JPH0574221U - 自走施肥機の施肥ノズル支持装置 - Google Patents

自走施肥機の施肥ノズル支持装置

Info

Publication number
JPH0574221U
JPH0574221U JP1354792U JP1354792U JPH0574221U JP H0574221 U JPH0574221 U JP H0574221U JP 1354792 U JP1354792 U JP 1354792U JP 1354792 U JP1354792 U JP 1354792U JP H0574221 U JPH0574221 U JP H0574221U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
fertilizer application
application nozzle
nozzle
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1354792U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2552083Y2 (ja
Inventor
清 高城
正勝 林
善久 百合野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP1354792U priority Critical patent/JP2552083Y2/ja
Publication of JPH0574221U publication Critical patent/JPH0574221U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552083Y2 publication Critical patent/JP2552083Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fertilizing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 棒状の施肥ノズルを上下のクランク軸で支持
して土中への進退と土中へ進入した施肥ノズルの損傷を
防止するために、施肥ノズルを前後に揺動可能とし、こ
の施肥ノズルが傾動した後の戻しバネ構造を簡単にした
装置を提供する。 【構成】 施肥機フレーム1aに上下2軸のクランク軸
6a,6bを支持し、そのクランク軸と棒状の施肥ノズ
ル5aとをクランクアーム6dによって上下に変形円運
動可能に連結すると共に、下側のクランク軸6bのクラ
ンクアーム6dに設けたクランクピン6eを施肥ノズル
5aに設けたブラケット8bの長孔8aに係合させ、施
肥ノズル5aの両側に軸方向へ伸びる2枚の板バネ8c
の一端を固定し、その2枚の板バネ8cの他端をクラン
クピン6eの両側に対向させて設けた自走式施肥機の施
肥ノズル支持装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は走行しながら土中に施肥ノズルを差し込み、肥料を注入する形式の 自走施肥機に関し、特に、その施肥ノズルの支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
上記のように、走行しつゝ施肥ノズルを土中に突き差して液体状、あるいはペ ースト状の肥料を施す自走施肥機は既に知られており、この装置は施肥ノズルを 上下のクランク軸で支持してこの施肥ノズルに変形した円運動を与え、この施肥 ノズルが前方から後方へ移動するとき土中へ突き刺して施肥を行ない、施肥機が 走行する速度とノズルを後方へ送る速度を可及的に一致させるものが提案されて いる。
【0003】 また、そのようなものにおいて、施肥機の走行速度とクランク軸の周速度との 速度差によって施肥ノズルが曲げられるのを防ぐため、施肥ノズルに前後方向の 曲げ力が作用したとき、それをクランク軸に対して前後方向へ傾動させるように している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、そのようなものでは、上記速度差によって施肥ノズルが前後方 向へ回動した場合、ノズルが土中から引き上げられた後に中立位置へ復帰させる ためのばねを備えているが、その構造が複雑でそのばねの張力、すなわち、施肥 ノズルの復帰力を調節するのも容易でなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記した不具合を解消し、構造が簡単で復帰力の調節が容易な施肥 ノズルの支持装置を提供することを目的とするもので、施肥機フレーム1aに上 下2軸のクランク軸6a、6bを支持し、そのクランク軸と棒状をなす施肥ノズ ル5aとをクランクアーム6dによって上下に変形円運動可能に連結すると共に 、下側のクランク軸6bのクランクアーム6dに設けたクランクピン6eを施肥 ノズル5a側に設けたブラケット8bの長孔8aに係合させ、前記施肥ノズル5 aの両側に軸方向へ伸びる2枚の板バネ8cの一端を固定し、その2枚の板バネ 8c、8cの他端を前記クランクピン6eの両側に対向させて設けてなる自走施 肥機の施肥ノズル支持装置である。
【0006】
【作 用】
チェーンケース7hの上下に設けたクランク軸6a、6bが連動して回転する とき、下側のクランク軸6bのクランクピン6eは施肥ノズル5aに設けた2枚 の板バネ8cのいずれかを押圧して施肥ノズル5aに円運動を行わせる。この円 運動する中で施肥ノズル5aが土中へ進出すると、機体の走行速度と施肥ノズル 5aの周速度との速度差が生ずるが、この場合には板バネ8cが撓んで施肥ノズ ル5aが傾動する。また、施肥ノズル5aが上昇を開始して土中より上方へ退去 すると、その板バネ8cの弾力により施肥ノズル5aは傾動する前の姿勢に復帰 する。
【0007】
【実 施 例】
以下、図示の実施例によってこの考案を説明する。図中、1は自走式の施肥機 であり、この施肥機1は施肥機フレーム1aの前方のゲージ輪2と後方の駆動輪 3とによって支持されている。すなわち、施肥機フレーム1aは伸縮筒1bを介 してゲージ輪2を支持する前後フレーム1cと、駆動輪3を支持する変速機ケー ス3a、およびエンジン4を支持するエンジン支持枠4aとで構成されている。 なお、伸縮筒1bは上端の図示されていないが、ネジグリップが設けられており 、これを操作してゲージ輪2を昇降させて施肥ノズル5aとの相対的な距離を調 整して施肥深さを設定するように構成されている。
【0008】 前後フレーム1cは前後方向に伸びる水平部とその前端から直角に上方へ伸び る垂直部とからなり、前記水平部の中央には4個の個別ポンプからなる肥料ポン プ5が支持され、垂直部には肥料ポンプ5から送られる肥料を左右の施肥ノズル 5aへ分配する分配器5bと上下に配された2本のクランク軸6a、6bとが支 持されている。この施肥機フレーム1aの垂直部には後方に伸びるサブフレーム 1d、1eが設けられており、このサブフレーム1d、1eは後述する動力駆動 用のプーリを軸支するものである。
【0009】 施肥機フレーム1aの方向に斜め上方向に延長されている変速機ケース3aの 上端部に操向ハンドル3bを支持しており、その前側に設けた断面がL形の2枚 のエンジン支持枠4a上にエンジン4を搭載している。4bはエンジン上方に設 けた肥料タンクで、その中央部に設けた透孔に燃料タンク4cを設けている。 次に、肥料ポンプ5、分配器5bなどによる肥料の給送や、施肥ノズル5aの 昇降のための動力の伝達方法について説明する。
【0010】 すなわち、エンジン4の回転はVベルト7aを介して後方の変速機ケース3a と第1中間軸7bに伝えられ、この第1中間軸7bからチェーン7cを介して下 方の肥料ポンプ5と上方の第2中間軸7dとが駆動される。また、第2中間軸7 dの回転はチェーン7eを介して第3中間軸7fへ伝えられ、そこから前記分配 器5bと下側のクランク軸6bとが駆動される。なお、上側のクランク軸6aは チェーンケース7hを介して下側のクランク軸6bによって駆動されるようにな っている。
【0011】 次に、肥料タンク4bに収容された肥料を施肥ノズル5aへ給送する給送手段 について説明する。 肥料タンク4bは下面に接続された太いパイプ5cによって肥料ポンプ5の吸 入側に連結されている。図2で示すように、肥料ポンプ5の吐出側には個別のポ ンプ毎に切換弁5dを介して分配器5bへ向かう送り管5eと肥料タンク4bへ 還流する還り管5fとが接続されている。この分配器5bへ送られた肥料は左右 2本の給送管5hによって施肥ノズル5aへ給送されるように構成されている。
【0012】 こゝで、この考案に係る施肥ノズル5aの昇降機構8について説明する。 昇降機構8は図3及び図4で示すように、施肥機フレーム1aに支持させた上 下2軸のクランク軸6a、6bを含み、両クランク軸6a、6bは軸部とクラン クアーム6d、およびクランクピン6eとを有する。そして、上下のクランク軸 6a、6bと施肥ノズル5aとは前記クランクピン6eを介して円運動可能に連 結され、特に、下側のクランクアーム6dに設けたクランクピン6eと施肥ノズ ル5aとは長孔8aを備え、施肥ノズル5a側に設けたブラケット8bを介して 連結されている。その結果、図3において仮想線で示した右半分において示すよ うに、施肥ノズル5aが上側のクランクピン6aを軸にして前後に傾動可能とな っている。
【0013】 施肥ノズル5aに沿って前後に2枚の復帰用の板バネ8c、8cが設けられて おり、施肥ノズル5aが土中へ進出して傾動したのち、あるいは土中から脱した ときに中立位置へ復帰させるものである。すなわち、復帰用の板バネ8c、8c は施肥ノズル5aを挟んで支持され、且つ、上端をボルト止めされており、その 下端部が前記クランクピン6eの側面に対向するよう設定されている。
【0014】 なお、この例では図4に示すように、板バネ8cは上部から下方へ向けて徐々 に板の幅を減じる逆三角形をなし、全体として等応力梁として構成してあり、変 位の大きさに対する板バネの長さを最少にするよう配慮してある。また、図5に 示す8dは、板バネ8cの下端部の偏りがないようにするストッパである。 なお、この実施例では図3中、実線で示すように、板バネ8cの下端部とクラ ンクピン6eとの間に若干の隙間を介在させてあるが、この形態は必ずしも必要 ではなく、予圧を以て当接させておいてもよい。また、この実施例では板バネ8 cはブラケット8bの上側において施肥ノズル5aに支持されているが、上下を 入れ換えてブラケット8bの下側に支持し、上方へ向けて延長させても何ら支障 がないことは勿論のことである。
【0015】 この考案に係る装置は前記のように構成されているので、施肥機1の走行中に 施肥ノズル5aが土中へ進出し上側のクランクピン6eを軸として回動すると、 下側のクランクピン6eは前記長孔8a内を中立位置から一端へ向けて移動し、 その結果、図3において仮想線で示す右半分のように板バネ8cの一方が曲げら れる。そこで、施肥機1が引き続き進行して施肥ノズル5aが土中から脱すると この施肥ノズル5aは板バネ8cの弾力で左半分に示す当初の姿勢へ復帰する。
【0016】 ゲージ輪2は図4で示すように、左右一対の2個で構成され、それらは上部が 互いに接近する方向に倒れており、いわゆる逆キャンバ角αがつけられてトーア ウトに構成されている。このようにゲージ輪3を施肥機フレーム1aの伸縮筒1 bに支持された部材に取付けることによって施肥ノズル5aが土中へ突き刺さる ときの反力を反対側のゲージ輪2で支承し、前記反力によって車体が揺動するの を防止している。また、この実施例のようにゲージ輪2と施肥ノズル5aとを機 体の内外に配置させると、両者を接近させて配置することができ、施肥深さを安 定させることができる。
【0017】 なお、図1及び図2に示すように複数の肥料ポンプ5に対して1個の切換バル ブ5dを設けることによってこのポンプ5を回したままで肥料のON,OFFが 可能となり、また、肥料の戻しの割合が確実で、施肥量の変化に多段に対応する ことができる。更に、不要の肥料を分配器5bに供給する前に肥料タンク4bに 戻すことができ、肥料の流れを円滑にすることができる。
【0018】
【考案の効果】
この考案に係る自走式施肥機の施肥ノズル支持装置は、施肥機フレーム1aに 上下2軸のクランク軸6a、6bを支持し、そのクランク軸と棒状をなす施肥ノ ズル5aとをクランクアーム6dによって上下に変形円運動可能に連結すると共 に、下側のクランク軸6bのクランクアーム6dに設けたクランクピン6eを施 肥ノズル5a側に設けたブラケット8bの長孔8aに係合させ、前記施肥ノズル 5aの両側に軸方向へ伸びる2枚の板バネ8cの一端を固定し、その2枚の板バ ネ8c、8cの他端を前記クランクピン6eの両側に対向させて設けて構成され ている。
【0019】 従って、施肥ノズル5aを所定の位置に復帰させる板バネ8cのストッパーが 不要であり、構成が極めて簡単である。そしてこの板バネ8cの厚さや枚数を変 えることによって施肥ノズル5aの復元力を調節することもできる。 また、この施肥ノズル5aで土中に入って傾斜したとき、ブラケット8bの長 孔8aの範囲に傾斜できるので、この施肥ノズル5aに大きな負荷がかかること がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走施肥機の側面図である。
【図2】肥料の給送系統図である。
【図3】施肥ノズルの支持構造の拡大側面図である。
【図4】自走施肥機の正面図である。
【図5】施肥ノズルの復帰バネの部分を拡大して示す斜
視図である。
【符号の説明】
5a 施肥ノズル 6a 上側のクランク軸 6b
下側のクランク軸 6d クランクアーム 6e クランクピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施肥機フレーム1aに上下2軸のクラン
    ク軸6a、6bを支持し、そのクランク軸と棒状をなす
    施肥ノズル5aとをクランクアーム6dによって上下に
    変形円運動可能に連結すると共に、下側のクランク軸6
    bのクランクアーム6dに設けたクランクピン6eを施
    肥ノズル5a側に設けたブラケット8bの長孔8aに係
    合させ、前記施肥ノズル5aの両側に軸方向へ伸びる2
    枚の板バネ8cの一端を固定し、その2枚の板バネ8
    c、8cの他端を前記クランクピン6eの両側に対向さ
    せて設けてなる自走施肥機の施肥ノズル支持装置。
JP1354792U 1992-03-16 1992-03-16 自走施肥機の施肥ノズル支持装置 Expired - Fee Related JP2552083Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1354792U JP2552083Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自走施肥機の施肥ノズル支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1354792U JP2552083Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自走施肥機の施肥ノズル支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0574221U true JPH0574221U (ja) 1993-10-12
JP2552083Y2 JP2552083Y2 (ja) 1997-10-27

Family

ID=11836190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1354792U Expired - Fee Related JP2552083Y2 (ja) 1992-03-16 1992-03-16 自走施肥機の施肥ノズル支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552083Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2552083Y2 (ja) 1997-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0574221U (ja) 自走施肥機の施肥ノズル支持装置
EP1241086A2 (de) Zweibeinstütze für ein Zweirad
JP4036451B2 (ja) ブームスプレーヤ
JPS6124020Y2 (ja)
JP3775897B2 (ja) 施肥機
JPH0623404U (ja) 自走式畑作作業機
JPH0939855A (ja) 作業機の走行装置
JP3465159B2 (ja) 伸縮ブーム装置
JPH11215904A (ja) 施肥ノズル装置
JP7285730B2 (ja) ブームスプレーヤ
JPS6019530Y2 (ja) 液体地下注入機における注入部の作動装置
JP2688059B2 (ja) 履帯式走行車両における履帯式走行装置の昇降装置
JP2000078918A (ja) 乗用田植機における植付部伝動構造
JP2002360025A (ja) 施肥機における肥料の繰出し量調節機構
JP2507746Y2 (ja) 液体散布装置
JPH08280314A (ja) 薬液散布車
JPH0644327Y2 (ja) 歩行型田植機の左右車輪スイング機構
JPH0139137Y2 (ja)
JPS5831507Y2 (ja) 薬剤「さん」布車
JPH04252131A (ja) マルチ同時土壌消毒作業機
JP2006304648A (ja) 田植機の代掻き用回転体
JPS6332564Y2 (ja)
JPH052978Y2 (ja)
JPH11289823A (ja) 苗移植機
JPS646654Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees