JPS61279304A - 圧延機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、スーペス面並びに取扱い作業性を改善し且つ
ロール交換作業をも容易に行えるようにした圧延機に関
するものである。

［従来の技術］ 近年、ロールの段差摩耗を解消すると共に、エツジドロ
ップ等の圧延材の形状制御を良好に行うために、作業ロ
ールを軸線方向にシフトし得るようにした圧延機が開発
されている。而して、斯かる従来のシフト圧延機におい
ては、第１０図に示すごとく、作業ロールａを支承する
軸ｍｂに、ハウジングＣより更にロール軸線方向外方に
突出するようアーム（ｊ７５設け、又、圧延機ハウジン
グＣにブラケットｅを固設して該ブラケットｅにシフト
シリンダｆを取付けると共に、該シフトシリンダ「のロ
ッド端をアームｄに係合させ、シフトシリンダｆの伸縮
動によりアームｄ、軸箱すを介し作業ロールａを軸線方
向にシフトさせるようにした方式が一般的である。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、斯かる従来のシフト圧延機の場合には、
シフトシリンダｆ及び該シフトシリンダｆを支持するブ
ラケツｌ−ｅ等がハウジングＣの周囲に突在しているた
め、スペース的な面、取扱い作業性の面で問題があった
。

本発明はシフト圧延機において従来懸案となっているス
ペース面並びに取扱い作業性を改善し、更にロール交換
作業も容易に行えるようにするためになしたものでおる
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明では、作業ロールと控えロールを備えた圧延機或
いは作業ロールと控えロールとの間に中間ロールを介在
させた圧延機において、所定のロールのロール胴部を軸
線方向ヘシフトし得るように構成すると共に所定のロー
ルにロールベンディングを付与するロールベンディング
装置を設けている。

１作　　用］ 従って本発明では、所定のロールが軸線方向ヘシフトさ
れ、所定のロールにロールベンディングが付与された状
態で圧延が行われる。

［実　施　例１ 以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。

先ず、本発明の圧延機に使用するロールシフト装置につ
いて説明する。

第８図はロールシフト装置の第１例で、図中１はロール
、２ａ、　２ｂは軸箱、３は圧延機ハウジング、４ａ、
４．ｂは軸箱２ａ、　２ｂ内に設けた軸受、５ａ。

５ｂは該軸受４ａ、４ｂ内に嵌合したロール軸支持軸で
あり、該支持軸５ａ、５ｂは中空部６ａ、６ｂを備え、
該中空部６ａ、　６ｂにロール軸７ａ、７ｂを軸線方向
に摺動自在に嵌合すると共に、中空部所要位置に油路を
介し油圧源を連通させて両支持軸５ａ、　５ｂ内に油圧
貿８ａ、８ｂを形成し、一方の支持軸５ａとロール軸７
ａによりシフトシリンダ９ａを、又使方の支持軸５ｂと
ロール軸７ｂによりシフトシリンダ９ｂを構成している
。なあ、支持軸５ａ、　５ｂとロール軸７ａ、７ｂは一
体に回転できるようスプラインキー等を介して係合して
いる。１０はロールを駆動する場合の駆動装置のスピン
ドルを示し、該スピンドル１０は支持軸５ａの一部に着
脱自在に連結している。

斯かる構成とすると、油圧室８ａ、８ｂに圧油を供給又
は排出すれば、ロール１が軸線方向に移動し、任意のシ
フト位置が得られる。

この際、軸箱２ａ、　２ｂの軸線方向位置は移動しない
ので、ベンディング装置を上下の軸箱２ａ。

２ａ、２ｂ、　２ｂ間に設は易い。従って圧延材Ｓの形
状制御を高精度に行うことができる。

ロールを交換するときは、ロール１を軸箱２ａ。

２ｂごとハウジング３から引出す。この場合、ロールシ
フト装置は軸箱２ａ、　２ｂ内に組込まれているので、
同時に引出される。従ってロール交換作業を簡単に行う
ことができる。

第９図はロールシフト装置の第２例で、両支持軸５ａ、
　５ｂの内側に油圧室を形成する代りに、ここでは一方
の支持軸端部外側にシフトシリンダ１１を一体に設け、
該シフトシリンダ１１のピストンロット１２の先端側を
支持軸５ｂのロッド貫通用穴から中空部内に導いてロー
ル軸７ｂに連結し、ピストン１３の両側の油圧１１４．
１５に圧油を給排してロール１を押し引きするようにし
ている。

１６はスライドキーである。その他の構成は第１図に示
したものと同様であって同一部月には同一符号を付して
必る。

次に本発明の圧延機について説明する。

第１図は本発明の圧延機の第１実施例で６段圧延機の例
でおり、図中２１．２２は上下一対の作業ロール、２３
．２４は上下一対の控えロール、２５゜２６は作業ロー
ル２１．２２と控えロール２３．２４との間に介在せし
められた中間ロールである。又、作業ロール２１．２２
は第８図或いは第９図に示すようなロールシフト装置に
より軸線方向ヘシフトし得るようになっており、油圧ピ
ストン式のロールベンディング８＠２７．２８が中間ロ
ール２５゜２６にロールベンディングを付与し得るよう
配設されている。

圧延に際し°Ｃは、作業ロール２１を圧延機作業側若し
くは駆動側へ、又作業口、−ル２２を圧延機駆動側若し
くは作業側へ夫々シフトし、作業ロール２１の一端部を
圧延材Ｓの一端に、又作業ロール２２の作業ロール２１
とは反対側の端部を圧延ＵＳの他端に、夫々略合致させ
、ロールベンディング装置２７．２８によって中間ロー
ル２５．２６にロールベンディングを付与し、これによ
って作業ロール２１．２２のロールベンディング曲線を
間接的に制御し、圧延材Ｓの圧延を行う。作業ロール２
１．２２のシフトの際は作業ロール２１．２２自体が移
動し、該作業ロール２１．２２を支持する軸箱は軸線方
向へは移動しない。

上述のようにして圧延することにより、圧延機断面形状
の制御を高精度で行うことができ、又圧延機ハウジング
周辺が簡素化かれて、スペース面、取扱い作業性の面で
改善される。

第２図は本発明の圧延機の第２実施例で、第１実施例と
異なるところは作業ロール２１．２２だけてはなく中間
ロール２５．２６をも第８図或いは第９図のロールシフ
ト装置によってシフトし得るようにし且つ控えロール２
３．２４にロールベンディングを付与するロールベンデ
ィング装置２７゜２８を設けた点である。

斯かる構成とした場合は、中間ロール２５．２６を作業
ロール２１．２２と同一方向へ略同−量シフトし圧延を
行うが、第１実施例の場合と同様な作用効果を奏し得る
。

第３図は本発明の第３実施例で、前記実施例では６段圧
延機としているのに対し本実施例は４段圧延機としてい
る。而して、本実施例では、作業ロール２１．２２に控
えロール２３．２４が接触しており、作業ロール２１．
２２が第８図或いは第９図のロールシフト装置によって
シフトし得るようにしている。斯かる構成としても前記
実施例と同様の作用効果を奏し得る。

第４図は本発明の第４実施例で、第３実施例と異なると
ころは、作業ロール２１．２２だけでなく、控えロール
２３．２４も第８図或いは第９図に示すロールシフト装
置によってシフトし得るようにした点でおる。

前記第１〜第４実施例では、圧延材Ｓに接触するロール
すなわち作業ロール２１．２２は必ずシフトし得るよう
にしているが、以下の実施例では作業ロール２１．２２
はシフトしないようにしている。

第５図は本発明の第５実施例で６段圧延閤の例で必り、
中間ロール２５．２６が第８図或いは第９図のロールシ
フト装置により軸線方向量シフトし得るようになってい
る。圧延時には中間ロール２５．２Ｇを互に逆方向へ同
−借シフトし、中間ロール２５の一端部を圧延材Ｓの一
端部に略合致させ、又中間ロール２６の中間ロール２５
とは反対側の端部を圧延材Ｓの他端に略合致させ、ロー
ルベンディング装＠２７．２８により作業ロール２１．
２２に直接ロールベンディングを付与し、圧延材Ｓの圧
延を行う。

第６図は本発明の第６実施例で、第５実施例と異なると
ころは中間ロール２５．２６の他に控えロール２３．２
４をも第８図或いは第９図に示すロールシフト装置によ
ってシフトし得るようにした点でおる。斯かる圧延機で
は控えロール２３゜２４を中間ロール２５．２６と同一
方向へ略同−量シフトし、圧延を行う。

第７図は本発明の第７実施例で４段圧延機の例でおり、
控えロール２３．２４が第８図或いは第９図のロールシ
フト装置によりシフトしくｑるようになっている。この
場合は控えロール２３．２４を互に逆方向へ略同−最シ
フトし、控えロール２３の一端を圧延材Ｓの一端側に合
致させ、控えロール２４の控えロール２３とは反対側の
端部を圧延材Ｓの他端側に合致させ、圧延を行う。

なお、本発明の実施例においては６段圧延機或いは４段
圧延機の場合について説明したが、５段圧延機について
実施することも可能なこと、ロールの組合わせは上述の
実施例以外にも種々の組合わせが可能なこと、その他、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得る
こと、等は勿論でおる。

［発明の効果］ 上述したように本発明の圧延機によれば＜Ｉ）　　ロー
ル胴部をシフトし軸箱はシフトしないようにしているの
で、ロール周辺が簡素化され、スペース面、取扱い作業
性の面で改善される、 （ｎ）　　ロールベンディング装置が設は易いため、形
状刺部を高精度で行うことができる、等種々の優れた効
果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第７図は本発明の圧延機の第１〜第７実施例の
説明図、第８図及び第９図は本発明の圧延機に使用する
ロールシフト装置の第１例及び第２例の説明図、第１０
図は従来の圧延機のロールシフト装置の説明図である。 図中、１はロール、２ａ、　２ｂは軸箱、３は圧延機ハ
ウジング、５ａ、　５ｂはロール軸支持軸、７ａ。 ７Ｍｔロー・ル軸、８ａ、８ｂは油圧至、９ａ、９ｂは
シフトシリンダ、１３はピストン、１４．１５は油圧至
、２１．２２は作業ロール、２３．２４は控えロール、
２５゜２６は中間ロール、２７．２８はロールベンディ
ング装置を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）作業ロールと控えロールを備えた圧延機或いは作業
   ロールと控えロールとの間に中間ロールを介在させた圧
   延機において、所定のロールのロール胴部を軸線方向へ
   シフトし得るように構成すると共に所定のロールにロー
   ルベンディングを付与するロールベンディング装置を設
   けたことを特徴とする圧延機。 ２）ロール胴部を軸線方向へシフトするロールを圧延材
   に接触するロールとし、ロールベンディング装置を設け
   るロールを圧延材と接触しないロールとした特許請求の
   範囲第１）項に記載の圧延機。 ３）ロール胴部を軸線方向へシフトするロールを圧延材
   に接触しないロールとし、ロールベンディング装置を設
   けるロールを圧延材と接触するロールとした特許請求の
   範囲第１）項に記載の圧延機。