JPH0570110U - 配電機器の吊り金具構造 - Google Patents

配電機器の吊り金具構造

Info

Publication number
JPH0570110U
JPH0570110U JP1724392U JP1724392U JPH0570110U JP H0570110 U JPH0570110 U JP H0570110U JP 1724392 U JP1724392 U JP 1724392U JP 1724392 U JP1724392 U JP 1724392U JP H0570110 U JPH0570110 U JP H0570110U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tightening
body mounting
pair
mounting plates
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1724392U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2583402Y2 (ja
Inventor
誠 工藤
Original Assignee
株式会社三英社製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三英社製作所 filed Critical 株式会社三英社製作所
Priority to JP1724392U priority Critical patent/JP2583402Y2/ja
Publication of JPH0570110U publication Critical patent/JPH0570110U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2583402Y2 publication Critical patent/JP2583402Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉器の制御箱等の吊り作業を片手で行うこ
とができるようにし、必要に応じてロボット作業を可能
にすること。 【構成】 配電機器1に取り付けられる取付プレート2
1に限られた枢軸運動ができるL字形金具30を設け、
その間に腕金10を通した後、倒れていたボルト40を
起立してL字形金具30の先端31に締め付けた構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は配電機器の吊り金具構造、特に、片手操作を可能にする操作性の高い 配電機器の吊り金具構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の配電機器、例えば、開閉器の吊り金具構造は、開閉器の頂部に垂直、且 つ平行に設けられた一対の本体取付プレートと、この一対の本体取付プレートの 両端にそれぞれ回転的に設けられたアイボルトと、予め一方のアイボルトに取り 付けられた一端,及び他方のアイボルトの係合する割りを他端に有した締付金具 より構成されている。
【0003】 開閉器の吊り作業においては、一対の本体取付プレートを電柱の腕金等の下、 また、一方のアイボルトに取り付けられた締付金具をその腕金等の上に、それぞ れあてがい、次に、他方のアイボルトを締付金具の割りに挿し込んでナット締め することによって、本体取付プレートと締付金具の間で腕金等を締め付け固定し ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の配電機器の吊り金具構造によると、本体取付プレートの両端に アイボルトが回転的に設けられ、一方のアイボルトに締付金具が取り付けられて いるので、一方のアイボルトを起立させて締付金具を腕金等の上に位置させた状 態で他方のアイボルトのナット締め作業を行う必要があり、このため、作業者に よる両手作業を必要とした。更に、一対の本体取付プレートと締付金具の間の間 隔が腕金等の高さに略等しくなるように予め設定されているので、両者の空間内 に腕金等を挿し込むことがかなり難しかった。
【0005】 従って、本考案の目的は作業者による片手作業を可能にして操作性を高め、ロ ボットによる作業を可能にした配電機器の吊り金具構造を提供することである。
【0006】 本考案の他の目的は腕金等の挿し込みを容易に行うことができる配電機器の吊 り金具構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記問題点に鑑み、作業者による片手作業を可能にして操作性を高め てロボットによる作業を可能にし、かつ、腕金等の挿し込みを容易にするため、 配電機器の頂部に平行に設けられた一対の本体取付プレートの間に、一端に締付 ボルトと係合する細長の割りを有するL字形状の締付金具の他端のベースプレー トをピン等によって回転的に、且つ一対の本体取付プレートの一端に形成された 縦長の孔内で垂直移動できるように固定し、一対の本体取付プレートと締付金具 によってコ字形空間を形成し、このコ字形空間で電柱の腕金等を挟んでからナッ ト締めするようにした配電機器の吊り金具構造を提供するものである。
【0008】
【作用】
上記構成を有する本考案の配電機器の吊り金具構造によると、L字形の締付金 具が一対の本体取付プレートにピン等によって回転的に、且つ若干の垂直移動が 許容されて固定されているため、一対の本体取付プレートと締付金具によって形 成されるコ字形空間に腕金等を挿し込んだ後、締付ボルトと締付金具の締結を行 うだけで良く、片手作業によって行うことができる。このため、操作性が高まり ロボットによる作業を可能にすることができる。また、締付金具の若干の垂直移 動によってコ字形空間に余裕が生じるため、腕金等の挿し込みを容易にすること ができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の配電機器の吊り金具構造について添付図面を参照しつつ詳細に 説明する。
【0010】 図1,図2,及び図3には、本考案の一実施例が示されている。ここで、図1 及び図2は吊架状態,図3は非吊架状態を示し、配電機器として制御箱を適用し ている。この配電機器の吊り金具構造は、開閉器等を制御する制御箱1と、制御 箱1が吊架される電柱等の腕金10と、制御箱1の頂部に垂直、且つ、平行に設 けられた一対の本体取付プレート21と、この一対の本体取付プレート21に回 転的に固定されて一対の本体取付プレート21と共にコ字形空間を形成するL字 形の締付金具30と、一対の本体取付プレート21に回転自在に設けられた締付 ボルト40と、これと締結するナット41より構成されている。
【0011】 一対の本体取付プレート21は、腕金10との接触面21aと、後述する移動 ピン23aと締付ボルト40の回転軸25aが挿入される縦長の回転規制孔23 ,25と、後述する支点ピン24aが挿嵌される軸受孔(支点ピン24aによっ て視認できない)を有し、制御箱1の頂部に直接埋入されたボルト(後述)と支 持金具20を介して制御箱1の側部にボルト締結された固定部22によって固定 されている。
【0012】 締付金具30は、柱上まで引き上げる際に使用するフック32と、ナット41 を介して締付ボルト40と係合する細長の割り31と、一対の本体取付プレート 21の間に配置されるベースプレート(本体取付プレート21によって視認でき ない)をそれぞれ有し、前述した支点ピン24aを中心に回転するようになって いる。この回転量は回転規制孔23,25内の移動ピン23aと回転軸25aの 垂直移動量に比例しており、図1に示すように締付金具30が腕金10に取り付 けられているときは、移動ピン23aと回転軸25aは回転規制孔23,25の 所定の位置にあり、図3に示すように締付金具30が腕金10から取り外されて いるときは、移動ピン23aが回転規制孔23の下端に、また、回転軸25aが 回転規制孔25の上端に位置している。
【0013】 締付ボルト40は、その基端部にボルト軸と直交した回転軸25aを有し、回 転軸25aはベースプレートに形成された貫通孔(図示せず)を介して一対の本 体取付プレート21の摺動孔25に挿入されている。
【0014】 図4の(a),(b) は一対の本体取付プレート21を示し、2枚の平板が起立する ように断面略U字状に形成され、この平板に前述した回転規制孔23,25と、 軸受孔24が形成されている。底部には制御箱1の頂部に埋入されるボルト26 が設けられている。
【0015】 図5の(a),(b) は締付金具30を示し、一端に細長の割り31と、他端にベー スプレート36をそれぞれ有してL字形に形成され、ベースプレート36には貫 通孔33,34,及び35が形成されている。これらの貫通孔33,34,及び 35は前述した移動ピン23a、支点ピン24a,及び締付ボルト40の回転軸 25aがそれぞれ挿通される。
【0016】 以上の構成において、制御箱1を腕金10に取り付ける場合には、まず、一対 の本体取付プレート21と締付金具30によって形成されるコ字形空間に、腕金 10を挿し込む(図3)。このとき、締付金具30は回転規制孔23,25の範 囲内で回転移動できるため、コ字形空間に余裕が出て腕金10を容易に挿し込む ことができる。次に、水平方向に倒れた締付ボルト40を起こし、締付金具30 の割り31に挿入すると共に、締付ボルト40の先端に係合したナット41を締 付金具30に向けて締め付け、取り付けが終了する(図1)。また、制御箱1を 腕金10から取り外す場合には、上記と逆の手順で締付ボルト40とナット41 を緩め、締付ボルト40を回転させて締付金具30の割り31から抜き取ると共 に、移動ピン23aが回転規制孔23の下端に、また、締付ボルト40の回転軸 25aが回転規制孔25の上端にそれぞれ当接するまで締付金具30を回転させ てコ字形空間から腕金10を取り出す。
【0017】 このように、制御箱1の取り付けにおいて、コ字形空間に腕金10を挿し込ん だ後、締付ボルト40をナット締めするだけで取り付けができ、締付金具30を 手で押さえる必要がなくなった分、片手による作業を行うことができる。このた め、操作性を高めてロボットによる作業を可能にすることができる。また、コ字 形空間は締付金具30の若干の垂直移動によって腕金10の高さより大きくなる ため、腕金10の挿抜が容易になる。
【0018】 尚、上記実施例において、制御箱として、例えば、電柱の高圧配電線側に配置 される開閉器を制御するために低圧配電線側に吊架されるものを使用することが できる。また、配電機器として制御箱に限定されるものではなく、開閉器等であ っても良い。
【0019】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案の配電機器の吊り金具構造によると、配電機器の頂 部に平行に設けられた一対の本体取付プレートの間に、一端に締付ボルトと係合 する細長の割りを有するL字形状の締付金具の他端のベースプレートをピン等に よって回転的に、且つ一対の本体取付プレートの一端に形成された縦長の孔内で 垂直移動できるように固定し、一対の本体取付プレートと締付金具によってコ字 形空間を形成し、このコ字形空間で電柱の腕金等を挟んでからナット締めするよ うにしたため、作業者による片手作業を可能にして操作性を高めてロボットによ る作業を可能にし、かつ、腕金等の挿し込みを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】本考案の一実施例を示す側面図。
【図3】本考案の一実施例に係る制御箱の取り外し状態
を示す説明図。
【図4】一対の本体取付プレートを示す説明図。
【図5】締付金具を示す説明図。
【符号の説明】
1 制御箱 10 腕金 20 支持金具 21 一対
の本体取付プレート 22 固定部 23 回転
規制孔 23a 移動ピン 24 軸受
孔 24a 支点ピン 25 回転
規制孔 25a 回転軸 30 締付
金具 31 割り 32 フッ
ク 33,34,35 貫通孔 36 ベー
スプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉器,制御箱等の配電機器の頂部に垂
    直、且つ平行に設けられ、一端に形成された縦長の孔内
    で垂直方向に移動できるように回転的に固定されたボル
    トを有する一対の本体取付プレートと、 L字形状を有し、前記一対の本体取付プレートの間に配
    置して前記一対の本体取付プレートとピン等によって回
    転的に固定されるベースプレートを一端に有し、締付け
    ボルトと係合する細長の割りを他端に有する締付金具よ
    り構成され、 前記一対の本体取付プレートと前記締付金具によってコ
    字形空間を形成し、このコ字形空間で電柱の腕金等を挟
    んでから前記ボルトのナット係合部を前記締付金具の割
    りに差し込んでナット締めすることにより構成されるこ
    とを特徴とする配電機器の吊り金具構造。
JP1724392U 1992-02-24 1992-02-24 配電機器の吊り金具構造 Expired - Lifetime JP2583402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1724392U JP2583402Y2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 配電機器の吊り金具構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1724392U JP2583402Y2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 配電機器の吊り金具構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0570110U true JPH0570110U (ja) 1993-09-21
JP2583402Y2 JP2583402Y2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=11938516

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1724392U Expired - Lifetime JP2583402Y2 (ja) 1992-02-24 1992-02-24 配電機器の吊り金具構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2583402Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014176138A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Iwabuchi Corp 機器の装柱装置
JP2015220868A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 中国電力株式会社 腕金取付装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014176138A (ja) * 2013-03-06 2014-09-22 Iwabuchi Corp 機器の装柱装置
JP2015220868A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 中国電力株式会社 腕金取付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2583402Y2 (ja) 1998-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0570110U (ja) 配電機器の吊り金具構造
KR102553326B1 (ko) 낙뢰회피 기능 탑재 가공배전선 지지장치
JP4168190B2 (ja) 金車吊りスタンド
JPH07267570A (ja) 長尺重量物の吊り上げ方法及びその治具
JP2012161199A (ja) 脱落防止機能付き高圧引下線引留装置
JPH08163757A (ja) 柱上設置機器の吊下ブラケット
JPS645934Y2 (ja)
KR102575070B1 (ko) 가공배전선 지지용 애자장착형 고정기구
CN220570297U (zh) 一种用于角钢塔的线缆连接装置
JP3023683U (ja) 簡易クレーン
CN216226781U (zh) 一种长轴锻造辅助支撑装置
JPH0613337U (ja) 柱上機器のハンガー
JP2609703B2 (ja) 架空線への部品の取付装置
JPH0715162Y2 (ja) 電気機器の吊下げ装置
JPS631528Y2 (ja)
JPH01252107A (ja) 高圧引下線金物
JPS5854819Y2 (ja) 電柱建替え、新設用セパレ−タ
JPS6114523Y2 (ja)
JPH0447187Y2 (ja)
JPH052744Y2 (ja)
JPH036090Y2 (ja)
JP2000134741A (ja) 腕金用金車取付具
JPH0727786Y2 (ja) 高圧引下線支持金物
JP2516304Y2 (ja) ケーブル延線用具
CN117902467A (zh) 一种带电线路上配电开关安装用电动吊装架及其使用方法