JP3057753B2 - 耐油性樹脂組成物 - Google Patents

耐油性樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリテトラメチレンアジパミド、非晶性ポ
リアミド、補強材および相溶化剤を必須成分とする100
℃以上の油に接する部材成形用耐油性樹脂組成物。
[従来の技術] 従来、玉軸受などの転がり軸受の保持器として、ナイ
ロン66樹脂が耐油性に優れていることから広く使用され
ている。ところが、上記ナイロン66樹脂製保持器を自動
車などのトランスミッション用軸受に使用する場合、次
のような問題がある。すなわち、自動車のトランスミッ
ションオイルにはギアーなどの焼付きを防止するため
に、通常、リンやイオウを成分中に含む極圧添加剤など
が種々添加されていて、100℃以上の高温油中では、こ
れら極圧添加剤などによってナイロン66樹脂などは劣化
をきたし、保持器材料としては適さない。
従って、上記のようなナイロン66樹脂製の保持器の欠
点を解消するため、ナイロン66樹脂より高温特性に優れ
たナイロン46樹脂の使用が考えられているが、ナイロン
46樹脂などの高温特性に優れた材料であっても、極圧添
加剤などによって劣化をきたすことがわかった。
また、ナイロン66樹脂などのナイロン樹脂は、吸水性
が高く、吸水による寸法変化があり、吸湿後の保持器の
寸法変化は大きな問題である。
このような問題を解決するために、ナイロン66樹脂な
どにガラス繊維または炭素繊維で強化したナイロン66樹
脂などは、上記の寸法変化は小さくなるが、伸びが小さ
くなり、軸受組込時または取扱中に保持器のリブ部が損
傷しやすいという問題がある。
100℃以上のオイルに耐える耐油性、耐熱性および寸
法変化の少ないなどの性能を兼ね備えた材料が求められ
ている。
[発明が解決しようとする課題」 本発明は、100℃以上のオイルに耐える耐油性、耐熱
性および寸法変化の少ない(以下、寸法安定性という場
合もある)などの性能を有する材料について鋭意研究を
重ねた結果、ポリテトラメチレンアジパミド、非晶性ポ
リアミドおよび相溶化剤を必須成分とする樹脂組成物が
目的を達成することを見い出し、本発明に到達した。
[課題を解決するための手段] 本発明は、 (A)ポリテトラメチレンアジパミド(以下、「(A)
成分」という)10〜90重量% (B)非晶性ポリアミド10〜90重量% (C)補強材0〜50重量% からなり、上記(A)+(B)成分100重量部に対して (D)下記の〜から選ばれる少なくとも1種の相溶
化剤0.05〜30重量部を含有する耐油性樹脂組成物からな
ることを特徴とする成形体(ただし、吹き込み成形体を
除く。)。
カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
選ばれる官能基を2以上有する化合物 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
選ばれる官能基を1以上有する芳香族ビニル系重合体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
選ばれる官能基を1以上有するオレフィン系重合体 を提供するものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の(A)成分とは、テトラメチレンジアミンと
アジピン酸とから得られるポリテトラメチレンアジパミ
ド、およびポリテトラメチレンアジパミド単位を主たる
構成成分とする共重合ポリアミド、さらに他のポリアミ
ドをポリテトラメチレンアジパミドの特性を損なわない
範囲で共重合成分として含んでもよい。
共重合成分は特に制限がなく、公知のアミド形成成分
を用いることができる。共重合成分の代表例としては、
6−アミノカプロン酸、11−アミノウンデカン酸、12−
アミノウンデカン酸、パラアミノメチル安息香酸などの
アミノ酸、ε−カプロラクタム、ω−ラウリルラクタム
などのラクタム類;ヘキサメチレンジアミン、ウンデカ
メチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、2,2,4−/
2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン、5−メチ
ルノナメチレンジアミン、メタキシレンジアミン、パラ
キシレンジアミン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロ
ヘキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロヘキサ
ン、1−アミノ−3−アミノメチル−3,5,5−トリメチ
ルシクロヘキサン、ビス(3−メチル−4−アミノシク
ロヘキシル)メタン、2,2−ビス(アミノプロピル)ピ
ペラジン、アミノエチルピペラジンなどのジアミン類;
アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ドデカン2酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2−クロ
ルテレフタル酸、2−メチルテレフタル酸、5−メチル
イソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、ヘ
キサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、
ジグリコール酸などのジカルボン酸などを挙げることが
できる。
また、本発明で用いられる(A)成分の製造方法は特
に限定するものでないが、例えば、特開昭56−149430号
公報、特開昭56−149431号公報、特開昭58−83029号公
報、あるいは特開昭61−43631号公報などで開示された
方法、すなわち、まず環状末端基が少ないプレポリマー
を特定の条件下で製造した後、これを水蒸気雰囲気下で
固相重合し高粘度(A)成分を調製する方法、あるいは
2−ピロリドンやN−メチルピロリドンなどの極性有機
溶媒中で加熱してそれを得る方法などが挙げられる。
(A)成分の重合度については特に制限はないが、25
℃、96%硫酸中、1g/dlにおける好ましい相対粘度は2
〜6である。
(A)成分の使用量は(A)〜(C)成分の総量の10
〜90重量%、好ましくは20〜80重量%である。(A)成
分が10重量%未満では得られる組成物の熱老化性に劣
り、90重量%を超えると耐油性が低下する。
次に、本発明に用いられる(B)非晶性ポリアミド
(以下、「(B)成分」という)は、少なくとも1種の
8〜18個の炭素原子を含有する芳香族ジカルボン酸と 1)テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン
などの2〜12個の炭素を有する直鎖状脂肪族ジアミン 2)トリメチルヘキサメチレンジアミンなどの4〜18個
の炭素を有する分岐状脂肪族ジアミン 3)ビス(3−メチル−4−アミノシクロヘキシル)メ
タン、イソホロンジアミンなどの少なくとも1個のシク
ロヘキサン部分を含有する8〜20個の炭素を有する脂環
式ジアミン 4)ε−カプロラクタム、ω−ラウロラクタムなどの4
〜12個の炭素原子を有するラクタム より成る群から選ばれる少なくとも1種のジアミンある
いはアミンとから得た構成成分とするものである。
本発明の(B)成分に用いる芳香族ジカルボン酸とし
ては、例えばイソフタル酸、テレフタル酸などがある。
(B)成分を製造するための重合方法は公知の重合方
法に従って達成することができる。例えば溶融重合、溶
液重合および界面重合方法のような重合方法などがあ
る。分子量は少なくとも10,000以上であることが好まし
い。
(B)成分の使用量は(A)〜(C)成分の総量の90
〜10重量%、好ましくは80〜20重量%である。(B)成
分が90重量%を超えると耐熱性が低下する。また、
(B)成分が10重量%未満であると耐油性が低下する。
本発明に用いる(C)補強材(以下、「C成分」とい
う)としては、例えばガラス繊維、炭素繊維、アラミド
繊維、単結晶ウィスカーなどの繊維状物、例えばクレ
ー、焼クレー、タルク、カタルボ、シリカ、アルミナ、
酸化マグネシウム、ケイ酸カルシウム、アスベスト、ア
ルミン酸ナトリウム、アルミン酸カルシウム、アルミノ
硅酸ナトリウム、硅酸マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化カルシウム、硫酸バリウム、カリウム明バ
ン、ナトリウム明バン、鉄明バン、シラスバルーン、ガ
ラスバルーン、カーボンブラック、コークスブリーズ、
酸化亜鉛、三酸化アンチモン、金属粉、金属ウィスカ
ー、マイカ、カオリン、グラファイト、酸化チタン、ワ
ラストナイト、ガラスビーズ、炭酸カルシウム、炭酸亜
鉛、ハイドロタルサイト、酸化鉄などの粒状物が挙げら
れる。(C)成分のうちでは、ガラス繊維が特に好まし
い。これらの(C)成分は1種または2種以上で使用す
ることができる。
本発明に用いる(C)成分は(A)〜(C)成分の総
量の0〜50重量%、好ましくは0〜40重量%である。
(C)成分が50重量%を超えると得られる組成物の成形
時の離型が困難となる。(C)成分の添加効果を得るた
めには(C)成分の好ましい使用量は3〜40重量%であ
る。
本発明で用いる(D)相溶化剤(以下、「(D)成
分」という)は、下記の〜で示される群から選ばれ
る少なくとも1種である。
カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
選ばれる官能基を2以上有する単量体 カルボキシル基、酸無水物およびエポキシ基から選
ばれる官能基を1以上有する芳香族ビニル系重合体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
選ばれる官能基を1以上有するオレフィン系重合体 上記のの化合物としては、例えばシュウ酸、マロン
酸などの脂肪族(ジ)カルボン酸、イソフタル酸などの
芳香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,2−シキロヘキサンジカルボン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸などの二官能性のカルボン酸、1,3,5−ベン
ゼントリカルボン酸、ピロメリット酸などの三官能以上
の多価カルボン酸あるいはその無水物、ビスフェノール
Aジグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有の官能基
を2以上有する化合物がある。の化合物の中で好まし
い化合物としては、多価カルボン酸無水物基化合物であ
る。
上記の芳香族ビニル系重合体は、芳香族ビニル系重
合体に官能基を有する化合物を付加、あるいは芳香族ビ
ニル化合物の重合時に官能基を有する化合物を共重合す
ることで得られる。
におけるカルボン酸、酸無水物基およびエポキシ基
などの官能基を有する化合物としては、例えば上記と
同様の化合物、アクリル酸、メタクリル酸などのモノカ
ルボン酸、無水マレイン酸、メチル無水マレイン酸、無
水マレイン酸と炭素数1〜9の1価のアルコールとのエ
ステルなどの酸無水物基化合物、N−フェニルマレイミ
ドなどのマレイミド化合物、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレートなどのエポキシ化合物が挙げ
られ、好ましくは酸無水物基化合物である。
における芳香族ビニル系重合体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ブロモ
スチレンなどの芳香族ビニル化合物の重合体を挙げら
れ、1種または2種以上で使用される。
なお、ここでは芳香族ビニル化合物単独でもよいが、
他の共重合可能な単量体を共重合することができる。共
重合可能な単量体としては、メタクリル酸メチルなどの
アクリル酸エステル、アクリロニトリルなどのシアン化
ビニルが挙げられる。
官能基を有する芳香族ビニル系重合体中の官能基を有
する化合物の含有量は、好ましくは(A)+(B)成分
100重量部に対して0.1〜25重量部である。
の芳香族ビニル系重合体としては、例えばスチレン
−無水マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸
モノアルキルエステル(無水マレイン酸と炭素数1〜9
の1価のアルコールとのエステル)共重合体などがあ
る。
上記のオレフィン系重合体は、オレフィン系重合体
に官能基を付加、あるいはオレフィン化合物の重合時に
官能基を有する化合物を共重合することで得られる。
における官能基を有する化合物としては、上記で示し
た化合物と同様である。
オレフィン系重合体としては、例えばポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体などが
挙げられる。
のオレフィン系重合体としては、例えばエチレン−
g−無水マレイン酸共重合体(gはグラフトを意味す
る。以下同じ)、エチレン−プロピレン−g−無水マレ
イン酸共重合体、エチレン−プロピレン−g−アクリル
酸共重合体などのカルボン酸基またはカルボン酸無水物
基を有するビニル系単量体をポリオレフィンにグラフト
変性したグラフト共重合体、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合体、
エチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレンメタクリ
ル酸共重合体、エチレン−フマル酸共重合体、エチレン
−アクリル酸エチル−アクリル酸共重合体、エチレン−
酢酸ビニル−グリシジルメタクリレート共重合体などの
オレフィン系単量体とカルボン酸基、酸無水物エステル
あるいはエポキシ基を有するビニル系単量体との共重合
体などが挙げられる。また、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなどのポリオレフィン樹脂をマレイン酸、イタコン
酸、アクリル酸などのα,β−不飽和カルボン酸または
これらの誘導体で変性したものを挙げることができる。
α,β−不飽和カルボン酸の誘導体としては、マレイン
酸無水物、イタコン酸無水物などを挙げることができ
る。
官能基を有するオレフィン系重合体中の官能基を有す
る化合物の含有量は、好ましくは(A)+(B)成分10
0重量部に対して0.1〜25重量部である。
なお、上記〜の(D)成分において、好ましくは
のオレフィン系重合体である。
(D)成分の使用量は、(A)成分と(B)成分の合
計100重量部に対して0.05〜30重量部、好ましくは0.1〜
25重量部である。
(D)成分が0.05重量部未満であると相溶化が十分で
はなくペレット化が困難となり、物性低下をきたす。ま
た、30重量%を超えると成形性が低下する。
さらに、要求される性能に応じて他の既知の重合体、
例えばポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合
体、アクリルゴム、SEBS、EPDM、変性EPDM、PET、PBT、
POM、PSF、PTFE、PPS、PPEなどと、本発明の樹脂組成物
とを適宜ブレンドして用いてもよい。これら重合体は1
種または2種以上で使用することができる。
その他必要に応じて、二硫化モリブデン、シリコオイ
ルなどの潤滑剤、顔料、難燃剤、老化防止剤、安定剤、
帯電防止剤などを添加することができる。
[実 施 例] 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
まず、表−1に実施例1〜18および比較例1〜9で示
す27種類の軸受用樹脂組成物(試料)を準備し、各試料
の物性値を測定した。
物性評価方法としては、以下の方法で実施した。
(1)耐油性 使用ギアオイル トヨタキャッスルギアオイル MG75W−90 GL−4 浸漬温度および時間 150℃ 1000時間 試験片 ASTM 1号ダンベル 試験法 引張り強さ ASTM D638 試験速度 50mm/分 上記方法によって、浸漬前の強度と浸漬後の強度保持
率で次の計算法で耐油性を表わした。
(2)寸法変化率 試験片 長さ×幅×厚さ 100×25.4×3.2(mm) 試験法 上記試験片を水中23℃×24時間浸漬後の寸法変化を求
め、次式で寸法変化率とした(長さ方向の変化率)。
(3)アイゾット衝撃強度 アイゾット衝撃試験法は、ASTM D256に準じて23℃ノ
ッチ付にて測定した。
(4)熱老化性 160℃のギア熱老化試験機を用いて1000時間熱老化
を行なった。
試験片としてASTM1号ダンベルを使用し、引張り強
度を測定した。
評価法として、熱老化前の強度と熱老化後の強度保持
率を表わした。
(5)樹脂組成物の製造安定性 2軸押出機を用いて溶融混練する際、樹脂ストランド
の引取り具合と切れ具合について評価した。
○;ストランド引取り性良好で、ストランド切れがな
いもの △;ストランドが切れるもの ×;ペレット化できないもの なお、表中のXE3283およびXE3038は、ヘキサメチレン
ジアミン−テレフタル酸/イソホロンジアミン−イソフ
タル酸/ε−カプロラクタムの共重合体である。
実施例1〜18の各試料は、耐油性、寸法変化率、アイ
ゾット衝撃強度、耐熱老化性、製造安定性が比較例より
優れている。
比較例1〜3、8の場合、(D)成分がないため製造
安定性が悪く耐衝撃性にも劣る。
比較例4は、(B)成分が少ないため油性に劣る。
比較例5は、(A)成分が少ないため耐熱老化性に劣
る。
比較例6、7は、(D)成分が多いため製造安定性が
悪くペレット化が困難である。
比較例9は、(C)成分が多いため金型からの離型が
困難となり衝撃性も低下する。
以上のような結果から、本発明の耐油性樹脂組成物は
耐油性、寸法安定性、耐衝撃性、耐熱老化性に優れ、か
つ安定的に製造できることが確認された。
[発明の効果] 本発明の成形体は、100℃以上の油に耐える耐油性、
耐熱性、寸法安定性などに優れていることから、自動車
部品、機械部品、電気・電子部品、一般雑貨など、特に
100℃以上の油に接する部材として好適に用いられる。
上記部材としては、転がり軸受用保持器、またほかに
も高温油に接する部材、例えばギア、シリンダヘッドカ
バー、エアークリーナ、フィラーキャップ、ベルトカバ
ー、オイルタンク、オイルレベルゲージ、トランスミッ
ションカバー、リザーバータンク、マスターシリンダー
カバー、オイルパン、オイルフィルター、ユニオンサク
ションポートなどが挙げられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 77/00 - 77/12 C08K 3/00 - 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ポリテトラメチレンアジパミド10〜
    90重量% (B)非晶性ポリアミド10〜90重量% (C)補強材0〜50重量% からなり、上記(A)+(B)100重量部に対して (D)下記の〜から選ばれた少なくとも1種の相溶
    化剤0.05〜30重量部を含有する耐油性樹脂組成物からな
    ることを特徴とする成形体(ただし、吹き込み成形体を
    除く。)。 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
    選ばれる官能基を2以上有する単量体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
    選ばれる官能基を1以上有する芳香族ビニル系重合体 カルボキシル基、酸無水物基およびエポキシ基から
    選ばれる官能基を1以上有するオレフィン系重合体
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