JPH0570652U - 粗破砕機における破砕不適物排出装置 - Google Patents

粗破砕機における破砕不適物排出装置

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JPH0570652U
JPH0570652U JP873092U JP873092U JPH0570652U JP H0570652 U JPH0570652 U JP H0570652U JP 873092 U JP873092 U JP 873092U JP 873092 U JP873092 U JP 873092U JP H0570652 U JPH0570652 U JP H0570652U
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crushing
wing
press wing
press
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進 武内
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富士車輌株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 箱型フレーム1の上部後寄りに投入口2を設
け、下部前寄りに排出口3を設ける。箱型フレーム1内
には上部破砕軸5と下部破砕軸6を設け、この両破砕軸
5、6を回転させて、外側の破砕刃9、10により被破
砕物を破砕する。下部破砕軸6の後方にプレスウイング
15の下端を軸16により揺動自在に取付ける。また、
箱型フレーム1の後側に破砕不適物の排出口27を設
け、その下端にシュート29を設ける。さらに、上記プ
レスウイング15を定位置に固定するロック装置23を
設ける。 【効果】 破砕不適物が投入されたとき、プレスウイン
グを後方へ倒すことにより破砕不適物を容易かつ迅速に
排出できる。ロック装置によりプレスウイングを定位置
に固定することにより正常破砕中にプレスウイングが動
かないようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は各種の大形の薄鉄板構造物または粗大廃棄物を比較的大きく破砕す る粗破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の粗破砕機の一例として実公昭62−9950号公報に記載されたものが ある。 この公知の粗破砕機は上部後寄りに投入口、下部前寄りに排出口を有する箱型 フレーム内の中程上部寄りとその下部前寄りに横方向の上部破砕軸と下部破砕軸 とを設け、下部破砕軸が上部破砕軸より高速で回転し、この両破砕軸の各破砕刃 でくわえ込んだ被破砕物をその回転速度差で破砕するようにしたものである。
【0003】 また、上記箱型フレーム内の後方にプレスウィングを設けて、押し固められた 屑鉄のような比較的破砕し難い被破砕物が投入された場合、プレスウィングを定 位置から前方へ回し、被破砕物を破砕刃に押し付けて、圧壊させながら破砕する ようにしてある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記実公昭62−9950号公報に記載された粗破砕機はプレスウィングの回 動範囲が定位置から前方へのみ回動できるようにしてあるので、破砕不適物が投 入された場合、この破砕不適物を投入口から引き出す以外に方法がない。
【0005】 従って破砕不適物を排出する場合、一たん破砕機を停止して、破砕不適物を吊 上げて投入口から排出しなければならないので排出がきわめて困難である。
【0006】 この考案の課題は破砕不適物の排出の場合はプレスウィングを破砕不適物の排 出用シュートとして用いることにより破砕不適物を容易に排出できるようにする ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する手段として、この考案はプレスウィングを有する粗破砕 機の上記プレスウィングの揺動範囲をプレスウィングが上下の破砕軸の破砕刃に 接近する位置から同プレスウィングを後方へ後下がり状に傾斜するまでとし、か つ、箱型フレームの後側には後下がり状に傾斜した上記プレスウィング上を滑り 落ちる破砕不適物の排出口を設けた構成とし、また、上記プレスウィングを、そ の前面が上記投入口の後側面とほぼ一致する定位置から後方への回動を阻止する ロック装置を設け、このロック装置は上記プレスウィングをロックした状態と、 ロックを解除した状態とを選択できる操作装置を有する構成としたものである。
【0008】
【作用】
この考案は上記の構成であり投入口から投入した薄鉄板構造物や粗大廃棄物の ような被破砕物は、上下の破砕軸の間にくわえ込まれ、その破砕刃の回転速度差 により破砕されて排出口から排出される。 上記の破砕作用において、通常の被破砕物の場合はプレスウィングは定位置で ロック装置により固定されている。
【0009】 従ってプレスウィングは、投入された被破砕物を上下の破砕軸の間に導くシュ ートの役目を果している。 また押し固められた屑鉄のような比較的破砕し難い被破砕物が投入された場合 、ロック装置を解除して駆動手段を働かせ、プレスウィングを定位置から前方へ 回し、被破砕物を破砕刃に押し付けて、圧壊させながら破砕する。
【0010】 さらに、破砕不適物が投入された場合、ロック装置を解除した状態で駆動手段 を働かせ、プレスウィングを後方へ大きく回転させることにより破砕不適物は後 下りとなったプレスウィング上を滑り落ちて破砕不適物の排出口から排出される 。
【0011】
【実施例】
図に示す実施例において、1は箱型フレームであって、2はその上部後寄りの 投入口、3は下部前寄りの排出口であり、投入口2の後部にはシュート4を設け てある。 5はフレーム1内の中程上部寄りの上部破砕軸、6はその下部前寄りの下部破 砕軸で、いずれも大径中空で、両端がフレーム1の両側の軸受によって回転自在 に支承されている。
【0012】 上記の各破砕軸5、6の外周には複数の鍔7、8が適当な間隔で取付けられ、 この各鍔7、8の外周に複数の破砕刃9、10が一体に設けてある。また、これ らの破砕刃9、10は破砕刃9の間に破砕刃10が入るように配置する。
【0013】 上記各破砕軸5、6は油圧モータのような動力源11、12を有し、この動力 源により図2の矢印方向に駆動するが、下部破砕軸6の方が上部破砕軸5よりも 回転速度を速くする。 上下の破砕軸5、6の後方にはプレスウイング15を配置する。このウイング 15は図2、図3のようにその下端を軸16によってフレーム1の両側壁に揺動 自在に取付け、このウイング15の上端は前記シュート4の前端に対向させ、同 ウイング15の上端下部には軸16を中心とする円弧状のカバー17を設けて、 ウイング15の上端が上方に回っても被破砕物がウイング15やシュート4の裏 側へ落ち込まないようにする。 19は上記プレスウィング15の駆動手段で、油圧シリンダ20とリンク21 、22からなっている。
【0014】 リンク21はその一端をウィング15の裏面に回転自在に連結し、リンク22 は上記リンク21の他端とフレーム1の下部とに回転自在に連結する。 そして、上記リンク21をシリンダ20で操作する。
【0015】 23はウィング15のロック装置である。このロック装置23は図4に示すよ うにウィング15の背部に設けた左右一対の油圧シリンダのような操作装置24 で進退するロックピン25と、フレーム1の側壁に設けた係合孔26からなって いる。
【0016】 また、箱形フレーム1の後側には破砕不適物の排出口27を設け、その下部に は排出シュート29を設ける。 なお、図中30は格子板で、軸31によりフレーム1に回動自在に取付けられ 、この格子板30の前縁には下部破砕軸6に設けた各破砕刃10の間に入る複数 のグレート32が一体に設けてある。上記格子板30は油圧またはエアシリンダ のような駆動手段33により回動させるもので、図2に示す定位置に固定するロ ック装置34を設ける。
【0017】 上記実施例の作用を説明すれば、図2のようにプレスウイング15を定位置に つけ、図4のようにロックピン25が係合孔26にはまっている状態において、 動力源11、12により各破砕軸5、6を図2の矢印方向に回転させつつ投入口 2から被破砕物を投入すると、この被破砕物はプレスウイング15の上面を下降 しつつ破砕刃9、10に引っかけられて破砕軸5、6の速度差によって剪断破砕 される。
【0018】 被破砕物が押し固められた鉄屑のように比較的破砕し難いものの場合は操作装 置24を働かせ、左右のロックピン25を各係合孔26から引き抜いてロックを 解除し、同時に駆動手段19の油圧シリンダ20を働かせてリンク21、22を 介し、プレスウイング15を図2の鎖線のように破砕軸5、6の方へ回して被破 砕物を圧壊させながら破砕する。
【0019】 また、投入したものが破砕不適物の場合、上記のようにロックピン25を係合 孔26から抜いたのち、駆動手段19を働かせて図3のようプレスウイング15 を後方へ倒すと排出口27が大きく開かれるとともにウイング15がシュート2 9と一致して破砕不適物はウイング15上を滑り落ちて排出口27から排出され る。
【0020】
【効果】
この考案は上記のように必要に応じてプレスウイングを後方へ後下がり状に傾 斜するように回動して、破砕不適物を後側の排出口から排出できるようにしたの で、破砕不適物の排出がきわめて容易、かつ、迅速に行える。
【0021】 また、定位置のプレスウイングを固定するロック装置を設けたので正常な破砕 作業中にプレスウイングが動くおそれがないなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の平面図
【図2】同上の縦断側面図
【図3】同じく他の状態の縦断側面図
【図4】図2のA−A線に沿う拡大断面図
【符号の説明】
1 箱型フレーム 2 投入口 3 排出口 5 上部破砕軸 6 下部破砕軸 9 破砕刃 10 破砕刃 15 プレスウイング 16 軸 19 駆動手段 23 ロック装置 24 操作装置 25 ロックピン 26 係合孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部後寄りに投入口、下部前寄りに排出
    口を有する箱型フレーム内の中程上部寄りとその下部前
    寄りに横方向の上部破砕軸と下部破砕軸とを設け、下部
    破砕軸が上部破砕軸より高速で回転し、この両破砕軸の
    各破砕刃でくわえ込んだ被破砕物をその回転速度差で破
    砕して、下部破砕軸の前方から排出口へ排出するように
    なし、下部破砕軸の後方における上記箱型フレーム内に
    はプレスウィングの下端を軸により揺動自在に取付ける
    とともにこのプレスウィングを回動させる駆動手段を設
    けた粗破砕機において、上記駆動手段によるプレスウィ
    ングの揺動範囲をプレスウィングが上下の破砕軸の破砕
    刃に接近する位置から同プレスウィングを後方へ後下が
    り状に傾斜するまでとし、かつ、箱型フレームの後側に
    は後下がり状に傾斜した上記プレスウィング上を滑り落
    ちる破砕不適物の排出口を設けたことを特徴とする粗破
    砕機における破砕不適物排出装置。
  2. 【請求項2】 上記プレスウィングを、その前面が上記
    投入口の後側面とほぼ一致する定位置から後方への回動
    を阻止するロック装置を設け、このロック装置は上記プ
    レスウィングをロックした状態と、ロックを解除した状
    態とを選択できる操作装置を有することを特徴とする請
    求項1記載の粗破砕機における破砕不適物排出装置。
JP1992008730U 1992-02-26 1992-02-26 粗破砕機における破砕不適物排出装置 Expired - Lifetime JP2570779Y2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61118650U (ja) * 1985-01-11 1986-07-26
JPS62136232U (ja) * 1986-02-20 1987-08-27
JPS63168042U (ja) * 1987-04-24 1988-11-01

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