JPH0570687A - 耐油性樹脂組成物 - Google Patents

耐油性樹脂組成物

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JPH0570687A JP31309290A JP31309290A JPH0570687A JP H0570687 A JPH0570687 A JP H0570687A JP 31309290 A JP31309290 A JP 31309290A JP 31309290 A JP31309290 A JP 31309290A JP H0570687 A JPH0570687 A JP H0570687A
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Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリテトラメチレンアジパミド、芳 香族ポリアミド、補強材および相溶化剤を必須成 分とする100℃以上の油に接する部材成形用耐 油性樹脂組成物。
[従来の技術] 従来、玉軸受などの転がり軸受の保持器として、 ナイロン66樹脂が耐油性に優れていることから 広く使用されている。ところが、上記ナイロン6 6樹脂製保持器を自動車などのトランスミッショ ン用軸受に使用する場合、次のような問題がある。
すなわち、自動車のトランスミッションオイルに はギアーなどの焼付きを防止するために、通常、 リンやイオウを成分中に含む極圧添加剤などが種 々添加されていて、100℃以上の高温油中では、 これら極圧添加剤などによってナイロン66樹脂 などは劣化をきたし、保持器材料としては適さな い。
従って、上記のようなナイロン66樹脂製の保 持器の欠点を解消するため、ナイロン66樹脂よ り高温特性に優れたナイロン46樹脂の使用が考 えられているが、ナイロン46樹脂などの高温特 性に優れた材料であっても、極圧添加剤などによ って劣化をきたすことがわかった。
また、ナイロン66樹脂などのナイロン樹脂は、 吸水性が高く、吸水による寸法変化があり、吸湿 後の保持器の寸法変化は大きな問題である。
このような問題を解決するために、ナイロン6 6樹脂などにガラス繊維または炭素繊維で強化し たナイロン66樹脂などは、上記の寸法変化は小 さくなるが、伸びが小さくなり、軸受組込時また は取扱中に保持器のリブ部が損傷しやすいという 問題がある。
100℃以上のオイルに耐える耐油性、耐熱性 および寸法変化の小さいなどの性能を兼ね備えた 材料が求められている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、100℃以上のオイルに耐える耐油 性、耐熱性および寸法変化の少ない(以下、寸法 安定性という場合もある)などの性能を有する材 料について鋭意研究を重ねた結果、ポリテトラメ チレンアジパミド、非晶性ポリアミドおよび相溶 化剤を必須成分とする樹脂組成物が目的を達成す ることを見い出し、本発明に到達した。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 (A)ポリテトラメチレンアジパミド(以下、 「(A)成分」という)10〜90重量% (B)非晶性ポリアミド10〜90重量% (C)補強材0〜50重量% からなり、上記(A)+(B)成分100重量部 に対して (D)下記の〜から選ばれる少なくとも1 種の相溶化剤0.05〜30重量部を含有するこ とを特徴とする耐油性樹脂組成物。
カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を2以上有する化合 物 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を1以上有する芳香 族ビニル系重合体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を1以上有するオレ フィン系重合体 を提供するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の(A)成分とは、テトラメチレンジア ミンとアジピン酸とから得られるポリテトラメチ レンアジパミド、およびポリテトラメチレンアジ パミド単位を主たる構成成分とする共重合ポリア ミド、さらに他のポリアミドをポリテトラメチレ ンアジパミドの特性を損なわない範囲で共重合成 分として含んでもよい。
共重合成分は特に制限がなく、公知のアミド形 成成分を用いることができる。共重合成分の代表 例としては、6−アミノカプロン酸、11−アミ ノウンデカン酸、12−アミノウンデカン酸、パ ラアミノメチル安息香酸などのアミノ酸、ε−カ プロラクタム、ω−ラウリルラクタムなどのラク タム類;ヘキサメチレンジアミン、ウンデカメチ レンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2, 4−/2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジ アミン、5−メチルノナメチレンジアミン、メタ キシレンジアミン、パラキシレンジアミン、1, 3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1, 4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、1− アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメ チルシクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−ア ミノシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(ア ミノプロピル)ピペラジン、アミノエチルピペラ ジンなどのジアミン類;アジピン酸、スベリン酸、 アゼライン酸、セバシン酸、ドデカン2酸、テレ フタル酸、イソフタル酸、2−クロルテレフタル 酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチルイソフ タル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、へ キサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタ ル酸、ジグリコール酸などのジカルボン酸などを 挙げることができる。
また、本発明で用いられる(A)成分の製造方 法は特に限定するものでないが、例えば、特開昭 56−149430号公報、特開昭56−149 431号公報、特開昭58−83029号公報、 あるいは特開昭61−43631号公報などで開 示された方法、すなわち、まず環状末端基が少な いプレポリマーを特定の条件下で製造した後、こ れを水蒸気雰囲気下で固相重合し高粘度(A)成 分を調整する方法、あるいは2−ピロリドンやN −メチルピロリドンなどの極性有機溶媒中で加熱 してそれを得る方法などが挙げられる。(A)成 分の重合度については特に制限はないが、25℃、 96%硫酸中、1g/dlにおける好ましい相対粘 度は2〜6である。
(A)成分の使用量は(A)〜(C)成分の総 量の10〜90重量%、好ましくは20〜80重 量%である。(A)成分が10重量%未満では得 られる組成物の熱老化性に劣り、90重量%を超 えると耐油性が低下する。
次に、本発明に用いられる(B)非晶性ポリア ミド(以下、「(B)成分」という)は、少なく とも1種の8〜18個の炭素原子を含有する芳香 族ジカルボン酸と 1)テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレン ジアミンなどの2〜12個の炭素を有する直 鎖状脂肪族ジアミン 2)トリメチルヘキサメチレンジアミンなどの 4〜18個の炭素を有する分岐状脂肪族ジア ミン 3)ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキ シル)メタン、イソホロンジアミンなどの少 なくとも1個のシクロヘキサン部分を含有す る8〜20個の炭素を有する脂環式ジアミン 4)ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタム などの4〜12個の炭素原子を有するラクタ ム より成る群から選ばれる少なくとも1種のジアミ ンあるいはアミンとから得た構成成分とするもの である。
本発明の(B)成分に用いる芳香族ジカルボン 酸としては、例えばイソフタル酸、テレフタル酸 などがある。
(B)成分を製造するための重合方法は公知の 重合方法に従って達成することができる。例えば 溶融重合、溶液重合および界面重合方法のような 重合方法などがある。分子量は少なくとも10, 000以上であることが好ましい。
(B)成分の使用量は(A)〜(C)成分の総 量の90〜10重量%、好ましくは80〜20重 量%である。(B)成分が90重量%を超えると 耐熱性が低下する。非晶性ナイロン樹脂が10重 量%未満であると耐油性が低下する。
本発明に用いる(C)補強材(以下、「C成分」 という)としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、 アラミド繊維、単結晶ウィスカーなどの繊維状物、 例えばクレー、焼クレー、タルク、カタルボ、シ リカ、アルミナ、酸化マグネシウム、ケイ酸カル シウム、アスベスト、アルミン酸ナトリウム、ア ルミン酸カルシウム、アルミノ硅酸ナトリウム、 硅酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化 カルシウム、硫酸バリウム、カリウム明バン、ナ トリウム明バン、鉄明バン、シラスバルーン、カ ラスバルーン、カーボンブラック、コークスブリ ーズ、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、金属粉、金 属ウィスカー、マイカ、カオリン、グラファイト、 酸化チタン、ワラストナイト、ガラスビーズ、炭 酸カルシウム、炭酸亜鉛、ハイドロタルサイト、 酸化鉄などの粒状物が挙げられる。(C)成分の うちでは、ガラス繊維が特に好ましい。これらの (C)成分は1種または2種以上で使用すること ができる。
本発明に用いる(C)成分は(A)〜(C)成 分の総量の0〜50重量%、好ましくは0〜40 重量%である。(C)成分が50重量%を超える と得られる組成物の成形時の離型が困難となる。
(C)成分の添加効果を得るためには(C)成分 の好ましい使用量は3〜40重量%である。
本発明で用いる(D)相溶化剤(以下、「(D) 成分」という)は、下記の〜で示される群か ら選ばれる少なくとも1種である。
カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を2以上有する単量 体 カルボキシル基、酸無水物およびエポキシ 基から選ばれる官能基を1以上有する芳香族 ビニル系重合体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を1以上有するオレ フィン系重合体 上記のの化合物としては、例えばシュウ酸、 マロン酸などの脂肪族(ジ)カルボン酸、イソフ タル酸などの芳香族ジカルボン酸、1,4−シク ロヘキサンジカルボン酸、1,2−シキロヘキサ ンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸などの 二官能性のカルボン酸、1,3,5−ベンゼント リカルボン酸、ピロメリット酸などの三官能以上 の多価カルボン酸あるいはその無水物、ビスフェ ノールAジグリシジルエーテルなどのエポキシ基 含有の官能基を2以上有する化合物がある。の 化合物の中で好ましい化合物としては、多価カル ボン酸無水物基化合物である。
上記の芳香族ビニル系重合体は、芳香族ビニ ル系重合体に官能基を有する化合物を付加、ある いは芳香族ビニル化合物の重合時に官能基を有す る化合物を共重合することで得られる。
におけるカルボン酸、酸無水物基およびエポ キシ基などの官能基を有する化合物としては、例 えば上記と同様の化合物、アクリル酸、メタク リル酸などのモノカルボン酸、無水マイレン酸、 メチル無水マレイン酸、無水マレイン酸と炭素数 1〜9の1価のアルコールとのエステルなどの酸 無水物基化合物、N−フェニルマレイミドなどの マレイミド化合物、グリシジルアクリレート、グ リシジルメタクリレートなどのエポキシ化合物が 挙げられ、好ましくは酸無水物基化合物である。
における芳香族ビニル系重合体としては、ス チレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ ン、ブロモスチレンなどの芳香族ビニル化合物の 重合体が挙げられ、1種または2種以上で使用さ れる。
なお、ここでは芳香族ビニル化合物単独でもよ いが、他の共重合可能な単量体を共重合すること ができる。共重合可能な単量体としては、メタク リル酸メチルなどのアクリル酸エステル、アクリ ロニトリルなどのシアン化ビニルが挙げられる。
官能基を有する芳香族ビニル系重合体中の官能 基を有する化合物の含有量は、好ましくは(A) +(B)成分100重量部に対して0.1〜25 重量部である。
の芳香族ビニル系重合体としては、例えばス チレン−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無 水マレイン酸モノアルキルエステル(無水マレイ ン酸と炭素数1〜9の1価のアルコールとのエス テル)共重合体などがある。
上記のオレフィン系重合体は、オレフィン系 重合体に官能基を付加、あるいはオレフィン化合 物の重合時に官能基を有する化合物を共重合する ことで得られる。における官能基を有する化合 物としては、上記で示した化合物と同様である。
オレフィン系重合体としては、例えばポリエチ レン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共 重合体などが挙げられる。
のオレフィン系重合体としては、例えばエチ レン−g−無水マレイン酸共重合体(gはグラフ トを意味する。以下同じ)、エチレン−プロピレ ン−g−無水マレイン酸共重合体、エチレン−プ ロピレン−g−アクリル酸共重合体などのカルボ ン酸基またはカルボン酸無水物基を有するビニル 系単量体をポリオレフィンにグラフト変性したグ ラフト共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、 エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、 エチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレンメ タクリル酸共重合体、エチレン−フマル酸共重合 体、エチレン−アクリル酸エチル−アクリル酸共 重合体、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタ クリレート共重合体などのオレフィン系単量体と カルボン酸基、酸無水物エステルあるいはエポキ シ基を有するビニル系単量体との共重合体などが 挙げられる。また、ポリエチレン、ポリプロピレ ンなどのポリオレフィン樹脂をマレイン酸、イタ コン酸、アクリル酸などのα,β−不飽和カルボ ン酸またはこれらの誘導体で変性したものを挙げ ることができる。α,β−不飽和カルボン酸の誘 導体としては、マレイン酸無水物、イタコン酸無 水物などを挙げることができる。
官能基を有するオレフィン系重合体中の官能基 を有する化合物の含有量は、好ましくは(A)+ (B)成分100重量部に対して0.1〜25重 量部である。
なお、上記〜の(D)成分において、好ま しくはのオレフィン系重合体である。
(D)成分の使用量は、(A)成分と(B)成 分の合計100重量部に対して0.05〜30重 量部、好ましくは0.1〜25重量部である。
(D)成分が0.05重量部未満であると相溶 化が十分ではなくペレット化が困難となり、物性 低下をきたす。また、30重量%を超えると成形 性が低下する。
さらに、要求される性能に応じて他の既知の重 合体、例えばポリブタジエン、ブタジエン−スチ レン共重合体、アクリルゴム、SEBS、EPD M、変性EPDM、PET、PBT、POM、P SF、PTFE、PPS、PPEなどと、本発明 の樹脂組成物とを適宜ブレンドして用いてもよい。
これら重合体は1種または2種以上で使用するこ とができる。
その他必要に応じて、二硫化モリブデン、シリ コオイルなどの潤滑剤、顔料、難燃剤、老化防止 剤、安定剤、帯電防止剤などを添加することがで きる。
[実 施 例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明する が、本発明はこれらの実施例に限定されるもので はない。
まず、表−1に実施例1〜17および比較例1 〜9で示す26種類の軸受用樹脂組成物(試料) を準備し、各試料の物性値を測定した。
物性評価方法としては、以下の方法で実施した。
(1)耐 油 性 使用ギアオイル トヨタキャッスルギアオイル MG75W −90 GL−4 浸漬温度および時間 150℃ 1000時間 試 験 片 ASTM 1号ダンベル 試 験 法 引張り強さ ASTM D638 試験速度 50mm/分 上記方法によって、浸漬前の強度と浸漬後の強 度保持率で次の計算法で耐油性を表わした。
(2)寸法変化率 試 験 片 長さ×幅×厚さ 100×25.4×3.2(mm) 試 験 法 上記試験片を水中23℃×24時間浸漬後 の寸法変化を求め、次式で寸法変化率とした (長さ方向の変化率)。
(3)アイゾット衝撃強度 アイゾット衝撃試験法は、ASTM D2 56に準じて23℃ノッチ付にて測定した。
(4)熱 老 化 性 160℃のギア熱老化試験機を用いて10 00時間熱老化を行なった。
試験片としてASTM1号ダンベルを使用 し、引張り強度を測定した。
評価法として、熱老化前の強度と熱老化後の強 度保持率で表わした。
(5)樹脂組成物の製造安定性 2軸押出機を用いて溶融混練する際、樹脂 ストランドの引取り具合と切れ具合について 評価した。
○;ストランド引取り性良好で、ストラン ド切れがないもの △;ストランドが切れるもの ×;ペレット化できないもの なお、表中のXE3283およびXE3038 は、ヘキサメチレンジアミン−テレフタル酸/イ ソホロンジアミン−イソフタル酸/ε−カプロラ クタムの共重合体である。
実施例1〜17の各試料は、耐油性、寸法変化 率、アイゾット衝撃強度、耐熱老化性、製造安定 性が比較例より優れている。
比較例1〜3、8の場合、(D)成分がないた め製造安定性が悪く耐衝撃性にも劣る。
比較例4は、(B)成分が少ないため油性に劣 る。
比較例5は、(A)成分が少ないため耐熱老化 性に劣る。
比較例6、7は、(D)成分が多いため製造安 定性が悪くペレット化が困難である。
比較例9は、(C)成分が多いため金型からの 離型が困難となり衝撃性も低下する。
以上のような結果から、本発明の耐油性樹脂組 成物は耐油性、寸法安定性、耐衝撃性、耐熱老化 性に優れ、かつ安定的に製造できることが確認さ れた。
[発明の効果] 本発明の樹脂組成物は、100℃以上の油に耐 える耐油性、耐熱性、寸法安定性などに優れてい ることから、自動車部品、機械部品、電気・電子 部品、一般雑貨など、特に100℃以上の油に接 する部材成形用耐油樹脂組成物として極めて有用 である。
上記部材としては、転がり軸受用保持器、また ほかにも高温油に接する部材、例えばギア、シリ ンダヘッドカバー、エアークリーナ、フィラーキ ャップ、ベルトカバー、オイルタンク、オイルレ ベルゲージ、トランスミッションカバー、リザー バータンク、マスターシリンダーカバー、オイル パン、オイルフィルター、ユニオンサクションポ ートなどであり、本発明の樹脂組成物はこれらの 部材の成形材料として使用できる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平4.11.18 (1)明細書第1頁第2行「耐油性樹脂塑性物」を「耐
油性樹脂組成物」に訂正する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C08L 77/06 77:00 101:00)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリテトラメチレンアジパミド1
    0〜9 0重量% (B)非晶性ポリアミド10〜90重量% (C)補強材0〜50重量% からなり、上記(A)+(B)100重量部に対 して (D)下記の〜から選ばれた少なくとも1 種の相溶化剤0.05〜30重量部を含有するこ とを特徴とする耐油性樹脂組成物。 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を2以上有する単量 体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を1以上有する芳香 族ビニル系重合体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキ シ基から選ばれる官能基を1以上有するオレ フィン系重合体
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