JP2002125918A - 内視鏡スコープおよび内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡スコープおよび内視鏡装置

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JP2002125918A JP2000328876A JP2000328876A JP2002125918A JP 2002125918 A JP2002125918 A JP 2002125918A JP 2000328876 A JP2000328876 A JP 2000328876A JP 2000328876 A JP2000328876 A JP 2000328876A JP 2002125918 A JP2002125918 A JP 2002125918A
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angle
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wire
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Masayuki Oyatsu
昌行 大谷津
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡スコープおよび内視鏡装置の先端湾曲
操作の際に、牽引する側と反対側に引き出されたプーリ
ワイヤが過度に回転してプーリワイヤに座屈や切断等が
生ずる不都合を防止する。 【解決手段】 アングル操作ノブの回転操作に応じて回
転することで、プーリワイヤ22a,22bを巻装する
かたちで牽引するプーリ23に対して、該プーリ23の
回転軸23aに沿った所定長さの切り欠き部29を設け
る。そして、この切り欠き部29に対して、アングルワ
イヤ22a,22bの各ストッパ27a,27bを摺動
自在に設ける。これにより、アングル操作に応じてたわ
もうとするプーリワイヤのたわみ分を切り欠き部29に
より吸収することができるため、プーリワイヤの座屈や
切断等を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用や工業用の
内視鏡スコープおよび内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に先端部に湾曲部を有する内視鏡装
置は、可撓管内に一対のアングルワイヤが挿通されてい
る。このアングルワイヤの一端は、可撓管先端に取付け
られた湾曲部の先端に取付けられ、他端は操作部内に設
けられたジョイントに連結されている。このジョイント
の反対側にはプーリワイヤの一端が連結されており、さ
らにそのプーリワイヤの他端がプーリに連結されてい
る。
【0003】このような内視鏡装置は、操作部のアング
ル操作ノブを操作(先端湾曲操作)してプーリを回動さ
せることにより、いずれか一方のプーリワイヤをプーリ
に対して巻装させてプーリワイヤを牽引し、ジョイント
を介してアングルワイヤを牽引して湾曲部を湾曲させる
ようになっている。
【0004】ここで、一対のプーリワイヤはそれぞれプ
ーリに対して固定されているため、アングル操作ノブが
先端湾曲操作され、一方のプーリワイヤがプーリに対し
て巻装されると、まず、他方のプーリワイヤにたわみが
生じ、次にこの他方のプーリワイヤが一方のプーリワイ
ヤに追従するかたちでプーリに対して巻装される。そし
て、他方のプーリワイヤとプーリとの連結部分がプーリ
ワイヤの引き出し部を越える以上にアングル操作ノブが
先端湾曲操作されると、この他方のプーリワイヤに座屈
を生じ、或いは切断される不都合を生ずる。
【0005】このため、従来の内視鏡装置は、プーリの
回転角を限定することで、プーリワイヤの過度の回転を
防止し、プーリワイヤの座屈や切断を防止していた。
【0006】或いは、従来の内視鏡装置は、大きめの径
を有するプーリを設け、回転操作量以上の(回転角以上
の)プーリワイヤの牽引量を確保することで、必要なプ
ーリワイヤの牽引量を得ていた。
【0007】また、特公昭62−11852号の特許公
報には、図4(a)に示すような透孔117或いは同図
(b)に示すようなU字形溝118が設けられた板状の
牽引部材116に対してアングルワイヤを摺動自在に挿
通し、例えば他方のアングルワイヤ109にたわみが生
じる際に、図5に示すようにアングルワイヤ109のス
トッパ115が牽引部材116の近傍位置から移動し、
このたるみに相当する分だけ、プーリ110の外周壁と
ガイドカバー114の内周壁との間に形成されたガイド
溝113に沿って他方のアングルワイヤ109を逃がす
ことで、アングルワイヤ108,109のたわみを防止
して座屈や切断等が生ずる不都合を防止すると共に、プ
ーリ110の小径化を図った内視鏡装置が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の内視鏡
装置は、プーリワイヤの過度の回転を防止するために、
プーリの回転角が限定されたものとなっていたため、十
分な先端部の湾曲量を得ることができない問題があっ
た。
【0009】また、従来の内視鏡装置は、必要なプーリ
ワイヤの牽引量を確保するために、大きめの径を有する
プーリが設けられていたため、アングル操作ノブを操作
する際に相当の力(トルク)を必要とし、先端湾曲操作
がスムーズに行えない問題があった。
【0010】また、特公昭62−11852号の特許公
報の内視鏡装置は、アングルワイヤ108,109のた
わみを、プーリ110の外周壁とガイドカバー114の
内周壁との間に形成されたガイド溝113に沿って逃が
すようになっているため、必然的にアングルワイヤ10
8,109がガイド溝113に接触して移動する距離
(長さ)が長くなる。このため、やはり操作部の操作量
によってはアングルワイヤ108,109の接触や擦れ
により、磨耗や座屈、切断等の不都合を生ずる問題があ
った。
【0011】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、プーリの小径化を図っても先端部の十分な湾
曲量を得ることができ、また、プーリワイヤのたわみを
防止することができ、また、先端湾曲操作時における湾
曲操作トルクを低減することができ、簡単な構造で信頼
性の高い動作を得ることができるような内視鏡装置の提
供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の本発明においては、少なくとも
一対のロープ状部材の一端を湾曲部に固定すると共に、
このロープ状部材の他端を、操作者の回転操作に応じて
回転する回転操作部のプーリに固定し、いずれか一方の
ロープ状部材を前記プーリに対して巻装させて牽引する
ことで、前記湾曲部を湾曲操作する内視鏡スコープにお
いて、前記各ロープ状部材の他端にそれぞれ設けられた
係止部材と、前記プーリの略周方向に沿って所定の長さ
分設けられ、前記各係止部材をそれぞれ摺動自在に保持
する切り欠き部とを有することを特徴とする内視鏡スコ
ープをもって解決手段とする。
【0013】また、請求項2に記載の本発明において
は、少なくとも一対のロープ状部材の一端を湾曲部に固
定すると共に、このロープ状部材の他端を、操作者の回
転操作に応じて回転する回転操作部のプーリに固定し、
いずれか一方のロープ状部材を前記プーリに対して巻装
させて牽引することで、前記湾曲部を湾曲操作する内視
鏡装置において、前記各ロープ状部材の他端にそれぞれ
設けられた係止部材と、前記プーリの略周方向に沿って
所定の長さ分設けられ、前記各係止部材をそれぞれ摺動
自在に保持する切り欠き部とを有することを特徴とする
内視鏡装置をもって解決手段とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る内視鏡装置の
好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に
説明する。本発明に係る内視鏡装置は、可撓管を被検体
内に挿入し、この可撓管の先端部に設けられたCCDイ
メージセンサで体腔内を撮影する医用の電子内視鏡装置
に適用することができる。
【0015】この電子内視鏡装置は、内視鏡スコープ
と、この内視鏡スコープが接続される内視鏡本体とで構
成されている。図1はこのような電子内視鏡装置の内視
鏡スコープの平面図である。この図1からわかるように
当該実施の形態の電子内視鏡装置の内視鏡スコープは、
体腔内に挿入される可撓管1と、体腔内に挿入された可
撓管1を操作するための操作部2と、この内視鏡スコー
プを内視鏡本体に接続するための接続部3とを有してい
る。
【0016】可撓管1の湾曲部4は、その内部でアング
ルワイヤ及びプーリワイヤを介して操作部2に接続され
ており(プーリからジョイントまでをプーリワイヤで接
続し、ジョイントから湾曲部4までをアングルワイヤで
接続した構成となっている。(図2参照)、操作部2の
操作に応じて上下左右に屈曲するようになっている。
【0017】また、湾曲部4の先端部5には、図示しな
いCCDイメージセンサ,鉗子口,送気口,吸引口,送
水口,ライトガイド等が設けられており、ライトガイド
を介して照射した光により形成された撮像光をCCDイ
メージセンサで受光して撮像信号を形成し、これを接続
部3を介して内視鏡本体側に設けられたモニタ装置に供
給して体腔内の画像を表示するようになっている。
【0018】また、送気口を介して内視鏡本体から供給
される空気の送気を行い、送水口を介して内視鏡本体か
ら供給される水の送水を行い、吸引口を介して洗浄水等
を吸引して内視鏡本体側に排水し、鉗子口を介して体腔
内に鉗子を挿入してサンプル等の摘出を行うようになっ
ている。
【0019】操作部2は、鉗子を挿入するための鉗子挿
入口6と、アングル操作ノブ7と、送気及び送水を指定
するための送気/送水ボタン8と、吸引を指定するため
の吸引ボタン9と、撮像画像を記録や撮像中の撮像画像
をフリーズを指定するためのコピーボタン10とを有し
ている。
【0020】アングル操作ノブ7としては、湾曲部4を
左右に湾曲操作するための左右アングルノブ11と、湾
曲部4を上下に湾曲操作するための上下アングルノブ1
2とが、同軸上に積層されるかたちで設けられている。
【0021】また、操作部2には、この左右アングルノ
ブ11及び上下アングルノブ12に対応して、左右アン
グルノブ11の操作位置を固定するための左右アングル
用ロックレバー13と、上下アングルノブ12の操作位
置を固定するための上下アングル用ロックレバー14と
が設けられている。
【0022】接続部3は、その内部に送気管,送水管,
吸引管,電源ライン,撮像信号ライン等が納められた接
続ケーブル16を介して前記操作部2と接続されてい
る。そして、この接続部3を介して内視鏡スコープが内
視鏡本体と接続されることで、送気,送水,吸引等が可
能となる。
【0023】次に、図2は、このような内視鏡スコープ
の操作部2の断面図である。この図2において、一対の
アングルワイヤ20a,20bの一端は可撓管1の湾曲
部4の先端にそれぞれ連結されており、その他端は操作
部2のジョイント21a,21bの一端にそれぞれ連結
されている。
【0024】各ジョイント21a,21bのアングルワ
イヤ20a,20bが連結されている反対側には一対の
プーリワイヤ22a,22bの一端が連結されており、
この各プーリワイヤ22a,22bの他端は円周方向に
回動可能なようにプーリ23に取り付けられている。
【0025】このプーリ23には、図1を用いて説明し
たアングル操作ノブ7が取付けられており、このアング
ル操作ノブ7が回転操作されることでプーリ23が回動
していずれかのプーリワイヤ22a或いは22bが牽引
され、湾曲部4がプーリワイヤ22a或いは22bが牽
引された側に湾曲するようになっている。
【0026】各アングルワイヤ20a,20b、各ジョ
イント21a,21b、各プーリワイヤ22a,22
b、及びプーリ23の構成をさらに詳細に説明すると、
各アングルワイヤ20a,20bの一端(湾曲部4の反
対側の端部)にはストッパ24a,24bがそれぞれ固
着されており、この各ストッパ24a,24bが各ジョ
イント21a,21bの湾曲部4側の各溝部25a,2
5bにはめ込まれている。
【0027】また、各プーリワイヤ22a,22bの一
端及び他端にはそれぞれストッパ26a,26b、スト
ッパ27a,27bがそれぞれ固着されており、このう
ち、各プーリワイヤ22a,22bの一端側に固着され
た各ストッパ26a,26bは、各ジョイント21a,
21bのプーリ23側の溝部28a,28bにそれぞれ
はめ込まれている。また、各プーリワイヤ22a,22
bの他端側に固着された各ストッパ27a,27bは、
それぞれプーリ23の回転軸23aに沿って設けられた
所定長の切り欠き部29に対して摺動可能に連結されて
いる。
【0028】なお、この図2においては、理解を容易と
するために一方のストッパ27aがプーリ23の切り欠
き部29に連結されているようすのみを示しているが、
他方のストッパ27bもプーリ23の他の切り欠き部に
連結されているものと理解されたい。すなわち、切り欠
き部29は一対存在し、この各切り欠き部29に対して
各ストッパ27a,27bがそれぞれ連結されているも
のである。
【0029】次に、このような構成を有する当該実施の
形態の電子内視鏡装置の動作説明をする。図3(a),
(b)は、アングル操作ノブ7が時計回り方向に回転操
作された際の各プーリワイヤ22a,22bの動きをそ
れぞれ示している。
【0030】まず、図3(a)において、アングル操作
ノブ7を時計回り方向に回転操作すると、この回転操作
に応じて図3(a)中実線の矢印で示すようにプーリ2
3も時計回り方向に回転し、プーリ23の図示しない切
り欠き部29の端部に当接しているストッパ27bを介
して他方のプーリワイヤ22bがプーリ23の回転軸2
3bに巻装されるかたちで牽引される。そして、この他
方のプーリワイヤ22bが図3(a)中白抜きの矢印で
示す方向に牽引されることで、ジョイント21bを介し
てアングルワイヤ20bが牽引され、可撓管1の湾曲部
4が湾曲する。
【0031】一方、このように他方のプーリワイヤ22
bがプーリ23に巻装されると、一方のプーリワイヤ2
2aとプーリ23との接続点であるストッパ27aが、
他方のプーリワイヤ22bの巻装方向に追従するかたち
で移動し、図3(a)に示すように他方のプーリワイヤ
22bにたわみが生ずるように思われる(当該実施の形
態の場合、以下に説明するように実際にはこのたわみは
生じない。)。
【0032】しかし、当該実施の形態の電子内視鏡装置
は、プーリ23の回転軸23aに沿って所定長の切り欠
き部29が設けられているため、図3(b)に示すよう
にストッパ27aは、この切り欠き部29に沿って摺動
する。すなわち、この切り欠き部29によりプーリワイ
ヤ22aのたわみ分が吸収される。このため、アングル
操作ノブ7を、例えば湾曲部4の最大湾曲角まで先端湾
曲操作しても、一方のプーリワイヤ22aのたわみを防
止することができる。
【0033】なお、以上の説明は、他方のプーリワイヤ
22aを牽引操作する場合であったが、当該実施の形態
の電子内視鏡装置は、一方のプーリワイヤ22aを牽引
操作する場合でも上述と同様に動作することで他方のプ
ーリワイヤ22aに生ずるたわみを防止する。詳しくは
上述の説明を参照されたい。
【0034】以上の説明から明らかなように当該実施の
形態の電子内視鏡装置は、先端湾曲操作の際、牽引する
側と反対側に引き出されたプーリワイヤ22a或いは2
2bが過度に回転する不都合を防止することができる。
このため、プーリ回転角を従来よりも多くすることがで
き、プーリ23の径を小さくすることができる。
【0035】また、プーリ23の径を小さくしてもプー
リワイヤ22a或いは22bのたわみを防止することが
できるため、プーリワイヤ22a或いは22bがたわむ
ことで生ずるプーリワイヤ22a或いは22bの座屈や
切断等の不都合を防止することができる。
【0036】また、プーリ23の径を小さくすることが
できるため、アングル操作ノブ7を小さな操作力(トル
ク)で操作可能とすることができ、当該電子内視鏡装置
の先端湾曲操作をスムーズに実行可能とすることができ
る。
【0037】また、プーリ23に対して切り欠き部29
を設け、この切り欠き部29に対してプーリワイヤ22
a,22bのストッパ27a,27bを摺動可能に取り
付けるだけの簡単な構成で実現することができるため、
特別な部品を必要とすることなく、作動の信頼性が高い
電子内視鏡装置を提供することができる。また、部品追
加が無いため、操作部2に余分なスペースを確保する必
要がなく、コンパクトな操作部2を備えた電子内視鏡装
置を提供することができる。
【0038】なお、上述の実施の形態は、本発明に係る
内視鏡装置を医用の電子内視鏡装置に適用した例であっ
たが、本発明は、この他、工業用の内視鏡装置に適用し
てもよい。
【0039】また、切り欠き部29をプーリ23の回転
軸23aの90°に相当する長さで図示したが、実際に
はこの切り欠き部29の長さは、回転軸23aの350
°程度に相当する長さとすることもできる。この場合、
アングル操作ノブ7の回転操作角をさらに大きくするこ
とができ、湾曲部4の湾曲量をさらに大きなものとする
ことができる。
【0040】また、プーリ23側のストッパ27a,2
7bを球形で図示したが、これはその形状に制限はな
く、切り欠き部29を摺動可能な形状であればどのよう
な形状でもよい。
【0041】なお、切り欠き部29がプーリ23の周方
向に沿って配置されている構成について前述の実施の形
態にて説明したが、この切り欠き部29はプーリ23の
略周方向に配置されていれば良く、たとえば図6中の
(a)または(b)に示すように、直線形状やプーリ2
3の円周方向の曲率と設計の意図により異なっていても
本発明の特徴および効果と何ら異なるものではない。
【0042】そして、本発明は一例として説明した上述
の実施の形態に限定されることはなく、上述の実施の形
態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しな
い範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であ
ることは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る内視鏡スコープおよび内視
鏡装置は、回転操作部を回転操作する際、牽引する側と
反対側に引き出されたロープ状部材が過度に回転する不
都合を防止することができる。このため、プーリ回転角
を従来よりも多くすることができ、プーリの径を小さく
することができる。
【0044】また、プーリの径を小さくしてもロープ状
部材のたわみを防止することができるため、ロープ状部
材がたわむことで生ずるロープ状部材の座屈や切断等の
不都合を防止することができる。
【0045】また、プーリの径を小さくすることができ
るため、アングル操作部を小さな操作力(トルク)で操
作可能とすることができ、当該内視鏡スコープおよび内
視鏡装置の回転操作をスムーズに実行可能とすることが
できる。
【0046】また、特別な部品を追加するわけではない
ため、構造が簡単で、作動の信頼性が高い内視鏡スコー
プおよび内視鏡装置を提供することができる。また、部
品追加が無いため、操作部に余分なスペースを確保する
必要がなく、コンパクトな操作部を備えた内視鏡スコー
プおよび内視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡装置を適用した電子内視鏡
装置の内視鏡スコープの平面図である。
【図2】前記実施の形態の電子内視鏡装置の内視鏡スコ
ープに設けられている操作部の断面図である。
【図3】前記内視鏡スコープのアングル操作に対応する
プーリワイヤのたわみ吸収動作を説明するための前記操
作部の断面図である。
【図4】従来の内視鏡装置に設けられている板状の牽引
部材の斜視図である。
【図5】従来の内視鏡装置の操作部の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る切り欠き部の形状を
説明するための図であり、(a)は直線形状(b)は異
なる曲率を示す。
【符号の説明】
1…可撓管,2…操作部,3…接続部,4…湾曲部,5
…先端部,6…鉗子挿入口,7…アングル操作ノブ,8
…送気/送水ボタン,9…吸引ボタン,10…コピーボ
タン,11…左右アングルノブ,12…上下アングルノ
ブ,13…左右アングル用ロックレバー13,14…上
下アングル用ロックレバー,16…接続ケーブル,20
a,20b…アングルワイヤ,21a,21b…ジョイ
ント,22a,22b…プーリワイヤ,23…プーリ,
24a,24b…ストッパ,25a,25b…溝部,2
6a,26b…ストッパ,27a,27b…ストッパ,
28a,28b…溝部,29…切り欠き部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対のロープ状部材の一端を
    湾曲部に固定すると共に、このロープ状部材の他端を、
    操作者の回転操作に応じて回転する回転操作部のプーリ
    に固定し、いずれか一方のロープ状部材を前記プーリに
    対して巻装させて牽引することで、前記湾曲部を湾曲操
    作する内視鏡スコープにおいて、 前記各ロープ状部材の他端にそれぞれ設けられた係止部
    材と、 前記プーリの略周方向に沿って所定の長さ分設けられ、
    前記各係止部材をそれぞれ摺動自在に保持する切り欠き
    部とを有することを特徴とする内視鏡スコープ。
  2. 【請求項2】少なくとも一対のロープ状部材の一端を湾
    曲部に固定すると共に、このロープ状部材の他端を、操
    作者の回転操作に応じて回転する回転操作部のプーリに
    固定し、いずれか一方のロープ状部材を前記プーリに対
    して巻装させて牽引することで、前記湾曲部を湾曲操作
    する内視鏡装置において、 前記各ロープ状部材の他端にそれぞれ設けられた係止部
    材と、 前記プーリの略周方向に沿って所定の長さ分設けられ、
    前記各係止部材をそれぞれ摺動自在に保持する切り欠き
    部とを有することを特徴とする内視鏡装置。
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