JPH0570545U - 座薬包装体 - Google Patents

座薬包装体

Info

Publication number
JPH0570545U
JPH0570545U JP1032292U JP1032292U JPH0570545U JP H0570545 U JPH0570545 U JP H0570545U JP 1032292 U JP1032292 U JP 1032292U JP 1032292 U JP1032292 U JP 1032292U JP H0570545 U JPH0570545 U JP H0570545U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suppository
lubricant
package
container
recesses
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1032292U
Other languages
English (en)
Inventor
達彦 川岡
文雄 保苅
信雄 田中
正雄 出口
俊治 松宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP1032292U priority Critical patent/JPH0570545U/ja
Publication of JPH0570545U publication Critical patent/JPH0570545U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 指先を汚すことなく、潤滑剤を座薬に塗布で
き、座薬を体内に容易に挿入できること。 【構成】 容器本体1とカバー体2とからなる容器内に
座薬3もしくは座薬が充填された挿入具と、潤滑剤4と
が封入されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は座薬包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
座薬は、カカオ脂などと混合して成形されて固形状とされ、肛門、尿道、膣な どの体内に挿入され、体内で融解して薬効を発揮するものである。
【0003】 この固形状の座薬は、一回の使用量分ずつ包装されており、使用にあたって、 スムースに体内に挿入するよう、ゼリー状やオイル状の潤滑剤を座薬に塗布して いる。
【0004】 また、座薬を、直接手指を肛門等に入れることなく衛生的に体内に挿入するた め、ピストン構造の挿入器が用いられている(例えば、特開昭62−23316 9号公報、実開昭60−79447号公報、実開平2−30354号公報など) 。
【0005】 このような挿入器には一回の使用量分の座薬が充填され、その先端部が体内に 挿入されて使用されるものであるが、挿入具が体内に滑らかに挿入するように、 その先端部にゼリー状やオイル状の潤滑剤を塗布している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、座薬、挿入具と潤滑剤とは別々に保管管理されており、潤滑剤容器 を保管場所から持ち出して開閉するなど煩瑣であり、さらに指先で塗布するもの であるから、看護婦が嫌がる作業でもあった。そのため、潤滑剤の塗布を忘れた りすることもあり、患者に苦痛を与えたり、腸内壁などを傷付けるたりすること があった。
【0007】 この考案は、上記の点に鑑み、潤滑剤を座薬、座薬挿入具先端部に確実容易に 塗布できる座薬包装体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の座薬包装体は、容器内に、座薬もしくは座薬が充填された挿入具と 、潤滑剤とが封入されていることを特徴としている。
【0009】 容器としては、従来の座薬、挿入具などの包装に用いられる容器と特に相違す るものでなく、例えば、素材シートに、真空成形法などにより、座薬もしくは座 薬が充填された挿入具及び潤滑剤が入れられる凹部を形成した容器本体と、この 凹部を覆うカバーシート(フィルム)とから構成される容器などがあげられる。
【0010】 このカバーシート(フィルム)にも容器本体と同様に凹部を形成し、両方の凹 部が合わせられ、座薬もしくは座薬が充填された挿入具、潤滑剤が入れられる部 分とされていてもよい。カバーシート(フィルム)が容器本体に高周波融着、熱 融着されることにより、内容物の座薬もしくは座薬が充填された挿入具、潤滑剤 が封入されることになる。
【0011】
【作用】
この考案の座薬包装体は、容器内に、座薬もしくは座薬が充填された挿入具と 共に潤滑剤が封入されているから、潤滑剤封入部分を押し潰すことにより潤滑剤 が移行して座薬を覆うようになる。したがって、指先に触れることなく潤滑剤が 塗布され、座薬を体内にスムースに挿入できる。
【0012】
【実施例】
次に、この考案の座薬包装体を図面の実施例を参照して説明する。 図1及び図2は、この考案の座薬包装体の一例を示しており、図1はその斜視 図、図2は図1のA−A線の断面図である。
【0013】 図において、1は容器本体、2はカバー体、3は棒状に成形された座薬、4は 潤滑剤である。 容器本体1とカバー体2とは容器を構成するものであり、両者ともプラスチッ クシートを素材とし、真空成形法などによってそれぞれに座薬収納用凹部11, 21及び潤滑剤収納用凹部12,22が形成されている。潤滑剤収納用凹部12 ,22の位置は、図示のとおり、座薬収納用凹部11,21に収納される棒状座 薬3の先端に寄った所とされている。なお、121,221は、潤滑剤収納用凹 部12,22に連続して設けられた小凹部である。
【0014】 この実施例では、容器本体1とカバー体2とは同形状とされ、両者にそれぞれ 凹部が形成されているが、容器本体1にのみ凹部を形成し、カバー体2は、凹部 のない平板状のプラスチックシート(フィルム)とすることもできる。
【0015】 座薬3は、カカオ脂などと混合して棒状に成形されており、容器本体1及びカ バー体2の凹部11,21に収納され、また、ゼリー状潤滑剤4は、容器本体1 及びカバー体2の凹部12,22に収納され、容器本体1とカバー体2とは高周 波融着もしくは熱融着によりシールされている。なお、薬剤収納用凹部21(1 1)と潤滑剤収納用凹部22(12)との間のシール部分はその他のシール部分 よりやや弱く融着されているのが好ましく、 また、開封に便利なように縁部の一部を未融着とするのが好ましい。
【0016】 次に、この座薬包装体の使用態様を説明する。 先ず、潤滑剤収納部分を指先で押し潰すことにより内部の潤滑剤4が小凹部1 21,221側に押される。潤滑剤4が座薬収納部分に流れようする圧力で薬剤 収納部分と潤滑剤収納部分との間のシール部分を剥離する。その結果、潤滑剤4 が移行して座薬3の周囲を覆うことになる。
【0017】 次いで、カバー体2を容器本体1から引き剥がし、潤滑剤4を取り出し、これ を体内に挿入する。潤滑剤4には上記のとおり潤滑剤3で覆われているので、体 内にスムースに挿入される。
【0018】 図3及び図4は、この考案の座薬包装体の他の実施例を示しており、図3はそ の斜視図、図4は図1のB−B線の断面図である。 図において、1aは容器本体、2aはカバー体、3aは棒状に成形された座薬 、4aは潤滑剤、5は挿入具である。
【0019】 この座薬包装体においては、図2における座薬収納用凹部11,21が、座薬 3aが充填された挿入具5を収納する挿入具収容用凹部11a,21aとされて いる以外は、図1及び図2に示す座薬包装体と同様の構成とされている。その使 用態様についても、図1及び図2に示す座薬包装体と同様である。
【0020】 なお、この挿入具5は、先端部に座薬3aを保持するためのプランジャー51 と、座薬3aを押出しするためのピストン52からなり、プランジャー51には 、図3のカバー体2aの翼状形状部分に把手が設けられたものとなっている。
【0021】 この場合には、座薬3aは挿入具5により体内に挿入されるので指先を体内に 入れる必要がなく、衛生的である。
【0022】
【考案の効果】
この考案の座薬包装体は、以上のとおり、挿入具の開封に先立って、指先を汚 すことがなく、潤滑剤を座薬に塗布できる。したがって、潤滑剤の塗布もれがな く、座薬を体内にスムースに挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の座薬包装体の斜視図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】この考案の他の実施例の座薬包装体の斜視図で
ある。
【図4】図3のB−B線の断面図である。
【符号の説明】
1,1a 容器本体 2、2a カバー体 3、3a 座薬 4 潤滑剤 5 挿入具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に、座薬もしくは座薬が充填され
    た挿入具と、潤滑剤とが封入されていることを特徴とす
    る座薬包装体。
JP1032292U 1992-03-03 1992-03-03 座薬包装体 Pending JPH0570545U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1032292U JPH0570545U (ja) 1992-03-03 1992-03-03 座薬包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1032292U JPH0570545U (ja) 1992-03-03 1992-03-03 座薬包装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0570545U true JPH0570545U (ja) 1993-09-24

Family

ID=11746995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1032292U Pending JPH0570545U (ja) 1992-03-03 1992-03-03 座薬包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0570545U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056524A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 株式会社塚田メディカルリサーチ 薬剤用包装具およびこれを用いた包装済み薬剤
JP2015533306A (ja) * 2012-10-19 2015-11-24 クリストコット インク 坐薬挿入デバイス、坐薬、および坐薬を製造する方法
US10525242B2 (en) 2008-10-07 2020-01-07 Cristcot Llc Method and apparatus for inserting a rectal suppository
US11298515B2 (en) 2016-05-12 2022-04-12 Cristcot Llc Single-use suppository insertion device and method

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10525242B2 (en) 2008-10-07 2020-01-07 Cristcot Llc Method and apparatus for inserting a rectal suppository
WO2012056524A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 株式会社塚田メディカルリサーチ 薬剤用包装具およびこれを用いた包装済み薬剤
JP2015533306A (ja) * 2012-10-19 2015-11-24 クリストコット インク 坐薬挿入デバイス、坐薬、および坐薬を製造する方法
US10149967B2 (en) 2012-10-19 2018-12-11 Cristcot Llc Suppository insertion device, suppository, and method of manufacturing a suppository
US11224727B2 (en) 2012-10-19 2022-01-18 Cristcot Llc Suppository insertion device, suppository, and method of manufacturing a suppository
US11298515B2 (en) 2016-05-12 2022-04-12 Cristcot Llc Single-use suppository insertion device and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1322820C (en) Tampon applicator wrap
US3749093A (en) Insertable device package
EP0444126A1 (en) Packaging for medicaments
JPH0570545U (ja) 座薬包装体
JP3142399U (ja) 化粧料容器
JP4098905B2 (ja) 包装容器
KR200383356Y1 (ko) 콘돔과 젤을 함께 내장한 포장팩
JPH0619502Y2 (ja) 2種の収納物を混合するための容器
JP3059777U (ja) コンド―ムパッケ―ジ
JP3015446U (ja) 精子採取器
JPH0565880U (ja) ウェットティッシュ詰替用容器
JPH0246805Y2 (ja)
JP3015448U (ja) 精子採取器
JPS607318Y2 (ja) シ−ル開封装置付き容器
JPH0519064Y2 (ja)
JP3090608U (ja) 潤滑剤収容体付コンドーム
JPH0614661Y2 (ja) 化粧料容器
JPS5922077Y2 (ja) パツクの開口及び密閉具
JPH0662916U (ja) 化粧具
JP3013395U (ja) 軟質性管状容器
JP3007013U (ja) 容器の口部密閉構造
JPH0628099Y2 (ja) 輸液用容器の閉止装置
JPH01134044U (ja)
JPH01104143U (ja)
JPH076152U (ja) 塗布具収容部付きチューブ容器