JPH0573481B2 - - Google Patents
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- JPH0573481B2 JPH0573481B2 JP61201598A JP20159886A JPH0573481B2 JP H0573481 B2 JPH0573481 B2 JP H0573481B2 JP 61201598 A JP61201598 A JP 61201598A JP 20159886 A JP20159886 A JP 20159886A JP H0573481 B2 JPH0573481 B2 JP H0573481B2
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- sleeve roll
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B27/00—Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
- B21B27/02—Shape or construction of rolls
- B21B27/03—Sleeved rolls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/14—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
- B21B13/142—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls by axially shifting the rolls, e.g. rolls with tapered ends or with a curved contour for continuously-variable crown CVC
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/16—Adjusting or positioning rolls
- B21B31/18—Adjusting or positioning rolls by moving rolls axially
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
開示技術は、鋼板製造用の圧延機の圧延ロール
の構造の技術分野に属する。
の構造の技術分野に属する。
<要旨の概要>
而して、この出願の発明は圧延機にメタルチヨ
ツクを介して支承されたロール軸に外形に軸方向
連続的曲線を付与されたスリーブロールをロール
軸に対し、軸方向にシフト可能に嵌装し、メタル
チヨツクに併設された移動装置により、該スリー
ブロールを軸方向にシフト調整する圧延ロールに
関する発明であり、特に、直接移動装置によりス
リーブロールをロール軸に対しシフトするロール
構造、及び、ロール軸とスリーブロールとの間に
断面リング状の微少クリアランスの注液スペース
が設けられ、ロール軸に設けられた高圧液通路を
介して油圧源等の高液厚源に接続されている圧延
ロール構造に関する発明であり、スリーブロール
の基端側にはメネジ等のネジが形成され、一方、
メタルチヨツクに併設されたケーシング内には動
力装置等に連結された駆動ネジがロール軸に支承
されて他のスラストリングのネジ等をスリーブロ
ールのネジに連係させてスリーブロールをロール
軸に対し〓間がない状態でそのまま、又は、液圧
を加えることによりフローテイング状態にした
後、上記移動装置によりスリーブロールを軸方向
にスライドさせるようにした圧延ロールに係る発
明である。
ツクを介して支承されたロール軸に外形に軸方向
連続的曲線を付与されたスリーブロールをロール
軸に対し、軸方向にシフト可能に嵌装し、メタル
チヨツクに併設された移動装置により、該スリー
ブロールを軸方向にシフト調整する圧延ロールに
関する発明であり、特に、直接移動装置によりス
リーブロールをロール軸に対しシフトするロール
構造、及び、ロール軸とスリーブロールとの間に
断面リング状の微少クリアランスの注液スペース
が設けられ、ロール軸に設けられた高圧液通路を
介して油圧源等の高液厚源に接続されている圧延
ロール構造に関する発明であり、スリーブロール
の基端側にはメネジ等のネジが形成され、一方、
メタルチヨツクに併設されたケーシング内には動
力装置等に連結された駆動ネジがロール軸に支承
されて他のスラストリングのネジ等をスリーブロ
ールのネジに連係させてスリーブロールをロール
軸に対し〓間がない状態でそのまま、又は、液圧
を加えることによりフローテイング状態にした
後、上記移動装置によりスリーブロールを軸方向
にスライドさせるようにした圧延ロールに係る発
明である。
而して、上記注液スペースに於ける液圧を介し
ての加圧はスリーブロールの外形を変化させるた
めの膨脹のためではなく、ロール軸に対しスリー
ブロールを軸方向にスライドする際のフローテイ
ング作用に与るようにするものである。
ての加圧はスリーブロールの外形を変化させるた
めの膨脹のためではなく、ロール軸に対しスリー
ブロールを軸方向にスライドする際のフローテイ
ング作用に与るようにするものである。
<従来の技術>
周知の如く、民生用の電気製品や自動車等の急
激な需要増大に伴つて板厚の薄い鋼板の大量供給
において、その精度が厳しく要求されるようにな
つてきている。
激な需要増大に伴つて板厚の薄い鋼板の大量供給
において、その精度が厳しく要求されるようにな
つてきている。
而して、圧延鋼板の長手方向の精度はほぼ満足
すように足るように開発されてきているが、幅方
向の精度、即ち、板クラウンについては未だ充分
ではなく、したがつて、板クラウン制御について
は上下ツイン等にされているワークロール等のロ
ールシフトやロールベンデイング等さまざま技術
が研究開発されてきており、広く用いられてい
る。
すように足るように開発されてきているが、幅方
向の精度、即ち、板クラウンについては未だ充分
ではなく、したがつて、板クラウン制御について
は上下ツイン等にされているワークロール等のロ
ールシフトやロールベンデイング等さまざま技術
が研究開発されてきており、広く用いられてい
る。
又、ワークロールのロールベンデイング効果を
増大させるべくシエルタイプの断面円形の筒状の
スリーブロールを補強ロールに支承させ、該スリ
ーブロールの端部を圧延する板材の板幅と同一部
位に位置決めして圧延する態様や、スリーブロー
ルをロール軸に嵌装させ、該ロール軸とスリーブ
ロール間に形成させた油圧スペースにロール軸を
貫通する油圧通路を介して油圧源に接続し、該液
圧スペースに高圧の油圧を印加させてスリーブロ
ールを膨径させ、ロールクラウンを変化させるよ
うな、例えば、特開昭57−103710号公報発明のよ
うな技術が開発されてはいる。
増大させるべくシエルタイプの断面円形の筒状の
スリーブロールを補強ロールに支承させ、該スリ
ーブロールの端部を圧延する板材の板幅と同一部
位に位置決めして圧延する態様や、スリーブロー
ルをロール軸に嵌装させ、該ロール軸とスリーブ
ロール間に形成させた油圧スペースにロール軸を
貫通する油圧通路を介して油圧源に接続し、該液
圧スペースに高圧の油圧を印加させてスリーブロ
ールを膨径させ、ロールクラウンを変化させるよ
うな、例えば、特開昭57−103710号公報発明のよ
うな技術が開発されてはいる。
<発明が解決しようとする課題>
さりながら、該種在来態様のスリーブロール装
備の圧延装置にあつては液圧スペースに対する油
圧を変化させてスリーブロールの膨径を調整する
ことによりロールクラウンを制御させるようにす
るために、該スリーブロールも勢い薄い所謂シエ
ルタイプの構造となり、油圧による圧縮に伴うロ
ールの偏平現象が避けられない欠点があり、又、
スリーブロールの強度上、クラウン変化量もあま
り大きくとれないという不具合があつた。
備の圧延装置にあつては液圧スペースに対する油
圧を変化させてスリーブロールの膨径を調整する
ことによりロールクラウンを制御させるようにす
るために、該スリーブロールも勢い薄い所謂シエ
ルタイプの構造となり、油圧による圧縮に伴うロ
ールの偏平現象が避けられない欠点があり、又、
スリーブロールの強度上、クラウン変化量もあま
り大きくとれないという不具合があつた。
<発明の目的>
この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく
圧延機のシエルタイプのスリーブロール構造の問
題点を解決すべき技術的課題とし、該スリーブロ
ールの液圧による膨脹を介しての板クラウン制御
に代えて外形に3次元等のS字状曲線を付与され
たスリーブロールの軸方向シフトにより板クラウ
ン制御を可能であるようにし、その際、該スリー
ブロールのロール軸に対する軸方向スライドがス
ムースに行われるようにして製鉄産業における鋼
板圧延技術利用分野に益する優れた圧延ロールを
提供せんとするものである。
圧延機のシエルタイプのスリーブロール構造の問
題点を解決すべき技術的課題とし、該スリーブロ
ールの液圧による膨脹を介しての板クラウン制御
に代えて外形に3次元等のS字状曲線を付与され
たスリーブロールの軸方向シフトにより板クラウ
ン制御を可能であるようにし、その際、該スリー
ブロールのロール軸に対する軸方向スライドがス
ムースに行われるようにして製鉄産業における鋼
板圧延技術利用分野に益する優れた圧延ロールを
提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段・作用>
上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの出願の発明の構成は前述課題を解決するた
めに、外形に3次曲線等の軸方向S字状の曲線を
付与されたシエルタイプであつて軸方向の外形の
連続的変化を有するスリーブロールを装備する圧
延機のロールにおいて、当該所定の形状のスリー
ブロールをロール軸にほとんど〓間のない状態で
直接、又は、断面リング状の液圧付与クリアラン
スとしての注液スペースを介して嵌装し、鋼板に
対するクラウン制御に際してはイニシヤルクラウ
ンの状態で直接、又、ロール軸内に設けた高圧液
通路等の通路を介して高液圧源からの高圧液をロ
ール軸とスリーブロールとの間の注液スペースに
導出供給して該スリーブロールをロール軸に対し
フローテイング状態にした後、スリーブロールの
基端部の形成されたメネジ等のネジがメタルチヨ
ツクに連係させたケーシング内であつてロール軸
に支承されたスクリユウネジ等の駆動ネジをモー
タ等により駆動させることにより、ネジ螺合を介
してスリーブロールがロール軸に対しスプライン
やキー等の回り止めを介して周方向に回動を拘束
され、軸方向にスムースに所定の位置にスライド
自在であり、イニシヤルクラウンの軸方向スライ
ドによる板クラウン制御が出来るようにした技術
的手段を講じたものである。
るこの出願の発明の構成は前述課題を解決するた
めに、外形に3次曲線等の軸方向S字状の曲線を
付与されたシエルタイプであつて軸方向の外形の
連続的変化を有するスリーブロールを装備する圧
延機のロールにおいて、当該所定の形状のスリー
ブロールをロール軸にほとんど〓間のない状態で
直接、又は、断面リング状の液圧付与クリアラン
スとしての注液スペースを介して嵌装し、鋼板に
対するクラウン制御に際してはイニシヤルクラウ
ンの状態で直接、又、ロール軸内に設けた高圧液
通路等の通路を介して高液圧源からの高圧液をロ
ール軸とスリーブロールとの間の注液スペースに
導出供給して該スリーブロールをロール軸に対し
フローテイング状態にした後、スリーブロールの
基端部の形成されたメネジ等のネジがメタルチヨ
ツクに連係させたケーシング内であつてロール軸
に支承されたスクリユウネジ等の駆動ネジをモー
タ等により駆動させることにより、ネジ螺合を介
してスリーブロールがロール軸に対しスプライン
やキー等の回り止めを介して周方向に回動を拘束
され、軸方向にスムースに所定の位置にスライド
自在であり、イニシヤルクラウンの軸方向スライ
ドによる板クラウン制御が出来るようにした技術
的手段を講じたものである。
<実施例>
次に、この出願の発明の実施例を図面に基づい
て説明すれば以下の通りである。
て説明すれば以下の通りである。
図示実施例は圧延機の上下ツインタイプの作業
ロール、中間ロール、バツクアツプロール等のロ
ールに周面の縦団面の外形形状が三次関数等によ
つてS字状に形成されたスリーブロール1の態様
であり、メタルチヨツク2,2に対し各々ベアリ
ング3を介してロール軸4に支持されている。
ロール、中間ロール、バツクアツプロール等のロ
ールに周面の縦団面の外形形状が三次関数等によ
つてS字状に形成されたスリーブロール1の態様
であり、メタルチヨツク2,2に対し各々ベアリ
ング3を介してロール軸4に支持されている。
而して、第1図に示す実施例において、スリー
ブロール1ロール軸4との間には断面リング状の
微少な液圧クリアランスを成す注液スペース5が
形成され、、該注液スペース5はロール軸4の中
心に形成された軸方向の高圧液通路6に対し径方
向に所定数のインジエクシヨンポート7,7…を
介して接続されており、又、該高圧液通路6は図
示しない高液圧源とての油圧源に接続されてい
る。
ブロール1ロール軸4との間には断面リング状の
微少な液圧クリアランスを成す注液スペース5が
形成され、、該注液スペース5はロール軸4の中
心に形成された軸方向の高圧液通路6に対し径方
向に所定数のインジエクシヨンポート7,7…を
介して接続されており、又、該高圧液通路6は図
示しない高液圧源とての油圧源に接続されてい
る。
又、スリーブロール1の先端部はロール軸4と
回り止めとしてのキー8を介して係合され、軸方
向には相対シフト自在であるが、周方向には相対
的に回り止めされている。
回り止めとしてのキー8を介して係合され、軸方
向には相対シフト自在であるが、周方向には相対
的に回り止めされている。
そして、後部のメタルチヨツク2に一体的に形
成されたケーシング10の後部内には図示しない
モータ等により回動されるピニオン軸12が枢支
されてロール軸、4に支持されているスラストリ
ング14に一体的に固設されている平ギヤ15に
対する噛合いを介して該スラストリング14を回
転させ、スリーブロール1の基部との間にネジ1
6を係合させて該スリーブロール1を所定にロー
ル軸4に沿つて進退動させることは出来るように
されている。
成されたケーシング10の後部内には図示しない
モータ等により回動されるピニオン軸12が枢支
されてロール軸、4に支持されているスラストリ
ング14に一体的に固設されている平ギヤ15に
対する噛合いを介して該スラストリング14を回
転させ、スリーブロール1の基部との間にネジ1
6を係合させて該スリーブロール1を所定にロー
ル軸4に沿つて進退動させることは出来るように
されている。
又、ロール軸4は図示されていない駆動装置と
連係されており、該駆動装置によりロール軸4が
回転されるようになされている。
連係されており、該駆動装置によりロール軸4が
回転されるようになされている。
したがつて、スリーブロール1はロール軸4に
対しキー8により周方向に拘束されるが軸方向に
スライド自在にされている。
対しキー8により周方向に拘束されるが軸方向に
スライド自在にされている。
上述構成において、スリーブロール1をロール
軸4に対し所定量ロールシフトすることにより、
図示しない鋼板の板クラウン制御を行うに際して
はピニオン軸12に連結する図示しないモータと
回転することにより、平ギヤ15を介してスラス
トリング14をロール軸4に対し回動し、ネジ1
6を介して該スリーブロール1に回転力を伝達し
ようとするが、該スリーブロール1はロール軸4
に対し回り止めのキー8を介して回転が拘束され
いることによりスリーブロール1はロール軸4に
対して軸方向にスライドする。
軸4に対し所定量ロールシフトすることにより、
図示しない鋼板の板クラウン制御を行うに際して
はピニオン軸12に連結する図示しないモータと
回転することにより、平ギヤ15を介してスラス
トリング14をロール軸4に対し回動し、ネジ1
6を介して該スリーブロール1に回転力を伝達し
ようとするが、該スリーブロール1はロール軸4
に対し回り止めのキー8を介して回転が拘束され
いることによりスリーブロール1はロール軸4に
対して軸方向にスライドする。
この際、予め高圧液通路6を介して油圧源から
の油圧を各インジエクシヨンポート7を介してス
リーブロール1とロール軸4の間の液圧クリアラ
ンスの注液スペース5へ注液することによりスリ
ーブロール1は一種のフローテイング状態にさ
れ、該スリーブロール1のロール軸4に対するロ
ールシフトはスムースに行われる。
の油圧を各インジエクシヨンポート7を介してス
リーブロール1とロール軸4の間の液圧クリアラ
ンスの注液スペース5へ注液することによりスリ
ーブロール1は一種のフローテイング状態にさ
れ、該スリーブロール1のロール軸4に対するロ
ールシフトはスムースに行われる。
尚、前述した如くこの出願の発明にあつては圧
油供給はスリーブロール1の膨径を行うものでは
なく、即ち、該スリーブロール1自体の形状変化
による板クラウン制御を行うのではなく、スリー
ブロール1をしてロール軸4に対し単にフローテ
イング状態にするのみである。
油供給はスリーブロール1の膨径を行うものでは
なく、即ち、該スリーブロール1自体の形状変化
による板クラウン制御を行うのではなく、スリー
ブロール1をしてロール軸4に対し単にフローテ
イング状態にするのみである。
したがつて、かかる構造の上下ロール対の各々
を相互に軸方向で180°転移して配設し、スリーブ
ロール1を軸方向に相対移動させることにより、
その周面に予め付与されている3次曲線のS字状
曲線による形状により圧延鋼板に対し膨径による
形状変化によらずに軸方向シフトのみで広範囲な
板クラウン制御を行うことが出来る。
を相互に軸方向で180°転移して配設し、スリーブ
ロール1を軸方向に相対移動させることにより、
その周面に予め付与されている3次曲線のS字状
曲線による形状により圧延鋼板に対し膨径による
形状変化によらずに軸方向シフトのみで広範囲な
板クラウン制御を行うことが出来る。
次に、第2図に示す実施例は上述実施例のロー
ル軸4内に油圧源に接続する高圧液通路6と注液
スペース5に対するインジエクシヨンポート7が
省略された(これらを有していても良いことは勿
論である。)態様であるが、スリーブロール1と
ロー軸4との間には両者の軸方向の相対スライド
間〓5′が設けられて両者の間に一方にはキー、
他方にはキー溝がスプライン式に設けられた回り
止め8が形成され、該スリーブロール1のロール
軸に対する周方向回転を拘束すると共に軸方向ス
ライドを許容している態様であり、両者の軸方向
スライドのロールシフトにかかわる機構部は第1
図に示す実施例と実質的に同様である。
ル軸4内に油圧源に接続する高圧液通路6と注液
スペース5に対するインジエクシヨンポート7が
省略された(これらを有していても良いことは勿
論である。)態様であるが、スリーブロール1と
ロー軸4との間には両者の軸方向の相対スライド
間〓5′が設けられて両者の間に一方にはキー、
他方にはキー溝がスプライン式に設けられた回り
止め8が形成され、該スリーブロール1のロール
軸に対する周方向回転を拘束すると共に軸方向ス
ライドを許容している態様であり、両者の軸方向
スライドのロールシフトにかかわる機構部は第1
図に示す実施例と実質的に同様である。
尚、この出願の発明の実施態様は上述各実施例
に限るものではないことは勿論であり、例えば、
スリーブロールとロール軸との回り止めについて
は種々の態様が採用可能である。
に限るものではないことは勿論であり、例えば、
スリーブロールとロール軸との回り止めについて
は種々の態様が採用可能である。
又、適用対象のツインタイプのスリーブロール
については作業ロール、中間ロール、バツクアツ
プロール等のいつれのロールに対しても、又、全
てに対しても適用可能であることも勿論である。
については作業ロール、中間ロール、バツクアツ
プロール等のいつれのロールに対しても、又、全
てに対しても適用可能であることも勿論である。
<発明の効果>
以上、この出願の発明によれば、ロール軸に遊
嵌し、その軸方向の外形形状が3次曲線等による
S字形状曲線を有して連続的形状変化を有するス
リーブロールを液圧によつて膨径するのではな
く、ロール軸に対し一種のフローテイング状態に
し、軸方向に相対スライドさせてイニシヤルクラ
ウンの軸方向移動によつて所定の形状を有するス
リーブロールのシフトを行うことにより、幾何学
的に鋼板の板クラウン制御をすることが出来る効
果がある。
嵌し、その軸方向の外形形状が3次曲線等による
S字形状曲線を有して連続的形状変化を有するス
リーブロールを液圧によつて膨径するのではな
く、ロール軸に対し一種のフローテイング状態に
し、軸方向に相対スライドさせてイニシヤルクラ
ウンの軸方向移動によつて所定の形状を有するス
リーブロールのシフトを行うことにより、幾何学
的に鋼板の板クラウン制御をすることが出来る効
果がある。
又、スリーブロールは液圧による膨径を行わな
くても良いために、液圧による圧縮を介してのロ
ールの偏平現象が層ぜず、大きな板クラウン変化
量を得ることが出来るという効果がある。
くても良いために、液圧による圧縮を介してのロ
ールの偏平現象が層ぜず、大きな板クラウン変化
量を得ることが出来るという効果がある。
この際、上述した如く、スリーブロールは液圧
による膨径作用が行われないために、該スリーブ
ロールの強度とは無関係にクラウン変化量を大き
くすることが出来るという効果もある。
による膨径作用が行われないために、該スリーブ
ロールの強度とは無関係にクラウン変化量を大き
くすることが出来るという効果もある。
又、単に板クラウンの凸型の制御のみならず、
凹部の制御も可能であることから、制御範囲が拡
大するという効果も奏され、スリーブロールに対
する液圧を介しての膨径を図るための高圧発生装
置等も不要であるという効果も奏される。
凹部の制御も可能であることから、制御範囲が拡
大するという効果も奏され、スリーブロールに対
する液圧を介しての膨径を図るための高圧発生装
置等も不要であるという効果も奏される。
又、スリーブロールのロール軸に対するスライ
ドや位置保持は平歯車やネジ等により行われるた
め、従来のスリーブロールを遊嵌せしめる方式の
態様に比較し、スリーブガイドや大がかりなシフ
ト装置等も不要であるという利点もある。
ドや位置保持は平歯車やネジ等により行われるた
め、従来のスリーブロールを遊嵌せしめる方式の
態様に比較し、スリーブガイドや大がかりなシフ
ト装置等も不要であるという利点もある。
更に、従来のスリーブロールの膨径による板ク
ラウン制御の態様に比しても、スリーブロールの
膨径のために求められる該スリーブロールをして
所謂薄肉のシエル構造にしなくても良いことにな
るために、スリーブロールの設計の自由度も高ま
るというメリツトもある。
ラウン制御の態様に比しても、スリーブロールの
膨径のために求められる該スリーブロールをして
所謂薄肉のシエル構造にしなくても良いことにな
るために、スリーブロールの設計の自由度も高ま
るというメリツトもある。
図面はこの出願の発明の実施例の説明図であ
り、第1図は1実施例の圧延ロールの半断面側面
図であり、第2図は別の実施例の圧延ロールの半
断面側面図である。 4……ロール軸、1……スリーブロール、5…
…注液スペース、8……回り止め、16……ネ
ジ。
り、第1図は1実施例の圧延ロールの半断面側面
図であり、第2図は別の実施例の圧延ロールの半
断面側面図である。 4……ロール軸、1……スリーブロール、5…
…注液スペース、8……回り止め、16……ネ
ジ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 軸方向に外形の連続的変化を有するスリーブ
ロールがロール軸に嵌装され該ロール軸とスリー
ブロールが相対スライド自在な構造とされている
圧延ロールにおいて、上記軸方向に外形にS字状
曲線を付与されたスリーブロールの基端に形成さ
れたネジがロール軸に支承された駆動ネジに螺合
され、スリーブロールとロール軸との間に該スリ
ーブロールの軸方向スライドを許容し、周方向回
動を拘束する回り止めを介装されていることを特
徴とする圧延ロール。 2 軸方向に外形の連続的変化を有するスリーブ
ロールがロール軸に嵌装され該ロール軸とスリー
ブロールが相対スライド自在な構造とされている
圧延ロールにおいて、上記軸方向に外形にS字状
曲線を付与されたスリーブロールの基端に形成さ
れたネジがロール軸に支承された駆動ネジに螺合
され、スリーブロールとロール軸との間に該スリ
ーブロールの軸方向スライドを許容し、周方向に
回動を拘束する回り止め介装され、該スリーブロ
ールとロール軸間にリング状の注液スペースが形
成され、該注液スペースが該ロール軸内の高圧液
通路に接続されていることを特徴とする圧延ロー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20159886A JPS6360007A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 圧延ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20159886A JPS6360007A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 圧延ロ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6360007A JPS6360007A (ja) | 1988-03-16 |
JPH0573481B2 true JPH0573481B2 (ja) | 1993-10-14 |
Family
ID=16443707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20159886A Granted JPS6360007A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 圧延ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6360007A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2530463Y2 (ja) * | 1990-03-22 | 1997-03-26 | 川崎重工業株式会社 | 圧延機 |
JP4729462B2 (ja) * | 2006-09-14 | 2011-07-20 | トヨタ自動車株式会社 | ターボチャージャ用取付具 |
DE102008027494A1 (de) * | 2007-06-14 | 2008-12-18 | Sms Demag Ag | Mehrteilige Walze |
CN111112340A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-05-08 | 大连富地重工机械制造有限公司 | 一种调整装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5557308A (en) * | 1978-10-25 | 1980-04-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Rolling roll with movable sleeve |
JPS5726902B2 (ja) * | 1974-04-09 | 1982-06-07 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5726902U (ja) * | 1980-07-21 | 1982-02-12 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP20159886A patent/JPS6360007A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5726902B2 (ja) * | 1974-04-09 | 1982-06-07 | ||
JPS5557308A (en) * | 1978-10-25 | 1980-04-28 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Rolling roll with movable sleeve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6360007A (ja) | 1988-03-16 |
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