JPH0572147B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はテレコントロール装置に関し、たと
えば、第１の電子機器としてのリモートコントロ
ール装置を第２の電気機器としてのテレコントロ
ール装置に電気的に接続して、テレコントロール
装置から入力した暗証番号をリモートコントロー
ル装置の表示器に表示させるようなテレコントロ
ール装置に関する。

［従来の技術］ テレコントロール装置は、遠隔地で電話機のプ
ツシユボタンを操作して、家庭内のビデオテープ
レコーダやルームエアコンや照明器具などを遠隔
的に制御するものである。このようなテレコント
ロール装置でたとえばビデオテープレコーダを制
御する場合、録画時刻やチヤネル番号や録画時間
などを電話機のプツシユボタンから制御コードを
入力すると、入力された制御コードに対応する音
声周波数信号が電話回線を介してテレコントロー
ル装置に送信され、テレコントロール装置ではそ
の音声周波数信号により制御コードを判別し、録
画開始時刻やチヤネル番号や録画時間などをビデ
オテープレコーダに設定する。

しかしながら、ダイヤル式の電話機では、プツ
シユボタンを用いた電話機のようにキー操作によ
り制御コードを入力することができない。そこ
で、このようなダイヤル式の電話機からも制御コ
ードが入力可能なようにリモートコントロール装
置が用いられている。このリモートコントロール
装置は、持ち運び可能に構成されていて、予め制
御しようとする機器の番号などを設定しておく
と、プツシユボタンから入力した制御コードに対
応する音声周波数信号に基づく音と同じ音が発生
されるようになつている。そして、ダイヤル式の
電話機の送話器にリモートコントロール装置から
発生された音声周波数音を入力することにより、
自宅に設置されているテレコントロール装置によ
りビデオテープレコーダなどが制御される。

［発明が解決しようとする問題点］ ところで、リモートコントロール装置には制御
しようとする内容を設定するための設定スイツチ
と、設定スイツチで設定した内容を表示するため
の表示器が設けられている。そして、外出すると
きには、リモートコントロール装置を持ち運ぶ
が、それ以外のときには家庭内に置いておくもの
である。

一方、従来のテレコントロール装置には暗証番
号を設定するための暗証番号設定スイツチと、設
定された暗証番号を表示する表示器とが設けられ
ていた。ところが、暗証番号の設定は、最初に行
なうだけでよく、そうたびたび設定するものでは
ない。にもかかわらず、暗証番号設定のための専
用の表示器をテレコントロール装置に設けること
は無駄であり、コスト的にも高くなつてしまう。
したがつて、暗証番号を設定するときには、リモ
ートコントロール装置をテレコントロール装置に
電気的に接続し、リモートコントロール装置の表
示器に暗証番号を表示できるようにすれば、テレ
コントロール装置に表示器を別個設ける必要はな
くなり、コストを低減できる。それゆえに、この
発明の主たる目的は、本体側で設定した暗証番号
をリモートコントロール装置の表示器に表示でき
るようにして、本体側の表示器を省略してコスト
の低減を図ることができるようなテレコントロー
ル装置を提供することである。

［課題を解決するための手段］ この発明は電話機から電話回線を介して送られ
てきた音声周波数信号に基づいて機器を制御する
テレコントロール装置において、音声帯域内の音
を発生して電話機の送話器に音声周波数信号とし
て入力することにより、テレコントロール装置本
体を制御する携帯自在なリモートコントロール装
置を含み、リモートコントロール装置は、制御す
べき機器を表わす番号を入力するための入力手段
と、入力されたデータを表示するための表示手段
と、テレコントロール装置本体と相互に通信可能
であつて、入力手段から入力された機器を表わす
番号と、テレコントロール装置から送られてくる
データとを表示手段に表示する第１の制御手段と
を含み、テレコントロール装置本体は、暗証番号
を設定するための暗証番号設定手段と、リモート
コントロール装置が接続されたとき、相互に通信
可能であつて、暗証番号設定手段によつて設定さ
れた暗証番号を第１の制御手段を介して表示手段
に表示する第２の制御手段とを備えて構成され
る。

［作用］ この発明のテレコントロール装置は、リモート
コントロール装置とテレコントロール装置本体と
を電気的に接続したとき、テレコントロール装置
の暗証番号設定手段から設定された暗証番号をリ
モートコントロール装置の表示器で表示すること
によつて、テレコントロール装置側の表示装置を
省略できる。

［発明の実施例］ 第２図はこの発明の一実施例の外観図である。

まず、第２図を参照して、この発明の一実施例
の外観的構成について説明する。テレコントロー
ル装置１の操作面には、電源用表示器１３と暗証
番号設定スイツチ１５とが設けられている。ま
た、テレコントロール装置１には、リモートコン
トロール装置２を装着できるように装着部１８が
形成されている。リモートコントロール装置２
は、表示器２２と制御内容設定スイツチ２３とが
設けられている。この制御内容設定スイツチ２３
はテレコントロール装置によつて制御されるビデ
オテープレコーダやルームエアコンや照明器具な
どの制御内容を設定するためのものである。この
リモートコントロール装置２をテレコントロール
装置１の装着部１８に装着することにより、暗証
番号設定スイツチ１５で設定された暗証番号がリ
モートコントロール装置２の表示器２２に表示さ
れる。

第１図はこの発明の一実施例の概略ブロツク図
である。

次に、第１図を参照して、この発明の一実施例
の電気的構成について説明する。テレコントロー
ル装置１はマイクロコンピユータ１１と電話回線
インターフエイス１２と電源用表示器１３と制御
インターフエイス１４と暗証番号設定スイツチ１
５とを含む。電話回線インターフエイス１２は電
話回線に接続されていて、利用者がリモートコン
トロール装置２により制御コードを示す音声周波
数音を電話機の送話器に入力したとき、その音声
周波数音に基づく信号により制御コードを識別
し、その制御コードをマイクロコンピユータ１１
に与えるものである。電源用表示器１３はテレコ
ントロール装置１に電源の供給されていることを
表示するものである。

制御インターフエイス１４は前述の制御コード
に基づいて、この制御対象機器３を制御するもの
である。暗証番号設定スイツチ１５はマイクロコ
ンピユータ１１に暗証番号を設定するものであ
る。さらに、第２図に示したリモートコントロー
ル装置２の装着部１８に関連して、接点１６，１
７が設けられている。そして、リモートコントロ
ール装置２を装着部１８に装着したとき、接点１
６，１７はリモートコントロール装置２の接点２
６，２７に電気的に接続される。

リモートコントロール装置２はマイクロコンピ
ユータ２１と表示器２２と制御内容設定スイツチ
２３とを含んで構成される。なお、リモートコン
トロール装置２は制御内容設定スイツチ２３によ
つて設定された制御内容を示す音声周波数音を発
生する手段を内蔵しているが、この第１図では省
略している。

第３図はこの発明の一実施例の具体的な動作を
説明するためのフロー図である。

次に、第１図ないし第３図を参照して、リモー
トコントロール装置２をテレコントロール装置１
の装着部１８に装着し、テレコントロール装置１
で暗証番号を設定する動作について説明する。ま
ず、リモートコントロール装置２をテレコントロ
ール装置１の装着部１８に装着し、リモートコン
トロール装置２の接点２６，２７をテレコントロ
ール装置１の接点１６，１７に電気的に接続させ
る。そして、暗証番号設定スイツチ１５を操作し
て暗証番号を入力する。マイクロコンピユータ１
１は暗証番号設定スイツチ１５が操作されたこと
に応じて、暗証番号設定モードになつたことを示
す信号を、接点１６，２６を介してリモートコン
トロール装置２のマイクロコンピユータ２１に知
らせるとともに、暗証番号設定スイツチ１５で設
定された暗証番号をマイクロコンピユータ２１に
与える。応じて、マイクロコンピユータ２１はテ
レコントロール装置１から送られてきた暗証番号
をメモリ（図示せず）に記憶するとともに、表示
器２２に表示する。マイクロコンピユータ２１は
表示器２２に暗証番号を表示した後、その暗証番
号を、接点２７，１７を介してテレコントロール
装置１のマイクロコンピユータ１１に送り返す。
マイクロコンピユータ１１は送り返されてきた暗
証番号を図示しないメモリに記憶する。

この一連の動作によつて、マイクロコンピユー
タ１１に暗証番号が設定される。暗証番号を設定
した後、リモートコントロール装置２を装着部１
８から取り外し、外出先でリモートコントロール
装置２より、暗証番号と制御内容設定スイツチ２
３で設定された制御内容を示す音声周波数音を発
生させ、電話機の送話器に入力する。その音声周
波数音に基づく信号は電話回線を介してテレコン
トロール装置１の電話回線インターフエイス１２
に与えられる。電話回線インターフエイス１２は
その音声周波数信号に基づいて、暗証番号と制御
内容を示す制御コードを判別してマイクロコンピ
ユータ１１に与える。マイクロコンピユータ１１
は送られてきた暗証番号がメモリに記憶している
暗証番号と一致しているか否かを判別し、一致し
ていれば制御内容を示す制御コードに基づいて、
制御対象機器３を制御する。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、リモートコ
ントロール装置をテレコントロール装置本体に電
気的に接続したとき、テレコントロール装置本体
で設定された暗証番号をリモートコントロール装
置の表示器に表示することにより、テレコントロ
ール装置側に表示器を設ける必要がなくなり、コ
ストを低減できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の概略ブロツク図
である。第２図はこの発明の一実施例の外観図で
ある。第３図はこの発明の一実施例の具体的な動
作を説明するためのフロー図である。 図において、１はテレコントロール装置、２は
リモートコントロール装置、１１，２１はマイク
ロコンピユータ、１２は電話回線インターフエイ
ス、１３は電源用表示器、１４は制御インターフ
エイス、１５は暗証番号設定スイツチ、１６，１
７，２６，２７は接点、１８は装着部、２２は表
示器、２３は制御内容設定スイツチを示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 電話機から電話回線を介して送られてきた音
   声周波数信号に基づいて機器を制御するテレコン
   トロール装置において、 音声帯域内の音を発生して前記電話機の送話器
   に音声周波数信号として入力することにより、前
   記テレコントロール装置本体を制御する携帯自在
   なリモートコントロール装置を含み、 前記リモートコントロール装置は、 制御すべき機器を表わす番号を入力するための
   入力手段と、 前記入力手段から入力されたデータを表示する
   ための表示手段と、 前記テレコントロール装置本体と相互に通信可
   能であつて、前記入力手段から入力された機器を
   表わす番号と、前記テレコントロール装置から送
   られてくるデータとを前記表示手段に表示する第
   １の制御手段とを含み、 前記テレコントロール装置本体は、 暗証番号を設定するための暗証番号設定手段
   と、 前記リモートコントロール装置が接続されたと
   き、相互に通信可能であつて、暗証番号設定手段
   によつて設定された暗証番号を前記第１の制御手
   段を介して前記表示手段に表示させる第２の制御
   手段とを備えたことを特徴とする、テレコントロ
   ール装置。