JPH0573698U - 電磁形電気音響器 - Google Patents

電磁形電気音響器

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JPH0573698U
JPH0573698U JP2044692U JP2044692U JPH0573698U JP H0573698 U JPH0573698 U JP H0573698U JP 2044692 U JP2044692 U JP 2044692U JP 2044692 U JP2044692 U JP 2044692U JP H0573698 U JPH0573698 U JP H0573698U
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良文 吉田
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三伸電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小形態の電磁形電気音響器において、高さ寸
法を短縮して可能なる限り偏平化し、かつ、必要な音圧
を確保すること。 【構成】 共に一側部を音孔用に開放させた上部ケ−ス
20と下部ケ−ス21とで偏平形の音響ケ−スを形成す
る。下部ケ−ス21に備えた発音体ユニットの振動板2
4に平行させるようにした音響ケ−ス内に仕切板30を
設ける。この仕切板30が、上部ケ−ス20との間で共
振室32を、上部ケ−ス20の一側部とでその共振室3
2に連通する第1の音孔を各々形成する。さらに、この
仕切板30が上記振動板24との間で前気室31を、下
部ケ−ス21の一側とで前気室31に連通する第2の音
孔を各々形成する。共振室32と前気室31とは仕切板
30に設けた連通孔30aにより連通させてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、携帯電話器やポケットベル等の小形無線機に使用するところの小 形態の電気音響器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ポケットベル等の小形無線機に組み込まれた電磁形電気音響器の従来例を図4 、図5に示す。 図示する如く、この電気音響器は下部ケ−ス1内に発音体ユニットが設けられ ている。 発音体ユニットは、磁性材からなる円板状のヨ−ク2と一体形成されたポ−ル ピ−ス3、ポ−ルピ−ス3の周囲に設けたコイル4、リング状のマグネット5、 円板形の振動板6より構成されている。 振動板6は下部ケ−ス1内の一部に載置され、また、この振動板6の中央部に は安定な振動を図るための錘板6aが設けられている。 また、この下部ケ−ス1には接続端子7を有する端子基板8が固着されている 。 さらに、音孔9aを有する上部ケ−ス9内には音孔10aを有する中仕切板1 0を設けて前気室11と共振室12とを形成している。
【0003】 この電気音響器は、振動板6の振動音が先ず前気室11で共振してから音孔1 0aを通って共振室12に入り、この共振室12で再度共振し、その音孔9aか ら外方に放出される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
近年、携帯電話器やポケットベル等は小形化が急速に進み、これに伴いこれら 小形無線機に組み込む電気音響器についても増々小形化する必要にせまられてい る。 上記した従来の電気音響器は、振動板6の振動音を前気室11で共振させ、続 いて、共振室12で再度共振させたのち、この共振室12から器外に放出させる ので、共振室12の高さ寸法(厚さ寸法)をある程度大きくとらなければならず 、このため、電気音響器の形態が大きくなり、年々小形化される小形無線機への 組込みが困難になっている。
【0005】 本考案は上記した実情にかんがみ、高さ寸法を短縮して可能なる限り偏平化し て機器への組込を容易にすると共に、小形偏平形態において必要な音圧を確保す ることのできるこの種の電磁形電気音響器を開発することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案では、共に一側部を音孔用に開放させた 上部ケ−スと下部ケ−スとで偏平形の音響ケ−スを形成すると共に、下部ケ−ス に備えた発音体ユニットの振動板に平行させるようにして音響ケ−ス内に仕切板 を設け、この仕切板が、上部ケ−スとの間で共振室を、上部ケ−スの一側部とで その共振室に連通する第1の音孔を各々形成し、さらに、この仕切板が、上記振 動板との間で前気室を、下部ケ−スの一側とでその前気室に連通する第2の音孔 を各々形成し、上記した共振室と前気室とを上記仕切板に設けた連通孔により連 通させた構成としたことを特徴とする電磁形電気音響器を提案する。
【0007】
【作用】
上記した電磁形電気音響器は、振動板の振動音が前気室で共振し、その後、二 方向に分かれて器外に放出される。 つまり、前気室で共振した後、仕切板の連通孔を通って共振室に入り、この共 振室で再度共振した後、第1の音孔より器外に放出される振動音と、前気室で共 振した後、第2の音孔より器外に放出される振動音とに分かれる。 これらの振動音は第1、第2の音孔の外側で交わり、各々の振動音の位相差に よって更に大きな音圧となる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の一実施例について図面に沿って説明する。 図1は本考案に係る電磁形電気音響器の平面図、図2は同音響器の縦断側面図 、図3は同音響器を音孔側から見た側面図である。
【0009】 この電磁形電気音響器は、上部ケ−ス20と下部ケ−ス21とで偏平形の音響 器ケ−スを形成し、偏平部分となった上部ケ−ス20と下部ケ−ス21の各一側 部は図2に示す如く開放部20a、21aとなっている。
【0010】 下部ケ−ス21にはリング状の凸状部22と、この凸状部22よりやや高さの 高いリング状のフランジ23とが形成され、凸状部22の上縁に円形の振動板2 4が載置されている。24aは振動板24の安定した振動を図るための錘である 。
【0011】 凸状部22の内側には、磁性材からなるポ−ルピ−ス25を備えるヨ−ク26 、ポ−ルピ−ス25の周囲に設けたコイル27及びこのコイル27の外方に設け たリング状のマグネット28が収められている。 これらの各部材25、26、27、28及び振動板24が発音体ユニットを構 成している。
【0012】 また、下部ケ−ス21側方の空間部には、この下部ケ−ス21から一体的に起 立させ、下部ケ−ス21の開放部21aを部分的にふさぐように形成した起立板 部29が設けられている。
【0013】 そして、振動板24の前側には、フランジ23と起立板部29とに載置するよ うにして固定した仕切板30を設け、この仕切板30によって振動板24の前側 に薄形の前気室31を形成し、さらに、この仕切板30と上部ケ−ス20とによ って共振室32を形成している。 また、前気室31の側方には、フランジ23、起立板部29、仕切板30とに よって共鳴室33が形成してある。
【0014】 また、仕切板30には連通孔30aを形成して前気室31と共振室32とを連 通させてある。 前気室31の側壁となるフランジ23には、前気室31と共鳴室33とを連通 させる角形の貫通孔23aを形成し、また、共鳴室33の一方の側壁となる起立 板部29には角形孔29aを形成し、前気室31が共鳴室33を介して下部ケ− ス21の開放部21aより器外と連通するようにしてある。
【0015】 上記した貫通孔23aと角形孔29aは下部ケ−ス21に形成された開放部2 1aの略中央に位置するように形成されている。 つまり、角形孔29aが前気室31に連通した第2の音孔となっている。 一方、上部ケ−ス20の開放部20aが仕切板30とで第1の音孔を形成し、 この第1の音孔が共振室32に連通している。 その他、図中の参照符号34はコイル27に給電する給電端子の取付部である 。
【0016】 上記した電磁形電気音響器は、コイル27が図示しない受信機回路によって給 電され、振動板24が振動し、振動音を発生する。
【0017】 この振動音は始めに前気室31で共振し、この前気室31から2つの方向に分 かれて器外に放出される。 第1の方向から器外に放出される振動音は、仕切板30の音孔30aから共振 室32に入り、この共振室32で再度共振した後、上部ケ−ス20の開放部20 aに設けた第1の音孔を通って器外に放出される。
【0018】 また、第2の方向から器外に放出される振動音は、フランジ23に設けた貫通 孔23aから共鳴室33に入り、この共鳴室33で再び共振した後、第2の音孔 29aから下部ケ−ス21の開放部21aを通って器外に放出される。
【0019】 第1の方向から器外に放出された振動音と第2の方向から器外に放出された振 動音とは、第1、第2の音孔の外側で交わり、各々の振動音の位相差によって更 に大きな音圧となる。
【0020】 上記した実施例においては、前気室31の側方に共鳴室33を設けた構成とし たが、この共鳴室33は必ずしも必要ではなく、振動音が上部ケ−ス20と下部 ケ−ス21の開放部20a、21aの外側で交わるように構成することによって 同様の効果を得ることができる。
【0021】
【考案の効果】
上記の通り、本考案に係る電磁形電気音響器によれば、振動板の振動音を前気 室で共振させると共に、この前気室から2方向に分け、2方向の振動音を音響ケ −スの外側で交わるようにし、各々の振動音の位相差によって大きな音圧を得る 構成としたので、高さ寸法を短縮して可能なる限り偏平化しても必要な音圧を充 分確保することができる小形態の電磁形電気音響器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電磁形電気音響器の平面図であ
る。
【図2】同電気音響器の縦断側面図である。
【図3】同電気音響器を音孔側から見た側面図である。
【図4】従来の電磁形電気音響器の平面図である。
【図5】従来の電磁形電気音響器の縦断側面図である。
【符号の説明】
20 上部ケ−ス 21 下部ケ−ス 22 凸状部 23 フランジ 23a 貫通孔 24 振動板 30 仕切板 31 前気室 32 共振室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共に一側部を音孔用に開放させた上部ケ
    −スと下部ケ−スとで偏平形の音響ケ−スを形成すると
    共に、下部ケ−スに備えた発音体ユニットの振動板に平
    行させるようにして音響ケ−ス内に仕切板を設け、この
    仕切板が、上部ケ−スとの間で共振室を、上部ケ−スの
    一側部とでその共振室に連通する第1の音孔を各々形成
    し、さらに、この仕切板が、上記振動板との間で前気室
    を、下部ケ−スの一側とでその前気室に連通する第2の
    音孔を各々形成し、上記した共振室と前気室とを上記仕
    切板に設けた連通孔により連通させた構成としたことを
    特徴とする電磁形電気音響器。
JP1992020446U 1992-03-05 1992-03-05 電磁形電気音響器 Expired - Lifetime JP2590598Y2 (ja)

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WO2016002247A1 (ja) * 2014-07-01 2016-01-07 株式会社パトライト 報知装置および信号表示灯

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016002247A1 (ja) * 2014-07-01 2016-01-07 株式会社パトライト 報知装置および信号表示灯
JP2016014732A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 株式会社パトライト 報知装置および信号表示灯

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