JPH0570947A - 蒸着装置 - Google Patents

蒸着装置

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Publication number
JPH0570947A
JPH0570947A JP23846191A JP23846191A JPH0570947A JP H0570947 A JPH0570947 A JP H0570947A JP 23846191 A JP23846191 A JP 23846191A JP 23846191 A JP23846191 A JP 23846191A JP H0570947 A JPH0570947 A JP H0570947A
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JP
Japan
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window
shutter
vapor deposition
plate
observation window
Prior art date
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Pending
Application number
JP23846191A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Tokuoka
信行 徳岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP23846191A priority Critical patent/JPH0570947A/ja
Publication of JPH0570947A publication Critical patent/JPH0570947A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部にノブ等が突出しないコンパクトな構造
であって、狭い箇所にも取り付けることのできる観察窓
を備えた蒸着装置 【構成】 観察窓の窓ガラスを挟んで両側に磁石対を設
ける。一方は窓ガラスの内部のシャッタ板の観察窓側の
面に固定し、他方は窓ガラスの外側に、それに対向する
ように設ける。そして、両磁石の対向面が互いに同一及
び反対の磁極となるように設定できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体成膜装置等の蒸
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体等を製造する際、基板上に薄膜を
生成する工程は必須である。薄膜生成(成膜)には各種
の方法が使用されるが、蒸着による成膜工程では、真空
室内に基板等を置き、金属や酸化物を加熱やプラズマ照
射により蒸発させて基板上に蒸着させる。
【0003】成膜を行なう蒸着装置では、基板等に正し
く蒸着が行なわれているか否かを観察したり、膜厚等を
光学的に測定するための窓(観察窓)を真空室に設ける
必要がある。しかし、成膜工程中は観察窓の内側にも金
属等の蒸気が蒸着するため、観察時以外は窓ガラスを蒸
着から保護するためのシャッタを内側に設けなければな
らない。
【0004】従来、観察窓のシャッタを開閉する機構と
しては、ベローズ式と磁気結合式とがあった。これらは
外部から回転運動を導入する方法において異なるが、い
ずれも、真空室の外部に取り付けた回転ノブを回転する
ことにより真空室の内部のシャフトを回転させ、それに
よりシャッタ板を観察窓の内側で開閉するようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のシャッタ開閉機
構の外観を図4に示すが、真空室の観察窓41の外側に
シャッタ板42を回転させるためのノブ43が大きく突
出している。蒸着装置の外部には一般に種々の配線や配
管が取り付けられており、特に観察窓41の周辺は、操
作者が内部を観察しながら蒸着条件等を調整することが
できるようにするため、種々の操作ボタンやレバー等が
集中しやすい。従って、図4に示したようなノブ43は
それら他の操作ボタン等のじゃまになることが多い。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
成されたものであり、その目的とするところは、外部が
コンパクトであって、狭い箇所にも取り付けることので
きる観察窓を備えた蒸着装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明では、透明な窓板を蒸着から保護する
ためのシャッタを備えた観察窓を有する蒸着装置におい
て、 a)窓板の内側に回動自在に設けられたシャッタと、 b)一方はシャッタの窓板側の面に固定され、他方は窓
板の外側に前記一方に対向するように設けられ、対向面
が互いに同一及び反対の磁極となるように設定すること
のできる磁石対と、を備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】磁石対b)の対向面の磁極を同一にすると両磁
石は反発し合うため、回動自在なシャッタa)の方が窓
板の内側の面から遠ざかる方向に回転し、窓板から蒸着
室内が観察できるようになる。一方、対向面の磁極が反
対となるようにすると両磁石は引き合うため、シャッタ
a)は窓板の内面に引きつけられ、窓板を蒸着から防止
する。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例である蒸着装置の観察窓の
断面を図1に、外側から見た正面図を図2に示す。図1
及び図2に示した観察窓は、蒸着装置の真空室の開口部
に取り付けるユニットとして構成されている。もちろ
ん、ユニットとして別個に設けるのではなく、真空室
(蒸着室)を製作する際に最初から組み付けるようにし
てもよい。
【0010】本実施例の観察窓ユニット10は、図示せ
ぬ蒸着装置の真空室の開口部に取り付けるための円筒状
の窓枠11、窓枠11の内部に気密に取り付けられた窓
ガラス(窓板)12、窓枠11内で窓ガラス12のすぐ
内側(図1では左側)に設けられたシャッタ板13、及
び、窓ガラス12のすぐ外側(図1では右側)に設けら
れたトロイダル形状(ドーナツ状)の電磁石14から構
成される。なお、この窓枠11は周囲に設けられたボル
ト孔15に差し込まれるボルト(図示せず)により、真
空室の開口部に気密に固定される。
【0011】シャッタ板13は窓枠11の内周側の、こ
の窓枠11が真空室の開口部に取り付けられる際に上部
となる箇所に、ヒンジ16により回動自在に取り付けら
れている。そして図3に示すように、シャッタ板13の
窓ガラス12側の四隅には、永久磁石17a、17b、
17c、17dが、いずれも窓ガラス12側がN極とな
るように、取り付けられている。
【0012】窓ガラス12の外側の電磁石14の内部に
は、大円の円周に沿うようにコイル18が巻かれてお
り、外部に設けられた直流電源20から、スイッチ21
により反転切換可能な直流電流が供給される。このスイ
ッチ21は開及び閉の2状態を有しており、開状態では
電磁石14の窓ガラス側がN極となり、閉状態では電流
の向きが反転して窓ガラス側がS極となる。
【0013】本実施例の蒸着装置の観察窓ユニット10
はこのように構成されているため、次のようにして簡単
に観察窓のシャッタ板13を開閉することができる。ま
ず、直流電源20のスイッチ21を開位置にすると、外
部の電磁石14の窓ガラス側がN極となる。シャッタ板
13に取り付けられた永久磁石17a〜17dは窓ガラ
ス側がN極となっているため、外部の電磁石14により
反発され、シャッタ板13が内部側に持ち上がる。これ
により、外部から窓ガラス12を通して真空室の内部の
蒸着状況を観察したり、内部の試料の光学測定を行なう
ことが可能となる。直流電源20のスイッチ21を閉位
置にすると、電磁石14の窓ガラス側がS極となり、シ
ャッタ板13の永久磁石17a〜17dを引きつける。
これにより、窓ガラス12は内部の金属等の蒸気による
蒸着から防止され、長期間、透明度が保たれるようにな
る。
【0014】なお、窓ガラスの内部及び外部の磁石は、
上記実施例では内部を永久磁石、外部を電磁石とした
が、これは、内外部とも、永久磁石・電磁石のいずれで
も構わない。例えば、上記実施例とは逆に、内部のシャ
ッタ板に取り付ける方を電磁石とし、外部からのスイッ
チ操作で電流の向きを切り換えてシャッタ板を開閉する
こともできる。また、外部の電磁石を窓枠に軽く固定す
ることのできる永久磁石とし、その表裏を手で反転する
ことによりシャッタ板を開閉するという方法をとること
もできる。
【0015】本発明では磁石の反発力を利用しているた
め、シャッタ板はできるだけ軽い方がより窓ガラスから
遠くに持ち上がり、真空室の内部への見通しが良くな
る。そのため、シャッタ板としては、例えばグラファイ
ト板のような軽いものを使用することが好ましい。ま
た、上記実施例ではシャッタ板の重量を軽くするという
点から、シャッタ板側の磁石をシャッタ板の全周に取り
付けるのではなく、四隅だけに取り付けるようにしてい
る。しかし、より強力な永久磁石或いは電磁石を使用す
れば、シャッタ板は通常のステンレス板でも構わない
し、シャッタ板側の磁石も全周に取り付けて、より強力
な反発力で大きく持ち上げるようにしてもよい。
【0016】また、上記実施例ではシャッタ板が窓ガラ
スを防護するための閉鎖動作は、シャッタ板自身の重力
を利用しているが、真空室の機構上の都合等によりヒン
ジを窓枠の上部に設けることができない場合には、ヒン
ジを左右又は下部に設け、スプリングの力でシャッタ板
を閉じるようにしてもよい。この場合には、内部と外部
の磁石は、シャッタ板を開けるための反発力だけを利用
すればよい。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る蒸着装置では、観察窓の内
外に配置した磁石(永久磁石、電磁石)の反発力及び吸
引力を利用して観察窓の内部のシャッタ板を開閉する。
このため、従来の装置ようにシャッタを回転するための
つまみ等が観察窓の周辺から突出することがなく、観察
窓の周辺をコンパクトにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である蒸着装置の観察窓ユ
ニットの断面図。
【図2】 実施例の観察窓ユニットを外部側から見たと
きの正面図。
【図3】 実施例の観察窓ユニットのシャッタ板の正面
図。
【図4】 従来の観察窓を外部側から見たときの正面
図。
【符号の説明】
10…観察窓ユニット 11…窓枠 12…窓ガラス 13…シャッタ
板 14…電磁石 15…ボルト孔 16…ヒンジ 17a〜17d
…永久磁石 18…コイル 20…直流電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な窓板を蒸着から保護するためのシ
    ャッタを備えた観察窓を有する蒸着装置において、 a)窓板の内側に回動自在に設けられたシャッタと、 b)一方はシャッタの窓板側の面に固定され、他方は窓
    板の外側に前記一方に対向するように設けられ、対向面
    が互いに同一及び反対の磁極となるように設定すること
    のできる磁石対と、 を備えることを特徴とする蒸着装置。
JP23846191A 1991-09-19 1991-09-19 蒸着装置 Pending JPH0570947A (ja)

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JP23846191A JPH0570947A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 蒸着装置

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JP23846191A JPH0570947A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 蒸着装置

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JPH0570947A true JPH0570947A (ja) 1993-03-23

Family

ID=17030575

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JP23846191A Pending JPH0570947A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 蒸着装置

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