JPH0573313U - 動圧軸受装置 - Google Patents

動圧軸受装置

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JPH0573313U
JPH0573313U JP1179692U JP1179692U JPH0573313U JP H0573313 U JPH0573313 U JP H0573313U JP 1179692 U JP1179692 U JP 1179692U JP 1179692 U JP1179692 U JP 1179692U JP H0573313 U JPH0573313 U JP H0573313U
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dynamic pressure
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政良 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピボット軸受部で発生した摩耗粉が、動圧軸
受部に混入することを防止できる動圧軸受装置を提供す
る。 【構成】 玉7と有底スリーブ1の外端面1aが構成す
るピボット軸受部を、動圧溝3と有底スリーブ1の内周
面が構成する動圧軸受部の外部に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえばスキャナモータ等に用いられ、動圧軸受部とピボット軸受 部を有する動圧軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の動圧軸受装置としては、図3(A)に示すものがある。この動圧 軸受装置は、ハウジング42にシャフト41の一部が収納され、シャフト41の 外周面に動圧溝43,43が設けられ、上記シャフト41の回転時にこの動圧溝 43が上記ハウジング42とシャフト41との間の空気に動圧を発生させ、シャ フト41をラジアル方向に支持する。上記動圧溝43と上記ハウジング42の内 周面とが動圧軸受部を構成する。
【0003】 一方、上記ハウジング42の内底面42aには玉45が固定され、この玉45 とシャフト41の軸端面41aとが構成するピボット軸受部がシャフト41を軸 方向に支持する。
【0004】 また、今1つの動圧軸受装置を図3(B)に示す。この動圧軸受装置は、底板5 1に固定したシャフト52の一部がハウジング53に収納され、シャフト52の 外周面に動圧溝55,55が設けられ、上記ハウジング53の回転時に上記動圧 溝55が上記ハウジング53とシャフト52との間の空気に動圧を発生させ、ハ ウジング53をラジアル方向に支持する。上記動圧溝55と上記ハウジング53 の内周面とが動圧軸受部を構成する。
【0005】 一方、上記シャフト52の軸端部52aは球面状に加工され、この軸端部52a とハウジング53の内端面53aとが構成するピボット軸受部がハウジング53 を軸方向に支持する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の図3(A)および(B)に示した動圧軸受装置では、上 記動圧軸受部の動圧発生空間内にピボット軸受部が存在するので、上記ピボット 軸受部で発生した摩耗粉が上記動圧軸受部の軸受隙間に混入して、上記動圧軸受 部の動作に支障をきたす場合があるという問題がある。
【0007】 そこで、本考案の目的は、ピボット軸受部で発生した摩耗粉が、動圧軸受部に 混入することを防止できる動圧軸受装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、動圧軸受部で回転体をラジアル方向に支 持すると共に、ピボット軸受部で上記回転体をアキシャル方向に支持する動圧軸 受装置において、上記ピボット軸受部を上記動圧軸受部の外部に設けたことを特 徴としている。
【0009】
【作用】
ピボット軸受部を動圧軸受部の外部に設けたので、上記ピボット軸受部で発生 した摩耗粉が上記動圧軸受部に混入することが防がれ、上記動圧軸受部の良好な 動作が維持される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。
【0011】 第1の実施例の動圧軸受装置は、画像入力装置のスキャナモータの一部を構成 し、図1に示すように、回転体としての有底スリーブ1に、シャフト2の一部が 収納され、上記有底スリーブ1の内周面に対向するシャフト2の外周面に動圧溝 3,3が形成されている。上記シャフト2の動圧溝3,3と上記有底スリーブ1の 内周面とが動圧軸受部を構成している。上記シャフト2の外周面の図1における 軸方向上端部は、上記有底スリーブ1を覆うキャビネット5に固定されている。 また、上記キャビネット5の底部に形成された円錐溝6に接着剤で玉7が固定さ れ、この玉7は上記有底スリーブ1の外端面1aに当接している。上記有底スリ ーブ1の外端面1aと玉7とがピボット軸受部を構成している。
【0012】 上記キャビネット5の内周面にはステータ8が取り付けられ、上記有底スリー ブ1の外周面には上記ステータ8に対向するロータ10が取り付けられている。 また、上記キャビネット5の側面には窓11が形成され、上記有底スリーブ1の 外周面には上記窓11に対向するミラー12が取り付けられている。
【0013】 上記構成の動圧軸受装置は、上記ステータ8が回転磁界を発生すると、ロータ 10が取り付けられた有底スリーブ1が回転する。すると、上記シャフト2に形 成された動圧溝3が有底スリーブ1とシャフト2の間の空気に動圧を発生させ、 この動圧が回転体としての有底スリーブ1をラジアル方向に支持する。また、上 記玉7が、上記有底スリーブ1をアキシャル方向に支持する。
【0014】 そして、上記キャビネット5の窓11から入射されたレーザ光を、上記有底ス リーブ1と一体に回転するミラー12で反射し、レーザ光を平面走査させる。
【0015】 上記動圧軸受装置は、上記玉7と有底スリーブ1の外端面1aが構成するピボ ット軸受部と、上記動圧溝3と有底スリーブ1の内周面が構成する動圧軸受部と が有底スリーブ1自体によって隔てられている。つまり、上記ピボット軸受部が 上記動圧軸受部の外部に設けられ、有底スリーブ1自体が、上記ピボット軸受部 で発生した摩耗粉が上記動圧軸受部に混入することを防ぐので、上記動圧軸受部 の良好な動作を維持できる。
【0016】 次に、第2の実施例を図2に示す。この実施例は、第1の実施例と同様にスキ ャナモータの一部を構成し、回転体としてのシャフト22の一部が、有底スリー ブ21に収納され、上記有底スリーブ21の内周面に対向するシャフト22の外 周面に動圧溝23,23が形成されている。上記動圧溝23と上記有底スリーブ 21の内周面とが動圧軸受部を構成している。
【0017】 上記有底スリーブ21の図2における上端部は、シャフト22を覆うキャビネ ット25に固定され、上記シャフト22の図2における下端面は、受け台26に 固定されている。そして、半球状の突起を有する支持部材27が上記キャビネッ ト25の内底面に固定され、この支持部材27が上記受け台26を介してシャフ ト22をアキシャル方向に支持する。上記受け台26と支持部材27とがピボッ ト軸受部を構成している。
【0018】 上記キャビネット25の内周面にはステータ28が取り付けられ、上記受け台 26の外周面には上記ステータ28に対向するロータ30が取り付けられている 。また、上記キャビネット25の側面には窓31が形成され、上記シャフト22 の図2における軸方向下側外周面には上記窓31に対向するミラー32が取り付 けられている。
【0019】 上記構成の動圧軸受装置は、上記ステータ28が回転磁界を発生すると、ロー タ30が取り付けられた受け台26およびシャフト22が回転する。すると、上 記シャフト22に形成された動圧溝23が有底スリーブ21とシャフト22との 間の空気に動圧を発生させ、この動圧が回転体としてのシャフト22をラジアル 方向に支持する。また、上記支持部材27が上記受け台26を介してシャフト2 2をアキシャル方向に支持する。
【0020】 そして、上記キャビネット25の窓31から入射されたレーザ光を、上記シャ フト22と共に回転するミラー32で反射し、レーザ光を平面走査させる。
【0021】 上記動圧軸受装置は、上記受け台26と支持部材27が構成するピボット軸受 部が、上記動圧溝23と有底スリーブ21の内周面が構成する動圧軸受部の外部 に設けられ、支持部材27を覆う受け台26が、上記ピボット軸受部で発生した 摩耗粉が上記動圧軸受部に混入することを防ぐので、上記動圧軸受部の良好な動 作を維持できる。
【0022】 尚、上記第1,第2実施例では、スキャナモータを構成する動圧軸受装置につ いて説明したが、本考案の動圧軸受装置は、スキャナモータに限らず、動圧軸受 部とピボット軸受部を有する動圧軸受装置であれば、どのようなものであっても よい。また、上記実施例では、シャフトの外周面に動圧溝を設けたが、有底スリ ーブの内周面に動圧溝を設けてもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の動圧軸受装置は、ピボット軸受部を 動圧軸受部の外部に設けたので、上記ピボット軸受部で発生した摩耗粉が上記動 圧軸受部に混入することを防止でき、上記動圧軸受部の良好な動作を維持できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の断面図である。
【図2】 本考案の第2実施例の断面図である。
【図3】 従来の動圧軸受装置の断面図である。
【符号の説明】
1,21 有底スリーブ 2,22 シャフ
ト 3,23 動圧溝 5,25 キャビ
ネット 6 円錐溝 7 玉 8,28 ステータ 10,30 ロータ 11,31 窓 12,32 ミラー 26 受け台 27 支持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動圧軸受部で回転体をラジアル方向に支
    持すると共に、ピボット軸受部で上記回転体をアキシャ
    ル方向に支持する動圧軸受装置において、 上記ピボット軸受部を上記動圧軸受部の外部に設けたこ
    とを特徴とする動圧軸受装置。
JP1992011796U 1992-03-10 1992-03-10 動圧軸受装置 Expired - Fee Related JP2572627Y2 (ja)

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JPH0573313U true JPH0573313U (ja) 1993-10-08
JP2572627Y2 JP2572627Y2 (ja) 1998-05-25

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5980518A (ja) * 1982-10-27 1984-05-10 Trio Kenwood Corp キヤプスタン軸受装置
JPS62155323A (ja) * 1986-12-27 1987-07-10 Nippon Seiko Kk 動圧形複合軸受装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5980518A (ja) * 1982-10-27 1984-05-10 Trio Kenwood Corp キヤプスタン軸受装置
JPS62155323A (ja) * 1986-12-27 1987-07-10 Nippon Seiko Kk 動圧形複合軸受装置

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