JPH0573945B2 - - Google Patents
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- JPH0573945B2 JPH0573945B2 JP60007769A JP776985A JPH0573945B2 JP H0573945 B2 JPH0573945 B2 JP H0573945B2 JP 60007769 A JP60007769 A JP 60007769A JP 776985 A JP776985 A JP 776985A JP H0573945 B2 JPH0573945 B2 JP H0573945B2
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Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、車両用変速機の制御装置に関するも
のである。 [従来の技術] 従来、特開昭61−36550号公報には、複数の変
速段を有する主変速機と、該主変速機に駆動連結
され高速段がわ油圧サーボと低速段側油圧サーボ
の選択的な係合により高速段と低速段とが切換え
可能な副変速機と、前記副変速機の高速段及び低
速段のいずれかの変速段を運転者の意志により選
択するシフトレバーと、前記シフトレバーに連結
され、前記シフトレバーの選択位置に応じて油圧
を出力するマニユアル弁と、該マニユアル弁から
の油圧に応じて油圧源からの油圧を前記高速段が
わ油圧サーボ及び低速段がわ油圧サーボに選択的
に供給する切換弁と、該切換弁に前記切換弁を前
記低速段がわ油圧サーボへの油圧の供給を阻止す
る側に拘束する信号圧を供給及び排出するソレノ
イド弁と、該ソレノイド弁を制御する電子制御装
置とを備えた車両用変速機の制御装置が開示され
ている。 [発明が解決しようとする問題点] また、変速機内に使用されているオイル(作動
油)は温度(油温)により粘性及び膨張率が著し
く変化する。特に、寒冷地などの外気が低温の時
でのエンジン始動直後の油温の低い場合では、作
動油の粘性が高くなる。 そのため、例えば、上述した車両用変速機の制
御装置では、運転者により高速段から低速段への
切換えを行なう時、油温の低い場合では、マニユ
アル弁から供給されている切換弁の信号圧の粘性
が高くなるため信号圧の排出が遅れることにより
前記切換弁の切換えが遅れ運転者にとつてシフト
感に違和感を感じる問題点を有していた。 そこで、本発明は、変速機構の作動油が低温の
時でも、弁体の切換えのタイミングの遅れを防止
し、運転者にとつて違和感の感じることのない変
速を実現することのできる車両用変速機の制御装
置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、 複数の変速段を有する主変速機と、該主変速機
に駆動連結され高速段がわ油圧サーボと低速段側
油圧サーボの選択的な係合により高速段と低速段
とが切換え可能な副変速機と、該副変速機の高速
段及び低速段のいずれかの変速段を運転者の意志
により選択するシフトレバーと、該シフトレバー
に連結され、前記シフトレバーの選択位置に応じ
て油圧を出力するマニユアル弁と、該マニユアル
弁からの油圧に応じて油圧源からの油圧を前記高
速段がわ油圧サーボ及び低速段がわ油圧サーボに
選択的に供給する切換弁と、該切換弁に前記切換
弁を前記低速段がわ油圧サーボへの油圧の供給を
阻止する側に拘束する信号圧を供給及び排出する
ソレノイド弁と、該ソレノイド弁を制御する電子
制御装置とを備えた車両用変速機の制御装置にお
いて、 変速機構の作動油の温度を検出する油温センサ
とを有し、 前記切換弁は、ローハイ切換スプールとインヒ
ビタバルブとの2つのバルブにより構成され、 前記ローハイ切換スプール一方端側に前記イン
ヒビタバルブ側に付勢するスプリングと、 前記インヒビタバルブの一方端側に前記ローハ
イ切換スプール側に押圧するための前記マニユア
ル弁から油圧が供給される第1の油室と、 前記ローハイ切換スプールとインヒビタバルブ
と間に前記ソレノイド弁から信号圧が供給される
第2の油室とを有し、 前記シフトレバーにより変速段の切換えが行な
われ時で、前記油温センサにより検出された油温
が設定値以下とされた時に、前記第2の油室に供
給されている前記ソレノイド弁からの信号圧の排
出を所定時間遅延させる手段を備え、前記第1の
油室に供給されている油圧の排出を促進させる構
成を有する。 [作用及び発明の効果] 上記構成により本発明は、前記シフトレバーに
より変速段の切換えが行なわれ時で、前記油温セ
ンサにより検出された油温が設定値以下とされた
時に、前記第2の油室に供給されている前記ソレ
ノイド弁からの信号圧の排出を所定時間遅延させ
る手段を備えた構成を有しているので、前記第2
の油室には油圧が供給されている状態にあり、そ
の作用によりインヒビタバルブを前記第1の油室
に押圧して前記第1の油室の油圧の排出を促進さ
せることにより、前記切換弁の切換えのタイミン
グの遅れを防止することができる。 従つて、変速機構の作動油が低温の時でも、弁
体の切換えのタイミングの遅れを防止し、運転者
にとつて違和感の感じることのない変速を実現す
ることが可能となる。 [実施例] つぎに本発明の変速機の車両用制御装置を図に
示す一実施例に基づき説明する。 第1図は本発明が適用される前進4段後進1段
の4速自動変速機および4輪駆動用副変速機の断
面図、第2図は4輪駆動車の概略図を示す。 10は主変速機であるオーバードライブ付4速
自動変速機、50は該主変速機10の遊星歯車変
速装置の後部に締結された4輪駆動用副変速機を
示す。4輪駆動用副変速機50はエンジンEに装
着された主変速機10の出力軸32を入力軸と
し、第1出力軸52は後輪駆動用プロペラシヤフ
トCに連結され、第2出力軸54は前輪駆動用プ
ロペラシヤフトBに連結される。 主変速機10は、流体式トルクコンバータT、
オーバードライブ機構OD、および前進3段後進
1段のアンダードライブ機構UDを備える。 トルクコンバータTは、エンジンEの出力軸に
連結されたポンプ羽根車11、トルクコンバータ
Tの出力軸12に連結されたタービン羽根車1
3、一方向クラツチ14を介して固定部分に連結
されたステータ15、および直結クラツチ16か
らなり、トルクコンバータTの出力軸12は、オ
ーバードライブ機構ODの入力軸となつている。 オーバードライブ機構ODは摩擦係合要素であ
る多板クラツチCo、多板ブレーキBoおよび一方
向クラツチFoと、これら摩擦係合要素の選択的
係合により構成要素が主変速機ケース20など固
定部材に固定されるか、入力軸、出力軸、もしく
は他の構成要素に連結されるか、またはこれら固
定もしくは連結が解放される遊星歯車装置Poか
らなる。 遊星歯車装置Poは、前記出力軸12に連結さ
れたキヤリア21、オーバードライブ機構ODの
出力軸22に連結されたリングギア23、前記入
力軸12に回転自在に外嵌されブレーキBoを介
して主変速機ケース20に固定されると共に、ク
ラツチCoおよび該クラツチCoと並列された一方
向クラツチFoを介して前記キヤリア21に連結
されたサンギア24、およびキヤリア21に回転
自在に支持されると共に前記サンギア24および
リングギア23に歯合したプラネタリピニオン2
5からなる。 オーバードライブ機構ODの出力軸22は前進
3段後進1段のアンダードライブ機構UDの入力
軸を兼ねる。 アンダードライブ機構UDは、摩擦係合要素で
ある多板クラツチC1およびC2と、ベルトブレ
ーキB1、多板ブレーキB2およびB3と、一方
向クラツチF1およびF2と、前段遊星歯車装置
P1と、後段遊星歯車装置P2とからなる。 前段遊星歯車装置P1は、クラツチC1を介し
て前記出力軸22に連結されたリングギア31
と、アンダードライブ機構UDの出力軸32に連
結されたキヤリア33と、クラツチC2を介して
前記出力軸22に連結されると共に、ベルトブレ
ーキB1、該ベルトブレーキB1と並列されたブ
レーキB2およびブレーキB2と直列された一方
向クラツチF1を介して主変速機ケース20に固
定されるサンギア34と、前記キヤリア33に回
転自在に支持されると共にサンギア34およびリ
ングギア31に歯合したプラネタリピニオン35
とからなる。 後段遊星歯車装置P2は、ブレーキB3および
該ブレーキB3と並列された一方向クラツチF2
を介して主変速機ケース20に固定されるキヤリ
ア36と、前記前段遊星歯車装置P1のサンギア
34と一体的に形成されたサンギア37と、出力
軸32に連結されたリングギア38と、キヤリア
36に回転自在に支持されると共にサンギア37
およびリングギア38に歯合したプラネタリピニ
オン39とからなる。 主変速機10は、主変速機ケース20の下部に
締結されたオイルパン40に内蔵され、オイルス
トレーナ101を下部に配したバルブボデイ10
0Aに組付けられた主油圧制御装置100により
エンジンEのスロツトル開度、車両の車速など車
両走行条件に応じて摩擦係合要素である各クラツ
チおよびブレーキの選択的係合または解放が行わ
れ、オーバードライブ(O/D)を含む前進4段
の自動変速と、手動変速のみによる後進1段の変
速とがなされる。 副変速機50の副変速機ケース51は、出力軸
32を入力軸とするよう主変速機ケース20の後
部に複数のボルトにより締結され、摩擦係合要素
であるクラツチC3、ブレーキB4およびクラツ
チC4は、遊星歯車装置P1,P2の出力軸32
を入力軸とし、該出力軸32に直列的に配された
副変速機50の第1出力軸52、前記出力軸32
と第1出力軸52との間に配された遊星歯車装置
P3、前記第1出力軸52に回転自在に外嵌され
た4輪駆動用スリーブ53、前記出力軸32に平
行して並設され前記第1出力軸52と反対方向に
取付けられた第2出力軸54、前記スリーブ53
と第2出力軸54との間の伝動機構55を有す
る。遊星歯車装置P3は出力軸32の端部にスプ
ライン嵌合されたサンギア56、該サンギア56
と歯合するプラネタリピニオン57、該プラネタ
リピニオン57と歯合するリングギア58、およ
び前記プラネタリピニオン57を回転自在に保持
すると共に前記副変速機50の第1出力軸52の
先端に連結されたキヤリア59からなる。キヤリ
ア59に連結して設けられたシリンダ60の外周
側には、パーキングギア61が周設されており、
主変速機10のシフトレバー(図示しない)をパ
ーキング位置に選択したとき歯止め62がパーキ
ングギア61に噛み合い第1出力軸52を固定す
る。 副変速機50は、副変速機ケース51の下部の
オイルパン63内に配設されたバルブボデイ40
0Aに組付けられた副油圧制御装置400により
摩擦係合要素である各クラツチおよびブレーキの
選択的係合または解放が行われる。 第3図に主変速機10の主油圧制御装置100
を示す。 オイルパン40内に内蔵されたオイルストレー
ナ101、オイルポンプ102、オイルクーラー
O/Cの調圧を行うクーラバイパス弁115、プ
レツシヤリリーフ弁116、レリーズクラツチコ
ントロール弁117、レリーズブレーキコントロ
ール弁118、ロツクアツプリレー弁120、オ
イルポンプ102から供給された供給油を調圧し
て油路1に供給する圧力調整弁(レギユレータ
弁)130、主変速機10側への潤滑油供給油路
L1および副変速機50側の作動油供給油路L2
に供給油を供給する第2圧力調整弁150、カツ
トバツク弁160、ロツクアツプ制御弁170、
第1のアキユムレータ制御弁180、第2のアキ
ユムレータ制御弁190、スロツトル開度に応じ
た油圧を油路1Aに発生するスロツトル弁20
0、油路1に供給されたライン圧を油路2〜6に
分割供給するマニユアル弁210、1−2シフト
弁220、2−3シフト弁230、3−4シフト
弁240、ブレーキB1への供給油圧を調整する
インターミイデイエイトコーストモジユレータ弁
245、油圧サーボB−3への供給油圧を調整す
るローコーストモジユレータ弁250、クラツチ
C0の係合を円滑になさしめるアキユムレータ2
60、ブレーキB0の係合を円滑になさしめるア
キユムレータ270、クラツチC2の係合を円滑
になさしめるアキユムレータ280、ブレーキB
2の係合を円滑になさしめるアキユムレータ29
0、クラツチC0,C1,C2の油圧サーボC−
0,C−1,C−2およびブレーキB0,B1,
B2,B3の油圧サーボB−0,B−1,B−
2,B−3、供給される圧油の流量を制御するチ
エツク弁付流量制御弁301,303,304,
305,306,307,308,309、シヤ
ツトル弁302、オイルストレーナST1,ST
2,ST3,ST4、下述する電子制御装置(コン
ピユータ)600の出力で開閉され2−3シフト
弁230を制御する第1のソレノイド弁S1、1
−2シフト弁220および3−4シフト弁240
の双方を制御する第2のソレノイド弁S2、前記
ロツクアツプリレー弁120およびロツクアツプ
制御弁170の双方を制御する第3のソレノイド
弁S3、各弁開およびクラツチ、ブレーキの油圧
シリンダを連絡する油路からなる。 マニユアル弁210の駆動のため運転席に設け
られた主変速機10のシフトレバー(図示せず)
は、P(パーク)、R(リバース)、N(ニユートラ
ル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(ロー)の
各レンジの主シフトポジシヨンMpを有し、この
主シフトポジシヨンMpの設定レンジと変速段第
4速(4)、第3速(3)、第2速(2)、第1速(1)と、クラ
ツチおよびブレーキの作動関係を表1に示す。
のである。 [従来の技術] 従来、特開昭61−36550号公報には、複数の変
速段を有する主変速機と、該主変速機に駆動連結
され高速段がわ油圧サーボと低速段側油圧サーボ
の選択的な係合により高速段と低速段とが切換え
可能な副変速機と、前記副変速機の高速段及び低
速段のいずれかの変速段を運転者の意志により選
択するシフトレバーと、前記シフトレバーに連結
され、前記シフトレバーの選択位置に応じて油圧
を出力するマニユアル弁と、該マニユアル弁から
の油圧に応じて油圧源からの油圧を前記高速段が
わ油圧サーボ及び低速段がわ油圧サーボに選択的
に供給する切換弁と、該切換弁に前記切換弁を前
記低速段がわ油圧サーボへの油圧の供給を阻止す
る側に拘束する信号圧を供給及び排出するソレノ
イド弁と、該ソレノイド弁を制御する電子制御装
置とを備えた車両用変速機の制御装置が開示され
ている。 [発明が解決しようとする問題点] また、変速機内に使用されているオイル(作動
油)は温度(油温)により粘性及び膨張率が著し
く変化する。特に、寒冷地などの外気が低温の時
でのエンジン始動直後の油温の低い場合では、作
動油の粘性が高くなる。 そのため、例えば、上述した車両用変速機の制
御装置では、運転者により高速段から低速段への
切換えを行なう時、油温の低い場合では、マニユ
アル弁から供給されている切換弁の信号圧の粘性
が高くなるため信号圧の排出が遅れることにより
前記切換弁の切換えが遅れ運転者にとつてシフト
感に違和感を感じる問題点を有していた。 そこで、本発明は、変速機構の作動油が低温の
時でも、弁体の切換えのタイミングの遅れを防止
し、運転者にとつて違和感の感じることのない変
速を実現することのできる車両用変速機の制御装
置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明は、 複数の変速段を有する主変速機と、該主変速機
に駆動連結され高速段がわ油圧サーボと低速段側
油圧サーボの選択的な係合により高速段と低速段
とが切換え可能な副変速機と、該副変速機の高速
段及び低速段のいずれかの変速段を運転者の意志
により選択するシフトレバーと、該シフトレバー
に連結され、前記シフトレバーの選択位置に応じ
て油圧を出力するマニユアル弁と、該マニユアル
弁からの油圧に応じて油圧源からの油圧を前記高
速段がわ油圧サーボ及び低速段がわ油圧サーボに
選択的に供給する切換弁と、該切換弁に前記切換
弁を前記低速段がわ油圧サーボへの油圧の供給を
阻止する側に拘束する信号圧を供給及び排出する
ソレノイド弁と、該ソレノイド弁を制御する電子
制御装置とを備えた車両用変速機の制御装置にお
いて、 変速機構の作動油の温度を検出する油温センサ
とを有し、 前記切換弁は、ローハイ切換スプールとインヒ
ビタバルブとの2つのバルブにより構成され、 前記ローハイ切換スプール一方端側に前記イン
ヒビタバルブ側に付勢するスプリングと、 前記インヒビタバルブの一方端側に前記ローハ
イ切換スプール側に押圧するための前記マニユア
ル弁から油圧が供給される第1の油室と、 前記ローハイ切換スプールとインヒビタバルブ
と間に前記ソレノイド弁から信号圧が供給される
第2の油室とを有し、 前記シフトレバーにより変速段の切換えが行な
われ時で、前記油温センサにより検出された油温
が設定値以下とされた時に、前記第2の油室に供
給されている前記ソレノイド弁からの信号圧の排
出を所定時間遅延させる手段を備え、前記第1の
油室に供給されている油圧の排出を促進させる構
成を有する。 [作用及び発明の効果] 上記構成により本発明は、前記シフトレバーに
より変速段の切換えが行なわれ時で、前記油温セ
ンサにより検出された油温が設定値以下とされた
時に、前記第2の油室に供給されている前記ソレ
ノイド弁からの信号圧の排出を所定時間遅延させ
る手段を備えた構成を有しているので、前記第2
の油室には油圧が供給されている状態にあり、そ
の作用によりインヒビタバルブを前記第1の油室
に押圧して前記第1の油室の油圧の排出を促進さ
せることにより、前記切換弁の切換えのタイミン
グの遅れを防止することができる。 従つて、変速機構の作動油が低温の時でも、弁
体の切換えのタイミングの遅れを防止し、運転者
にとつて違和感の感じることのない変速を実現す
ることが可能となる。 [実施例] つぎに本発明の変速機の車両用制御装置を図に
示す一実施例に基づき説明する。 第1図は本発明が適用される前進4段後進1段
の4速自動変速機および4輪駆動用副変速機の断
面図、第2図は4輪駆動車の概略図を示す。 10は主変速機であるオーバードライブ付4速
自動変速機、50は該主変速機10の遊星歯車変
速装置の後部に締結された4輪駆動用副変速機を
示す。4輪駆動用副変速機50はエンジンEに装
着された主変速機10の出力軸32を入力軸と
し、第1出力軸52は後輪駆動用プロペラシヤフ
トCに連結され、第2出力軸54は前輪駆動用プ
ロペラシヤフトBに連結される。 主変速機10は、流体式トルクコンバータT、
オーバードライブ機構OD、および前進3段後進
1段のアンダードライブ機構UDを備える。 トルクコンバータTは、エンジンEの出力軸に
連結されたポンプ羽根車11、トルクコンバータ
Tの出力軸12に連結されたタービン羽根車1
3、一方向クラツチ14を介して固定部分に連結
されたステータ15、および直結クラツチ16か
らなり、トルクコンバータTの出力軸12は、オ
ーバードライブ機構ODの入力軸となつている。 オーバードライブ機構ODは摩擦係合要素であ
る多板クラツチCo、多板ブレーキBoおよび一方
向クラツチFoと、これら摩擦係合要素の選択的
係合により構成要素が主変速機ケース20など固
定部材に固定されるか、入力軸、出力軸、もしく
は他の構成要素に連結されるか、またはこれら固
定もしくは連結が解放される遊星歯車装置Poか
らなる。 遊星歯車装置Poは、前記出力軸12に連結さ
れたキヤリア21、オーバードライブ機構ODの
出力軸22に連結されたリングギア23、前記入
力軸12に回転自在に外嵌されブレーキBoを介
して主変速機ケース20に固定されると共に、ク
ラツチCoおよび該クラツチCoと並列された一方
向クラツチFoを介して前記キヤリア21に連結
されたサンギア24、およびキヤリア21に回転
自在に支持されると共に前記サンギア24および
リングギア23に歯合したプラネタリピニオン2
5からなる。 オーバードライブ機構ODの出力軸22は前進
3段後進1段のアンダードライブ機構UDの入力
軸を兼ねる。 アンダードライブ機構UDは、摩擦係合要素で
ある多板クラツチC1およびC2と、ベルトブレ
ーキB1、多板ブレーキB2およびB3と、一方
向クラツチF1およびF2と、前段遊星歯車装置
P1と、後段遊星歯車装置P2とからなる。 前段遊星歯車装置P1は、クラツチC1を介し
て前記出力軸22に連結されたリングギア31
と、アンダードライブ機構UDの出力軸32に連
結されたキヤリア33と、クラツチC2を介して
前記出力軸22に連結されると共に、ベルトブレ
ーキB1、該ベルトブレーキB1と並列されたブ
レーキB2およびブレーキB2と直列された一方
向クラツチF1を介して主変速機ケース20に固
定されるサンギア34と、前記キヤリア33に回
転自在に支持されると共にサンギア34およびリ
ングギア31に歯合したプラネタリピニオン35
とからなる。 後段遊星歯車装置P2は、ブレーキB3および
該ブレーキB3と並列された一方向クラツチF2
を介して主変速機ケース20に固定されるキヤリ
ア36と、前記前段遊星歯車装置P1のサンギア
34と一体的に形成されたサンギア37と、出力
軸32に連結されたリングギア38と、キヤリア
36に回転自在に支持されると共にサンギア37
およびリングギア38に歯合したプラネタリピニ
オン39とからなる。 主変速機10は、主変速機ケース20の下部に
締結されたオイルパン40に内蔵され、オイルス
トレーナ101を下部に配したバルブボデイ10
0Aに組付けられた主油圧制御装置100により
エンジンEのスロツトル開度、車両の車速など車
両走行条件に応じて摩擦係合要素である各クラツ
チおよびブレーキの選択的係合または解放が行わ
れ、オーバードライブ(O/D)を含む前進4段
の自動変速と、手動変速のみによる後進1段の変
速とがなされる。 副変速機50の副変速機ケース51は、出力軸
32を入力軸とするよう主変速機ケース20の後
部に複数のボルトにより締結され、摩擦係合要素
であるクラツチC3、ブレーキB4およびクラツ
チC4は、遊星歯車装置P1,P2の出力軸32
を入力軸とし、該出力軸32に直列的に配された
副変速機50の第1出力軸52、前記出力軸32
と第1出力軸52との間に配された遊星歯車装置
P3、前記第1出力軸52に回転自在に外嵌され
た4輪駆動用スリーブ53、前記出力軸32に平
行して並設され前記第1出力軸52と反対方向に
取付けられた第2出力軸54、前記スリーブ53
と第2出力軸54との間の伝動機構55を有す
る。遊星歯車装置P3は出力軸32の端部にスプ
ライン嵌合されたサンギア56、該サンギア56
と歯合するプラネタリピニオン57、該プラネタ
リピニオン57と歯合するリングギア58、およ
び前記プラネタリピニオン57を回転自在に保持
すると共に前記副変速機50の第1出力軸52の
先端に連結されたキヤリア59からなる。キヤリ
ア59に連結して設けられたシリンダ60の外周
側には、パーキングギア61が周設されており、
主変速機10のシフトレバー(図示しない)をパ
ーキング位置に選択したとき歯止め62がパーキ
ングギア61に噛み合い第1出力軸52を固定す
る。 副変速機50は、副変速機ケース51の下部の
オイルパン63内に配設されたバルブボデイ40
0Aに組付けられた副油圧制御装置400により
摩擦係合要素である各クラツチおよびブレーキの
選択的係合または解放が行われる。 第3図に主変速機10の主油圧制御装置100
を示す。 オイルパン40内に内蔵されたオイルストレー
ナ101、オイルポンプ102、オイルクーラー
O/Cの調圧を行うクーラバイパス弁115、プ
レツシヤリリーフ弁116、レリーズクラツチコ
ントロール弁117、レリーズブレーキコントロ
ール弁118、ロツクアツプリレー弁120、オ
イルポンプ102から供給された供給油を調圧し
て油路1に供給する圧力調整弁(レギユレータ
弁)130、主変速機10側への潤滑油供給油路
L1および副変速機50側の作動油供給油路L2
に供給油を供給する第2圧力調整弁150、カツ
トバツク弁160、ロツクアツプ制御弁170、
第1のアキユムレータ制御弁180、第2のアキ
ユムレータ制御弁190、スロツトル開度に応じ
た油圧を油路1Aに発生するスロツトル弁20
0、油路1に供給されたライン圧を油路2〜6に
分割供給するマニユアル弁210、1−2シフト
弁220、2−3シフト弁230、3−4シフト
弁240、ブレーキB1への供給油圧を調整する
インターミイデイエイトコーストモジユレータ弁
245、油圧サーボB−3への供給油圧を調整す
るローコーストモジユレータ弁250、クラツチ
C0の係合を円滑になさしめるアキユムレータ2
60、ブレーキB0の係合を円滑になさしめるア
キユムレータ270、クラツチC2の係合を円滑
になさしめるアキユムレータ280、ブレーキB
2の係合を円滑になさしめるアキユムレータ29
0、クラツチC0,C1,C2の油圧サーボC−
0,C−1,C−2およびブレーキB0,B1,
B2,B3の油圧サーボB−0,B−1,B−
2,B−3、供給される圧油の流量を制御するチ
エツク弁付流量制御弁301,303,304,
305,306,307,308,309、シヤ
ツトル弁302、オイルストレーナST1,ST
2,ST3,ST4、下述する電子制御装置(コン
ピユータ)600の出力で開閉され2−3シフト
弁230を制御する第1のソレノイド弁S1、1
−2シフト弁220および3−4シフト弁240
の双方を制御する第2のソレノイド弁S2、前記
ロツクアツプリレー弁120およびロツクアツプ
制御弁170の双方を制御する第3のソレノイド
弁S3、各弁開およびクラツチ、ブレーキの油圧
シリンダを連絡する油路からなる。 マニユアル弁210の駆動のため運転席に設け
られた主変速機10のシフトレバー(図示せず)
は、P(パーク)、R(リバース)、N(ニユートラ
ル)、D(ドライブ)、S(セカンド)、L(ロー)の
各レンジの主シフトポジシヨンMpを有し、この
主シフトポジシヨンMpの設定レンジと変速段第
4速(4)、第3速(3)、第2速(2)、第1速(1)と、クラ
ツチおよびブレーキの作動関係を表1に示す。
【表】
表1において、S1、S2の〇は通電を示し、S1、
S2の×は非通電を示す。S3の◎は通電すること
によりロツクアツプ状態となり、S3の×はロツ
クアツプ解放状態を示す。Eは対応するクラツ
チ、ブレーキが係合していることを示し、×は対
応するクラツチおよびブレーキが解放しているこ
とを示す。Lは対応する一方向クラツチがエンジ
ンドライブ状態において係合しているが、その係
合はこれと並列に組込まれたクラツチあるいはブ
レーキによつて動力の伝達が保証されていること
から必ずしも必要とされないこと(ロツク)を示
す。(L)は対応する一方向クラツチがエンジン
ドライブ状態においてのみ係合し、エンジンブレ
ーキ状態においては係合しないことを示す。fは
対応する一方向クラツチがフリーであることを示
す。 表2に主変速機10のシフトレバーのシフト位
置における油路1と油路2〜6との連通状態を示
す。
S2の×は非通電を示す。S3の◎は通電すること
によりロツクアツプ状態となり、S3の×はロツ
クアツプ解放状態を示す。Eは対応するクラツ
チ、ブレーキが係合していることを示し、×は対
応するクラツチおよびブレーキが解放しているこ
とを示す。Lは対応する一方向クラツチがエンジ
ンドライブ状態において係合しているが、その係
合はこれと並列に組込まれたクラツチあるいはブ
レーキによつて動力の伝達が保証されていること
から必ずしも必要とされないこと(ロツク)を示
す。(L)は対応する一方向クラツチがエンジン
ドライブ状態においてのみ係合し、エンジンブレ
ーキ状態においては係合しないことを示す。fは
対応する一方向クラツチがフリーであることを示
す。 表2に主変速機10のシフトレバーのシフト位
置における油路1と油路2〜6との連通状態を示
す。
【表】
表2において〇は連通してライン圧が供給され
ている場合を示し、×は排圧されている場合を示
す。 第4図に4輪駆動用副変速機50の副油圧制御
装置400を示す。 主変速機10の主油圧制御装置100の油路6
により供給された供給油を運転席に設けられ、手
動により操作されるシフトレバーにより油路7お
よび油路8に供給するトランスフアマニユアル弁
410、リレーバルブ420、クラツチC3とブ
レーキB4の係合を切換るローハイ切換弁44
0、第3のアキユムレータ制御弁460、シフト
タイミング弁470、ブレーキB4の係合を円滑
になさしめるオリフイスコントロールバルブ48
0、クラツチC3の係合を円滑になさしめるアキ
ユムレータ490、ブレーキB4の係合を円滑に
なさしめるアキユムレータ500、クラツチC
3,C4およびブレーキB4の油圧サーボC−
3,C−4,B−4、供給される圧油の流量を制
御するチエツク弁付流量制御弁511,512,
513、オイルストレーナST5、ST6、下述す
る電子制御装置600の出力で開閉される第4の
ソレノイド弁S4、並びに各弁間およびクラツ
チ、ブレーキの油圧シリンダを連絡する油路から
なる。 トランスフアマニユアル弁410は、運転席に
設けられるシフトレバー(図示せず)に連結され
たスプール411を有し、前記主変速機10の主
油圧制御装置100の油路6に連絡するインポー
ト412、油路7に連絡するアウトポート41
3、油路8に連絡するアウトポート414、ドレ
インポート415,416を有する。トランスフ
アマニユアル弁410は、スプール411が2輪
駆動直結(H2)位置に設定されたとき油路6と
油路7とを連絡すると共に油路8をドレインボー
ト416に連絡し、4輪駆動直結(H4)位置に
設定されたとき油路6と油路7および油路8とを
連絡し、4輪駆動減速(L4)位置に設定された
とき油路6と油路8とを連絡すると共に油路7を
ドレインポート415に連絡する。 リレーバルブ420は、スプール421と該ス
プール421と直列されたプランジヤ422を有
し、スプール421はいずれも同一径でスプリン
グ423が背設された図示上端ランド424と図
示下端ランド425を有する。プランジヤ422
は前記スプール421のランドと同径の図示上端
ランド426と該上端ランド426より大径の図
示下端ランド427を有する。これらスプール4
21およびプランジヤ422により、図示上端油
室431、上端ランド424と下端ランド425
の間の第1中間油室432、スプール421とプ
ランジヤ422との間の第2中間油室433、上
端ランド426と下端ランド427との間の第3
中間油室434、および下端油室435がが形成
されている。 このリレーバルブ420は、下端油室435に
油圧が油路6Aより供給され、スプール421と
プランジヤ422が図示上方に設定されたとき
は、油路7とライン圧供給油路7Aが第1中間油
室432を介して連絡し、トランスフアマニユア
ル弁410の切換によりローハイ切換弁440の
第1の油室である下端油室456へのライン圧の
給排が可能となり、油路7とライン圧供給油路7
Aが連絡し、トランスフアマニユアル弁410に
よりローハイ切換弁440の下端油室456へラ
イン圧が供給されたときは、第2中間油室433
にフイードバツク圧が供給さるためスプール42
1は図示上方に固定される。このとき電子制御装
置600の出力によりソレノイド弁S4が通電さ
れ、油圧が下端油室435から排圧された場合、
プランジヤ422は図示下方に設定されるが、ス
プール421は図示上方に固定されたままとな
り、ローハイ切換弁440の下端油室456へラ
イン圧が供給された状態を維持する。この状態よ
りトランスフアマニユアル弁410により油路7
のライン圧が排圧されたとき、または油路7とラ
イン圧供給油路7Aが連絡し、トランスフアマニ
ユアル弁410によりローハイ切換弁400の下
端油室456からライン圧が排圧された状態で電
子制御装置600の出力により第4のソレノイド
弁S4が通電され、油圧が下端油室435から排
圧されたとき、スプール421とプランジヤ42
2はスプリング423の力で図示下方に設定さ
れ、ライン圧供給油路7Aは第1中間油室432
を介してドレインポート436に連絡する。スプ
ール421が図示下方に設定されているとき、ト
ランスフアマニユアル弁410によるローハイ切
換弁440の下端油室456へのライン圧の給排
はなされず排圧されたままとなり、ローハイ切換
弁440のスプール441とプランジヤ442は
図示下方に設定される。 ローハイ切換弁440は、第1の設定位置(図
示下方)と第2の設定位置(図示上方)とを有
し、第4図に示す如く、図示上方から第1の設定
位置(図示下方)と第2の設定位置(図示上方)
との移動によりクラツチC3の油圧サーボC−
3、ブレーキB−4の油圧サーボB−4へのライ
ン圧油の給排を行う切換弁であるローハイ切換ス
プール441および該ローハイ切換スプール44
1と直列され、第1の設定位置(図示下方)と第
2の設定位置(図示上方)とを有し、第2の設定
位置(図示上方)に付勢された時、ローハイ切換
スプール441を第2の設定位置とするインヒビ
タバルブ442を有し、ローハイ切換スプール4
41はいずれも同一径でローハイ切換スプール4
41を第1の設定位置に付勢する手段であるスプ
リング450が背設された図示上端のスリーブ状
ランド445と図示下端ランド447、および中
間ランド446を有する。インヒビダバルブ44
2は前記ローハイ切換スプール441のランドと
同一径の図示上端ランド448と、該上端ランド
448より大径の下端ランド449を有する。こ
れらローハイ切換スプール441およびインヒビ
タバルブ442により、上端油室451、スリー
ブ状ランド445と中間ランド446と下端ラン
ド447の間の第1および第2中間油室452,
453、ローハイ切換スプール441とインヒビ
タバルブ442との間の第2の油室である油室4
54、および下端油室456が形成されている。 このローハイ切換弁440は、ローハイ切換ス
プール411が図示下方に設定されたときには、
上端油室451はスリーブ状ランド445の油口
443を介して油路6Aと連通し、第1中間油室
452はライン圧油路6と減速用油路6Bを連絡
し、第2中間油室453は直結用油路6Cとドレ
インポート457を連絡し、ローハイ切換スプー
ル441が図示上方に設定されたときは上端油室
451はスリーブ状ランド445の油口443を
介してドレインポート458と連通し、第1中間
油室452は減速用油路6Bとドレインポート4
59を連絡し、第2中間油室453は油路6と直
結用油路6Cを連絡し、また油室454は常時ロ
ーハイ切換スプール441を第2の設定位置(図
示上方)に付勢すると共にインヒビタバルブ44
2を第1の設定位置(図示下方)に付勢する第4
のソレノイド弁S4の信号に対応した油圧を発生
する油路6Aと連絡し、下端油室456は常時イ
ンヒビタバルブ442を第2の設定位置(図示上
方)に付勢する。 オリフイスコントロールバルブ480は、油路
6Bに供給された作動油を調圧して油圧サーボB
−4に供給する制御弁で、図示上方へスプリング
481で付勢された図示上方より上端ランド48
2、中間ランド483、下端ランド484を有し
たスプール485を有し、図示上方に上端油室4
86、上端ランド482と中間ランド483の間
に上側油室487、中間ランド483と下端ラン
ド484の間に下側油室488、スプリング48
1を内包する下端油室489が形成され、スプー
ル485には上側油室487と下側油室488と
を連通するオリフイス483Aが設けられてい
る。 上端油室486は主油圧制御装置100のスロ
ツトル弁200の油路1Aと連通され、スプール
485は上端油室486に加わるスロツトル開度
に応じた油圧とスプリング481により調整さ
れ、油路6Bに供給されたライン油圧を油路6B
の流通路に設けられたオリフイス6a,6bを選
択して油圧サーボB−4に供給するように設けら
れている。 第4ソレノイド弁S4は、シフトレバー(図示
しない)の設定位置をL4(4輪駆動減速)レン
ジに設定し、且つ車両走行条件が定められた許可
域内である時に限り非通電から通電され、シフト
レバーの設定位置をH2(2輪駆動直結)、H4
(4輪駆動直結)レンジに設定し、且つ車両走行
条件が定められた許可域内である時に限り通電か
ら非通電されるよう電子制御装置600により制
御され、非通電時にオリフイス514を介し油路
2と連絡した油路6Aにハイレベルのソレノイド
圧(ライン圧に等しい)を生じせしめ、通電時に
は油路6Aの圧油を排出させ、ロウレベルのソレ
ノイド圧を生じる。 トランスフアマニユアル弁410の駆動のため
に運転席に設けられた副変速機50のシフトレバ
ーは、H2(2輪駆動直結)、L2(2輪駆動減速)、
H4(4輪駆動直結)、L4(4輪駆動減速)の各レ
ンジの副シフトポジシヨンSpを有し、この副シ
フトポジシヨンSpの設定レンジとブレーキB4、
クラツチC3およびC4の係合および解放と車両
の走行状態の作動関係を表3に示す。
ている場合を示し、×は排圧されている場合を示
す。 第4図に4輪駆動用副変速機50の副油圧制御
装置400を示す。 主変速機10の主油圧制御装置100の油路6
により供給された供給油を運転席に設けられ、手
動により操作されるシフトレバーにより油路7お
よび油路8に供給するトランスフアマニユアル弁
410、リレーバルブ420、クラツチC3とブ
レーキB4の係合を切換るローハイ切換弁44
0、第3のアキユムレータ制御弁460、シフト
タイミング弁470、ブレーキB4の係合を円滑
になさしめるオリフイスコントロールバルブ48
0、クラツチC3の係合を円滑になさしめるアキ
ユムレータ490、ブレーキB4の係合を円滑に
なさしめるアキユムレータ500、クラツチC
3,C4およびブレーキB4の油圧サーボC−
3,C−4,B−4、供給される圧油の流量を制
御するチエツク弁付流量制御弁511,512,
513、オイルストレーナST5、ST6、下述す
る電子制御装置600の出力で開閉される第4の
ソレノイド弁S4、並びに各弁間およびクラツ
チ、ブレーキの油圧シリンダを連絡する油路から
なる。 トランスフアマニユアル弁410は、運転席に
設けられるシフトレバー(図示せず)に連結され
たスプール411を有し、前記主変速機10の主
油圧制御装置100の油路6に連絡するインポー
ト412、油路7に連絡するアウトポート41
3、油路8に連絡するアウトポート414、ドレ
インポート415,416を有する。トランスフ
アマニユアル弁410は、スプール411が2輪
駆動直結(H2)位置に設定されたとき油路6と
油路7とを連絡すると共に油路8をドレインボー
ト416に連絡し、4輪駆動直結(H4)位置に
設定されたとき油路6と油路7および油路8とを
連絡し、4輪駆動減速(L4)位置に設定された
とき油路6と油路8とを連絡すると共に油路7を
ドレインポート415に連絡する。 リレーバルブ420は、スプール421と該ス
プール421と直列されたプランジヤ422を有
し、スプール421はいずれも同一径でスプリン
グ423が背設された図示上端ランド424と図
示下端ランド425を有する。プランジヤ422
は前記スプール421のランドと同径の図示上端
ランド426と該上端ランド426より大径の図
示下端ランド427を有する。これらスプール4
21およびプランジヤ422により、図示上端油
室431、上端ランド424と下端ランド425
の間の第1中間油室432、スプール421とプ
ランジヤ422との間の第2中間油室433、上
端ランド426と下端ランド427との間の第3
中間油室434、および下端油室435がが形成
されている。 このリレーバルブ420は、下端油室435に
油圧が油路6Aより供給され、スプール421と
プランジヤ422が図示上方に設定されたとき
は、油路7とライン圧供給油路7Aが第1中間油
室432を介して連絡し、トランスフアマニユア
ル弁410の切換によりローハイ切換弁440の
第1の油室である下端油室456へのライン圧の
給排が可能となり、油路7とライン圧供給油路7
Aが連絡し、トランスフアマニユアル弁410に
よりローハイ切換弁440の下端油室456へラ
イン圧が供給されたときは、第2中間油室433
にフイードバツク圧が供給さるためスプール42
1は図示上方に固定される。このとき電子制御装
置600の出力によりソレノイド弁S4が通電さ
れ、油圧が下端油室435から排圧された場合、
プランジヤ422は図示下方に設定されるが、ス
プール421は図示上方に固定されたままとな
り、ローハイ切換弁440の下端油室456へラ
イン圧が供給された状態を維持する。この状態よ
りトランスフアマニユアル弁410により油路7
のライン圧が排圧されたとき、または油路7とラ
イン圧供給油路7Aが連絡し、トランスフアマニ
ユアル弁410によりローハイ切換弁400の下
端油室456からライン圧が排圧された状態で電
子制御装置600の出力により第4のソレノイド
弁S4が通電され、油圧が下端油室435から排
圧されたとき、スプール421とプランジヤ42
2はスプリング423の力で図示下方に設定さ
れ、ライン圧供給油路7Aは第1中間油室432
を介してドレインポート436に連絡する。スプ
ール421が図示下方に設定されているとき、ト
ランスフアマニユアル弁410によるローハイ切
換弁440の下端油室456へのライン圧の給排
はなされず排圧されたままとなり、ローハイ切換
弁440のスプール441とプランジヤ442は
図示下方に設定される。 ローハイ切換弁440は、第1の設定位置(図
示下方)と第2の設定位置(図示上方)とを有
し、第4図に示す如く、図示上方から第1の設定
位置(図示下方)と第2の設定位置(図示上方)
との移動によりクラツチC3の油圧サーボC−
3、ブレーキB−4の油圧サーボB−4へのライ
ン圧油の給排を行う切換弁であるローハイ切換ス
プール441および該ローハイ切換スプール44
1と直列され、第1の設定位置(図示下方)と第
2の設定位置(図示上方)とを有し、第2の設定
位置(図示上方)に付勢された時、ローハイ切換
スプール441を第2の設定位置とするインヒビ
タバルブ442を有し、ローハイ切換スプール4
41はいずれも同一径でローハイ切換スプール4
41を第1の設定位置に付勢する手段であるスプ
リング450が背設された図示上端のスリーブ状
ランド445と図示下端ランド447、および中
間ランド446を有する。インヒビダバルブ44
2は前記ローハイ切換スプール441のランドと
同一径の図示上端ランド448と、該上端ランド
448より大径の下端ランド449を有する。こ
れらローハイ切換スプール441およびインヒビ
タバルブ442により、上端油室451、スリー
ブ状ランド445と中間ランド446と下端ラン
ド447の間の第1および第2中間油室452,
453、ローハイ切換スプール441とインヒビ
タバルブ442との間の第2の油室である油室4
54、および下端油室456が形成されている。 このローハイ切換弁440は、ローハイ切換ス
プール411が図示下方に設定されたときには、
上端油室451はスリーブ状ランド445の油口
443を介して油路6Aと連通し、第1中間油室
452はライン圧油路6と減速用油路6Bを連絡
し、第2中間油室453は直結用油路6Cとドレ
インポート457を連絡し、ローハイ切換スプー
ル441が図示上方に設定されたときは上端油室
451はスリーブ状ランド445の油口443を
介してドレインポート458と連通し、第1中間
油室452は減速用油路6Bとドレインポート4
59を連絡し、第2中間油室453は油路6と直
結用油路6Cを連絡し、また油室454は常時ロ
ーハイ切換スプール441を第2の設定位置(図
示上方)に付勢すると共にインヒビタバルブ44
2を第1の設定位置(図示下方)に付勢する第4
のソレノイド弁S4の信号に対応した油圧を発生
する油路6Aと連絡し、下端油室456は常時イ
ンヒビタバルブ442を第2の設定位置(図示上
方)に付勢する。 オリフイスコントロールバルブ480は、油路
6Bに供給された作動油を調圧して油圧サーボB
−4に供給する制御弁で、図示上方へスプリング
481で付勢された図示上方より上端ランド48
2、中間ランド483、下端ランド484を有し
たスプール485を有し、図示上方に上端油室4
86、上端ランド482と中間ランド483の間
に上側油室487、中間ランド483と下端ラン
ド484の間に下側油室488、スプリング48
1を内包する下端油室489が形成され、スプー
ル485には上側油室487と下側油室488と
を連通するオリフイス483Aが設けられてい
る。 上端油室486は主油圧制御装置100のスロ
ツトル弁200の油路1Aと連通され、スプール
485は上端油室486に加わるスロツトル開度
に応じた油圧とスプリング481により調整さ
れ、油路6Bに供給されたライン油圧を油路6B
の流通路に設けられたオリフイス6a,6bを選
択して油圧サーボB−4に供給するように設けら
れている。 第4ソレノイド弁S4は、シフトレバー(図示
しない)の設定位置をL4(4輪駆動減速)レン
ジに設定し、且つ車両走行条件が定められた許可
域内である時に限り非通電から通電され、シフト
レバーの設定位置をH2(2輪駆動直結)、H4
(4輪駆動直結)レンジに設定し、且つ車両走行
条件が定められた許可域内である時に限り通電か
ら非通電されるよう電子制御装置600により制
御され、非通電時にオリフイス514を介し油路
2と連絡した油路6Aにハイレベルのソレノイド
圧(ライン圧に等しい)を生じせしめ、通電時に
は油路6Aの圧油を排出させ、ロウレベルのソレ
ノイド圧を生じる。 トランスフアマニユアル弁410の駆動のため
に運転席に設けられた副変速機50のシフトレバ
ーは、H2(2輪駆動直結)、L2(2輪駆動減速)、
H4(4輪駆動直結)、L4(4輪駆動減速)の各レ
ンジの副シフトポジシヨンSpを有し、この副シ
フトポジシヨンSpの設定レンジとブレーキB4、
クラツチC3およびC4の係合および解放と車両
の走行状態の作動関係を表3に示す。
【表】
【表】
表3において、αはS4を一度非通電とすれば
S4を通電しても直結走行状態を維持し、βはS
4を一度通電すればS4を非通電としても減速走
行状態を維持する。Eは対応するクラツチ、ブレ
ーキが係合していることを示し、×は対応するク
ラツチおよびブレーキが解放していることを示
す。 表4に副変速機のシフト位置における油路6と
油路7,8との連通状態を示す。
S4を通電しても直結走行状態を維持し、βはS
4を一度通電すればS4を非通電としても減速走
行状態を維持する。Eは対応するクラツチ、ブレ
ーキが係合していることを示し、×は対応するク
ラツチおよびブレーキが解放していることを示
す。 表4に副変速機のシフト位置における油路6と
油路7,8との連通状態を示す。
【表】
表4において〇は連通してライン圧が供給され
ている場合を示し、×は排圧されている場合を示
す。 つぎに副変速機50の各設定レンジにおける作
動を説明する。 (A) トランスフアマニユアル弁410がH2レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7にライン圧が供給され、
油路8が排圧されている。油路8が排圧されてい
るので、油圧サーボC−4の排圧によつてクラツ
チC4は解放され、スリーブ53には動力が伝達
されず、2輪駆動状態とされる。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が非通電の時、リレーバルブ420の
下端油室435にハイレベルのソレノイド圧が供
給されているため、スプール421とプランジヤ
422は図示上方に設定され、油路7とライン圧
供給油路7Aがリレーバルブ420を介して連絡
し、ローハイ切換弁400の下端油室456にラ
イン圧信号が供給される。これによりローハイ切
換弁440のローハイ切換スプール441および
インヒビタバルブ442は第2の設定位置(図示
上方)に設定され、油路6Bはドレインポート4
59に連連絡して排圧され、油圧サーボB−4は
排圧されてブレーキB4が解放される。油路6C
はローハイ切換弁440のローハイ切換スプール
441、インヒビタバルブ442が第2の設定位
置(図示上方)に設定しているため油路6に連絡
し、第3のアキユムレータ制御弁460を介して
油路6Dに連絡し、油圧サーボC−3にライン圧
を供給してクラツチC3を係合させる。したがつ
て副変速機50はH2(2輪駆動直結状態)にな
る。 この時、リレーバルブ420の第2中間油室4
33にライン圧給油路7Aよりフイードバツク圧
が供給されるためスプール421は図示上方に固
定され、第4のソレノイド弁S4が通電されて下
端油室435にローレベルのソレノイド圧が供給
されても、プランジヤ422のみが図示下方に設
定され、スプール421は図示上方に設定された
ままとなり、ローハイ切換弁440の下端油室4
56へライン圧信号が供給されている。したがつ
て副変速機50は第4のソレノイド弁S4が通電
されてもH2(2輪駆動直結状態)を維持する。 (B) トランスフアマニユアル弁410がH4レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7および油路8の双方へラ
イン圧が供給される。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が非通電の時、リレーバルブ420の
下端油室435にハイレベルのソレノイド圧が供
給されているため、スプール421とプランジヤ
422は図示上方に設定され、油路7とライン圧
供給油路7Aが連絡し、ローハイ切換弁440の
下端油室456にライン圧が供給される。これに
よりローハイ切換弁440のローハイ切換スプー
ル441およびインヒビタバルブ442は第2の
設定位置(図示上方)に設定され、油路6Bはド
レインポート459に連絡して排圧され、油圧サ
ーボB−4は排圧されてブレーキB4が解放され
る。油路6Cはローハイ切換弁440のローハイ
切換スプール441、インヒビタバルブ442が
第2の設定位置(図示上方)に設定しているため
油路6に連絡し、第3のアキユムレータ制御弁4
60を介して油路6Dに連絡し、油圧サーボC−
3にライン圧を供給しクラツチC3を係合させて
いる。また油路8へ供給されたライン圧は油圧サ
ーボC−4に供給され、クラツチC4を係合す
る。これにより副変速機50はH4(4輪駆動直結
状態)になる。 この時、リレーバルブ420の第2中間油室4
33にライン圧供給油路7Aよりフイードバツク
圧が供給されるため、スプール421は図示上方
に固定され、第4のソレノイド弁S4が通電され
て下端油室435にローレベルのソレノイド圧が
供給されてもプランジヤ422のみが図示下方に
設定され、スプール421は図示上方に設定され
たままとなり、ローハイ切換弁440の下端油室
456へライン圧を供給し、副変速機50はH4
(4輪駆動直結状態)を維持する。 (C) トランスフアマニユアル弁410がL4レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7が排圧され、油路8にラ
イン圧が供給される。これによりリレーバルブ4
20の設定如何にかかわらず油路7,7Aが排圧
され、油路8にライン圧が供給されるためクラツ
チC4は係合されて4輪駆動状態が維持される。 高速段(H2、H4)よりL4レンジに設定された
ときに第4のソレノイド弁S4が電子制御装置6
00の出力により非通電とされているときは、油
路6Aよりローハイ切換弁440の油圧454に
ハイレベルのソレノイド圧が供給され、下端油室
456へ供給されていたライン圧が油路7A、リ
レーバルブ420、油路7およびトランスフアマ
ニユアル弁410を介して排圧されるので、油室
454に印加されるライン圧によつてローハイ切
換弁440のインヒビタバルブ442は第1の設
定位置(図示下方)に設定されるが、ローハイ切
換弁440のローハイ切換スプール441は第2
の設定位置(図示上方)に設定されたままとなり
H4(4輪駆動直結状態)とされる。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4がトランスフアマニユアル弁410を
L4レンジに設定されたときに通電状態の時、ま
たはトランスフアマニユアル弁410がL4状態
で第4のソレノイド弁S4が非通電から通電され
たとき、油路6Aはローレベルのソレノイド圧と
されるので、ローハイ切換弁440のローハイ切
換スプール441はスプリング450の作用で第
1の設定位置(図示下方)に設定される。これに
より油路6と油路6Bがローハイ切換弁440を
介して連絡し、ブレーキB4の油圧サーボB−4
にオリフイス6a、オリイス6bまたはオリフイ
スコントロールバルブ480を介してライン圧を
供給し、油路6Cがローハイ切換弁440の第1
中間油室452を介してドレインポート457に
連絡して排圧され、クラツチC3の油圧サーボC
−3の油圧が排圧される。これにより副変速機5
0はL4(4輪駆動減速状態)となる。いつたんL4
(4輪駆動減速状態)とされた後、第4のソレノ
イド弁S4が非通電とされても油路6Aがハイレ
ベルのソレノイド圧とされると、ローハイ切換弁
440の油室454に印加されるが同時にローハ
イ切換スプール441のスリーブ状ランド445
の油口443を介して上端油室451にハイレベ
ルのソレノイド圧が印加されるため、ローハイ切
換スプール441は変位せずにL4(4輪駆動減速
状態)が保たれる。 (D) 副変速機50が4輪駆動減速状態でトランス
フアマニユアル弁410がL4レンジからH2ま
たはH4レンジに設定されたとき。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が通電状態のとき、リレーバルブ42
0の下端油室435から油圧が排圧され、スプリ
ング423の力でスプール421とプランジヤ4
22は図示下方に設定されているため油路7と油
路7Aは上端ランド424に連通が阻止され、ロ
ーハイ切換弁440の下端油室456は排圧され
た状態とされるので、ローハイ切換弁440のロ
ーハイ切換スプール441とインヒビタバルブ4
42はスプリング450の力で図示下方に設定さ
れ、クラツチC3が解放され、ブレーキB4が係
合するため、副変速機50はL2(2輪駆動減速状
態)またはL4(4輪駆動減速状態)となるが、電
子制御装置600の出力により第4のソレノイド
弁S4が非通電とされることにより、上述の如く
リレーバルブ420の下端油室435にハイレベ
ルのソレノイド圧が供給されるため、スプール4
21とプランジヤ422は図示上方に設定され、
油路7とライン圧供給油路7Aが連絡し、ローハ
イ切換弁440の下端油室456にライン圧が供
給され、ローハイ切換スプール441およびイン
ヒビタバルブ442は第2の設定位置(図示上
方)に設定される。これにより油路6Bはドレイ
ンポート459に連絡して排圧され、これにより
ブレーキB4は解放され、油路6Cはローハイ切
換弁440のローハイ切換スプール441、イン
ヒビタバルブ442が第2の設定位置(図示上
方)に設定されるため油路6に連絡し、第3のア
キユムレータ制御弁460を介して油路6Dに連
絡しクラツチC3を係合させ、副変速機50は
H2(2輪駆動直結)またはH4(4輪駆動直結)と
なる。 4輪駆動用自動変速機の変速制御を行う電子制
御装置を第5図および第6図に示すブロツク図に
基づき説明する。 主油圧制御装置100および副油圧制御装置4
00のソレノイド弁S1〜S4の通電制御を行な
う電子制御装置600は、アクセル量を検出する
スロツトル開度センサ601、副変速機50の出
力軸回転速度から検出した信号を車速に変換する
車速センサ602、副変速機50の入力軸である
主変速機10の出力軸32の回転速度を検出する
主変速機出力軸回転速度センサ603、運転者の
選択により、例えばエコノミー・ノーマル・パワ
ーなど変速パターンの切換設定を行うパワーセレ
クトスイツチ604、ブレーキランプスイツチ6
05、主変速機10の設定レンジの位置(Mp)
を検出する主変速機シフトレバー位置センサ60
6、副変速機50の設定レンジの位置(Sp)を
検出する副変速機シフトレバー位置センサ60
7、副変速機50のオイルパン63内で副油圧制
御装置400に使用される作動油の温度を検出す
る油温検出手段である油温検出センサ608、こ
れら車両走行状件からの入力ポートであるととも
にソレノイド弁S1〜S4への出力ポートである
I/Oポート609、中央演算処理装置CPU、
変速点処理を行なうランダムアクセスメモリ
RAM、変速点やロツクアツプ点などの変速パタ
ーンのデータを記憶しているリードオンリメモリ
ROMからなる。 つぎに本発明にかかる作動を第7図に示すフロ
ーチヤートに基づき説明する。 始めに、副変速機50のシフトポジシヨンSp
がL4レンジに設定されているか否かの判断を行
い(701)、NO(シフトポジシヨンSpがL4レンジ
に設定されていない)の場合はリターンし、
YES(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ている)の場合は、油温検出センサ608の出力
より作動油の温度Tpが設定温度α以下であるか
否かの判断を行い、(702)、NO(作動油の温度
Tpが設定温度αより高い時)の場合は、作動油
の粘性が低温時よりも低下して適正値とされ、さ
らに副油圧制御装置400のバルブボデイ400
Aとインヒビタバルブ442のクリアランス量が
適正値であると判断し、(704)へ進む。YES(作
動油の温度Tpが設定温度α以下の時)の場合は、
作動油の粘性が高く、さらに副油圧制御装置40
0のバルブボデイ400Aとインヒビタバルブ4
42のクリアランス量が小さく、下端油室456
の排油特性が劣化していると判断し、インヒビタ
バルブ442が図示上方位置より図示下方位置に
移動する適正設定時間T11の間ソレノイド弁S
4の通電を禁止し、ローハイ切換スプール441
とインヒビタバルブ442の間の油室454にイ
ンヒビタバルブ442を図示下方に付勢する付勢
油圧(ソレノイド圧)を発生させる(703)。設定
時間T11経過後、または(702)で作動油の温
度Tpが設定温度αより高い場合は、ソレノイド
弁S4を通電(表示1)の出力を生じ(704)、リ
ターンする。 上記実施例では車両走行状態に制御装置に使用
される作動油の温度を適用した例を示したが、他
にエンジンの冷却水の温度、エンジンの潤滑油の
温度、トランスミツシヨンケースの温度など他の
状態を検知して適用しても良い。 上記実施例では、本発明を4輪駆動用変速機の
副変速機の変速設定弁(ローハイ切換スプール)
のインヒビタタバルブに適用した例を示したが、
本発明はこれに限定されるものでなく、油圧によ
り切換設定される全ての車両用油圧制御装置の弁
体に適用しても良いのはいうまでもなく、他に電
磁クラツチなどによつて切換えられる複数の歯車
列、無段変速機構など、他の車両用変速機を電気
的に制御する制御装置に対応して設けても良い。
また上記実施例ではインヒビタバルブを付勢して
ローハイ切換スプールの作動速度を早めるよう設
けたが、他に制御手段の設定速度を遅らせるよう
設けても良い。
ている場合を示し、×は排圧されている場合を示
す。 つぎに副変速機50の各設定レンジにおける作
動を説明する。 (A) トランスフアマニユアル弁410がH2レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7にライン圧が供給され、
油路8が排圧されている。油路8が排圧されてい
るので、油圧サーボC−4の排圧によつてクラツ
チC4は解放され、スリーブ53には動力が伝達
されず、2輪駆動状態とされる。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が非通電の時、リレーバルブ420の
下端油室435にハイレベルのソレノイド圧が供
給されているため、スプール421とプランジヤ
422は図示上方に設定され、油路7とライン圧
供給油路7Aがリレーバルブ420を介して連絡
し、ローハイ切換弁400の下端油室456にラ
イン圧信号が供給される。これによりローハイ切
換弁440のローハイ切換スプール441および
インヒビタバルブ442は第2の設定位置(図示
上方)に設定され、油路6Bはドレインポート4
59に連連絡して排圧され、油圧サーボB−4は
排圧されてブレーキB4が解放される。油路6C
はローハイ切換弁440のローハイ切換スプール
441、インヒビタバルブ442が第2の設定位
置(図示上方)に設定しているため油路6に連絡
し、第3のアキユムレータ制御弁460を介して
油路6Dに連絡し、油圧サーボC−3にライン圧
を供給してクラツチC3を係合させる。したがつ
て副変速機50はH2(2輪駆動直結状態)にな
る。 この時、リレーバルブ420の第2中間油室4
33にライン圧給油路7Aよりフイードバツク圧
が供給されるためスプール421は図示上方に固
定され、第4のソレノイド弁S4が通電されて下
端油室435にローレベルのソレノイド圧が供給
されても、プランジヤ422のみが図示下方に設
定され、スプール421は図示上方に設定された
ままとなり、ローハイ切換弁440の下端油室4
56へライン圧信号が供給されている。したがつ
て副変速機50は第4のソレノイド弁S4が通電
されてもH2(2輪駆動直結状態)を維持する。 (B) トランスフアマニユアル弁410がH4レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7および油路8の双方へラ
イン圧が供給される。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が非通電の時、リレーバルブ420の
下端油室435にハイレベルのソレノイド圧が供
給されているため、スプール421とプランジヤ
422は図示上方に設定され、油路7とライン圧
供給油路7Aが連絡し、ローハイ切換弁440の
下端油室456にライン圧が供給される。これに
よりローハイ切換弁440のローハイ切換スプー
ル441およびインヒビタバルブ442は第2の
設定位置(図示上方)に設定され、油路6Bはド
レインポート459に連絡して排圧され、油圧サ
ーボB−4は排圧されてブレーキB4が解放され
る。油路6Cはローハイ切換弁440のローハイ
切換スプール441、インヒビタバルブ442が
第2の設定位置(図示上方)に設定しているため
油路6に連絡し、第3のアキユムレータ制御弁4
60を介して油路6Dに連絡し、油圧サーボC−
3にライン圧を供給しクラツチC3を係合させて
いる。また油路8へ供給されたライン圧は油圧サ
ーボC−4に供給され、クラツチC4を係合す
る。これにより副変速機50はH4(4輪駆動直結
状態)になる。 この時、リレーバルブ420の第2中間油室4
33にライン圧供給油路7Aよりフイードバツク
圧が供給されるため、スプール421は図示上方
に固定され、第4のソレノイド弁S4が通電され
て下端油室435にローレベルのソレノイド圧が
供給されてもプランジヤ422のみが図示下方に
設定され、スプール421は図示上方に設定され
たままとなり、ローハイ切換弁440の下端油室
456へライン圧を供給し、副変速機50はH4
(4輪駆動直結状態)を維持する。 (C) トランスフアマニユアル弁410がL4レン
ジに設定されたとき。 表4に示す如く油路7が排圧され、油路8にラ
イン圧が供給される。これによりリレーバルブ4
20の設定如何にかかわらず油路7,7Aが排圧
され、油路8にライン圧が供給されるためクラツ
チC4は係合されて4輪駆動状態が維持される。 高速段(H2、H4)よりL4レンジに設定された
ときに第4のソレノイド弁S4が電子制御装置6
00の出力により非通電とされているときは、油
路6Aよりローハイ切換弁440の油圧454に
ハイレベルのソレノイド圧が供給され、下端油室
456へ供給されていたライン圧が油路7A、リ
レーバルブ420、油路7およびトランスフアマ
ニユアル弁410を介して排圧されるので、油室
454に印加されるライン圧によつてローハイ切
換弁440のインヒビタバルブ442は第1の設
定位置(図示下方)に設定されるが、ローハイ切
換弁440のローハイ切換スプール441は第2
の設定位置(図示上方)に設定されたままとなり
H4(4輪駆動直結状態)とされる。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4がトランスフアマニユアル弁410を
L4レンジに設定されたときに通電状態の時、ま
たはトランスフアマニユアル弁410がL4状態
で第4のソレノイド弁S4が非通電から通電され
たとき、油路6Aはローレベルのソレノイド圧と
されるので、ローハイ切換弁440のローハイ切
換スプール441はスプリング450の作用で第
1の設定位置(図示下方)に設定される。これに
より油路6と油路6Bがローハイ切換弁440を
介して連絡し、ブレーキB4の油圧サーボB−4
にオリフイス6a、オリイス6bまたはオリフイ
スコントロールバルブ480を介してライン圧を
供給し、油路6Cがローハイ切換弁440の第1
中間油室452を介してドレインポート457に
連絡して排圧され、クラツチC3の油圧サーボC
−3の油圧が排圧される。これにより副変速機5
0はL4(4輪駆動減速状態)となる。いつたんL4
(4輪駆動減速状態)とされた後、第4のソレノ
イド弁S4が非通電とされても油路6Aがハイレ
ベルのソレノイド圧とされると、ローハイ切換弁
440の油室454に印加されるが同時にローハ
イ切換スプール441のスリーブ状ランド445
の油口443を介して上端油室451にハイレベ
ルのソレノイド圧が印加されるため、ローハイ切
換スプール441は変位せずにL4(4輪駆動減速
状態)が保たれる。 (D) 副変速機50が4輪駆動減速状態でトランス
フアマニユアル弁410がL4レンジからH2ま
たはH4レンジに設定されたとき。 電子制御装置600の出力により第4のソレノ
イド弁S4が通電状態のとき、リレーバルブ42
0の下端油室435から油圧が排圧され、スプリ
ング423の力でスプール421とプランジヤ4
22は図示下方に設定されているため油路7と油
路7Aは上端ランド424に連通が阻止され、ロ
ーハイ切換弁440の下端油室456は排圧され
た状態とされるので、ローハイ切換弁440のロ
ーハイ切換スプール441とインヒビタバルブ4
42はスプリング450の力で図示下方に設定さ
れ、クラツチC3が解放され、ブレーキB4が係
合するため、副変速機50はL2(2輪駆動減速状
態)またはL4(4輪駆動減速状態)となるが、電
子制御装置600の出力により第4のソレノイド
弁S4が非通電とされることにより、上述の如く
リレーバルブ420の下端油室435にハイレベ
ルのソレノイド圧が供給されるため、スプール4
21とプランジヤ422は図示上方に設定され、
油路7とライン圧供給油路7Aが連絡し、ローハ
イ切換弁440の下端油室456にライン圧が供
給され、ローハイ切換スプール441およびイン
ヒビタバルブ442は第2の設定位置(図示上
方)に設定される。これにより油路6Bはドレイ
ンポート459に連絡して排圧され、これにより
ブレーキB4は解放され、油路6Cはローハイ切
換弁440のローハイ切換スプール441、イン
ヒビタバルブ442が第2の設定位置(図示上
方)に設定されるため油路6に連絡し、第3のア
キユムレータ制御弁460を介して油路6Dに連
絡しクラツチC3を係合させ、副変速機50は
H2(2輪駆動直結)またはH4(4輪駆動直結)と
なる。 4輪駆動用自動変速機の変速制御を行う電子制
御装置を第5図および第6図に示すブロツク図に
基づき説明する。 主油圧制御装置100および副油圧制御装置4
00のソレノイド弁S1〜S4の通電制御を行な
う電子制御装置600は、アクセル量を検出する
スロツトル開度センサ601、副変速機50の出
力軸回転速度から検出した信号を車速に変換する
車速センサ602、副変速機50の入力軸である
主変速機10の出力軸32の回転速度を検出する
主変速機出力軸回転速度センサ603、運転者の
選択により、例えばエコノミー・ノーマル・パワ
ーなど変速パターンの切換設定を行うパワーセレ
クトスイツチ604、ブレーキランプスイツチ6
05、主変速機10の設定レンジの位置(Mp)
を検出する主変速機シフトレバー位置センサ60
6、副変速機50の設定レンジの位置(Sp)を
検出する副変速機シフトレバー位置センサ60
7、副変速機50のオイルパン63内で副油圧制
御装置400に使用される作動油の温度を検出す
る油温検出手段である油温検出センサ608、こ
れら車両走行状件からの入力ポートであるととも
にソレノイド弁S1〜S4への出力ポートである
I/Oポート609、中央演算処理装置CPU、
変速点処理を行なうランダムアクセスメモリ
RAM、変速点やロツクアツプ点などの変速パタ
ーンのデータを記憶しているリードオンリメモリ
ROMからなる。 つぎに本発明にかかる作動を第7図に示すフロ
ーチヤートに基づき説明する。 始めに、副変速機50のシフトポジシヨンSp
がL4レンジに設定されているか否かの判断を行
い(701)、NO(シフトポジシヨンSpがL4レンジ
に設定されていない)の場合はリターンし、
YES(シフトポジシヨンSpがL4レンジに設定され
ている)の場合は、油温検出センサ608の出力
より作動油の温度Tpが設定温度α以下であるか
否かの判断を行い、(702)、NO(作動油の温度
Tpが設定温度αより高い時)の場合は、作動油
の粘性が低温時よりも低下して適正値とされ、さ
らに副油圧制御装置400のバルブボデイ400
Aとインヒビタバルブ442のクリアランス量が
適正値であると判断し、(704)へ進む。YES(作
動油の温度Tpが設定温度α以下の時)の場合は、
作動油の粘性が高く、さらに副油圧制御装置40
0のバルブボデイ400Aとインヒビタバルブ4
42のクリアランス量が小さく、下端油室456
の排油特性が劣化していると判断し、インヒビタ
バルブ442が図示上方位置より図示下方位置に
移動する適正設定時間T11の間ソレノイド弁S
4の通電を禁止し、ローハイ切換スプール441
とインヒビタバルブ442の間の油室454にイ
ンヒビタバルブ442を図示下方に付勢する付勢
油圧(ソレノイド圧)を発生させる(703)。設定
時間T11経過後、または(702)で作動油の温
度Tpが設定温度αより高い場合は、ソレノイド
弁S4を通電(表示1)の出力を生じ(704)、リ
ターンする。 上記実施例では車両走行状態に制御装置に使用
される作動油の温度を適用した例を示したが、他
にエンジンの冷却水の温度、エンジンの潤滑油の
温度、トランスミツシヨンケースの温度など他の
状態を検知して適用しても良い。 上記実施例では、本発明を4輪駆動用変速機の
副変速機の変速設定弁(ローハイ切換スプール)
のインヒビタタバルブに適用した例を示したが、
本発明はこれに限定されるものでなく、油圧によ
り切換設定される全ての車両用油圧制御装置の弁
体に適用しても良いのはいうまでもなく、他に電
磁クラツチなどによつて切換えられる複数の歯車
列、無段変速機構など、他の車両用変速機を電気
的に制御する制御装置に対応して設けても良い。
また上記実施例ではインヒビタバルブを付勢して
ローハイ切換スプールの作動速度を早めるよう設
けたが、他に制御手段の設定速度を遅らせるよう
設けても良い。
第1図は4輪駆動用変速機の断面図、第2図は
4輪駆動車の駆動機構の概略図、第3図は主変速
機の油圧制御装置の油圧回路図、第4図は副変速
機の油圧制御装置の油圧回路図、第5図および第
6図は電子制御装置のブロツク図、第7図は本実
施例の作動を示すフローチヤートである。 図中、10…主変速機、50…副変速機、10
0…主油圧制御装置、400…副油圧制御装置、
410…トランスフアマニユアル弁、420…リ
レーバルブ、440…ローハイ切換弁、441…
ローハイ切換スプール、442…インヒビタバル
ブ、600…電子制御装置、S1,S2,S3,
S4…ソレノイド弁。
4輪駆動車の駆動機構の概略図、第3図は主変速
機の油圧制御装置の油圧回路図、第4図は副変速
機の油圧制御装置の油圧回路図、第5図および第
6図は電子制御装置のブロツク図、第7図は本実
施例の作動を示すフローチヤートである。 図中、10…主変速機、50…副変速機、10
0…主油圧制御装置、400…副油圧制御装置、
410…トランスフアマニユアル弁、420…リ
レーバルブ、440…ローハイ切換弁、441…
ローハイ切換スプール、442…インヒビタバル
ブ、600…電子制御装置、S1,S2,S3,
S4…ソレノイド弁。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 複数の変速段を有する主変速機と、該主変速
機に駆動連結され高速段がわ油圧サーボと低速段
側油圧サーボの選択的な係合により高速段と低速
段とが切換え可能な副変速機と、該副変速機の高
速段及び低速段のいずれかの変速段を運転者の意
志により選択するシフトレバーと、該シフトレバ
ーに連結され、前記シフトレバーの選択位置に応
じて油圧を出力するマニユアル弁と、該マニユア
ル弁からの油圧に応じて油圧源からの油圧を前記
高速段がわ油圧サーボ及び低速段がわ油圧サーボ
に選択的に供給する切換弁と、該切換弁に前記切
換弁を前記低速段がわ油圧サーボへの油圧の供給
を阻止する側に拘束する信号圧を供給及び排出す
るソレノイド弁と、該ソレノイド弁を制御する電
子制御装置とを備えた車両用変速機の制御装置に
おいて、 変速機構の作動油の温度を検出する油温センサ
とを有し、 前記切換弁は、ローハイ切換スプールとインヒ
ビタバルブとの2つのバルブにより構成され、 前記ローハイ切換スプールの一方端側に前記イ
ンヒビタバルブ側に付勢するスプリングと、 前記インヒビタバルブの一方端側に前記ローハ
イ切換スプール側に押圧するための前記マニユア
ル弁からの油圧が供給される第1の油室と、 前記ローハイ切換スプールとインヒビタバルブ
との間に前記ソレノイド弁からの信号圧が供給さ
れる第2の油室とを有し、 前記シフトレバーにより変速段の切換えが行な
われ時で、前記油温センサにより検出された油温
が設定値以下とされた時に、前記第2の油室に供
給されている前記ソレノイド弁からの信号圧の排
出を所定時間遅延させる手段を備え、前記第1の
油室に供給されている油圧の排出を促進させるこ
とを特徴とする車両用変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007769A JPS61167742A (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 車両用変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60007769A JPS61167742A (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 車両用変速機の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61167742A JPS61167742A (ja) | 1986-07-29 |
JPH0573945B2 true JPH0573945B2 (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=11674884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60007769A Granted JPS61167742A (ja) | 1985-01-19 | 1985-01-19 | 車両用変速機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61167742A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427661A (en) * | 1977-07-29 | 1979-03-01 | Aisin Warner | Speed change controlling device for use in automatic speed changing machine |
JPS55148619A (en) * | 1979-05-08 | 1980-11-19 | Toyota Motor Corp | Transmission for vehicle with subtransmission |
JPS5725552A (en) * | 1980-07-23 | 1982-02-10 | Mitsubishi Motors Corp | Oil pressure control device of automatic speed changer for automobile |
JPS59115145A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-03 | Sharp Corp | 螺子類の自動供給装置 |
JPS59217045A (ja) * | 1983-05-24 | 1984-12-07 | Toyota Motor Corp | クラツチ駆動制御装置 |
-
1985
- 1985-01-19 JP JP60007769A patent/JPS61167742A/ja active Granted
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5427661A (en) * | 1977-07-29 | 1979-03-01 | Aisin Warner | Speed change controlling device for use in automatic speed changing machine |
JPS55148619A (en) * | 1979-05-08 | 1980-11-19 | Toyota Motor Corp | Transmission for vehicle with subtransmission |
JPS5725552A (en) * | 1980-07-23 | 1982-02-10 | Mitsubishi Motors Corp | Oil pressure control device of automatic speed changer for automobile |
JPS59115145A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-03 | Sharp Corp | 螺子類の自動供給装置 |
JPS59217045A (ja) * | 1983-05-24 | 1984-12-07 | Toyota Motor Corp | クラツチ駆動制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61167742A (ja) | 1986-07-29 |
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