JPH0570756B2 - - Google Patents
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- JPH0570756B2 JPH0570756B2 JP61006127A JP612786A JPH0570756B2 JP H0570756 B2 JPH0570756 B2 JP H0570756B2 JP 61006127 A JP61006127 A JP 61006127A JP 612786 A JP612786 A JP 612786A JP H0570756 B2 JPH0570756 B2 JP H0570756B2
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- shaft
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- reinforcing ring
- lip seal
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/16—Sealings between relatively-moving surfaces
- F16J15/32—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings
- F16J15/3204—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip
- F16J15/3228—Sealings between relatively-moving surfaces with elastic sealings, e.g. O-rings with at least one lip formed by deforming a flat ring
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S277/00—Seal for a joint or juncture
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、シール要素を含み、該シール要素
を軸に接触させて軸に沿つて漏出する被密封液の
軸封を果すロータリシヤフトリツプシールに関す
る。
を軸に接触させて軸に沿つて漏出する被密封液の
軸封を果すロータリシヤフトリツプシールに関す
る。
上記の種類のロータリシヤフトリツプシールが
ドイツ特許公開明細書第2553290号に記載してあ
る。これは平板から形成したシール要素を含み、
該要素は被密封軸に接触する領域にレリーフ状に
突出した、漏出液戻しリブを備えている。このよ
うなシール要素では、十分な密封効果が得られる
かどうかは軸が正しい速度で回転するかどうかに
かかつている。軸の回転速度が高すぎるとリブの
送り(戻し)効果が強まる結果となり、動的密封
域の範囲で潤滑が不足する。また、周囲から動的
密封域に、また場合によつては被密封空間にゴミ
が送り込まれることがある。これらはいずれも望
ましくなく、パツキンの寿命を締める結果となり
うる。
ドイツ特許公開明細書第2553290号に記載してあ
る。これは平板から形成したシール要素を含み、
該要素は被密封軸に接触する領域にレリーフ状に
突出した、漏出液戻しリブを備えている。このよ
うなシール要素では、十分な密封効果が得られる
かどうかは軸が正しい速度で回転するかどうかに
かかつている。軸の回転速度が高すぎるとリブの
送り(戻し)効果が強まる結果となり、動的密封
域の範囲で潤滑が不足する。また、周囲から動的
密封域に、また場合によつては被密封空間にゴミ
が送り込まれることがある。これらはいずれも望
ましくなく、パツキンの寿命を締める結果となり
うる。
他方、回転速度が低下すると被密封空間の方向
へのリブの送り(戻し)効果も低下する。そのよ
うな場合、特定の限界速度以下では被密封流体が
特に個々のリブ間の隙間の範囲から動的密封域を
外方へと通過し、そこを汚すことがある。このよ
うな状態は、軸が停止しているとき、及び被密封
空間内に圧力が生成されうる場合、特にはつきり
と観察することができ、望ましくない。
へのリブの送り(戻し)効果も低下する。そのよ
うな場合、特定の限界速度以下では被密封流体が
特に個々のリブ間の隙間の範囲から動的密封域を
外方へと通過し、そこを汚すことがある。このよ
うな状態は、軸が停止しているとき、及び被密封
空間内に圧力が生成されうる場合、特にはつきり
と観察することができ、望ましくない。
この発明の目的は、上に指摘した欠点の発生を
確実に防ぐことのできるように、冒頭に述べた種
類のロータリシヤフトリツプシールを改良するこ
とである。改良されたロータリシヤフトリツプシ
ールは、被密封軸が停止中か回転中であるかには
係わりなく常に十分な密封効果を保証し、付加的
に比較的高圧の密封も行うことができるものでな
ければならない。
確実に防ぐことのできるように、冒頭に述べた種
類のロータリシヤフトリツプシールを改良するこ
とである。改良されたロータリシヤフトリツプシ
ールは、被密封軸が停止中か回転中であるかには
係わりなく常に十分な密封効果を保証し、付加的
に比較的高圧の密封も行うことができるものでな
ければならない。
この目的を達成するため、即ち従来の問題点を
解決するため本発明では両面が平行な平らなリン
グ状円板から形成した非エラストマー性プラスチ
ツク、主にPTFE製シール要素を含み、該シール
要素の外周部分を補強輪内に固定し、内周部分は
被密封空間の方向に常温で湾曲させ初期応力を加
えて軸に接触させてなるロータリシヤフトリツプ
シールであつて、シール要素の円板の厚みが0.8
〜2mmで、該円板の内径は軸の径に比べ該円板の
厚みの1〜6倍の値だけ小さく、補強輪の円板の
嵌め込み箇所での軸との距離は円板の厚みの1.1
〜4倍であり、円板は嵌め込み箇所でその両面を
補強輪で軸方向に支持されていることを特徴とす
る、ロータリシヤフトリツプシールを提案する。
解決するため本発明では両面が平行な平らなリン
グ状円板から形成した非エラストマー性プラスチ
ツク、主にPTFE製シール要素を含み、該シール
要素の外周部分を補強輪内に固定し、内周部分は
被密封空間の方向に常温で湾曲させ初期応力を加
えて軸に接触させてなるロータリシヤフトリツプ
シールであつて、シール要素の円板の厚みが0.8
〜2mmで、該円板の内径は軸の径に比べ該円板の
厚みの1〜6倍の値だけ小さく、補強輪の円板の
嵌め込み箇所での軸との距離は円板の厚みの1.1
〜4倍であり、円板は嵌め込み箇所でその両面を
補強輪で軸方向に支持されていることを特徴とす
る、ロータリシヤフトリツプシールを提案する。
シール要素の円板の厚みtを特定することでシ
ールとして機能しかつ経済的利点を損わない厚み
をシール要素に付与することができる。
ールとして機能しかつ経済的利点を損わない厚み
をシール要素に付与することができる。
ところで、円板の内周部を軸方向に湾曲させて
シール要素を形成する際に、内周部の湾曲と内径
の拡大に伴い最終的にシールリツプ部となる円板
の内縁部の肉厚は元の肉厚よりも薄くなり摩耗体
積の減少をもたらす。このことは長期使用に関し
問題がある。
シール要素を形成する際に、内周部の湾曲と内径
の拡大に伴い最終的にシールリツプ部となる円板
の内縁部の肉厚は元の肉厚よりも薄くなり摩耗体
積の減少をもたらす。このことは長期使用に関し
問題がある。
そこで、円板の内径と軸の径との関係を円板の
厚みに基づき特定することで上記摩耗体積の減少
を補償することができる。
厚みに基づき特定することで上記摩耗体積の減少
を補償することができる。
次に、円板の内径dと軸のDとの関係は、式で
表すと、D−d=[1〜6]t=ktである。
表すと、D−d=[1〜6]t=ktである。
左辺、D−dは、軸方向に湾曲される円板の内
周部に相当する。
周部に相当する。
円板の厚みtが小さいときは、上記内周部の大
きさも小さくなり(軸径Dと円板内径dは大きさ
が接近する)、従つて円板の内縁部の拡大をあま
り伴わないから、最終的に形成されるリツプシー
ル部の薄肉化の程度がちいさくなり、これにより
摩耗体積の減少を補償することができる。
きさも小さくなり(軸径Dと円板内径dは大きさ
が接近する)、従つて円板の内縁部の拡大をあま
り伴わないから、最終的に形成されるリツプシー
ル部の薄肉化の程度がちいさくなり、これにより
摩耗体積の減少を補償することができる。
また、円板が肉厚のときは、内周部の大きさも
大きくなり、これに伴い内周部分の変形量も大き
くなるが、もともと肉厚のため問題はない。
大きくなり、これに伴い内周部分の変形量も大き
くなるが、もともと肉厚のため問題はない。
また、シール要素を固持する補強輪と軸との距
離を、円板の厚みに基づき特定することにより、
成形に際し円板を最適に湾曲させることができ、
その結果シールリツプに適切なシール圧を与える
ことができ、軸を効果的に密封することができ
る。
離を、円板の厚みに基づき特定することにより、
成形に際し円板を最適に湾曲させることができ、
その結果シールリツプに適切なシール圧を与える
ことができ、軸を効果的に密封することができ
る。
本構成は、動的密封域に被密封軸の表面に対向
する流体力学的戻し要素を何等備えていない。こ
れにより密封の有効性は、被密封軸の停止状態に
おいても保証されると共に、また回転状態にあつ
ても回転方向の交番、回転速度の変化、及び高い
圧力にも容易に対処することができる。
する流体力学的戻し要素を何等備えていない。こ
れにより密封の有効性は、被密封軸の停止状態に
おいても保証されると共に、また回転状態にあつ
ても回転方向の交番、回転速度の変化、及び高い
圧力にも容易に対処することができる。
本構成によれば、シールリツプと軸との接触面
積(動的密封域の軸方向長さ)を極端に短くする
ことができ、従つてこの範囲において被密封流体
により所要の潤滑が促進され、その結果長期間に
わたり良好な密封効果を維持することができる。
積(動的密封域の軸方向長さ)を極端に短くする
ことができ、従つてこの範囲において被密封流体
により所要の潤滑が促進され、その結果長期間に
わたり良好な密封効果を維持することができる。
また、本発明によれば、シール要素を円板から
形成するため、高価な成形装置は不要で、かつシ
ール要素を製造するのに必要とされるPTFEの量
も少なくてすむ。円板の厚みが1,4〜1.7mmの
場合には、円板の内径は好ましくは軸の径に比べ
円板の厚みの1.5〜3倍の値だけ小さく、補強輪
の円板の嵌め込み個所での軸との距離は円板の厚
みの1.2〜1.7倍である。
形成するため、高価な成形装置は不要で、かつシ
ール要素を製造するのに必要とされるPTFEの量
も少なくてすむ。円板の厚みが1,4〜1.7mmの
場合には、円板の内径は好ましくは軸の径に比べ
円板の厚みの1.5〜3倍の値だけ小さく、補強輪
の円板の嵌め込み個所での軸との距離は円板の厚
みの1.2〜1.7倍である。
補強輪の円板の嵌め込み個所での軸との距離
(第1図のX)は、0.6〜5.6mm、好ましくは1.6〜
1.8mmの範囲にある。
(第1図のX)は、0.6〜5.6mm、好ましくは1.6〜
1.8mmの範囲にある。
本発明によるロータリシヤフトリツプシールの
シール要素は、冒頭に述べた先行技術の実施態様
に比べ、!?かに小型かつコンパクトに寸法設計し
てあるが、通常の機械設計において現れる被密封
軸の半径方向移動をも十分考慮してある。特に直
径5〜40mmの軸は本発明のロータリシヤフトリツ
プシールを使用して十分に密封することができ
る。
シール要素は、冒頭に述べた先行技術の実施態様
に比べ、!?かに小型かつコンパクトに寸法設計し
てあるが、通常の機械設計において現れる被密封
軸の半径方向移動をも十分考慮してある。特に直
径5〜40mmの軸は本発明のロータリシヤフトリツ
プシールを使用して十分に密封することができ
る。
本発明により動的密封域の軸方向の長さは極端
に短くなり、この範囲において被密封流体により
所要の潤滑が促進される。この点に関し、シール
要素の製造に非エラストマー性プラスチツク、特
にPTFE(ポリテトラフロオロエチレン)を使用
することも重要である。
に短くなり、この範囲において被密封流体により
所要の潤滑が促進される。この点に関し、シール
要素の製造に非エラストマー性プラスチツク、特
にPTFE(ポリテトラフロオロエチレン)を使用
することも重要である。
円板は取り付け易くするため、内周部分から被
密封空間へと円錐状に、例えば成形用金型を用い
て湾曲させることができる。しかしその際使用材
料の変形性を損なうことのないよう、この成形中
に材料の加熱を避けることが決定的に重要であ
る。これにより円板の円錐状端部は被密封軸の表
面に長期にわたつて確実且つ均一に接触する。動
的密封域の軸方向長さが短く、またその潤滑が十
分であり強力な加熱が最初から生じえないので、
この均一な接触が通常の運転中損なわれることも
ない。
密封空間へと円錐状に、例えば成形用金型を用い
て湾曲させることができる。しかしその際使用材
料の変形性を損なうことのないよう、この成形中
に材料の加熱を避けることが決定的に重要であ
る。これにより円板の円錐状端部は被密封軸の表
面に長期にわたつて確実且つ均一に接触する。動
的密封域の軸方向長さが短く、またその潤滑が十
分であり強力な加熱が最初から生じえないので、
この均一な接触が通常の運転中損なわれることも
ない。
円板は円錐状に変形した端部に被密封軸の表面
に対向する流体力学的戻し要素を何等備えていな
い。これにより密封の有効性は、被密封軸が停止
中カ回転中かには全く左右されることなく保証さ
れる。回転方向の交番、回転速度の変化、及びよ
り高い圧力にも容易に対処することができる。従
つて本発明のロータリシヤフトリツプシールは、
例えば自動車の冷却水ポンプを密封するのに最適
である。
に対向する流体力学的戻し要素を何等備えていな
い。これにより密封の有効性は、被密封軸が停止
中カ回転中かには全く左右されることなく保証さ
れる。回転方向の交番、回転速度の変化、及びよ
り高い圧力にも容易に対処することができる。従
つて本発明のロータリシヤフトリツプシールは、
例えば自動車の冷却水ポンプを密封するのに最適
である。
有利な一構成によると、円板と被密封軸は、補
強輪が円板を取り囲む範囲でほぼ直交する。別の
形による円板と軸の相互配置も容易に可能である
が、直交配置の場合には特に優れた有効寿命と優
れた密封効果が得られる。
強輪が円板を取り囲む範囲でほぼ直交する。別の
形による円板と軸の相互配置も容易に可能である
が、直交配置の場合には特に優れた有効寿命と優
れた密封効果が得られる。
補強輪は円板の被密封流体と反対の側、つまり
シール要素の湾曲する方向に背向する側に、軸の
間近にまで延長した環状突起を有することができ
る。動的密封を引き起こす端部の軸方向支持がこ
れにより向上し、副次的効果として動的密封域に
外部からゴミや汚れが供給されて付着することが
困難になるという利点が生じる。
シール要素の湾曲する方向に背向する側に、軸の
間近にまで延長した環状突起を有することができ
る。動的密封を引き起こす端部の軸方向支持がこ
れにより向上し、副次的効果として動的密封域に
外部からゴミや汚れが供給されて付着することが
困難になるという利点が生じる。
安価に製造するという観点から、補強輪をプラ
スチツクから構成し、円板の外周面範囲に直接射
出成形すると有利であることが判明した。熱硬化
性プラスチツク材料が望ましい材料である。両部
品の相互固定及び密封に関する諸問題は、これに
より確実に防止することができる。
スチツクから構成し、円板の外周面範囲に直接射
出成形すると有利であることが判明した。熱硬化
性プラスチツク材料が望ましい材料である。両部
品の相互固定及び密封に関する諸問題は、これに
より確実に防止することができる。
本発明によるロータリシヤフトリツプシールの
実施例を添付図面に断面図で示す。以下詳しく説
明する。
実施例を添付図面に断面図で示す。以下詳しく説
明する。
第1図及び第2図に示す実施例は、自動車エン
ジンの冷却水ポンプに使用するパツキンである。
これはシール要素たる円板1と補強輪2とからな
る。補強輪2はガラス繊維強化フエノール樹脂か
ら形成し、円板1の外周部分に直接成形する。円
板1をこれにより取り外し不可能かつ液密に補強
輪の中で固定する。円板1は固定された領域の範
囲で軸3と直交する。
ジンの冷却水ポンプに使用するパツキンである。
これはシール要素たる円板1と補強輪2とからな
る。補強輪2はガラス繊維強化フエノール樹脂か
ら形成し、円板1の外周部分に直接成形する。円
板1をこれにより取り外し不可能かつ液密に補強
輪の中で固定する。円板1は固定された領域の範
囲で軸3と直交する。
PTFEからなる円板1は、内周部分が被密封空
間の方向に湾曲し、円錐形の端部が被密封軸3の
表面に面接触している。
間の方向に湾曲し、円錐形の端部が被密封軸3の
表面に面接触している。
使用した円板1は外径が25mm、内径が13mm、厚
さが1.5mmである。円板嵌め込み個所における補
強輪2と軸3との距離は1.8mm、軸の径は16mmで
あつた。取り付け後に円板1と被密封軸3の表面
との間に生じる接触面の軸方向長さは約2mmであ
り、極めて短い。このロータリシヤフトリツプシ
ールは安価に製造でき容易に取り付けることがで
き、自動車の冷却水ポンプに使用した場合寿命が
つきるまで優れた密封効果を保証する。使用され
る冷却水に通常添加される凍結防止剤の悪影響は
観察されなかつた。第2図の実施例ては補強輪に
環状突起4が設けられている。これにより外部か
ら動的密封域に汚染物が入り込むことがより効果
的に防止される。
さが1.5mmである。円板嵌め込み個所における補
強輪2と軸3との距離は1.8mm、軸の径は16mmで
あつた。取り付け後に円板1と被密封軸3の表面
との間に生じる接触面の軸方向長さは約2mmであ
り、極めて短い。このロータリシヤフトリツプシ
ールは安価に製造でき容易に取り付けることがで
き、自動車の冷却水ポンプに使用した場合寿命が
つきるまで優れた密封効果を保証する。使用され
る冷却水に通常添加される凍結防止剤の悪影響は
観察されなかつた。第2図の実施例ては補強輪に
環状突起4が設けられている。これにより外部か
ら動的密封域に汚染物が入り込むことがより効果
的に防止される。
本発明のシールによれば、摩耗体積が確保され
ると共に、適正な動的密封域が規定されるから長
期の使用に耐えることができると共に十分な潤滑
が可能となり小さいながらも長期にわたる安定し
た密封を行なうことができ、その密封性は軸の回
転速度や回転方向などに左右されることがない。
しかもその製造は容易で、安価に作成することが
できる。更に、シール材料の節約が果せコスト低
減に貢献することができる。
ると共に、適正な動的密封域が規定されるから長
期の使用に耐えることができると共に十分な潤滑
が可能となり小さいながらも長期にわたる安定し
た密封を行なうことができ、その密封性は軸の回
転速度や回転方向などに左右されることがない。
しかもその製造は容易で、安価に作成することが
できる。更に、シール材料の節約が果せコスト低
減に貢献することができる。
第1図及び第2図は共に本発明によるロータリ
シヤフトリツプシールの実施例を示す断面図であ
る。 1……円板、2……補強輪、3……軸、4……
環状突起。
シヤフトリツプシールの実施例を示す断面図であ
る。 1……円板、2……補強輪、3……軸、4……
環状突起。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 両面が平行な平らなリング状円板から形成し
た非エラストマー性プラスチツク、主にPTFE製
シール要素を含み、該シール要素の外周部分を補
強輪内に固定し、内周部分は被密封空間の方向に
常温で湾曲させ初期応力を加えて軸に接触させて
なるロータリシヤフトリツプシールであつて、シ
ール要素の円板の厚みが0.8〜2mmで、該円板の
内径は軸の径に比べ該円板の厚みの1〜6倍の値
だけ小さく、補強輪の円板の嵌め込み箇所での軸
との距離は円板の厚みの1.1〜4倍であり、円板
は嵌め込み箇所でその両面を補強輪で軸方向に支
持されていることを特徴とするロータリシヤフト
リツプシール。 2 円板の厚みが1.4〜1.7mmで、該円板の内径は
軸の径に比べ該円板の厚みの1.5〜3倍の値だけ
小さく、補強輪の円板の嵌め込み箇所での軸との
距離は円板の厚みの1.2〜1.7倍であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載のロータリシ
ヤフトリツプシール。 3 円板と軸は補強輪が円板を取り囲む範囲で直
交することを特徴とする特許請求の範囲第1項又
は第2項に記載のロータリシヤフトリツプシー
ル。 4 補強輪はシール要素に関しシール要素の湾曲
する方向に背向する側に、軸の間近にまで延びた
内向き環状突起を有することを特徴とする特許請
求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の
ロータリシヤフトリツプシール。 5 補強輪がプラスチツクからなることを特徴と
する特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれ
かに記載のロータリシヤフトリツプシール。
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