JPH0573980A - 光デイスクドライブ装置の光ヘツド - Google Patents

光デイスクドライブ装置の光ヘツド

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JPH0573980A
JPH0573980A JP3233118A JP23311891A JPH0573980A JP H0573980 A JPH0573980 A JP H0573980A JP 3233118 A JP3233118 A JP 3233118A JP 23311891 A JP23311891 A JP 23311891A JP H0573980 A JPH0573980 A JP H0573980A
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JP
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optical
head
slider
optical disk
objective lens
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Application number
JP3233118A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sugano
哲夫 菅野
Akihiko Okamoto
明彦 岡本
Shuichi Honda
修一 本多
Masahiko Nakayama
昌彦 中山
Hideaki Kibune
英明 木船
Haruhiko Kono
治彦 河野
Takehide Ono
武英 大野
Takashi Ogawa
隆 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高さ方向の厚さが薄い光ヘッドを提供して装
置の小型化を図れるようにする。 【構成】 光ディスク21の回転時に流体動圧効果によ
ってディスク面21aから一定量浮上するスライダ23
を弾性部材であるジンバルバネ25を介してヘッド本体
24に揺動自在に取付け、そのスライダ23に対物レン
ズ22を固定すると共に、その対物レンズの光ディスク
21に対して反対側の凸曲面22aの中心部22bをヘ
ッド本体24に設けた光透過性部材26の平面部26a
に接触させることによって厚さの薄い光ヘッドにする。
そして、そのスライダ23の対物レンズ22の光軸を中
心とする位置にバイアス磁界発生コイル27を設けれ
ば、非常に厚さの薄い光磁気ヘッドにすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光ディスクドライブ
装置の光ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ヘッドを備えた光ディスクドラ
イブ装置としては、例えば特開平2−18720号公報
に記載されている図6に示すようなものがある。この装
置は、固定部にレーザ平行光Lを照射する光ピックアッ
プ1を固定し、その下方に先端側に光ヘッド3のスライ
ダ6を弾性部材(板バネ)12を介して取付けたキャリ
ッジ部を兼ねたヘッド本体4をコロ2によって矢示A方
向に移動自在に設け、そのヘッド本体4をボイスコイル
モータ5を駆動させることにより移動させて、光ヘッド
3を光ディスク10の半径方向(矢示A方向)に往復可
能にしている。
【0003】その光ヘッド3のスライダ6には、対物レ
ンズ8と磁界発生コイル9が一体に設けられていて、光
ピックアップ1から照射されたレーザ平行光Lが、ヘッ
ド本体4の先端上部に固定されている偏向プリズム11
により偏向されてスライダ6の対物レンズ8に入光し、
それが光ディスク10のディスク面に集光されて、その
反射光が再び対物レンズ8及び偏向プリズム11を通し
て光ピックアップ1に戻り、その内部に設けられている
検出部によって光ディスク内の情報が検出される。
【0004】そして、この光ディスクドライブ装置は、
光ディスク10が回転している間はスライダ6と光ディ
スク10との間の相互作用によってスライダ6に空力的
揚力が作用し、その流体動圧効果によりスライダ6がデ
ィスク面から一定量浮上する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光ディスクドライブ装置に設けられている光
ヘッドは、対物レンズと偏向プリズムとの間に所定のギ
ャップが必要なため光ヘッド全体の高さが高くなりがち
であり、装置全体の高さを低くして小型化を図ろうとし
てもそれは困難であった。
【0006】したがって、特にリムーバブル光ディスク
の場合には、光ディスクを収納しているカートリッジケ
ース内へゴミや粉塵等が進入しないようにするため、通
常は閉じているシャッターをそのカートリッジケース内
に光ヘッドを挿入する際にのみ開いてそこから光ヘッド
を挿入させるようにしているため、その光ヘッドの厚さ
が極めて重要であり、それをできるだけ薄くすることが
求められていた。
【0007】また、スライダを空力的揚力を利用した流
体動圧効果によりディスク面から一定量浮上させるため
には、そのスライダに一定の付勢力を安定して与えられ
るようにする必要があり、さらに光ディスクが剛体で形
成されている場合には、スライダの高さ方向の位置はそ
の光ディスクによって決まるため、スライダの上下方向
の柔軟性(変位)が重要となっていた。
【0008】さらに、スライダは、良好な浮上特性やデ
ィスク面への追従性をよくするために、その重心位置付
近を押圧することがスライダ全面に均一な荷重分布をさ
せる点で好ましいが、通常においてその中心となるスラ
イダ中央は光の透過光路になることが多いためそこを加
重することはできず、上記した特開平2−18720号
公報による光ヘッドの場合もスライダの中央から離れた
部分を加重点にしてそこを板バネによって支持している
ため、最良の押圧位置とはいえなかった。そのため、ス
ライダのディスク面に対する追従性を最適なものにする
までには至っていなかった。
【0009】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、高さ方向の厚さが薄い光ヘッドを提供して
装置の小型化を図れるようにすることを目的とする。ま
た、剛体や柔軟性を有する光ディスクに対して浮上特性
やそのディスク面への追従性が優れた光ヘッドを提供す
ることも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、上述したような光ディスクドライブ装
置の光ヘッドにおいて、スライダを弾性部材を介してヘ
ッド本体に揺動自在に取付け、そのスライダに対物レン
ズを固定すると共に、その対物レンズの光ディスクに対
して反対側の凸曲面の中心部をヘッド本体に設けた光透
過性部材の平面部に接触させたものである。
【0011】そして、その光ディスクドライブ装置の光
ヘッドは、上記スライダに対物レンズの光軸を中心とし
て情報の記録及び消去用のバイアス磁界発生コイルを設
けたり、上記光透過性部材の対物レンズに接触する平面
部と反対側に、その平面部に対して約45°傾斜した偏
向面を有する偏向部材を対物レンズに対応させて配設し
たりすると効果的である。
【0012】また、その光ディスクドライブ装置の光ヘ
ッドにおいて、ヘッド本体のスライダを取り付けている
部分を基部に光ディスクに対して接近・離間する方向に
変位可能に支持し、そのヘッド本体の変位可能な部分と
基部との間にその変位可能な部分を光ディスク方向に付
勢する弾性部材を設けるとよい。
【0013】さらに、そのヘッド本体を光ディスクの径
方向にのみ変位可能に保持すると共に、そのヘッド本体
に対して光ディスクの反対側からその光ディスクのスラ
イダに対応する位置を押圧するディスク押圧部材を設け
るとよい。
【0014】
【作用】このように構成した光ディスクドライブ装置の
光ヘッドよれば、スライダが対物レンズの光ディスクと
反対側の凸曲面の中心部をヘッド本体に設けた光透過性
部材の平面部に接触させた状態で弾性部材によってヘッ
ド本体に揺動自在に取付けられているので、高さ方向の
低い(厚さの薄い)光ヘッドになる。また、そのスライ
ダの対物レンズの光軸を中心とする位置に情報の記録及
び消去用のバイアス磁界発生コイルを設ければ、非常に
厚さの薄い光磁気ヘッドにすることができる。
【0015】さらに、光透過性部材の対物レンズに接触
する平面部と反対側に、その平面部に対して約45°傾
斜した偏向面を有する偏向部材を対物レンズに対応させ
て配設すれば、その対物レンズ上部に偏向面を近接させ
た状態で偏向部材を配置できるので、照射されたレーザ
光を対物レンズの上部からでなく水平方向からその偏向
面に向けて照射できるようになるため、スライダを上部
から均一に押圧してスライダ全体の荷重分布を均一にす
ることができる。
【0016】また、ヘッド本体のスライダを取り付けて
いる部分を基部に光ディスクに対して接近・離間する方
向に変位可能に支持し、そのヘッド本体の変位可能な部
分と基部との間にその変位可能な部分を光ディスク方向
に付勢する弾性部材を設けるようにすれば、光ディスク
が柔軟性を持たない剛体の光ディスクである場合であっ
ても、スライダがそのヘッド本体の変位可能な部分と共
に変位するためスライダがディスク面に沿って追従でき
る。
【0017】さらに、ヘッド本体を光ディスクの径方向
にのみ変位可能に保持すると共に、ヘッド本体に対して
光ディスクの反対側からその光ディスクのスライダに対
応する位置を押圧するディスク押圧部材を設ければ、そ
のディスク押圧部材によって光ディスクをスライダに対
して押圧することができるので、柔軟性を有する光ディ
スクに対してもスライダをそのディスク面へ追従させる
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図1はこの発明の一実施例である光デ
ィスクドライブ装置の光ヘッドを断面状態にして示した
構成図、図2は同じくその下面図(図1に対して倍率を
縮小してある)である。
【0019】この光ディスクドライブ装置の光ヘッド2
0は、図1に示すように図示しない光ピックアップ(図
6の光ピックアップ1を参照)から照射されたレーザに
よる平行光Lを光ディスク21のディスク面21a上に
収束させる対物レンズ22を備えており、その対物レン
ズ22と光ディスク21との間に、その光ディスク21
の回転時に流体動圧効果による空気的揚力によってディ
スク面21a上から一定量浮上するスライダ23を設け
ている。
【0020】そのスライダ23は、弾性部材である図2
に示す形状のジンバルバネ25(形状を明瞭にするため
ハッチングを施してある)によってヘッド本体24の先
端付近に揺動自在に取付けられており、そのスライダ2
3の中央に形成した孔23a内に対物レンズ22を固定
すると共に、図1に示すようにその対物レンズ22の光
ディスク21に対して反対側の凸曲面22aの中心部2
2bを、ヘッド本体24に一体に固定される光透過性部
材26の平面部26aに接触させている。
【0021】したがって、スライダ23は、図1におい
て光ディスク21のディスク面21aが図示の水平状態
から若干変位しても、対物レンズ22の凸曲面22aと
光透過性部材26の平面部26aとの接点(図1の状態
では中心部22bとなる)を支点として揺動できる全方
向にジンバルバネ25の弾性変形内で揺動自在となる。
【0022】そのスライダ23の下面には、図3に明示
するように直線状の段部23bと、図1に示すように中
央の孔23aの回りに円形の段部23cとを形成し、そ
の段部23c内に情報の記録及び消去用のバイアス磁界
発生コイル27を内蔵してそれを一体に固定している。
そして、このバイアス磁界発生コイル27は、対物レン
ズ22の光軸を中心とする位置にその中心部が位置す
る。なお、このバイアス磁界発生コイル27は、光磁気
ディスク用の場合にのみ必要であり、光ディスクの場合
には不要となる。
【0023】また、この光ヘッド20は、ヘッド本体2
4の先端付近に固定されている光透過性部材26の対物
レンズ22に接触する平面部26aと反対側の面26b
(平面部26aに平行)に、その平面部26aに対して
約45°傾斜した偏向面28aを有する偏向部材として
のプリズム28(鏡であってもよい)を対物レンズ22
に対応させて一体に取付けている。
【0024】スライダ23を揺動自在に支持するジンバ
ルバネ25は、その形状を図2に示すように、略正方形
に近いバネ板材の中央を四角く打ち抜いて、その外側に
四角い帯状部25a,25b,25cを三重に形成し、
その最も内側の帯状部25aを中間に位置する帯状部2
5bに細い2点の対向する位置に形成した接続部25
d,25eにより接続し、さらにその中間の帯状部25
bを外側の帯状部25cに、接続部25d,25eと9
0°位相を異ならせて図2で上下の各辺の中央部分にそ
れぞれ対向させて形成した細い2点の接続部25f,2
5gにより接続している。
【0025】そして、そのジンバルバネ25の最も内側
の帯状部25aをスライダ23に固定し、外側の帯状部
25cをヘッド本体24の下面24aに固定している。
したがって、スライダ23がそのジンバルバネ25よっ
て図3の矢示B及び矢示Cの両方向にそれぞれ揺動自在
になる。なお、スライダ23は、図1で説明したように
それと一体の対物レンズ22の凸曲面22aが光透過性
部材26の平面部26aに接しているため、上下方向の
自由度は規制されて上下方向には変位できない。
【0026】そして、このスライダ23をヘッド本体2
4の先端付近に取り付けている光ヘッド20は、そのヘ
ッド本体24が図示を略しているが図6で説明したコロ
2及びボイスコイルモータ5と同様な部品等によって構
成される駆動部によって図1の矢示E方向に移動される
ことにより、光ディスク21の半径方向に往復移動す
る。
【0027】そして、光ピックアップ(図示を略してい
るため図6を参照)から照射されたレーザビームによる
平行光Lをプリズム28の偏向面28aで対物レンズ2
2へ導き、それが対物レンズ22によって光ディスク2
1のディスク面21a上に集光し、その反射光が再び対
物レンズ22及びプリズム28を介して光ピックアップ
に戻り、その内部に設けられている検出部によって光デ
ィスク内の情報が検出されて記録の再生が行なわれる。
【0028】このように、この実施例によれば、光ヘッ
ド20のスライダ23をジンバルバネ25によって揺動
自在に保持しているので、それが光ディスク21のディ
スク面21a上に柔軟に追従する。そして、対物レンズ
の凸曲面22aを光透過性部材26の平面部26aに接
触させているので、ヘッドの厚さ(高さ方向の寸法)を
非常に薄くすることができる。
【0029】また、対物レンズ22の凸曲面22aと光
透過性部材26の平面部26aとの接触部を、図2に示
すようにジンバルバネ25の略中心に一致させているの
で、スライダ23の全面に均一な荷重分布になるため良
好な浮上特性が得られ、さらにスライダ23の揺動時に
おけるその接触部の摩擦は最小となり、その摩擦による
光学特性の劣化を防止できる。そして、その接触部をシ
リコン等でコーティングするようにすれば更に良好とな
る。
【0030】なお、この実施例では対物レンズ22のみ
に集光機能を持たせているが、光透過性部材26を曲面
に形成することにより、対物レンズ22とその光透過性
部材の2つの光学部品により集光機能を合わせ持つよう
にすることもでき、さらにプリズム28と光透過性部材
26を一体の部品として形成してもよい。
【0031】図4は、光ヘッドの他の実施例を光ディス
クドライブ装置の一部と共に示す構成図であり、図1及
び図6に対応する部分には同一の符号を付してある。こ
の実施例による光ヘッド30は、剛体の光ディスクを使
用する光ディスクドライブ装置への使用に適するもので
あり、ヘッド本体のスライダ23を取り付けている部分
となる可動ヘッド部33をヘッド本体基部(キャリッ
ジ)32に光ディスク31のディスク面31aに対して
接近・離間する方向(矢示F方向)に板バネ34によっ
て変位可能に支持し、その可動ヘッド部33とヘッド本
体基部32との間に可動ヘッド部33を光ディスク31
の方向(図4で下方)に付勢する弾性部材としてのスプ
リング35を設けている。
【0032】光ディスク31は、スピンドルモータ36
によって回転され、ドライブ装置本体にはそのスピンド
ルモータ36と固定の光ピックアップ1とシークガイド
37とボイスコイルモータ5とがそれぞれ固定されてい
て、ボイスコイルモータ5を駆動させることによってヘ
ッド本体基部32がシークガイド37により光ディスク
31の半径方向(矢示G方向)に移動する。
【0033】この実施例によれば、剛体の光ディスク3
1の場合にはスライダ23の高さ方向の位置は、その光
ディスク31の位置で決まるためそれが上下方向に変位
できるように柔軟性が求められるが、可動ヘッド部33
がスプリング35によってスライダ23を光ディスク3
1のディスク面31aに押圧する方向に付勢されている
ため、スライダ23がそのディスク面31aに追従する
ので、光ピックアップ1から照射された平行光Lをプリ
ズム28によって偏向して対物レンズ22によりディス
ク面31a上に確実に集光させることができるため、良
好な情報の記録及び再生を行うことができる。
【0034】そして、光ディスク31を交換する場合に
は(交換可能にしてある場合)、その光ディスク31を
図4で下方へ取り出すと可動ヘッド部33も下方へ揺動
するが、ヘッド本体基部32の右端にはその可動ヘッド
部33の下方への揺動量を規制するストッパ38を形成
しているので、それが変位しすぎることはない。
【0035】図5は、光ヘッドのさらに異なる他の実施
例を光ディスクドライブ装置の一部と共に示す構成図で
あり、図4に対応する部分には同一の符号を付してあ
る。この実施例による光ヘッド40は、フロッピー光デ
ィスクへの適用に適したヘッドであり、ヘッド本体44
をキャリッジも兼ねるようにしてコロ2を有するシーク
ガイド37により光ディスク21の径方向(図5の矢示
G方向)にのみ変位可能に保持すると共に、そのヘッド
本体44に対して光ディスク21の反対側からその光デ
ィスク21のスライダ23に対応する位置を押圧するデ
ィスク押圧部材45を設けている。
【0036】そのディスク押圧部材45は、例えばその
下側に設けられているスライダ23と同様なものを対称
な位置に配置したものであり、それをジンバルバネ25
(図2参照)によって揺動自在に押圧アーム46の一端
付近の下面に固定している。
【0037】そして、その押圧アーム46の他端をヘッ
ド本体44に板バネ47を介して取り付け、その押圧ア
ーム46とそのアームの上部までヘッド本体44の一部
を延設したスプリング受け44aとの間にアーム押圧ス
プリング48を介装して、その矢示J方向への付勢力に
よって光ディスク21をそのディスク押圧部材45とス
ライダ23との間に挾むようにしている。なお、スライ
ダ23の光ディスク21との接触面の高さは、光ディス
ク21の高さ方向の位置を予め考慮して理想的な高さに
設定する。
【0038】この実施例によれば、ディスク押圧部材4
5によって光ディスク21をスライダ23に押圧するこ
とができるので、柔軟性を有する光ディスク(フレキシ
ブル)21のディスク面21aに対するスライダ23の
追従性がよくなって良好な記録・再生が行なえる。な
お、ディスク押圧部材45にも対物レンズやプリズムを
設けると共に、それに対応する固定の光ピックアップを
設ければ、それを両面フロッピー光ディスク装置にする
ことができる。この場合には、ディスク押圧部材45が
上側のスライダとなる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、照射されたレーザ光を光ディスクのディスク面上に
収束させる対物レンズをスライダに固定し、そのスライ
ダを対物レンズの凸曲面の中心部をヘッド本体に設けた
光透過性部材の平面部に接触させた状態で弾性部材によ
ってヘッド本体に揺動自在に取付けたので、高さ方向の
厚さが非常に薄い光ヘッドになる。
【0040】そして、そのスライダの中央部に情報の記
録及び消去用のバイアス磁界発生コイルを設ければ、厚
さの薄い光磁気ヘッドにすることができる。また、光透
過性部材の対物レンズに接触する平面部と反対側に、そ
の平面部に対して約45°傾斜した偏向面を有する偏向
部材を対物レンズに対応させて配設すれば、その対物レ
ンズ上に偏向部材が光透過性部材を介して位置するよう
になるので、照射されたレーザ光を対物レンズの真上か
らでなく水平方向からその偏向面に向けて照射すること
ができるようになり、スライダを上部から均一に押圧し
やすくなってスライダ全体の荷重分布を均一にすること
ができるため、スライダのディスク面への追従性がよく
なる。
【0041】さらに、そのヘッド本体のスライダを取り
付けている部分を基部に光ディスクに対して接近・離間
する方向に変位可能に支持し、そのヘッド本体の変位可
能な部分と基部との間に弾性部材を設けるようにすれ
ば、光ディスクが柔軟性を持たない剛体のディスクに対
しても、スライダをそのヘッド本体の変位可能な部分と
共にディスク面に沿って変位させることができるため、
優れた追従性が得られる。
【0042】さらにまた、ヘッド本体を光ディスクの径
方向にのみ変位可能に保持すると共に、そのヘッド本体
に対して光ディスクの反対側からその光ディスクのスラ
イダに対応する位置を押圧するディスク押圧部材を設け
れば、柔軟性を有する光ディスクに対してもそのディス
ク押圧部材によって光ディスクをスライダに対して押圧
することができるので、優れた追従性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である光ディスクドライブ
装置の光ヘッドを断面状態にして示した構成図である。
【図2】同じくその下面図である。
【図3】同じくその光ヘッドを上側に向けて示した斜視
図である。
【図4】光ヘッドの他の実施例を光ディスクドライブ装
置の一部と共に示した構成図である。
【図5】光ヘッドのさらに異なる他の実施例を光ディス
クドライブ装置の一部と共に示した構成図である。
【図6】従来の光ヘッドを備えた光ディスクドライブ装
置を示す概略図である。
【符号の説明】
20,30,40 光ヘッド 21,31 光
ディスク 21a,31a ディスク面 22 対物レン
ズ 22a 凸曲面 23 スライダ 24,44 ヘッド本体 25 ジンバル
バネ(弾性部材) 26 光透過性部材 26a 平面部 27 バイアス磁界発生コイル 28 プリズム
(偏向部材) 28a 偏向面 32 ヘッド本
体基部 33 可動ヘッド部 35 スプリン
グ(弾性部材) 45 ディスク押圧部材 46 押圧アー
ム 48 アーム押圧スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 昌彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 木船 英明 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 河野 治彦 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 大野 武英 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小川 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射されたレーザ光を光ディスクのディ
    スク面上に収束させる対物レンズと、その対物レンズを
    保持し、前記光ディスクの回転時に流体動圧効果によっ
    てディスク面上から一定量浮上するか又はそのディスク
    面上を摺動するスライダとを備えた光ディスクドライブ
    装置の光ヘッドにおいて、 前記スライダを弾性部材を介してヘッド本体に揺動自在
    に取付け、該スライダに前記対物レンズを固定すると共
    に、該対物レンズの前記光ディスクに対して反対側の凸
    曲面の中心部を前記ヘッド本体に設けた光透過性部材の
    平面部に接触させてなることを特徴とする光ディスクド
    ライブ装置の光ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスクドライブ装置
    の光ヘッドにおいて、前記スライダに前記対物レンズの
    光軸を中心として情報の記録及び消去用のバイアス磁界
    発生コイルを設けたことを特徴とする光ディスクドライ
    ブ装置の光ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の光ディスクドライ
    ブ装置の光ヘッドにおいて、前記光透過性部材の前記対
    物レンズに接触する平面部と反対側に、前記平面部に対
    して約45°傾斜した偏向面を有する偏向部材を前記対
    物レンズに対応させて配設したことを特徴とする光ディ
    スクドライブ装置の光ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    光ディスクドライブ装置の光ヘッドにおいて、前記ヘッ
    ド本体の前記スライダを取り付けている部分を基部に前
    記光ディスクに対して接近・離間する方向に変位可能に
    支持し、そのヘッド本体の変位可能な部分と基部との間
    に前記変位可能な部分を前記光ディスク方向に付勢する
    弾性部材を設けたことを特徴とする光ディスクドライブ
    装置の光ヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    光ディスクドライブ装置の光ヘッドにおいて、前記ヘッ
    ド本体を前記光ディスクの径方向にのみ変位可能に保持
    すると共に、該ヘッド本体に対して前記光ディスクの反
    対側から該光ディスクの前記スライダに対応する位置を
    押圧するディスク押圧部材を設けたことを特徴とする光
    ディスクドライブ装置の光ヘッド。
JP3233118A 1991-09-12 1991-09-12 光デイスクドライブ装置の光ヘツド Pending JPH0573980A (ja)

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