JPH0573949B2 - - Google Patents

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JPH0573949B2
JPH0573949B2 JP60169190A JP16919085A JPH0573949B2 JP H0573949 B2 JPH0573949 B2 JP H0573949B2 JP 60169190 A JP60169190 A JP 60169190A JP 16919085 A JP16919085 A JP 16919085A JP H0573949 B2 JPH0573949 B2 JP H0573949B2
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JP
Japan
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transmission unit
shift
valve
brake
engagement element
Prior art date
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JP60169190A
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English (en)
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JPS6231742A (ja
Inventor
Koji Sumya
Yoshikazu Sakaguchi
Takuji Taniguchi
Yutaka Taga
Yoshio Shindo
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP60169190A priority Critical patent/JPS6231742A/ja
Priority to US06/846,043 priority patent/US4722251A/en
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、自動車に搭載される自動変速機に係
り、詳しくは主変速ユニツト及び副変速ユニツト
からなる多段自動変速機の制御装置に関する。
(ロ) 従来の技術 一般に、自動変速機は、トルクコンバータ及び
プラネタリ変速ギヤ機構を備えており、かつ変速
ギヤ機構はオーバドライブ(O/D)プラネタリ
ギヤユニツト、フロントプラネタリギヤユニツト
及びリヤプラネタリギヤユニツトからなる。そし
て、該変速ギヤ機構は、2個のソレノイドバルブ
及び3個のシフトバルブにより、前進4段及び後
進1段の変速を得ている。
また、特開昭57−37140号公報に示されるよう
に、3個のソレノイドバルブ及び3個のシフトバ
ルブを設置し、オーバドライブプラネタリギヤユ
ニツトを副変速ユニツトとして、フロント及びリ
ヤプラネタリギヤユニツトからなる主変速ユニツ
トと組合せて用い、前進6段の変速段数を得る変
速制御装置が本出願人により案出されている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 ところで、該副変速及び主変速ユニツトからな
る多段自動変速機は、副変速ユニツトがオーバド
ライブ及び直結の2段、主変速が1速、2速及び
3速の3段を組合せて6段の変速段数を得るが、
この際両変速ユニツトの一方がアツプシフトで他
方がダウンシフト作動になる場合がある。例え
ば、キツクダウン時において、副変速ユニツトが
直結状態からオーバドライブにアツプシフトし、
同時に主変速ユニツトが2速から1速にダウンシ
フトして、全体で3速から2速に変速する場合が
あるが、この場合、従来の制御装置では、両シフ
ト動作を同時に完了する対策がとられていないの
で、どちらか一方のシフト操作が先行しその後に
他方のシフト操作が行われる虞れがある。例え
ば、上述のように全体として3速から2速に変更
する場合には、主変速ユニツトを2速から1速に
ダウンシフトさせるために主変速ユニツトの摩擦
係合要素から油圧をドレーンして該摩擦係合要素
を解放し、また副変速ユニツトを直結状態からオ
ーバドライブにアツプシフトさせるために副変速
ユニツトの摩擦係合要素に油圧を供給して該摩擦
係合要素を係合するが、副変速ユニツトの摩擦係
合要素への油圧の供給が主変速ユニツトの摩擦係
合要素からの油圧のドレーンに対して遅れると、
副変速ユニツトのアツプシフトに対して主変速ユ
ニツトのダウンシフトが先に行われ、一旦大幅に
減速(1速)されその後増速されることになり、
キツクダウンによる加速性能を悪くすると共に、
大きな変速シヨツクを生じてシフトフイーリング
を悪くする。
そこで、本発明は、一方の変速ユニツトにおけ
る摩擦係合要素から油圧をドレーンする時間に一
致すべく、他方の変速ユニツトにおける摩擦係合
要素への油圧の供給を素早く行うようにして、両
変速ユニツトの変速操作を同期することにより、
上述問題点を解消した多段自動変速制御装置を提
供することを目的とするものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本発明は、上述事情に鑑みなされたものであ
り、それぞれが伝達系路を切換える摩擦係合要素
の係合または解放により変速する副変速ユニツト
16及び主変速ユニツト21を直列に連結してな
る変速ギヤ機構3と、前記副変速ユニツト及び主
変速ユニツトの各々の摩擦係合要素に油圧を給排
する複数のシフトバルブ51,52,53及び該
複数のシフトバルブを制御する複数のソレノイド
バルブS1,S2,S3を有する油圧制御機構5とを備
え、前記両変速ユニツトの何れか一方の変速ユニ
ツトの摩擦係合要素の係合による変速作動と他方
の変速ユニツトの摩擦係合要素の解放による変速
作動による同時変速作動を含む複数の変速作動に
よつて多段変速を得る多段自動変速制御装置にお
いて、 前記両変速ユニツトの一方の変速ユニツト16
の前記同時変速作動時に係合される所定摩擦係合
要素B0と前記複数のシフトバルブの所定シフト
バルブ53とを連絡する油路に、オリフイス36
とバイパス路y5,z5を並設し、更に該バイパス路
に、該バイパス路の連通を制御するシーケンスバ
ルブ67を設置するとともに、該シーケンスバル
ブに、前記所定摩擦係合要素の油圧をスプリング
80に対向して作用させ、前記所定摩擦係合要素
の油圧が前記スプリングに抗して前記シーケンス
バルブを切換えることにより前記バイパス路の連
通を遮断することを特徴とする。
(ホ) 作用および発明の効果 上記構成によれば、油圧制御機構の複数のソレ
ノイドバルブによつて複数のシフトバルブが制御
されて、摩擦係合要素に油圧が供給され、副変速
ユニツト及び主変速ユニツトの伝達系路がそれぞ
れ切換えられ複数の変速作動によつて多段変速が
達成される。
そして、複数の変速作動の中で、副変速ユニツ
ト及び主変速ユニツトの両変速ユニツトの何れか
一方の変速ユニツトの摩擦係合要素の係合による
変速作動と他方の変速ユニツトの摩擦係合要素の
解放による変速作動による同時変速作動の際に
は、所定シフトバルブの切換えにより同時変速作
動時に係合される所定摩擦係合要素に、オリフイ
スとバイパス路から油圧が供給されて、所定摩擦
係合要素は速やかに作動するので、他方の変速ユ
ニツトの摩擦係合要素からの油圧のドレーンに対
して一方の変速ユニツトの所定摩擦係合要素の係
合が遅れことがなくなる。そして、所定摩擦係合
要素の油圧が上昇し、該油圧がスプリングに抗し
てバイパス路に設置されたシーケンスバルブを切
換え、バイパス路の連通を遮断するので、所定摩
擦係合要素にはオリフイスのみからの油圧供給と
なり所定摩擦係合要素が滑らかに係合する。
よつて、本発明によれば、副変速ユニツト及び
主変速ユニツトの各変速段を組み合わせることに
より多段変速を行なうものでありながら、副変速
ユニツト及び主変速ユニツトの両変速ユニツトの
同時変速作動の際には、同時変速作動時に係合す
る所定摩擦係合要素への油圧の供給を速やかに行
なうことにより、一方の変速ユニツトの変速作動
と他方の変速ユニツトの変速作動とが同期するの
で、変速作動中に一旦大幅に減速されその後増速
されることがなくなり、例えばキツクダウン作動
を滑らかに行なつて、加速性能を向上するととも
に、変速シヨツクを少なくして、シフトフイーリ
ングを向上することができる。さらに、所定摩擦
係合要素の油圧が上昇し、シーケンスバルブが切
換わると所定摩擦係合要素にはオリフイスのみか
らの油圧の供給となり所定摩擦係合要素が滑らか
に係合され、係合作動を素早く行ない得るもので
ありながら、シフトフイーリングを悪化すること
はない。
(ヘ) 実施例 以下、図面に沿つて本発明の実施例について説
明する。
多段自動変速機1は、第2図に示すように、ト
ルクコンバータ2、プラネタリ変速ギヤ機構3及
び油圧制御機構5を備えており、それぞれコンバ
ータハウジング6、トランスミツシヨンケース7
及びエクステンシヨンハウジング9、そしてバル
ブボデイ10及びオイルパン11に収納されてい
る。トルクコンバータ2はロツクアツプクラツチ
12を備えており、入力部材13の回転をトルク
コンバータ2の油流を介して又はロツクアツプク
ラツチ12により直接変速ギヤ機構3の入力軸1
5に伝達する。変速ギヤ機構3はオーバドライブ
(O/D)プラネタリギヤユニツト17からなる
副変速ユニツト16と、フロントプラネタリギヤ
ユニツト19及びリヤプラネタリギヤユニツト2
0からなる主変速ユニツト21とからなる。O/
Dプラネタリギヤユニツト17は入力軸15に直
結されているプラネタリギヤ22、入力軸15に
被嵌しているサンギヤ23及び主変速ユニツト2
1の入力軸26に連結しているリングギヤ25か
らなり、またプラネタリギヤ22とサンギヤ23
との間にO/DダイレクトクラツチC0及びワン
ウエイクラツチF0が介在していると共に、サン
ギヤ23とケース7との間にO/DブレーキB0
が配設されている。また、フロントプラネタリギ
ヤユニツト19は出力軸27に直結しているプラ
ネタリギヤ29、出力軸27に被嵌しかつリヤプ
ラネタリギヤユニツト20のサンギヤ30bと一
体に構成されているサンギヤ30a、及び入力軸
26にフオワードクラツチC1を介して連結して
いるリングギヤ33からなり、また入力軸26と
サンギヤ30との間にダイレクトクラツチC2
介在していると共に、該サンギヤ30とケース7
との間に第1コーストブレーキB1が介在してお
り、更にサンギヤ30とケース7との間にはワン
ウエイクラツチF1を介してブレーキB2が配設さ
れている。また、リヤプラネタリギヤユニツト2
0はプラネタリギヤ31、サンギヤ30bおよび
出力軸27に直結しているリングギヤ32からな
り、またプラネタリギヤ31とケース7との間に
はブレーキB3及びワンウエイクラツチF2が並列
して配設されている。なお、第2図中35はオイ
ルポンプである。
そして、O/Dプラネタリギヤユニツト17部
分のケース7には光電センサ又は磁気等からなる
回転センサA1が配設されており、またサンギヤ
23に連結されているフランジ片23aには等間
隔に切欠き又は孔が形成されている。従つて、該
回転センサA1はサンギヤ23の回転速度、即ち
副変速ユニツト16のシフト作動状態を検知す
る。また、フロントプラネタリギヤユニツト19
部分のケース7にも回転センサA2が設置されて
おり、またサンギヤ30から延びているクラツチ
連結片30cにも等間隔に切欠き又は孔が形成さ
れている。従つて、該回転センサA2はサンギヤ
30の回転速度、即ち主変速ユニツト21のシフ
ト作動状態を検知する。
一方、油圧制御機構5は、第3図に示すよう
に、多数のバルブ、アキユムレータ及びストレー
ナ37等からなり、以下各バルブについて述べ
る。マニユアルバルブ40はシフトレバーにより
P,R,N,D,S,Lの各レンジに切換えら
れ、それぞれ第4図に示すように各油路a,b,
c,eが切換えられる。なお、油路lにはライン
圧が供給されている。スロツトルバルブ41はダ
ウンシフトプラグ42を伴つており、アクセレー
タペダルの踏込みに応じてカムが回転して、エン
ジン出力に対応するスロツトル圧を得る。カツト
バツクバルブ43は1速及びリバース、P,Nレ
ンジ以外にカツトバツク圧を発生し、スロツトル
バルブ41に作用させ、スロツトル圧を低下させ
る。プライマリレギユレータバルブ45はスロツ
トル圧にて調圧され、負荷に対応するライン圧を
発生する。即ち、高負荷時にはライン圧を高めて
クラツチC…やブレーキB…の作用圧を確保し、
また軽負荷時にはライン圧を低めに調圧する。セ
カンダリレギユレータバルブ46はプライマリレ
ギユレータバルブ45からの油圧で調圧され、コ
ンバータ2及び各潤滑部47に供給するコンバー
タ油圧及び潤滑油圧を制御する。ロツクアツプリ
レーバルブ49はソレノイドバルブSLにて制御さ
れ、ロツクアツプクラツチ12及びオイルクーラ
50へ通じる油流を切換える。即ち、ソレノイド
バルブSLのオンにより上端油室e′にライン圧を作
用し、これによりセカンダリレギユレータバルブ
46により調圧されるコンバータ油圧油路fをロ
ツクアツプクラツチオフ油路gからオン油路hに
切換えると共に、オフ油路gをドレーン回路に導
く。第1シフトバルブ51は主変速ユニツト21
の1速と2速(変速機1全体として1速と3速)
を切換えるもので、ソレノイドバルブS1により作
動される。即ち、ソレノイドバルブS1のオフで油
室iにライン圧を作用し、マニユアルバルブ40
のDレンジ、Sレンジ及びLレンジにおいてライ
ン圧油路aを塞閉し、かつソレノイドバルブS1
オンで、該油路aを油路jに連通してライン圧を
ブレーキB2及びB2アキユムレータB2Aに供給す
る。第2シフトバルブ52は主変速ユニツト21
の2速と3速(変速機全体として3速と5速)を
切換えるものであり、ソレノイドバルブS2により
作動される。即ち、ソレノイドバルブS2のオフで
油室kにライン圧を作用し、ライン圧油路lを油
路mに連通してダイレクトクラツチC2及びC2
キユムレータC2Aにライン圧を供給し、かつソレ
ノイドバルブS2のオンにより塞閉する。第3シフ
トバルブ53は副変速ユニツト16を切換えるも
のであり、ソレノイドバルブS3により作動され
る。即ち、ソレノイドバルブS3のオンにより油室
nにライン圧を作用し、ライン圧油路lを油路o
に連通して、ライン圧を後に説明するB0レリー
ズコントロールバルブ66を介してO/Dブレー
キB0及びB0アキユムレータB0Aに供給し、また
ソレノイドバルブS3のオフによりライン圧油路l
を油路qに連通して、ライン圧をO/Dダイレク
トクラツチC0及びC0アキユムレータC0Aに連通す
る。第1コーストモジユレータバルブ55は、マ
ニユアルバルブ40のLレンジにおいて、第2シ
フトバルブ52を介して供給される油路lのライ
ン圧をコーストモジユレータ圧に調圧し、更に該
コーストモジユレータ圧を第1シフトバルブ51
を介してブレーキB3に供給する。第2コースト
モジユレータバルブ56は、マニユアルバルブ4
0のSレンジにおいて、第1シフトバルブ51及
び第2シフトバルブ52を介して供給される油路
lのライン圧をコーストモジユレータ圧に調圧
し、更に該コーストモジユレータ圧をブレーキ
B1に供給する。第1アキユムレータコントロー
ルバルブ57はスロツトル圧を油室rに供給する
ことにより、後述する第2アキユムレータコント
ロールバルブ70を介して供給されるライン圧l
をアキユムレータコントロール圧に調圧し、該コ
ントロール圧をB0アキユムレータB0A、C2アキ
ユムレータC2A及びB2アキユムレータB2Aの各背
圧室59,60,61に供給する。
更に、以上各油圧機器に加えて、本油圧変速制
御機構5には、SDモジユレータバルブ65、D0
レリーズコントロールバルブ66、B0シーケン
スバルブ67、ロツクアツプコントロールバルブ
69及び第2アキユムレータコントロールバルブ
70が付設されている。
SDモジユレータバルブ65は、第1図に詳示す
るように、ライン圧がオイルストレーナ73を介
してライン圧ポートlから供給されており、更に
油路sを介して上端油室s1に連通され、該油室s1
に作用するフイードバツク圧とスプリング71と
がバランスして所定圧力(例えば4Kg/cm2)に調
圧され、更に該調圧されたソレノイドモジユレー
タ圧が油路tに供給される。更に、油路tはプラ
グ74及び油路t1を介してソレノイドバルブSD
連通していると共に、B0レリーズコントロール
バルブ66に連通しており、ソレノイドバルブSD
のオン・オフ制御又はデユーテイ制御による制御
圧が油室t2に供給され、該コントロールバルブ6
6が制御される。なお、ソレノイドバルブSDは回
転センサA1,A2に基づく制御部Eからの信号に
より制御されるが、該バルブSDがオン・オフ制御
の場合、油路xにスロツトル圧を供給して、負荷
変化に応じたブレーキレリーズ圧を設定する。更
に、該B0レリーズコントロールバルブ66のポ
ートyは油路y1を介してO/DブレーキB0及び
B0アキユムレータB0Aに連通していると共に、
オリフイス361を介して下端油室y2にフイード
バツク圧として連通しており、該フイードバツク
圧が上端油室t2の制御圧及びスプリング73(更
にオン・オフ制御の場合油路xからのスロツトル
圧)とバランスしている。また、上記油路y1はそ
の先端方向にて、バイパス路y5を介してシーケン
スバルブ67のポートy3に連通しており、更に該
バルブ67の下端油室y4にフイードバツク圧とし
て連通している。なお、該油室y4のフイードバツ
ク圧は上端のスプリング80とバランスしている
が、該スプリング80はO/DブレーキB0のブ
レーキ板同士が接触開始するピストン初期作動圧
に設定されており、従つて該シーケンスバルブ6
7は、該初期作動圧までは左半位置にあつてポー
トz2及びy3を通つてO/DブレーキB0に油圧が供
給され、該初期作動圧を越えると、右半位置に切
換えられてポートz2及びy3は閉塞される。即ち、
第5図に示すように、ブレーキB0は、ピストン
移動位置E1まではブレーキ板同士が接触せず、
E1−E2ではブレーキ板が接触して滑りを開始し、
E2−E3にて滑りながら徐々にその接触圧を高め、
そしてE3−E4にてブレーキ板は完全に係合する
が、該ブレーキ板同士が接触を開始するE1点の
ピストン作動圧(初期作動圧)P0にスプリング
80が設定されている。また、コントロールバル
ブ66のポートzから油路z1はオリフイス36を
介して第3シフトバルブ53のポートoからの油
路に延び、更にバイパス路z5を介してB0シーケ
ンスバルブ67のポートz2に連通しており、また
油路y1から分岐した油路y6がチエツクバルブ72
を介して油路z5に連通している。一方、第3シフ
トバルブ53はその上室nがソレノイドバルブS3
に連通しており、またポートlがライン圧に連通
しており、更にポートqが油路q1及びオリフイス
362を介してO/DダイレクトクラツチC0
びC0アキユムレータC0Aに連通している。なお、
該油路q1のオリフイス362にはクラツチC0から
の排出を許すチエツクバルブ75が並列に介在し
ている。また、図中dはドレーンポートである。
また、ロツクアツプコントロールバルブ69
は、従来の主変速機ユニツト21が2速以上にて
ロツクアツプを可能にする制御に加えて、該主変
速機ユニツト21が1速でも副変速ユニツト16
がO/D状態にある場合、即ち変速機全体として
2速以上の場合、ロツクアツプが可能となるよう
に制御するものである。また、第2アキユムレー
タコントロールバルブ70は、副変速ユニツト1
6がO/D状態にあつて、主変速ユニツト21が
アツプシフトする場合、副変速ユニツト16が直
結状態である場合に比し、主変速ブレーキ容量が
過多となる関係上、アキユムレータB0A,C2A,
B2Aの背圧室59,60,61に供給する圧力を
下げてブレーキ容量を適正化するものである。
ついで、本実施例の作用について説明する。
本多段自動変速機1の各ソレノイドバルブS1
S2,S3,SL,SD、各クラツチC0,C1,C2、ブレ
ーキB0,B1,B3、及び各ワンウエイクラツチF0
F1,F2は、各ポジシヨンP,R,N,D,S,
Lにおける変速段にてそれぞれ第6図に示す作動
表のように制御される。
即ち、Dレンジ又はSレンジにおける1速時
は、第7図に示すように、O/Dダイレクトクラ
ツチC0、ワンウエイクラツチF0,F2及びフオワ
ードクラツチC1が係合し、他は解放状態になつ
ている。従つて、副変速ユニツト16は、クラツ
チC0及びワンウエイクラツチF0を介してプラネ
タリギヤユニツト17が一体となつて直結状態と
なつており、入力軸15の回転はそのまま主変速
ユニツト21の入力軸26に伝達される。また、
主変速ユニツト21では、入力軸26の回転がク
ラツチC1を介してフロントプラネタリギヤユニ
ツト19のリングギヤ33に伝達され、更にプラ
ネタリギヤ29及び該ギヤ29と一体の出力軸2
7に伝達されると共に、サンギヤ30を介してリ
ヤプラネタリギヤユニツト20のプラネタリギヤ
31に左方向の公転力を付与するが、ワンウエイ
クラツチF2にて該公転が阻止され、ギヤ31は
自転して出力軸27と一体のリングギヤ32に動
力伝達する。即ち、主変速ユニツト21は、1速
状態であつて、副変速ユニツト16の直結状態と
相俟つて、変速機全体として1速状態になる。な
おこの際、主変速ユニツト21は、フロントプラ
ネタリギヤユニツト19から出力軸27、またリ
ヤプラネタリギヤユニツト20を介して出力軸2
7への2系統に分岐されて、その分ギヤの受ける
荷重を分散している。
また、Dレンジ又はSレンジにおける2速時
は、第8図に示すように、O/DブレーキB0
ワンウエイクラツチF2及びフオワードクラツチ
C1が係合し、他は解放状態になつている。従つ
て、副変速ユニツト16は、サンギヤ23がブレ
ーキB0にてロツクされ、プラネタリギヤ22が
公転しながら自転してリングギヤ25に動力伝達
し、主変速ユニツト21の入力軸26に増速回転
(O/D)を伝達する。また、主変速ユニツト2
1では先の1速状態と同じであり、従つて主変速
ユニツト21の1速と副変速ユニツト16の増速
が相俟つて変速機全体として2速状態になる。
この際、第1図に示すように、ソレノイドバル
ブS3がオンされて、第3シフトバルブ53はその
上油室nにライン圧が供給されて左半図に示す状
態に切換わる。すると、クラツチC0及びC0アキ
ユムレータC0A内の圧油はポートqからドレーン
ポートdに排出されて、クラツチC0が解放され
ると共に、ライン圧ポートlがポートoに連通す
る。そして、ポートoからのライン圧は、B0
ストン初期作動圧P0まではバイパス路z5及びシー
ケンスバルブ67のポートz2,y3、油路y5を介し
て直接O/DブレーキB0に供給され、B0ピスト
ン初期作動圧P0を超えると、油室y4のフイードバ
ツク圧に基づき該バルブ67が右半位置に切換え
られ、その後ポートoからのライン圧はオリフイ
ス36及び油路z1を介してB0レリーズコントロ
ールバルブ66のポートzに供給される。更に、
この状態ではコントロールバルブ66は左半位置
にあつて、ポートzとyとが連通し、ライン圧は
油路y1を介してブレーキB0及びB0アキユムレー
タB0Aに供給されて、ブレーキB0を係合する。
また、Dレンジにおける3速時は、第9図に示
すように、O/DクラツチC0、ワンウエイクラ
ツチF0、フオワードクラツチC1、ワンウエイク
ラツチF1及びブレーキB2が係合し、他は解放状
態にある。従つて、副変速ユニツト16は先に述
べた直結状態にあり、入力軸15の回転がそのま
ま主変速ユニツト21の入力軸26に伝達され
る。また、主変速ユニツト21は、入力軸26の
回転がクラツチC1を介してフロントギヤユニツ
ト19のリングギヤ33に伝わり、プラネタリギ
ヤ29を介してサンギヤ30に左方向の回転力を
付与するが、該サンギヤ30はブレーキB2の係
合に伴うワンウエイクラツチF1にて該方向の回
転が阻止され、従つてプラネタリギヤ29は自転
しながら公転し、フロントギヤユニツト19のみ
を経由して2速回転が出力軸27に伝達される。
これにより、副変速ユニツト16の直結状態と主
変速ユニツト21の2速状態とが相俟つて、変速
機1全体として3速が得られる。
この際、ソレノイドバルブS1がオンして第1シ
フトバルブ51を第3図左半位置に切換えて、ラ
イン圧油路lをポートjに連通し、ライン圧をブ
レーキB2及びアキユムレータB2Aに供給する。
これによる主変速ユニツト21の変速状態即ちサ
ンギヤ30の回転変化を回転センサA2により監
視し、回転変化開始に伴う制御部Eからの電気信
号を受けて、B0レリーズコントロール用ソレノ
イドバルブSDをデユーテイ制御して、路tのモジ
ユレータ圧を減圧する。即ち、SDモジユレータバ
ルブ65はラインポートlのライン圧をスプリン
グ71及び上油室s1のフイードバツク圧とにより
調圧して油路tに供給しているが、該モジユレー
タ圧がソレノイドバルブSDのデユテイ制御により
減圧され、該油路tに連通しているB0レリーズ
コントロールバルブ66の上油室t2の圧力も減圧
される。従つて、該コントロールバルブ66は、
その下油室y2にブレーキB0からのフイードバツ
ク圧を受けながら第1図右半位置になり、ブレー
キB0及びアキユムレータB0Aからの油圧が油路
y1及びポートyを介してドレーンポートdに排出
される。これにより、主変速ユニツト21は、ブ
レーキB2の係合に伴うサンギヤ30の増速状態
を回転センサA2により検知され、同時に副変速
ユニツト16は、ブレーキB0の解放に伴う減速
状態を回転センサA1により検知され、これら両
回転センサA1,A2に基づく制御部Eからの信号
によりソレノイドバルブSDをデユーテイ制御して
O/DブレーキB0のレリーズ圧を制御し、O/
DブレーキB0の開放作動がブレーキB2の係合作
動に一致する。即ち、第14図に示すように、ブ
レーキB2の係合開始により、主変速ユニツト2
1におけるサンギヤ30の回転が減速すると、該
減速状態を回転センサA2にて監視しながら、同
時に副変速ユニツト16におけるサンギヤ23の
増速状態を回転センサA1にて監視しながら、ソ
レノイドバルブSDをデユーテイ制御してO/Dブ
レーキB0が解放作動するように制御し、主変速
ブレーキB2が完全に係合してサンギヤ30の回
転が停止する時点tcに、副変速側ブレーキB0が完
全に開放するように制御して、両変速ユニツト1
6,21の変速を一致させる。この時、回転セン
サA2により主変速ユニツト21の変速完了、即
ちサンギヤ30の回転停止を検知し、制御部Eか
らの電気信号によりソレノイドバルブS3をオフし
て、第3シフトバルブ53を第1図右半位置に切
換える。すると、ライン圧ポートlがポートqに
連通し、油路q1を介してクラツチC0及びC0アキ
ユムレータC0Aにライン圧が送られ、該クラツチ
C0が係合すると共に、ポート0がドレーンポート
dに連通して、O/DブレーキB0の油圧を油路
y6、チエツクバルブ72及び油路z3そしてポート
oを介してドレーンポートdからすみやかに完全
ドレーンし、副変速ユニツト16の変速を完了さ
せる。このようにして、主変速ユニツト21及び
副変速ユニツト16を同期してスムーズにシフト
する。
またDレンジにおける4速時は、第10図に示
すように、O/DブレーキB0、フオワードクラ
ツチC1、ブレーキB2及びワンウエイクラツチF1
が係合し、他は解放状態にある。従つて、副変速
ユニツト16は先に述べた増速(O/D)状態に
あり、また主変速ユニツト21は2速状態にあ
り、これにより変速機1全体として4速が得られ
る。
また、Dレンジにおける5速時は、第11図に
示すように、O/DクラツチC0、ワンウエイク
ラツチF0、フオワードクラツチC1、ダイレクト
クラツチC2及びブレーキB2が係合し、他は解放
状態にある。従つて、副変速ユニツト16は先に
述べた直結状態にあり、また主変速ユニツト21
は、クラツチC1,C2の係合によりフロントプラ
ネタリギヤユニツト19が一体になつて、入力軸
26の回転はそのまま出力軸27に伝達される。
これにより、副変速ユニツト16の直結及び主変
速ユニツト21の3速が相俟つて、変速機1全体
として入力軸15と出力軸27が一体に回転する
5速が得られる。
この際、先に説明した2速から3速への変速時
と同様に、主変速ユニツト21の変速状態、即ち
サンギヤ30の回転速度を回転センサA2にて監
視し、該センサA2に基づく制御部Eからの信号
により、ソレノイドバルブSDにてB0レリーズコ
ントロールバルブ66を制御して、O/Dブレー
キB0の解放状態を制御し、そして両回転センサ
A1,A2からの信号に基づき、副変速ユニツト1
6の変速を主変速ユニツト21の変速に同期する
ようにソレノイドバルブSDを制御してブレーキ
B0の油圧を制御し、更にソレノイドバルブSD
オフして変速を完了してスムーズズにシフトす
る。
また、Dレンジにおける6速時は、第12図に
示すように、O/DブレーキB0、フオワードク
ラツチC1、ダイレクトクラツチC2及びブレーキ
B2が係合し、他は解放状態にある。従つて、副
変速ユニツト16は先に述べた直結状態にあり、
また主変速ユニツト21も先に述べた3速状態に
あり、これら両変速ユニツト16,21が相俟つ
て変速機1全体として6速が得られる。
また、Rレンジ時は、第13図に示すように、
O/DクラツチC0、ワンウエイクラツチF0、ダ
イレクトクラツチC2及びブレーキB3を係合し、
他は解放状態にある。従つて、副変速ユニツト1
6は直結状態にあり、また主変速ユニツト21
は、入力軸26の回転がクラツチC2により直接
サンギヤ30に伝達され、かつブレーキB3によ
りリアプラネタリギヤ31の公転がロツクされて
いるので、サンギヤ30の回転はプラネタリギヤ
31の自転を介してリンクギヤ32に逆回転とし
て伝達され、入力軸27を逆転する。また、Sレ
ンジ又はLレンジにおける3速及び4速時は、先
に述べたDレンジの3速及び4速において(第9
図及び第10図参照)、コーストブレーキB1が係
合しており、従つてサンギヤ30の回転が両方向
とも阻止され、エンジンブレーキが可能となる。
なおこの際、2速から3速の変速に際し、Dレン
ジと同様に、ソレノイドバルブSDが制御されて副
変速ユニツト16と主変速ユニツト21が同時変
速される。
また、Lレンジにおける1速及び2速時は、D
レンジにおける1速及び2速において(第7図及
び第8図参照)、ブレーキB3が係合しており、従
つてリヤプラネタリギヤ31の公転が両方向とも
阻止され、エンジンブレーキが可能となる。
一方、上述説明したように、変速機1全体がア
ツプシフトする場合、副変速ユニツト16が直結
からO/Dを増速する際には主変速ユニツト21
が切換えられないが、変速機1全体がキツクダウ
ンする場合、副変速ユニツト16のアツプシフト
と同時に主変速ユニツト21がダウンシフトを行
う事態が生じる。例えば、変速機1全体で3速か
ら2速(第9図及び第8図参照)にキツクダウン
する場合、副変速ユニツト16において、O/D
クラツチC0が解放されると共にO/Dブレーキ
B0が係合し、また主変速ユニツト21において
ブレーキB2が解放される。この際、作動圧をド
レーンしてブレーキB2を解放するより、作動圧
をブレーキピストンに供給してブレーキB0を係
合する方が時間がかかり、シフトバルブ53の切
換えだけでは2段変速が行われるので、B0シー
ケンスバルブ67が配設されている。
即ち、第1図に示すように、ソレノイドバルブ
S3がオンされて、ライン圧が第3シフトバルブ5
3の油室nに供給されると、該バルブ53は左半
図に示す状態になり、ライン圧ポートlがポート
oに連通すると共に、ポートqがドレーンポート
dに連通し、O/DクラツチC0内の圧油はドレ
ーンされて該クラツチC0は解放する。一方、該
シフトバルブ53の切換え時には、O/Dブレー
キB0には油圧が作用しておらず、従つてB0シー
ケンスバルブ67はスプリング80に付勢されて
左半位置にあり、ポートy3とz2とは連通してい
る。この状態では、ポートoに作用するライン圧
はバイパス路z5及びB0シーケンスバルブ67の
ポートz2,y3、油路y5を通つてO/DブレーキB0
に供給され、該ブレーキB0を第5図に示すブレ
ーキ板接触位置E1まで急速に移動する。すると、
ブレーキB0は初期作動圧P0に達し、油室y4に該
作動圧P0からなるフイードバツクバルブ圧を作
用して、シーケンスバルブ67を右半位置に切換
え、ポートy3,z2を遮断する。その後は、ポート
oのライン圧はオリフイス36及び油路z1を介し
てコントロールバルブ66に送られ、更に左半位
置にある該バルブ66のポートz及びyそして油
路y1を介してO/DブレーキB0及びB0アキユム
レータB0Aに供給される。これにより、第1シフ
トバルブ51の切換えに基づくブレーキB2の解
放作動に一致するように、B0ピストン初期作動
圧P0まではバイパス路z5,z2,y3,y5を通つて素
早くO/DブレーキB0に油圧を供給し、更にブ
レーキが係合を開始し始めたら、オリフイス36
を通して所定流量にて徐々に圧力を供給して滑ら
かに係合し、ブレーキB2の解放時とO/Dブレ
ーキB0の係合完了時E4が一致して、副変速ユニ
ツト16及び主変速ユニツト21は同期して変速
作動される。
なお、上述実施例は、第14図に示すように、
副変速ユニツト16及び主変速ユニツト21の両
方にそれぞれ回転センサA1,A2を設置し、両ユ
ニツトの回転を監視しながらソレノイドバルブSD
をデユーテイ制御して変速時を一致したが、第1
5図に示すように、主変速ユニツト21にのみ回
転センサA2を設置し、主変速ユニツト21の回
転に合わせて、ソレノイドバルブSDをオン・オフ
制御するように構成してもよい。
また、上述実施例は、副変速ユニツト16が前
段にあり、主変速ユニツト21が後段にある、後
輪駆動用の縦置き型自動変速機について説明した
が、主変速ユニツトが前段にあり、副変速ユニツ
トが後段にある、前輪駆動用の横置き型自動変速
機にも同様に適用できることは勿論である。
以上説明したように、本実施例によると、副変
速ユニツト16及び主変速ユニツト21の各変速
段を組み合わせることにより、多段変速を行うこ
とができるものでありながら、所定摩擦係合要素
B0への油圧の供給を素早く行なつて、副変速ユ
ニツト16及び主変速ユニツト21の両変速作
動、特に副変速ユニツトのアツプシフト作動及び
主変速ユニツトのダウンシフト作動が同期するの
で、変速作動中に一旦増速又は減速されることが
なく、キツクダウン作動を滑らかに行つて、加速
性能を向上すると共に、変速シヨツクを少なくし
て、シフトフイーリングを向上する。更に、シー
ケンスバルブ67は所定摩擦係合要素B0が接触
し始める初期作動圧P0になると切換えられるの
で、該摩擦係合要素B0の係合作動はオリフイス
36を介して滑らかに行われ、係合作動を素早く
行い得るものでありながら、シフトフイーリング
を悪化することはない。
また、副変速ユニツト16としてオーバドライ
ブプラネタリユニツト17を用い、かつ主変速ユ
ニツト21としてフロントプラネタリギヤユニツ
ト19及びリヤプラネタリギヤユニツト20を用
いると、従来のオーバドライブ付自動変速ギヤ機
構をほぼそのまま用いることができ、製造設備を
大幅に変更することなく、安価に多段自動変速機
1を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる油圧制御機構の主要部
を示す図、第2図は本発明を適用した自動変速機
を示す全体断面図、第3図はその油圧制御機構を
示す全体図、第4図はそのマニアルバルブを示す
図である。また、第5図はO/Dブレーキの作動
状態を示す図である。そして、第6図は各ポジシ
ヨンにおける各機器の作動状態を示す図である。
また、第7図ないし第13図はそれぞれ異なる状
態における自動変速機の作動を示す図である。更
に、第14図は副変速ユニツト及び主変速ユニツ
トの変速作動を示す図、そして第15図は本発明
の一実施例を示すブロツク図、また第16図は他
の実施例を示すブロツク図である。 1…多段自動変速機、2…トルクコンバータ、
3…(プラネタリ)変速ギヤ機構、5…油圧制御
機構、16…副変速ユニツト、17…オーバドラ
イブプラネタリギヤユニツト、19…フロントプ
ラネタリギヤユニツト、20…リヤプラネタリギ
ヤユニツト、21…主変速ユニツト、51,5
2,53…シフトバルブ、53…第3シフトバル
ブ(所定シフトバルブ)、65…SDモジユレータ
バルブ、66…B0レリーズコントロールバルブ、
67…(B0)シーケンスバルブ、80…スプリ
ング、A1,A2…回転センサ、B0,B2,B3…摩擦
係合要素(ブレーキ)、B0…所定摩擦係合要素
(O/Dブレーキ)、C0,C1,C2…摩擦係合要素
(クラツチ)、E…制御部、S1,S2,S3,SL,SD
ソレノイドバルブ、z1,y1…油路、z5,y5…バイ
パス路、y4…油室。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 それぞれが伝達系路を切換える摩擦係合要素
    の係合または解放により変速する副変速ユニツト
    及び主変速ユニツトを直列に連結してなる変速ギ
    ヤ機構と、 前記副変速ユニツト及び主変速ユニツトの各々
    の摩擦係合要素に油圧を給排する複数のシフトバ
    ルブ及び該複数のシフトバルブを制御する複数の
    ソレノイドバルブを有する油圧制御機構とを備
    え、前記両変速ユニツトの何れか一方の変速ユニ
    ツトの摩擦係合要素の係合による変速作動と他方
    の変速ユニツトの摩擦係合要素の解放による変速
    作動による同時変速作動を含む複数の変速作動に
    よつて多段変速を得る多段自動変速制御装置にお
    いて、 前記両変速ユニツトの一方の変速ユニツトの前
    記同時変速作動時に係合される所定摩擦係合要素
    と前記複数のシフトバルブの所定シフトバルブと
    を連絡する油路に、オリフイスとバイパス路を並
    設し、更に該バイパス路に、該バイパス路の連通
    を制御するシーケンスバルブを設置するととも
    に、該シーケンスバルブに、前記所定摩擦係合要
    素の油圧をスプリングに対向して作用させ、前記
    所定摩擦係合要素の油圧が前記スプリングに抗し
    て前記シーケンスバルブを切換えることにより前
    記バイパス路の連通を遮断することを特徴とする
    多段自動変速制御装置。 2 前記副変速ユニツトがオーバドライブプラネ
    タリギヤユニツトであり、また前記主変速ユニツ
    トがフロントプラネタリギヤユニツト及びリヤプ
    ラネタリギヤユニツトからなり、かつ前記所定摩
    擦係合要素が上記オーバドライブプラネタリギヤ
    ユニツトのブレーキである特許請求の範囲第1項
    記載の多段自動変速制御装置。
JP60169190A 1985-07-31 1985-07-31 多段自動変速制御装置 Granted JPS6231742A (ja)

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