JPH0573089B2 - - Google Patents

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JPH0573089B2
JPH0573089B2 JP19037484A JP19037484A JPH0573089B2 JP H0573089 B2 JPH0573089 B2 JP H0573089B2 JP 19037484 A JP19037484 A JP 19037484A JP 19037484 A JP19037484 A JP 19037484A JP H0573089 B2 JPH0573089 B2 JP H0573089B2
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Takuji Nakanishi
Haruo Yoshikyo
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ジヨセフソン接合素子を用いて構成
されたジヨセフソンAD変換回路に関する。
従来の技術 ジヨセフソン接合素子を用いて構成されたジヨ
セフソンAD変換回路として、従来、第1図を伴
なつて次に述べる構成を有するものが提案されて
いる。
すなわち、バイアス電流線1と、制御電流線2
及び3とを有し、且つ制御電流線2に供給される
制御電流(以下、これを制御電流Icとする)の値
と、バイアス電流線1に供給されるバイアス電流
Ibの値とに応じて、出力端4及び4′間で、零電
圧状態または有電圧状態をとり、その零電圧状態
または有電圧状態をとる閾値特性に、制御電流線
2に供給される制御電流Icの値に対する互に異な
る周期の周期性を有する、ジヨセフソン接合素子
を用いて構成された複数n個の制御線付2端子ジ
ヨセフソンゲート回路M1,M2……Moを有する。
この場合、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M1,M2……Moは、上述したように、制御電流
線2に供給される制御電流Icの値と、バイアス電
流線1に供給されるバイアス電流Ibとの値とに応
じて、出力端4及び4′間で、制御電流または有
電圧状態をとり、その零電圧状態または有電圧状
態をとる閾値特性に、制御電流線2に供給される
制御電流Icの値に対する互に異なる周期の周期性
を有するが、いま、制御線付ジヨセフソンゲート
回路Mi(i=1,2……n)の上述した閾値特性
の周期をIiとするとき、その周期Iiは、第2図に
示すように、2(i-1)×I1の周期を有している。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
閾値特性の上述した周期Ii(=2(i-1)×I1)を有する
周期性は、制御電流線3に、後述するように、バ
イアス電流線Biから制御電流線Ifが、値If′で供給
されることによつて、第2図に示すように、制御
電流Icの値が零である場合、バイアス電流Ibが値
Ib′を有している、という位相を有している。
このような制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miは、一例として、第3図を伴なつて次に述べ
る構成を有する。
すなわち、バイアス電流線5にジヨセフソン接
合素子6が介挿され、それに、制御電流線7及び
8が磁気結合している構成を有する3つの制御線
付ジヨセフソンゲート回路F1,F2及びF3を有す
る。
しかして、それらジヨセフソンゲート回路F1
〜F3のバイアス電流線5が並列に接続され、そ
の並列回路が上述したバイアス電流線1に介挿さ
れている。
また、ジヨセフソンゲート回路F1〜F3の制御
電流線7が、直列に接続されて上述した制御電流
線2に介挿されている。
さらに、ジヨセフソンゲート回路F1〜F3の制
御電流線8が、直列に接続されて上述した制御電
流線3に介挿されている。
なおさらに、ジヨセフソンゲート回路F1〜F3
のバイアス電流線5の並列回路の両端から、上述
した出力端4及び4′が導出されている。
以上が制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
一例構成である。
このような構成を有する制御線付ジヨセフソン
ゲート回路M1〜Moのバイアス電流線1は、第1
図に示すように、直列に接続されて、バイアス電
流線11に介挿されている。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M1
Moの制御電流線2が、直列に接続されて、入力
電流線12に介挿されている。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
の制御電流線3が、制御電流線Biに介挿されてい
る。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
両端4及び4′間に、負荷Liが接続されている。
以上が従来提案されているジヨセフソンAD変
換回路の構成である。
このような構成を有するジヨセフソンAD変換
回路によれば、バイアス電流線11に、バイアス
電流Ibを供給すれば、制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路Miのバイアス電流線1に、バイアス電流Ib
が、その値で供給される。
また、入力電流線12にアナログ入力電流Is
供給すれば、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miの制御電流線2に、アナログ入力電流Isが、そ
の値で制御電流Icとして供給される。
さらに、制御電流線Biに制御電流Ifを供給すれ
ば、制御線付ジヨセフソンゲート回路Miの制御
電流線3に、制御電流Ifが、その値で供給され
る。
このため、バイアス電流線11に供給するバイ
アス電流Ibを上述した値Ib′に選定し、また、制
御電流線Biに供給する制御電流Ifを上述した値
If′に選定して置くことによつて、制御線付ジヨ
セフソンゲート回路Miの上述した閾値特性が、
入力電流線12に供給されるアナログ入力電流Is
に対して、第2図で上述したと同じ周期性を有す
る。
すなわち、第2図の制御電流Icの軸をアナログ
入力電流Isの軸にした周期性を有する。
従つて、いま、上述した周期I1の1/2の値をIg
とし、また、アナログ入力電流Isの値をIgとの関
係で、次の値Is1,Is2,Is3……Is2oとする。
0≦Is1<Ig Ig≦Is2<2×Ig 2×Ig≦Is3<3×Ig 3×Ig≦Is4<4×Ig 4×Ig≧Is5<5×Ig ・ ・ ・ (2n−1)×Ig≦Is2o<2n×Ig しかるときは、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M1は、その出力端4及び4′間で、アナログ入
力電流Isが、値Is1,Is3,Is5……Is(2o-1)を有してい
る場合、零電圧状態をとるが、値Is2,Is4……Is2o
を有している場合、第2図A中×印で示すよう
に、有電圧状態をとる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M2は、
その出力端4及び4′間で、アナログ入力電流Is
が、値Is1及びIs2,Is5及びIs6,……Is(2o-3)及び
Is(2o-2)を有している場合、零電圧状態をとるが、
値Is3及びIs4,Is7及びIs8……Is(2o-1)及びIs2oを有し
ている場合、第2図B中×印で示すように、有電
圧状態をとる。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路M3
は、その出力端4及び4′間で、アナログ入力電
流Isが、値Is1〜Is4,Is9〜Is12……Is(2o-7)〜Is(2o-4
)

有している場合、零電圧状態をとるが、Is5〜Is8
Is13〜Is16……Is(2o-3)〜Is2oをとる場合、第2図C
中×印で示すように、有電圧状態をとる。
このように、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miは、その出力端4及び4′間で、アナログ入力
電流Isが、 Is1〜Is2(i-1) Is(2×2(i-1)+1)〜Is(3×2(i-1)) Is(4×2(i-1)+1)〜Is(5×2(i-1)) ・ ・ ・ の値を有している場合、零電圧状態をとる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Miは、
その出力端間4及び4′間で、アナログ入力電流
Isが、 Is(2(i-1)+1)〜Is(2×2(i-1)) Is(3×2(i-1)+1)〜Is(4×2(i-1)) Is(5×2(i-1)+1)〜Is(6×2(i-1)) ・ ・ ・ の値を有している場合、有電圧状態をとる。
従つて、いま、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M1〜Moが零電圧状態をとるときにそれらの出
力端4及び4′間で得られる電圧(零電圧)を2
値表示の「0」とし、また、有電圧状態をとると
きに出力端4及び4′間で得られる電圧(有電圧)
を2値表示の「1」とすれば、アナログ入力電流
Isが、Is1,Is2,Is3……Is(2o-1),Is2oの値を有して
いる場合、制御線付ジヨセフソンゲート回路M1
の出力端4及び4′間に、第4図に示すように、
「0」,「1」,「0」……「0」,「1」のデジタル
出力が得られる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M2
出力端4及び4′間に、「0」,「0」,「1」,「1
」,
「0」,「0」……「0」,「0」,「1」,「1」,
のデ
ジタル出力が得られる。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路M3
の出力端4及び4′間に、「0」,「0」,「0」,
「0」,「1」,「1」,「1」,「1」,「0」,「
0」,
「0」,「0」……「0」,「0」,「0」,「0」,
「1」,「1」,「1」,「1」のデジタル出力が得ら
れる。
このように、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miの出力端4及び4′間に、アナログ入力電流Is
が、 Is1〜Is2(i-1) Is(2×2(i-1)+1)〜Is(3×2(i-1)) Is(4×2(i-1)+1)〜Is(5×2(i-1)) ・ ・ ・ の値を有している場合、「0」のデジタル出力が
得られる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
出力端4及び4′間に、アナログ入力電流Isが、 Is(2(i-1)+1)〜Is(2×2(i-1)) Is(3×2(i-1)+1)〜Is(4×2(i-1)) Is(5×2(i-1)+1)〜Is(6×2(i-1)) ・ ・ ・ の値を有している場合、「1」のデジタル出力が
得られる。
従つて、n個の負荷L1,L2……Loから、アナ
ログ入力電流IsがIs1の値を有している場合、第4
図に示すように、(「0」,「0」……「0」)のn
ビツトのデジタル出力が得られる。
また、アナログ入力電流IsがIs2の値を有して
いる場合、(「1」,「0」,「0」……「0」)のn
ビツトのデジタル出力が得られる。
さらに、アナログ入力電流IsがIs3の値を有して
いる場合、(「0」,「1」,「0」,「0」……「0
」)
のnビツトのデジタル出力が得られる。
このように、負荷L1〜Loから、アナログ入力
電流Isの値を表わしているnビツトのデジタル出
力を得ることができる。
発明が解決しようとする問題点 ところで、第1図に示す従来のジヨセフソンパ
ルスAD変換回路の場合、バイアス電流線11に
バイアス電流Ibが供給されることによつて、制御
線付ジヨセフソンゲート回路M1〜Moのバイアス
電流線1に、バイアス電流Ibがそのままの波形で
供給される。
しかしながら、上述した動作を確実に得るため
には、制御線付ジヨセフソンゲート回路M1〜Mo
のバイアス電流線1に供給されるバイアス電流
が、交流バイアス電流、特に幅狭のパルスバイア
ス電流であるのが望ましい。
しかしながらら、第1図に示す従来のジヨセフ
ソンパルスAD変換回路の場合、そのような考慮
が払われていないので、上述した動作に誤動作を
生ずるおそれを有していた。特に、上述した動作
を高速で行なわせるとき、そのようなおそれが大
であつた。
よつて、第1図に示す従来のジヨセフソンパル
スAD変換回路の場合、アナログ入力電流Isを、
高速で、デジタル出力に変換することができな
い、という欠点を有していた。
また、第1図に示す従来のジヨセフソンAD変
換回路の場合、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miの上述した周期性を有する閾値特性は、その
第1,第2……番目の周期でとるバイアス電流Ib
の最大値Inが、その周期の番数が大になるに応じ
てを減少る、という閾値特性を呈する。
このため、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miの制御電流線2に供給される制御電流Icがある
値以上の値をとるとき、制御線付ジヨセフソンゲ
ート回路Miが有電圧状態をとるべきであるにも
かかわらず、有電圧状態をとらない、という誤動
作を生じる。
従つて、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
の制御電流線2に供給する制御電流Icの最大値、
従つて、アナログ入力電流Isの最大値に制限を受
け、また、アナログ入力電流Isの最大値までの範
囲値を量子化する数、すなわちn個の値に制限を
受ける。
よつて、第1図に示す従来のジヨセフソンAD
変換回路の場合、アナログ入力電流Isを、広い範
囲値に亘つて、ビツト数の大なるデジタル出力に
変換することができない、という欠点を有してい
た。
問題を解決するための手段 よつて、本発明の1つの目的は、アナログ入力
電流を、従来のジヨセフソンパルス発生回路の場
合に比し、高速でデジタル出力に変換することが
できる新規なジヨセフソンパルスAD変換回路を
提案せんとするものである。
また、本発明の他の目的は、上述したアナログ
入力電流を、従来のジヨセフソンAD変換回路の
場合に比し広い範囲値に亘つて、ビツト数の大な
るデジタル信号に変換することのできる、新規な
ジヨセフソンAD変換回路を提案せんとするもの
である。
本願第1番目の発明によるジヨセフソンパルス
AD変換回路は、次に述べる構成を有する。すな
わち、バイアス電流線と、制御電流線とを有し、
且つ上記制御電流線に供給される制御電流の値と
上記バイアス電流線に供給されるバイアス電流の
値とに応じて、対の出力端間で、零電圧状態また
は有電圧状態をとり、その零電圧状態または有電
圧状態をとる閾値特性に、上記制御電流線に供給
される制御電流の値に対する互に異なるまたは同
じ周期の周期性を有する、ジヨセフソン接合素子
を用いて構成されたn個(n≧2)の制御線付ジ
ヨセフソンゲート回路M1,M2,……Moを有す
る。
また、バイアス電流線と、制御電流線とを有
し、上記制御電流線に制御電流が2値表示で
「1」で供給されるか、「0」で供給されるかに応
じて、対の出力端間で、零電圧状態または有電圧
状態をとる、ジヨセフソン接合素子を用いて構成
されたn個の制御線付ジヨセフソンゲート回路
Q1,Q2……Qoを有する。
さらに、交流バイアス電流から、それに比し幅
狭のパルスバイアス電流を発生する。上記制御線
付ジヨセフソンゲート回路M1〜Moに対して共通
のパルスバイアス電流発生回路を有する。
しかして、上記制御線付ジヨセフソンゲート回
路Qi(i=1,2……n)の制御電流線の対の出
力端が、上記制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miの対の出力端に接続され、そして、上記制御
線付ジヨセフソンゲート回路M1〜Moのバイアス
電流線に、上記パルスバイアス電流発生回路から
得られるパルスバイアス電流を供給し、上記制御
線付ジヨセフソンゲート回路Q1〜Qoのバイアス
電流線に、上記交流バイアス電流を供給し、上記
制御線付ジヨセフソンゲート回路M1,M2……
Moの制御電流線に、アナログ入力電流を、互に
同じまたは異なる値で供給することによつて、上
記制御線付ジヨセフソンゲート回路Q1,Q2,…
…Qoの対の出力端から、上記アナログ入力電流
の値を表しているnビツトのデジタル出力を出力
するようにされている。
また、本願第2番目の発明によるジヨセフソン
パルスAD変換回路は、上述した本願第1番目の
発明によるジヨセフソンパルスAD変換回路にお
いて、n個の制御線付ジヨセフソンゲート回路
M1〜Moに対して共通なパルスバイアス電流発生
回路が、それと同様の複数n個のパルスバイアス
電流発生回路D1,D2……Doに置換され、そして、
そのパルスバイアス電流発生回路Diからのパルス
バイアス電流を、制御線付ジヨセフソンゲート回
路Miのバイアス電流線に供給するようになされ
ていることを除いて、本願第1番目の発明による
ジヨセフソンパルスAD変換回路と同様の構成を
有する。
また、本願第3番目の発明によるジヨセフソン
AD変換回路は次に述べる構成を有する。
すなわち、バイアス電流線と、制御電流線とを
有し、且つその制御電流線に供給される制御電流
の値と上記バイアス電流線に供給されるバイアス
電流の値とに応じて、対の出力端間で、零電圧状
態または有電圧状態をとり、その零電圧状態また
は有電圧状態をとる閾値特性に、上記制御電流線
に供給される制御電流の値に対する互いに異なる
または同じ周期の周期性を有する、ジヨセフンソ
ン接合素子を用いて構成されたn・m個(n≧
2,m≧2)の制御線付ジヨセフソンゲート回路
M11〜M1n;M21〜M2n;……Mo1〜Monを有す
る。
また、バイアス電流線と、m個の制御電流線
H1〜Hnとを有し、制御電流線H1〜Hn中の偶数
個の制御電流線に制御電流が2値表示で「1」
(または「0」)で供給されるか、制御電流線H1
〜Hn中の奇数個の制御電流線に制御電流が2値
表示で「0」(または「1」)で供給されるかに応
じて、対の出力端間で、零電圧状態または有電圧
状態をとる、ジヨセフソン接合素子を用いて構成
されたn個の制御線付ジヨセフソンゲート回路
Q1〜Qoを有する。
さらに、交流バイアス電流から、それに比し幅
狭のパルスバイアス電流を発生するパルスバイア
ス電流発生回路を有する。
しかして、制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
の制御電流線Hj(j=1,2……m)の両端が、
制御線付ジヨセフソンゲート回路Mij(i=1,2
……n)の対の出力端に接続され、そして、上記
制御線付ジヨセフソンゲート回路M11〜M1n
M21〜M2n,……Mo1〜Monのバイアス電流線に、
上記パルス電流発生回路から得られるパルスバイ
アス電流を供給し、上記制御線付ジヨセフソンゲ
ート回路Q1〜Qoのバイアス電流線に、上記交流
バイアス電流を供給し、上記制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路M11〜M1n;M21波M2n,……Mo1
〜Monの制御電流線に、アナログ入力電流を、互
に同じまたは異なる値で供給することによつて、
上記制御線付ジヨセフソンゲート回路Q1;Q2
……Qoの対の出力端から、上記アナログ入力電
流の値を表しているnビツトのデジタル出力を出
力するようになされている。
また、本願第4番目の発明によるジヨセフソン
パルスAD変換回路は、上述した本願第3番目の
発明において、n・m個の制御線付ジヨセフソン
ゲート回路M11〜M1n,M21〜M2n,……Mo1
Monに対して共通なパルスバイアス電流発生回路
が、それと同様の複数n個のパルスバイアス電流
発生回路D1,D2……Doに置換され、そして、そ
のパルスバイアス電流発生回路Diからのパルスバ
イアス電流を、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Mi1〜Minに供給するようになされていることを
除いて、本願第3番目のジヨセフソンパルスAD
変換回路と同様の構成を有する。
さらに、本願第5番目の発明によるジヨセフソ
ンパルスAD変換回路は、上述した本願第3番目
の発明において、n・m個の制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路M11〜M1n,M21〜M2n,……Mo1
〜Monに対して共通なパルスバイアス電流発生回
路が、それと同様の複数n・m個のパルスバイア
ス電流発生回路D11〜D1n,D21〜D2n……Do1
Donに置換され、そして、そのパルスバイアス電
流発生回路Dijからのパルスバイアス電流を、制
御線付ジヨセフソンゲート回路Mijに供給するよ
うになされていることを除いて、本願第3番目の
ジヨセフソンパルスAD変換回路と同様の構成を
有する。
作 用 上述した本願第1及び第2番目の発明によるジ
ヨセフソンパルスAD変換回路によれば、制御線
付ジヨセフソンゲート回路M1,M2……Moの制
御電流線に、アナログ入力電流を、互に同じまた
は異なる値で供給することによつて、制御線付ジ
ヨセフソンゲート回路Q1〜Qoの対の出力端から、
アナログ入力電流の値を表わしているnビツトの
デジタル出力が出力される。
この場合、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M1〜Moのバイアス電流線に、幅狭なパルスバイ
アス電流が供給されることによつて、アナログ入
力電流を、nビツトのデジタル出力に変換してい
るので、その動作を高速で行わせることができ
る。
また、本願第3番目〜第5番目の発明によるジ
ヨセフソンパルスAD変換回路によれば、制御線
付ジヨセフソンゲート回路M11〜M1n;M21
M2n;……Mo1〜Monの制御電流線に、アナログ
入力電流を、互に同じまたは異なる値で供給する
ことによつて、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Q1〜Qoの対の出力端から、アナログ入力電流の
値を表しているnビツトのデジタル出力が出力さ
れる。
この場合、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M11〜M1n,M21〜M2n……Mn1〜Monのバイア
ス電流線に、幅狭なパルスバイアス電流が供給さ
れることによつて、アナログ入力電流を、nビツ
トのデジタル出力に変換しているので、その動作
を高速で行なわせることができる。
また、本願第3〜第5番目の発明によるジヨセ
フソンパルスAD変換回路の場合、制御線付ジヨ
セフソンゲート回路Mijの周期性を有する閾値特
性は、第1図で上述した従来の制御線付ジヨセフ
ソンゲート回路Miの場合と同様に、その第1,
第2……番目の周期でとるバイアス電流の最大値
が、その周期の番数が大になるに応じて減少す
る、とい閾値特性を呈する。
このため、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Mijの制御電流線に供給される制御電流がある値
以上の値をとるとき、第1図で上述した従来の制
御線付ジヨセフソンゲート回路Miの場合と同様
に、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mijが有電
圧状態をとるべきであるにもかかわらず、有電圧
状態をとらない、という誤動作が生ずる。
このため、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Mijの制御電流線に供給する制御電流の最大値、
従つて、アナログ入力電流の最大値に、第1図及
び第5図の場合と同様に制限を受け、また、アナ
ログ入力電流の最大値までの範囲を量子化する
数、すなわちnの値に制限を受ける。
しかしながら、本願第3〜第5番目の発明によ
るジヨセフソンAD変換回路の場合、制御線付ジ
ヨセフソンゲート回路Mijの閾値特性における周
期の数を、同じ制御電流の範囲内において、第1
図で上述した従来のジヨセフソンAD変換回路に
おける制御線付ジヨセフソンゲート回路Miの場
合の1/mにすることができる。
このため、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Mijの制御電流線に供給する制御電流の最大値、
従つて、アナログ入力電流の最大値を、第1図で
上述した従来のジヨセフソンAD変換回路の場合
のm倍にすることができる。
本発明の効果 よつて、本発明によるジヨセフソンパルスAD
変換回路によれば、アナログ入力電流を第1図で
上述した従来のジヨセフソンAD変換回路に比
し、高速でデジタル出力に変換することができ
る、という特徴を有する。
また、本発明によるジヨセフソンAD変換回路
によれば、アナログ入力電流を、第1図で上述し
た従来のジヨセフソンAD変換回路の場合に比し
m倍という広い範囲値に亘つて、ビツト数の大な
るデジタル出力に変換することができる、という
特徴を有する。
実施例 1 第5図は、本願第1番目の発明の第1の実施例
を示し、第1図で上述した従来のジヨセフソンパ
ルスAD変換回路と同様に、同様のn個の制御線
付ジヨセフソンゲート回路M1〜Moを有する。
また、バイアス電流1と、制御電流線2及び3
を有し、制御電流線2に制御電流が2値表示で
「1」(または「0」)で供給されるか、制御電流
線2に制御電流が2値表示で「1」または「0」
で供給されるかに応じて、出力端4及び4′間で
みて、零電圧状態または有電圧状態をとる、ジヨ
セフソン接合素子を用いて構成された複数n個の
制御線付ジヨセフソンゲート回路Q1,Q2……Qo
を有する。
制御線付ジヨセフソンゲート回路Qiは、それ自
体公知の種々の構成を有するものを用い得るが、
第3図で上述した制御線付ジヨセフソンゲート回
路Miと同様の構成を有する。
また、パルスバイアス電流発生回路Dを有す
る。
このパルスバイアス電流発生回路Dは、一例と
して、正弦波または台形波の交流バイアス電流Ia
が供給されるバイアス電流線41に、抵抗42を
介して、ジヨセフソン接合素子43が介挿され、
その抵抗42とジヨセフソン接合素子43との接
続中点から、ジヨセフソン接合素子44を介し
て、バイアス電流線11が導出されている構成を
有する。
しかして、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M1〜Moのバイアス電流線1が、直列に接続され
て、バイアス電流線11に介挿されている。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M1
Moの制御電流線2が、直列に接続されて、入力
電流線12に介挿されている。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
の制御電流線3が、制御電流線Biに介挿されてい
る。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Q1
Qoのバイアス電流線1が、直列に接続されて、
抵抗45を介して、上述したバイアス電流線41
に介挿されている。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
制御電流線2の両端が、抵抗riを介して、制御線
付ジヨセフソンゲート回路Miの出力端4及び
4′に接続されている。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Qiの制
御電流線3が、制御電流線Giに介挿されている。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
出力端4及び4′間に負荷Liが接続されている。
以上が、本願第1番目の発明の第1の実施例の
構成である。このような構成によれば、制御線付
ジヨセフソンゲート回路Mi〜Moに関する構成
が、第1図で上述した従来のジヨセフソンパルス
AD変換回路の制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miに関する構成と同様であるので、入力電流線
12に第1図の場合と同様に、アナログ入力電流
Isを供給し、また、バイアス電流線11にパルス
バイアス電流発生回路Dから、バイアス電流Ibが
供給されることによつて、制御線付ジヨセフソン
ゲート回路M1〜Moの出力端4及び4′間に、第
1図の場合と同様に、アナログ入力電流Isの値に
応じたデジタル出力が得られる。
ところで、この場合、パルスバイアス電流発生
回路Dから導出されているバイアス電流線11に
は、バイアス電流線41に供給される正弦波また
は台形波の交流バイアス電流Iaにもとずき、それ
に幅狭のパルスバイアス電流が、バイアス電流Ib
として、パルスバイアス電流発生回路Dから供給
される。
従つて、制御線付ジヨセフソンゲート回路M1
〜Moの出力端4及び4′間に得れるデジタル出力
を、若し、制御電流線11に、制御電流線41に
供給されると同じ正弦波または台形波の交流バイ
アス電流であるとして場合に比し、格段的に高速
て得ることができる。
また、上述したように制御線付ジヨセフソンゲ
ート回路Miの出力端4及び4′間にデジタル出力
が得られれば、それが制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路Qiの制御電流線2に供給されるので、その
制御線付ジヨセフソンゲート回路Qiの出力端4及
び4′、従つて、負荷Liに、制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路Miで得られるデジタル出力に対応
したデジタル出力が得られる。
したがつて、負荷L1〜Loから、第1図の場合
と同様にアナログ入力電流Isの値を表わしている
デジタル出力が得られる。
実施例 2 第6図は、本願第1番目の発明によるジヨセフ
ソンパルスAD変換回路の第2の実施例を示す。
第6図において、第5図との対応部分には、同
一符号を付して詳細説明を省略する。
第6図に示す本願第1番目の発明によるジヨセ
フソンパルスAD変換回路は、第5図で上述した
構成において、そのパルスバイアス電流発生回路
Dから得られるパルスバイアス電流Ibが、制御線
付ジヨセフソンゲート回路Miのバイアス電流線
1に、抵抗ri′を介して供給されるようになされ、
また、制御電流線41から得られる正弦波または
台形波のバイアス電流Iaが、抵抗ri″を介して、制
御線付ジヨセフソンゲート回路Qiのバイアス電流
線1に供給されるようになされているしことを除
いて、第5図の場合と同様の構成を有する。
このような構成を有する本発明によるジヨセフ
ソンパルスAD変換回路によれば、それが上述し
た事項を除いて、第5図の場合と同様であるの
で、第5図の場合と同様の効果が、得られる。
実施例 3 第7図は、本願第1番目の発明によるジヨセフ
ソンパルスAD変換回路の第3の実施例を示す。
第7図において、第5図との対応部分には同一
符号を付して示す。
第7図に示す本願第1番目の発明によるジヨセ
フソンパルスAD変換回路は、次の事項を除い
て、第5図の場合と同様の構成を有する。
すなわち、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M1〜Moの閾値特性の周期性が、第8図に示すよ
うに互に同じ周期を有している。
また、入力電流線12に抵抗R0,R1,……Ro
が直列に接続されて介挿され、そして、この場
合、入力電流線12の一端が接地されているもの
として、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
制御電流線2の一端が、抵抗Ri′を介して抵抗
R(i-1)及びRiの接続中点に接続され、他端が接地
されている。
以上が、本願第1番目の発明によるジヨセフソ
ンパルスAD変換回路の第3の実施例の構成であ
る。
このような構成によれば、それが、上述した事
項を除いて、第5図の場合と同様の構成を有する
ので、次のような動作を行つて、第5図の場合と
同様の作用効果が得られる。
すなわち、入力電流線12に、アナログ入力電
流Isを供給すれば、制御線付ジヨセフソンゲート
回路M1,M2……Moの制御電流線2に、アナロ
グ入力電流Isが、その値とは異なる値(Is−1),
(Is−2)……(Is−n)の値でそれぞれ制御電流
Icとして供給される。この場合、アナログ入力電
流Isの値は、[(Is−1)+(Is−2)+……(Is
n)]を有するが、抵抗R0,R1,R2……Roの値、
抵抗R1′,R2′……Ro′の値を適当に選ぶことによ
つて、値(Is−1),(Is−2),(Is−3)……(Is
−n)は、次の関係を有する。
(Is−2)=(Is−1)×1/2 (Is−3)=(Is−1)×1/4 (Is−4)=(Is−1)×1/8 ・ ・ ・ (Is−n)=(Is−1)×1/2(n−1) 従つて、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi
の制御電流線2に、アナログ入力電流Isが、(Is
1)×1/2(i-1)の値で供給される。
このため、いま、上述した周期I1の1/2の値を、
第1図の場合と同様に、Igとし、また、制御線付
ジヨセフソンゲート回路M1の制御電流線2にア
ナログ入力電流Isが値(Is−1)で供給される、
そのアナログ入力電流Isの値(Is−1)をIgとの
関係で、第1図で上述したのに準じて、次の値
(Is−1)1,(Is−1)2……(Is−1)22とする。
0≦(Is−1)1<Ig Ig≦(Is−1)2<2×Ig 2×Ig≦(Is−1)3<3×Ig 3×Ig≦(Is−1)4<4×Ig ・ ・ ・ (2n−1)×Ig≦(Is−1)2o <2o×Ig しかるときは、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M1は、その出力端4及び4′間で、アナログ入
力電流Isが値(Is−1)1,(Is−1)3,(Is−1)5

…(Is−1)(2o-1)を有している場合、零電圧状
態をとるが、値(Is−1)2,(Is−1)4,(Is−1)
6
……(Is−1)2oを有している場合、第8図A中×
印で示すように、有電圧状態をとる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M2
制御電流線2にアナログ入力電流Isが値(Is−2)
で供給される、そのアナログ入力電流Isの値(Is
−2)を、Igとの関係で、次の値(Is−2)1,(Is
−2)2,(Is−2)3……(Is−2)2oとする。
0≦(Is−2)1<1/2×Ig 1/2×Ig≦(Is−2)2<Ig Ig≦(Is−2)3<3/2×Ig 3/2×Ig≦(Is−2)4<2×Ig ・ ・ ・ (2o−1)/2×Ig≦(Is−2)2o<2n×Ig しかるときは、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M2は、その出力端4及び4′間で、アナログ入
力電流Isが、値(Is−2)1及び(Is−2)2,(Is
2)5及び(Is−2)6……(Is−2)(2o-3)及び(Is
2)(2o-2)を有している場合、零電圧状態をとる
が、値(Is−2)3及び(Is−2)4,(Is−2)7及び
(Is−2)8……(Is−2)(2o-1)及び(Is−2)2o

している場合、第8図B中で示すように、有電圧
状態をとる。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路M3
の制御電流線2にアナログ入力電流Isが値(Is
3)で供給される、そのアナログ入力電流Isの値
(Is−3)を、Igとの関係で、次の値(Is−3)1
(Is−3)2……(Is−3)2oとする。
0≦(Is−3)1<1/4×Ig 1/4×Ig≦(Is−3)2<1/2×Ig 1/2×Ig≦(Is−3)3<3/4×Ig 3/4×Ig≦(Is−3)4<Ig Ig≦(Is−3)5<5/4×Ig ・ ・ ・ (2n−1)/4≦(Is−3)2o<2n/4×Ig しかるときは、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M3は、その出力端4及び4′間で、アナログ入
力電流Isが、値(Is−3)1〜(Is−3)4,(Is−3)
9〜(Is−3)12……(Is−3)(2o-7)〜(Is−3)(2o
-4)

を有している場合、零電圧状態をとるが、(Is
3)5〜(Is−3)8,(Is−3)13〜(Is−3)16……
(Is−3)(2o-3)〜(Is−3)2oをとる場合、第8図C
中×印で示すように、有電圧状態をとる。
このように、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miの制御電流線2にアナログ入力電流Isが値(Is
−i)で供給される、アナログ入力電流Isの値
(Is−i)を、Igとの関係で、次の値(Is−i)1
(Is−i)2……(Is−i)2oとする。
0≦(Is−i)1<1/2(i-1)×Ig 2×1/2(i-1)×Ig≦2×(Is−i)1<3×1/2(i-1
)

×Ig ・ ・ ・ (2n−1)×1/2(i-1)×Ig ≦(Is−i)2o <2n×1/2(i-1)×Ig しかるときは、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Miは、その出力端4及び4′間で、アナログ入力
電流Isが、 (Is−i)1〜(Is−i)2 (i-1) (Is−i)(2×2(i-1)+1)〜(Is−i)(3×2(i-1)) (Is−i)(4×2(i-1)+1)〜(Is−i)(5×2(i-1)) ・ ・ ・ の値を有している場合、零電圧状態をとる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Miが、
その出力端4及び4′間で、アナログ入力電流Is
が、 (Is−i)(2(i-1)+1)〜(Is−i)(2×2(i-1)) (Is−i)(3×2(i-1)+1)〜(Is−i)(4×2(i-1)) (Is−i)(5×2(i-1)+1)〜(Is−i)(6×2(i-1)) ・ ・ ・ の値を有している場合、有電圧状態をとる。
従つて、いま、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M1〜Moが零電圧状態をとるときにそれらの出
力端4及び4′間で得られる電圧(零電圧)を、
第1図で上述した場合と同様に2値表示の「0」
とし、また、有電圧状態をとるときに出力端4及
び4′間で得られる電圧(有電圧)を2値表示の
「1」とすれば、アナログ入力電流Isが、制御線
付ジヨセフソンゲート回路Miの制御電流線2に、
制御線付ジヨセフソンゲート回路M1の制御電流
線2に供給される値(Is−1)の2(i-1)の値を有す
る(Is−1)の値で供給されるので、アナログ入
力電流Isが、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M1の制御電流線2に供給される値でみて、それ
が、(Is−1)1,(Is−1)2……(Is−1)2oの値を
有している場合、制御線付ジヨセフソンゲート回
路Miの出力端4及び4′間に、第4図に示すよう
に、第1図で上述したと同様のデジタル出力が得
られる。
従つて、負荷L1〜Loから、アナログ入力電流Is
の値を表しているnビツトのデジタル出力を得る
ことができる。
実施例 4 第9図は、本願第2番目の発明によるジヨセフ
ソンパルスAD変換回路の実施例である。
第9図において、第6図との対応部分には同一
符号を付して詳細説明を省略する。
第9図に示す本願第2番目の発明によるジヨセ
フソンパルスAD変換回路の実施例は、第6図の
パルスバイアス電流発生回路Dが、制御線付ジヨ
セフソンゲート回路Miに対応している、パルス
バイアス電流発生回路Dと同様の構成を有するパ
ルスバイアス電流発生回路Diに置換されているこ
とを除いて、第6図の場合と同様の構成を有す
る。
このような構成を有する本願第2番目の発明に
よるジヨセフソンパルスAD変換回路によれば、
詳細説明を省略するが、上述したと同様の作用効
果が得られる。
実施例 5 第10図は、本願第3番目の発明によるジヨセ
フソンAD変換回路の第1の実施例を示し、n・
m個(n≧2,m≧2)の制御線付ジヨセフソン
ゲート回路M11,M12,……M1n;M21,M22……
M2n;……Mo1,Mo2……Monを有する。この場
合、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1〜Min
は、第1図及び第3図で上述した制御線付ジヨセ
フソンゲート回路Miの場合と同様の構成を有す
る。
従つて、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1
〜Minにおいて、第1図との対応部分には同一符
号を付して詳細説明を省略する。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1
Minの閾値特性の周期をIiとするとき、その周期Ii
は、第11図に示すように、第1図で上述した制
御線付ジヨセフソンゲート回路Miの場合と同様
に、2(i-1)×I1の周期を有している。
ただし、この場合、制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路M11〜M1nの閾値特性の周期I1は、第1図
で上述した従来のジヨセフソンAD変換回路にお
ける制御線付ジヨセフソンゲート回路M1の閾値
特性の周期I1のm倍の値を有している。
また、バイアス電流線1と、m個の制御電流線
H1,H2,……Hnと、制御電流線3とを有し、m
個の制御電流線H1〜Hn中の偶数個の制御電流線
に制御電流が2値表示で「1」(または「0」)で
供給されるか、m個の制御電流線H1〜Hn中の奇
数個の制御電流線に制御電流が2値表示で「1」
(または「0」)で供給されるかに応じて、出力端
4及び4′間でみて零電圧状態または有電圧状態
をとる、ジヨセフソン接合素子を用いて構成され
た複数n個の制御線付ジヨセフソンゲート回路
Q1,Q2……Qoを有する。
この制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi,(i
=1,2……n)は、それ自体は公知の種々の構
成を有するものを用い得るが、第12図に示すよ
うに、第3図で上述した制御線付ジヨセフソンゲ
ート回路Miの構成において、その制御電流線2
がm本の制御電流線H1〜Hnに替えられ、これに
応じてジヨセフソンゲート回路F1〜F3の制御電
流線7が1本であるのに代えて、m本有し、、そ
してジヨセフソンゲート回路F1〜F3の第j番目
(j=1,2……m)の制御電流線7が直列に接
続されて制御電流線Hjに介挿されていることを
除いて、第3図で上述した制御線付ジヨセフソン
ゲート回路Miと同様の構成を有する。
しかして、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M11〜M1n,M21〜M2n,……Mo1〜Monのバイア
ス電流線1が、直列に接続されて、第5図の場合
と同様に、パルスバイアス電流発生回路D(図示
せず)から導出されているバイアス電流線11に
介挿されている。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M11
M1n,M21〜M2n,……Mo1〜Monの制御電流線
2が、直列に接続されて、入力電流線12に介挿
されている。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mij
の制御電流線3が、制御電流線Bijに介挿されて
いる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路Q1
Qoのバイアス電流線1が、直列に接続されて、
第5図で上述したと同様に、バイアス電流線41
に介挿されている。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
制御電流線Hjの両端が、抵抗Rijを介して、制御
線付ジヨセフソンゲート回路Mijの出力端4及び
4′に接続されている。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
出力端4及び4′間に負荷Liが接続されている。
以上が、本願第3番目の発明によるジヨセフソ
ンAD変換回路の第1の実施例の構成である。
このような構成を有するジヨセフソンAD変換
回路によれば、バイアス電流線11に、バイアス
電流Ibを供給すれば、制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路Mijのバイアス電流線1に、バイアス電流
Ibが、その値で供給される。
また、入力電流線12にアナログ入力電流Is
供給すれば、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Mijの制御電流線2に、アナログ入力電流Isが、
その値で制御電流Icとして供給される。
さらに、制御電流線Bijに制御電流Ifを供給すれ
ば、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mijの制御
電流線3に、制御電流Ifが、その値で供給され
る。
このため、バイアス電流線11に供給するバイ
アス電流Ibを、第1図及び第2図で上述した値
Ib′に選定し、また、制御電流線Bijに供給する制
御電流Ifを、適当な値に選定して置くことによつ
て、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mijの上述
した閾値特性が、入力電流線12に供給されるア
ナログ入力電流Isに対して、第11図で上述した
と同じ周期性を有する。
すなわち、第11図の制御電流Icの軸をアナロ
グ入力電流Isの軸にした周期性を有する。
ただし、この場合、制御電流線B11,B12……
B1nに供給する制御電流Ifの値、従つて、制御線
付ジヨセフソンゲート回路M11,M12……M13
制御電流線3に供給する制御電流Ifの値を、互に
異ならしめることによつて、制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路M11,M12……M1nの閾値特性の位
相が、制御線付ジヨセフソンゲート回路M11の閾
値特性の位相に対して、順次互に異る。
例えば、制御線付ジヨセフソンゲート回路M11
の閾値特性が、制御電流Icが零である場合、バイ
アス電流Ibが零である位相を有するとき、制御線
付ジヨセフソンゲート回路M12の閾値特性り位相
が、制御線付ジヨセフソンゲート回路M11の閾値
特性の位相に対して、1/4×I1分位相差を有す
る。
このように、制御電流線Mi1,Mi2……Min、従
つて、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1
Mi2……Minの制御電流線3に供給する制御電流If
の値を、互に異ならしめることによつて、制御線
付ジヨセフソンゲート回路Mi1,Mi2……Minの閾
値特性の位相が、制御線付ジヨセフソンゲート回
路Mi1の閾値特性の位相に対して、順次互に異な
る。
例えば、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1
の閾値特性が制御電流Icが零である場合、バイア
ス電流Ibが零である位相を有するとき、制御線付
ジヨセフソンゲート回路Mi2の閾値特性の位相
が、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1の閾値
特性の位相に対して(1/4×I1)×i分位相差
を有する。
従つて、いま、上述した周期I1の1/2の値をIg
とし、また、アナログ入力電流Isの値をIgとの関
係で、次の値Is1,Is2,Is3……Is2 nとする。
0≦Is1<1/2×Ig 1/2×Ig≦Is2<Ig Ig≦Is3<3/2×Ig 3/2×Ig≦Is4<2×Ig 2×Ig≧Is5<5/2×Ig ・ ・ ・ (2n−1)/2×Ig≦Is2 n <2n/2×Ig しかるときは、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M11は、その出力端4及び4′間で、アナログ
入力電流Isが、値Is1及びIs2,Is5及びIs6……Is(2o-3)
及びIS(2o-2)を有している場合、零電圧状態をとる
が、値Is3及びIs4,Is7及びIs8……Is(2o-1)及びIs2 n
有している場合、第11図A中×印で示すよう
に、有電圧状態をとる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M12
は、その出力端4及び4′間で、アナログ入力電
流Isが、値Is2及びIs3,Is6及びIs7……Is(2o-2)及び
Is(2o-1)を有している場合、零電圧状態をとるが、
値Is1,Is4及びIs5……Is(2o-4)及びIs(2o-3),Is2 n

有している場合、第11図B中×印で示すよう
に、有電圧状態をとる。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路M21
は、その出力端4及び4′間で、アナログ入力電
流Isが、値Is1〜Is4,Is9〜Is12……Is(2o-7)〜Is(2o-4
)

有している場合、零電圧状態をとるが、値Is5
Is8,I12〜Is15,……Is(2o-3)〜Is2 nを有する場合、第
9図C中×印で示すように、有電圧状態をとる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M22
は、その出力端4及び4′間で、アナログ入力電
流Isが、値Is3及びIs6,Is11〜Is13……を有している
場合、零電圧状態をとるが、値Is1及びIs2,Is7
Is11……Is(2o-1)及びIs2 nを有している場合、第11
図D中×印で示すように、有電圧状態をとる。
さらに、制御線付ジヨセフソンゲート回路M31
は、その出力端4及び4′間で、アナログ入力電
流Isが、値Is1〜Is8,Is17〜Is24……を有している場
合、零電圧状態をとるが、Is9〜Is16.Is25〜Is32
…をとる場合、第11図E中×印で示すように、
有電圧状態をとる。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路M32
は、その出力端4及び4′間で、アナログ入力電
流Isが、値Is5〜Is12,Is21〜Is28……を有する場合、
零電圧状態をとるが、値Is1〜Is4,Is13〜Is20……
を有する場合、第11図F中×印で示すように、
有電圧状態をとる。
このように、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Mijは、その出力端4及び4′間で、アナログ入力
電流Isの値に応じて、零電圧状態または有電圧状
態をとる。
従つて、いま、制御線付ジヨセフソンゲート回
路M11〜M1o,M21〜M2n……Mo1〜Monが零電圧
状態をとるときにそれらの出力端4及び4′間で
得られる電圧(零電圧)を2値表示の「0」と
し、また、有電圧状態をとるときに出力端4及び
4′間で得られる電圧(有電圧)を2値表示の
「1」とすれば、アナログ入力電流Isが、Is1,Is2
Is3……Is(2o-1),Is2 nの値を有している場合、制御
線付ジヨセフソンゲート回路Mijの出力端4及び
4′間に、n=3,m=2の場合、第13図に示
すように、デジタル出力が得られる。
また、n=3,m=3の場合、制御線付ジヨセ
フソンゲート回路Mijの出力端4及び4′間に、第
14図に示すように、デジタル出力が得られる。
このため、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Q1〜Qoから、n=3,m=2の場合、第13図
に示すようにデジタル出力が得られる。
また、n=3,m=3の場合、第14図に示す
ようにデジタル出力が得られる。
従つて、負荷L1〜Loで、アナログ入力電流Is
値を表わしているnビツトのデジタル出力を得る
ことができる。
そして、この場合のようなデジタル出力が、制
御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1〜Minの閾値
特性における周期の数を、同じ制御電流の範囲値
内において、第1図で上述した従来のジヨセフソ
ンAD変換回路の制御線付ジヨセフソンゲート回
路Mの場合の1/mにすることによつて得ること
ができる。
従つて、第10図に示す本願第3番目の発明に
よるジヨセフソンAD変換回路の場合、アナログ
入力電流を、第1図で上述した従来のジヨセフソ
ンAD変換回路に比し、m倍という広い範囲値に
亘つて、ビツト数の大なるデジタル出力に変換す
ることができる、という特徴を有する。
また、第10図に示す本願第3番目の発明によ
るジヨセフソンパルスAD変換回路によれば、制
御線付ジヨセフソンゲート回路M11〜M1n,M21
〜M2n……Mo1〜Monが、それらのバイアス電流
線1に、第5図で上述した本願第1番目の発明に
よるジヨセフソンパルスAD変換回路の場合と同
様に、パルスバイアス電流発生回路D(図示せず)
からのパルスバイアス電流が、バイアス電流Ib
して供給されることによつて動作し、また、制御
線付ジヨセフソンゲート回路Q1〜Qoが、それら
のバイアス電流線1に第5図の場合と同様に、正
弦波または台形波の交流バイアス電流Iaが供給さ
れることによつて動作し、よつて、上述したよう
に、アナログ入力電流をデジタル出力に変換する
ようにしているので、その変換を第5図の場合と
同様に高速で行わせることができる。
実施例 6 第15図は、本願第3番目の発明によるジヨセ
フソンAD変換回路の第2実施例を示す。
第15図において、第10図との対応部分には
同一符号を付して詳細説明を省略する。
第15図に示す本願第3番目の発明によるジヨ
セフソンAD変換回路の第2の実施例は、次の事
項を除いて、第10図で上述した本発明によるジ
ヨセフソンAD変換回路の構成と同様の構成を有
する。
すなわち、制御線付ジヨセフソンゲート回路
Mi1〜Minの閾値特性の周期Iiが、2(i-1)×I1を有し
ているに代え、制御線付ジヨセフソンゲート回路
M11〜M1n;M21〜M2n;……M2o〜Monの閾値特
性の周期が、I1を有している。
また、制御線付ジヨセフソンゲート回路の制御
電流線2に、入力電流線12に供給されるアナロ
グ入力電流Isをそれと同じ値で供給するに代え、
制御線付ジヨセフソンゲート回路M11〜M1n
M21〜M2n;……M2o〜Monのの制御電流線2に、
第7図で上述したジヨセフソンAD変換回路にお
いて、その制御線付ジヨセフソンゲート回路M1
M2……Moにアナログ入力電流Isを互に異なる値
(Is−1),(Is−2),……(Is−n)で供給する
のと同様に、異なる値(Is−1),(Is−2),……
(Is−n)で供給するようになされている。
このため、第7図で上述したと同様に、入力電
流線12に、抵抗R0,R1,R2,……Roが、直列
に接続されて介挿され、そして、この場合、入力
電流線12の一端が接地されているものとして、
制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi〜Minの制御
電流線2が直列に接続されて、その一端が、抵抗
Ri′を介して抵抗R(i-1)及びRiの接続中点に接続さ
れ、他端が接地されている。
以上が、本願第3番目の発明によるジヨセフソ
ンAD変換回路に第2の実施例の構成である。
このような構成を有する本発明によるジヨセフ
ソンAD変換回路によれば、それが、上述した事
項を除いて、第10図で上述したと同様の構成を
有している。
一方制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1
Minが、第7図で上述したジヨセフソンAD変換
回路の制御線付ジヨセフソンゲート回路Miの閾
値特性に対応している閾値特性を有し、また、そ
の制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1〜Min
制御電流線2に、アナログ入力電流Isが、従来の
ジヨセフソンAD変換回路の制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路Miの制御電流線2に供給されると
同様の値で供給される。
従つて、第15図に示す本発明の場合も、詳細
説明は省略するが、アナログ入力電流Isの値を表
しているデジタル出力を、第10図で上述した特
徴を以つて得ることができる。
なお、上述においては、本願第1、第2及び第
3番目の発明によるジヨセフソンパルスAD変換
回路の実施例について述べたが、第10図に示す
本願第3番目の発明によるジヨセフソンパルス
AD変換回路において、その制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路Mi1〜Mioのバイアス電流線1に第
9図で上述した本願第1番目の発明によるジヨセ
フソンパルスAD変換回路の実施例に準じて、パ
ルスバイアス電流発生回路Diからパルスバイアス
電流を供給する構成を、本願第4番目の発明のに
よるジヨセフソンパルスAD変換回路実施例とす
ることもでき、また、制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路Mijのバイアス電流線1に、第9図で上述
した本願第1番目の発明によるジヨセフソンパル
スAD変換回路の実施例に準じて、パルスバイア
ス電流発生回路Dijからパルスバイアス電流を供
給する構成を、本願第5番目の発明によるジヨセ
フソンパルスAD変換回路の実施例とすることも
できる。
さらに、上述においては、制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路Mi1〜Minが、その周期性の周期Ii
して、制御線付ジヨセフソンゲート回路M11
M1nの周期I1の2(i-1)×I1の周期またはI1の周期を
有し、これに応じて、制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路Mi1〜Minの制御電流線2に、アナログ入
力電流Isを、その値でまたは制御線付ジヨセフソ
ンゲート回路M1の制御電流線2に供するアナロ
グ入力電流Isの値の1/2(i-1)の値でで供給する場
合について述べたが、制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路Mi1,Mi2……Minを、その周期性の周期を
して、上述した値とは異なる周期とし、これに応
じて、制御線付ジヨセフソンゲート回路Mi1
Minの制御電流線2に、アナログ入力電流Isを上
述した値とは異なる値で供給して、(第10図及
び第15図の組合せ構成に相当する)上述したと
同様の作用効果を得るようになすこともできる。
その他、本発明の精神を脱することなしに、
種々の変型、変更をなし得るであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のジヨセフソンAD変換回路の
一例を示す系統接続図である。第2図は、これに
用いている制御線付ジヨセフソンゲート回路の閾
値特性を示す図である。第3図は、第1図に示す
従来のジヨセフソンAD変換回路に用いている制
御線付ジヨセフソンゲート回路の接続図である。
第4図は、第1図に示す従来のジヨセフソンAD
変換回路の動作の説明に供するアナログ入力電流
に対するデジタル出力の関係を示す図である。第
5図〜第7図は、本発明によるジヨセフソンAD
変換回路の実施例を示す系統的接続図である。第
8図は、第7図に示すジヨセフソンパルスAD変
換回路に用いている制御線付ジヨセフソンゲート
回路の閾値特性を示す図である。第9図及び第1
0図は、本発明によるジヨセフソンパルスAD変
換回路の他の実施例の系統的接続図である。第1
1図は、第10図に示すジヨセフソンパルスAD
変換回路に用いている制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路の閾値特性を示す図である。第12図は、
第10図に用いている制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路の一例を示す接続図である。第13図及び
第14図は、第10図に示す本発明によるジヨセ
フソンAD変換回路の動作の説明に供するアナロ
グ入力電流に対するデジタル出力の関係を示す図
である。第15図は、本発明によるジヨセフソン
AD変換回路の他の例を示す系統的接続図であ
る。 1……バイアス電流線、2,3……制御電流
線、4,4′……出力端、Mi(i=1,2……n)
……制御線付ジヨセフソンゲート回路、Bi……制
御電流線、5……バイアス電流線、6……ジヨセ
フソン接合素子、7,8……制御電流線、F1
F3……制御線付ジヨセフソンゲート回路、11,
11′……バイアス電流線、Hj(j=1,2……
m)……制御電流線、Mij(i=1,2……n;j
=1,2……m)……制御線付ジヨセフソンゲー
ト回路、Qi……制御線付ジヨセフソンゲート回
路、D,Di……パルスバイアス電流発生回路、4
1……バイアス電流線、R0〜Ro,R1′〜Ro′,r1
〜ro,r1〜ro′,r1″〜ro″……負荷。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 バイアス電流線と、制御電流線とを有し、且
    つ上記制御電流線に供給される制御電流の値と上
    記バイアス電流線に供給されるバイアス電流の値
    とに応じて、対の出力端間で、零電圧状態または
    有電圧状態をとり、その零電圧状態または有電圧
    状態をとる閾値特性に、上記制御電流線に供給さ
    れる制御電流の値に対する互に異なるまたは同じ
    周期の周期性を有する、ジヨセフソン接合素子を
    用いて構成されたn個(n≧2)の第1の制御線
    付ジヨセフソンゲート回路M1,M2,……Moと、 バイアス電流線と、制御電流線とを有し、上記
    制御電流線に制御電流が2値表示で「1」で供給
    されるか、「0」で供給されるかに応じて、、対の
    出力端間で、零電圧状態または有電圧状態をと
    る、ジヨセフソン接合素子を用いて構成されたn
    個の第2の制御線付ジヨセフソンゲート回路Q1
    Q2……Qoと、 交流バイアス電流から、それに比し幅狭のパル
    スバイアス電流を発生する、上記第1の制御線付
    ジヨセフソンゲート回路M1〜Moに対して共通の
    パルスバイアス電流発生回路とを有し、 上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
    (i=1,2……n)の制御電流線の対の出力端
    が、上記第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路
    Miの対の出力端に接続され、 上記第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路
    M1〜Moのバイアス電流線に、上記パルスバイア
    ス電流発生回路から得られるパルスバイアス電流
    を供給し、上記第2の制御線付ジヨセフソンゲー
    ト回路Q1〜Qoのバイアス電流線に、上記交流バ
    イアス電流を供給し、上記第1の制御線付ジヨセ
    フソンゲート回路M1,M2……Moの制御電流線
    に、アナログ入力電流を、互に同じまたは異なる
    値で供給することによつて、上記第2の制御線付
    ジヨセフソンゲート回路Q1,Q2,……Qoの対の
    出力端から、上記アナログ入力電流の値を表して
    いるnビツトのデジタル出力を出力するようにさ
    れていることを特徴とするジヨセフソンAD変換
    回路。 2 バイアス電流線と、制御電流線とを有し、且
    つ上記制御電流線に供給される制御電流の値と上
    記バイアス電流線に供給されるバイアス電流の値
    とに応じて、対の出力端間で、零電圧状態または
    有電圧状態をとり、その零電圧状態または有電圧
    状態をとる閾値特性に、上記制御電流線に供給さ
    れる制御電流の値に対する互に異なるまたは同じ
    周期の周期性を有する、ジヨセフソン接合素子を
    用いて構成されたn個(n≧2)の第1の制御線
    付ジヨセフソンゲート回路M1,M2……Moと、 バイアス電流線と、制御電流線とを有し、上記
    制御電流線に制御電流が2値表示で「1」で供給
    されるか、「0」で供給されるかに応じて、対の
    出力端間で、零電圧状態または有電圧状態をと
    る、ジヨセフソン接合素子を用いて構成されたn
    個の第2の制御線付ジヨセフソンゲート回路Q1
    Q2……Qoと 交流バイアス電流から、それに比し幅狭のパル
    スバイアス電流を発生する複数n個のパルスバイ
    アス電流発生回路D1,D2……Doとを有し、 上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
    (i=1,2……n)の制御電流線の対の出力端
    が、上記第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路
    Miの対の出力端に接続され、 上記第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路
    Miのバイアス電流線に、上記パルスバイアス電
    流発生回路Diから得られるパルスバイアス電流を
    供給し、上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート
    回路Q1〜Qoのバイアス電流線に、上記交流バイ
    アス電流を供給し、上記第1の制御線付ジヨセフ
    ソンゲート回路M1,M2,……Moの制御電流線
    に、アナログ入力電流を、互に同じまたは異なる
    値で供給することによつて、上記第2の制御線付
    ジヨセフソンゲート回路Q1,Q2,……Qoの対の
    出力端から、上記アナログ入力電流の値を表して
    いるnビツトのデジタル出力を出力するようにさ
    れていることを特徴とするジヨセフソンAD変換
    回路。 3 バイアス電流線と、制御電流線とを有し、且
    つ上記制御電流線に供給される制御電流の値と上
    記バイアス電流線に供給されるバイアス電流の値
    とに応じて、対の出力端間で、零電圧状態または
    有電圧状態をとり、その零電圧状態または有電圧
    状態をとる閾値特性に、上記制御電流線に供給さ
    れる制御電流の値に対する互に異なるまたは同じ
    周期の周期性を有する、ジヨセフソン接合素子を
    用いて構成されたn・m個(n≧2,m≧2)の
    第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路M11
    M1n;M21〜M2n;……Mo1〜Monと、 バイアス電流線と、m個の制御電流線H1
    H2,……Hnとを有し、上記制御電流線H1〜Hn
    中の偶数個の制御電流線に制御電流が2値表示で
    「1」(または「0」)で供給されるか、上記制御
    電流線H1〜Hn中の奇数個の制御電流線に制御電
    流が2値表示で「1」(または「0」)で供給され
    るかに応じて、対の出力端間で、零電圧状態また
    は有電圧状態をとる、ジヨセフソン接合素子を用
    いて構成されたn個の第2の制御線付ジヨセフソ
    ンゲート回路Q1,Q2,……Qoと、 交流バイアス電流から、それに比し幅狭のパル
    スバイアス電流を発生するパルスバイアス電流発
    生回路とを有し、 上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
    (i=1,2……n)の制御電流線Hj(j=1,
    2……m)の対の出力端が、上記第1の制御線付
    ジヨセフソンゲート回路Mijの対の出力端に接続
    され、 上記第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路
    M11〜M1n,M21〜M2n,……Mo1〜Monのバイア
    ス電流線に、上記パルス電流発生回路から得られ
    るパルスバイアス電流を供給し、上記第2の制御
    線付ジヨセフソンゲート回路Q1〜Qoのバイアス
    電流線に、上記交流バイアス電流を供給し、上記
    第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路M11
    M1n;M21〜M2n;……Mo1〜Monの制御電流線
    に、アナログ入力電流を、互に同じまたは異なる
    値で供給することによつて、上記第2の制御線付
    ジヨセフソンゲート回路Q1;Q2;……Qoの対の
    出力端から、上記アナログ入力電流の値を表して
    いるnビツトのデジタル出力を出力するようにさ
    れていることを特徴とするジヨセフソンAD変換
    回路。 4 バイアス電流線と、制御電流線とを有し、且
    つ上記制御電流線に供給される制御電流の値と上
    記バイアス電流線に供給されるバイアス電流の値
    とに応じて、対の出力端間で、零電圧状態または
    有電圧状態をとり、その零電圧状態または有電圧
    状態をとる閾値特性に、上記制御電流線に供給さ
    れる制御電流の値に対する互に異なるまたは同じ
    周期の周期性を有する、ジヨセフソン接合素子を
    用いて構成されたn・m個(n≧2,m≧2)の
    第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路M11
    M1n;M21〜M2n;……Mo1〜Monと、 バイアス電流線と、m個の制御電流線H1
    H2,……Hnとを有し、上記制御電流線H1〜Hn
    の中の偶数個の制御電流線に制御電流が2値表示
    で「1」(または「0」)で供給されるか、上記制
    御電流線H1〜Hn中の奇数個の制御電流線に制御
    電流が2値表示で「1」(または「0」)で供給さ
    れるかに応じて、対の出力端間で、零電圧状態ま
    たは有電圧状態をとる、ジヨセフソン接合素子を
    用いて構成されたn個の第2の制御線付ジヨセフ
    ソンゲート回路Q1,Q2……Qoと、 交流バイアス電流から、それに比し幅狭のパル
    スバイアス電流を発生する複数n個のパルスバイ
    アス電流発生回路D1,D2……Doとを有し、 上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
    (i=1,2……n)の制御電流線Hj(j=1,
    2……m)の対の出力端が、上記第1の制御線付
    ジヨセフソンゲート回路Mijの対の出力端に接続
    され、 上記第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路
    Mi1〜Minのバイアス電流線に、上記パルスバイ
    アス電流発生回路Diから得られるパルスバイアス
    電流を供給し、上記第2の制御線付ジヨセフソン
    ゲート回路Q1〜Qoのバイアス電流線に、上記交
    流バイアス電流を供給し、上記第1の制御線付ジ
    ヨセフソンゲート回路M11〜M1n;M21〜M2n
    ……Mo1〜Monの制御電流線に、アナログ入力電
    流を、互に同じまたは異なる値で供給することに
    よつて、上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート
    回路Q1;Q2;……Qoの対の出力端から、上記ア
    ナログ入力電流の値を表しているnビツトのデジ
    タル出力を出力するようにされていることを特徴
    とするジヨセフソンAD変換回路。 5 バイアス電流線と、制御電流線とを有し、且
    つ上記制御電流線に供給される制御電流の値と上
    記バイアス電流線に供給されるバイアス電流の値
    とに応じて、対の出力端間で、零電圧状態または
    有電圧状態をとり、その零電圧状態または有電圧
    状態をとる閾値特性に、上記制御電流線に供給さ
    れる制御電流の値に対する互に異なるまたは同じ
    周期の周期性を有する、ジヨセフソン接合素子を
    用いて構成されたn・m個(n≧2,m≧2)の
    第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路M11
    M1n;M21〜M2n;……Mo1〜Monと、 バイアス電流線と、m個の制御電流線H1
    H2,……Hnとを有し、上記制御電流線H1〜Hn
    中の偶数個の制御電流線に制御電流が2値表示で
    「1」(または「0」)で供給されるか、上記制御
    電流線H1〜Hn中の奇数個の制御電流線に制御電
    流が2値表示で「1」(または「0」)で供給され
    るかに応じて、対の出力端間で、零電圧状態また
    は有電圧状態をとる、ジヨセフソン接合素子を用
    いて構成されたn個の第2の制御線付ジヨセフソ
    ンゲート回路Q1,Q2……Qoと、 交流バイアス電流から、それに比し幅狭のパル
    スバイアス電流を発生する複数n・m個のパルス
    バイアス電流発生回路D11〜D1n;D21〜D2n;…
    …Do1〜Donとを有し、 上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート回路Qi
    (i=1,2……n)の制御電流線Hj(j=1,
    2……m)の対の出力端が、上記第1の制御線付
    ジヨセフソンゲート回路Mijの対の出力端に接続
    され、 上記第1の制御線付ジヨセフソンゲート回路
    Mijのバイアス電流線に、上記パルスバイアス電
    流発生回路Dijから得られるパルスバイアス電流
    を供給し、上記第2の制御線付ジヨセフソンゲー
    ト回路Q1〜Qoのバイアス電流線に、上記交流バ
    イアス電流を供給し、上記第1の制御線付ジヨセ
    フソンゲート回路M11〜M1n;M21〜M2n;……
    Mo1〜Monの制御電流線に、アナログ入力電流
    を、互に同じまたは異なる値で供給することによ
    つて、上記第2の制御線付ジヨセフソンゲート回
    路Q1;Q2;……Qoの対の出力端から、上記アナ
    ログ入力電流の値を表しているnビツトのデジタ
    ル出力を出力するようにされていることを特徴と
    するジヨセフソンAD変換回路。
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