JP2584269B2

JP2584269B2 - リモコン送信器

Info

Publication number: JP2584269B2
Application number: JP63035669A
Authority: JP
Inventors: 賢治吉田; 亜佳未小原
Original assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Current assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Priority date: 1988-02-18
Filing date: 1988-02-18
Publication date: 1997-02-26
Anticipated expiration: 2012-02-26
Also published as: JPH01212094A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明はテレビジョン受像機等に好適なリモコン送信
器に関し、特に学習機能を有するリモコン送信器に関す
る。

（ロ）従来の技術従来、TV受信機、VTR、ビデオデイスク等の電子機器
は夫々、専用のリモコン送信器により制御されていた。
このため、機器の数が増えるとリモコン送信器の数も増
え、操作が非常に不便であった。

この問題を解決するために特開昭60−254898号公報
（H 04Q 9/00）の如き学習機能を有するリモコン送信器
が提案されている。このリモコン送信器は、例えば第３
図に示す様な構成となっている。

同図において、（１）は被制御機器（２）に付属さ
れ、所定周波数の赤外線搬送波を変調したリモコン信号
によりこの被制御機器を制御する第１リモコン送信器、
（３）は学習機能付の第２リモコン送信器である。この
第２リモコン送信器は学習モード時、前記第１リモコン
送信器からのリモコン信号を受信する赤外線受信部（3
1）、この赤外線受信部で受信したリモコン信号を解読
するリモコンコード解読部（41）、このリモコンコード
解読部で解読され圧縮されたデータが格納されるメモリ
ー部（32）、キー操作部（33）、このキー操作部の押下
したキーを表示したり操作状態を表示したりする表示部
（34）、この表示部を制御する表示制御部（42）、送信
モード時、キー操作に応じて前記メモリー部（32）より
読み出したデータをパルスコードに復号するパルスコー
ド復号部（43）及びこのパルスコードを赤外線のリモコ
ン信号として外部へ送信するリモコン信号送信部（35）
とで構成される。尚、リモコンコード解読部（41）、表
示コントロール部（42）及びパルスコード復号部（43）
はマイクロコンピュータ（以下マイコンと称す）（４）
に内蔵されている。

上述のリモコン送信器の操作について説明する。ま
ず、第２リモコン送信器（３）の学習キーを押して学習
モードとする。次に第１リモコン送信器（１）の学習す
べきキーと、第２リモコン送信器（３）の学習させるキ
ーとを同時に押す。すると、第１リモコン送信器（１）
からのリモコン信号は赤外線受光部（31）で受信され、
リモコンコード解読部（41）で解読される。この解読さ
れたデータはメモリ一部（32）内の操作キーに対応する
部分に格納される。以上の操作を第１リモコン送信器の
各キーについて全て行なうと、学習モードが完了する。

そして、第２リモコン送信器（３）を送信モードにし
て、各操作キーを操作すると、第１リモコン送信器
（１）に代って被制御機器（２）を制御することが可能
となる。

しかしながら、上述の従来例では学習モード時に両リ
モコン送信器の対応するキーを夫々同時に押圧させなけ
ればならず操作が煩わしかった。

（ハ）発明が解決しようとする課題本発明は上述の点に鑑み為されたものであり、学習モ
ード時に学習機能を有する第２リモコン送信器側の操作
キーを押圧する必要のないリモコン送信器を提供するも
のである。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は次に学習すべき機能を表示部に表示すると共
に、この表示の後に学習すべきリモコン送信器からのリ
モコン信号を受信し、このリモコン信号を前記表示した
機能の操作キーに対応するアドレスのメモリー部に記憶
してなる。

（ホ）作用本発明は学習すべき機能を表示する表示部と、所定の
順序で機能を順次表示するように前記表示部を制御する
表示制御部と、この表示制御部からの制御信号により前
記メモリー部へのリモコン信号の記憶を制御するメモリ
ー制御部とを備える。

（ヘ）実施例以下、図面に従い本発明の一実施例を説明する。

第１図は本実施例におけるリモコン送信器の平面図、
第２図はリモコン送信器の機能ブロック図であり、第３
図と同一部分には同一符号を付し説明を省略する。

第１図において、（３′）は第２リモコン送信器であ
り、（34）は液晶による表示部、（3a）はテレビ、ビデ
オ等学習すべき機能モードを選択する機器モード選択キ
ー、（3b）は学習モードが送信モードかを選択するモー
ド選択スイッチ、（3c）はAV機器において最低限の機能
として必要と思われるモードに対応した基本機能キー、
（3d）は学習モード時、前記基本機能キーのうち記憶し
ない場合に操作するネクストキー、（3e）は前記基本機
能キーとは別に最大12種類の任意の機能の記憶が可能な
任意機能キーである。

また、第２図において、本実施例の特徴はマイコン
（４′）内にメモリー制御部（44）及び機能モード制御
部（45）の機能を備えると共に表示制御部（42）は予め
定められた順序で基本機能を順次表示する様に表示指令
信号を出力するようにした点である。

次に本実施例のリモコン送信器の操作について説明す
る。

まず、機器モード選択キー（3a）で学習すべき機能の
モード、例えばビデオ１を選択する。ビデオ１を選択す
ると、表示制御部（42）は表示部（34）をこの選択され
たモードを表示する様制御する。

次に、モード選択スイッチ（3b）で学習モードを設定
する。すると、表示部（34）には学習すべきキーの機能
が表示される。例えばまず“デンゲン”と表示される。
そして、第１リモコン送信器（１）の電源キーを押圧す
るとリモコンコード解読部（41）で受信されたリモコン
信号が解読され、リモコン信号と判別された場合、表示
制御部（42）へ信号を出力し、該表示制御部は表示部
（34）を制御して“デンゲンOK"と表示せしめる。そし
て、メモリー制御部（44）では前記表示制御部からの制
御信号を受けて電源キーに対応するデータをメモリー部
（32）の所定アドレスに書き込む。

一方、前記リモコンコード解読部（41）でリモコン信
号とは判別されなかった場合、“デンゲンX"及び“モウ
イチトオス”と表示され、メモリー部（32）への書込み
は行なわれない。

そして、再度、前記電源キーを押圧してリモコン信号
と判断されると前記メモリー部（32）にデータが書込ま
れ、表示部（34）には次に学習すべきキーの機能が表示
される。そして、この表示に従い、上述と同一の手順で
書込みを繰返すと前記基本機能キーに対応する全ての機
能の学習が完了する。引き続いて、表示部（34）には
“メモリ1"と表示され、更に学習したい機能があれば、
上述の手順と同一方法により任意機能キー（3e）の１〜
12まで順次に対応して記憶させることが可能である。

また、全ての学習が完了すると、機器モード選択キー
（3a）で他の機器モードを選択することにより、同様に
他の機器の機能を学習することが可能である。

そして、学習モードを終えたい場合は、モード選択ス
イッチ（3b）を送信側に切換えることにより送信モード
とすることができる。

次に、送信モードの説明をする。送信モードにおい
て、任意の機能モード選択キー（3b）を選択、例えばビ
デオ１を選択すると、表示制御部（42）へは“ビデオ1"
を表示する様な制御信号が供給され、表示部（34）に
“ビデオ1"と表示される。同時に機器モード制御部（4
5）からメモリー制御部（44）へ制御信号が供給され、
以後、メモリー部（32）からはビデオ１に関するデータ
のみを読み出す様にメモリー制御部（44）を制御する。
そして、基本機能キー（3c）或いは任意機能キー（3e）
の特定のキーを操作すると、メモリー制御部（44）はメ
モリー部（33）から前記キーに対応するデータを読み出
す様に制御される。読み出されたデータはパルスコード
復号部（43）でパルスコードに復号され、更にリモコン
信号送信部（35）で赤外線を変調し、これをリモコン信
号として送信し、被制御機器（２）を制御する。

（ト）発明の効果上述の如く本発明に依れば、学習モード時、学習機能
を有する第２リモコン送信器の表示部に、学習すべき第
１リモコン送信器の機能が順次表示案内されこの表示案
内に従って前記第１リモコン送信器の操作キーのみを押
圧してゆくことにより前記第２リモコン送信器内に記憶
することができるため、学習操作が非常に簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるリモコン送信器の平
面図、第２図は同機能ブロック図である。第３図は従来のリモコン送信器の機能ブロック図であ
る。（１）……第１リモコン送信器、（２）……被制御機
器、（３）（３′）……第２リモコン送信器、（４）
（４′）……マイコン、（42）……表示制御部、（44）
……メモリー制御部、（45）……機器モード制御部、
（34）……表示部、（3a）……機器モード選択キー、
（3b）……モード選択スイッチ、（3c）……基本機能キ
ー、（3d）……ネクストキー、（3e）……任意機能キ
ー。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】学習モードにおいて、学習すべきリモコン
送信器からのリモコン信号を受信し、メモリー部に記憶
すると共に、送信モードにおいて機能キーの操作により
前記メモリー部からデータを読み出して前記リモコン信
号を送信するリモコン送信器において、学習すべき機能を表示する表示部と、所定の順序で機能
を順次表示するように前記表示部を制御する表示制御部
と、この表示制御部からの制御信号により前記メモリー
部へのリモコン信号の記憶を制御するメモリー制御部と
を備え、前記学習モード時、次に学習すべき機能を表示
部で表示すると共に、この表示の後に前記リモコン信号
を受信し、このリモコン信号を前記表示した機能の操作
キーに対応するアドレスのメモリー部に記憶することを
特徴とするリモコン送信器。