JPH0572466U - オフィスレイアウトキット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】各種家具をオフィス内に配置するのに用いるレ
イアウトキットを提供する。 【構成】各種家具の縮尺（例、１／１００）平面図形を
印刷、カットしてファニチャーシール１′を形成したフ
ァニチャーシート１を作り、このファニチャーシール
１′は紙面上に貼着、剥離を繰り返し行える弱粘着性の
ものとする。透明プラスチックシート面に、所望の縮尺
率（例、１目盛５ｍｍ＝実寸５０ｃｍ）に合わせた寸法
の方眼を印刷した透明方眼シートを設け、これをオフィ
スの間取り図等を表わした設置スペース図面にかぶせ、
コピーして、方眼付スペース図面を作成する。方眼付ス
ペース図面上にファニチャーシール１′の貼着、剥離を
繰り返して、目的とするオフィスレイアウトを決める。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

主としてオフィスの各種家具（デスク、テーブル、椅子、応接セット、カウン ター、ロッカー、キャビネット、収納ユニット、パーティション、その他）を設 置スペース内に配置する所謂オフィスレイアウトを決めるのに用いるオフィスレ イアウトキットに係り、貼着、剥離を繰り返して行えるファニチャーシールを形 成したファニチャーシートと透明方眼シートを設け、該透明方眼シートを設置ス ペース図面にかぶせ、コピーして方眼付スペース図面を作成し、該図面上にファ ニチャーシートから剥がしたファニチャーシールを繰り返し接着・剥離して、目 的とするオフィスレイアウトを効率的に決め得るようにした、ファニチャーシー トと透明方眼シートの組み合わせからなる、オフィスレイアウトキットを提供す る。

【０００２】

【従来の課題】

上記のような各種家具の販売業者側及び購買者側の双方にとって、オフィス等 の定まった設置スペース内に、どの形状、寸法の家具をどのように配置したら、 外観上、使用上等から最も好適であるか、即ち、オフィスレイアウトを決めるこ とは重要な問題である。

【０００３】 そこで、現実に各種家具を販売購入する前に、両者間で種々のオフィスレイア ウトを提案し検討することが行われており、例えばオフィス家具販売会社はコン ピューターで該要望に即応する態勢を整えているが、セールスが訪問する顧客先 ではそうはいかないので、顧客側の建築設計図や間取り図、それにセールスが用 意した設置スペース図面などに手書きで記入したり、また、本考案のようなファ ニチャーシールを作成持参して設置スペース図面上に貼着してオフィスレイアウ トを決めるようなことが行われている。

【０００４】 ところが、上記従来のファニチャーシールは、通常の粘着剤をコーティングし た貼着シールを使用しているため、一旦紙面上に貼ってしまうと粘着力が強いた め紙が破れて剥がせず、よって、色々と位置や向き等を変えてみながら決めてい くのが普通であるオフィスレイアウト決定用としては全く不適当な欠点があった 。

【０００５】 また、上記の建築設計図、間取り図及び設置スペース図面等は設置スペースの 輪郭の寸法は判っても、スペース内は単なる白地空間であるため、ファニチャー シールを貼着して配置を決めるにも寸法的な手掛りがなく、正確な位置及び配置 状態を把握し難い課題があった。

【０００６】

【課題を解決する手段】

そこで、本考案は粘着剤をコーティングした裏面に剥離紙を接着した粘着シー ル用紙に各種家具の縮尺平面図形を印刷、カットしてファニチャーシールを形勢 したファニチャーシートを１枚以上設けると共に、該ファニチャーシートのファ ニチャーシールを、上記粘着剤として弱粘着性の粘着剤を使用することによって 、紙面上に貼着、剥離を繰り返し行える弱粘着性のものとして設ける一方、

【０００７】 透明なプラスチックシートに、上記縮尺平面図形の縮尺率に合わせた寸法の方 眼を印刷した透明方眼シートを設け、

【０００８】 該透明方眼シートをオフィスの間取り図等の各種家具の設置スペースを表わし た設置スペース図面にかぶせ、コピーして、方眼付スペース図面を作成し、該方 眼付スペース図面上に上記ファニチャーシートから剥離したファニチャーシール の貼着、剥離を繰り返し行って目的とするオフィスレイアウトを決めるようにし た、ファニチャーシートと透明方眼シートの組み合わせからなる、オフィスレイ アウトキットによって、上記従来の課題を解決したものである。

【０００９】

【実施例】

次に、本考案の実施例を図面につき説明すると、粘着剤をコーティングした裏 面に剥離紙を接着した粘着シール用紙に各種家具の縮尺（例、１／１００）平面 図形を印刷、カットしてファニチャーシール１′を形成したファニチャーシート １を１枚以上設けると共に、該ファニチャーシート１のファニチャーシール１′ を、上記粘着剤として弱粘着性の粘着剤を使用することによって、紙面上に貼着 、剥離を繰り返し行える弱粘着性のものとして設ける一方、

【００１０】 透明プラスチックシート面に、上記縮尺（例、１／１００）平面図形の縮尺率 （例、１目盛５ｍｍ＝実寸５０ｃｍ）に合わせた寸法の方眼を印刷した透明方眼 シート２を設け、

【００１１】 該透明方眼シート２をオフィスの間取り図等の各種家具の設置スペースを表わ した設置スペース図面にかぶせ、コピーして、方眼付スペース図面を作成し、該 方眼付スペース図面上に上記ファニチャーシート１から剥離したファニチャーシ ール１′の貼着、剥離を繰り返し行って目的とするオフィスレイアウトを決める ようにした、ファニチャーシート１と透明方眼シート２の組み合わせからなる、 オフィスレイアウトキットを設けたものである。

【００１２】

【作用】

建築設計図、間取り図等の設置スペースの輪郭を表わした設置スペース図面（ 例、縮尺１／１００）を用意し、該設置スペース図面に透明方眼シート２をかぶ せ、コピーして方眼付スペース図面を作成し、

【００１３】 該方眼付スペース図面上にファニチャーシート１から剥がしたファニチャーシ ール１′を貼着し、また位置変更のため一度貼着したものを剥がして貼り直すな どを繰り返して、目的とするオフィスレイアウトを決定し、必要に応じてそのも ののコピーを作成するものである。

【００１４】

【効果】

透明方眼シートは、透明なプラスチックシートにファニチャーシールと同縮尺 率の方眼を印刷したものであるため、設置スペース図面にかぶせ、コピーするだ けで、方眼スペース図面を作成でき、よって、事後、貼着するファニチャーシー ル（即ち、家具）の配置位置を簡単かつ正確に把握し得る効果があり、

【００１５】 また、ファニチャーシールは、弱粘着性の粘着剤をコーティングしたものを使 用したので、従来のものと相違して、紙面に繰り返し貼着、剥離することができ 、よって、上記方眼付スペース図面上に貼着、剥離を繰り返し乍ら目的とするオ フィスレイアウトを極めて効率的に決定し得る秀れた特徴がある。

【００１６】 よって、本考案オフィスレイアウトキットを販売業者がサービスとして、顧客 に与えて、顧客自らが希望する種々のオフィスレイアウトを作成してみれる利点 があると共に、セールスが携行し顧客と相談し乍ら、即座にオフィスレイアウト を作成して見せて販売促進に寄与し得る利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】ファニチャーシールを形成したファニチャーシ
ートの表面図。

【図２】透明方眼シートの表面図。

【符号の説明】

１ ファニチャーシート １′ ファニチャーシール ２ 透明方眼シート

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】粘着剤をコーティングした裏面に剥離紙を
   接着した粘着シール用紙に各種家具の縮尺平面図形を印
   刷、カットしてファニチャーシールを形成したファニチ
   ャーシートを１枚以上設けると共に、該ファニチャーシ
   ートのファニチャーシールを、粘着剤として弱粘着性の
   粘着剤を使用することによって、紙面上に貼着、剥離を
   繰り返し行える弱粘着性のものとして設ける一方、 透明なプラスチックシートに、上記縮尺平面図形の縮尺
   率に合わせた寸法の方眼を印刷した透明方眼シートを設
   け、 該透明方眼シートをオフィスの間取り図等の各種家具の
   設置スペースを表わした設置スペース図面にかぶせ、コ
   ピーして、方眼付スペース図面を作成し、該方眼付スペ
   ース図面上に上記ファニチャーシートから剥離したファ
   ニチャーシールの貼着、剥離を繰り返し行って目的とす
   るオフィスレイアウトを決めるようにした、ファニチャ
   ーシートと透明方眼シートの組み合わせからなる、オフ
   ィスレイアウトキット。