JPH0571905U - アラーム監視装置 - Google Patents

アラーム監視装置

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JPH0571905U
JPH0571905U JP930292U JP930292U JPH0571905U JP H0571905 U JPH0571905 U JP H0571905U JP 930292 U JP930292 U JP 930292U JP 930292 U JP930292 U JP 930292U JP H0571905 U JPH0571905 U JP H0571905U
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JP
Japan
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control target
change
target value
value
alarm
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP930292U
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Inventor
芳久 高崎
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Publication of JPH0571905U publication Critical patent/JPH0571905U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】グレードチェンジの際に行われるような制御目
標値移行時においても、刻々と変わる制御目標値に対し
て大まかなアラーム監視を継続して行うことができるよ
うにする。 【構成】制御目標値の変更開始と変更終了を検出する制
御目標値変更検出手段と、制御目標値変更検出手段によ
り変更開始が検出された時点で、上限アラーム値を制御
目標値の変更前後で決定される上限アラーム値のうちの
高い方の値に設定する上限アラーム値設定手段と、制御
目標値変更検出手段により変更開始が検出された時点
で、下限アラーム値を制御目標値の変更前後で決定され
る下限アラーム値のうちの低い方の値に設定する下限ア
ラーム値設定手段とを設けて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化学反応槽などのプロセス制御において適用されるアラーム監視装 置に関し、更に詳しくは、グレードチェンジと呼ばれている反応槽等で、計画的 にかつ一定の条件のもとで制御目標値(設定値)を変更するような場合において もアラーム監視を行えるようにしたアラーム監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、化学反応槽のようなプロセス制御運転においは、化学反応槽が暴走し たりするのを防止するために、プロセスから出力される各種の信号について、そ れらの値があらかじめ設定された安全維持に必要な上下限値の範囲内に入ってい るかを監視するためのアラーム監視手段が設けられている。
【0003】 従って、この様なアラーム監視手段には、あらかじめ、監視しようとする信号 に対して一定の幅の上下限アラーム値が設定されることとなる。 図3は、従来装置における、グレードチェンジ時に行われる制御目標値SVの 変更時の、上下限のアラーム監視の動作の一例を示すタイムチャートである。
【0004】 グレードチェンジ時を行う前の段階では、制御目標値SV1に対して一定の幅 の上下限値H1,L1にアラームの設定値が固定されており、監視すべき信号が これらの上下限値を越える場合、アラームが発生するようになっている。この状 態から、新しいグレードに変更する場合、制御目標値を図示するようにSV1か らSV2に徐々に変更することとなる。
【0005】 このとき、アラームの上下限の設定値は、前のグレードの時の値をそのまま維 持することは適当でないが、そのまま維持するか、又は、解除することとなり新 しいグレードにするための制御目標値SV2になった時点で、その制御目標値S V2に対応する新しいアラーム上下限値H2,L2が、設定されるように構成し てある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような構成の従来装置においては、グレードチンジが行われている間(グ レードチェンジ移行中)は、アラーム検出ができないか、又は、アラーム状態が 維持しアラーム監視ができず、この間にプロセスが暴走するような事故等を検出 することができないと言う不具合があった。
【0007】 本考案は、この様な点に鑑みてなされたもので、前述したようなグレードチェ ンジ移行中であっても、ある程度のアラーム検出を行えるようにして、プロセス の暴走や、危険の防止を図ることの可能なアラーム監視装置を提供することを目 的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成する本考案は、 計画的にかつ一定の条件のもとで制御目標値(設定値)を変更する必要のある 制御装置におけるアラーム監視装置であって、 制御目標値の変更開始と変更終了を検出する制御目標値変更検出手段と、 この制御目標値変更検出手段により変更開始が検出された時点で、上限アラー ム値を制御目標値の変更前後で決定される上限アラーム値のうちの高い方の値に 設定する上限アラーム値設定手段と、 制御目標値変更検出手段により変更開始が検出された時点で、下限アラーム値 を制御目標値の変更前後で決定される下限アラーム値のうちの低い方の値に設定 する下限アラーム値設定手段とを設け、 前記制御目標値を変更中においても、前記上下限アラーム値設定手段が設定し た上下限アラーム値を越える場合、アラームを出力するようにしたことを特徴と するアラーム監視装置である。
【0009】
【作用】 グレードチェンジ時において、調節計に与える制御目標値を徐々に変更するこ とになるが、チェンジ前のグレードから後の新グレードに至る移行時は、上下限 アラーム値設定手段で設定された上下限アラーム値に基づいて、監視すべき信号 が安全な範囲にあるか監視する。そして、この範囲を越えるような場合アラーム を出力する。
【0010】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す構成ブロック図である。図において、1は例 えばPID制御演算を行うような制御演算部、2は制御演算部1からの制御出力 MVによって制御されるプロセス(制御対象)で、例えば反応槽等が該当する。 3はプロセス2の制御目標値SVを出力(あるいは設定)する制御目標値出力手 段で、グレードチェンジ時には、計画的にかつ一定の条件のもとで制御目標値S Vを変更できるように構成してある。4は偏差演算手段で、プロセス2からのプ ロセス量PVと制御目標値出力手段3からの制御目標値SVとの偏差DVを演算 し、それを制御演算部1に出力するようになっている。
【0011】 5は制御目標値SVの変更開始時点と変更終了時点を検出する制御目標値変更 検出手段で、変更開始時点および変更終了時点は、それぞれグレードチェンジ指 令信号を検出するような構成でもよい。6は制御目標値変更検出手段5により変 更開始が検出された時点で、上限アラーム値を制御目標値の変更前後で決定され る上限アラーム値のうちの高い方の値に設定する上限アラーム値設定手段、7は 制御目標値変更検出手段5により変更開始が検出された時点で、下限アラーム値 を制御目標値の変更前後で決定される下限アラーム値のうちの低い方の値に設定 する下限アラーム値設定手段である。
【0012】 8はプロセス量PVを監視している監視手段で、そのアラームの上下限値は、 上限アラーム値設定手段6および、下限アラーム値設定手段7からそれぞれ与え られ、プロセス量PVがこれらの上下限のアラーム値の範囲内にあるか否かを監 視し、この範囲を越える場合、アラームを出力するように構成されている。
【0013】 このように構成した装置の動作を説明すれば、以下の通りである。 図2は、グレードチェンジ時における動作を示すタイムチャートである。 はじめに、制御目標値はSV1に設定されていて、グレードG1と呼ばれる製 品の制御を行っているものとする。このグレードG1の制御状態では、監視手段 8に与えられている上下限のアラーム設定値は、H1,L1になっている。
【0014】 いま、この様な状態から、T1の時点で例えばグレードG2と呼ばれる製品へ のグレードチェンジ指令が行われたとする。この場合、制御目標値出力手段3は 、T1の時点から実線に示すように、例えば新しい制御目標値SV2(SV2> SV1とする)に向かって徐々に変更される。
【0015】 このとき、制御目標値変更検出手段5は、T1の時点で制御目標値が変更され たのを検出し、その制御目標値変更がはじめの目標値SV1に対して大きくなる 方向であるので、上限アラーム値設定手段6側に指示を与え、上限アラーム値設 定手段6は、上限アラーム値をそれまでの設定値H1から、高い方のアラーム値 H2に設定し直す。
【0016】 これに対して、下限アラーム値設定手段7には、それまで設定されているアラ ーム値L1をそのまま維持するするように指示する。これにより、制御目標値を SV1からSV2に移行する途中の段階では、上限のアラーム値はH2に、下限 のアラーム値はL1に設定された状態で、アラームの監視が継続される。
【0017】 T2の時点で制御目標値がSV2に達すると、制御目標値変更検出手段5によ りそれが検出され、下限アラーム値設定手段7は、この時点T2で制御目標値S V2に対する下限アラーム値L2に設定し直す。これにより、制御目標値SV2 によるグレードG2の制御運転状態では、上限アラーム値H2、下限アラーム値 L2によるアラーム監視状態になる。
【0018】 新しい制御目標値SV2が前の制御目標値SV1に対して、SV2>SV1の 関係にある場合であったが、SV2<SV1の関係の場合、制御目標値変更の時 点T1で、下限アラーム値が新しいグレードG2に対する低い方のアラーム値に 設定し直されることとなる。
【0019】 なお、上記の実施例では、制御目標値変更検出手段を設けたものであるが、こ の機能は、あらかじめ決められたシーケンステーブルの指示に基づいて行うよう にしてもよい。また、監視すべき信号としては、制御演算部に入力されるプロセ ス信号を想定したが、プロセスから出力されるその他の各種信号や、制御目標値 あるいは演算して得られた偏差信号にも適用することができる。
【0020】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、グレードチェンジの際に行われ るような制御目標値移行時においても、刻々と変わる制御目標値に対して大まか なアラーム監視を継続して行うことができるもので、プラントの暴走等の異常事 態を迅速に検出することができ、安全操業を行う上で大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。
【図2】グレードチェンジ時における動作を示すタイム
チャートである。
【図3】従来装置におけるグレードチェンジ時のアラー
ム監視を行う場合の様子を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 制御演算部 2 プロセス(制御対象) 3 制御目標値出力手段 4 偏差演算手段 5 制御目標値変更検出手段 6 上限アラーム値設定手段 7 下限アラーム値設定手段 8 監視手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計画的にかつ一定の条件のもとで制御目
    標値(設定値)を変更する必要のある制御装置における
    アラーム監視装置であって、 制御目標値の変更開始と変更終了を検出する制御目標値
    変更検出手段と、 この制御目標値変更検出手段により変更開始が検出され
    た時点で、上限アラーム値を制御目標値の変更前後で決
    定される上限アラーム値のうちの高い方の値に設定する
    上限アラーム値設定手段と、 制御目標値変更検出手段により変更開始が検出された時
    点で、下限アラーム値を制御目標値の変更前後で決定さ
    れる下限アラーム値のうちの低い方の値に設定する下限
    アラーム値設定手段とを設け、 前記制御目標値を変更中においても、前記上下限アラー
    ム値設定手段が設定した上下限アラーム値を越える場
    合、アラームを出力できるようにしたことを特徴とする
    アラーム監視装置。
JP930292U 1992-02-27 1992-02-27 アラーム監視装置 Withdrawn JPH0571905U (ja)

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JP930292U JPH0571905U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 アラーム監視装置

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JP930292U JPH0571905U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 アラーム監視装置

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JPH0571905U true JPH0571905U (ja) 1993-09-28

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JP930292U Withdrawn JPH0571905U (ja) 1992-02-27 1992-02-27 アラーム監視装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014510962A (ja) * 2011-01-28 2014-05-01 アーベーベー・テヒノロギー・アーゲー 連続プロセスの運転遷移性能を定量化する指標を生成するシステム及び方法

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Effective date: 19960606