JPH0573762U - 磁気テープカセット - Google Patents

磁気テープカセット

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Publication number
JPH0573762U
JPH0573762U JP1820392U JP1820392U JPH0573762U JP H0573762 U JPH0573762 U JP H0573762U JP 1820392 U JP1820392 U JP 1820392U JP 1820392 U JP1820392 U JP 1820392U JP H0573762 U JPH0573762 U JP H0573762U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
magnetic tape
side walls
cassette half
window member
Prior art date
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Pending
Application number
JP1820392U
Other languages
English (en)
Inventor
新悟 片桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP1820392U priority Critical patent/JPH0573762U/ja
Publication of JPH0573762U publication Critical patent/JPH0573762U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 VTRを長時間の使用しても、カセット自体
が変形を起こしてしまうことがなく、かつ従来以上にカ
セットハーフの薄肉化を図り、カセット軽量化を前進さ
せることのできる磁気テープカセットを提供する。 【構成】 磁気テープを巻回したテープ巻装体が上下カ
セットハーフから成るカセットケース内に回転自在に収
納され、前記上カセットハーフ1aの表面に左右両側の開
口部分に光透過性の窓部材8,9 を夫々取り付けた磁気テ
ープカセットである。窓部材8,9 の縁部にて前記カセッ
トハーフ1aの内側に延びて接着しろを形成する鍔部10,1
1 が形成されており、前記鍔部10,11 は前記上カセット
ハーフの左右両側壁3 に沿って平行にのび、かつ該平行
な縁部が前記左右両側壁3 まで延長せしめられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、磁気テープを巻回したテープ巻装体が上下カセットハーフから成る カセットケース内に回転自在に収納された磁気テープカセットに関し、特に前記 上カセットハーフの表面に光透過性の窓部材を設けた構成の磁気テープカセット に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、オーディオ機器やビデオ機器などでは、一対の嵌装体に巻回された 磁気テープをカセットケース内に走行可能に支持して記録再生を行う磁気テープ カセットが多用されている。 これらの磁気テープカセットのうち、VHS方式やベータ方式、さらに8ミリ ビデオなどのビデオ機器に用いられる磁気テープカセットのカセットケースは、 周知の如くほとんどの部分がアクリロニトリルブタジエン・スチレン(ABS) 、ハイインパクトスチレン(HIPS)樹脂にて一体成形した上下カセットハー フの組体にて構成されている。 そして近年、このような磁気テープカセットに、機器本体に小型軽量化が進む に伴い、磁気テープカセット自体も軽量化する傾向にあり、またこの種のカセッ トの普及度合いが進につれて価格的により廉価なものが要求されてきている。こ れらの要求に答える具体的手段として、例えばカセットハーフの薄肉化を行な等 の手段が講じられてきている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記軽量化の手段としてのカセットハーフの薄肉化は、特に、下記するような 機械的強度の点が新たに問題となってきた。 以下、図3および図4に示すVHS方式の磁気テープカセットを参照しながら 、その具体的問題点につき詳述する。 VTR等の機器本体に磁気テープカセット1が装填されると、機器内では、磁 気ヘッドをテープに当接させる準備動作として、例えば該カセット1を保持した バケットが降下することにより、カセット前面を保護するガードパネル2が回動 部材21により上方に突き上げられるようにして持ち上げられると共に、テープ リール内にリール駆動用のシャフト22がカセット下方より挿入される。このと きに、前記磁気テープカセット1は特に上方へ動かぬよう固定するために、カセ トを保持するバケットには図3に示すx部分を抑える押え部材20(図4参照) が設けられている。
【0004】 すなわち、バケットに装填されたときに、前記磁気テープカセット1はカセッ ト本体の上面において、前記ガードパネル2の後端部分に接近した左右側壁3, 4のx部分がカセット上方から押えられるので、図4に示すように、前記磁気テ ープカセット1はカセット前後方向のほぼ中央部分において前記シャフト22に より上方に押され(力F2 により突き上げられ)、カセット前方部分において上 方に押され(力F1 により押され)た状態になる。実際には、前記シャフト22 によりテープリールが押し上げられ、テープリールを下方に押しているリーフバ ネ30により上カセットハーフ1aの内壁面が上方に突き上げられる。
【0005】 このために、カセット本体が点線図示のように湾曲してしまう問題があった。 特にVTRを長時間の使用した場合には、カセット自体も高温になるために、上 述のような荷重を受けた状態によりカセット自体が変形を起こしてしまうことが あった。この変形はこれが大きくなると、カセットがVTRからエジェクトでき ないような大きなトラブルを引き起こす要因ともなっていた。
【0006】 このように前記磁気テープカセット1には、その使用時において外力がかけら れているので、最低限この負荷に耐えるだけの機械的強度が必要であるが、カセ ットハーフの薄肉化を押し進めていくと、この強度の問題が有るために、ハーフ 薄肉化にも限界があった。 本考案は、上述の欠点を解消せんとするもので、その目的とするところは、V TRを長時間の使用した場合等においても、上述のような荷重を受けた状態によ りカセット自体が変形を起こしてしまうことがなく、かつ従来以上にカセットハ ーフの薄肉化を図り、カセット軽量化を前進させることのできるように改善され た磁気テープカセットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的は、磁気テープを巻回したテープ巻装体が上下カセットハー フから成るカセットケース内に回転自在に収納され、前記上カセットハーフの表 面に左右両側の開口部分に光透過性の窓部材を夫々取り付けた磁気テープカセッ トにおいて、前記窓部材の縁部にて前記カセットハーフの内側に延びて接着しろ を形成する鍔部が形成されており、前記鍔部は前記上カセットハーフの左右両側 壁に沿って平行にのび、かつ該平行な縁部が前記左右両側壁まで延長せしめられ ていることを特徴とする磁気テープカセットにより達成することができる。
【0008】
【実施態様】
以下、本考案の実施態様について添付図面を参照しながら詳述する。 図1は、本考案に基づくVHS方式の磁気テープカセットの上カセットハーフ の内面を示した平面図である。 なお、図1および図2は、本考案によるものと図3および図4に示した従来型 式のものとは、本実施態様の特徴部分以外の構成においては共通するので、その 構造の説明においては重複する説明を避け、本考案によるものの特徴について詳 細に述べる。
【0009】 本実施態様における磁気テープカセットは、基本的には図3および図4に示し たものと同様であるが、上カセットハーフ1aの構成に従来とは相違する構造が 採用されている。前記上カセットハーフ1aはカセット左側および右側の窓用の 開口部に窓部材8、9が固定されている。前記窓部材8、9は透明な合成樹脂製 であり、該窓部材8,9のの縁部は段差が形成されている。この段差部分が前記 上カセットハーフ1aの内側に延びてた鍔部10、11(図1において斜線にて 示してある)であり、該鍔部10、11が前記窓部材8、9の接着しろを構成し ている。そして、前記窓部材8、9のカセット側壁側に対応した前記鍔部11は 、前記上カセットハーフの左右両側壁に沿って平行にのび、かつ該平行な縁部1 1aが前記左右両側壁まで延長せしめられた構成である。
【0010】 前記窓部材8、9の縁部11aが、図1のa−a線における要部拡大断面図を 示す図2にみられるように、前記上カセットハーフ1の側壁3の内壁に接触する まで延長されているので、前記窓部材9の接着部15が単に大きくなっているだ けでなく、前記押え部材20が当接する部分からカセット後方に延びた領域A( 縁部11aの延びた領域)の機械的強度が高められている。 すなわち、前記カセットハーフ本体がハイインパクトポリスチレン(HIPS )樹脂等の比較的剛性の低い樹脂にて構成されているのにくらべて、前記窓部材 8、9はHIPS樹脂より剛性の高い一般用ポリスチレン(GPPS)樹脂にて 構成されているので、前記鍔部11が延びた領域Aの機械的強度は強化されてい る。これは、GPPS樹脂はHIPS樹脂に比べてゴム成分がないために剛性を 高めることができる。前記領域Aは前記シャフト22がカセットを上方に突き上 げる部分(リーフバネ30の先端部分)に対応したカセット左右方向のラインB と前記押え部材20が当接する部分をカセット横方向から見て含む領域であるこ とから、カセットハーフ厚みtを薄肉化されても前記シャフト22による突き上 げ力F2 に対して効果的な強度アップを図ることができるものである。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案の磁気テープカセットは、窓部材の縁部にて前記カ セットハーフの内側に延びて接着しろを形成する鍔部が形成されており、前記鍔 部は前記上カセットハーフの左右両側壁に沿って平行にのび、かつ該平行な縁部 が前記左右両側壁まで延長した構成である。 したがって、前記カセットがVTRに装填された時に該カセットをカセット上 方から抑える部分とカセット下方から突き上げる部分にまたがる(カセット前後 方向において)領域において集中的に強度アップが可能であるので、VTRを長 時間の使用した場合等においても、カセットをその前後方向において反らせるよ うな荷重を受けた状態によりカセット自体が変形を起こしてしまうことがなく、 かつ従来以上にカセットハーフの薄肉化を図り、カセット軽量化を前進させるこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による上カセットハーフの内面を示した
平面図である。
【図2】図1のa−a線における要部拡断面図である。
【図3】従来の磁気テープカセットの平面図である。
【図4】従来の磁気テープカセットの側面図である。
【符号の説明】
1 磁気テープカセット 1a 上カセットハーフ 1b 下カセットハーフ 2 ガードパネル 3 側壁 5,6,8,9 窓部材 10,11 鍔部 15 接合部 20 押え部材 21 回動部材 22 シャフト 30 リーフバネ A 鍔部のカセット前後方向の領域 B シャフトにより突き上げられるライン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープを巻回したテープ巻装体が上
    下カセットハーフから成るカセットケース内に回転自在
    に収納され、前記上カセットハーフの表面に左右両側の
    開口部分に光透過性の窓部材を夫々取り付けた磁気テー
    プカセットにおいて、前記窓部材の縁部にて前記カセッ
    トハーフの内側に延びて接着しろを形成する鍔部が形成
    されており、前記鍔部は前記上カセットハーフの左右両
    側壁に沿って平行にのび、かつ該平行な縁部が前記左右
    両側壁まで延長せしめられていることを特徴とする磁気
    テープカセット。
JP1820392U 1992-02-28 1992-02-28 磁気テープカセット Pending JPH0573762U (ja)

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JP1820392U JPH0573762U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 磁気テープカセット

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JP1820392U JPH0573762U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 磁気テープカセット

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JPH0573762U true JPH0573762U (ja) 1993-10-08

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ID=11965086

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JP1820392U Pending JPH0573762U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 磁気テープカセット

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