JPH0572968A - 障害者用意志伝達装置 - Google Patents

障害者用意志伝達装置

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JPH0572968A
JPH0572968A JP3259770A JP25977091A JPH0572968A JP H0572968 A JPH0572968 A JP H0572968A JP 3259770 A JP3259770 A JP 3259770A JP 25977091 A JP25977091 A JP 25977091A JP H0572968 A JPH0572968 A JP H0572968A
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正明 吉田
Masaaki Kanashiki
正明 金鋪
Mikiharu Matsuoka
幹晴 松岡
Yasuko Miyazaki
康子 宮崎
Isamu Shimoda
勇 下田
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意志伝達速度のスピード化、文字入力の簡素
化、ローマ字以外でも入力できる障害者用意志伝達装置
を提供する。 【構成】入力モード選択手段51aは、ジェネラル入力
モード及び単一キー入力モードのいずれか一方を選択す
る。日本語ワープロ手段51bは、前記ジェネラル入力
モードまたは単一キー入力モード時に入力された文字入
力データが例えばローマ字形式の日本語である場合に、
それをヒラガナまたはカタカナに変換して文字出力装置
53から出力させる。また、音声装置56は、所定のア
ドレスに対応して録音された音声情報を再生して出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、聴覚、音声、言語障害
者、または筋力障害者が文字や音声により意志を他者に
伝達する場合に使用される障害者用意志伝達装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】他人とのコミュニケーションは、人間が
社会の一員として生活していくための必要不可欠の要素
であり、言語障害者や筋力障害者にとっては社会生活に
適応していく場合の最も大きなハンディキャップの一つ
と考えられる。このような観点から1970年代から電
子技術を応用した障害者用意志伝達装置が開発され、そ
の一例が図34および図35に示されている。
【0003】図34は、従来の意志伝達装置を示す概略
の外観図、図35は図34の構成を示すブロック図であ
る。
【0004】この意志伝達装置は、キーボード等の入力
装置1と、感熱プリンタなどの出力装置2と、予め記憶
されたプログラムに従った動作を行なうマイクロプロセ
ッサ等の制御装置3と、前記プログラムを記憶するRO
M及び入力装置1からのデータを一時的に記憶するRA
Mからなる記憶装置4と、図示しない外部装置との直列
通信によりデータの授受を行う通信装置5とで、構成さ
れている。
【0005】キーボード1から入力された文字は、制御
装置3により感熱プリンタ用の信号に変換され、内蔵さ
れたプリンタ2によって紙テープに順次記録される。図
34に図示した状態ではすでに文字A,B,Cが入力さ
れており、これらの文字は、紙テープに印字されてい
る。その詳細な様子を図36を示している。削除キー1
aを押すと、紙テープは右方向に送られ、その位置で全
ドットの印字がなされる。文字Cを削除した例が図37
に示されている。スペースキー16を押すと紙テープ2
aは左方向に送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の意志伝達装置では、次のような問題があった。 (1)出力装置2が紙テープ2aによる印字だけなので
相手に意志を伝えるのに時間がかかる。 (2)入力装置1がキーボードのみなので、筋力障害者
のように指の機能が低下してキーボード入力が困難な人
には使用できない。 (3)ローマ字配列のキーボード1から入力した文字を
直接または記憶装置4に記憶してその内容を紙テープ2
aに印字するので、日本語はローマ字しか扱えない。
【0007】本発明は上記従来の問題点に鑑み、意志伝
達速度のスピードか、文字入力の簡素化、およびローマ
字以外でも印字できる障害者意志伝達装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は上記目的を
達成するために、装置全体の動作を制御する制御装置
と、文字入力データを入力すると共に前記制御装置の制
御により文字出力データを出力する文字入出力装置とを
備えた障害者用意志伝達装置において、前記文字入出力
装置における複数のキースイッチから前記文字入力デー
タを入力するジェネラル入力モード、及び前記文字入力
データを単一のキースイッチから入力する単一キー入力
モードのいずれか一方を選択する入力モード選択手段を
有することを特徴とする。
【0009】第2の発明では、前記第1の発明におい
て、前記文字入出力装置は、前記ジェネラル入力モード
または前記単一キー入力モードで前記文字入力データを
入力する文字入力装置と、少なくとも前記文字入力デー
タに対応した文字出力データを出力する文字出力装置と
を、有する構成したことを特徴とする。
【0010】第3の発明では、前記第1または第2の発
明において、前記ジェネラル入力モードまたは単一キー
入力モード時に入力された前記文字入力データが日本語
である場合に、前記文字出力データとしてヒラガナまた
はカタカナで出力させる日本語ワープロ手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0011】第4の発明では、前記第1の発明におい
て、前記文字入力データを所定のアドレスに対応させて
文字情報として記憶する文字情報記憶装置と、前記文字
情報の再生時に前記文字情報記憶装置中の文字情報を前
記文字出力データとして再生して前記文字入出力装置か
ら出力させる文字情報再生手段とを設けたことを特徴と
する。
【0012】第5の発明では、前記第1の発明におい
て、前記複数のキースイッチにおけるキー配列を、第1
及び第2のキー配列のいずれか一方に選択するキー配列
選択手段を前記制御部に設けたことを特徴とする。
【0013】第6の発明では、前記第1の発明におい
て、前記文字入力データをアドレスに対応させて記憶す
る文字情報記憶装置を設け、前記アドレスの内の未使用
なアドレス、及び残された記憶可能な前記文字入力デー
タの文字数を前記文字入出力装置から出力させる未使用
出力制御手段を前記制御部に設けたことを特徴とする。
【0014】第7の発明では、前記第2の発明におい
て、前記文字出力装置は、第1の言語群に対して第1及
び第2のドット構成で第1の方向に、第2の言語群に対
して第3のドット構成で第2の方向にそれぞれ前記文字
出力データを出力する構成にしたことを特徴とする。
【0015】第8の発明では、前記第7の発明におい
て、前記第1の言語群は英語、北欧語、スペイン語、ド
イツ語、フランス語及び日本語のカタカナとし、前記第
2の言語群は日本語のひらがなとしたことを特徴とす
る。
【0016】第9の発明では、前記第7または第8の発
明において、前記第1、第2及び第3のドット構成は、
それぞれ(5×7)、(15×7)、及び(10×7)
としたことを特徴とする。
【0017】第10の発明では、前記第7、第8または
第9の発明において、前記第1及び第2の方向は、互い
に90度または該90度の奇数倍、異なる方向としたこ
とを特徴とする。
【0018】第11の発明では、前記第1の発明におい
て、前記制御装置の制御により所定のアドレスに対応し
た音声情報を再生して出力する音声装置を設けたことを
特徴とする。
【0019】第12の発明では、前記第11の発明にお
いて、前記音声装置は、前記音声情報を入力する音声入
力装置と、入力された音声情報を前記アドレスに対応さ
せて記憶する音声記憶装置と、前記音声情報の再生時に
前記音声記憶装置中の音声情報を出力する音声出力装置
と、前記音声情報の記憶/再生を制御する音声制御装置
とを、有する構成したことを特徴とする。
【0020】第13の発明では、前記第12の発明にお
いて、前記アドレスの内の未使用なアドレス、及び残さ
れた前記音声情報の録音時間を前記文字入出力装置から
出力させる未使用制御手段を前記制御部に設けたことを
特徴とする。
【0021】第14の発明では、前記文字情報再生手段
が所定のアドレスに、文字情報と共に前記音声記憶装置
中の音声情報の所定のアドレスを指定することにより、
前記文字情報と前記音声情報とを所定の順序で再生して
前記文字入出力装置と前記音声出力装置からそれぞれ出
力させる。これにより、前記文字情報と同時に該文字情
報に対応した音声情報も出力できる。
【0022】第15の発明では、前記第1の発明におい
て、前記制御装置により制御され、前記文字入力データ
を含む通信データを外部装置と通信する通信装置を設け
たことを特徴とする。
【0023】第16の発明では、前記第15の発明にお
いて、文字コード表で定義された文字コードを複数個連
結して該文字コード表で定義されていないコードを表現
し、そのコードを前記通信データとして送信させるコー
ド送受信手段を設けたことを特徴とする。
【0024】第17の発明では、前記第15または第1
6の発明において、前記通信データを、前記文字入力デ
ータ及び動作パラメータとしたことを特徴とする。
【0025】第18の発明では、前記第15の発明にお
いて、前記通信装置を介して前記外部装置を制御する外
部装置制御手段を設けたことを特徴とする。
【0026】第19の発明では、前記第1の発明におい
て、計算機能モード時に前記文字入力データに基づき所
定の計算処理を行い、その計算処理結果を前記文字入出
力装置によって出力させる計算機能手段を設けたことを
特徴とする。
【0027】
【作用】第1の発明は、上記構成により、入力モード選
択手段は、ジェネラル入力モード及び単一キー入力モー
ドのいずれか一方を選択する。これにより、文字入力デ
ータの入力は、文字入出力装置における例えばキーボー
ド上の複数のキースイッチを用いて行うだけでなく、例
えば外部スイッチなどの単一のキースイッチを用いても
行える。
【0028】第2の発明では、文字入力装置が文字入力
データを入力し、文字出力装置は該文字入力データに対
応した文字出力データを例えば紙テープ上に的確に出力
する。
【0029】第3の発明では、前記ジェネラル入力モー
ドまたは単一キー入力モード時に入力された例えばロー
マ字形式の日本語の文字入力データが、日本語ワープロ
手段によってヒラガナまたはカタカナに変換されて文字
入出力装置から出力される。
【0030】第4の発明では、文字情報再生手段が、例
えば予めキー入力などで所定のアドレスに記憶させてお
いた文字情報を文字出力データとして再生して文字入出
力装置から出力させる。
【0031】第5の発明では、キー配列選択手段によ
り、文字入力装置における複数のキースイッチのキー配
列を使用状況に合わせて第1及び第2のキー配列のいず
れか一方に選択できる。
【0032】第6の発明では、未使用出力制御手段が、
文字情報記憶装置におけるアドレスうちの未使用なアド
レス、及び残された記憶可能な文字数を文字入出力装置
から出力させる。
【0033】第7の発明では、文字出力装置が、第1の
言語群に対して第1及び第2のドット構成で第1の方向
に、第2の言語群に対して第3のドット構成で第2の方
向にそれぞれ前記文字出力データを出力し、該第1およ
び第2の言語の形式に対応して文字出力データを出力す
る。
【0034】第8の発明では、第7の発明における第1
の言語群を英語、北欧語、スペイン語、ドイツ語、フラ
ンス語及び日本語のカタカナとし、前記第2の言語群を
日本語のひらがなとしたので、各言語形式による特徴を
生かして前記文字出力データの出力が行える。
【0035】第9の発明では、前記第7または第8の発
明における第1、第2及び第3のドット構成をそれぞれ
(5×7)、(15×7)、及び(10×7)としたの
で、前記第1および第2の言語群の特徴に合わせて簡
易、的確に文字出力データの出力を行える。
【0036】第10の発明では、第7の発明における前
記第1及び第2の方向を互いに90度または該90度の
奇数倍、異なる方向としたので、第1および第2の言語
群の言語形式に対応した方向で前記文字出力データの出
力が行える。
【0037】第11の発明では、音声装置が所定のアド
レスに対応して録音された音声情報を再生して出力す
る。これにより、意志伝達情報の出力手段として例えば
紙テープ印字を行う文字出力装置の他に、音声による出
力が可能となる。
【0038】第12の発明では、音声入力装置が音声情
報を入力すると、入力された音声情報はアドレスに対応
させて音声記憶装置に記憶される。そして、音声出力装
置は、該音声情報の再生時に前記音声記憶装置中の音声
情報を出力する。音声制御装置は、こうした音声情報の
記憶/再生を制御する。これにより、第11の発明と同
様に、意志伝達情報の出力手段として、音声による出力
が可能となる。
【0039】第13の発明では、前記第12の発明にお
ける未使用制御手段が、アドレスの内の未使用なアドレ
ス、及び残された前記音声情報の録音時間を前記文字入
出力装置から出力させる。
【0040】第14の発明では、音声情報再生手段が前
記文字情報と所定のアドレスに対応させて記憶された前
記音声記憶装置中の音声情報を所定の順序で再生して前
記音声出力装置から出力させる。これにより、前記文字
情報と同時に該文字情報に対応した音声情報も出力でき
る。
【0041】第15の発明では、前記制御装置により制
御される通信装置が通信データを外部装置とやり取りす
る。これにより、例えば他の意思伝達装置中のデータを
文字入力出力装置から出力することもできる。
【0042】第16の発明では、コード送受信手段が文
字コード表で定義された文字コードを複数個連結して該
文字コード表で定義されていないコードを表現する。そ
して、そのコードを前記通信データとして送受信させ
る。これにより、文字コード表の記憶領域を最小限に抑
えることができる。
【0043】第17の発明では、前記通信データを前記
文字入力データ及び動作パラメータとしたので、例えば
他の意思伝達装置中の文字入力データ及び動作パラメー
タを使用した処理が可能となる。
【0044】第18の発明では、外部装置制御手段が前
記通信装置を介してデータの送受信を行い、例えば他の
意思伝達装置の動作を制御する。
【0045】第19の発明では、計算機能モードが選択
されたときに、計算機能手段は、文字入力データに基づ
き所定の計算処理を行い、その計算処理結果を前記文字
入出力装置によって出力させる。これによって、本意志
伝達装置を卓上計算機としても使用できる。
【0046】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例を説
明する。図1は本発明に係る意志伝達装置の実施例の概
略構成を示すブロック図、図2は前記実施例の意志伝達
装置の外観斜視図、図3(a)は前記実施例の意志伝達
装置の平面図、図3(b)は該意志伝達装置の左側面
図、図3(c)は該意志伝達装置の下側面図、および図
4は前記実施例のキースイッチの名称を示す図である。
【0047】図1において、この意志伝達装置は、図4
に示すような名称の複数のキースイッチが配列されたキ
ーボード等の文字入力装置50を備えている。各キース
イッチには行番号(L)および列番号(C)に対応して
記号(KLC)が付されている。そして、この文字入力
装置50が、意志伝達装置全体の動作を制御する制御装
置51に接続されている。
【0048】制御装置51は、入力モード選択手段51
a、日本語ワープロ手段51b、未使用出力制御手段5
1c、キー配列選択手段51d、未使用制御手段51
e、コード送受信手段51f、外部装置制御手段51
g、計算機能手段51h、文字情報再生手段51i、お
よび音声情報再生手段51jを備えている。
【0049】さらに、制御装置51には、記憶装置5
2、文字位置表示装置53および文字出力装置54が接
続されている。記憶装置52は、ROM(リード オン
リーメモリ)およびRAM(ランダム アクセス メモ
リ)で構成されている。ROMは意志伝達装置の動作プ
ログラムや文字出力装置54の印字用フォントが記憶さ
れ、このROMに記憶されたデータは電源がオフになっ
ても保存される。RAMには意志伝達装置の動作パラメ
ータや文字入力装置50から入力された文字入力データ
が記憶され、これらのデータは動作の進行または動作モ
ードの変更によって書き換えることができるようになっ
ている。さらに、RAMに記憶されたデータは電源がオ
フになると保存されないが、本装置ではリチウム電池に
よって記憶されたデータをバックアップしている。
【0050】文字位置表示装置53は、発光ダイオード
(以下、LEDという)等で構成され、図5に示すよう
な外観を有している。そして、前記キースイッチの行番
号(L)と列番号(C)とに対応した行と列の交点にあ
る文字を点灯させることによって、文字入力装置50等
から入力された文字入力データを表示できるようになっ
ている。
【0051】文字出力装置54は、図6に示すような外
観を有し、その機構が図7に示されている。これらの図
で示されるように、文字出力装置54は、例えば4相の
ステッピングモータ54a、7ドットのTPH(サーマ
ル プリンタ ヘッド)54b、ゴムローラ54c、T
PH用導電体54d、およびギヤトレイン54eなどか
ら構成されている。
【0052】また、制御装置51には通信装置55およ
び音声装置56が接続されている。通信装置55は、図
示しない例えばパーソナルコンピュータ(外部装置)と
直列非同期通信によりデータの授受を行うためのもので
ある。
【0053】さらに、音声装置56は、制御装置51に
接続された音声制御装置56a、音声入力装置56b、
音声記憶装置56c、および音声出力装置56dで構成
され、その内部構成ブロック図が図8に示されている。
【0054】図8において、音声制御装置56aは、制
御装置51とデータを送受信するためのCPUインター
フェース回路56eと、音声記憶装置56cとデータを
送受信するためのRAMインターフェース回路56f
と、動作に必要なクロックを生成するための発振回路5
6gと、アナログ/ディジタル変換器56hと、ディジ
タル/アナログ変換器56iと、これらの動作を制御す
るための音声制御回路56jとを備えている。さらに、
音声入力装置56bは、音声を入力するためのマイクロ
ホン56kと、音声信号を増幅する増幅器56lと、必
要な音声信号を得るための入力ローパスフィルタ56m
とを備えている。
【0055】一方、音声記憶装置56cは、アナログ/
ディジタル変換されたデータを記憶する装置であり、ス
タテックRAM等で構成されている。そして、音声出力
装置56dは、ディジタル/アナログ変換後の必要な音
声信号を得るための出力ローパスフィルタ56nと、音
声信号を増幅するための出力増幅器56oと、音声を出
力するためのスピーカ56pとを備えている。
【0056】次に、以上のように構成される意志伝達装
置の動作について図9を参照しつつ説明する。なお、図
9は、本実施例の動作フローチャートである。
【0057】まず、電源キー(K14)を押してオン状
態にし、本装置の動作を開始する(ステップ100)。
続いて、コントロールキー(K16)を2秒以上押すと
(ステップ101)、各機能設定モード[初期設定(ス
テップ102)、記憶装置52へのメッセージの入力
(ステップ103,104)および音声記憶装置56c
への音声情報入力(ステップ105,106)]に入
る。また、コントロールキー(K16)の押下が2秒未
満であれば、特殊文字キーによる動作モード設定とコン
トロールコードの送出が行える(ステップ107,10
8)。また、電源キー(K14)の押下後、なにもしな
ければ、通常コミュニケーションモードに入る(ステッ
プ109)。
【0058】上記ステップ102の初期設定では、言語
設定(ステップ110)、キーボード設定(ステップ1
11)、および基本動作設定(ステップ112)といっ
た動作モードおよび動作パラメータの設定を行う。
【0059】ステップ110の言語設定では、第1の言
語群である英語、北欧、スペイン、ドイツ、フランス、
及びカタカナと、第2の言語群であるヒラガナとの7種
類の内、1言語を設定する。ステップ111のキーボー
ド設定では、第1及び第2のキー配列である2種類(Q
WERTYおよびABCDEF配列)のキーボード配列
のいずれかを設定する。さらに、ステップ112の基本
動作設定では、ジェネラル入力モード及び単一キー入力
モード(以下、SKOモードという)といった2種類の
いずれかを設定する。ここで、ジェネラル入力モードと
は、キーボードを使用してテープにメッセージ(文字出
力データ)を打ったり、記憶装置52に文章(文字入力
データ)を登録してその文章を印字させたり、また音声
記憶装置56cに音声情報を録音して再生させたりする
ことができるモードである。さらに、SKOモードと
は、電源キー(K14)及びブザーキー(K15)を除
いたいずれかのキースイッチを押下し、LEDが点灯し
ている行と列が選択されることによりキー入力の可能な
モードである。
【0060】上記のジェネラル入力モード及びSKOモ
ードは、それぞれ3種類の動作モード(通常動作、メッ
セージ呼び出し専用、音声呼出し専用)に設定できる。
メッセージ呼び出し専用は、文字情報再生手段51iを
用いて登録アドレス(A〜Z)を入力するだけで登録文
章が呼び出され、音声呼出し専用モードでは、登録アド
レス(A〜Z)を入力するだけで音声記録装置56c中
に登録されている録音音声が呼び出される。
【0061】ステップ113では、アメリカ電子工業会
(EIA)の標準インタフェースであるRS232のパ
ラメータ設定を行う。また、ステップ114に進めば、
通信装置55を介して記憶装置52中のメッセージ(文
字入力データ)や設定された全てのパラメータを他の意
志伝達装置へ転送するできるメモリ・ダンプ動作(ステ
ップ115)が行え、ステップ116においては、記憶
装置52中のメッセージや全てのパラメータのクリア
(ステップ117)を行う。
【0062】一方、前記ステップ103,104では、
メッセージキー(K17)を押してアドレス(A〜Z)
を指定してから、該アドレスに対応した記憶装置52中
のRAMにメッセージを入力する。メモリがフルになる
と警告が出る。終了は、再度メッセージキー(K17)
を押すことにより、このモードから抜ける。また、他の
アドレスに続けて入力することも可能である。
【0063】さらに、前記ステップ105,106で
は、音声メモリキー(K18)を押下してアドレス(A
〜Z)を指定した後、そのアドレスに対応する音声記憶
装置56cのメモリに音声入力装置56bから音声を入
力する。メモリがフルになると警告が出る。終了は再
度、音声メモリキー(K18)を押下することにより、
このモードから抜ける。また、入力は他のアドレスに続
けて行うことも可能である。
【0064】前述したステップ107における特殊文字
キーによる動作モード設定では、次のような設定を行
う。特殊文字キー(K24)を押すと、ステップ10
7aのプリントON/OFF処理が行われて、文字出力
装置54のオン/オフが切り替えられる。その際、キー
を押す度にオンとオフが反転する。また、特殊文字キ
ー(K25)を押すと、ステップ107bの倍幅印字O
N/OFF処理が行われて、文字出力装置54の印字文
字の幅が標準と倍幅とに切り替えられる。このキーも押
す度に両者が反転する。さらに、特殊文字キー(K2
6)を押せば、計算機能モードとなり、ステップ107
cで計算機能手段51hのON/OFF処理が行われ
て、計算機能のON/OFFの切替えが行われる。同様
にこのキーも押す度にON/OFFが反転する。また、
外部装置制御手段51gにより、前記ステップ108で
前述したコントロールコード(図10に示すような特別
なキャラクタ列)を通信装置55を介して送出(ステッ
プ108)して他の意志伝達装置を操作することもでき
る。
【0065】前記ステップ109で通常コミュケーショ
ンモードが選択されると、ステップ119でコントロー
ルキーを操作することで、前記ステップ107,108
の処理が選択できる他、記号選択操作(ステップ12
0)及び大文字/小文字選択操作(ステップ121)、
メッセージ出力操作(ステップ122,123)、およ
び音声出力操作(ステップ124,125)が行える。
【0066】次に、文字入力装置50からの文字入力操
作について説明する。
【0067】文字入力装置50は、入力モード選択手段
51により、前述したジェネラル入力モードとSKOモ
ードとを選択できる。ジェネラル入力モードでは、図3
に示す文字入力装置50である複数のキーボードから入
力するが、キーボードのキースイッチと文字の対応は予
め選択される言語により異なり、言語は、前述した7種
類の設定ができる。さらに、キーボード配列は、キー配
列選択手段51dにより前述した2種類(ABCDEF
およびQWERTY配列)が設定され、その一例が図1
1〜図15に示されている。
【0068】ここで、図11は英語、QWERTY配
列、および小文字設定の場合を示す図、図12は、英
語、QWERTY配列、および大文字設定の場合を示す
図、図13は英語および飾り文字設定の場合を示す図、
図14は英語、ABCDEF配列、および小文字設定の
場合を示す図、図15は英語、ABCDEF配列、およ
び大文字設定の場合を示す図である。なお、飾り文字設
定はQWERTY配列と同じである。
【0069】文字入力装置50のキーボードによって選
択された文字入力データは、制御装置51に取り込まれ
る。この動作を図16と図17により説明する。なお、
図16は、文字入力装置と制御装置との接続関係を示す
図であり、図17はキースキャンペルスのタイムチャー
トである。
【0070】制御装置51内の制御素子51aの端子P
10〜P13は出力端子、並びに端子P00〜P03は
入力端子である。また、INT端子は割り込み端子で、
入力レベルが“L”レベルから“H”レベルに推移した
場合に割り込みが発生し、割り込み制御を行っている。
端子P10〜P13は、ある一定の時間、例えば10m
sで「0001」、「0010」のように、0から4ま
でバイナリ出力をインクリメントしながら出力を繰り返
す。その出力は、2進−8進デコーダ50aに入力さ
れ、その結果、入力キースイッチ50bのスキャンパル
スD00〜D04が作られる。この様子をタイミングチ
ャートである図17に示す。
【0071】次に、図19により外部スイッチ入力回路
について説明する。マイクロホン56kは、音声入力装
置56bに音声を入力するためのものである。外部スイ
ッチ53fはSKOモードで用いられる。図19におい
て、ツェナーダイオードZD1,ZD2、チョークコイ
ルC0は誤ってジャックJに過大な電圧が印加されたと
きの保護回路である。また、固定抵抗器R1,R2およ
びコンデンサC1,C2による回路は、マイクロホン用
のバイアス回路を構成している。マイクロホン56kを
使用する場合は、マイクロホン56kのマイクロホンプ
ラグMPをジャックJに挿入する。さらに、コンデンサ
C3は、マイクロホン56kからの入力信号を入力増幅
器56lに伝達し、SKOSW端子の直流レベルの変動
をカットするために用いられている。
【0072】ここで、SKOモードが選択されると、N
OR1の/SKO端子は“L”レベルになっている。外
部スイッチ53fの外部スイッチプラグSPをジャック
Jに挿入すると、外部スイッチ53fがオフのときは、
NOR1の端子SKOSWは、抵抗器R1,R2によっ
て電源(+5v)、つまり“H”レベルに保持されてい
る。従って、NOR1の出力SKOOは“L”レベルで
ある。
【0073】外部スイッチ53fがオンになると、端子
SKOSWは“L”レベルになり、NOR1の出力SK
OOが“H”レベルになる。出力SKOOは“H”レベ
ルになると、OR1を経由して制御素子51aのINT
P1端子に割り込みをかける。OR1のもう一方の端子
はKEY入力でキーボードのキースイッチ50bに接続
されている。キーボードのキースイッチ50bが押され
ると、この端子が“H”レベルになり、割り込みが発生
する。
【0074】ここで図20に外部スイッチの一例を示
す。この外部スイッチ53fは、中央部の大きなボタン
53f−1を押して入力操作を行うようになっている。
【0075】続いて、制御装置51の動作について説明
する。
【0076】文字入力装置50の単一スイッチによって
選択された入力データも、制御装置51に取り込まれ
る。制御装置51に取り込まれた入力データは、日本語
以外はそのまま文字出力装置54に出力される。この制
御装置51には、日本語ワープロ手段51bによる日本
語ワープロ機能が備わっており、図21〜図25に示す
変換テーブルを使用することで、ローマ字で入力された
日本語は、カタカナまたはひらがなに変換される。な
お、カタカナまたはひらがなは言語の選択によって予め
決定される。ここで、図21は清音(あ、い、う、
…)、図22は濁音(が、ぎ、ぐ、…)、図23は半濁
音(ぱ、ぴ、ぷ、…)、図24は清音(きゃ、きゅ、き
ょ…)、および図25は小文字、のローマ字/日本語変
換テーブルをそれぞれ示す図である。
【0077】さらに、特殊文字印字、倍幅印字、縦横印
字、および3倍幅印字等が行える。特殊文字印字は、言
語設定により各国の特殊文字を印字するもので、例えば
ウムラウト等の特殊文字は、2回のキー入力で印字す
る。倍幅印字は、コントロールスイッチ(K16)と特
殊文字キースイッチ(K25)の入力で、文字を横方
向に大きくして印字するもので、通常印字と切り替えて
使用される。また、縦横印字はカタカナの場合は通常、
横書きで、ひらがなの場合は縦書きで印字する。その印
字例が図26に示され、紙テープに日本語(ひらがな)
あ、い、うが印字されている。分数(1/8,……)
は、図27に示すように、通常印字の3倍の幅で印字さ
れる。そして、一連の文字フォントの概要が図28に示
されている。
【0078】次に、文字出力装置54の動作を説明す
る。
【0079】図7において、ステッピングモータ54a
が回転すると、その回転は、ギヤトレイン54eを経て
ゴムローラ54cに伝えられる。他方、TPH54bの
発熱体にはTPH用導電体54dを経て電気信号が印加
される。紙テープはTPH54bとゴムローラ54eの
間を通過する。この時、TPH54bにより感熱印字さ
れる。
【0080】さらに、図29〜図31を参照しつつ詳細
に説明すると、制御素子51aの出力端子P40〜P4
3は、4相のステッピングモータ54aの各相に接続さ
れ、ここに図30のようなパルスを出力することによっ
てステッピングモータ54aが回転する。なお、記号P
40〜P41は出力端子を示すとともにその信号を表す
ものとする。また、出力端子P50〜P56はTPH5
4bの各発熱ドットと接続されており、その出力に応じ
てTPH54bが加熱され、感熱紙によって印字され
る。モータおよびTPH54bへのパルスを時系列的に
出力することによって、感熱紙に文字が浮かび出る。こ
こで、キー入力によって、「A」が押されたときの端子
P40〜P43,P50〜57の出力パルスを図31に
示す。ある文字が入力されると制御素子51aからは時
刻T1からT9までモータ54aの回転とTPH54b
の印字信号(文字出力データ)が出力される。その印字
結果は、図37に示すようになり、こうして、文字
「A」は、5×7ドットの文字として印字される。
【0081】ここで、文字読出し動作を説明する。
【0082】記憶装置52に入力できるアドレス数は、
例えば文字キー(A〜Z)の26アドレスであり、さら
に、記憶装置52に入力できる文字数は、7000文字
(RAMの容量による)で、各アドレスに入力する文字
数は自由である。また、既に記憶されているメッセージ
に文章を書き足すことも可能であり、そのうえ、未使用
出力制御51cにより未使用アドレスおよび残された記
憶可能な文字数を文字出力装置54によって出力させる
ことも可能である。記憶する文字コードは、00hex
〜0FFhexとし、メッセージ入力中に音声を指定す
ることもできる。
【0083】文字入力データである文章の入力は、図9
のステップ103,104において、メッセージ・メモ
リ入力を指定すると共にアドレスを指定する。そのアド
レスにメッセージを入力する。メモリがフルになると警
告を発生し、終了は再度、メッセージ・メモリを指定す
ることにより、このモードから抜ける。なお、他のアド
レスに続けて入力することも可能である。さらに、音声
を呼び出す場合は、ステップ105,106の音声メモ
リ入力を指定してアドレスを指定する。
【0084】文章の出力は、ステップ122,123に
おいて、メッセージ・メモリ出力を指定し、アドレスを
指定する。すると、記憶装置52内のメッセージが文字
出力装置54で印字される。これはスペースキーで中断
することができる。印字終了後もアドレスを指定するこ
とにより、続けて、メッセージを呼び出すことができ
る。
【0085】一方、通信装置55の動作は次のようにな
る。
【0086】通信装置55は、RS232準拠のシリア
ルインターフェースを有することにより、外部装置であ
るパーソナルコンピュータとデータの相互通信を行うほ
か、外部装置制御手段51gを用いて他の意思伝達装置
を操作する。RS232のパラメータ(ボーレート、デ
ータ長、ストップビット、パリティ、およびハンドシェ
イク等)の選択は、図32に示すパラメータで行う。そ
の際、ボーレート等が合わない場合は、NULコードが
出力される。
【0087】この通信装置55の送信時では、すべての
キー入力された文字が印字されると共にRS232イン
ターフェースより出力される。この時、メッセージ呼び
出しモードでのアドレスは出力されず、データだけが出
力される。前述したように、外部装置制御手段51gを
用い、特別なキャラクタ列を出力することによって、他
の意志伝達装置を操作することもできる。例えば、図1
0において、(0E,42,0F)hexを送ると、他
の意志伝達装置のブザーを鳴らせる。hexは16進数
表現を示している。
【0088】また、受信時において、受信データの印字
中でもキー入力を受け付ける。なお、受信バッファ数
は、例えば256文字とする。本意志伝達装置は、メモ
リ・ダンプ機能を有しており、メッセージ・メモリやす
べてのパラメータの設定を他の意志伝達装置に転送する
ことができる。その際、送信側/受信側の選択を行い、
送信側の場合は全メッセージおよび全パラメータを指定
して転送する。なお、メモリ・ダンプでは一時的にRS
232のパラメータはデフォルト状態になる。また、コ
ード送受信手段51fによって、文字コード表で定義さ
れた文字コードを複数個連結して該文字コード表で定義
されていないコードを表現し、そのコードを通信データ
として送受信させることができる。
【0089】音声装置56の動作について説明する。
【0090】本装置56は、記録(録音)/再生時間の
選択が可能である。初期設定モードにおいて、記録/再
生時間の選択に移行し、文字入力装置50より文字を入
力することにより、記録/再生時間の選択を行う。本装
置における入力文字とサンプリング周波数、ビットレー
ト、および記録/再生時間の概略の関係を図33に示
す。
【0091】本装置56は、A/D(アナログ/ディジ
タル)変換にADPCM方式を用いている。量子化ビッ
トは4ビットであり、記憶容量が約2メガビット(1M
ビットのスタティックRAMを2個使用)である。文字
入力装置50より文字を入力することで、制御装置51
の制御により音声制御装置56aの発振回路56gで生
成されるクロックの分周比が変えられ、その結果、サン
プリング周波数が変って同一記憶容量であれば記憶/再
生時間が変化する。本装置56では、同一記憶容量であ
るため、サンプリング周波数の早いモードほど音質は向
上するが、記録/再生時間は短くなる。さらに、本装置
56は、文字入力装置50上のA〜Zまでの26キーで
アドレスの指定を行い、それぞれのアドレスに1秒単位
の任意の時間で、記録/再生を行う。それらの時間の合
計は設定された記録/再生時間に制限される。これらの
A〜Zまでの26のアドレスに対応する音声記録装置5
6c上のアドレス(スタティックRAMの番地)は制御
装置51により管理される。なお、未使用制御手段51
eにより、未使用なアドレスおよび残された音声情報の
録音時間は文字出力装置52に出力される。
【0092】この音声装置56の録音動作は次のように
行われる。
【0093】文字入力装置50より録音動作が選択さ
れ、さらに、文字入力装置50よりA〜Zのうちの1つ
のアドレスが選択されると、制御装置51よりCPUイ
ンターフェイス回路56eを通り、音声制御回路56j
に録音動作が伝達され、音声制御装置56jは録音動作
となる。
【0094】音声入力装置50のマイクロホン56kに
入力された音声信号は、必要なレベルに入力増幅器56
lにより増幅された後、入力LPF56mに入力され、
不必要な音声帯域がカットされる。その後、A/D変換
回路56hに入力され、ADPCM方式によりA/D変
換され、そのデータは、RAMインターフェイス回路5
6fを通り音声記憶装置56cに記憶される。音声記憶
装置56c上のアドレスは、制御装置51により管理さ
れる。
【0095】また、文字入力装置50より再生動作が選
択され、さらに文字入力装置50よりA〜Zのうちの1
つのアドレスが選択されると、制御装置51より、CP
Uインターフェイス回路56eを通り、音声制御回路5
6jに再生動作が伝達され、音声制御装置56aは再生
動作となる。制御装置5は文字入力装置50より入力さ
れたA〜Zのアドレスに対応する記録動作(録音動作)
時における音声記憶装置56c上のアドレスを音声制御
装置56aに伝達する。
【0096】音声制御装置56aは、制御装置5より伝
達されたアドレスにより音声記憶装置56c上のデータ
を順次取り出し、D/A変換回路56iでアナログ音声
信号に変換し、音声出力装置56dへ送出する。音声出
力装置56dは、D/A変換後の必要な音声信号を得る
ため、出力LPF56nで、不必要な帯域をカットした
後、出力増幅器56oで十分に増幅し、スピーカ56p
を駆動する。
【0097】一方、本意志伝達装置は、加減乗除、混合
計算、定数計算等の計算処理を行う計算機能手段51h
を有し、動作モードを計算機能にすることにより電卓と
して使用する。キーボードは、図13の飾り文字を使用
し、計算機能モードをオンにすれば自動的にこのキー配
列が設定される。以下、各キーの説明を行う。置数キー
の数字キー[0,1,2,3,4,5,6,7,8,
9]は、数の上桁より順に入力する。8桁を越える場合
は8桁のみ値として有効とし、9桁目以降は印字される
が、値は無視される。小数点キー[.]は、小数点の位
置で入力し、最初に入力された位置が優先する。なお、
小数点以下は7桁とする。
【0098】四則演算キー[+,−,×,÷]で加減乗
除の四則演算をするときは、算式通りにそれぞれの位置
で入力する。四則の混合計算は加減より乗除優先で計算
される。四則演算キーに引き続き、さらに四則演算キー
を入力した場合、以前の四則演算キーは無視され、新し
い四則演算命令を実行する。ただし、以前に入力された
演算命令が後に入力された演算命令と同一レベルか、ま
たは低いレベルの場合は演算を実行する。
【0099】また、イコールキー[=]は、演算を実効
し終了する場合に用いる。オールクリアキー[スペース
キー]はすべての内容をクリアし、エラー状態を解除
し、そのうえ、このスペースキーでスペースを1文字印
字する。クリアキー[削除キー]は、押し間違えた置数
および演算キー等をクリアする。この場合、置数は置
数、演算は演算でクリアする。置数、演算をまたがって
クリアすることはできない。さらに、今までの計算を残
し、表示数値のみを消去する。置数が8桁を越える場合
は、8桁のみ値が有効となり、9桁目以降は印字される
が無視される。そのため、クリアする場合、実際は8桁
目からクリアされ印字上とは異なる。カッコキ
ー[()]は、負数の置数のみに使用し、左カッコまた
は右カッコが入力されないときはエラーとする。また、
カッコはクリアできる。ただし、カッコ内は“−”符号
のみを扱うので、カッコ内で他の演算キー等の入力およ
びクリアはエラーとなる。
【0100】演算仕様としての桁オーバーと計算エラー
は、演算結果の整数部が表示桁数を越えたとき、演算結
果の上位表示桁の数値、回り込んだ小数点エラー記号お
よびエラー記号を表示をする。表示内容を108 倍する
と、概算結果が求まる。除数零で除算が実行されたと
き、エラー記号および0が表示され、演算結果の整数部
が16桁を越えたとき、エラー記号および零が表示され
る。置数字に8桁を越える場合は印字は行われるが、9
桁目以降は無視される。エラーになった場合は、以後の
計算ができなくなる。その場合、スペースキーでオール
クリアする。なお、加減乗除計算、小数点付き計算、定
数計算およびカッコ付き計算は、一般の卓上計算機とほ
ぼ同一の演算形式である。
【0101】
【発明の効果】以上に説明したように、第1の発明によ
れば、文字入出力装置における複数のキースイッチから
文字入力データを入力するジェネラル入力モード、及び
文字入力データを単一のキースイッチから入力する単一
キー入力モードのいずれか一方を選択する入力モード選
択手段を有するので、前記文字入力データの入力は、文
字入出力装置における例えばキーボード上の複数のキー
スイッチを用いて行うだけでなく、例えば外部スイッチ
などの単一のキースイッチを用いても行える。これによ
り、筋萎縮症等により障害が除々に進行する障害者も、
その障害の状況に応じて両モードを使い分けることがで
き、長時間の使用が可能となる。
【0102】第2の発明では、前記第1の発明における
前記文字入出力装置を、前記ジェネラル入力モードまた
は前記単一キー入力モードで前記文字入力データを入力
する文字入力装置と、少なくとも前記文字入力データに
対応した文字出力データを出力する文字出力装置とを有
する構成したので、前記文字入力データに対応した文字
出力データを例えば紙テープ上に的確に出力できる。
【0103】第3の発明では、前記第1または第2の発
明において、前記ジェネラル入力モードまたは単一キー
入力モード時に入力された前記文字入力データが日本語
である場合に、前記文字出力データとしてヒラガナまた
はカタカナで出力させる日本語ワープロ手段を設けたの
で、文字入力データがローマ字形式の日本語であって
も、それがヒラガナまたはカタカナに変換され、日本語
対応が可能となる。
【0104】第4の発明では、前記第1の発明におい
て、所定のアドレスに対応した文字情報を前記文字出力
データとして再生して前記文字入出力装置から出力させ
る文字情報再生手段を設けたので、例えば予めキー入力
により所定のアドレスに記憶させておいた文字情報を文
字出力データとして再生して文字入出力装置から出力で
きる。
【0105】第5の発明では、前記第1の発明におい
て、前記複数のキースイッチにおけるキー配列を、第1
及び第2のキー配列のいずれか一方に選択するキー配列
選択手段を前記制御部に設けたので、使用状況に合わせ
て第1及び第2のキー配列のいずれか一方に選択でき、
使用勝手が向上する。
【0106】第6の発明では、前記第1の発明におい
て、前記文字入力データをアドレスに対応させて記憶す
る文字情報記憶装置を設け、前記アドレスの内の未使用
なアドレス、及び残された記憶可能な前記文字入力デー
タの文字数を前記文字入出力装置から出力させる未使用
出力制御手段を前記制御部に設けたので、未使用なアド
レス、及び残された記憶可能な文字数が明確になり、文
字入力データの入力操作性が向上する。
【0107】第7の発明では、前記第2の発明における
前記文字出力装置を、第1の言語群に対して第1及び第
2のドット構成で第1の方向に、第2の言語群に対して
第3のドット構成で第2の方向にそれぞれ前記文字出力
データを出力する構成にしたので、該第1および第2の
言語の形式に対応して文字出力データを出力でき、文字
出力データの判読が容易になる。
【0108】第8の発明では、前記第7の発明における
前記第1の言語群を英語、北欧語、スペイン語、ドイツ
語、フランス語及び日本語のカタカナとし、前記第2の
言語群は日本語のひらがなとしたので、各言語形式によ
る特徴を生かして前記文字出力データの出力ができ、該
文字出力データの判読が容易になる。
【0109】第9の発明では、前記第7または第8の発
明における前記第1、第2及び第3のドット構成を、そ
れぞれ(5×7)、(15×7)、及び(10×7)と
したので、前記第1および第2の言語群の特徴に合わせ
て簡易、的確に文字出力データの出力を行え、該文字出
力データの判読が容易になる。
【0110】第10の発明では、前記第7、第8または
第9の発明における前記第1及び第2の方向を、互いに
90度または該90度の奇数倍、異なる方向としたの
で、第1および第2の言語群の言語形式に対応した方向
で前記文字出力データの出力が行え、該文字出力データ
の判読が容易になる。
【0111】第11の発明では、前記第1の発明におい
て、前記制御装置の制御により所定のアドレスに対応し
た音声情報を再生して出力する音声装置を設けたので、
意志伝達情報の出力手段として例えば紙テープ印字を行
う文字出力装置の他に音声による出力が可能となる。こ
れにより、文盲者への意志伝達も可能となる。
【0112】第12の発明では、前記第11の発明にお
ける前記音声装置を、前記音声情報を入力する音声入力
装置と、入力された音声情報を前記アドレスに対応させ
て記憶する音声記憶装置と、前記音声情報の再生時に前
記音声記憶装置中の音声情報を出力する音声出力装置
と、前記音声情報の記憶/再生を制御する音声制御装置
とを有する構成したので、第11の発明と同様に、意志
伝達情報の出力手段として音声による出力が可能とな
る。
【0113】第13の発明では、前記第12の発明にお
いて、前記アドレスの内の未使用なアドレス、及び残さ
れた前記音声情報の録音時間を前記文字入出力装置から
出力させる未使用制御手段を前記制御部に設けたので、
未使用なアドレス、及び残された録音時間が明確にな
り、前記音声情報の入力操作性が向上する。
【0114】第14の発明では、前記第4または12の
発明において、前記文字情報再生手段は、前記文字情報
と前記音声記憶装置中の音声情報を記憶させたアドレス
とを所定のアドレスに記憶させ、この所定のアドレスを
指定して前記前記文字情報及び前記音声情報を所定の順
序で再生して前記文字入出力装置及び前記音声出力装置
からそれぞれ出力させる構成にしたので、前記文字情報
と同時に該文字情報に対応した音声情報も出力すること
ができる。これにより、文字情報および音声情報の両者
を併用したより強力な意志伝達が可能となって意志伝達
がより高速化される。
【0115】第15の発明では、前記第1の発明におい
て、前記制御装置により制御され前記文字入力データを
含む通信データを外部装置と通信する通信装置を設けた
ので、例えば他の意思伝達装置中のデータを文字入力出
力装置から出力することもできる。これにより、使用勝
手がさらに向上する。
【0116】第16の発明では、前記第15の発明にお
いて、文字コード表で定義された文字コードを複数個連
結して該文字コード表で定義されていないコードを表現
し、そのコードを前記通信データとして送信させるコー
ド送受信手段を設けたので、文字コード表の記憶領域を
最小限に抑えることができ、その分、装置規模を縮小で
きる。
【0117】第17の発明では、前記第15または第1
6の発明における前記通信データを前記文字入力データ
及び動作パラメータとしたので、他の意思伝達装置中の
データやパーソナルコンピュータなどのデータを使用し
た処理が可能となる。
【0118】第18の発明では、前記第15の発明にお
いて、前記通信装置を介して前記外部装置を制御する外
部装置制御手段を設けたので、例えば他の意思伝達装置
の動作を制御でき、複数の意思伝達装置のネットワーク
化が可能となる。
【0119】第19の発明では、前記第1の発明におい
て、計算機能モード時に前記文字入力データに基づき所
定の計算処理を行い、その計算処理結果を前記文字入出
力装置によって出力させる計算機能手段を設けたので、
本意志伝達装置を卓上計算機としても使用でき、使用勝
手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る意志伝達装置の実施例の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例の意志伝達装置の外観斜視図であ
る。
【図3】(a)は図1の実施例の意志伝達装置の平面
図、(b)は図1の実施例の意志伝達装置の左側面図、
(C)は図1の実施例の意志伝達装置の下側面図であ
る。
【図4】図1の実施例の文字入力装置におけるキースイ
ッチの名称を示す図である。
【図5】図1の実施例の文字位置表示装置の外観図であ
る。
【図6】図1の実施例の文字出力装置の外観図である。
【図7】図1の実施例の文字出力装置の機構図である。
【図8】図1の実施例の音声装置の詳細を示す内部構成
ブロック図である。
【図9】図1の実施例の動作フローチャートである。
【図10】図1の実施例で使用されるキャラクタ列と操
作キースイッチの関係を示す図である。
【図11】図1の実施例の文字入力装置におけるキース
イッチと文字の対応を示す図である。
【図12】図1の実施例の文字入力装置におけるキース
イッチと文字の他の対応を示す図である。
【図13】図1の実施例の文字入力装置におけるキース
イッチと文字の他の対応を示す図である。
【図14】図1の実施例の文字入力装置におけるキース
イッチと文字の他の対応を示す図である。
【図15】図1の実施例の文字入力装置におけるキース
イッチと文字の他の対応を示す図である。
【図16】図1の実施例の文字入力装置と制御装置との
接続関係を示す回路図である。
【図17】図16中のキースキャンパルスのタイムチャ
ートである。
【図18】図1の実施例の文字入力装置、制御装置、及
び文字位置装置の関係を示す回路図である。
【図19】外部スイッチ入力回路を示す回路図である。
【図20】外部スイッチの一例を示す外観図である。
【図21】清音の変換テーブルを示す図である。
【図22】濁音の変換テーブルを示す図である。
【図23】半濁音の変換テーブルを示す図である。
【図24】清音の他の変換テーブルを示す図である。
【図25】小文字の変換テーブルを示す図である。
【図26】紙テープでの日本語印字例を示す図である。
【図27】紙テープでの3倍幅印字例を示す図である。
【図28】文字フォントの概要を示す図である。
【図29】図1の実施例の文字出力装置の回路図であ
る。
【図30】図29中のモータドライバのタイミングチャ
ートである。
【図31】図29中のモータドライバとTPHドライバ
のタイミングチャートである。
【図32】図1の実施例の通信装置の動作パラメータを
示す図である。
【図33】図1の実施例の音声装置の入力文字に対する
各種データの関係を示す図であうる。
【図34】従来の意志伝達装置を示す概略の外観図であ
る。
【図35】従来の意志伝達装置の構成を示すブロック図
である。
【図36】従来の意志伝達装置の印字例を示す図であ
る。
【図37】従来の意志伝達装置の他の印字例を示す図で
ある。
【符号の説明】
50 文字入力装置 51 制御装置 51a 入力モード選択手段 51b 日本語ワープロ手段 51c 未使用出力制御手段 51d キー配列選択手段 52e 未使用制御手段 51f コード送受信手段 51g 外部装置制御手段 51h 計算機能手段 52 記憶装置 53 文字位置表示装置 54 文字出力装置 55 通信装置 56 音声装置 56a 音声制御装置 56b 音声入力装置 56c 音声記憶装置 56d 音声出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮崎 康子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 下田 勇 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体の動作を制御する制御装置と、
    文字入力データを入力すると共に前記制御装置の制御に
    より文字出力データを出力する文字入出力装置とを備え
    た障害者用意志伝達装置において、 前記文字入出力装置における複数のキースイッチから前
    記文字入力データを入力するジェネラル入力モード、及
    び前記文字入力データを単一のキースイッチから入力す
    る単一キー入力モードのいずれか一方を選択する入力モ
    ード選択手段を有することを特徴とする障害者用意志伝
    達装置。
  2. 【請求項2】前記文字入出力装置は、 前記ジェネラル入力モードまたは前記単一キー入力モー
    ドで前記文字入力データを入力する文字入力装置と、 少なくとも前記文字入力データに対応した文字出力デー
    タを出力する文字出力装置とを、 有する構成したことを特徴とする請求項1記載の障害者
    用意志伝達装置。
  3. 【請求項3】前記ジェネラル入力モードまたは単一キー
    入力モード時に入力された前記文字入力データが日本語
    である場合に、該日本語をヒラガナまたはカタカナに変
    換して前記文字出力データとして出力させる日本語ワー
    プロ手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記
    載の障害者用意志伝達装置。
  4. 【請求項4】 前記文字入力データを所定のアドレスに
    対応させて文字情報として記憶する文字情報記憶装置
    と、 前記文字情報の再生時に前記文字情報記憶装置中の文字
    情報を前記文字出力データとして再生して前記文字入出
    力装置から出力させる文字情報再生手段とを、 設けたことを特徴とする請求項1記載の障害者用意志伝
    達装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のキースイッチにおけるキー配
    列を、第1及び第2のキー配列のいずれか一方に選択す
    るキー配列選択手段を前記制御部に設けたことを特徴と
    する請求項1記載の障害者用意志伝達装置。
  6. 【請求項6】 前記アドレスの内の未使用なアドレス、
    及び残された記憶可能な前記文字入力データの文字数を
    前記文字入出力装置から出力させる未使用出力制御手段
    を前記制御部に設けたことを特徴とする請求項4記載の
    障害者用意志伝達装置。
  7. 【請求項7】 前記文字出力装置は、 第1の言語群に対して第1及び第2のドット構成で第1
    の方向に、第2の言語群に対して第3のドット構成で第
    2の方向にそれぞれ前記文字出力データを出力する構成
    にしたことを特徴とする請求項2記載の障害者用意志伝
    達装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の言語群は英語、北欧語、スペ
    イン語、ドイツ語、フランス語及び日本語のカタカナと
    し、前記第2の言語群は日本語のひらがなとしたことを
    特徴とする請求項7記載の障害者用意志伝達装置。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2及び第3のドット構成
    は、それぞれ(5×7)、(15×7)、及び(10×
    7)としたことを特徴とする請求項7または8記載の障
    害者用意志伝達装置。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の方向は、互いに9
    0度または該90度の奇数倍、異なる方向としたことを
    特徴とする請求項7、8または9記載の障害者用意志伝
    達装置。
  11. 【請求項11】 前記制御装置の制御により所定のアド
    レスに対応した音声情報を再生して出力する音声装置を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の障害者用意志伝
    達装置。
  12. 【請求項12】 前記音声装置は、 前記音声情報を入力する音声入力装置と、 入力された音声情報を前記アドレスに対応させて記憶す
    る音声記憶装置と、 前記音声情報の再生時に前記音声記憶装置中の音声情報
    を出力する音声出力装置と、 前記音声情報の録音/再生を制御する音声制御装置と
    を、有する構成したことを特徴とする請求項11記載の
    障害者用意志伝達装置。
  13. 【請求項13】 前記アドレスの内の未使用なアドレ
    ス、及び残された前記音声情報の録音時間を前記文字入
    出力装置から出力させる未使用制御手段を前記制御部に
    設けたことを特徴とする請求項12記載の障害者用意志
    伝達装置。
  14. 【請求項14】 前記文字情報再生手段は、 前記文字情報と前記音声記憶装置中の音声情報を記憶さ
    せたアドレスとを所定のアドレスに記憶させ、この所定
    のアドレスを指定して前記前記文字情報及び前記音声情
    報を所定の順序で再生して前記文字入出力装置及び前記
    音声出力装置からそれぞれ出力させる構成にした請求項
    4または12記載の障害者用意志伝達装置。
  15. 【請求項15】 前記制御装置により制御され、前記文
    字入力データを含む通信データを外部装置と通信する通
    信装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の障害者
    用意志伝達装置。
  16. 【請求項16】 文字コード表で定義された文字コード
    を複数個連結して該文字コード表で定義されていないコ
    ードを表現し、そのコードを前記通信データとして送受
    信させるコード送受信手段を設けたことを特徴とする請
    求項15記載の障害者用意志伝達装置。
  17. 【請求項17】 前記通信データを、前記文字入力デー
    タ及び動作パラメータとしたことを特徴とする請求項1
    5または16記載の障害者用意志伝達装置。
  18. 【請求項18】 前記通信装置を介して前記外部装置を
    制御する外部装置制御手段を設けたことを特徴とする請
    求項15記載の障害者用意志伝達装置。
  19. 【請求項19】 計算機能モード時に前記文字入力デー
    タに基づき所定の計算処理を行い、その計算処理結果を
    前記文字入出力装置によって出力させる計算機能手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の障害者用意志伝
    達装置。
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