JPH0570398B2 - - Google Patents

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JPH0570398B2
JPH0570398B2 JP58203626A JP20362683A JPH0570398B2 JP H0570398 B2 JPH0570398 B2 JP H0570398B2 JP 58203626 A JP58203626 A JP 58203626A JP 20362683 A JP20362683 A JP 20362683A JP H0570398 B2 JPH0570398 B2 JP H0570398B2
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Japan
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rotor
brushless motor
armature coil
counter
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Jiro Tanuma
Takao Uchida
Kuniharu Hayashi
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Priority to DE8484307424T priority patent/DE3476002D1/de
Priority to EP84307424A priority patent/EP0140697B1/en
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Publication of JPH0570398B2 publication Critical patent/JPH0570398B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/20Arrangements for starting
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S400/00Typewriting machines
    • Y10S400/903Stepping-motor drive for carriage feed

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はプリンタ等に用いられる直流ブラシレ
スモータの原点位置決め方法に関するものであ
る。
〔従来技術〕
従来のこの種の直流ブラシレスモータの構造を
第1図,,及びに示す。図において1は
ステータで、磁性材料より成るステータヨーク2
上に絶縁板3を介して基板4を設け、該基板3上
に複数の電機子コイル5を実装すると共に、所定
の電機子コイル5の中心部にホール素子6を配
し、かつこれらの電機子コイル5を囲うように前
記基板3上に速度検出用パターン7(以下FGパ
ターンと略記する)を形成した構造となつてい
る。
前記電機子コイル5は、第1図に示すように
5−1,5−2,5−3,5−1′,5−2′,5
−3′の如く円形に6個配されていて、第1図
に示すように3相(φ1,φ2,φ3)結線されてお
り、また前記ホール素子6は電気角で120°位相が
ずれるように3個接続されている。
8は前記ステータ1の中心部に設けた軸受で、
この軸受8は後述するロータのシヤフトを回転可
能に支持している。
9はロータで、第1図に示す如く磁性材料よ
り成るロータヨーク10に、扇形にN,S極交互
に8等分割着磁された円板状のマグネツト11
と、前記FGパターン7のピツチと同じ間隔で分
割されてN,S極交互に着磁されたリング状のマ
グネツト12を取付けると共に、ロータヨーク1
0の中心部にシヤフト13を設けた構造となつて
いて、前記マグネツト11はステータ1の電機子
コイル5と対向し、またマグネツト12はFGパ
ターン7と対向している。
この動作原理を簡単に説明する。まず3個のホ
ール素子6の検出出力によりロータ9の位置を検
知し、その位置での電流を電機子コイル5に通電
すると、電機子コイルはフレミングの左手の法則
により電流力を受けるが、電機子コイル5は固定
されているため、マグネツト11に反力が作用し
てロータ9が回転する。ロータ9が回転すると、
リング状のマグネツト12によつてFGパターン
7に交流電流が誘致されるので、それをパルス状
に変換し、そのパルス幅、つまり誘起電流の周期
を計測することにより、加速,減速,定速制御が
可能となる。
このように、従来の直流ブラシレスモータにお
いては、位置検出と速度検出とがあるので、信号
の種類は4種類となり、回路部品が多くなつてホ
ール素子6のバラツキとか、組立時の取付誤差も
問題となる。
また、電機子コイル5の中心部にホール素子6
を配置する構造としているために、電機子コイル
5の内側にコイルを充分に巻くことができなくな
り、そのためトルクが充分出せなかつたり、組立
が複雑になるという欠点がある。
このような欠点に対して本出願人は、既に特願
昭58−68302号において、次に第2図〜第6図を
参照して述べる方法により位置検出素子を取除
き、速度検出素子だけで制御する直流ブラシレス
モータの駆動方法を提案している。
すなわち、第2図,においてロータ9は、
ロータヨーク10とマグネツト11とシヤフト1
3及び速度検出用スリツトで構成されている。ス
テータ1は、第1図においてホール素子6及び
FGパターン7を削除したものと同じであるので、
ここでは図を省略している。
第3図は3相モータの簡易回路図で、図におい
て15〜20はトランジスタ、21〜23は電機
子コイルであり、ここで電機子コイル21は第1
図における電機子コイル5−1,5−1′に、2
2は同じく5−2,5−2′に、23は同じく5
−3,5−3′にそれぞれ対応する。24aは電
源の正側端子、24bは電源の負側端子を示して
いる。
前記電機子コイル21〜23に流す電流の方向
は、2相励磁の場合、第3図における,,
とこれら反対方向の −1 , −2 , −3 の6
種類であり、各電機子コイル21,22,23に
矢印,,, −1 , −2 , −3 方向の
電流を流した場合の出力トルク波形を示したのが
第4図である。
第4図において、a,b,c,d,e,f,
a′は、各出力トルク波形と点線P−P′との交点で
あり、A,B,C,D,E,F,A′は前記a,
b,c,d,e,f,a′点のトルクを発生するロ
ータ9の位置である。
これら6種類の波形は、電気角で60°ずつずれ
た相似形であり、図示したa点からb点では−
3,b点からc点では,c点からd点では…
という具合に電流の流す方向を60°ごとに切換え
ると、点線P−P′の上の部分のリツプルの最も少
ない出力トルクが得られ、ロータ9は正回転(第
2図aの矢印方向から見て時計方向)する。逆回
転(反時計方向)の場合は、点線Q−Q′の下の
部分を利用すればよい。
以上のように、電気角60°ごとに電流を切換え
ると、1周期(a〜a′)では6回切換えることに
なる。また、この1周期はマグネツト11のN,
S極ピツチであり、第2図から明らかなよう
に、ロータ9の1回転につき4周期となるので、
ロータ9の1回転当り6×4=24回の電流切換え
が必要となる。このとき、速度検出用スリツト1
4が96分割されていると、1回の通電期間、例え
ば第4図のa点からb点では、96÷(24)=4個の
パルスまたはビツト情報の0か1かでは2倍の8
個の状態が表れる。そして、このパルスまたはビ
ツトの情報をカウントにより計数した値を、電流
方向を切換えるためのタイミングとしてカウンタ
に設定しておく。
起動時において、ロータ9であるマグネツト1
1と電機子コイル21〜23との位置の相対関係
は、第4図のA点からA′点までの間のどれかで
ある。従つて、始めに方向の電流を流し、マグ
ネツト11が停止するまでの充分な時間を置き、
次に方向の電流を流し、同様に充分な時間を置
くと、方向の電流を流した場合に、A点(また
はA′点)でつり合つた状態であつても、またD
点でロツクされた状態であつても、方向の電流
を流すことにより、E点でロツク状態にさせるこ
とができる。
このようにすれば、起電時にマグネツト11が
どの位置にあつても→の順で電流を流すこと
により、マグネツト11の位置をE点に設定でき
るので、それから正回転に駆動する場合には、
−1 → −2 → −3 →→→→ −1 …
の順番に、また逆回転に駆動する場合には、 −
3 → −2 → −1 →→→→ −3 …の
順番に電流を流してやればよいわけである。そし
て、その際電流の方向を切換えるタイミングは、
前述したように速度検出用スリツト14からの出
力をカウンタにより計数し、そしてこの計数値が
電流方向を切り換えるタイミングとして予めカウ
ンタに設定しておいた設定値、すなわち4カウン
トを計数したときに切換えればよい。
次に、正・逆両回転する場合の方法について説
明する。回転方向を検知するために、速度検出用
スリツト14の速度検出を電気角90°ずらして設
定すると、そのときの検出出力φA,φBは第5図
のようになり、該φA,φB2ビツト(φB:上位ビ
ツト,φA:下位ビツト)を用いてデジタル的に
検出器出力を表わしたのが、第5図の下に示した
値である。
よつて、速度検出器のデジタル出力値0→2→
3→1→0…が正回転すると、0→1→3→2→
0…が逆回転となる。従つて、前述の電流切換え
タイミングは、速度検出用スリツト14が同じも
のとすると、4個のパルスの4倍の16個のセンサ
出力値によつて決定されることになる。この場合
の駆動方法では、最初の設定は前述と同様なので
省略する。
回転方向の切り換え方法を、やはり第4図によ
つて説明する。今、正回転に駆動を開始したとす
ると、正回転方向の電流方向と、それと逆の電流
方向を、逆回転方向の情報として用意する。例え
ば、方向の電流を正回転方向として流している
場合、 −2 の電流方向を逆回転方向として用意
すればよい。
また、速度検出器の出力をカウントし、正回転
方向のときはインクリメントして、カウント値が
16になれば0にもどし、逆回転方向のときにはデ
クリメントし、カウント値が0になれば16に設定
するようにする。
そして、第4図のF点において回転方向を切換
えるならば、D点において方向の電流を流し
て、後は検出器出力のみを検知し、E点になれ
ば、正回転方向の電流 −1 と逆回転方向の電流
の情報の用意だけし、実際に流す電流はのま
まとする。そして、F点でロツク状態になつて停
止すれば、用意されている逆回転方向の電流か
ら流して駆動すればよい。もし、F点を通過して
も、検出器出力さえ確実に検知すれば、次の正回
転方向は −2 、逆回転方向はの情報が用意さ
れるので、位置ずれは生じない。
これらを連続して行うことにより、ホール素子
6がなくてもロータ9の位置制御が可能である。
速度制御については、従来と同様の方法で行え
ばよい。
以上のようにして、位置検出用のホール素子6
を使用することなく、ロータ9の原点位置決め可
能となつたが、更に改良すべき点があることが判
明した。
この改良すべき点について、第6図及び第7図
を参照して説明する。
第6図において、25はホール素子を有してい
ない直流ブラシレスモータ、26は移動体である
キヤリツジ、27は該キヤリツジ上に搭載された
印字ヘツド、28は該キヤリツジ26の一側に設
けられた遮光板、29は発光ダイオード、30は
受光トランジスタ、31はプーリ、32は該プー
リ31と前記直流ブラシレスモータ25とに巻掛
けられた駆動ベルトである。
ここで、発光ダイオード29と、この発光ダイ
オード29からの光を受ける受光トランジスタ3
0は、キヤリツジ26の移動経路の左端において
対向設置されており、直流ブラシレスモータ25
を駆動し、駆動ベルト32を介してキヤリツジ2
6を左方向に移動すると、キヤリツジ26に設け
られている遮光板28が発光ダイオード29の光
をさえぎるようになつている。
このときの受光トランジスタ30の出力の様子
と、キヤリツジ26の動作ピツチの関係を示した
のが第7図で、縦軸に受光トランジスタ出力をと
り、横軸のp0〜po点はキヤリツジ26の安定停止
位置を示している。この第7図に見られるよう
に、poからp1までは受光トランジスタ30の出力
は一定値を示しているが、p1〜p0に移動すると
き、上述したように遮光板28が発光ダイオード
29の光をさえぎるため、この間で出力は零とな
つている。このとき、キヤリツジ26はp0の位置
に停止しているので、このp0を基準点としてい
る。
しかしながら、このような方法では、直流ブラ
シレスモータ25の停止位置近傍のトルクが小さ
いため、機械的摩擦力に打勝つてロータ9を停止
点に正確に位置づけることができないという問題
が有り、この位置決め誤差が原点位置決め後も残
存するという欠点がある。このことは、単に原点
がずれるという問題だけではなく、その後の駆動
において比較的大きなトルクリツプルを生じる原
因ともなる。
また、原点位置決めのために、発光ダイオード
29と受光トランジスタ30を使用しているた
め、塵埃や油等によつて受光トランジスタ30の
出力が低下し、極端な場合には出力が得られなく
なる等、信頼性が低いという欠点があり、更に発
光ダイオード29及び受光トランジスタを使用す
ることにより増幅器等が必要となるので、コスト
低減の上で不都合であつた。
〔発明の目的〕
本発明は上述した従来技術の欠点を解決するた
めになされたもので、直流ブラシレスモータにお
ける位相合わせを正確に行えるようにして、誤差
のない正確な原点位置決めを可能とし、原点位置
決め後の駆動における大きなトルクリツプルの発
生を防止して、原点位置決め並びに動作の信頼性
を向上した直流ブラシレスモータの原点位置決め
方法を実現することを目的とするものである。
〔発明の概要〕
直流ブラシレスモータのロータの回転により移
動体を移動させると共に、そのときの速度検出器
からの出力パルスをカウンタにより計数して、予
め設定した値だけ計数するごとにロータを回転さ
せるための励磁相を切り換える直流ブラシレスモ
ータの原点位置決め方法において、任意の励磁相
による通電時のトルク最大位置近傍の位置で、前
記移動体が衝突してロータの回転を止めるストツ
パを設け、前記移動体がストツパに衝突してロー
タの回転が停止することにより前記速度検出器か
らの出力が停止したとき、前記カウンタの計数値
を位相誤差のない時の移動体の位置に対応する値
に変更し、その後ロータが逆回転するように通電
を行うことで電機子コイルとロータ間の位相を合
わせて、安定停止位置へ位置付けるようにしたも
のである。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を説明する。第8図は本
発明による直流ブラシレスモータの原点位置決め
方法を示す模式図で、図において、25は直流ブ
ラシレスモータ、26はキヤリツジ、27は印字
ヘツド、31はプーリ、32は駆動ベルトであ
り、これらは第6図のものと同じである。ここ
で、もう1度直流ブラシレスモータ25の構成に
ついて簡単に説明すると、この直流ブラシレスモ
ータ25は、第2図,に示したロータ9と、
第1図においてホール素子6及びFGパターン
7を取除いたステータ1により構成されている。
本発明においては、従来使用していた第6図に
示される遮光板28、発光ダイオード29及び受
光トランジスタ30は不要となり、代りにストツ
パ33はキヤリツジ26の移動経路の左端、つま
り厳密にいうとロータ9の安定停止位置ピツチの
1/2の位置に追加されている。
尚、この実施例では、ストツパ33は独立した
1個の部品として設けているが、プーリ31のシ
ヤフト等と共用することも可能である。
次に本発明の動作原理を第8図及び第9図を用
いて説明する。図示したように、ストツパ33の
設置位置はロータ9の安定停止位置ピツチA,
B,C…の1/2の位置にあり、トルク波形では最
大値のところである。第9図では、A,Bの1/2
で、 −3 の電流の位置にあるが、これは6種類
の中のどれでもよい。
第10図は本発明を実施するためのプリンタ制
御装置のブロツク図であり、サーボコントロール
部35はプリンタコントロール部34からの信号
と、カウンタ39からの信号によつて相信号を形
成し、その相信号によりサーボドライバ36が駆
動されて直流ブラシレスモータ25に電流が流れ
る。これにより直流ブラシレスモータ25のロー
タ9が回転すると、エンコーダ37から位置信号
φA,φBが出力され、この位置信号φA,φBは波
形増幅器38において、移動方向を指示するパル
ス信号に変換される。そして、このパルス信号
は、速度制御のためにサーボドライバ36へ、ま
た電流切換えのためにカウンタ39へとそれぞれ
与えられる。
カウンタ39は、波形整形器38からのパルス
信号により、例えば第9図に示すFW方向のパル
ス信号でUPし、BK方向のパルス信号でDOWN
するn進UP・DOWNカウンタ(n=N/24−
1N:直流ブラシレスモータの1回転におけるパ
ルス数)であつて、UPの場合nから0になると
き、またDOWNの場合0からnになるときにサ
ーボコントロール部35に切換え信号を与えるも
のである。更にプリンタコントロール部34から
もカウンタ39の値を0からnまで任意に設定す
ることが可能である。
さて、直流ブラシレスモータ25の起動時にお
いては、プリンタコントロール部34よりサーボ
コントロール部35へ強制的に相をきめて駆動
し、第9図のB′点に固定させようとするが、機
械的摩擦のためにB′点よりαだけFW方向にずれ
たX点に停止することになる。ところが、プリン
タコントロール部34は前記αの誤差の確認が不
可能であるので、仮の基準点としてカウンタ39
の値を0にリセツトする。そして、BK方向に
→→…と駆動するが、電流の切換えはカウン
タ39で決定されるので、切換え時は常にαだけ
ずれる結果となり、直流ブラシレスモータ25の
トルクは第9図のBK方向の太線矢印で示したリ
ツプルの大きいものとなる。この状態で、やがて
キヤリツジ26がストツパ33に衝突するが、第
9図の場合の電流で駆動し、トルクの最大値の
点、つまりA点とB点の真中の位置で直流ブラシ
レスモータ25のロータ9回転が止まることにな
るので、機械的摩擦は無視することができ、正確
な位置出しを行うことができる。
一方、プリンタコントロール部34は、前記ロ
ータ9の回転停止によるエンコーダ37からの停
止信号が一定時間以上待つても入力されないと、
キヤリツジ26がストツパ33に衝突したことを
検知できるので、その時点において、キヤリツジ
32の位置の基準点をセツトし、次に直流ブラシ
レスモータ25の位相を補正するためにカウンタ
39の値をn/2にセツトし直し、それからFW
方向に −3 →→…と駆動し、ロータ9を原
点位置A′に停止させる。
つまり、キヤリツジ26がストツパ33に衝突
する以前の位相誤差αは、衝突時にカウンタ39
の値をn/2にセツトすることでα=0となる。
これは、ストツパ33の位置がA点とB点の1/2
の位置にあり、カウンタ39の値はA点で0、B
点ではnになるので、A点とB点の1/2の位置で
のカウンタ39の理想値はn/2になるからであ
る。
この補正によつて直流ブラシレスモータ25の
トルクは、第9図のFW方向の太線矢印で示した
理想的なトルクとなるので、原点位置A′点にロ
ータ9を停止させるためにF点においてカウンタ
39から相切換え信号が出ても −2 に変わらな
いようにプリンタコントロール部34から強制的
に −1 にするような信号を出力して、サーボコ
ントロール部35に送るようにすればA′点に停
止させることができる。ここで、このA′点に停
止したときにも、起動時と同じで機械的摩擦によ
り停止位置に誤差を生じるが、この場合の位置の
基準点は、前述の如くキヤリツジ26がストツパ
33に衝突した時点で設定してあるので、停止位
置誤差はプリントコントロール部34で検知する
ことが可能となり問題はなくなる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、ロータの回転動作を速度
検出器からの出力パルスをカウンタにより計数
し、この計数値がカウンタに予め設定した値を計
数するごとに前記ロータを回転させるための励磁
相を切り換える直流ブラシレスモータの原点位置
決め方法において、任意の励磁相による通電時の
トルク最大位置近傍の位置で、前記移動体が衝突
してロータの回転を止めるストツパを設け、前記
移動体がストツパに衝突してロータの回転が停止
することにより前記速度検出器からの出力が停止
したとき、前記カウンタの計数を位相誤差のない
移動体の位置に対応する値に変更し、その後ロー
タが逆回転するよう通電を行うことにより、直流
ブラスレスモータにおける電機子コイルとロータ
間の位相合わせを正確に行えるようになり、これ
によつて誤差のない正確な原点位置決めを行うこ
とができることになる。このことは、原点位置決
め後の駆動にも影響を与えるものであり、大きな
トルクリツプルの発生を防止することができる。
そして、従来のように発光ダイオード及び受光
トランジスタ等による原点検出素子やホール素子
が不要となるので、原点位置決め並びに動作の信
頼性の向上並びにコストの低減を図ることができ
るという効果が得られる。
また、プリンタのキヤリツジに限らず、定位置
からの移動が要求される移動体であれば適用可能
であり、同様の効果が得られることはいうまでも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直流ブラシレスモータを示す構
造図であり、は断面図、はステータの平面
図、はロータの平面図、は電機子コイルの結
線図である。第2図は本発明に使用される直流ブ
ラシレスモータを示す構造図であり、はロータ
の断面図、はロータの平面図である。第3図は
3相モータの回路図、第4図はその出力トルク波
形を示す図、第5図は第2図の直流ブラシレスモ
ータにおける速度検出用スリツトの動作説明図、
第6図は第2図の直流ブラシレスモータを使用し
た従来の原点位置決め方法を示す模式図、第7図
は第6図における受光トランジスタ出力と遮光板
位置との関係を示す特性図、第8図は本発明によ
る直流ブラシレスモータの原点位置決め方法の一
実施例を示す模式図、第9図は本発明における出
力トルク波形及び駆動状態を示す説明図、第10
図は本発明を実施するプリンタ制御回路のブロツ
ク図である。 1……ステータ、2……ステータヨーク、3…
…絶縁板、4……基板、5……電機子コイル、8
……軸受、9……ロータ、10……ロータヨー
ク、11……マグネツト、13……シヤフト、1
4……速度検出用スリツト、15〜20……トラ
ンジスタ、21〜23……電機子コイル、24a
……電源の正側端子、24b……電源の負側端
子、25……直流ブラシレスモータ、26……キ
ヤリツジ、31……プーリ、32……駆動ベル
ト、33……ストツパ、34……プリンタコント
ロール部、35……サーボコントロール部、36
……サーボドライバ、37……エンコーダ、38
……波形整形器、39……カウンタ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ステータヨーク上に基板を介して複数の電機
    子コイルを配置固定して成るステータ、及び円周
    方向にN,S極を交互に分割着磁した円板状にマ
    グネツトを前記電機子コイルと対向するようにロ
    ータヨークに取付けかつこれと同軸に速度検出用
    スリツトを設けて成る回転自在なロータを備え、
    前記電機子コイルに対するマグネツトの磁極の位
    置に応じて設定した複数の励磁相を1周期とし、
    前記電気子コイルへ通電することにより前記ロー
    タを回転させる直流ブラシレスモータと、 前記ロータの回転時に前記速度検出用スリツト
    を検出してパルス電圧を出力する速度検出器と、 この速度検出器からの出力をカウントするカウ
    ンタとを用い、 前記ロータの回転により移動体を移動させると
    共に、そのときの速度検出器からの出力パルスを
    カウンタにより計数して、予め設定した値だけ計
    数するごとに励磁相を切り換える直流ブラシレス
    モータの原点位置決め方法において、 任意の励磁相による通電時のトルク最大位置近
    傍の位置で、前記移動体が衝突してロータの回転
    を止めるストツパを設け、 前記移動体がストツパに衝突してロータの回転
    が停止することにより速度検出器からの出力が停
    止したとき、 前記カウンタの計数値を位相誤差のない時の移
    動体の位置に対応する値に変更し、その後ロータ
    を逆回転するように通電を行うことで電機子コイ
    ルとロータ間の位相を合わせて、安定停止位置へ
    位置付けることを特徴とする直流ブラシレスモー
    タの原点位置決め方法。
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