JP2002360025A - 施肥機における肥料の繰出し量調節機構 - Google Patents

施肥機における肥料の繰出し量調節機構

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場にノズルを挿入して肥料を所定間隔で施
肥する施肥機における容易な肥料の繰出し量調節機構を
提供することを課題としている。 【解決手段】 施肥用のノズル7と、該ノズル7に肥料
を繰り出す繰出装置9L,9Rを駆動する繰出駆動装置
16が、繰出装置9L,9Rのロッド12をピストン運
動せしめるように揺動されるアーム18L,18Rと、
アーム18L,18Rの揺動によってロッド12側と当
接する当接部26が取り付けられ、アーム18L,18
Rに揺動自在に連結された作動リンク19L,19R
と、作動リンク19L,19Rのアーム18L,18R
に対する揺動角度を維持するように作動リンク19L,
19Rとアーム18L,18Rとを連結せしめる連結リ
ンク21とを備え、上記アーム18L,18Rに連結リ
ンク21との連結用の連結孔37を複数設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圃場にノズルを挿
入して肥料を所定間隔で施肥する施肥機における肥料の
繰出し量調節機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来施肥用のノズルと、該ノズルに肥料
を繰り出す繰出装置と、該繰出装置を駆動する繰出駆動
装置とを備えた施肥機が知られており、該施肥機とし
て、上記繰出装置が図7に示されるように、ピストン運
動自在なロッド(ピストンロッド)aを備えたポンプp
からなり、繰出駆動装置が間欠的に所定範囲の上下揺動
を行うアームcからなり、アームcに設けられたローラ
(当接部)Rが、アームcの揺動範囲においてピストン
ロッドa側と当接して、ピストンロッドaをピストン運
動させることによりポンプpを間欠的に駆動して、ノズ
ルから肥料を断続的に排出せしめるものが公知となって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方上記(図7)の繰
出駆動装置の場合、アームcの揺動開始からローラRが
ロッドa側と当接するまでの期間(揺動角度)を調節す
ることによってピストンロッドaのストロークが変更さ
れるため、これによりポンプpからの肥料の突出量を変
更することができる。
【0004】このためピストンロッドaの端部からはロ
ーラR側にボルトBが突設されており、ボルトBの突出
長さを変更することにより、アームcの揺動開始からロ
ーラRがロッドa側(ボルトヘッドH)と当接するまで
の期間(揺動角度)を調節してポンプpからの肥料の突
出量を変更するように構成されている。しかし肥料の吐
出量を任意に変更するためのボルトBの長さ調節は比較
的煩雑であり、より容易な肥料の繰出し(吐出)量調節
機構が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の施肥機における肥料の繰出し量調節機構は、
施肥用のノズル7と、該ノズル7に肥料を繰り出す繰出
装置9L,9Rと、該繰出装置9L,9Rを駆動する繰
出駆動装置16とを備え、上記繰出装置9L,9Rがピ
ストン運動自在なロッド12を備えるとともに、該ロッ
ド12のピストン運動によって駆動され、ピストン運動
のストロークに応じて肥料の繰り出し量が変更される構
造であり、繰出駆動装置16が繰出装置9L,9Rに対
して揺動自在に軸支されたアーム18L,18Rを備え
るとともに、該アーム18L,18R側にロッド12と
の当接部26を備え、アーム18L,18Rの揺動経路
内において当接部26がロッド12側に接衝することに
よってロッド12をピストン運動せしめる構造であり、
繰出装置9L,9Rを断続的に駆動することによって、
ノズル7から肥料を断続的に排出せしめる施肥機におい
て、繰出駆動装置16が、当接部26が取り付けられ、
アーム18L,18Rに揺動自在に連結された作動リン
ク19L,19Rと、作動リンク19L,19Rのアー
ム18L,18Rに対する揺動角度を維持するように作
動リンク19L,19Rとアーム18L,18Rとを連
結せしめる連結リンク21とを備え、上記アーム18
L,18Rに連結リンク21との連結用の連結孔37
を、ロッド12側に対する当接部26の揺動開始位置を
変更せしめて肥料の繰り出し量を調節せしめるように複
数設けたことを第1の特徴としている。
【0006】またロッド12側に対する当接部26の揺
動開始位置が、アーム18L,18Rの全揺動範囲にお
いて当接部26とロッド12側との当接が行われない位
置となり、肥料の繰り出しを停止せしめる連結孔37c
を設けたことを第2の特徴としている。
【0007】さらにアーム18L,18Rを上下揺動自
在に軸支し、全ての連結孔をアーム18L,18Rの揺
動支点軸17L,17Rの上方に配置したことを第3の
特徴としている。
【0008】そして少なくとも肥料の繰り出し停止用の
連結孔37cを除く連結孔37を、複数の列状に配置
し、各列38F,38Rを傾斜せしめたことを第4の特
徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を応用した畑作や野菜
等用の圃場に施肥を行う施肥機の1実施形態について説
明する。図1は本発明の施肥機の左側面図であり、機体
5の構成ベースとなる機体フレーム1の前方にはエンジ
ン2が配設されており、該エンジン2の後方からは下方
に向かってミッションケース3が設けられ、該ミッショ
ンケース3を介して、ミッションケース3の下方に軸支
された左右の車輪4に駆動力が伝達される構造となって
いる。
【0010】一方エンジン2の後方にはミッションケー
ス3側から駆動力が入力される駆動ケース6が機体フレ
ーム1側に取り付けられており、該駆動ケース6の左右
両側には、駆動ケース6側からの駆動力によって上下昇
降駆動せしめられる施肥用のノズル7が設けられてい
る。このとき左右のノズル7は一方のノズル7が下死点
に位置すると他方のノズル7が上死点となるように18
0°の位相ずれで昇降せしめられる。
【0011】さらに上記エンジン2の上方には液肥等の
流動性肥料が充填された肥料タンク8が設けられてお
り、加えて上記駆動ケース6の後方には上記肥料タンク
8から肥料を繰り出す繰出装置(ポンプ)9が各ノズル
7に対応して左右にそれぞれ設けられている。そして肥
料タンク8と両ポンプ9の入力部とが入力ホースを介し
て連結されている。
【0012】また各ポンプ9の出力部と各ポンプ9に対
応する左右いずれかのノズル7とはそれぞれ出力ホース
11を介して連結されており、これにより左側のポンプ
9の駆動によって流動性肥料を肥料タンク8から繰り出
して左側のノズル7に送り、右側のポンプ9の駆動によ
って流動性肥料を肥料タンク8から繰り出して右側のノ
ズル7に送り、各々のノズル7から流動性肥料を排出さ
せることが可能となっている。
【0013】なお上記各ポンプ9は、上面から昇降自在
にロッド12が突出せしめられており、該ロッド12を
ピストン運動せしめることにより駆動される構造となっ
ている。このときポンプ9の駆動による流動性肥料の繰
出(吐出)量はロッド12のピストン運動のストローク
により変化し、ストロークの長さに比例して吐出量が増
加する。
【0014】本発明の施肥機は以上に示すような構造と
なっており、車輪4を駆動しながら作業者が後方に突出
するハンドル13を持って左右の車輪4で畝を挟持する
ように機体5を走行させるとともに、駆動ケース6やポ
ンプ9等を駆動することによって、機体5の走行に伴っ
てノズル7を昇降せしめ、左右のノズル7を所定間隔で
圃場(畝の左右部分)に左右交互に挿入し、畝の左右に
所定間隔で流動性肥料を点状に注入施肥する点注施肥を
行うことができる。
【0015】なお両ポンプ9は後述するポンプ駆動装置
によって間欠的(断続的)に同期して駆動され、ノズル
7の下端が圃場内(土中)に位置するノズル7の下死点
で各ノズル7から流動性肥料を排出せしめるように構成
されている。また機体5の後方にはゲージ輪14が自由
回転自在に設けられており、点注施肥深さ(ノズル7の
挿入深さ)を調節することができる。
【0016】次に図2,図3に従い、上記ポンプ駆動装
置16の構造と作動について説明する。駆動ケース6の
左右両側面6L,6Rからはそれぞれ独立した駆動軸1
7L,17Rが突出せしめられており、各駆動軸17
L,17Rの駆動ケース6からの突出端部には、後方
(ポンプ9側)に延び出る板状のプレートからなるアー
ム18L,18Rが一体的に取り付けられている。
【0017】そして各アーム18L,18Rの後端側に
は作動リンク19L,19Rの一端が揺動自在に軸支さ
れており、該作動リンク19L,19Rの他端は調節リ
ンク21を介して再度アーム18L,18Rに、アーム
18L,18Rと作動リンク19L,19Rとの連結点
とは異なる連結点を介して連結されている。このとき作
動リンク19L,19Rは左右一対のプレート22によ
り構成されており、左右のプレート22がピン23F,
23Rを介して連結された構造となっている。
【0018】なお各ピン23F,23Rはアーム18
L,18R及び連結リンク21との連結用の軸を兼ねて
おり、特にアーム18L,18Rは両プレート22間に
おいて、両プレート22を前方側で連結するピン23F
を介して作動リンク19L,19Rと連結されている。
【0019】上記構成によりアーム18L,18Rと作
動リンク19L,19Rと連結リンク21とにより、駆
動ケース6の左右にリンク装置24L,24Rが形成さ
れ、左右の駆動軸17L,17Rに支持されており、左
右のポンプ9L,9Rに対応せしめられている。なお駆
動軸17L,17Rは駆動ケース6に回転(回動)自在
に軸支されており、つまり上記リンク装置24L,24
Rは駆動軸17L,17Rを軸芯(中心)として駆動ケ
ース6に対して上下揺動自在に支持されている。
【0020】また両リンク装置24L,24Rの作動リ
ンク19L,19Rの両連結点(ピン23F,23R)
間には、両プレート22間においてローラ26が軸支さ
れており、該ローラ26はリンク装置24L,24Rと
一体的に上下揺動する。
【0021】そして左右のローラ26は、それぞれ対応
するポンプ9Lまたは9Rのロッド12のほぼ直上に配
置されており、上記リンク装置24L,24Rの揺動に
よるローラ26の揺動時にローラ26がロッド12の上
面側と当接するように、アーム18L,18R及び各リ
ンク19L,19R,21等が設定されている。なおロ
ッド12の上端面からは上方にボルト27が突設されて
おり、リンク装置24L,24Rの揺動時には、このボ
ルト27のヘッド27Hにローラ26が当接する。
【0022】一方各駆動軸17L,17Rにおける駆動
ケース6内の端部には前後方向に駆動アーム28L,2
8Rが取り付けられており、各駆動アーム28L,28
Rの前端部側には一体的に左右方向の軸29L,29R
が軸支されている。そして各軸29L,29Rにはラジ
アルベアリング31L,31Rが回転自在に取り付けら
れている。
【0023】また上記ベアリング31L,31Rの下方
にはミッションケース3側からの駆動力により回転駆動
せしめられる中継軸32が軸支されており、該中継軸3
2には左右のベアリング31L,31Rに対応して左右
にカム33L,33Rが一体的に軸支されている。
【0024】そして両カム33L,33Rは周面(カム
面)34がベアリング31L,31Rの外周と接してお
り、中継軸32の回転に伴って周期的にベアリング31
L,31Rを上下方向に移動せしめる。これにより駆動
アーム28L,28Rは駆動軸17L,17Rを支点
に、初期位置から所定角度上方に揺動して再度初期位置
に戻るというサイクルの上下揺動が周期的に行われる。
【0025】このとき駆動アーム28L,28Rと駆動
軸17L,17Rとは一体的であるため、駆動軸17
L,17Rは所定の角度の揺動を駆動アーム28L,2
8Rと一体的に所定の周期で行い、これによりリンク装
置24L,24R(ローラ26)が、初期位置から所定
角度下方に揺動して再度初期位置に戻るというサイクル
の上下揺動を周期的に行い、すなわちリンク装置24
L,24Rが所定の周期で間欠的に所定の角度揺動せし
められ、間欠的なリンク装置24L,24Rの1サイク
ルの揺動範囲内においてローラ26とボルトヘッド27
Hとが所定期間当接する。
【0026】そしてローラ26とボルトヘッド27Hと
が当接すると、ローラ26が揺動の下限(下死点)に進
むまでロッド12が押し下げられ、ローラ26が揺動下
限から上方(上死点側)に揺動するに従いロッド12が
復帰し、ローラ26が揺動上限位置(初期位置)に戻る
まで(遅くともローラ26が初期位置に戻るまで)には
ロッド12が初期位置に戻る。
【0027】すなわち以上のようにリンク装置24によ
ってロッド12がピストン運動せしめられ、このとき上
記ローラ26(リンク装置24L,24R)の1サイク
ルの揺動が間欠的に行われるため、ポンプ9L,9Rは
間欠的に駆動される。
【0028】なおローラ26は、平面視においてローラ
26の中心線がアーム18L,18Rの中心線の延長線
上に重複するように両プレート22に支持されて配置さ
れており、これによりロッド12(ボルトヘッド27
H)を押す際の反力を、両プレート22に軸支されたロ
ーラ26の支持軸36側において安定して受けることが
でき、すなわちロッド12を安定して押し下げることが
できる。
【0029】特に作動リンク19L,19Rはアーム1
8L,18R及び連結リンク21との連結軸(ピン23
F,23R)が両プレート22により両持ち状態となっ
ているため、荷重バランスに優れ、ロッド12の押し力
を安定してロッド12側に伝達することができ、また反
力も安定して受けることができる。
【0030】一方アーム18L,18Rと連結リンク2
1とは、アーム18L,18Rにおける駆動軸17L,
17Rの上方側に複数形成される連結用の孔(連結孔)
37を介してピン等により行われ、連結に使用する連結
孔37を変更することにより、作動リンク19L,19
Rのアーム18L,18Rに対する角度を変更し、ポン
プ9L,9Rに対するローラ26の高さ(揺動の初期位
置)を変更することができる。
【0031】すなわち連結リンク21を連結せしめる連
結孔37を変更することによってローラ26の高さ方向
の位置が変更され、リンク装置24L,24Rの揺動上
限におけるローラ26とロッド12との高さ方向の位置
関係が変更され、リンク装置24L,24Rの揺動開始
からローラ26とボルトヘッド27Hとが当接するまで
の期間(揺動角度)を変更することができる。
【0032】なお本実施形態において連結孔37は、上
下の複数(本実施形態においては3個)の連結孔37が
斜め後方に広がるように列をなし、2列の連結孔列38
F,38Rが前後方向に形成せしめられている。
【0033】これにより例えば左側のリンク装置24L
の場合、図4に示されるように連結リンク21の端部を
後列の連結孔列38Rの最下段の連結孔37aを介して
アーム18Lと連結するとローラ26の高さが連結孔3
7による調節範囲内において最も低位置となり、図5に
示されるように、連結リンク21の端部を前列の連結孔
列38Fの最上段の連結孔37bを介してアーム18L
に連結すると、ローラ26の高さは連結孔37の調節範
囲内において最も高位置となる。
【0034】そしてローラ26の位置が上記最低位置の
場合は、連結孔37による調節範囲内において、リンク
装置24Lの揺動開始からローラ26とボルトヘッド2
7Hとが当接するまでの時間が最も短くなり、リンク装
置24Lの揺動開始から最も小さな角度の揺動によって
(最も早い時期に)ローラ26とボルトヘッド27Hと
が当接する。これによりローラ26の揺動範囲において
ローラ26とボルトヘッド27Hとの当接期間(時間)
が最も長くなり、全揺動角度に対して最も大きな範囲で
ローラ26とボルトヘッド27Hとが当接する。
【0035】なお図4に示されるように、ローラ26の
高さが最も低位置となる場合、リンク装置24が揺動上
限姿勢Uであるときに、ローラ26とボルトヘッド27
Hとが当接(ロッド12を押し込んではいない)するよ
うに設定することによって、リンク装置24の揺動上限
姿勢Uから揺動下限姿勢Dまでの全ての揺動範囲でロー
ラ26とボルトヘッド27Hとを当接せしめることも可
能である。
【0036】またローラ26の位置が上記最高位置の場
合は、連結孔37による調節範囲内において、リンク装
置24Lの揺動開始からローラ26とボルトヘッド27
Hとが当接するまでの時間が最も長くなり、リンク装置
24Lの揺動開始(揺動上限姿勢U)から最も大きな角
度の揺動によって(最も遅い時期に)ローラ26とボル
トヘッド27Hとが当接する。
【0037】これによりリンク装置24の揺動上限姿勢
Uから揺動下限姿勢Dまでの全ての揺動範囲においてロ
ーラ26とボルトヘッド27Hとの当接期間(時間)が
最も短くなり、全揺動角度に対して最も小さな範囲でロ
ーラ26とボルトヘッド27Hとが当接する。
【0038】以上によりローラ26の高さ調節によっ
て、ローラ26とボルトヘッド27Hとの当接期間、す
なわちロッド12のピストン運動のストロークが調節さ
れ、ポンプ9からの流動体肥料の吐出量が調節され、上
記連結孔37を使用したローラ26の高さ調節の範囲に
おいては、ローラ26の最低高さにおいてロッド12が
最も長いストロークYmaxでピストン運動せしめられ、ポ
ンプ9からの流動性肥料の吐出量が最大となり、ローラ
26の最高高さにおいてロッド12が最も短いストロー
クYminでピストン運動せしめられ、ポンプ9からの流動
性肥料の吐出量が0以上(0ではないという意味)の最
小となる。
【0039】つまりポンプ駆動装置16は、以上に示さ
れるように、中継軸32,左右のカム33L,33R,
左右のベアリング31L,31R,左右のローラ26,
左右のアーム28L,28R,左右の駆動軸17L,1
7R,左右のリンク装置24L,24R等により構成さ
れており、リンク装置24L,24Rにおける連結リン
ク21とアーム18L,18Rとの連結位置(連結孔3
7)を変更調節してローラ26の高さ調節を行うことに
より、流動性肥料の吐出量を上記最大吐出量から最小吐
出量の範囲内で変更調節することができる構造となって
いる。
【0040】なお左右のカム33L,33Rは異なる位
相となるように設定されており、左右のポンプ9L,9
Rの駆動時期、換言すると流動性肥料の吐出時期がお互
いに異なり、各ポンプ9L,9Rに対応するノズル7の
下死点でノズル7から流動性肥料を排出せしめるように
構成されている。
【0041】そして各カム33L,33Rは、カム面3
4の形状によって各カム33L,33Rに対応するポン
プ9L,9Rの駆動を、ノズル7が下死点に位置する際
に流動性肥料を排出させるようにノズル7の昇降にシン
クロ(同期)せしめ、左右のカム33L,33Rの位相
ズレによって左右のポンプ9L,9Rの駆動をシンクロ
せしめている。
【0042】ポンプ駆動装置16は以上のように構成さ
れており、ポンプ9の吐出量調節は上記のように連結リ
ンク21のアーム18L,18Rとの連結点(連結リン
ク21を支持せしめる連結孔37)を変更することによ
り容易に行うことができ、従来のように流動性肥料の吐
出量調節のために、ボルト27のロッド12の端面から
の突出高さ調整等をシビアに行う必要がない。
【0043】このためポンプ9の吐出量調節の変更操作
が容易であるだけでなく、左右のポンプ9L,9Rの吐
出量を合わせる場合であっても、左右のリンク装置24
L,24Rの連結リンク21を同じ位置の連結孔37を
介してアーム18L,18Rに連結せしめることにより
容易に行うことができ、また左右のポンプ9L,9Rの
吐出量を任意に異なるようにすることも容易にできる。
【0044】なお本実施形態においては各連結孔37が
リンク装置24L,24Rの回動支点軸となる駆動軸1
7L,17Rの上方側に配置されており、連結孔37の
周囲に連結孔37を変更する際の調節作業の妨げになる
パーツ等が少なく、調節作業(連結孔37の変更作業)
をより容易に行うことができる。
【0045】一方前述のように連結孔列38F,38R
が斜めに2列に配列されているため、ローラ26の高さ
調節の調節範囲を大きくとる場合であっても、連結孔3
7を左右や上下方向に直線状に配置する場合に比較し
て、連結孔37の配置スペースが小さくなり、且つ各連
結孔37を比較的短いピッチで配置することができる。
これによりアーム18L,18Rをコンパクトに形成す
ることができ、且つコンパクトなアーム18L,18R
に形成される多数の連結孔37によって、より広い調節
範囲内に比較的多くの調節段を形成せしめることができ
る。
【0046】なお本実施形態においては、駆動軸17
L,17Rの軸芯と、連結リンク21とアーム18L,
18Rとの連結点(連結孔37)の軸芯と、連結リンク
21と作動リンク19L,19Rとの連結点(ピン23
R)の軸芯と、作動リンク19L,19Rとアーム18
L,18Rとの連結点(ピン23F)の軸芯とを側面視
において結ぶ直線は、前述のような各連結点の配置によ
り側面視において四角形をなしている。
【0047】これによりリンク装置24L,24Rが必
要以上に後方に突出することが無く、ポンプ9L,9R
の吐出量の調節機構(ポンプ駆動装置16におけるリン
ク装置24L,24R)がコンパクトに構成されてい
る。
【0048】一方上記のようにローラ26の高さ調節
(ポンプ9の吐出量調節)はリンク装置24L,24R
により行われ、特に本実施形態の場合アーム18L,1
8Rが後方に延び出ており、アームアーム18L,18
Rと作動リンク19L,19Rとの連結点(ピン23
F)が比較的後方に位置し、該連結点がロッド12側に
近接せしめられている。
【0049】このためローラ26の高さ調節を行った場
合、ローラ26はピン23Fを軸芯に揺動されるため、
ローラ26の前後の位置変位(ズレ)が小さく、全ての
調節範囲においてローラ26を概ねロッド12(ボルト
ヘッド27H)の直上近傍にすることができ、ローラ2
6とボルトヘッド27Hとの当接をより確実に行わせる
ことができ、上記のように円弧状の揺動軌跡に沿って上
下移動するローラ26とボルトヘッド27Hとの当接が
外れる等の不都合が防止される。
【0050】なお本実施形態においてはアーム18L,
18Rには前方の連結孔列38Fより前方であり、且つ
駆動軸17L,17Rより上方位置に、さらに連結孔3
7cが穿設されており、図6に示されるように、前記連
結孔37cを介して連結リンク21をアーム18L,1
8Rに連結させることによって、前記連結孔列38F,
38R内の連結孔37bを使用した最高位置よりさらに
高い位置にローラ26を配置することができ、ローラ2
6の全ての揺動範囲においてローラ26とロッド12
(ボルトヘッド27H)とを当接させないようにするこ
とができる。
【0051】すなわち連結リンク21を連結孔37cに
セットすることによって、リンク装置24Lの揺動開始
(揺動上限姿勢U)時のローラ26の高さが、上記連結
孔37bを使用する場合よりさらに高位置となり、これ
によりリンク装置24の揺動上限姿勢Uから揺動下限姿
勢Dまでの全ての揺動範囲においてローラ26とボルト
ヘッド27Hとが当接しない。
【0052】これによりポンプ駆動装置16を、停止さ
せることなく(駆動状態のまま)ロッド12をピストン
運動させない空打ち作動とすることができ、ポンプ駆動
装置16を左右のポンプ9L,9Rに対して左右のリン
ク装置24L,24Rにより独立して空打ちの設定する
ことができ、この空打ちの設定を流動性肥料の突出量の
調節と同様の方式により容易に行うことができる。
【0053】すなわち連結孔37cはポンプ駆動装置1
6を空打ち作動させる空打ち設定連結孔となっている。
なお本実施形態においては空打ち設定連結孔37cは連
結孔列38F,38Rから独立して設けられているが、
空打ち設定連結孔37cを連結孔列38F,38R内に
設けても良い。
【0054】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、繰出装置の繰出し量調節が繰出駆動装置におけ
る連結リンクのアームとの連結点(連結リンクを支持せ
しめる連結孔)を変更することにより容易に行うことが
できるという効果がある。
【0055】このとき当接部は、アームの揺動支点軸の
軸芯と、連結リンクとアームとの連結点(連結孔)の軸
芯と、連結リンクと作動リンクとの連結点の軸芯と、作
動リンクとアームとの連結点の軸芯とを結ぶ直線が、側
面視において四角形をなすリンク装置に支持され、これ
により当接部が必要以上に後方に突出することが無く、
繰出装置の繰出し量の調節機構はコンパクトに構成され
る。
【0056】一方連結孔として、アームの全揺動範囲に
おいて当接部とロッド側との当接が行われず、アームが
揺動しても肥料の繰り出しを行わない肥料の繰り出し停
止用の連結孔を設けることにより、繰出駆動装置を、停
止させることなくロッドをピストン運動させない空打ち
作動とすることができ、この空打ちの設定を肥料の繰出
し量の調節と同様の方式により容易に行うことができ
る。
【0057】また各連結孔を上下揺動するアームの揺動
支点軸の上方側に配置することによって、連結孔の周囲
に連結孔を変更する際の調節作業の妨げになるパーツ等
が少なくなり、調節作業(連結孔の変更作業)をより容
易に行うことができるという利点もある。
【0058】さらに少なくとも肥料の繰り出し停止用の
連結孔を除く連結孔(繰り出し量調節用の連結孔)を、
複数の列状に配置し、各列を傾斜せしめることによっ
て、上記連結孔を一直線状に配置する場合に比較して、
連結孔の配置スペースが小さくなり、且つ各繰り出し量
調節用の連結孔を比較的短いピッチで配置することがで
きる。
【0059】これによりアームをコンパクトに形成する
ことができ、且つコンパクトなアームに形成される多数
の繰り出し量調節用の連結孔によって、より広い調節範
囲内に比較的多くの調節段を形成せしめることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥機の側面図である。
【図2】ポンプ及びポンプ駆動装置部分の側面図であ
る。
【図3】ポンプ及びポンプ駆動装置部分の平断面図であ
る。
【図4】流動性肥料の吐出量が最大状態のポンプ駆動装
置の作動開始状態と、ポンプ駆動装置の揺動下死点状態
とを示した側面図である。
【図5】流動性肥料の吐出量が0より大きい最小状態の
ポンプ駆動装置の作動開始状態と、ポンプ駆動装置の揺
動下死点状態とを示した側面図である。
【図6】流動性肥料の吐出量が0であるポンプ駆動装置
の作動開始状態と、ポンプ駆動装置の揺動下死点状態と
を示した側面図である。
【図7】従来のポンプ及びポンプ駆動装置部分の側面図
である。
【符号の説明】 7 ノズル 9L 左側のポンプ(繰出装置) 9R 右側のポンプ(繰出装置) 12 ロッド 16 ポンプ駆動装置(繰出駆動装置) 17L 左側の駆動軸(揺動支点軸) 17R 右側の駆動軸(揺動支点軸) 18L 左側のアーム 18R 右側のアーム 19L 左側の作動リンク 19R 右側の作動リンク 21 連結リンク 26 ローラ(当接部) 37 連結孔 37c 空打ち設定連結孔(肥料の繰り出し停止用の連
結孔) 38F 前方連結孔列(連結孔の列) 38R 後方連結孔列(連結孔の列)
フロントページの続き (72)発明者 大島 和夫 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 永島 新治 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 秋鹿 修 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 石川 昌範 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 Fターム(参考) 2B052 BA04 BC04 BC10 EB03 EB14 FA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施肥用のノズル(7)と、該ノズル
    (7)に肥料を繰り出す繰出装置(9L),(9R)
    と、該繰出装置(9L),(9R)を駆動する繰出駆動
    装置(16)とを備え、上記繰出装置(9L),(9
    R)がピストン運動自在なロッド(12)を備えるとと
    もに、該ロッド(12)のピストン運動によって駆動さ
    れ、ピストン運動のストロークに応じて肥料の繰り出し
    量が変更される構造であり、繰出駆動装置(16)が繰
    出装置(9L),(9R)に対して揺動自在に軸支され
    たアーム(18L),(18R)を備えるとともに、該
    アーム(18L),(18R)側にロッド(12)との
    当接部(26)を備え、アーム(18L),(18R)
    の揺動経路内において当接部(26)がロッド(12)
    側に接衝することによってロッド(12)をピストン運
    動せしめる構造であり、繰出装置(9L),(9R)を
    断続的に駆動することによって、ノズル(7)から肥料
    を断続的に排出せしめる施肥機において、繰出駆動装置
    (16)が、当接部(26)が取り付けられ、アーム
    (18L),(18R)に揺動自在に連結された作動リ
    ンク(19L),(19R)と、作動リンク(19
    L),(19R)のアーム(18L),(18R)に対
    する揺動角度を維持するように作動リンク(19L),
    (19R)とアーム(18L),(18R)とを連結せ
    しめる連結リンク(21)とを備え、上記アーム(18
    L),(18R)に連結リンク(21)との連結用の連
    結孔(37)を、ロッド(12)側に対する当接部(2
    6)の揺動開始位置を変更せしめて肥料の繰り出し量を
    調節せしめるように複数設けた施肥機における肥料の繰
    出し量調節機構。
  2. 【請求項2】 ロッド(12)側に対する当接部(2
    6)の揺動開始位置が、アーム(18L),(18R)
    の全揺動範囲において当接部(26)とロッド(12)
    側との当接が行われない位置となり、肥料の繰り出しを
    停止せしめる連結孔(37c)を設けた請求項1の施肥
    機における肥料の繰出し量調節機構。
  3. 【請求項3】 アーム(18L),(18R)を上下揺
    動自在に軸支し、全ての連結孔をアーム(18L),
    (18R)の揺動支点軸(17L),(17R)の上方
    に配置した請求項1又は2の施肥機における肥料の繰出
    し量調節機構。
  4. 【請求項4】 少なくとも肥料の繰り出し停止用の連結
    孔(37c)を除く連結孔(37)を、複数の列状に配
    置し、各列(38F),(38R)を傾斜せしめた請求
    項1又は2又は3の施肥機における肥料の繰出し量調節
    機構。
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CN116830878A (zh) * 2023-08-21 2023-10-03 芜湖继月生态农业有限公司 一种水稻种植用生物有机肥施肥装置

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