JPH0572255U - 金属部材を内蔵しないベッド用マット - Google Patents

金属部材を内蔵しないベッド用マット

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JPH0572255U
JPH0572255U JP2023493U JP2023493U JPH0572255U JP H0572255 U JPH0572255 U JP H0572255U JP 2023493 U JP2023493 U JP 2023493U JP 2023493 U JP2023493 U JP 2023493U JP H0572255 U JPH0572255 U JP H0572255U
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JP
Japan
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protective plate
cushion
layer
mat
core material
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Application number
JP2023493U
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English (en)
Inventor
勇 枡田
Original Assignee
株式会社日本健康増進研究会
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Abstract

(57)【要約】 【目的】発泡スチロール製の芯材を強度的に十分に保護
し、放湿性も得られるように各層の構成を工夫すること
により、耐久性に優れかつ使い心地を向上させた金属部
材を内蔵しないベッド用マットを提供する。 【構成】通気孔9を有する発泡スチロールより成る芯材
3の表裏面に保護板材4,5を重ね、さらに両保護板材
上にクッション材より成る表層材6,7を重ねたもので
ある。表面側の保護板材4は容易に変形しない木製また
は合成樹脂製の板材であり、裏面側の保護板材5はダン
ボール紙である。表面側の表層材6は、軟質クッション
材より成るクッション層10上へ、半硬質のクッション
材より成るクッション層11を重ねて形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ベッドに用いられるマットに関連し、殊にこの考案は、コイルバ ネのような金属部材を内蔵しないベッド用マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベッド用マットは、金属フレームに複数個のコイルバネを表裏方向に向 けて固定し、その上下にそれぞれシート材を重ねてその全体をカバー布で被覆し た構造のものである。 ところがこの種マットは、金属フレームや複数個のコイルバネを内蔵するため 、全体の重量が嵩んでその取扱が不便である。またコイルバネや金属フレームは 、錆の発生要因でありかつシート材やカバー布の破損要因でもあり、マットの寿 命や使用感に著しく悪影響を与えている。 ところでベッド用ではないが、発泡スチロールのような軽量な材料を芯材とし て用い、その芯材を挟んで表裏面にウレタンフォームなどのクッション材を重ね て多層構造としたマットレスやふとんが提案されている(実公昭59−3722 8号公報) 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこの種のものは、芯材が脆弱である上にその欠点をカバーするた めの工夫が十分になされていないため、荷重により芯材が破損し、十分な耐久性 が得られないという問題がある。 一方、通気性を得るために、発泡体より成る芯材に上下に貫通する通気孔を設 けて、その表裏面に吸湿作用のあるフェルトのような柔軟な材料を重ねた構造の ものも提案されている(実公昭52−10568号公報) 。 ところがこのような構造では、良好な通気性と放湿性とが得られるものの、通 気孔の存在によって芯材の強度が一層低下するという問題がある。
【0004】 この考案は、上記問題に着目してなされたもので、通気孔を有する発泡スチロ ール製の芯材を強度的に十分に保護し、加えて放湿性も得られるように各層の構 成を工夫することにより、耐久性に優れかつ使い心地を向上させた金属部材を内 蔵しないベッド用マットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、金属部材を内蔵しないベッド用マットであって、マット本体は、 十分な厚みを有し高さ方向に貫通する複数の通気孔が開設された発泡スチロール より成る芯材と、この芯材を挟んで表裏面に重ねられた保護板材と、両保護板材 上に重ねられたクッション材より成る表層材とで形成されたものである。 表面側の前記保護板材は、容易に変形しない木製または合成樹脂製の板材をも って構成されると共に、裏面側の前記保護板材は、ダンボール紙をもって構成さ れている。 表面側の前記表層材は、軟質クッション材より成る第1のクッション層上へ、 表面に凹凸面を有する半硬質のクッション材より成る第2のクッション層を重ね て形成されている。
【0006】
【作用】
コイルバネのような金属部材を用いず、マット本体の芯材として発泡スチロー ルが用いてあるので、マット全体が軽量化されて取扱いに便利であり、また錆な どの問題が生じず、寿命や使用感に悪影響を与えない。 さらに芯材の表面側は、容易に変形しない木製または合成樹脂製の保護板材で 保護されるので、芯材が脆弱な発泡スチロールであっても、またその芯材に上下 に貫通する通気孔が設けられていても、外力で芯材が破損されるおそれがなく、 耐久性に優れたものとなる。しかもこの保護板材は身体の沈込みを防止するので 、身体は自然な体型で支持されて安眠に効果がある。
【0007】 さらに芯材の裏側はダンボール紙より成る保護板材で保護されるので、芯材の 強度的な保護に加えてダンボール紙がもつ吸湿性により湿気が除去される。 さらにまた芯材の表面側に容易に変形しない保護板材が重ねられていても、そ の上に軟質のクッション材より成る第1のクッション層が設けてあるので、適度 のクッション性が確保され、さらにその上に凹凸面を有する半硬質のクッション 材より成る第2のクッション層が設けてあるので、第1のクッション層による身 体の沈込みが防止されると共に、通気性や放湿性も向上する。
【0008】
【実施例】
図1および図2は、この考案の一実施例にかかる金属部材を内蔵しないベッド 用マットを示すもので、クッション性のあるマット本体1の外周全体がシート状 のカバー2で覆われた構造のものである。
【0009】 前記マット本体1は、図2および図3に示す如く、芯材3を中心としてその表 裏に保護板材4,5を重ね、さらにその上にそれぞれ表層材6,7を重ねると共 に、この積層体の外周を周壁材8で囲んで構成されている。芯材3と各保護板材 4,5との間、各保護板材4,5と表層材6,7との間および、これら積層体と 周壁材8との間は、それぞれ接着剤により接合されて一体化されている。
【0010】 芯材3は、発泡スチロールのような軽量な硬質発泡材で形成されるもので、マ ット本体1の厚みに対して1/2程度の十分な厚みに設定される。この芯材3は ベッド用マットを軽量となすだけでなく、ベッド用マットとしての厚手の形態を 整え、マット全体の変形を防ぐ機能がある。この芯材3には上下に貫通しかつ表 裏面に開口する多数の通気孔9が開設され、これによりマット本体1内に湿気が 停滞するのを防止する。
【0011】 表側の保護板材4は、容易に変形しない強靭な厚さ数ミリ程度の圧縮合板が用 いられ、人体の荷重が芯材3に無理に作用して芯材3が破損されるのを防止する と共に、表層材6の弾性変形に対して身体の沈込みを防止する。この保護板材4 としては、十分な強度を有するのであれば、前記の圧縮合板以外に、合成樹脂製 の波板なども使用できる。
【0012】 裏側の保護板材5は、表側の保護板材4と同様、芯材3を保護するためのもの で、マットの上下が決まっていることから、強度は大きくはないが、軽量かつ吸 湿機能のあるダンボール紙が用いてある。
【0013】 表側の表層材6は、この実施例の場合、異なる種類のクッション材を3層に重 ねた構造のもので、最下層をなす第1のクッション層10と、最上層をなす第2 のクッション層11と、中間層をなす第3のクッション層12とで構成されてい る。
【0014】 第1のクッション層10は、軟質ウレタンフォームのような柔軟かつ通気性の ある軟質クッション材で形成されるもので、荷重に対して十分に弾性変形して身 体に強いクッション性を与える。
【0015】 第2のクッション層11は、半硬質ウレタンフォームのような弱めのクッショ ン性と適度な硬さを併有しかつ通気性を有する半硬質のクッション材で形成され るもので、荷重に対してわずかに弾性変形して身体を支持する。このクッション 材として例えばポリエーテル,ゴム等を主原料とするラバタンH(商品名、東洋 護謨化学工業株式会社製)などが好適であり、その表面全体には凹凸面13が形 成されている。この凹凸面13の各突部14は、図4に示すような硬化部15を 備えており、この硬化部15は、突部14の先端にゴム系液を含浸させた後、 100℃程度で加熱することによりゴム系液を加硫化して固化したものである。 この硬化部15の存在により荷重に対して突部14が押し潰されず、身体は点接 触状態で支持されるため、身体とクッション材との間に間隙が生じて通気性が良 好となり、また身体に対して指圧力を作用させることができる。
【0016】 第3のクッション層12は、ウレタンチップを加熱状態で押し固めた構造のク ッション材で形成されるもので、中程度のクッション性で身体を支持すると共に 、表層材6の強度を補強する。
【0017】 裏側の表層材7および周壁材8は、前記第1のクッション層10と同様の材料 、すなわち軟質ウレタンフォームのような柔軟かつ通気性のある軟質クッション 材で形成されるもので、表層材6は荷重に対して十分に弾性変形して身体に強い クッション性を与え、また周壁材8はマット本体の積層構造を周囲から保護する 。
【0018】 図5は、この考案の他の実施例を示し、マット本体1の表側の表層材6に複数 の永久磁石16を配備したものである。これら永久磁石16は身体に磁力線を作 用させて所定の磁気治療効果を得るためのもので、第2のクッション層11にお ける凹凸面13の凹部位置に接着剤により固定されている。
【0019】 この考案にかかるマットをベッド上に配備し、このマットに薄手の敷布などを 被せた状態で使用に供される。このマット上に人が横たわった場合、主として表 側の表層材6の第1のクッション層10と裏側の表層材7とが適度なクッション 性を与え、第2のクッション層11が身体を支持する。この場合に表側の保護板 材4は芯材3を荷重から保護し、また表層材6の弾性変形に対し身体が不自然な 形に沈み込まないよう自然な体型で支持して安眠を約束する。また芯材3はマッ ト本体1の変形を防止する。
【0020】 また第2のクッション層11には、凹凸面13の各突部14に硬化部15が設 けてあるので、荷重により各突部14が押し潰されることがなく、身体は各突部 14の硬化部15にて点接触状態で支持される。このため人体と第2のクッショ ン層11との間に間隙が生じて通気性や放湿性が良好となり、使用感が向上する 。しかも凹凸面13の各突部14は人体の適所を押圧して指圧作用を付与し、血 行を良好化して健康を増進する。
【0021】 さらに図5に示す実施例では、各永久磁石16より出た磁力線が人体に作用し て、血行を一層良好となすと共に、こりの解消や疲労の回復などに効果がある。 またこのマットを運搬するような場合、マット本体1内には金属部材が用いら れておらず、芯材3として硬質発泡材が用いてあるから、マット全体が軽量化さ れてその取扱がきわめて容易である。また錆や破損の問題が生じず、耐久性に優 れ、また良好な使用感を得ることができる。
【0022】
【考案の効果】
この考案は上記の如く、マット本体の芯材として複数の通気孔が開設された発 泡スチロールを用いると共に、この芯材の表面側に、容易に変形しない板材より 成る保護板材を重ねたから、マット全体を軽量化できると共に、脆弱な芯材が外 力により破損されるのを防止でき、優れた耐久性が得られる。 また芯材の裏面側にはダンボール紙より成る保護板材が重ねてあるから、芯材 の強度的な保護に加えてその吸湿性により湿気を除去できる。 さらに芯材の表面側の保護板材上に軟質のクッション材より成る第1のクッシ ョン層が設けてあるから、適度のクッション性が確保され、さらにその上に凹凸 面を有する半硬質のクッション材より成る第2のクッション層が設けてあるから 、第1のクッション層による身体の沈込みが防止されると共に、通気性や放湿性 も向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるベッド用マットを
カバーの一部を破断して示した斜面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】マット本体の積層構造を示す各層を破断した斜
面図である。
【図4】第2のクッション層を拡大して示す断面図であ
る。
【図5】この考案の他の実施例にかかるベッド用マット
をカバーの一部を破断して示した斜面図である。
【符号の説明】
1 マット本体 2 カバー 3 芯材 4,5 保護板材 6,7 表層材 9 通気孔 10 第1のクッション層 11 第2のクッション層 13 凹凸面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッション性のあるマット本体の外周全
    体がシート状のカバーで覆われたベッド用マットにおい
    て、 前記マット本体は、十分な厚みを有し高さ方向に貫通す
    る複数の通気孔が開設された発泡スチロールより成る芯
    材と、この芯材を挟んで表裏面に重ねられた保護板材
    と、両保護板材上に重ねられたクッション材より成る表
    層材とで形成されており、 表面側の前記保護板材は、容易に変形しない木製または
    合成樹脂製の板材をもって構成されると共に、裏面側の
    前記保護板材は、ダンボール紙をもって構成され、 表面側の前記表層材は、軟質クッション材より成る第1
    のクッション層上へ、表面に凹凸面を有する半硬質のク
    ッション材より成る第2のクッション層を重ねて形成さ
    れて成る金属部材を内蔵しないベッド用マット。
JP2023493U 1993-03-25 1993-03-25 金属部材を内蔵しないベッド用マット Pending JPH0572255U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004049352A (ja) * 2002-07-17 2004-02-19 Paramount Bed Co Ltd 敷物装置

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JPS5937228U (ja) * 1982-08-31 1984-03-08 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 軸状部品の整列搬送装置

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