JPH0572168A - 電解質分析装置 - Google Patents

電解質分析装置

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Publication number
JPH0572168A
JPH0572168A JP3263207A JP26320791A JPH0572168A JP H0572168 A JPH0572168 A JP H0572168A JP 3263207 A JP3263207 A JP 3263207A JP 26320791 A JP26320791 A JP 26320791A JP H0572168 A JPH0572168 A JP H0572168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calibration
sample
liquid
diluted
solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP3263207A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouji Amita
孝司 網田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3263207A priority Critical patent/JPH0572168A/ja
Publication of JPH0572168A publication Critical patent/JPH0572168A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 校正を簡略化する。 【構成】 測定部2に検体や校正液を希釈して供給し、
また希釈液自体も供給できるように、サンプリングノズ
ル6から分注ポット4に検体又は校正液が供給され、分
注ポットで希釈された検体や校正液又は希釈液自体が測
定部2へ供給される。校正の際には濃度が既知の校正液
をオートサンプラのサンプルカップ12からサンプリン
グノズル6で分注ポット4に分注し、希釈液で希釈して
測定部2へ導き、校正液の電位と希釈液の電位との電位
差を求め、検量線を校正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオン選択電極と比較電
極を備えた測定部に検体を希釈液で希釈して供給する希
釈部を備えて検体の電解質成分を測定する電解質分析装
置に関するものである。このような電解質分析装置は血
液や尿などの体液中の電解質(Na,K,Clなど)を
測定する臨床用分析装置として利用されている。
【0002】
【従来の技術】イオン選択電極は、通常、オフセット電
圧とスパン(検量線の傾き、ネルンストの傾きとも呼
ぶ)がドリフトするため、定期的に校正を行なうことが
不可欠である。通常、スパンを決めるためには濃度の異
なる二種類の校正液を用い、2点間で校正することが必
要である。したがって校正液としては濃度の異なる二種
類の校正液が用意されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】校正液を供給するには
使用者が校正を行ないたいときに校正液をサンプルカッ
プに入れてオートサンプラ上に置くか、又は装置内に二
種類の校正液を自動的に供給する機構を設けるかのいず
れかである。使用者がその都度操作する方法では、操作
が煩雑であり、自動供給機構では二種類の校正液を扱う
ために機構が複雑になるという欠点がある。また、二種
類の校正液を測定しなければならないため、時間がかか
るという問題もある。本発明は校正を簡略化した電解質
分析装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、希釈液には
被測定電解質を一定濃度で含有させ、校正液として一種
類のみの校正液を供給する校正液自動供給機構を設け、
その校正液の測定値と希釈液自体の測定値とから検量線
の傾きを校正する。
【0005】
【作用】検体の測定の際には希釈液で希釈した検体と希
釈液自体とを測定することにより、オフセットのドリフ
トをキャンセルする。校正の際には希釈液で希釈した校
正液と希釈液自身とを測定することにより、スパンの補
正を行なう。希釈液自体の測定は検体の測定ごとに行な
われていることでもあり、校正のために希釈液自体を測
定するとしてもそのために校正時間が延びるということ
はない。校正液は一種類ですむことから、校正時間が短
かくなる。
【0006】
【実施例】図1は一実施例を概略的に表わしたものであ
る。測定部2にはイオン選択電極としてNa測定電極2
a、K測定電極2b、Cl測定電極2c及び比較電極2
dが設けられており、検体、校正液及び希釈液はこれら
の電極に沿って流された後に排出される。測定部2に検
体や校正液を希釈して供給し、また希釈液自体も供給で
きるように、分注ポット4が設けられており、分注ポッ
ト4にはサンプリングノズル6から検体又は校正液が供
給され、希釈液も供給されて、分注ポットで希釈された
検体や校正液又は希釈液自体が測定部2へ供給される。
15はドレイン14につながる排液瓶である。
【0007】分注ポット4に検体、校正液又は希釈液を
分注するために、サンプリングノズル6にはシリンジポ
ンプ8aが接続されており、サンプリングノズル6は分
注ポット4の位置、オートサンプラ10のサンプルカッ
プ12の位置、及びドレイン14の位置の間を移動する
ことができるように支持されている。サンプリングノズ
ル6とシリンジポンプ8aの間の流路には希釈液16が
供給されるように切換え弁18を介して希釈液流路が接
続されている。分注ポット4にはまた、希釈液を供給す
るシリンジポンプ8bが接続されており、分注ポット4
とシリンジポンプ8bの間の流路には切換え弁20を介
して希釈液流路が接続されている。シリンジポンプ8a
と8bはモータ22を備えた駆動機構によって同時に駆
動される。
【0008】次に、図1の実施例の動作について説明す
る。検体測定時はノズル6によりサンプルカップ12か
ら検体を吸引し、シリンジポンプ8aにより分注ポット
4へ希釈液とともに押し出し、分注ポットでシリンジポ
ンプ8bから供給された希釈液で希釈して測定部2へ送
る。希釈倍率はシリンジポンプ8aと8bの容積比によ
り決まる。希釈された検体が測定部2までくると、その
時点の電位を測定する。そのままシリンジポンプ8a,
8bを押し出していくと、やがて測定部2へ流れてくる
のは希釈液のみとなり、そのときの電位も測定する。希
釈液は流路及び測定部2の洗浄も兼ねることになる。
【0009】測定部2の検出信号を記録紙に記録させる
と、例えば図2に示されるようなピークが得られる。そ
の2つのレベルの電位差をΔExとすると、検体の濃度
Cxは次の(1)式により表わされる。
【数1】 ここで、Cdは希釈液の濃度、Dは希釈率、Nはネルン
スト係数である。
【0010】校正の際には濃度が既知の校正液をオート
サンプラのサンプルカップ12からサンプリングノズル
6で分注ポット4に分注し、希釈液で希釈して測定部2
へ導き、検体と同様に測定を行ない、校正液のピーク電
位と希釈液自体の電位を検出し、電位差ΔEを求める。
校正液の濃度Cは次の(2)式により表わされる。
【数2】 (2)式からスパン(ネルンスト係数)Nは次の(3)
式により与えられて、校正が行なわれる。 N=ΔE/log[{(C/Cd)+(D−1)}/D] (3)
【0011】この方式では希釈液の濃度Cd及び希釈率
Dの変動に対しては補償できないが、例えば校正液の濃
度がNaで140(mmol/l)、Kで4.0(mm
ol/l)、Clで100(mmol/l)とし、希釈
液の濃度Cdを校正液の濃度の1/20とし、希釈率D
=21.7とした条件で、希釈液の濃度Cdが±2%変
動した場合を考えてみると、測定値の変動はNaで±
0.2%以下(Naが100〜180の範囲)、Kで±
0.5%以下(Kが2〜8の範囲)、Clで±0.3%
以下(Clが60〜140の範囲)となって測定誤差範
囲内である。希釈率Dが変動した場合についてもほぼ同
様の結果となる。すなわち、希釈率の誤差や希釈液濃度
の誤差は、希釈液自身で希釈することによりある程度キ
ャンセルされるという利点がある。図1の実施例の流路
は一例であり、測定部に検体や校正液を希釈して供給す
る希釈部の流路は図1に限定されるものではない。
【0012】
【発明の効果】本発明の電解質分析装置では、希釈液に
被測定電解質を一定濃度で含有させ、校正液として一種
類のみの校正液を用い、その校正液の測定値と希釈液自
体の測定値とから検量線の傾きを校正するようにしたの
で、手動で校正液を供給するのに比べると操作が簡単で
あり、また校正液が一種類ですむので、二種類の校正液
を自動供給するのに比べて自動供給機構の構造が簡単に
なる。校正液を一種類にしたとしても、希釈液自体に被
測定電解質を含有しているので、二種類の校正液を用い
た場合と精度は変わらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す概略構成図である。
【図2】一実施例による測定結果のプリント例を示す波
形図である。
【符号の説明】
2 測定部 2a Na測定電極 2b K測定電極 2c Cl測定電極 2d 比較電極 4 分注ポット 6 サンプリングノズル 8a,8b シリンジポンプ 10 オートサンプラ 12 サンプルカップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン選択電極と比較電極を備えた測定
    部に検体を希釈液で希釈して供給する希釈部を備えて検
    体の電解質成分を測定する電解質分析装置において、希
    釈液には被測定電解質を一定濃度で含有させ、校正液と
    して一種類のみの校正液を供給する校正液自動供給機構
    を設け、その校正液の測定値と希釈液自体の測定値とか
    ら検量線の傾きを校正することを特徴とする電解質分析
    装置。
JP3263207A 1991-09-13 1991-09-13 電解質分析装置 Pending JPH0572168A (ja)

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JP3263207A JPH0572168A (ja) 1991-09-13 1991-09-13 電解質分析装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62178115A (ja) * 1986-01-30 1987-08-05 株式会社東芝 過電流継電器
JP2010133742A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 A & T Corp 電解質分析方法および電解質分析装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03287063A (ja) * 1990-04-04 1991-12-17 Joko:Kk イオン濃度測定方法

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