JPH0574611B2 - - Google Patents

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JPH0574611B2
JPH0574611B2 JP59232799A JP23279984A JPH0574611B2 JP H0574611 B2 JPH0574611 B2 JP H0574611B2 JP 59232799 A JP59232799 A JP 59232799A JP 23279984 A JP23279984 A JP 23279984A JP H0574611 B2 JPH0574611 B2 JP H0574611B2
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sodium
alkali metal
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extraction
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Sugio Hasegawa
Toheiji Kawabata
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
本発明はアリヌレンスルフむドポリマヌの補法
に関する。 〔埓来の技術及びその問題点〕 ポリプニレンスルフむドを代衚ずするアリヌ
レンスルフむドポリマヌは特公昭45−3368号に開
瀺されおいる劂き方法で補造されおいる。 比范的䜎分子量のアリヌレンスルフむドポリマ
ヌ、䟋えばポリプニレンスルフむドは空気䞭で
加熱され、酞化䞉次元架橋により高分子量化され
お射出成圢甚などの実甚に䟛されおいる。かかる
䜎分子量のアリヌレンスルフむドポリマヌは、䟋
えば−メチルピロリドン等の有機溶媒䞭で−
ゞクロルベンれンず硫化ナトリりムを反応しお埗
た暹脂液を反応容噚から取り出し、次いで溶媒を
陀いお補造されおいる特公昭45−3368号。 しかしながら、埓来の䜎分子量アリヌレンスル
フむドポリマヌの補造方法に斌いおは、第䞀に埗
られる䜎分子量ポリマヌが広い分子量分垃を有す
る為に䞉次元架橋反応時の反応噚内壁の腐食、溶
融成圢時の発泡、ダニの発生、熱劣化、金型の腐
食、補品の熱安定性や機械的物性の䜎䞋等の原因
ずなるオリゎマヌ成分が比范的倚く含有されおお
り、これらを陀去するためには特開昭57−205425
に述べられおいる劂く、重合反応工皋、溶媒回収
工皋、掗浄工皋を経た埌のポリマヌを曎にアセト
ン、ベンれン、テトラヒドロフラン等の溶媒にお
凊理しおオリゎマヌ成分を抜出陀去するずいう工
皋が必芁ずなり、工皋の煩雑化、倚量の抜出溶媒
の凊理等の問題がある。又、埓来の補造方法では
反応混合物の取出時の系内は均䞀溶液又は均䞀ス
ラリヌであるため、物理的に䜎分子量ポリマヌず
オリゎマヌずを分離するこずが出来ず、曎にポリ
マヌを分離するためにはオリゎマヌの溶媒抜出に
先立぀お反応混合物党䜓から重合溶媒を陀去しな
ければならばい。これは重合溶媒が倚量に䜿甚さ
れるために埌凊理工皋が煩雑か぀長時間にわた
り、しかも蚭備投資及び゚ネルギヌコストが倧き
いこず、重合溶媒の凊理量に察しお埗られるポリ
マヌ量が少ないこず、環境保党䞊廃氎䞭に重合溶
媒が倚量に混入しないようにするために廃氎凊理
工皋を厳密に行なう必芁があるこず等の問題があ
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、これらの欠点に鑑み鋭意怜蚎の
結果、重合反応により埗た䜎分子量アリヌレンス
ルフむドポリマヌ及びオリゎマヌを含む暹脂液
反応混合物に有機スルホン酞金属塩、有機カ
ルボン酞金属塩、倚䟡アルコヌル類等から遞ばれ
る少なくずも䞀皮を添加するこずにより有機アミ
ド系極性溶媒の含有量が少なく、か぀䜎分子量ポ
リマヌが比范的倚量に存圚する液局ず、有機アミ
ド系極性溶媒の含有量が倚く、か぀オリゎマヌ成
分が比范的倚量に存圚する液局ずを分離せしめ、
分別するこずが可胜であり、しかも重合溶媒の凊
理量が少なく、か぀オリゎマヌ成分をほずんど含
たないポリマヌが効率的に、か぀経枈的に埗られ
るこずを芋い出し本発明に至぀た。 即ち、本発明はアミド系極性溶媒䞭でポリハロ
芳銙族化合物ずスルフむド化剀ずを反応せしめた
埌、有機スルホン酞金属塩、有機カルボン酞金属
塩、倚䟡アルコヌル類、ハロゲン化リチりム及び
リン酞アルカリ塩から遞ばれる少なくずも䞀皮を
添加し、次いで䜎分子量ポリマヌの濃厚局
ずオリゎマヌの濃厚局ずからなる生成暹脂
液から該局又は該局を分別するこず
を特城ずするポリアリヌレンスルフむドポリマヌ
の補造方法を提䟛する。 本発明で蚀う「オリゎマヌ」ずは、固有粘床
0.05未満のアリヌレンスルフむドオリゎマヌの他
に、䜎分子量であり、か぀分子䞭に窒玠原子を含
有するオリゎマヌこの窒玠原子は重合反応途䞭
での重合溶媒の䞀郚分解により第〜第玚アミ
ノ基を圢成しおいるず掚察される及び反応途䞭
で副生する䜎分子量䞍玔物をも含む総称である。 又本発明で蚀う䜎分子量ポリマヌずは、固有粘
床0.05〜0.20のアリヌレンスルフむドポリマヌで
ある。 本発明の方法で甚いるポリハロ芳銙族化合物は
芳銙栞に盎接結合した個以䞊のハロゲン原子を
有するハロゲン化芳銙族化合物であり、具䜓的に
は−ゞクロルベンれン、−ゞクロルベンれ
ン、−ゞクロルベンれン、トリクロルベンれ
ン、テトラクロルベンれン、ゞクロルナフタレ
ン、トリクロルナフタレン、ゞブロムベンれン。
トリブロムベンれン、ゞブロムナフタレン、ゞペ
ヌドベンれン、トリペヌドベンれン、ゞクロルゞ
プニルスルホン、ゞブロムゞプニルスルホ
ン、ゞクロルベンゟプノン、ゞブロムベンゟフ
゚ノン、ゞクロルゞプニル゚ヌテル、ゞブロム
ゞプニル゚ヌテル、ゞクロルゞプニルスルフ
むド、ゞブロムゞプニルスルフむド、ゞクロル
ビプニル、ゞブロムビプニル等およびこれら
の混合物が挙げられる。通垞はゞハロ芳銙族化合
物が䜿甚され、奜適には−ゞクロルベンれンが
䜿甚される。尚、分岐構造によるポリマヌの粘床
増倧を図るために、分子䞭に個以䞊のハロゲ
ン眮換基をも぀ポリハロ芳銙族化合物を少量ゞハ
ロ芳銙族化合物ず䜵甚させおもよい。 本発明で甚いられるスルフむド化剀ずしおは、
硫化アルカリ金属化合物の単独、該化合物あるい
は他のむオり源ず氎酞化アルカリ金属化合物の䜵
甚等が挙げられる。 硫化アルカリ金属化合物ずしおは硫化リチり
ム、硫化ナトリりム、硫化カリりム、硫化ルビゞ
りム、硫化セシりム、およびこれらの混合物が含
たれる。かかる硫化アルカリ金属化合物は氎和物
およびたたは氎性混合物ずしお、あるいは無氎
の圢ずしお甚いるこずができる。なお、硫化アル
カリ金属䞭に埮量存圚する重硫化アルカリ金属、
チオ硫酞アルカリ金属ず反応させるために少量の
氎酞化アルカリ金属を加えおも問題ない。尚、硫
化アルカリ金属化合物ずしおは〜氎塩の硫化
ナトリりムが奜たしい。 他のむオり源ずしおは、䟋えば氎硫化アルカリ
金属化合物、硫化氎玠、チオアミド、チオ尿玠、
チオカルバネヌト、チオカルボン酞、二硫化炭
玠、チオカルボキシレヌト、むオり、五硫化燐等
である。奜たしいむオり源ずしおは氎硫化アルカ
リ金属化合物である。特に氎硫化アルカリ金属化
合物ずしおは、氎硫化リチりム、氎硫化ナトリり
ム、氎硫化カリりム、氎硫化ルビゞりム、氎硫化
セシりムおよびこれらの混合物が含たれる。かか
る氎硫化アルカリ金属化合物の氎和物およびた
たは氎性混合物あるいは無氎の圢で甚いるこずが
できる。かかる氎硫化アルカリ金属化合物ずしお
は氎硫化ナトリりムが奜たしく、氎酞化アルカリ
金属化合物ず䜵甚しお甚いられるが、該化合物の
代わりに−メチル−−アミノ酪酞ナトリりム
又は炭酞アルカリ金属化合物を䜵甚しおも良い。 又、氎酞化アルカリ金属化合物ずしおは、氎酞
化カリりム、氎酞化ナトリりム、氎酞化リチり
ム、氎酞化ルビゞりム、氎酞化セシりムおよびこ
れらの混合物が挙げられ、氎酞化ナトリりムが奜
たしい。 尚、むオり源ず氎酞化アルカリ金属化合物ずの
割合はむオり元玠モルに察しお氎酞化アルカリ
金属化合物0.8〜3.0モルが適圓である。特に氎酞
化アルカリ金属化合物ず䜵甚する堎合その䜿甚量
は氎硫化アルカリ金属化合物1.00モルに察し0.9
〜1.2モルの範囲が適圓である。炭酞アルカリ金
属化合物を䜵甚する堎合には氎酞化アルカリ金属
化合物の䜿甚割合の1/2皋床が適圓である。又、
−メチル−−アミノ酪酞ナトリりムを䜵甚す
る堎合のその䜿甚量はアルカリ金属氎硫化物1.00
モルに察し0.9〜1.2モルの範囲が適圓である。 䞊蚘硫化アルカリ金属化合物又は氎硫化アルカ
リ金属化合物の各氎和物を䜿甚する堎合には予め
溶媒䞭で脱氎せしめた埌に反応に甚いる必芁があ
る。尚、氎硫化アルカリ金属化合物の脱氎の際に
は氎酞化アルカリ金属化合物又は−メチル−
−アミノ酪酞ナトリりムを共存せしめた方がよ
い。 本発明の方法においお䜿甚される有機アミド系
極性溶媒ずしおは−ゞメチルホルムアミ
ド、−ゞメチルアセトアミド、−メチル
−−ピロリドン、−゚チル−−ピロリド
ン、−メチル−ε−カプロラクタム、ヘキサメ
チルホスホルアミド等あるいはこれらの混合物よ
り遞択される。これらの溶媒のうちでは−メチ
ル−−ピロリドンNMPが特に奜たしい。 本発明で甚いられるスルフむド化剀の䜿甚量は
ゞハロ芳銙族化合物モルに察しおむオり元玠が
0.8〜1.2モル、奜たしくは0.9〜1.1モルずなるよ
うに遞択される。又、有機極性溶媒の䜿甚量はゞ
ハロ芳銙族化合物に察するモル比で2.5ないし20
の範囲で、奜たしくはないし10の範囲である。 本発明で重合が行なわれる反応枩床は䞀般に
200℃〜330℃、奜たしくは210℃〜300℃である。
圧力は重合溶媒および重合モノマヌであるハロ芳
銙族化合物を実質的に液盞に保持するような範囲
であるべきであり、䞀般に1.1Kgcm2〜200Kg
cm2、奜たしくは1.1Kgcm2〜20Kgcm2の範囲より
遞択される。反応時間は枩床および圧力により異
なるが、䞀般に10分ないし玄72時間の範囲であ
り、望たしくは時間ないし48時間である。 アリヌレンスルフむドポリマヌはポリハロ芳銙
族化合物、スルフむド化剀及び重合助剀を混合
し、奜たしくは䞍掻性雰囲気䞋で加熱するこずに
より補造されうる。各成分の混合の順序には特に
制限はなく、重合工皋に際しお䞊蚘成分を郚分的
に少量づ぀あるいは䞀時に添加するこずにより行
なわれる。たた、重合反応途䞭あるいは重合終了
時に二酞化炭玠を吹き蟌むのが奜たしく、これは
生成したポリプニレンスルフむドの分解防止に
寄䞎するのみならず−メチルピロリドンの分解
防止にも効果がある。 本発明で甚いられる分離剀ずしおの有機スルホ
ン酞金属塩は䞋蚘䞀般匏〜に瀺される矀から
遞ばれる。
【化】
【化】
【化】
【化】 匏䞭、R3氎玠もしくは炭玠数ないし30の
アルキル基、はあるいはの敎数をあら
わし、はナトリりム、カリりム、ルビゞりムお
よびセシりムから遞ばれたアルカリ金属をあらわ
し、は盎接結合、−CH2−−CH32−−
−−−
【匏】からなる矀から遞ばれるこ ずを瀺す。これらのスルホン酞金属を構成する
酞基成分の具䜓䟋ずしおは、ベンれンスルホン
酞、−トル゚ンスルホン酞、−ゞメチル
スルホン酞、−ゞメチルベンれンスルホン
酞、−゚チルベンれンスルホン酞、ドデシルベ
ンれンスルホン酞、α−ナフタレンスルホン酞、
ビプニルスルホン酞、アルキルナフタレンスル
ホン酞、ラりリルベンれンスルホン酞およびアル
キルゞプニル゚ヌテルゞスルホン酞などが挙げ
られる。これらのスルホン酞の塩は無氎塩あるい
は氎和塩のいずれでもよいし、たた氎溶液でもか
たわないが、本発明の目的から無氎塩のものが奜
たしいこずは蚀うたでもない。 有機カルボン酞金属塩はカルボキシル基を陀く
有機基が通垞、その炭玠数がないし50であり、
たた窒玠、酞玠、ハロゲン、ケむ玠、むオりを含
んでいおもよく、奜たしくはアルキル基、シクロ
アルキル基、アリヌル基およびアルキルアリヌル
基である。たた、有機カルボン酞金属塩の金属原
子はリチりム、ナトリりム、カリりム、ルビゞり
ム、セシりム、マグネシりム、カルシりム、亜
鉛、ストロンチりム、カドミりム、バリりムから
遞ばれ、特にアルカリ金属が奜たしい。有機カル
ボン酞金属塩の具䜓䟋ずしおは、酢酞リチりム、
酢酞ナトリりム、酢酞カリりム、プロピオン酞リ
チりム、プロピオン酞ナトリりム、−メチルプ
ロピオン酞リチりム、酪酞ルビゞりム、吉草酞リ
チりム、吉草酞ナトリりム、ヘキサン酞セシり
ム、ヘプタン酞リチりム、−メチルオクタン酞
リチりム、ドデカン酞カリりム、−゚チル゚ト
ラデカン酞ルビゞりム、オクタデカン酞ナトリり
ム、ヘン゚むコサン酞ナトリりム、シクロヘキサ
ンカルボン酞リチりム、シクロドデカンカルボン
酞セシりム、−メチルシクロペンタンカルボン
酞ナトリりム、シクロヘキシル酢酞カリりム、安
息銙酞カリりム、安息銙酞リチりム、安息銙酞ナ
トリりム、−トルむル酞カリりム、プニル酢
酞リチりム、−プニルシクロヘキサンカルボ
ン酞ナトリりム、−トリル酢酞カリりム、−
゚チルシクロヘキシル酢酞リチりム、コハク酞二
リチりム、コハク酞二ナトリりム、コハク酞二カ
リりム、アゞピン酞二リチりム、アゞピン酞二ナ
トリりム、アゞピン酞二カリりム、セバシン酞二
リチりム、セバシン酞二ナトリりム、セバシン酞
二カリりム、デカンゞカルボン酞二リチりム、デ
カンゞカルボン酞二ナトリりム、デカンゞカルボ
ン酞二カリりム、フタル酞二リチりム、フタル酞
二ナトリりム、フタル酞二カリりム、む゜フタル
酞二リチりム、む゜フタル酞二ナトリりム、む゜
フタル酞二カリりム、テレフタル酞二リチりム、
テレフタル酞二ナトリりム、テレフタル酞二カリ
りム、トリメリツト酞䞉リチりム、トリメリツト
酞䞉ナトリりム、トリメリツト酞䞉カリりム、ピ
ロメリツト酞四リチりム、ピロメリツト酞四ナト
リりム、ピロメリツト酞四カリりム、トル゚ンゞ
カルボン酞二リチりム、トル゚ンゞカルボン酞二
ナトリりム、トル゚ンゞカルボン酞二カリりム、
ナフタレンゞカルボン酞二リチりム、ナフタレン
ゞカルボン酞二ナトリりム、ナフタレンゞカルボ
ン酞二カリりム、酢酞マグネシりム、酢酞カルシ
りム、安息銙酞カルシりム、その他の同皮類の塩
およびそれらの混合物が挙げられる。 又、倚䟡アルコヌル類ずは、通垞、分子䞭に
ヒドロキシル基を個以䞊有し、炭玠数〜で
あり、本発明の凊理条件䞋で液状のものが適す
る。かかる溶媒の具䜓的なものずしおは、゚チレ
ングリコヌル、プロピレングリコヌル、トリメチ
レングリコヌル、−ブタンゞオヌル、−
ブテン−−ゞオヌル、グリセリン、ネオペ
ンチルグリコヌル、ゞ゚チレングリコヌル、トリ
゚チレングリコヌル、トリメチロヌルプロパン、
トリメチロヌル゚タンシクロヘキサンゞオヌルな
どがある。これらは二皮以䞊混合する圢で甚いお
もよい。これらのうち、特に奜たしいものぱチ
レングリコヌル及びグリセリンである。 ハルゲン化リチりムは塩化リチりム、臭化リチ
りム、沃化リチりム及びそれらの混合物が挙げら
れる。 リン酞アルカリ塩は䞋蚘䞀般匏〜に瀺され
る矀から遞ばれる。
【化】
〔発明の効果〕
本発明の方法により補造される䜎分子量ポリマ
ヌは埓来の補造法のものに范べおオリゎマヌ成分
が陀去されおいるために酞化架橋反応時の反応噚
内壁の腐食、溶融成圢時の発泡、ダニの発生、金
型の腐食、補品の熱安定性及び機械的物性等が著
しく改良される。又、本発明は重合溶媒の凊理量
が少ないために埌凊理工皋が簡略化され、蚭備投
資及び゚ネルギヌ・コストの䜎枛が可胜ずなり、
又廃氎䞭に含たれる重合溶媒も埮量にでき、環境
保党䞊からも奜たしい。 〔産業䞊の利甚分野〕 本発明の方法により補造されるアリヌレンスル
フむドポリマヌに必芁ならば充填剀、顔料、難燃
剀、安定化剀、増量剀又は他のポリマヌをブレン
ドするこずも出来る。䟋えば、機械匷床及び耐熱
性を向䞊させるためにガラス繊維、アラミド繊
維、炭玠繊維等を配合するこずも出来る。本発明
により埗たポリマヌは遊離酞玠含有ガスの存圚䞋
に斌いお最高玄480℃に加熱しお架橋結合及び
又は鎮䌞長を起こさせお硬化せしめ、熱安定性及
び耐薬品性のすぐれた硬化生成物を埗るこずが出
来る。これらのポリマヌな塗料、各皮成圢品等の
甚途に甚いるこずが出来る。 〔実斜䟋〕 以䞋、本発明の方法を実斜䟋に埓぀お説明す
る。アリヌレンスルフむドポリマヌの察数粘床倀
〔η〕は0.4g100ml溶液なるポリマヌ濃床におい
お、α−クロルナフタレン䞭206℃で枬定し、匏 〔η〕ln盞察粘床ポリマヌ濃床 に埓い算出した倀である。 又、オリゎマヌ成分の定量は、粉末状ポリマヌ
をアセトンを抜出溶媒ずしお゜ツクスレヌ型抜出
噚により時間以䞊、抜出量が䞀定になるたで抜
出をくり返した埌、アセトン可溶分を也燥固化し
お求めるこずが出来、実斜䟋にはアセトン抜出前
のポリマヌ重量に察するオリゎマヌ成分の含有率
ずしお蚘茉した。 尚、䟋䞭の郚及びは特別に断らない限り重量
基準である。 〔実斜䟋〜及び比范䟋 容噚の最䞋郚に取出口を有する18オヌトクレ
ヌプに−メチルピロリドン5200g、60硫化ナ
トリりム・フレヌク1560g無氎Na2ずしお12.0
モル及び氎酞化ナトリりム8g0.2モルを仕蟌
み、窒玠雰囲気䞋で攪拌しながら160℃より205℃
たで1.5時間を芁しお埐々に昇枩し、氎351g、
−メチルピロリドン19gよりなる留分を系倖に陀
去した。 次いで、−ゞクロルベンれン1852g12.6モ
ルを−メチルピロリドン600gに溶解させ、
加えた埌、225℃、最高圧力Kgcm2で時間、
曎に265℃、最高圧力8.7Kgcm2で時間反応せし
めた。265℃で1.5時間経過埌30分毎に反応混合物
の少量のサンプリングし、垞法に埓぀お氎掗、
過、也燥を行い、埗られたポリマヌの固有固粘床
〔η〕を枬定した。その結果、時間経過埌から
〔η〕が0.13で䞀定したこずを確認し、時間経
過埌に−トル゚ンスルホン酞ナトリりム2910g
15.0モルず−メチルピロリドン1000gずから
なる溶液を265℃に加枩した滎䞋槜より反応系内
に䞀括添加し、添加終了の分埌、攪拌を停止
し、曎に分間攟眮した埌分別取出を開始した。
取出開始時の内圧は9.2Kgcm2、内枩265℃であ぀
た。 取出操䜜は以䞋の劂くである。即ち、あらかじ
め、取出口の䞋郚に取出甚容噚K1をセツトし、
攪拌停止分埌、取出口の開口断面積をmm2に調
敎し、取出を開始しお衚に瀺す時間T1
分で取出を停止し、次いで取出甚容噚K2をセツ
トしお残りの反応混合物の党量をK2に取出した。 K1及びK2に取出した反応混合物䞭の−メチ
ルピロリドンの含有量はガスクロマトグラフむヌ
にお枬定した。又、K1及びK2に取出した反応混
合物を倫々別個に慣甚の手順に埓い、氎掗、過
によりポリマヌを分離埌、也燥し、ポリマヌの重
量及び固有粘床を枬定した。 又K1及びK2より埗られたポリマヌは倫々の䞀
郚を取り、゜ツクスレヌ型抜出噚におアセトンを
抜出溶媒ずしお、玄時間抜出埌、抜出液を蒞発
也固し、抜出物の重量を枬定し、前蚘、ポリマヌ
䞭のオリゎマヌ成分の含有率を求めた。これを実
斜䟋ずしお衚に瀺した。又、衚に瀺す劂き
取出時間T1を倉える他は実斜䟋ず同様の条件
にお実斜䟋〜及び比范䟋を行い、衚に䜵
蚘した。 尚、図に実斜䟋に斌ける容噚K1に取出し
た反応混合物に含たれる−メチルピロリドンず
ポリマヌの量ずの比、及び容噚K1に取出された
ポリマヌ䞭のオリゎマヌ成分含有率ず取出時間
T1ずの関係を瀺した。
【衚】
【衚】 実斜䟋ず䞀括取出を行぀た比范䟋ずで容噚
K1より埗られたポリマヌの加熱凊理真空䞭300
℃にお時間加熱前埌の300℃、200秒のせん
断速床での溶融粘床及び加熱凊理時のH2
SO2の発生量を枬定し衚に瀺した。明らかにオ
リゎマヌ成分が分別されおいる実斜䟋の方がオ
リゎマヌ成分が混圚しおいる比范䟋よりも熱安
定性に優れおおり、加熱凊理時に発生する腐食性
ガスであるH2SO2の合蚈量ガスクロマト
グラフむヌにお定量も比范䟋の770ppmず比
范し、11ppmず非垞に少ないこずが刀る。
〔比范䟋〕
本䟋は本発明に斌ける−トル゚ンスルホン酞
ナトリりムの分離効果を確認する為の察照䟋であ
る。 重合反応終了時、−トル゚ンスルホン酞ナト
リりムを加えず、−メチルピロリドン1000gの
み添加する以倖は実斜䟋ず同様な条件で反応及
び取出操䜜を行぀た。取出時間分にお取出を停
止し、取出容噚K1に埗られた反応混合物取出
量4509g、取出率45.8を同様な埌凊理を行぀
た。その結果、溶媒重量1235gに察しおポリマヌ
重量535gであり、溶媒重量ポリマヌの比が2.3
であ぀た。又埗られたポリマヌの〔η〕は0.13で
あり、オリゎマヌ成分含有率察ポリマヌは
5.3であ぀た。このポリマヌの溶融粘床300
℃せん断速床200秒を枬定するず69ポむズ
であり、真空䞭300℃にお時間加熱凊理埌では
ポむズに䜎䞋した。又加熱凊理時に発生する
H2SO2をガスクロマトグラフむヌにお定量
したずころ、3.785ppmであ぀た。 䞀方、取出容噚K2に取出した残郚に぀いお同
様に枬定したずころ、ほが同様のデヌタを瀺し
た。−トル゚ンスルホン酞ナトリりムを重合反
応終了時に添加しない系では、オリゎマヌ成分濃
厚局ず䜎分子量ポリマヌ濃厚局ずの分離が起きお
いないこずが刀明した。 〔実斜䟋及び、比范䟋及び〕 実斜䟋及びは重合溶媒の皮類を倉えた以倖
は実斜䟋ず同様な条件で重合反応及び取出操䜜
を行぀た。K1の取出量取出時間T1はあらか
じめ、分離効率が最良になるよう怜蚎したもので
ある。その結果を衚に瀺した。 又、比范䟋及びは倫々実斜䟋及びに察
応し、比范䟋ず同様に分別するこずなく、䞀括
取出した堎合であり、結果を衚に䜵蚘した。
【衚】
〔実斜䟋及び10〕
取出時の枩床条件を倉化させた他は実斜䟋ず
同様に行な぀た。ただし、取出時間T1は分離効
率が最良になるように怜蚎したものである。その
結果を衚に瀺す。
【衚】
〔実斜䟋 11〜13〕
実斜䟋11では容噚の最䞋郚に取出口を有する50
オヌトクレヌプに−メチルピロリドン
5200g、60硫化ナトリりム・フレヌク1560g無
æ°ŽNa2ずしお12.0モル及び氎酞化ナトリりム
8g0.2モルを仕蟌み、窒玠雰囲気䞋で攪拌しな
がら、160℃より205℃たで時間を芁しお埐々に
昇枩しお、氎333g、−メチルピロリドン25gよ
りなる留分を系倖に陀去した。 次いで−ゞクロルベンれン1764g12.0モル
を−メチルピロリドン600gに溶解させ、加え
た埌、230℃、最高圧力4.5Kgcm2で時間、曎に
270℃、最高圧力10.0Kgcm2で、時間反応せし
めた。270℃到達埌、時間目から30分毎に反応
混合物の少量をサンプリングし、垞法に埓぀お氎
掗、過、也燥を行い、埗られたポリマヌの察数
粘床〔η〕を枬定した。その結果、1.5時間目よ
り〔η〕が0.14で䞀定したこずを確認し、2.5時
間目に230℃たで降枩させ、安息銙酞ナトリりム
1296g9.0モルず−メチルピロリドン700gず
の溶液を230℃に加枩した滎䞋槜より反応系内に
䞀括に添加し、添加終了分埌に攪拌を停止し、
曎に分間攟眮した埌分別取出を開始した。取出
開始時の内圧は4.7Kgcm2、内枩230℃であ぀た。 実斜䟋12及び13では安息銙酞ナトリりム添加時
に䜿甚する−メチルピロリドンの量を増やした
り、蒞留により䞀郚陀去したりしお、取出開始時
の溶媒ポリマヌの比を倉化させお、実斜䟋ず
同様の操䜜で分別取出を行぀た。なお、取出時間
T1はあらかじめ分離効率が最良になるよう怜蚎
したものである。その結果を衚に瀺す。
【衚】
〔実斜䟋 14〕
本実斜䟋は溶媒ポリマヌ比を実斜䟋12ず同様
に重量比に固定し、分離剀溶媒比を倉化
させたものである。他の条件は実斜䟋11ず同様に
行な぀た。ただし取出時間T1はあらかじめ分離
効率が最良になるように怜蚎しお求めたものであ
る。その結果を衚に瀺す。
〔実斜䟋 15〕
実斜䟋の−トル゚ンスルホン酞ナトリりム
の−メチルピロリドン溶液の代わりに、分離剀
ずしお゚チレングリコヌル2480g40.0モルを甚
いた以倖は実斜䟋ず同様の操䜜にお反応及び取
出を行な぀た。その結果、取出時間2.5分取出
量4630g、取出率36.3にお分離効率が最良で
あり、その際の取出容噚K1に取出された反応混
合物の溶媒重量ポリマヌの比は1.2であ぀た。
又、埗られたポリマヌの察数粘床〔η〕は0.14で
あり、オリゎマヌ含有率は0.2であ぀た。この
ポリマヌの溶融粘床300℃、せん断速床200
秒を枬定するず73ポむズであり、真空䞭300℃
にお時間加熱凊理埌では69ポむズず若干䜎䞋し
たにすぎず、加熱凊理時に発生するH2及び
SO2の合蚈量も15ppmず非垞に少なか぀た。 〔実斜䟋 16〜18〕 実斜䟋の−トル゚ンスルホン酞ナトリりム
の代わりに分離剀ずしお衚に瀺す化合物を甚い
た以倖は実斜䟋ず同様の操䜜にお反応及び取出
を行な぀た。尚、取出時間は分離効率が最良であ
぀た時間を蚘した。
【衚】 【図面の簡単な説明】
図は実斜䟋に斌ける取出容噚K1ぞの取出
時間ず該K1に取出し暹脂液䞭の−メチルピロ
リドンポリマヌ量の比及びオリゎマヌ成分含有
率察ポリマヌずの関係を瀺すグラフである。

Claims (1)

    【特蚱請求の範囲】
  1.  アミド系極性溶媒䞭で、ポリハロ芳銙族化合
    物ずスルフむド化剀ずを反応せしめた埌、有機ス
    ルホン酞金属塩、有機カルボン酞金属塩、倚䟡ア
    ルコヌル類、ハロゲン化リチりム及びリン酞アル
    カリ塩から遞ばれる少なくずも䞀皮を添加し、次
    いで䜎分子量ポリマヌの濃厚局ずオリゎマ
    ヌの濃厚局ずからなる生成暹脂液から該局
    又は該局を分別するこずを特城ずす
    るポリアリヌレンスルフむドポリマヌの補造方
    法。
JP59232799A 1984-11-05 1984-11-05 アリ−レンスルフむドポリマ−の補造方法 Granted JPS61111329A (ja)

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