸6が突出され、支
持フレーム1に設けられた軸受7にて回転自在に支持さ
れている。槽3の底部には、槽3に振動を付与するため
の振動モータ8が取付けられている。
【0015】一方の揺動軸6は軸受7を貫通してその外
側に突出し、その先端にピニオン9が固定されている。
このピニオン9に噛み合う扇形ギア10が設けられ、支
軸10aにて支持フレーム1に回転自在に取付けられて
いる。この扇形ギア10からはピニオン9とは反対側に
揺動腕11が延出され、揺動腕11には長手方向に移動
可能な可動片12が設けられ、送りねじ機構13にて位
置調整可能に構成されている。支持フレーム1のピニオ
ン9の下方位置にはモータベース14が取付けられ、減
速機付きの駆動モータ15が設置されて、その出力軸に
図3に示すようなハートカム16が固定されている。こ
のハートカム16にはハート形のカム溝16aが形成さ
れている。又、モータベース14上の駆動モータ15の
一側部には枢支ブラケット17が設けられ、駆動レバー
18の一端が上下揺動自在に支持され、この駆動レバー
18の中間に軸受部19が設けられている。この軸受部
19にてスピンドル20が回転自在に支持され、その先
端がハートカム16のカム溝16a内に係合している。
そして、駆動レバー18の他端と可動片12がリンク2
1にて連結されている。
【0016】また本実施例では、研磨材を槽3内に向け
て投射するように構成しているので、槽3の底部には被
研磨物は通過せず、研磨材だけが適量づつ通過する多数
の開口が形成されるとともに槽3から落下した研磨材を
回収するために支持フレーム1の下部には回収ホッパー
23が設けられている。回収ホッパー23の下部にはス
クリューコンベア24が配設され、その排出端はバケッ
トエレベータ25の受入シュート26に臨んでいる。こ
のバケットエレベータ25にて研磨材を支持フレーム1
の上部に搬送し、送出シュート27を介して支持フレー
ム1の上部に配設された投射手段28に向けて供給し、
研磨材を循環させるように構成されている。29は槽3
の底部に取付けられたスクレーパであり、槽3とともに
揺動して回収ホッパー23内で研磨材が滞留するを防止
している。30はスクリューコンベア24の駆動手段で
あり、スクリュー軸31にカップリング32にて連結さ
れている。33は湿式研磨を行う場合の研磨液貯留槽で
あり、回収ホッパー23内から研磨液を回収し、図示し
ない適宜ポンプにて投射手段28に向けて研磨液を供給
して研磨液を循環させるように構成されている。
【0017】以上の構成において、槽3に研磨材(研磨
石、研磨媒剤)及び被研磨物が投入される。槽3は上面
が開放されているので、この材料投入の際に蓋を開閉す
る必要がなく、作業が極めて容易である。
【0018】材料投入後、振動モータ8を駆動すると、
槽3は防振弾性体4を介して支持されているので振動
し、槽3内の材料に効率的に振動が付与される。また、
駆動モータ15を駆動するとハートカム16が回転し、
それに伴って駆動レバー18がハートカム16の特性か
らほぼ等速で上下に揺動し、リンク21を介して揺動腕
11が支軸10a回りに上下に等速揺動し、その揺動が
扇形ギア10とピニオン9を介して揺動軸6に伝達さ
れ、揺動枠5と防振弾性体4を介して槽3がほぼ等速で
揺動する。その結果、槽3内の材料の全体を確実に鉛直
面内で8の字状の軌跡を描くように流動させることがで
きる。なお、槽3の揺動範囲は、送りねじ機構13を操
作して揺動腕11における可動片12の位置を調整する
ことによって極めて簡単に選択することができる。又、
揺動速度は駆動モータ15の回転速度を変化させること
によって任意に選択できる。それらの選択は、材料の投
入量、研磨剤及び被研磨物の種類、研磨面の仕上げ状態
に応じて適宜になされる。
【0019】かくして、槽3の振動と揺動に伴って槽3
内の材料が振動しながら鉛直面内でより適切な8の字状
の軌跡を描いて流動するため、全ての材料が均一にかつ
強力に運動し、極めて優れた研磨効率が得られる。
【0020】さらに、スクリューコンベア24、バケッ
トエレベータ25及び投射手段28を作動させることに
よって、槽3の揺動によって大きく流動している材料に
対して上方から研磨材を投射することができ、被研磨物
に対して研磨材投射による研磨効果を付加することがで
き、被研磨物を極めて効率的に研磨することができる。
なお、槽3は上面が開放されているので、研磨材の投射
を行わない場合には槽3内の材料の運動状態を直接目視
しながら槽3を運転操作することもできる。
【0021】研磨が終了すると、槽3から材料を排出す
る。この場合も、槽3が開放容器となっているので、材
料投入時と同様にその作業は極めて簡単である。
【0022】
【発明の効果】本発明の揺動式研磨装置によれば、ハー
トカムを駆動手段にて回転駆動すると駆動レバーがほぼ
等速で往復揺動し、リンク及び揺動腕を介して回転体が
ほぼ等速で往復回転し、この回転体に連動して槽がほぼ
等速で揺動することになり、揺動速度が正弦カーブで変
化するクランク機構等を用いた場合に比して、槽内部の
材料に対する攪拌、流動作用を顕著にし、より高い研磨
効率を得ることができる。又、揺動腕に対するリンクの
連結位置を調整することにより、回転体、即ち槽の揺動
角度範囲を極めて簡単に可変することができる等、大な
る効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の揺動式研磨装置の側面図で
ある。
【図2】同揺動式研磨装置の部分断面正面図である。
【図3】同揺動式研磨装置におけるハートカムを示し、
(a)は正面図、(b)は下半部を断面した側面図であ
る。
【符号の説明】
3 槽 6 揺動軸 9 ピニオン 11 揺動腕 15 駆動モータ 16 ハートカム 18 駆動レバー 21 リンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開放され、内部に研磨材とともに
    被研磨物が収容される揺動自在な槽と、この槽を往復揺
    動する揺動駆動手段とを備えた揺動式研磨装置におい
    て、揺動駆動手段が、駆動手段にて回転駆動されるハー
    トカムと、一端が枢支され中間がハートカムに係合して
    揺動する駆動レバーと、槽の揺動に連動して往復回転す
    る回転体と、この回転体から延設された揺動腕と、一端
    が駆動レバーの他端に連結され他端が揺動腕に位置調整
    可能に連結されたリンクとを備えたことを特徴とする揺
    動式研磨装置。
JP2101392A 1992-02-06 1992-02-06 揺動式研磨装置 Pending JPH05220657A (ja)

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JP2101392A JPH05220657A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 揺動式研磨装置

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JP2101392A JPH05220657A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 揺動式研磨装置

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JPH05220657A true JPH05220657A (ja) 1993-08-31

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JP2101392A Pending JPH05220657A (ja) 1992-02-06 1992-02-06 揺動式研磨装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101966672A (zh) * 2010-08-26 2011-02-09 金安合盟(天津)仿生汽车锁技术有限公司 自动滚振去刺机
CN112677029A (zh) * 2019-11-17 2021-04-20 叶诚帆 一种滚筒式抛光机
CN115070599A (zh) * 2022-08-23 2022-09-20 泰州华丰精密铸造有限公司 一种精密铸件抛光装置
CN115157101A (zh) * 2022-08-25 2022-10-11 南通苏鲁达智能制造科技有限公司 一种铝合金拉手生产制造抛光机

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