JPH057205U - 内視鏡プローブ - Google Patents

内視鏡プローブ

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JPH057205U
JPH057205U JP6269791U JP6269791U JPH057205U JP H057205 U JPH057205 U JP H057205U JP 6269791 U JP6269791 U JP 6269791U JP 6269791 U JP6269791 U JP 6269791U JP H057205 U JPH057205 U JP H057205U
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sensor
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endoscope probe
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元郎 今泉
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】内視鏡プローブの超音波センサを、ワイヤを用
いて回転させる場合、このセンサを容易に回転させるこ
とができると共に、ワイヤの切断防止あるいはワイヤの
操作性を良好にした内視鏡プローブを提供する。 【構成】超音波を発して体腔内所望部位を検査するため
のセンサをプーリ上に載置、固定して回転自在に収納す
るセンサ部と、センサ部に隣接して配設されるワイヤ導
入部、ワイヤ導入部に隣接して配設される屈曲可能なわ
ん曲部およびわん曲部に隣接して配設される操作部とを
備える内視鏡プローブにおいて、内視鏡プローブ内に配
設されるワイヤガイドは、センサを回転駆動するように
一端側がプーリに巻回され、他端側が操作部に固定され
るワイヤを摺動自在に収納すると共に、その一端側先端
部をワイヤ導入部の端面から突出するように配設した内
視鏡プローブである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、患者の体腔内の状態を検査するための内視鏡プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、患者の体腔内所望部位の状態を検査するために、例えば超音波センサを 備えた内視鏡プローブが頻繁に用いられている。この超音波センサを備えた従来 の内視鏡プローブは、第3図に示すように、超音波を発して体腔内所望部位を検 査するためのセンサ20をプーリ21上に載置、固定して回転自在に収納する先 端のセンサ部22、このセンサ部22内のセンサ20を回転駆動するのに用いら れるワイヤ23を、センサ部22内へ導入するためにセンサ部22に隣接して設 けられるワイヤ導入部24、このワイヤ導入部24に隣接して設けられる屈曲可 能なわん曲部25、このわん曲部25およびワイヤ23を介してセンサ部22内 のセンサ20等の動作を遠隔操作するためのノブ(図示せず)を備えた末端の操 作部26を具備している。
【0003】 ここで、センサ部22、導入部24、わん曲部25および操作部26を通って 配設されるワイヤ23は、例えば2対配設されており、一対のワイヤ23は、上 記したセンサ部22のセンサ20を回転駆動するために用いられ、他の対のワイ ヤ23は、可撓性の材料から構成されるわん曲部25の屈曲作動に用いられてい る。上記した一対のワイヤ23の一端側先端部はワイヤ導入部24に設けられた 一対の離間したワイヤ挿通用孔27を通ってプーリ21に巻回され、その他端側 末端部は操作部26側に固定され、センサ20を回転駆動する際に用いられる。 他の対のワイヤ23は、それぞれ一端側がわん曲部25の所定位置に固定され、 他端側が操作部26に固定されて、わん曲部25を屈曲可能としている。
【0004】 この時、第3図からも理解できるように、ワイヤ導入部24において小さい間 隔で離間された対のワイヤ挿通用孔27と、これを通ってワイヤ23が巻回され る大きい径のプーリ21との間でワイヤ23を巻回する際、段差状態が生じるこ とになる。この段差状態のためにワイヤ導入部24においてワイヤ23とワイヤ 挿通用孔27との間でこすれ、摩擦等が生じ、ワイヤ23が切断したり、操作部 26におけるノブ操作性が悪くなるという問題を生じている。さらにワイヤ導入 部24に、細い孔のワイヤ挿通用孔27を穿設することは加工上難しく、加工コ ストも増大するという問題を生じている。
【0005】 しかも、最近、このような内視鏡プローブは、患者の苦痛を和らげるために、 一層の小型化が求められており、その結果、患者の体腔内に挿入されるわん曲部 25の幅を狭く、すなわち対のワイヤの幅を狭くすることが望まれるが、しかし センサ20の回転駆動を容易にするためには、必要なトルクを得ることができる ようにある程度のプーリ径が必要であり、上記した段差状態を解消することは困 難である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
したがって本考案の目的は、内視鏡プローブのセンサ部内において、小さい間 隔で配置される対のワイヤを、センサが載置、固定された大きい径のプーリに巻 回してセンサを回転駆動させる際、センサを容易に回転駆動することができると 共に、ワイヤ挿通用孔とワイヤとの間のこすれ、摩擦等を減少させ、ワイヤの切 断防止あるいは操作部におけるノブ操作性を良好にすることができる内視鏡プロ ーブを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本考案に係わる内視鏡プローブによって達成される。すなわち、 要約すれば、本考案は、超音波を発して体腔内所望部位を検査するためのセンサ をプーリ上に載置、固定して回転自在に収納するセンサ部と、このセンサ部に隣 接して配設されるワイヤ導入部、このワイヤ導入部に隣接して配設される屈曲可 能なわん曲部およびこのわん曲部に隣接して配設される操作部とを備える内視鏡 プローブにおいて、この内視鏡プローブ内に配設されるワイヤガイドは、前記セ ンサを回転駆動するように一端側が前記プーリに巻回され、他端側が操作部に固 定されるワイヤを摺動自在に収納すると共に、その一端側先端部を前記ワイヤ導 入部の端面から突出するように配設したことを特徴とする内視鏡プローブである 。
【0008】
【作用】
本考案によれば、ワイヤガイドからのワイヤをプーリに巻回して、ワイヤを作 動させることによりプーリ上に載置されたセンサを回転駆動する際、ワイヤガイ ドの先端部はセンサ部内にて、ワイヤ導入部の端面から突出させられており、し かもワイヤガイドは可撓性を有しているから、ワイヤガイドがバネのような作用 を行い、自由な角度で曲げられ得るので、ワイヤがワイヤガイドとこすれ等によ り摩擦力を生じても、この摩擦力は、極めて効果的に吸収され、この摩擦力は最 少限となるように抑制される。したがって、ワイヤが切断したり、あるいは操作 部におけるノブ操作性が悪くなるというようなことを防止することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を、その一実施例に基づいて添付図面を参照しつつ説明する。 図1は、本考案による内視鏡プローブの一実施例の概略説明図である。
【0010】 図1を参照すると、概略的に示された内視鏡プローブ1が示されており、この 内視鏡プローブ1は、先端部に略卵型のセンサ部2を備え、このセンサ部2内に は、軸および軸受け等(図示せず)を用いて回転自在にされたプーリ3が配設さ れている。このプーリ3上には、超音波を発して体腔内所望部位を検査するため のセンサ4が載置、固定されている。
【0011】 センサ部2に隣接して設けられるほぼ円環状のワイヤ導入部5は、以下に述べ るワイヤをセンサ部2内に導入するためのものであり、その外周には螺子部が設 けられており、このワイヤ導入部5を受容するセンサ部2のワイヤ導入部受容部 分6の内周にも、螺子部が設けられており、この螺子部とワイヤ導入部5の外周 の螺子部とが螺合により、センサ部2とワイヤ導入部5とが固着されている。ま た、内視鏡プローブ1には、例えば可撓性を有する樹脂材料等から構成され、屈 曲可能にされたわん曲部7がワイヤ導入部5に隣接して設けられると共に、図示 しないノブを備えた末端の操作部8がわん曲部7に隣接して設けられている。な お、センサ部2、ワイヤ導入部5、わん曲部7および操作部8を通って、上述し たワイヤ9を摺動自在に収納するワイヤガイド10が、例えば2対挿通されてい る。このワイヤガイド10は、第1図に示されるように、例えば金属細線を螺旋 状に蜜に巻回して形成されたコイルばね状のものとされ、一対のワイヤガイド1 0は、センサ部2のセンサ4を回転駆動するために用いられ、他の対のワイヤガ イド10は、可撓性を有するわん曲部7の屈曲作動に用いられるものである。
【0012】 ここでワイヤガイド10についてさらに述べると、第1図から明らかなように 、一対のワイヤガイド10の一端側先端部は、センサ部2内に向かってワイヤ導 入部5の端面から突出して配置されると共に、このワイヤガイド10はワイヤ導 入部5の内周において、離間した2点で、例えばハンダ付け等により固着されて おり、その他端側末端部は操作部8側に固定されている。
【0013】 そして、ワイヤ9はワイヤガイド10内を通って、その一端側で、センサ4を 載置、固定しているプーリ3に巻回され、その他端側で、操作部8側に固定され 、操作部8のノブ操作によってワイヤ9を作動させることにより、センサ4の回 転駆動を可能にしている。また、他の対のワイヤガイド10に収納されたワイヤ 9は、それぞれ一端側が、わん曲部7の所定位置に固定され、他端側が、操作部 8側に固定されており、操作部8のノブ操作を行うことによって屈曲可能とされ ている。
【0014】 このようになる上記実施例の作用を以下に述べる。 いま、上記のような構成になる内視鏡プローブのセンサ4を回転駆動する場合 、すなわち操作部8のノブ操作によりワイヤ9を作動させて、プーリ3を回転駆 動させ、その結果プーリ3上に載置、固定されたセンサ4を回転駆動する場合、 第1図からも理解されるように、ワイヤガイド10の一端側先端部はセンサ部2 内にて、ワイヤ導入部5の端面から突出させられており、しかもワイヤガイド1 0は可撓性を有しているから、プーリ3上のセンサ4を回転駆動させる際に作動 されるワイヤ9がワイヤガイド10とこすれ等により摩擦力を生じても、この摩 擦力は最少限に抑制される。というのは、ワイヤ9を作動させてプーリ3を回転 駆動させる際、ワイヤ9とワイヤガイド10との間で大きな摩擦力が発生しても 、ワイヤ導入部5の端面から可撓性のワイヤガイド10が突出しており、この突 出した部分のワイヤガイド10がバネのような作用を行い、自由な角度で曲げら れ得るので、この発生した摩擦力は、極めて効果的に吸収されるからである。し たがって、本考案の上記実施例では、従来のようにワイヤ導入部に穿設されたワ イヤ挿通用孔とワイヤとの間で激しいこすれが起きたり、大きな摩擦力を生じる ことがない。その結果、ワイヤ9が切断したり、あるいは操作部8におけるノブ 操作性が悪くなるというような問題を生じることがない。
【0015】 次に、本考案の他の実施例を述べる。 ここで述べる実施例は、第1図に示す実施例とほぼ同様であるが、第1図に示 す実施例と異なる部分は、用いられるワイヤガイドが異なるものであり、それゆ え第1図と同様な部分の説明は省略する。この実施例で用いられるワイヤガイド 10aの先端部分が第2図に示されており、この第2図は、第1図のワイヤ導入 部5の部分に相当するものである。
【0016】 第2図に示されているように、ワイヤガイド10aの一端側先端部は、第1図 に示す実施例と同様に、ワイヤ導入部5の端面から突出して配置されると共に、 ワイヤガイド10aはワイヤ導入部5の内周において、離間した2点で、例えば ハンダ付け等により固着されており、その他端側末端部は操作部8側に固定され 、このワイヤガイド10a内には、上記した実施例と同様にワイヤ9が挿入され ている。ここで、ワイヤガイド10aの一端側先端部は、第2図に示すように、 ワイヤ導入部5の端面から突出している部分において、ワイヤ9が挿入される先 端径が大きくされている。これによって、ワイヤ9の作動の自由度をさらに大き くすることができ、ワイヤ9とワイヤガイド10とのこすれ等による摩擦力をさ らに抑制することができる。
【0017】 なお、上記実施例では、ワイヤガイド10、10aをセンサ部2、ワイヤ導入 部5、わん曲部7および操作部8の全長にわたって配設する場合について述べた が、本考案は上記実施例に限るものではなく、所定長さに形成したワイヤガイド 10、10aをセンサ部2、導入部5、わん曲部7および操作部8の好適箇所に 適宜、配設してワイヤ9をガイドするようにしても良いことはもちろんのことで ある。
【0018】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の内視鏡プローブによれば、ワイヤガイドか らのワイヤをプーリに巻回して、ワイヤを作動させることによりプーリ上に載置 されたセンサを回転駆動する際、ワイヤガイドの先端部はセンサ部内にて、ワイ ヤ導入部の端面から突出させられており、しかもワイヤガイドは可撓性を有して いるから、ワイヤガイドがバネのような作用を行い、自由な角度で曲げられ得る ので、ワイヤがワイヤガイドとこすれ等により摩擦力を生じても、この摩擦力は 、極めて効果的に吸収され、この摩擦力は最少限となるように抑制される。した がってワイヤが切断したり、あるいは操作部におけるノブ操作性が悪くなるとい うことを防止することができ、さらに、ワイヤ挿通用孔を穿設する必要がなく、 加工コストの増大を防止することができるという効果を奏する。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による内視鏡プローブの一実施例の概略
説明図である。
【図2】本考案による内視鏡プローブの他の実施例の概
略部分説明図である。
【図3】従来の内視鏡プローブの一例の概略説明図であ
る。
【符号の説明】
1:内視鏡プローブ、 2:センサ部 3:プーリ、 4:センサ 5:ワイヤ用導入部、 7:わん曲部 8:操作部、 9:ワイヤ 10、10a:ワイヤガイド部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】超音波を発して体腔内所望部位を検査する
    ためのセンサをプーリ上に載置、固定して回転自在に収
    納するセンサ部と、このセンサ部に隣接して配設される
    ワイヤ導入部、このワイヤ導入部に隣接して配設される
    屈曲可能なわん曲部およびこのわん曲部に隣接して配設
    される操作部とを備える内視鏡プローブにおいて、この
    内視鏡プローブ内に配設されるワイヤガイドは、前記セ
    ンサを回転駆動するように一端側が前記プーリに巻回さ
    れ、他端側が操作部に固定されるワイヤを摺動自在に収
    納すると共に、その一端側先端部を前記ワイヤ導入部の
    端面から突出するように配設したことを特徴とする内視
    鏡プローブ。
JP1991062697U 1991-07-12 1991-07-12 内視鏡プローブ Expired - Lifetime JP2564627Y2 (ja)

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JP2564627Y2 JP2564627Y2 (ja) 1998-03-09

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Citations (5)

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