JPH0572275U - ハンガー - Google Patents

ハンガー

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JPH0572275U
JPH0572275U JP2174692U JP2174692U JPH0572275U JP H0572275 U JPH0572275 U JP H0572275U JP 2174692 U JP2174692 U JP 2174692U JP 2174692 U JP2174692 U JP 2174692U JP H0572275 U JPH0572275 U JP H0572275U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
control member
halves
portions
hanger halves
Prior art date
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Pending
Application number
JP2174692U
Other languages
English (en)
Inventor
繁孝 三谷
Original Assignee
サンタニー株式会社
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく組立てが簡単でかつ優れた
耐久性を有する展開折畳み可能なハンガーを提供する。 【構成】 吊下本体2と、吊下本体2に基部が枢着され
たハンガー半体3,3と、ハンガー半体3,3を上下揺
動させて展開折畳み可能に操作する制御部材4と、を備
える。吊下本体2内の上部に下方突出状のストッパ部6
を設ける。ハンガー半体3,3の基部にピニオンギヤ部
8,8を形成する。制御部材4を上下動可能とする。制
御部材4はピニオンギヤ部8,8に噛合するラック部1
1, 11を有し、かつ、ストッパ部6に係止する係止片部1
2を有する。展開状態では、係止片部12の上端面がスト
ッパ部6の下端面に係止する。指にてストッパ部6を前
後中間方向に弾性変形させると、ストッパ部6の係止が
離脱して制御部材4は上方へ移動可能となる。そして、
ハンガー半体3,3を下方に揺動させて折り畳むことが
出来る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、展開折畳み可能なハンガーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の展開折畳み可能なハンガーでは、一般に、フック部を有する吊下本体に 2本のハンガー半体を展開折畳み可能として取付けていた。そして、このハンガ ー半体を展開折畳み可能とするための制御機構は、ギヤやカム及びばね等を複雑 に組み合わせたものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来のハンガーでは、制御機構の部品の形状が複雑であ り、かつ、制御機構の構造が複雑であるため、部品の製造や全体の組立てが困難 であった。従って、生産性が悪かった。さらに、強度が小であり、かつ、故障し 易かった。
【0004】 そこで、本考案は、上述の欠点を解消して、部品点数が少なく、かつ、各部品 を製造し易く、かつ、組立てが簡単であり、さらに、耐久性に優れたハンガーを 提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係るハンガーは、フック部を有する中 央の吊下本体と、この吊下本体に基部が枢着された左右一対のハンガー半体と、 該ハンガー半体を上下揺動させて展開折畳み可能に操作する制御部材と、を備え 、上記吊下本体内の上部に下方突出状のストッパ部を設け、かつ、上記ハンガー 半体の基部にはピニオンギヤ部を形成し、さらに、上記制御部材は、上記吊下本 体内に上下可動として鉛直状に設けられると共に、上記ピニオンギヤ部に噛合す るラック部を有し、しかも、上記制御部材は、上記吊下本体の上記ストッパ部に 係止可能であると共に指の押圧操作にて弾性変形して該係止が離脱する係止片部 を有するものである。
【0006】
【作用】
ハンガー半体の展開状態では、制御部材の係止片部が吊下本体内のストッパ部 に係止する。このように、制御部材は固定されるため、そのラック部に噛合した ピニオンギヤ部の回転が阻止されて、ハンガー半体の展開状態が保持される。
【0007】 また、制御部材の係止片部を指の押圧操作にて弾性変形させると、係止片部の 係止が離脱する。従って、制御部材は移動可能となり、ハンガー半体を下方に揺 動させて折り畳むことが出来る。
【0008】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0009】 図1は、本考案に係るハンガーの一実施例を示し、このハンガーは、フック部 1を有する中央の吊下本体2と、この吊下本体2に基部が枢着された左右一対の ハンガー半体3,3と、該ハンガー半体3,3を上下揺動させて展開折畳み可能 に操作する制御部材4と、を備えている。
【0010】 吊下本体2とハンガー半体3,3と制御部材4は、夫々プラスチックにて形成 されている。
【0011】 また、上記吊下本体2は、ハンガー半体3,3の基部を被覆するカバー部5を フック部1の下方に一体状に有している。
【0012】 また、該カバー部5の下部には、左右側方及び下方に開口する、開口部が形成 され、この開口部にハンガー半体3,3が挿通されている。
【0013】 さらに、吊下本体2内───上記カバー部5内───の上部に下方突出状のス トッパ部6,6を設けている。
【0014】 つまり、このストッパ部6,6は、吊下本体2のカバー部5の上端壁部に下方 突出状として一体形成された下方開口状の角筒部7の前方と後方の壁部をもって 形成されている。
【0015】 なお、角筒部7の左右側方の壁部を省略して前方と後方の相互に平行な壁部の みにてストッパ部6,6を形成するも好ましい。
【0016】 また、ハンガー半体3,3の基部には、ピニオンギヤ部8,8を一体状に形成 している。
【0017】 ピニオンギヤ部8,8の中心には軸孔9,9が貫設されている。
【0018】 この軸孔9,9には、吊下本体2のカバー部5に前後水平方向に保持される軸 部10, 10が挿嵌されている。この挿嵌により、ハンガー半体3,3の基端部が吊 下本体2に枢着される。
【0019】 しかして、ハンガー半体3,3は上記軸部10, 10廻りに上下揺動可能となる。
【0020】 なお、カバー部5の前方の壁部内方及び/又は後方の壁部に内方へ突出状とし て丸棒状の軸部10, 10を一体形成するも望ましく、その場合は、カバー部5を前 後に分割して形成し、接着又はビス止めにてカバー部5を組立てるようにする。
【0021】 次に、制御部材4は、吊下本体2内に上下可動として鉛直状に設けられると共 に、ハンガー半体3,3のピニオンギヤ部8,8に噛合するラック部11, 11を有 している。
【0022】 このラック部11, 11は、制御部材4の下半部に左右側方へ突出状として形成さ れ、ハンガー半体3,3のピニオンギヤ部8,8は、夫々、ラック部11, 11の左 右に隣接している。
【0023】 従って、制御部材4の上下動に伴って、ピニオンギヤ部8,8が回転し、ハン ガー半体3,3が上下揺動することとなる。
【0024】 また、制御部材4は、吊下本体2のストッパ部6に係止可能な係止片部12を有 している。
【0025】 つまり、ハンガー半体3,3の展開状態に於て、制御部材4の係止片部12の上 端面が、吊下本体2のストッパ部6の下端面に当接して係止する。
【0026】 また、図2に示すように、係止片部12,12は、制御部材4の上半部の前後に所 定間隔をもって相互に略平行として鉛直方向に2個形成されている。
【0027】 そして、係止片部12,12は、その夫々の上端面がカバー部5の前後のストッパ 部6,6の下端面に当接するように配設されている。
【0028】 なお、係止片部12及びストッパ部6を、夫々1個ずつとして前後何れか一方に のみ形成するも好ましい。
【0029】 さらに、係止片部12,12の上下途中部には、前後方向外方へ膨出するプッシュ 部13, 13が形成されている。
【0030】 そして、上記プッシュ部13, 13は、吊下本体2のカバー部5の前後の壁部に開 設された窓部14, 14に嵌込まれ、カバー部5の前後に露出する。
【0031】 また、上記窓部14, 14の大きさは、上記プッシュ部13, 13が上下動可能となる 程度に設定されている。
【0032】 上述の構成により、係止片部12,12は、指の押圧操作にて弾性変形してストッ パ部6,6との係止が離脱する。
【0033】 つまり、図2の矢印で示す如く、係止片部12,12のプッシュ部13, 13を指にて 前後中間方向へ押圧すると、係止片部12,12は図示仮想線で示す如く前後中間方 向へ弾性変形して傾斜し、上記係止片部12,12とカバー部5のストッパ部6,6 との係止が離脱する。
【0034】 この係止が離脱した状態では、図3に示すように、係止片部12,12をストッパ 部6,6の間に挿入させて、制御部材4を上方へ移動させることが出来る。
【0035】 そして、上記の如く、制御部材4が上方へ移動すると、図4に示すように、制 御部材4のラック部11, 11に噛合したハンガー半体3,3のピニオンギヤ部8, 8は、ハンガー半体3,3の先端が下方に揺動する方向に回転する。
【0036】 こうして、ハンガー半体3,3は相互に略平行姿勢として折畳むことが出来る 。
【0037】 また、逆に、折畳み状態となったハンガー半体3,3を展開させるには、該ハ ンガー半体3,3の先端を左右に離間するように揺動させる。
【0038】 このハンガー半体3,3の揺動に伴ってピニオンギヤ部8,8は、制御部材4 を下方へ移動させる方向に回転する。
【0039】 しかして、ハンガー半体3,3が展開姿勢(図1参照)になると、図2に示し た如く、制御部材4の係止片部12, 12の上端面が、吊下本体2のストッパ部6, 6の下端面よりも下方に位置し、該係止片部12, 12は、弾発復元力によって、相 互に平行状に復元する。
【0040】 この係止片部12, 12の復元により、該係止片部12, 12がストッパ部6,6に係 止して、展開状態を保持する。
【0041】 上述のように、本考案のハンガーは、簡単な操作───片手の指にて制御部材 のプッシュ部13, 13を押す操作───にてハンガー半体3,3を容易に折畳むこ とが出来、かつ、ハンガー半体3,3を揺動させて展開させるのみで、開状態が 自動的に保持されることとなる。
【0042】 なお、本考案は、上記実施例以外にも要旨を逸脱しない範囲内で設計変更自由 であり、例えば、上記実施例ではハンガー半体3,3は正面視略ハの字状に展開 するが、これを、略水平状に展開するようにしても良い。
【0043】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0044】 全体の構造が簡単となり、かつ、部品点数を少なく出来る。そして、組立てが 容易となり、生産性が向上する。
【0045】 また、吊下本体2とハンガー半体3,3と制御部材4の強度を大とすることが 出来、耐久性が向上する。さらに、ハンガー半体3,3の展開折畳み操作が容易 となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のハンガーの一実施例の展開状態を示す
断面正面図である。
【図2】要部断面側面図である。
【図3】要部断面側面図である。
【図4】折畳み状態を示す断面正面図である。
【符号の説明】
1 フック部 2 吊下本体 3 ハンガー半体 4 制御部材 6 ストッパ部 8 ピニオンギヤ部 11 ラック部 12 係止片部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フック部1を有する中央の吊下本体2
    と、この吊下本体2に基部が枢着された左右一対のハン
    ガー半体3,3と、該ハンガー半体3,3を上下揺動さ
    せて展開折畳み可能に操作する制御部材4と、を備え、
    上記吊下本体2内の上部に下方突出状のストッパ部6,
    6を設け、かつ、上記ハンガー半体3,3の基部にはピ
    ニオンギヤ部8,8を形成し、さらに、上記制御部材4
    は、上記吊下本体2内に上下可動として鉛直状に設けら
    れると共に、上記ピニオンギヤ部8,8に噛合するラッ
    ク部11, 11を有し、しかも、上記制御部材4は、上記吊
    下本体2の上記ストッパ部6,6に係止可能であると共
    に指の押圧操作にて弾性変形して該係止が離脱する係止
    片部12, 12を有することを特徴とするハンガー。
JP2174692U 1992-03-10 1992-03-10 ハンガー Pending JPH0572275U (ja)

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JP2174692U JPH0572275U (ja) 1992-03-10 1992-03-10 ハンガー

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JPH0572275U true JPH0572275U (ja) 1993-10-05

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100515154B1 (ko) * 2002-12-04 2005-09-16 안태진 옷걸이
JP2006061347A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Hiroshi Ariyama 衣服用ハンガー
KR200473343Y1 (ko) * 2013-10-16 2014-06-26 김종현 절첩식 옷걸이

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